大分県で唯一の伝統工芸品に指定されている「別府竹細工」。別府の温泉は古代から知られていますが、竹細工もまた古い歴史を持っています。
別府竹細工の起源について、「日本書紀」の記述によると、景行天皇が九州熊襲(くまそ)征伐の帰りに別府に立ち寄った際、お供の膳伴(台所方)が、良質のシノダケが多いことを発見し、メゴ(茶碗かご)を作ったのが始まりとされています。
本格的に工芸品として扱われるようになったのは室町時代からと言われており、行商用の籠が販売のために生産されるようになったことによって竹細工市場が整備されていきました。
江戸時代に入ると、湯治場として栄えた別府に滞在する際の日用品として使われるようになり、その後土産品としても好評になって別府の地場産業として定着していきました。昔から多くの人に愛用されてきた竹細工の技を絶やしてはいけないという思いから、別府には日本で唯一の竹細工の職業訓練校があります。


職人について

たけのみせ篁 │ 河野 幸則 こうの ゆきのり
「大分の自然の中に暮らし、ひとつの編み方と向き合う」
2007年に大分県立竹工芸訓練センターを卒業後、宇佐市安心院町にてこだわりの竹細工をつくり続けています。「花六つ目」という菊のように見えることから菊六つ目とも呼ばれる編み方で多くの作品を作り出しています。籠バッグやランプシェード、鉄鉢やコースターなど様々な作品があります。
漆などの着色をしない、竹本来の色を大切にした、こだわりの竹細工作りを行っています。経年変化による竹の色合いをお楽しみください。







花六つ目編み 竹かご手提バッグ
サイズ: 幅285 (mm)×高さ170 (mm)×奥行100 (mm)
重量 約307g
素材:竹、布地、紐

素材となる竹ひごは、職人が自ら竹を厳選して、一本一本竹ひごへ加工したものを使用しています。
二色の竹が醸し出す華やかな世界は、そのままインテリアとしても成立する美しさで、中に入れた物の色が編み目の隙間から見える様も、何気なく置いておくだけで暮らしを彩るアイテムとして溶け込ませてくれます。
*バッグの中の巾着はイメージです。色・柄はご希望に添えない場合がありますのでご了承ください。

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網代編み 白竹手提バッグ
サイズ: 幅285 (mm)×高さ185 (mm)×奥行117 (mm)
重量 約355g
素材:竹、布地、紐

素材となる竹ひごは、職人が自ら竹を厳選して、一本一本竹ひごへ加工したものを使用しています。
白竹の滑らかさと、丹念に編まれた網代が目を引く逸品です。漆などの着色をしていないため、使い続けるほどに飴色を帯びてきます。
底と角がしっかり補強されているので、末永くご愛用頂けます。
*バッグの中の巾着はイメージです。色・柄はご希望に添えない場合がありますのでご了承ください。

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花六つ目編み ランプシェード(大)
サイズ: 幅130 (mm)×高さ240 (mm)×奥行130 (mm)
素材:竹、藤

花六つ目編みで作られた丸い筒はそれだけで存在感がありますが、中に灯りを置けばランプシェードとして、光がこぼれる素敵な間接照明になります。
また、花瓶を囲えばフラワーベースにもなります。
濃い色の竹ひごと自然のままの竹に色を活かした竹ひごが醸し出すコントラストが美しい逸品です。
*白熱球等は高温になりますので使用しないでください。

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花六つ目編み ランプシェード(小)
サイズ:幅120 (mm)×高さ120 (mm)×奥行120 (mm)
素材:竹、藤

花六つ目編みで作られた丸い筒はそれだけで存在感がありますが、中に灯りを置けばランプシェードとして、光がこぼれる素敵な間接照明になります。
また、花瓶を囲えばフラワーベースにもなります。
濃い色の竹ひごと自然のままの竹に色を活かした竹ひごが醸し出すコントラストが美しい逸品です。
*白熱球等は高温になりますので使用しないでください。

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花六つ目編み 鉄鉢(大)(中)(小)(ミニ)

サイズ
大:幅230(mm)×高さ80(mm)×奥行230(mm)
中:幅200(mm)×高さ75(mm)×奥行200(mm)
小:幅175(mm)×高さ65(mm)×奥行175(mm)
ミニ:幅155(mm)×高さ60(mm)×奥行155(mm)
素材:竹

もともと僧侶が托鉢する際に、食べ物を受けるために持っていた鉄製の丸い鉢が鉄鉢です。
鉄鉢の底を飾るのは、「花六つ目編み」です。花六つ目編みは二枚の六つ目編みを縫い合わせて出来上がります。そんな花六つ目編みを底に使うことで、強度が増し、暮らしの中で使いやすいかごに仕上げました。

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竹かご 四海波(大)
サイズ: 幅140(mm)×高さ90(mm)×奥行140(mm)
重量:29g
素材:竹

四海波は底を「四ツ目編み」という編み方で編み、横に伸びた材料を束ねて組み上げていく、竹籠の中では登竜門とも言うべき籠とも言われています。
コップを入れて一輪挿しにしたり、懐紙を敷いて器にしたり、小物入れとしても利用できます。布を敷いてアレンジしても素敵にお使いいただけます。

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花六つ目編み (裏アジロ) 小判盆
サイズ:幅387(mm)×高さ20(mm)×奥行245(mm)
素材:竹

表面は花六つ目編みの美しい模様で、その下を網代編みで補強していますので、大変しっかりとした作りの小判型のお盆です。
そのままインテリアとしても成立する、二色の竹が醸し出す華やかな世界をお楽しみください。

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花六つ目編み ランチョンマット
サイズ: 幅390(mm)×高さ5(mm)×奥行297(mm)
重量:70g
素材:竹

素材となる竹ひごは、職人が自ら竹を厳選して、一本一本竹ひごへ加工したものを使用しています。
均一な花六つ目模様が、テーブルに彩りを加えます。

*画像は使用例です。なお鍋敷きなどとして熱いものをそのまま上にのせることは出来ません。