アクセサリーを買う前に知っておきたいこと

  • K18とK10の違いとは
  • ステンレスとシルバーの違いとは
  • プラチナとホワイトゴールドの違いとは
  • ダイヤモンドの特性とは
  • ゴールドフィルド(GF)とは
  • アコヤパールと淡水パール、貝パールの違いとは

K18とK10の違いとは

ゴールドのK18やK10の表記は、その商品に含まれる金の含有率を表したものです。
含有率はK24を100%として考えれらています。

※表記はK24を例にしますと、「けーにじゅうよん」や「にじゅうよんきん」と呼びます。

K18とK10の違いとは

K18とK10を比べた場合、K18の方が金の含有率が高い為、変色もほぼ無く、上質な素材であると言えますが、ゴールド本来の色が強く出ますので、品位が高く感じられ、シーンを選ぶケースが多く感じられるかもしれません。

フォーマルなシーンでは、K18以上の素材を、カジュアルなファッションを楽しみたいときは、K10素材をお勧めいたします。ライフスタイルに合わせて素材をご選択いただくのも一つの方法と思います。

シルバーとステンレスの違いとは

一般的なシルバーアクセサリーは、シルバー925を用いられています。
シルバー925とは、シルバー(銀)の含有率が92.5%であることを表します。
欧米では、シルバー925は「スターリングシルバー」とも呼ばれ、925の代わりにSTERLING(価値ある/本物)の刻印が入っている場合もあります。
ステンレスは、非常に硬い為、傷がつきにくく、質感や重量感を楽しめるのも特徴の一つです。

また、シルバーと違い、温泉等に入っても、変色することはなく、お手入れも柔らかい布などで軽く拭き取るだけですので簡単です。
カラーコーティングされているものも多く、カジュアルながらも上質なファッションを楽しむことができます。

【備考】
気軽にファッションを楽しみたい場合などは、価格もお手ごろなシルバーアクセサリーをおすすめいたしますが、ペアで長くご愛用したい場合など、長期的な使用を考えている場合には、変色の心配も無く、お手入れも簡単なステンレスアクセサリーをおすすめいたします。

  • ※シルバーアクセサリーを身につけたまま温泉などに入られますと、変色の原因となります。
  • ※シルバーは錆び易く、空気に触れていると、黒く変色してしまいますが、通常の黒ずみ程度なら、市販のクリーナーや磨き布でケアすることにより、元の状態に近い形に戻すことが出来ます。柔らかい金属ですので、お手入れのし過ぎにはご注意下さい。
  • ※コーティングされているシルバーアクセサリーは、錆びにくく、見た目も美しいのですが、磨き布などで強くこすったり、傷などによりコーティングがはがれてしまいますと、変色の原因となりますので、ご注意下さい。
  • ※シルバーはとても柔らかく、100%の純度では、アクセサリーとして扱うには不向きである為、残りの7.5%に銅などの金属をまぜて合金として扱われることが多いです。
  • ※ステンレスは、非常に硬い金属ですので、リングのサイズ直しができません。リングをお求めの場合は、事前に指のサイズ、号数をご確認することをおすすめいたします。

プラチナとホワイトゴールドの違いとは

プラチナは白く、変色・変質しない希少価値のある素材です。
長年ご愛用いただいても、黒ずみや変色はせず、洗浄することで簡単に汚れを落とすことができ、金属アレルギーによる心配もないことが、人気の理由です。

一方、ホワイトゴールドは、白色にする為に金にパラジウムを混ぜ、合金にしたものですが、これだけでは綺麗な白色にならない為、ロジウムコーティングを施し、プラチナに近い白さを実現しています。
しかしながら、コーティングがはがれますと、金のもつ色合いが表に出て、ゴールド色が目立つようになります。
もちろん、コーティングをし直すことにより、元の状態に戻すことが出来ます。見た目はプラチナのように見えますが、本質は全く別物ですので、商品をお選びいただく際や、お取り扱いには注意して下さい。

大切な思い出となるシーンには、いつもでも美しく思い出と共に残るプラチナを、上品・気品あるファッションを気軽に楽しみたい場合は、ホワイトゴールドをおすすめします。

【備考】
プラチナは、その希少価値から価格が高いものとなっておりますが、それは、プラチナが採掘される量がとても僅かなためとプラチナの特性を活かす技術が拡大した為です。
なお、原鉱石1トンに含まれるプラチナの量はわずか約3グラム程度といわれています。

ダイヤモンドの特性とは

ダイヤモンドは、その絶対的な硬度と究極の美しさを誇ることから、「宝石の女王」とも呼ばれています。また、4月の誕生石であり、「永遠の絆・純潔」の石言葉を持ちます。

特別な記念日等にダイヤモンド使用したジュエリーがよく選ばれますが、ダイヤモンドには「4C」と呼ばれる品質の指標があります。価格面で検討する際に、この4Cで自分なりのラインを考えるのも一つの方法です。

4Cとは

カット(研磨)

カット(研磨)、カラー(色)、クラリティ(透明度)、カラット(重さ)、によって品質を評価します。

バランスよくカットされたダイヤモンドは、光をよく取り込み、きらめきを増幅させ、限りなく価値を高めます。「Ideal」が最も理想的なカットです。

カット(研磨)

カラー(色)

無色のダイヤモンドが最も高い評価となります。
特殊なもので、「ファンシーカラーダイヤモンド」があります。
ファンシーカラーは、色の深さと鮮やかさに基づいて評価され、色が明るく純粋なほど評価が高くなります。中でもブルーやピンク、グリーンは稀少価値があります。

カラー(色)

クラリティ(透明度)

