沖縄本島から60km 黒潮に浮かぶ沖縄 しかも、沖縄県で唯一、直火でサトウキビの搾り汁を煮詰めて黒糖が生産されています。 この島の黒糖は、手作業で丁寧に仕上られた本当に入手困難な貴重品です。 |
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黒糖生産量91.6t(平成10年度) 人口917人(平成16年1月末)沖縄県島尻郡粟国村 | |
粟国の主な栽培品種は 平成15年度は農林8号 平成16年度は農林15号です。 詳しい説明はこちら 下のサトウキビの画像も クリックしてみてください。 |
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粟国島製糖工場の倉庫でパチリ!! | |
これが、沖縄県唯一の直火式の釜 左奥の釜にサトウキビの絞り汁を入れて、 煮詰まるたびに、 順に、 手作業で、 ひしゃくを使って 右手前の釜に移して 仕上げていきます。 |
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製糖工場の前で、工場長の小橋川さんと | |
おとえもんは、顔と腕だけ日焼けで真っ黒 海に入ってる人が、メチャメチャうらやましいです。 今日は、まだ、那覇に戻って、宮古島まで行かなくては〜 |
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これは、農林15号、刈り取って絞るのは今年の11月から来年4月にかけて、 皆様にお届けするのは、農林8号から製造した黒糖になります。 |
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沖縄、粟国(あぐに)島でさとうきびから黒糖が出来るまで |
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ススキ??
では無くて、成熟期に入ったさとうきびです。 穂が出ています。 |
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粟国島では、収穫はハーベスターを使わず
手刈りです。 穂を切り落として、葉を取り除いて 茎だけが出荷されます。 手間と、費用がかかりますが、 機械刈りに比べ、トラッシュ(糖分が少ない葉や、穂など) が少ない、良い原料が供給されます。 |
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製糖工場に搬入され、計量を終えた さとうきびの山
ブリックス(糖度)によって買取単価が変わります。 もちろん、糖度の高いほうが高価に買取されます。 |
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十分、甘みがのった さとうきび | |
かわいいリフターでさとうきびを すくい上げて、、 | |
さとうきびの粉砕機に投入します。
ここにも、一人、作業する方が、粉砕状況を見張って 機械の世話をします。 |
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砕かれて、圧搾機に向かいます。 | |
2つ並ぶ、圧搾機
粟国(あぐに)では、 ぜいたくに2回絞るだけでおしまい 島によっては 3回搾って、さらに、水をかけて、もう1回 合計4回搾って、糖分を完全に抜き切ってしまう 効率重視の製糖工場もあります。 |
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さとうきびの絞りかす バガスといいます。
1部は、ボイラーの燃料に使われます。 家畜の飼料にもなります。 牛が喜んで食べます。 |
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黒糖を炊き上げる一番最初の釜です。
パイプから、絞り汁が注がれています。 粟国(あぐに)の黒糖は 沖縄唯一の直火炊き 釜の間の移動は全て人手で、 「ひしゃく」を使って行われます。 |
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釜の左側
すのこで煮汁を漉して 不純物を取り除きます。 |
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沸騰している様子がわかりますか??
沖縄の粟国(あぐに)以外の製糖工場では ボイラー釜(気圧を下げて、水分の沸点を下げた釜・ 燃料が節約できる)で炊き詰め工程が行われます。 |
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作業場は熱気ムンムン
黒糖のやさしい甘い香りが立ち込めています。 |
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煮汁がさらに上部の釜に、移されて行きます。 | |
粟国(あぐに)島の黒糖は
沖縄全体の生産量の約1% 約100トンですが、 全て、人手で、このひしゃくで1杯ずつ 釜を順に移されて仕上げられて行きます。 |
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釜の右側は、作業員の方がいっぱい、左に2名、右に6名、計8名が常時、見張りながら作業が進みます。 | |
一番上部の釜の内部
この色、ツヤになると そろそろ、仕上がりです。 |
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製糖工場長の小橋川さん
仕上げのタイミングは人にまかせられません 真剣な表情です。 |
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釜の向こう側で攪拌機に汲み出し中です。
煮えたぎった黒糖が飛び散る危険な作業です。 |
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攪拌機で冷却中
ペースト状になるまで かき混ぜて冷まします。 |
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ほぼ出来上がった「黒糖」
まだ、熱いので、素手ではさわれません |
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箱に詰めて、専用の器具で、しっかり詰めます。
これは、大きなブロックの原料糖として 本土に出荷されます。 |
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こんな風に、順に箱に詰めて行きます。 |
島の名前や画像をクリックしてみてください! | |
沖縄県には11月から4月の季節限定で、サトウキビの絞り汁だけを炊きつめて本当の黒糖を作る
製糖工場が かろうじて 7ケ所だけ残っています。
地域の風土と文化が色濃く反映された自然で豊かな風味!外国からの輸入品や、分蜜糖に糖蜜を加えて再度炊きなおした製品の悲しくなる薄っぺらい味との違いにおとえもんはとても驚きました。 |