もくじ
羽毛布団をいろいろなポイントで選んでみましょう~
羽毛布団のお手入れに役立つ情報を教えちゃいましょう~
step1 羽毛布団をサイズで選ぼう

羽毛布団には、いろいろなサイズがあります。

一般的に、シングルサイズから、キングサイズまで幅広くあります。
もっと細かく、例えばシングルの中でもシングルロング(丈が長いもの)など選べるものもあります。
※実寸サイズは物によって違います。


セミダブルのベッドをお二人でお使いの場合は、
羽毛布団はダブルサイズにされると、
余裕をもってお使いいただけます。

ここで載せている実寸表記はあくまでも目安です。

※参考SIZE


サイズ一覧

■シングルサイズ(例:150×210cm)
シングルサイズの敷き布団をお使いの方向きです。1人用です。
>>シングルサイズの羽毛布団一覧はコチラ

■セミダブルサイズ(例:170×210cm)
セミダブルサイズの敷き布団をお使いの方向きです。1人または2人用です。
>>セミダブルサイズの羽毛布団一覧はコチラ

■ダブルサイズ(例:190×210cm)
ダブルサイズの敷き布団をお使いの方向きです。2人で使われる方が多いですが、1人で使われるとゆったりと使うことが出来ます。
>>ダブルサイズの羽毛布団一覧はコチラ

■ワイドダブルサイズ(例:200×210cm)
ダブルサイズより少し丈が長い羽毛布団です。2人でもゆったりと使うことが出来ます。
>>ワイドダブルサイズの羽毛布団一覧はコチラ

■クイーンサイズ(例:210×210cm)
クイーンサイズの敷き布団をお使いの方向きです。正方形の羽毛布団になります。2人でもゆったりと使うことが出来ます。
>>クイーンサイズの羽毛毛布一覧はコチラ

■キングサイズ(例:230×210cm)
キングサイズの敷き布団をお使いの方向きです。一般的に一番大きなサイズです。2人で寝ても横幅が十分余るほどゆったりと使う事が出来ます。
>>キングサイズの羽毛布団一覧はコチラ

■ベビー・ジュニアサイズ
赤ちゃんや子供用の羽毛布団もあります。サイズは特に決まっておらず色々あります。
>>ベビー・ジュニアサイズの羽毛布団一覧はコチラ


step2 羽毛布団を季節で選ぼう

羽毛布団には、構造の違いによっていくつかタイプがあります。
このタイプの違いによって、使う季節が変わってきます。

羽毛布団をいつどんな目的で使うのか、それによって選ぶ羽毛布団が決まってくるかと思います。
ここでは、羽毛布団のタイプをご紹介します。


羽毛布団のタイプは、主に下記の4種類となります。

1.冬掛け布団(一層式)(二層式)
2.夏掛け・肌掛け布団
3.合い掛け布団
4.ツインダウン(肌掛けと合い掛けの二枚合わせ)掛け布団


冬掛け布団(一層式)(二層式)

冬にご使用していただくのに適している、羽毛布団です。
最も一般的なものは冬掛けの一層式タイプですが、特に寒がりの方や寒い地方にお住まいの方は、ボリューム感のある二層式タイプもあります。

冬向き・寒い地域にお住まいの方向き
冬掛け


夏掛け・肌掛け布団

夏に使用していただくのに適している、一番薄めの羽毛布団です。
比較的暖かい地域にお住まいの方、マンションなどにお住まいで冬でもさほど寒くない場合は、夏掛けをお選びいただくのも一つの手です。

夏向き・暖かい地域にお住まいの方向き
冬掛け


合い掛け布団

春から夏に掛けて、また、秋から冬に掛けてご使用いただくのに適している羽毛布団です。 冬掛けよりも軽いものになります。

春や秋向き
合い掛け


ツインダウン(合い掛けと夏掛けの二枚合わせ)掛け布団

合い掛け布団と夏掛け布団の二枚合わせのものになります。
季節に合わせて夏掛け一枚で使ったり、合い掛けと組み合わせたりしていただくと、冬だけでなくオールシーズンお使いいただくことも 可能です。

オールシーズン使用可能
合い掛け+夏掛け




冬掛けがオススメ!


夏掛けがオススメ!


合い掛けがオススメ!


