内祝いのギモンを全て解決!“内祝い”ってなに?
内祝いのギモンを全て解決!“内祝い”ってなに?
内祝いとは?
内祝いは本来、結婚や出産などおめでたい出来事があったときに親戚・ご近所の方・お世話になった方々と“お祝いごとの喜びを分かち合う”という趣旨で、お祝いをいただいたか、いただいていないかに関わらず品を贈るものとされてきました。 しかし、現在では “いただいたお祝いに対するお返し”としての考えが一般的となっています。
内祝いの用途
■結婚内祝い
・結婚式に招待できなかった方で結婚のお祝いをいただいた方へのお返し
・結婚式でいただいたご祝儀に対して引き出物の金額が不十分であった方へのお返し
■出産内祝い
・出産のお祝いをいただいた方へのお返し
■新築内祝い
・ご自宅や事務所を新築したときにお祝いをいただいた方へのお返し
one point!
新築披露に招く場合、お返しは不要です。
■快気内祝い
・病気やケガをしたときにお見舞いに来ていただいた方へ全快の報告をかねてのお返し
one point!
こんなときはお返し不要!
初節句・七五三・入園・入学・卒業・成人式・就職・昇進・栄転・退職・災害見舞い・お中元・お歳暮
お返しは不要ですが、お祝いをいただいたことに対する感謝の気持ちを伝えることは忘れずに!
内祝いの流れ
内祝いのQ&A
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Q.内祝いにタブーはあるの?
A.昔に比べて絶対にタブーという品物はなくなりつつあるため、神経質になる必要はありません。
ただし、家柄や地域によっては様々な風習・思考があり、年配の方はそれらを重んじる方もいらっしゃいます。
失礼のないようにするためにタブーの贈答品を避けることが無難ではありますが、贈り先様が喜んでくれることを第一に考えて選ぶことが大切です。 -
one point!
一般的に不向きな品物
・緑茶…弔事に用いられるため
・ハンカチ…「手巾(てぎれ)」と書くことから縁を切ることを連想させるため
・刃物… 縁を切ることを連想させるため
※地域によっては「未来を切り開く」という良い考え方もあるようです。
目上の方に不向きな品物
・現金・金券…「お金に困っているのでは」という意味に受け取られるため
・靴下・肌着…「生活に困っているのでは」という意味に受け取られるため
・スリッパ・敷物・踏み台…「踏み台にして上へいきます」という意味に受け取られるため
・万年筆・名刺入れ・ビジネスバッグ…「勤勉に働いてほしい」という意味に受け取られるため
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Q.渡し方にマナーはあるの?
A.訪問するときは、事前に電話などで贈り先様の都合のよい日を尋ねます。 早朝・夜間・食事どきは避けるのが常識です。品物は、紙袋または風呂敷に包んで持参し、お渡しする時は紙袋や風呂敷から取り出します。
表書きが贈り先様の正面にくるようにして、必ず両手で差し出しましょう。 -
Q.喪中の方に内祝いを贈っても大丈夫?
A.内祝いは、いただいたお祝いに対するお返しなので、贈り先様が喪中であっても贈ることに問題はありませんが、 お葬式の直後は何かといそがしいため、四十九日を過ぎて、落ち着いたころに贈るのがベターです。
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one point!
贈り先様が不幸を連想してしまうものは避けましょう
・櫛(くし)…「苦」や「死」を連想させるため
・白いハンカチ…ご遺体の顔にかける時に使われるため
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Q.「内祝いはいらない」と言われた場合は?
A.親戚や、親しい友人から「お返しはいらない」と言われてしまうこともあります。基本的にはいただいたものに対してお返しをするのがマナーではありますが、先方が真剣におっしゃってくださるようであれば素直に甘えても良いでしょう。内祝いを贈らないかたちになったとしても、今後のお付き合いを円滑にするために、お礼状などを出して感謝の気持ちはしっかり伝えるようにしましょう。
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Q.グループでまとめていただいた時のお返しはどうしたらいい?
A.友人や職場などのグループからいただいた場合、予算は少なめでもひとりひとりに感謝の気持ちが伝わるお返しをするのが望ましいです。また、同じ職場の方々であれば小分けができるお菓子やコーヒーなどの詰め合わせギフトが喜ばれるでしょう。お祝いを贈ってくださった人数に応じてボリュームを調節しましょう。