人にも環境にも配慮したモノづくり - MATERIAL -

eco leather

ant-richeが推進していく日本エコレザーについて。エコレザーの大きな定義として、まず使用されている革が家畜動物(食用に供される動物の牛、馬、豚、羊、山羊) であること、また皮膚断面繊維構造を損なわない革に限られていることです。エコレザーは食用の副産物である革を使用し、人工的に作られた革ではなく天然の構造を保っている真の革が使用されています。その他、革を生み出すタンナーでの管理(革の臭気、ホルムアルデヒド溶出量など) が基準値を下回り、一定の染色堅牢度もクリアしなければなりません。革を鞣したり、染色に使用する大量の水の排水、廃棄物処理が適正に管理された工場でなければエコレザーとは認められません。こういった基準に満たす条件で作られた日本の革をant-richeの製品に採用しています。サスティナブルな(持続可能な) 人にも環境にも安全で安心な革の開発への取り組みを行っています。

water base 水性糊への取り組み

ant-riche に使用されている水性糊について。先ず嫌な匂いが殆ど無く、さらに無色、人体にほぼ無害ということ。有機溶剤の接着剤に比べて乾燥に時間が必要であったり、きちんと管理して塗られていないと接着 強度に影響したりと徹底した管理が求められます。排水負荷が少ない為、環境にも配慮することが出来ます。私たちは量産型の靴づくりから「個」への靴づくりへ向 かっていく事で、このようなサスティナブル( 持続可能な) 取り組みが可能になりました。

生分解性 アウトソール

生分解とは、微生物の働きにより分子レベルまで分解され、最後には二酸化炭素と水となって自然界へと循環していく性質をいいます。代表的なものだとプラスティックなどでもこの性質が採用されている商品があり、環境保全への配慮が取り組まれています。靴のアウトソールにもこの性質を添加する事は出来ないかと試行を何度も重ね、開発した生分解性アウトソール。アッパーの革、またベルトを留める金具も靴全体が土へと還る素材。※生分解性アウトソール採用はYR-0200、YR-0300 のみ