ツインダウンがオススメ!


step3 羽毛布団を側生地で選ぼう

羽毛布団は、通常布団カバーをかけて使用しますので、側生地に直接触れることはないので、あまり気にされない方もいらっしゃるかもしれません。

ですが、側生地の織り方などによっても、暖かさや寝心地を左右しますので、ぜひ羽毛布団を選ぶ時には、側生地にもこだわってみて下さい。


織り方

羽毛布団の場合、中素材の吹き出しを防ぐために織りの密度が高く、それでいてゴワゴワと厚くないものが適しているとされています。
布地の織り方によっても質感や温かみが変わります。

平織り
経糸(たていと)と緯糸(よこいと)を交互に浮き沈みさせて織る、最も単純な織り方です。
丈夫で摩擦に強いです。価格がお手頃なものが多いです。

ツイル織り
経糸と横糸を一定の間隔をあけて織る織り方です。糸の交錯する点が斜めに走るのが特徴です。
平織りよりも、しなやかな風合いがあり、伸縮性に優れ、シワがよりにくい等の利点があります。

朱子織り
経糸(たていと)・緯糸(よこいと)五本以上から構成される織り方です。
経・緯どちらかの糸の浮きが非常に少なく、経糸または緯糸のみが表に表れているように見えます。光沢が強く、高級感のある生地になります。肌触りも良いです。


各素材の特徴

綿・超長綿
綿は、吸湿性や通気性がとても良く、肌触りも良いです。

綿の中でも、極細の糸で織られ、繊維の長さが35mm以上のものを「超長綿」といいます。
繊維が長く、とても柔らかく、羽毛布団の側生地として向いているといえます。
ごわごわ感がなく、シルキーでなめらかな肌触りです。
絹
絹は、高価になりますが、肌触りの良さが魅力です。
保温性、吸湿性、放湿性があります。 しかし、耐久性はあまりないといえます。
ポリエステル
価格がお手頃なものが多いです。耐久性がありシワになりにくい、乾きが早いなどの良い点があります。軽いのも特徴です。

step4 羽毛布団の品質をしっかり見極めて選ぼう

羽毛布団を選ぶ最大のポイントが、やはり品質ですよね。

日本羽毛製品共同組合が定める、ゴールドラベル(品質表示ラベル)は、信頼できる情報の1つでしょう!
このラベルが付いているということは、「一定の品質基準に合格している。」という証になります。
ニューゴールドラベルでも十分品質が良いものと言えます。


ゴールドラベル



ゴールドラベルは、4種類あります。
(※「ダウンパワー」については下で説明しています。)

■ニューゴールドラベル
ダウンパワーが、300cm3/g以上です。お手頃な価格で買えるものが多いです。品質は十分良いです。
-以下、日本羽毛製品共同組合のサイトより-
『このラベルの付いている羽毛ふとんは、当組合の品質基準(組成混合率、ダウンパワー、清浄度など)に合格した羽毛原料と優良な側生地を使用し、適正な縫製で仕上げられた羽毛ふとんです。』


■エクセルゴールドラベル
ダウンパワーが、350cm3/g以上です。このランクの商品は価格・品質ともに満足感を得る方が多く、売れ筋商品が多いです。
-以下、日本羽毛製品共同組合のサイトより-
『このラベルの付いている羽毛ふとんは、当組合の品質基準(組成混合率、ダウンパワー、清浄度など)に合格した優れた羽毛原料と優良な側生地を使用し、適正な縫製で仕上げられた羽毛ふとんです。』


■ロイヤルゴールドラベル
ダウンパワーが、400cm3/g以上です。このランクの商品は価格・品質ともに満足感を得る方が多く、売れ筋商品が多いです。
-以下、日本羽毛製品共同組合のサイトより-
『このラベルの付いている羽毛ふとんは、当組合の品質基準(組成混合率、ダウンパワー、清浄度など)に合格した最高級の羽毛原料と優良な側生地を使用し、適正な縫製で仕上げられた羽毛ふとんです。』


■プレミアムゴールドラベル
ダウンパワーが、440cm3/g以上です。最高級のランクになります。
-以下、日本羽毛製品共同組合のサイトより-
『このラベルの付いている羽毛ふとんは、当組合の品質基準(組成混合率、ダウンパワー、清浄度など)に合格した最高級の羽毛原料と優良な側生地を使用し、適正な縫製で仕上げられた羽毛ふとんです。』


かさ高からダウンパワーへ

日本羽毛製品共同組合によると、平成24年4月1日から信頼できる羽毛ふとんの証であるゴールドラベル(品質表示ラベル)の評価基準が変わりました。

-以下、日本羽毛製品共同組合のサイトより-
『これまでは、ふとんに使用される羽毛のゴールドラベル(品質表示ラベル)の区分について、ふとんの中で羽毛にかかる圧力を再現した上で、試験装置内における羽毛の高さを「かさ高」として品質表示を行っていました。
このたび、その基準を「ダウンパワー」とし、より現実の使用感に近い単位として、ふとんの中での羽毛1gあたりの体積を基に羽毛を評価する事に変更しました。 』





