これで完ペキ♪招待状のマナー【本状編】
これで完ペキ♪招待状のマナー【本状編】
招待状の基本構成
A:時候の挨拶
時候の挨拶は、招待状を出す月を基準にします。
- 1月 初春の候・厳冬の候
- 2月 余寒の候・立春の候・晩冬の候
- 3月 早春の候・春暖の候・雪どけの候
- 4月 陽春の候・桜花の候
- 5月 新緑の候・薫風の候・晩春の候
- 6月 初夏の候・長雨の候・向夏の候
- 7月 盛夏の候・大暑の候
- 8月 残暑の候・晩夏の候・立秋の候
- 9月 新秋の候・秋涼の候・初秋の候
- 10月 仲秋の候・秋冷の候・紅葉の候・名月の候
- 11月 深秋の候・紅葉の候・向寒の候
- 12月 初冬の候・霜夜の候
B:頭語・結語
招待状の冒頭は頭語で始め、末尾は結語で終わらせます。一般的には「拝啓・敬具」となりますが、より丁寧な場合には「謹啓・謹白」を使用します。
C:差出日
差出日は招待状を出す(手渡しするまたは投函する)日になります。
≪例≫
29年2月に発送予定の場合…令和29年2月吉日
one ponit!
投函からゲスト様のご自宅に届く間に月をまたぐかもしれないという場合は「令和○○年豊月吉日」と記すこともできます。豊月吉日であれば何月に出してもよいということになります。
D:差出人
「披露宴の主催者=招待状の差出人」となるため、招待状の差出人は披露宴の主催者の名前で作成します。 差出人はご両家でしっかり話し合いのうえ決定ましょう。
one ponit!
最近では招待状の差出人を渡す相手によって変える方が増えています。
≪例≫親族・上司…ご両親の名義 / 友人や同僚…新郎新婦様の名義
E:日時・時間
一般に結婚式の招待状は、披露宴に招待するためのものなので挙式の時間は記入しません。そのため、挙式から列席をお願いしたいゲスト様には「ふせん」を同封して挙式の開始時間をお知らせします。■時間の表記について
12時間表記の場合…≪例≫正午・午後1時
※正午はお昼の12時を表します
12時を過ぎた時点で「午後12時30分」になります
F:出欠返信日
返信期日は挙式の約1ヶ月前の「大安」または「友引」の日にしましょう。
文章を作成する際の注意点
■句読点を使わない
結婚式の招待状で最も気をつけることは、「終止符を打たない」という意味から句読点を使わないようにすることです。文章に区切りが必要な場合は「、」や「。」の代わりに空白を入れるようにしましょう。
また、改行の位置や段落の行頭も空けないように気を付けましょう。
■忌み言葉(いみことば)は避ける
「忌み言葉」とは、昔からおめでたい席で一般的に忌みつつしんで使わない事がマナーとなっている言葉です。 以下の言葉が入っていないか、最後にしっかり確認をしましょう。
縁起が悪いとされている言葉のポイント
- 夫婦の別離を連想させる言葉…去る・帰る・別れる・切れる・終わる・離れる・おしまい・閉じる
- 再婚を連想させる言葉…再び・再度・ふたたび・重ねる・繰り返す・二度
- 不幸・不吉・死を連想させる言葉…死ぬ・病む・退く・流れる・倒れる・落ちる・消える・忙しい
- 同じことを繰り返す重ね言葉…重ね重ね・かえすがえす・たびたび・またまた・くれぐれも・いろいろ
one ponit!
益々・どんどん・だんだん・みるみる・いよいよ・日々・ときどき・などの縁起の悪い意味合いが薄い重ね言葉は、使用しても構いません。
よくあるギモン
■何部用意する?
基本的に一家族・夫婦に1部用意します。
■両親や家族にも渡すの?
ご両親やご兄弟(既婚者は除く)は、主催者側でありゲスト様をお招きする立場となるので必ずしも用意する必要はありません。
one ponit!
念のために親戚などから当日の詳細を尋ねられた場合のことを考えて1部渡すのもよいでしょう。
挙式の約2~2.5ヶ月前には発送します。
■投函する日はいつ?一般的には消印の日付が「大安」または「友引」になるように投函するとよいでしょう。
one ponit!
挙式日が迫っている場合はお日柄にこだわらずいち早くゲスト様の元へ届けることを優先しましょう。
ポストへ投函しても間違いではありませんが、他の郵便物と重なって汚れてしまったり、雨の日などは水に濡れてお名前がにじんだりする可能性もあるので、招待状は窓口に持って行くことをおすすめします。