起毛革のお手入れについて、よく頂くご質問と回答をまとめました。
フェイクレザー(合皮)は
目立たないところで必ずテストをしたうえでお手入れをして下さい。
また、本革よりも毛が抜けやすいものが多いので
ゴムブラシなどでゴシゴシ擦らない
ようにして下さい。
溶剤系のクリーナーは、植毛部が剥がれてしまう可能性があり、
おすすめできません。
下記のクリーナーは人工スエードでもお使い頂けますが、弱い素材の場合もありますので、必ず事前に目だないところでお試し下さい。
レザーマスター レザークリーナー
また、 補色スプレーは、 色が定着しない場合がございますので、おすすめできません。 (定着しない場合、洋服などに色移りする可能性があります)。
シープスキンや、柔らかいスエードの中には薄めの造りのため、弱いものがあります。
弱いスエードの場合、
スエード・ヌバックブラシ
等の
ナイロン毛の面ではなく、ゴムの面を優しくお使い下さい。
ブーツの場合は、
馬毛ブラシ
もおすすめです。
よく振ってから
20cmぐらい離して全体を満遍なくスプレーします(紳士靴片方に4秒が目安です)。
約15分から20分置いて、
完全に乾いてから履いて下さい。
より
防水力を高くする
には、上記作業を乾いてからもう一度、それが乾いてからもう一度、と、
3回ほど繰りかえします。
靴の場合
は、一日の歩数が8,000歩ぐらいの一般事務職の方なら、
3回履いたら、甲などのシワがよるところを中心にスプレー
をし直して頂くと良いと思います。
ウェアやバッグの場合
は、靴ほど
マメにかける必要はございません。
バッグなどの体にこすれる部分や、シワがよる部分は、他の部分よりもマメにかけて下さい。 また、クリーナーでお手入れをした後は、乾いてから防水スプレーをして下さい。
ヴィオラ 防水スプレー などの一般的なタイプは、 防水・防汚効果が高く 、また 経済的 です。
コロニル シュプリームプロテクトスプレー
などの保革栄養兼用タイプは、
一本で2つの効果があり大変便利
ですが、内容量が少なく価格も高めになります。
また、
防水力の面では、
一般的な防水スプレーに比べ、
やや劣ります。
【注】保革栄養兼用タイプの中で ヴィオラ スエードコンディショナー は、 ヴィオラ 防水スプレー と 同程度の強い防水・防汚効果を持っています。
普段は一般的なタイプ を使用し、 革が乾いてきた感じがしたら、時々兼用タイプ を使用するといった使い分けもおすすめです。