改正前
(平成24年3月31日まで)
改正後
(平成24年4月1日から)
かさ高 評価基準の呼称 ダウンパワー
cm 単位 cm3/g
試験装置内での一定重量の羽毛の高さ 測定内容 試験装置内での一定重量の羽毛の体積




同容量では、体積(ふくらみ)の大きな羽毛が、上質

-以下、日本羽毛製品共同組合のサイトより-
『よい羽毛は、重さあたりの体積が大きく、より多くの空気を含む事で高い断熱性を発揮します。そのため、重量に対し、よりふくらみの大きいものが高品質の羽毛であると言えるのです。
言い換えると羽毛のダウンパワーの数値が大きいほど高品質の羽毛ふとんであるという事になります。
なお、評価基準の単位は変わりますが、同一ラベルであれば新旧における品質差はございません。 』


step5 羽毛布団の品質をしっかり見極めて選ぼう

羽毛の産地は、世界中のどのあたりかご存知でしょうか?

良質な羽毛が採れる産地には、共通の気候の条件があるんです。
では、どのような気候が、羽毛の産地に適しているのかご説明しましょう。


経度の高い冷感地や寒暖の差の激しい地域で取れた羽毛の方が、一般的にクオリティが高いとされています。これは、寒い地域で過ごす鳥は、寒さから身を守るため、より保温性の高い羽毛をまとう必要があるからです。厳しい寒さが良質の羽毛を育ててくれます。

主な産地は、
ポーランド・ハンガリー・イングランド・フランスなどのヨーロッパ
最高級品質の羽毛の生産地と言われています。
良質の羽毛が育つ気候条件に適していて、保温性や弾力性に優れ、ダウンボールの大きな羽毛が育ちます。
「ハンガリー産の羽毛」「ポーランド産の羽毛」など、この産地にこだわって買う人も多いです。

アメリカ・カナダなどの北米
ヨーロッパと並んで有名な良質な羽毛の生産地です。
厳しい寒さの気候の中で育つ羽毛は、ダウンパワーも高く、保温性にも優れています。

中国
グースよりもダックが多く飼育されていて、お手頃な価格で購入できるものが多いという印象がありますが、決して質が悪いというわけではありません。

この中でも、ポーランド・ハンガリーなどが位置する北緯45度~53度は「ダウンベルト」と呼ばれ、良質なダウンが採れるといわれています。
しかし、どの産地でも質の良いもの、悪いものがあるので、産地による品質の違いは一概には言えません。

世界地図


羽毛の洗浄方法について

羽毛の原料は輸入品です。
原産地の洗浄だけでは除去しきれない、羽毛に混じった不純物や汚れを、国内洗浄している羽毛布団は、より質の高い羽毛布団であるといえます。

丹念な水洗い、オゾン洗浄など、高い洗浄技術を施した羽毛布団は、かさ高性も高くて匂いも少なく、衛生的でふっくらした仕上がりとなります。

羽毛を収獲し、それを選別し、洗浄するというのが一連の流れになります。


step6 羽毛布団を水鳥の種類で選ぼう

羽毛が採れる水鳥の種類には、グース(がちょう)とダック(あひる)の2種類があります。


グースとダックの羽毛には、どのような違いがあるのかご紹介しましょう。
また、飼育方法や成長段階にも関係があるんです。


グース
グースの方がダックに比べ飼育期間が長く、ダウンボール(タンポポの綿毛のようなふわふわとしたもの)が大きくなるため、より保温性に優れているといわれています。良質なグースはダウンボールがしっかりしている為、羽毛を詰めた時に、製品はふっくらとしたふくらみが出ます。

ダック
ダックの方がグースに比べ体が小さいので、ダウンボールも小さくなります。ダックの羽毛は、グースより品質は劣ると言われていますが、お手頃な価格で購入できるものが多くあります。


飼育方法や成長段階での違い
またダウンボールの大きさは、飼育方法によっても異なります。
マザーグース・マザーダック・エッググースなど、産卵を目的に飼育されているものは、ダウンボールが比較的大きく、ダウンパワー、保温性、風合いに優れています。
飼育方法は、放し飼いにして自然の餌のみで飼育するものや、食用目的に短期で育てるものなど色々あります。