内包物などが、どの程度透明度に影響を与えているかを評価します。
「Flawless」が非常に高く評価されますが、自然の天然石なので、ここまで完全なものは稀少です。
「SI2」以上であれば、肉眼で内包物を確認するのが困難である為、よほどこだわりがないのであれば、「SI1」、「SI2」クラスでも十分な美しさを感じられるかと思われます。
また、多少の内包物は、天然のダイヤモンドである証ともなり得るので、信頼性を損なうことはありません。

クラリティ(透明度)

FL Flawless 石の内側・外側に内包物が全くない
IF Internally Flawless 石の内側に内包物が全くない
VVS1 Very Very Slightly Imperfect 1 10倍拡大で、内包物等の発見が困難(ごくごく僅かな内包物)
VVS2 Very Very Slightly Imperfect 2
VS1 Very Slightly Imperfect 1 10倍拡大で、内包物等の発見がやや困難(ごく僅かな内包物)
VS2 Very Slightly Imperfect 2
SI1 Slightly Imperfect 1 10倍拡大で、内包物等の発見が容易ですが、肉眼では困難
SI2 Slightly Imperfect 2
I1 Imperfect 1 内包物が、肉眼で容易に発見できる
I2 Imperfect 2
I3 Imperfect 3
カラット(重さ)

カラットは大きさを表すものではなく、重量を示したものです。
1カラットは0.2グラムとされています。
重量が増えるにつれ、価格も高いものとなります。

【備考】
ダイヤモンドは硬く、傷や摩擦には強いですが、衝撃には弱い点があります。強い衝撃を与えますと壊れてしまいますので、ご注意下さい。
また、他の貴金属製品と触れ合うように運ぶと、それらの貴金属を傷つけてしまう恐れがあります。

ゴールドフィルド(GF)とは

ゴールドフィルド(GF)とは、ベースとなる真鍮に、金(K14)の
厚い層を圧着し、形成したものです。
通常のメッキの100倍もの厚みがあり、長期間の使用でも
はげてくることはほとんどありません。

ニッケル等、アレルギー反応の出やすい素材は使用せず、
金(K14)の厚い層で形成されているので、
K18、K14素材の商品で反応の出ない方なら、
安心してご使用できます。の
また、ゴールド独特の高級感と、肌なじみのよい色合いが魅力です。

ゴールドフィルド(GF)の一番の特徴は、
『手ごろなお値段で安心できる素材』だという事。
真鍮ではアレルギーが心配…といった方にも、
リーズナブルな価格で安心して身につけられます。
そのため、ゴールドフィルド(GF)は、欧米ではとても
ポピュラーな素材で、多くの著名人も愛用しています。

  • ※アレルギー反応は個人差があります。アレルギー反応が出ないことを保障するものではありません。
  • ※表面を溶かすような洗浄液や、研磨剤の含まれている摩擦力の強い布はご使用できません。
    汚れなどが気になる場合は、柔らかい布で軽くふき取るようにして下さい。

アコヤパールと淡水パール、貝パールの違いとは

アコヤパール(本真珠)

色はホワイトを貴重としたピンク系が根強い人気。
近頃ではゴールド系やナチュラルと呼ばれるブルーグレー系も
注目されています。
アコヤ貝を母貝として養殖され、日本で生産される代表的な真珠です。

品質の面では日本産が最高ランクだと言われており、
海外からも日本のアコヤパールは高い評価を得ています。
アコヤパールのジュエリーの魅力は何と言っても
その上品かつ優しさのある輝きです。
日本人の肌にもなじみやすく、昔からアコヤパールのネックレスや
ピアスなどが冠婚葬祭などもにも使われてきました。

アコヤパール
白蝶貝真珠(南洋真珠)

白蝶貝は、あこや真珠よりも大粒のパールを繰り返し養殖できます。
大粒のパールは主に重厚感のある指輪として用いられています。

黒蝶貝真珠(黒真珠)

孔雀の羽のように、黒地に虹の色がにじみ出る色合いが、最高級のもので、ピーコックグリーンと言われています
神秘的で深みのある印象を与えてくれます。
アコヤ真珠や淡水真珠を黒く染めたものは黒真珠に含まれます。

淡水パール

湖や川にすむ貝から採れるものを淡水真珠と呼びます。
他の真珠と違って核が無く、真珠層のみで出来ているのが特長です。
その為に真円珠は、ほとんど採れません。
形は楕円のものが多いと言われていますが、最近は養殖技術の向上で、中には一見あこや真珠と思える位の大きさと球体(真円)のものも。

大きさが大きいものは淡水パールでも結構な値段の場合がありますが、一般的に、淡水パールは、あこや真珠や南洋真珠と比べて
お手軽なお値段のものが多いのが特徴です。
さまざまな形ができるため、カジュアルなデザインのアクセサリーに
使われています。

淡水パール
貝パール

養殖真珠と同じ核の周囲に真珠塗料(パールエッセンス)を塗布した物です。
イミテーションパールの中でも"真珠層"を有するものは"人工真珠"や"人造真珠"と呼ばれますが、その人工真珠の中でも天然貝核を原珠に用いているものを"貝パール"といいます。

貝パールは価格的な価値こそ本真珠に及びませんが、クオリティやコストパフォーマンスの点においては本真珠に引けを取りません。

本真珠で真球に近い形状で傷やエクボのみられない珠はとても希少で高価ですが、貝パールは珠がほぼ真球で大きさ・形状も均一なうえ、傷やエクボが見られる珠はごく稀と、品質が安定しています。

貝パール

また、貝パールは本真珠と比べ、汗・皮脂や傷に強く、耐久性に優れるうえ、本真珠同様の適度な重みにより見た目が自然なことから、フォーマル用の装身具から普段使いのアクセサリー用途まで、流行・季節・年齢を問わず気軽に身につけることができる素材として定評があります。