壁の防音
子供や赤ちゃんがいる家庭でも安心。
繊維が舞う心配もなく、チクチクしない安全な吸音材イーフェルトで施工しました。
材料を用意する
吸音材(今回はポリエステル素材のイーウールを使用しました)
端部用ジョイナー
連結用ジョイナー
施工に必要な道具
定規、メジャー、強力ボンドテープ
ハサミ、えんぴつ、万能はさみ
カッター、のこぎり


材料を用意する
壁の高さを測りジョイナーをカットします。
ジョイナーはプラスチック製なのでのこぎりなどで簡単にカットできます。

金属や木の柱をジョイナーの隙間にあてがうと切るときにジョイナーが歪まず、キレイにカットできます。
ジョイナーの壁に接着する面に両面テープを貼ります。
吸音材が重いものになるとこの接着面にも負荷がかかるので、建築用の強力なタイプの両面テープで。
両面テープは密着度を高めるため全面に貼ります。


材料を用意する
ジョイナーに貼った両面テープの剥離紙をはがします
床から垂直になるように設置します。
今回は壁の端に設置するのでジョイナーは端部用(コの字型)です。


材料を用意する
次のジョイナーを設置する位置にしるしをつけます。
実際に吸音材をはさんでしるしをつけると簡単。
2本目のジョイナーも同様に設置します。
ジョイナーの設置は、ビスでの固定もOKです。
より安全に固定できるのでおすすめです。
2本目のジョイナー設置完了。
2本目のジョイナーは両側に吸音材を挟める 「連結用」のジョイナーです。


材料を用意する
吸音材は大変柔らかいので簡単に曲がります。
しっかりとジョイナーの隙間に差し込みます。
2段目も同様に設置します。
2段目設置完了


材料を用意する
3段目は、吸音材1枚は入りきらないのでカットしていきます。
まず寸法を測ります。
吸音材に定規をあて、カットする位置に線を引きます。
吸音材をカットします。
柔らかいのでカッターで簡単にカットできます。
吸音材は厚みがあるので、カッターで深く切り進みます。
切り取る位置が確定したら残りはハサミでカットします。
当店おすすめの万能ハサミなら力がよく入ってザクザク切れますよ。
カットできたら、先ほどと同様にジョイナーの隙間に差し込みます。
3段積み上がりました。


コンセント用の穴をあける
次の壁にはコンセントがあるので、吸音材に穴をあける必要があります。
コンセントボックスの大きさ、床やジョイナーからの距離を測定します。
コンセントの部分に穴をあけていきます。
カッターで切りこみを入れ、はじめに外側のクロスを切り抜きます。
次に吸音材本体に切り込みを入れます。
切り取る位置がわかったら、ハサミで切り取ると簡単です。
コンセント用の穴があきました。
はめ込みます。先にコンセントを抜いておきましょう。
正確に切り取れているか、緊張の一瞬です。
コンセントがちゃんと顔を出しました。
【番外編】
正確に切り抜くのは面倒だ、どうしてもコンセントを抜くことができない等の場合は、コンセントから下を切り抜いてしまいましょう。


材料を用意する
コンセント部分の切り口のケバが気になる場合は、余ったジョイナーを小さくカットして切り口をカバーします。
長さを計り、四辺分のジョイナーを切り、両面テープで固定します。
 
吸音材をはめます。
これでも充分すっきとしましたが、さらに。
ジョイナーを切ります。
のこぎりを使わなくても、よく切れるハサミなら切ることができます。
カチリとはまるまで押さえます。
スッキリしました。


上部をジョイナーで処理する
両サイド押さえるだけじゃ不安な場合、ジョイナーを上に付けることで安定性を増すことができます。
両面テープでジョイナーを貼ります。このジョイナーは隠れますので、正確な長さでなくても大丈夫です。
吸音材をはめ込みます。
ジョイナーをはめ込みます。カチリというまで押さえます。
完成です!
子供や赤ちゃんがいる家庭でも安心。
繊維が舞う心配もなく、チクチクしない安全な吸音材で施工しました。
材料が用意できてから30分で出来ました。
遮音材と併用することによって防音効果も得られます。