いつも、たくさんのご来店を頂きまして、有難うございます。
W杯がとっても楽しみなスタッフ齋藤です。
本日は私のキーケースのお手入れをご紹介いたします。
2年程前に購入した「タケオキクチ」の羊革のキーケースです。
最近お手入れをサボっていた結果、このように手の油で黒くなってしまいました...。
さらに銀面(革の表面)も擦れて少し毛羽立っています。
これも味があって良いのですが、あまりにも乾燥してしまったので栄養を入れたい点と、このキーケースはポケットに入れるので
もう少し清潔感が欲しい点を重視してお手入れ商品を選びました。
乾燥がひどく、また、毛羽立ったところは水分や油分が入ることで色が濃くなってしまうと思いますが、これは回避出来ないので、えい!という気持ちでお手入れします^^;。
今回は革をすっきりとお手入れする
・ユニタス レザーケアキット 100ml
https://item.rakuten.co.jp/orange-heal/4773001/
を使いました。
※このキットはクリーナーとクリーム、クリーナーを泡立てる用のスポンジ、クリーム塗布用のクロスがセットになっています。
まず、スポンジにクリーナーを多めに垂らして、スポンジ上で泡立てます。
泡で革を洗うように、革の上に泡を乗せると、かなり汚れているため、すぐ吸い込んで泡がなくなってしまいました。
もう一度泡を乗せると、今度は泡が残ったので、消える前に白い清潔な布(手持ちのもの)で泡を汚れごとふき取ります。
終わったら、すぐクリームを塗りたい気持ちをおさえて、乾かします。
乾燥の目安は手の甲を革にあてた時に「ひやっ」としなくなったら、です。
乾いたらプロテクションクリームを専用のクロスにとって馴染ませ、革に塗っていきます。
今回クリームを塗るクロスに革の色がつきました。
こういったナチュラルな雰囲気の革や高級な革は、お手入れの際に、よくクロスに色がつくことがあります。
こういったレザーは、革や靴の「仕上げ」に染料が使用され表面の塗膜も薄いため、クリーム、クリーナーの使用や単に乾拭きなどの摩擦でも色落ちがよく起こります。
しかし大抵の革はある程度表面の余分な染料が落ちた後は色落ちは落ち着きます。
そのため初期や最初の頃のお手入れでの色落ちはあまり心配される必要がないと思われます。
※ごっそり色が取れるような革の場合は、そのお手入れ用品の使用をおやめください。
ただ色落ちがある革は色素が染料ベースのため、長い間には色があせて冴えが無くなって来ます。その時には色のついたクリームなどを使用して「補色」することで色の鮮やかさが蘇ります。
今回は、水分や油分を補給したことで、色も濃くなりましたので、補色はしません。
乾いた感じがなくなり、清潔感も少々出ました!
まだまだこのケースには、働いてもらう予定です。