入院用パジャマ

■スリープセレモニー

スリープセレモニー」という言葉をご存知でしょうか? 「入眠儀式」とも言います。
これは、これは習慣として、寝る前に行う決まった行動のことです。 このスリープセレモニーは、体と心をリラックスさせ、快適な睡眠へと導く効果があります。 また、脳のスイッチを睡眠モードへとスムーズに切り替えるという役割もあります。
2012年にワコールが行ったアンケート調査では、8割以上の人がスリープ・セレモニーをしていました。
実際に行っているスリープ・セレモニーのベスト3は、「トイレに行く」が45%、「歯を磨く」が43%、「パジャマなどに着替える」が32%でした。実は、寝る前にパジャマに着替えることも立派な「スリープセレモニー」の一つなのです。パジャマに着替えることで、心身ともに就寝への準備が整うのです。

■そもそも、パジャマの役割は?

パジャマの役割は、日中フル活動をした体を休めるため、あらゆる締め付けから解放し、汗やムレから守りながら楽な体勢で眠れるようにすることです。
眠るときに体を締め付けられると、眠りが妨げられたり、寝返りしづらくなったりすることがあります。

人は睡眠中に体温調節のため、コップ1杯分の汗をかくといわれています。睡眠中は起きているときより皮膚の新陳代謝が活発になるのです。その為、パジャマは汗をしっかり吸収するものが望ましく、布団の中の湿度が適切に保たれる事が大切です。
パジャマには汗を吸収・放湿して、新陳代謝を妨げない天然繊維素材を選びたいですね。

また入浴後、パジャマに着替えて眠ることはカラダを清潔に保つ意味もあります。
部屋着は日中の汗や皮脂をかなり吸収しているため、部屋着のまま寝たり、何日も洗っていないパジャマを着続けるのは衛生上よくありません。新陳代謝が活発な夜に向け、清潔な状態で眠りにつくことが大切です。
つまり、「パジャマに着替える」という毎日当たり前に行っている行為には、「入眠儀式」としての意味合いもあるのです。

■パジャマの歴史

パジャマのなかった時代、昔の人は着物の下に着る下着に当たるものを寝間着としていました。また銭湯ができた江戸時代から、湯上がりに浴衣を着るようになり、それを寝間着として利用するようにもなりました。

日本にパジャマが伝わってきたのは1950年代のことです。しかしパジャマはそのデザイン性から、着て外を出歩けるようなものではなく、時代の移り変わりとともに、カジュアルなデザインも登場し初めました。最近では「ルームウェア」「おうち着」として家の中だけで楽しむという認識も生まれ、デザインの幅もさらに広がりつつあります。