同じダウンと呼ばれる素材でも成長段階によって品質は異なります。
生まれて3か月の若鳥の羽毛(ダウン)は、小さく、成鳥になるにつれ強く大きくなります。
一般的に卵を産むまで成熟したマザーグース(親鳥)のダウンが最高級と言われています。

※しかし、グースよりダックも方が質が良いとは一概には言えません。飼育期間の不足したグースよりも十分成熟したダックの方が優れた品質を保つこともあります

種類
ダウン率について

羽毛布団の詰めものには2種類あり、ダウン(胸元に生えている綿毛)とフェザー(軸がある羽根)です。

ダウンは軽くて空気を多く含むため、
ダウンが多いと柔らかく、保温性も高くなります。
ダウンは採取できる量が少ないので、ダウンの比率が高くなるほど高価になります。

ダウン90%という表記がある場合は、ダウン90%・フェザー10%という配合比率になります。
ダウン率が高いほど、クオリティの高い羽毛布団といえます。

ダウン率の高さは、90%以上のものが高品質の目安となりますが、虚偽表示なども稀にあるようですので、信頼できるメーカー品、お店でのお買い物をおオススメいたします。
ダウン率について


step7 羽毛布団のお手入れ方法

ここでは一般的なお手入れ方法をご紹介します。
しかし、お手入れ方法は、ものによって違いますので、必ずその取扱い表示を見て確認して下さいね!

いつまでも風合いを損ねることなく使うために、大切にお手入れしましょう。


■カバーをかけて使う。
側生地の汚れや劣化を防ぐため、羽毛布団には必ずカバーをかけて使いましょう。

■体にじかに掛ける。
羽毛布団は毛布などと一緒に掛ける際には、毛布は羽毛布団の上に掛けるようにしましょう。体にじかに掛けることで、羽毛布団特有の保温性、吸湿性、放湿性などが生かされます。

■ふくらみの凹凸を平らにする。
羽毛のふくらみが少ない部分があれば、中の羽毛をほぐすように、ふとんの表面を軽くたたき、空気を含ませて平らにしましょう。

■キルティング部分を清潔に。
キルティング部分のホコリはブラシや掃除機(必ずふとん専用のノズルをご使用下さい。)で、取り除きましょう。

羽毛は、吸湿発散性に優れているので、他の布団に比べると干す頻度は少なくて良いです。 月に1~2回位で良いと思います。
天気の良い日の昼間に、風通しの良い場所で1~2時間程度干していただくのが良いでしょう。
日干しをすると殺菌効果もあるので非常に衛生的です。しかし、側生地の劣化を防ぐため、カバーをかけたまま干すことをオススメします。

詳しくは、羽毛布団についている洗濯表示をご確認下さい。
ご家庭で水洗いできるものもありますが、クリーニング店に出していただく物が多いです。
大きく膨らみ嵩張る羽毛布団は、「布団クリーニングの宅配サービス」をご利用いただくと、ご自宅に居ながらクリーニングに出せますので、便利な方法でしょう。



布団の丸洗い!フレスコeパック

布団の丸洗い!フレスコeパック

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汚れがある場合にはお洗濯(ご家庭で水洗い、またはクリーニング)をしてから、干してよく乾燥させます。
防虫剤を挟み、通気性の良い布などに包み、湿気の少ない押し入れの上段などに保管しましょう。
ビニール袋など通気性のないものに入れておくと、蒸れてしまい臭いが発生してしまったりするので注意しましょう。


マクーラ博士
さて、「羽毛布団の選び方」は、いかがでしたか?

羽毛布団の選ぶポイントをいくつかご案内させていただきましたが、品質の違いは一概には言えないというのが本当のところでしょうか。信頼できるメーカー品、お店でご購入いただくのが良いと思います。

羽毛布団をまだ使ったことがない方にも、少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。

アパレル販売員のらんさん
羽毛布団は冬に使うものって思っていたけれど、夏でもふわっと軽く掛けれそうね!

主婦のさつきさん
暑がりの私でも、快適に使えそうな羽毛布団もありそう♪色々な種類が分かって良かったわ!


マクーラ博士
フットンダ博士ありがとうございました!
みなさんはいかがでしたか?

どんなふうに羽毛布団を使いたいか、その目的によって、選ぶ羽毛布団もかわってくるようですね!
みなさんが自分に合った羽毛布団を選び、長く愛用できるといいですね。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは是非、枕と眠りのおやすみショップ!楽天市場店でお買い物を楽しんでくださいね!