寺院には所属せず旅の中で人々と触れ合い修行を重ねながら祈りの中で神仏を彫り続け、生涯で12万体の新仏像を彫ったといわれてます。
1632年、美濃国(現在の岐阜県)に生まれた円空円空は寛永9年(1632)美濃国郡上郡(ぐじょうぐん)の南部、瓢ヶ岳(ふくべがたけ)山麓(美並村)で木地師の子として生まれたと推定されています。
少年時代から山野を歩きまわると共に星宮神社の別当寺である粥川寺に出入りし、雑役のかたわら経文や手習いを教えられ、その間に周辺の山々や伊吹山・白山などに登り、山伏修験との交流があったと考えられています。
そして修験道への理解を深め、木喰戒を受け、その結果全国各地の霊山をめぐって験力をたかめ、庶民救済という誓願を実現するためには得度が必要との考えに達し、寛文3年(32歳)粥川寺において得度したものと考えられます。
円空街道沿いの円空仏
一般的な仏像には形式が存在しますが、円空仏はそれら決まりごとにとらわれない自由な表現が魅力。 |
円空仏の見れる場所 |
千光寺 |
住所:〒506-2135 岐阜県高山市丹生川町下保1553 |
下呂温泉合掌村 |
住所:岐阜県下呂市森2369 |
美並ふるさと館 |
住所:〒501-4102 岐阜県郡上市美並町高砂1252−2 |
洞戸円空記念館 |
住所:岐阜県関市洞戸高賀1212 |
円空館 |
住所:〒501-3264 岐阜県関市池尻185 |
中観音堂・羽島円空資料館 |
住所:岐阜県羽島市上中町中526 |