レザークラフトの新世代を代表するブランド、REVEL(レヴェル)。彼らが生み出すプロダクトの特徴は、革らしい自然ないびつさを魅力とする既存のハンドクラフト作品とは正反対の、端正なルックスにあります。美しさと機能性の調和。それをカタチにした、シンプルなデザイン。シックな革色。控えめでも存在感のあるロゴ。つくりのいいステーショナリーにも似た、思わず手に取って使ってみたくなるような気持ちにさせられる革小物です。
601 or 602 ?
カードに強い602
「十分な」という意味のENOUGH(イナフ)は601のコンセプトを発展させて、カード収納を強化したコンパクトウォレット。ベルトを引っ張るとカードが飛び出す、ガジェット感のあるユニークな機能を搭載しています。お財布を閉じたままでも取り出せるので、特にカードを出し入れする機会が多い方には最適。普通のミニ財布では物足りなさを感じてしまう、ミニ財布マニアにもオススメの個性派モデルです。
1. サイズ感で比べる
どちらもミニ財布としては、小さすぎないサイズ感。使いやすさを重視して、極端な小型化はしていません。実際の大きさを比べると、601(左)のほうが気持ち小さめ。特に気になるほどではないように思いますが、少しでもコンパクトに持ちたいなら601を選ぶことになります。一方の602は縦型(比較のため、横向きに配置)なので、見た目的にはスマートに感じられるかもしれません。
2. 厚みで比べる
やはりコンパクトさという点では、601(左)に軍配が上がります。これは札入れの端とコインポケットの重なりを計算した、パズル構造によるものでしょう。そうは言ってもサイズ感と同じく、厚みの差についても製品の個体差・革の馴染み具合・実際の収納量によって変化するので、そこまで気にすることはなさそうです。
3. スペックで比べる
実際のところ、収納力に大きな差はありません。札入れ・コインポケット・その背面にあるICカード収納と、ここまでのスペックは同等と考えていいと思います。となると、決め手はカード収納になります。601は(左)、最大7枚までのカード増減に対応できるカードポケット。602は、飛び出すカードポケット(3~5枚収納可)+2枚分の収納。それぞれに使い方は違えど、設計上の収納枚数は同じです。もうひとつ違いを挙げるとすれば、それは持ち方。601は縦持ちで、すべての出し入れができます。対する602は、基本的に横持ち。ただし、小銭を取り出すときだけは縦に向きを変える必要があります。
アイテム一覧
三種の神器
組み合わせて使う
ご紹介するのは、ミニ財布(rvl-r301)・カードケース(rvl-r304)・キーケース(rvl-r108)の3つ。まず、お財布は超小型の301です。小銭入れくらいの大きさで容量的には限られているのですが、キャッシュレス中心ならポケットに入りやすいのが便利。このサイズ感でも、ちゃんと紙幣・硬貨・カードが各部屋ごとに整理できます。続いては、なかなか減らすのが難しいカード。普通は名刺入れとして使う304ですが、箱型でバッグの中で収まりがいいので、予備のカード入れとしても大活躍。10枚以上、余裕で入ります。最後は鍵。替えの利かない必需品なので、せめてコンパクトに携帯したいもの。レヴェルのキーオーガナイザー(型番は108)は小さい上に、とにかくかっこいい。身に着けるだけで気分が上がります。
いかがでしょうか?日々のお会計は小さいほうがスムーズだし、普段は使わないけど手放せないカードは別にして携帯すると安心です。近頃、シンプルでコンパクトであることを正義とする風潮がありますが、度が過ぎると使い勝手がいまひとつ、結局は利便性とのバランスが大切な気がしています。ちなみに、この3つで価格は1.5万円強。すべて、色はBURGUNDY(バーガンディー)で揃えてみました。自分だけの組み合わせてを考えるのも、レヴェルならではの楽しみ方ではないかと思います。
定番モデルの601
「二つ折りより小さく、三つ折りより薄い、2.5折り財布」がコンセプト。型番が601で、名前はMINI 2(ミニ2)です。小さくても使いやすいミニ財布を目指してつくられたレヴェルの代表作で、余白を生かしたパズル構造によって、中身を入れてもパンパンになりにくいように設計されています。一般的なお財布からの乗り換えやミニ財布デビューにもぴったり。シンプルで使い勝手のいいスタンダードモデルです。