ほうれい線豆知識

天敵のほうれい線

ほうれい線の語源

広辞苑という辞典があります。これは正しい日本語に基づく言葉が掲載されており、広辞苑に載っていない言葉は標準常識外であるということにもなります。司法では広辞苑が日本での常識レベルということになっているそうです。
「ほうれい線」を調べてみると「ほうれい」という言葉は、法令(ほうれい)、法例(ほうれい)、報礼(ほうれい)、豊麗(ほうれい)と掲載されておりますが「ほうれい線」となると何処にも掲載されていないのです。女性の間で「ほうれい線」は頻繁に使われる言葉なのにドン引(ちなみに広辞苑でドン引く)を引いてみると『ドン(馬鹿げた事。つまらない事。の意ではあります)びく』も載っておりませんでした。豊麗(ほうれい):豊で麗しいこと。『豊麗(ほうれい)の美』とあります。

◎ヤフー辞書によると
ほうれい‐線【法令線】人相学(観相学)で鼻唇溝(びしんこう)のこと。語源未詳。中国の面相学では法令紋という。また、長寿のしるしとして豊齢線(ほうれいせん)、豊麗線(ほうれい線)とも書く。

◎Wikipediaの検索結果によると
ほうれい線(ほうれいせん、漢字表記:豊麗線(ほうれいせん)、法令線(ほうれいせん)、豊齢線(ほうれいせん)とは、人の鼻の両脇から唇の両端に伸びる2本の皺(しわ)のこと。
語源は中国の面相学における「法令紋」に由来する。「豊麗線(ほうれいせん)」、「豊齢線(ほうれいせん)」は当て字。「頬齢線(ほおれいせん)」という表記も見られるが、語源的には誤りである。英語では nasolabial foldと言う。医学関連分野(美容外科学も含む)の専門用語では鼻唇溝(びしんこう。英語:cleft lip nose)と呼ばれる。

「ほうれい線」の成りたち


これが「ほうれい線」の真の成因なのです。などといっても良く分らないと思います。
解剖学的には皮膚の下にある筋肉の話なのですが、「ほうれい線」は口唇を作っている口輪筋という表情筋(口の周りにグルッとある筋肉で表情筋の中では一番厚く強い筋肉:口を閉じる働きがあります)と鼻や頬の皮膚の下にある表情筋(この部分の表情筋はとても薄く細く力の弱い筋肉で皮膚を持ち上げているためにある筋肉なのですが、持続力に乏しく弱くなるとたるんで下の方に落ちやすい)との間に皮膚が溝を作りやすい。
口を「ムー」とつぐむと唇の下にある口輪筋は収縮して厚くなります。すると、たるんでいる頬や鼻や頬の下の筋肉の下に向かって口輪筋はもぐり込んできます。そこで皮膚の下にある口輪筋と大小頬骨筋や鼻筋の間には筋肉の盛り上がりの差ができ、皮膚の上に境目(鼻の両脇から唇の両端に伸びる2本のシワ「ほうれい線」)が出現いたします。「ムー」と強くつぐむと意識的に「ほうれい」ができる訳は、大小頬骨筋や鼻筋が一塊となって口輪筋の上に伸し上った状況が出来るに連れてその上にある皮膚の間に「ほうれい線」と称されるシワが出来てしまうことです。これが「ほうれい線」の成因です。

「ほうれい線」解消の方法

前述したように、「ほうれい線」は頬や鼻の筋と口輪筋との境にできるスジ=シワです。
何も器具を使わずにマッサージや顔体操で「ほうれい線」を消滅させることは絶対に不可能と考えてください。
それほど皮膚の下(直下には厚い脂肪層があり、この下にある表情筋にまで到達する刺激負荷を作り出すことは不可能だからです)の表情筋に負荷刺激を与えることは難しい事なのです。
手前味噌で申し訳ありませんが、パタカラプレミアムとフィップルを同時に使用しDVD映像に従って使用すると、面白いように表情筋に負荷刺激を与えられ「ほうれい線」が薄くなってきます。しかし、始めてすぐに「ほうれい線」が消滅するわけではありません。先ず1番太い口輪筋が強化されますが、頬や鼻の筋肉はそのままですから、逆に「ほうれい線」が深くなります。でもこれは5日前後のことです(個人差があります)から安心して下さい。次に強く目をつぶってパタカラプレミアムとフィップルで、引っ張り合いによる表情筋ストレッチをします。すると、口輪筋の次に太くて強い眼輪筋が強化されるので、眼輪筋と口輪筋との間で引っ張り合いが起きるので、次第に弱い頬と鼻の筋は両者から常に引かれる事で強化され、この筋群も強くなって、頬や鼻の皮膚を引き上げられるようになるのでたるまなくなり、「ほうれい線」は改善されてくることになります。毎日の回数にもよりますが説明書どおり実行できれば、およそ、この期間が3~4週間と見ていて下さい。忌み嫌われている「ほうれい線」も成因がわかり、パタカラプレミアムとフィップルを合わせ使えば、「ほうれい線」退治に3~4週間もあれば良いということになります。
「ほうれい線、ほうれい線」と何も恐れることはありません。


文・秋広良昭