仕入担当コータローが行く!

ピカイチ野菜くん生産者取材記

2021年7月 にんじん・生姜産地 長崎県 酒井さん

  • 今回はピカイチ野菜くんでお届けしているにんじん・生姜の産地、九州の長崎県にある酒井さんの農場へお伺いし、仕入担当コータローがお話を伺いました。

    ※今回の取材では、マスクをして距離を取り、感染症対策をしっかりと行い取材をさせていただいております。
    ※掲載の内容は2021年7月時点のものです。



島原自然塾について



  • コータロー
  • まずは島原自然塾さんはグループで全体で何名の生産者さんが加盟していますか?

  • 酒井さん
  • 30世帯が加盟しています。
    島原自然塾とは農業にかける思いや、考えが同じ仲間が集まったグループで、それぞれが得意な野菜を作っています。

島原自然塾の生産者さん達


  • コータロー
  • 島原自然塾のある島原市の特徴を教えてください。

  • 酒井さん
  • このあたりは火山灰の黒ぼくの土で、かなり水はけもいいですし、水も豊富で根菜・葉菜問わずつくりやすい地域ですね。
    段々畑になっていて、ひとつひとつの圃場面積は狭いです。その中でうちはにんじんを中心に生姜・大根・白菜・白ネギなど約20種類を育てています。





農薬・化学肥料不使用のにんじんについて



  • コータロー
  • 年間でどのようなにんじんの品種をつくっていますか?

  • 酒井さん
  • うちは4種類なんですが、向陽二号(こうようにごう)・楽陽(らくよう)・彩誉(あやほまれ)・愛紅(あいこう)が主流ですね。昔から品種は変わりません。


  • コータロー
  • 農薬・化学肥料不使用のにんじんを育てるきっかけはなんですか?

  • 酒井さん
  • 次の世代に豊かな畑を残していきたいというのが一番ですね。
    あと自然環境を守りたいと思っています。なので先代からですが、農薬・化学肥料不使用の野菜をつくるのではなくて、土をつくれと言われていました。いい土ができないと野菜が答えてくれないので。なのでいい土づくりというものにこだわっています。

圃場の様子


  • コータロー
  • 有機農法の農家さんは除草(草引き)に一番苦労していると聞きますが、除草に対して何かコツとかありますか?

  • 酒井さん
  • 冬はマルチをしいていますが、夏は本当に大変ですね。人手があればいいのですがなかなかそうもいかずに正直とても大変です…。除草のためにきてもらうのも難しくて。

  • コータロー
  • そうですよね。皆さん人手不足も悩んでいる方多いですね。
    それでも長崎のにんじんのレベルはとても高くて、安定的な供給がすごいと感じています。去年の九州のにんじんは播種したあとに外気温が高くて発芽しなかったり、地面の温度が40℃を超えたりとか、冠水しても温度が高すぎて種がダメになってしまったりとかが多くて、去年は悲惨でした。そのような年でも酒井さんのにんじんは安定しているなと思います。

  • 酒井さん
  • いやーいっぱいいっぱいですよ。毎年ばたばたとやっています。

  • コータロー
  • お客様の多くがジュース用として購入されるのですが、今年は味は味も非常によくて評判がいいんですよ。

  • 酒井さん
  • 美味しかったと言ってくれる声を聞くと今年もがんばろうってなります。ありがとうございます。





驚きの収穫方法



  • コータロー
  • 大量のにんじんを収穫するのはどのように作業していますか?

  • 酒井さん
  • 主に手作業で掘りますね。

  • コータロー
  • 手?!直接抜くわけじゃないですよね?

  • 酒井さん
  • いや、直接手ですね。
    一応機械もあって、追い付かないときは機械を使います大体手掘りします。結構前からです。


  • コータロー
  • え!手掘りできる量じゃないですよね。
    1反の圃場を機械だとすぐですが、手作業だとどのくらいかかりますか?

  • 酒井さん
  • 大体10人で半日くらいですかね。にんじんの葉もチョキチョキ圃場で切っています。
    それでにんじんだけを回収していますね。畑が狭いので、機械が入れないんですよ。
    機械を通す道をつくるために手でにんじんを収穫するんですよ。そしたら手が早いじゃんって、じゃあ手で収穫しようみたいな。あとやっぱり機械で収穫してしまうとちょっと傷みが早いですね。


  • コータロー
  • すごいですね。聞いたことないですよ、大きな農家さんが手掘りは。
    すごく密植だなとは思っていたんですが、手掘りだから機械の道をつくらないでギリギリまで植えているんですね。

  • 酒井さん
  • そうですねー。

  • コータロー
  • 多分お客様も手掘りしているのはびっくりするとおもいます。





酒井さんからのメッセージ


  • 食べてもらえる・消費してもらえるお客様のためにメンバー一同作っているので、これからもたくさん使っていただきたいです。
    今はコロナの影響で出来ないですが、いつかできることならばお客様みなさんにどういうところで、どうやってつくっているかを見てもらいたいです。ぜひとも収穫体験もしていただきたいですね(笑)
    これからもよろしくお願いします。



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