初めまして。営業担当の會田です。
今回からブログに参加することになりました。
革の特色を活かしたケアや少しマニアックなレザーケアについてお話ができればと考えています。
よろしくお願いします。
9月に入り朝晩は大分過ごしやすくなりましたが、日中はまだ暑い日が続いています。
私にとっての春夏時期にスリップオン感覚で履く機会の多いこの靴ももうしばらく活躍できそうな気配です。
■靴 クロケット&ジョーンズ ポールセン・スコーン シングルモンクストラップ
■シューツリー LA CORDONNERIE ANGLAISE (コルドヌリ アングレーズ)FA85S
エラスティック素材をやや貧相なバックル下に配するなどクロケット&ジョーンズ製らしくないちょっと変わり種の靴かもしれません。
革質はアニリン仕上げ(染料)ならでは透明感のある美しい淡色ライトブラウンです。
アッパーに浮き出ているトラが一層革の表情を引き立てくれています。※トラ・・生体時のシワ痕
そんな淡色の靴のやりすぎない(味を出しすぎない)お薦めのケア方法を紹介します。
●アルコット デリケートレザー用ソフトクリーナー
汚れを含んだ古いクリームをしっかり取りながら、色落ちやシミになりにくい弱酸性の革にやさしいクリーナーですので、このような明るめの靴やバッグなどの革製品には最適なクリーナーです。
●JEWELアルコット レザーモイスチュア オレンジ
左足だけ磨いたところ
完成です。
左右で色が微妙に異なるのはこの革の特徴です。
染料による補色力と革の質感を活かしながら自然なツヤ感を演出でき、急激な色変化が起きにくいので淡色の茶色のアニリン仕上げの革の質感を活かすことができます。
少量ずつ布に含ませながら塗り伸ばします。
擦り痕や乾燥が気になる場合は回数を増やして塗っていきます。
アニリン仕上げの革は日光・紫外線による退色が起きやすいのでカラーレス(無色)ではなく、色の補給ができる染料入りのクリームがお薦めです。
※バッグや革小物にも使えるクリームなので、靴に対しては優しすぎる点は否めませんので、シーズンの履き始めには栄養・保護効果高めのヴィオラ シュークリーム ウィスキーorシャンペンを使用することをお薦めします。
●JEWELホースヘアブラシ
クリームに水分が多く含まれており浸透性が高いので馬毛ブラシで優しく仕上げます。
淡色の革はブラシを掛けすぎると黒ずみが出て革に味が出過ぎるケースがあるので、軽くツヤを出す程度でOKです。ブラシを使わずにフランネル素材の布で乾拭きでもOKです。
●ヴィオラ ソールエッセン ブラウン
ついでにソールもケアしてみました。
レザーソールのケアはまたの機会に・・・
余談
シミは歩き食いした際にこぼしたアイスクリームのものです。気付いた時にはがっちり浸み込んでおり、除去は諦めました。
これも靴の個性としてあるいは自らへの戒めとして残しておいて良いのかなと広い心で履いています。
そろそろヒールも交換時です。早速オレンジヒール実店舗でお願いして来ます。
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