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石膏ボードのつなぎ目のくぼんだところ」 を 「目地」と呼びます。
室内の壁つくりには、石膏ボードや木合板を頻繁に使います。
木合板へはシミ止めシーラーでヤニ止め処理をしてから塗装します。
⇒ 「シミ止め・ヤニ止め処理」を参照ください。
石膏ボードは、つなぎ部分の目地処理とビス頭の穴埋めを行います。
一般的なパテ目地処理は、4段階で行います。
1.下地用パテを塗ります。乾燥後に紙やすり(180番くらい)で表面を整えます。
2.ファイバーテープや目地テープで補強します。
3.中付け用パテでテープを隠します。乾燥後に紙やすり(240番くらい)で表面を整えます。
4.仕上げ用パテで最後の仕上げを行います。乾燥後に紙やすりで表面を整えます。
[ 下地用パテ→中付け用パテ→仕上げ用パテ ]
右に行くほど、粒子が細かくなってきれいに仕上げることができます。
左に行くほど、粒子が粗くなって厚く塗れるようになります。
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◆ 小面積向け 1種類でパテ処理 ◆
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インパクトパテは、下地用パテで厚くつけることができるのですが
仕上がりが細かいので中付け用パテや仕上げようパテにも使う
ことができます。
1.インパクトパテをはじめに塗って、乾燥後に紙やすり(180番くらい)で表面を整えます。
2.MKエコファインテープ(ファイバーテープ)を張って補強します。
3.インパクトパテを幅10cmから20cmで数回塗ります。
乾燥後に紙やすり(240番くらい)で表面を整えます。
ビス頭のへこんだ所も、このパテを塗って仕上ることができます。
一度の厚くつけるとひび割れやヤセてへこむ場合があります。
そのような場合は、再度うえから重ねてパテを塗って下さい。
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◆ オススメ 2種類でパテ処理 ◆
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処理する面積は、広いのでしょうか?
面積が広いようでしたら、下地用パテと中上兼用パテを使えば
インパクトパテだけで仕上げるより、きれいに仕上がります。
下地用パテには、「ヤセント」
中上兼用パテには、「スーパーパテ」を使います。
面積が少ないようでしたら、インパクトパテだけで仕上ましょう。
パテ処理は難しいのですが、乾燥後に紙ペーパーでしっかりと表面を
平らにしておけば大丈夫。1回塗るごとに必ず表面を平らにしてください。
ビス頭のへこんだ所へは、「ヤセント」で埋めて乾燥後にペーパーがけ
します。その後にスーパーパテを塗って、乾燥後に再度ペーパーがけし
仕上げると完璧です。
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◆ 広い面積へ 3種類でパテ処理 ◆
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面積が広いようでしたら、下地用パテと中塗用パテ、上塗用パテを
使えば最もきれいに仕上がります。
下地用パテには、「ヤセント」
中塗用パテには、「ブレンドパテ」を使います。
面積が少ないようでしたら、インパクトパテだけで仕上ましょう。
パテ処理は難しいのですが、乾燥後に紙ペーパーでしっかりと表面を
平らにしておけば大丈夫。1回塗るごとに必ず表面を平らにしてください。
ビス頭のへこんだ所へは、「ヤセント」で埋めて乾燥後にペーパーがけ
します。その後にスーパーパテを塗って、乾燥後に再度ペーパーがけし
仕上げると完璧です。
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◆ 必要な道具 ◆
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・盛板 プラスチックL(295×295) ¥1500 × 1
・スーパーゴールド下地ベラ180mm ¥1550 × 1
(少し高いですが、職人オススメのステンレスヘラです。)
・ジラコベラ白 40mm ¥160 × 1
(プラスチックの柔らかいヘラです。上記下地ベラの補助に使います。)
幅の広い下地ベラは、全体を平らに仕上たり、仕上がった後に
表面のデッパリがあったら、削るのにも使えます。
柔らかいジラコヘラは、狭い場所を処理するときに使います。
仕様書やカタログの注意事項はすみずみまでよく読んでからペイントして下さい。
「塗装仕様」部分だけではなく、カタログ最後の方に記載されている「塗装についての注意事項」欄にも必ず目を通してからペイントするようにして下さい。先に読んでおくことで、作業性アップや安全性の確保につながります。
上記ご説明の中でわかりにくい点、またご不明な点がございましたら お気軽にご相談下さい。
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▲Tip集
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▼Tips集 項目
・家庭用塗料と業務用塗料
・1液型塗料と2液型塗料
・塗料と塗装のトラブルについて
・塗料の基本的な使い方
・新設コンクリートへの塗装
・石膏ボードの下地処理について
・塗装対象の素材
・塗料による自然発火について
・可塑剤移行について
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