ピカイチ野菜くん生産者取材記

愛媛県西条市について

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  コータロー
• ケールの栽培と青汁を作っている愛媛県西条市はどのような場所ですか？

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  村上さん
• 石鎚山（いしづちさん：西日本で一番高い山）という山の麓にある、綺麗な水の湧き出る街です。
  この湧き水は、自噴水（自噴井）で「うちぬき」と呼ばれています。杭を打ち込んだらそこから水が湧いて出てくるので、公園でもかけ流しのようになっています。
  この辺りも地下を掘れば水が出るんです。青汁に使っている水も石鎚山の水です。
  ※水がきれいな市
  　石鎚山…標高1,982m　“日本百名山”“日本七霊山”の一つでもあります。

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  コータロー
• なぜ青汁を作り始めたのですか？

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  村上さん
• 元々はサプリメントを作っていましたが、創業者には、より食べ物として近いものを売りたいという想いがありました。 そんな時、ゲルソン療法からヒントを得て青汁を作る決意をしました。せっかく作るなら身体にいい栄養価の高いものが良い、と考えケールにたどり着きました。
  

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  コータロー
• ゲルソン療法なんですね。うちもそうです。
  青汁はアメリカ式の考えですね。人参は日本式（星野式ゲルソン療法）です。

栽培方法について

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  コータロー
• 青汁を搾る上で欠かせないケールですが、どんな栽培方法でケールを育てていますか？

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  村上さん
• 有機ＪＡＳということで、化学農薬、化学肥料は使用せずに天然由来のものを使って育てています。
  さらに、小祝農法というものに取り組んでいます。
  これは、通常の農業理論だけではなく、植物生理学を基にした植物を元気に育てるための理論です。
  鉄やマンガン、アミノ酸肥料など、植物が吸収しやすいものを与えています。

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  コータロー
• 村上さんが勉強してやってるんですか？

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  村上さん
• そうですね。前任の者と一緒に勉強をしてきました。
  葉っぱの質や味は、この小祝農法を取り入れてから安定するようになりました。

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  コータロー
• 圃場は全てケールですが、寝かせる時もがありますか？

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  村上さん
• 緑肥作物を使って地力回復をさせています。圃場は年1で時期をずらし使っています。
  一番おいしいのは一番採りの葉っぱです。

こだわりの有機ケールについて

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  コータロー
• 色々な品種のあるケールですが、今の品種を育てている理由を教えてください。

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  村上さん
• 決め手は見た目と味です。健康的な色の葉っぱが育つものということで今の品種を選んでいます。シワが無いのでメリットは衛生面。綺麗に洗えます。シワが多いと間に入ったものが取りづらい。綺麗にすることで雑味のない味になります。

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  コータロー
• ケールの栽培で大変なことや気をつけている事など教えてください。

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  村上さん
• 一番力を入れているのが土作りです。緑肥を使ったり、良質な堆肥を使ったり…
  どんな方にも安心して食べられるものを作れる畑ということでこだわってやっています。
  もう一つは害虫対策ですね。ケールはアブラナ科なので、春は青虫、秋はヨトウムシに悩まされます。 目視で点検しながら目に付いた虫を取り除く…僕も取りに行く事があります。 以前見渡す限り虫の山だった時がありました。その時は端から端まで手分けして取って乗り切りました。

有機とくべつな青汁について

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  コータロー
• 青汁の製造の流れを記載できる範囲で教えてください。

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  村上さん
• アピールしたいのは原材料の新鮮さです。畑と工場が車で約10分の距離にあるので、朝畑で収穫したケールをその日のうちに送ってもらうことができます。１枚１枚確認し洗浄したら美味しく食べられる部分だけにしています。

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  コータロー
• 本当に採れたてなんですね。

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  村上さん
• 100％朝採りではないですが、寝かせることはないです。

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  コータロー
• リニューアルした新しい青汁からは、クマザサエキスとシソ葉エキスが入るようになりました。なぜ、ケール・クマザサ・シソの３つなのか教えてください。

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  村上さん
• 当初からのこだわりで、飲む人が健康になれるものをという想いで作っています。
  大人だけではなくお子様に向けても作っています。
  アトピーやアレルギーに悩まれる方が近年多くなっていると感じます。クマザサやシソは、抗アレルギー素材と言われている野菜なので、栄養価の高いケールだけでなく、身体を元気に保ってくれる素材を使う事で、飲む人がより健康になってほしいと考えています。

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  コータロー
• クマザサエキスとシソ葉エキスは有機JASですか？

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  村上さん
• 有機JASではないですが無添加・特別栽培農産物（農薬・化学肥料不使用栽培）のものです。

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  コータロー
• ケールの味は季節によりどのような変化がありますか？

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  村上さん
• 甘味を感じるのが冬のケールです。冬は甘くなりますね。砂糖が入ってるんじゃない？と言われるくらい甘いです。とろみもありこっくりした飲み口になります。 同じケールと思えないですよね。
  夏のケールはやや苦味が強くて力強い味になります。お客様によっては夏の方が好きな方もいます。日差しが強いので植物も負けないように育ちケール本来の苦味が現れるます。
  春は冬と夏の中間で、葉っぱも柔らかくて口当たりも優しいです。

村上さんからのメッセージ

• 今年でケール栽培２５年目となります。自信をもって美味しいケールを育てています。ぜひ毎日飲んでいただいて、ケールの味で四季の移ろいを感じていただきたいです。
  愛媛と言えばみかんですが、みかんだけではありません！西条市のケールもよろしくお願いします！
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