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書籍や手回り品などの貴重品を入れる手箱
ここでは、文庫革の名前の由来になっている「文庫」について記述しておきます。

文庫とは、文庫箱とも呼ばれ書籍やその他、手回り品などの貴重品を入れる手箱のことです。
みなさんがおなじみなのは、浦島太郎の玉手箱だと思いますが、まさしく玉手箱は貴重品入れなのです。
 
日本では大切な物を箱に入れて仕舞うという習慣は、古代からありその箱の装飾も古くからさまざまな物が残されています。文庫革もその装飾技法のひとつです。
その昔は、木や紙の箱に漆を塗っただけのものでしたが、室町時代の皮鞣しの技術の発達により、革を貼ったものが作られるようになりました。

その革に色々な細工が施されるようになり、今に至るまでさまざまな試行錯誤により、
生き残ってきたのが文庫革です。
一般的に(とはいうものの庶民にはとても手に入らない)広まったのは、江戸時代に入ってからで、商人の間でも使われるようになりました。

鍵の無かった当時としては大事な物の保管場所という使われ方をされていたようです。
時代劇では、床の間の脇の引出しのようなところ?から大事な証文が中に入った文庫箱を越後屋がおもむろに取り出す、というような場面をよく見かけます。
中にあるのは、借金の証文か、はたまた大判小判か・・・
文庫箱
文庫箱
ひとつひとつ手作業で丁寧に…
屋号の由来にもなっております文庫箱ですが、実は最近まで20年もの間、職人さんが辞めてしまい制作をやむを得ず中断しておりました。
その再現を試みて、サンプルの制作まではこぎつけたのが左の写真です。
箱の木材には桐を使い、中には丁寧な漆塗りを7層も施してあります。
貼り込みの職人さんもご高齢ながら、丁寧で確かな技術を駆使して、特別に制作して下さいました。
もちろん、文庫革のにも一筆一筆丁寧に彩色を施し、しっかりと錆入れをしてあります。
桐箱職人、漆塗り職人、革貼り職人、文庫革職人の技術を結集し、今まで以上の品質に仕上がりました。
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