Aquamarineアクアマリン

アクアマリン

宝石やパワーストーンとしてアクセサリーに用いられることの多い「アクアマリン」。 優しさの感じられるブルーの色合いは、多くの人が直感で「美しい」と感じられるのではないでしょうか。 珊瑚(コーラル)、ブラッドストーンとあわせて3月の誕生石に数えられます。

Aboutアクアマリンってどんな石?

アクアマリン

実は「エメラルド」の仲間なのです

アクアマリンは和名を「藍玉(らんぎょく)」と言い、「ベリル」という鉱物の一種です。「ベリル」は含まれる成分によって様々な色に発色し、淡いブルーのものが「アクアマリン」と呼ばれます。他にも「ベリル」のグループに属する石で「エメラルド(緑色)」「モルガナイト(ピンク色)」などが上げられます。

アクアマリンの鉱物学的要素
・成分:Al2Be3[Si6O18]
・高度:7.5~8
・光沢:ガラス光沢
・色 :明青色、青色、青緑色、無色

鉱物学上ではベリル(緑柱石)という鉱物に分類され、エメラルドと同じ種類です。
ペグマタイトや花崗石、六方晶系に属する長柱状結晶体や短柱状結晶体などで発見されます。

産出原石の多くは緑がかっているため、そのほとんどは良い青色とするために、エンハンスメント(品質改良・色改善)の加熱処理によって、緑色味が取り除かれております。

しかし、元となる原石がブルーの発色要因となる成分を十分に宿していない場合、加熱処理を行っても美しいブルーにはなりません。そのため、処理を施しても石の性質は損なわれないと考えられております。

meaningアクアマリンに伝わる意味

アクアマリンの意味

「幸せ」をもたらす石

アクアマリンは持ち主に「幸せ」をもたらしてくれると言われ、「結婚」や「家庭円満」のお守りとして人気のパワーストーンです。
見ているだけで癒されるアクアマリンは、心を穏やかにさせてくれるので周りの人に対して優しく穏やかな気持ちで接することができると言われています。
夫婦や家族だけでなく友人や職場の方々とも円満な関係を築く「コミュニケーション」のお守りとしてもオススメです。

legendアクアマリンの歴史・言い伝え

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アクアマリンの語源はラテン語で「水」を意味する「アクア(aqua)」。「海」を意味する「マリン(marine)」その名の通り海の水を連想させるような色からこの名で呼ばれています。

海の精霊の伝説

ギリシャ神話では、「海の精霊の宝物が浜辺に打ち上げられて宝石(アクアマリン)になった」という言い伝えがあります。他にも「航海をする際の海難防止のお守りとして身に付けられていた」とも言われています。他にも様々な言い伝えがあり、古来より「海」に深く関わりのある宝石やお守りとして扱われていたようです。

プレゼント

giftこんなプレゼントにおすすめ

パワーストーンとしても、宝石としても人気のアクアマリンはプレゼントにピッタリです。

定番はやっぱり誕生日プレゼント

「3月の誕生石」なので3月生まれの方への誕生日プレゼントにピッタリ。
女性向けの石に見えますが、意外とメンズ向けのデザインの商品も作られています。

実は結婚祝いにも

「サムシングフォー」という言葉をご存知でしょうか?
ヨーロッパに伝わる言葉で、花嫁が結婚式当日に「ある4つのもの」を身に付けると幸せになれるというおまじないです。
その4つの中の1つが「サムシングブルー(なにか青いもの)」です。
「美しい青」で「幸せ」を意味するアクアマリンはピッタリだと言えますね。

color / typeアクアマリンのカラー・種類

パワーストーンとして販売されている「アクアマリン」は優しさを感じる「淡いブルー」の色合いです。その中でもブルーが濃い(発色が良い)ものや透明度の高いものが高品質とされています。逆に低品質なものでは緑がかっているものや茶色い濁りが見られる場合もあります。

アクアマリンとの組み合わせがオススメの石

アクアマリン×ラリマー
アクアマリン×ラリマー

「カリブ海の宝石」と言われる海模様のラリマーは、同じ海の石である「アクアマリン」と相性抜群。
この2種類の組み合わせでしたら、夏にもピッタリの爽やかブルーのアクセサリーに仕上がります。

アクアマリン×ラベンダーアメジスト width=426
アクアマリン×ラベンダーアメジスト

アクアマリンと同じく淡い色合いのラベンダーアメジストと組み合わせることで「優しいパステルカラー」に仕上がります。「幸せな結婚」のお守りとしてもオススメです。

areaアクアマリンの産地

ブラジルやナイジェリア、マダガスカルなど、様々な国から産出されます。中でもブラジルのサンタマリア鉱山で採掘される深いマリンブルーの石が最も高品質だとされていますが、現在は枯渇状態で採掘されていないようです。しかし同様の品質のものがアフリカのモザンビークで産出されたため、これらは「サンタマリア・アフリカーナ」と呼ばれ、世界中からその美しさが評価されています。

handling / care取り扱い・お手入れについて

アクアマリンは紫外線に弱いと言われています。普段のお出掛けなどで身に付けられる分には問題ないですが、保管時などは太陽光が直接当たらない場所にしましょう。
また水、汗に弱いわけではありませんが使用後や流水で洗う場合には、水分をしっかりと拭き取るようにしてください。

dataデータ

アクアマリン
石の名前 アクアマリン(Aquamarine)
和名 藍玉(らんぎょく)
主な産地 ブラジル、ナイジェリアなど
運気 結婚運|家庭円満