日本酒なんかでも、吟醸だとか大吟醸だとかいろんな種類があります。
また、人それぞれのこだわりの呑み方とかもあります。
そうしたことによって、酒器もいろんな活かされ方が出てくると思います。
お店ですと、お酒の温度管理の仕方などによっても、活躍できる形が違ってくるような気がします。
鎚起の酒器は、目方もちょうどよくて丈夫ですから、案外生活のなかに入りやすいようです。
長持ちし、修理でできたりという利点があるうえに、使い心地を楽しめます。
今は、地球環境の問題が大きくなっているので、ものを大事にしなくてはいけないという意識が
見直されているように思います。スローライフといったこともいわれる様になってきました。
その延長線上で、手でコツコツつくっていく部分、生活のなかで愉しみながら、ずっと使っていってもらえるという部分、
が評価されるようになってきた気がします。
そうした意味で、伝統的な仕事ながら、今の時代に呼応できたら嬉しいですね。 |