red-bar剪定鋏の選び方

≪ 使いやすい剪定鋏とは ≫

■大きさは手のひら大がベスト

剪定はさみの大きさは、180mm(7インチ)、200mm(8インチ)、225mm(9インチ)が一般的なラインナップです。
当店では、手のひらの大きさ程度の鋏をオススメしています。 例えば私(男)ですと、手の大きさは約19.5cm(左画像)なので、200mmのサイズがベストです。
鋏が小さすぎると切る力が余計に必要になるので、疲れてしまいます(テコの原理ですね)。鋏が大きすぎるとバネの開きに終始抵抗してしまって、無駄に疲れてしまいます。
女性の方や手の小さめの男性ですと、180mmのサイズがちょうど良いかと思います。また手の大きな男性(200mm以上)であれば、210mm以上のタイプが良いかと思います。

■軽くて重心はやや刃先より

連続作業の多い剪定鋏は枝を切るのに十分な強度さえあれば、当然ながら軽い方が手が疲れず、
良いと言えます。重心の位置は、鋏の中間より若干刃先寄りにある方がバランスは良いと言われています。

■刃先がよく開く方が良い

刃先の開きの大きいものはそれだけ太い枝に対応でき、太い枝を切る回しきりの際にも威力を発揮します。


≪ オススメの剪定鋏 ≫

■グッドデザイン賞受賞の持ちやすいハンドル

まず、一番にお薦めしたい剪定ハサミは外山(とやま)刃物の鋏です。 普通の剪定ハサミの場合、使い慣れていないとハンドルが少しずつ滑って手が刃の方へズレ、受け刃で指を痛めてしまう可能性があります。 しかし、外山刃物の宗家秀久≪T-13(200mm)≫の場合、特殊なハンドル形状のおかげでズレず、そのため無駄な力を入れる必要が無いので疲れにくいです。
男性であれば≪T-13(200mm)≫を、女性であれば≪T-25(180mm)≫をお薦めしています。 贈り物(ギフト)にはさらに手に馴染む本革貼りの剪定ハサミ≪T-13K(200mm)≫がお薦めです。

■植木屋さんやプロの職人がこよなく愛する岡恒

『とりあえず岡恒!』と、プロの方から頻繁にご注文をいただく岡恒。
園芸用はさみ製造のトップメーカーといわれるだけあって、園芸をする人なら知らない人はいない鋏。特に赤白の塩ビ被覆のハンドルがトレードマークで、これなら手から滑り落ちて見失っても、そう簡単には無くさないと好評を得ています。海外でも人気の広島県産。
男性用なら200mmのタイプ、女性用なら180mmのタイプ、海外仕様の210mmは大きな手の男性におススメ。

■我らが地元の鋏メーカーアルス

当店と同じ大阪府堺市にある園芸鋏メーカー、アルス。ノコギリ、高枝切り鋏、剪定ハサミと品揃えの豊富さが売りのメーカーです。 小型・軽量の剪定ハサミ、ミニチョキデラックス(130DX)は女性のガーデナーはもちろん、お花屋さんにも愛用されているハサミ。 全長185mm、重量は135gで疲れにくく、刃はハードクロム仕上げなので、切ったときのヤニ・シブが付きにくくなっています。

男性には全長200mmの高級剪定鋏S型8インチがおススメ。こちらもハードクローム仕上げでヤニ・シブが付きにくく、ビニールコーディンググリップなので岡恒の剪定鋏と比べて滑らず使い勝手が良好です。刃の開きも大きめ。


■その他のおススメ

剪定鋏のなかでも、芽きりと剪定の両方を兼ね備えた鋏があります。その名も万能剪定鋏と言って、各メーカーより出ています。外山刃物の秀久万能剪定(T-19)は、全長190mmで鍛造刃、メーカーの砥ぎ直し無料券(2回)が付いています。


当店のプライベートブランド、OWL(フクロウ)のロータリー式剪定鋏(#391)もおススメ。握ると同時にグリップが回転するので、手や手首への負担を軽減します。全長210mmの大型で、直径25mmの枝まで切断可能です。