水切のしかた
水切のしかた

和紙独特の「耳」に似せて紙の縁を繊維が出るように切るやり方です。
紙の原料や厚みによってはうまく出ないこともあります。


水きり 道具を用意します
水、刷毛または筆、定規などを用意します。
水きり02 定規を使う方法
筆に水を含ませ、定規をあてて切りたい線を水で濡らします。
水きり03 線状に濡れました
少し間をおいて水が浸透するのを待ちます。
水きり4 ゆっくりとちぎります
片手もしくは定規で紙を押さえ、もう一方の手でゆっくりと引っ張るようにしてちぎっていきます。
水きり05 ちぎれました
紙が伸びてしまったら少し抑えるようにして乾燥するのを待ちます。毛羽を多く出したい場合は、筆で毛羽をこするか、濡れている間に繊維を指で引っ張り出します。
水きり06 定規を使わず折る方法
紙の折山を水にひたして濡らします。
水きり07 線状に濡れました
広い範囲を水で濡らすとより毛羽が出ます。
水きり08 ひきちぎります
ゆっくりと引きちぎります。濡れている場所が多いとちぎる過程で紙の縁だけが伸びることがあります。
水きり10 ちぎれました
乾燥するのを待ちます。
水きり09 仕上がりの違い
写真上が定規を使った場合、写真下は折山を水につける方法でちぎった場合です。