春日屋の原点

春日屋の原点は、1931年大分県玖珠郡玖珠町の旅館業から始まりました。
玖珠町は童話の里とも呼ばれ、山や川に囲まれた自然豊かな町です。観光地の通り町でもあり、非常に賑わっていました。
初代はそこに「春日屋旅館」という旅館を建て、沢山の観光客や地元のお客さまに愛され続けてきました。地元では春日屋を知らない人はいないぐらい有名になり、常にお客さまから喜びの絶えない旅館へと成長しました。その後、二代目の 「地元の食材を使いたい」という想いから、うどんと釜飯を主体とする春日屋うどんを創業することになりました。

3日寝かせ発芽酵素玄米

三代目(父)は今から30年前に東京から二代目の跡を継ぐために春日うどんに帰ってきました。三代目が帰る２年後に大分道（高速道）が開通するため、お客さまの数が少なくなる可能性があり、なんとかお店を守りたいとの二代目(祖父)の申し出があったためです。 大分道が開通する前までは本当にすごい繁盛店で、朝３時から仕込みをしても間に合わない状況でした。しかし、大分道が開通するとその様子は一変、売り上げは半減していきました。本当に辛い時期でした。
売り上げが半減してから、うどん屋から食事処に変更、地元の食材にこだわり、土日祝日には長蛇の列が出来るほどの繁盛店となりました。出汁取りから食材まで徹底的にこだわり、美味しく健康に良い食事処を25年やって、３店舗にまで増やしたのです。

朝から父と母、夫婦で25年やり続けたある日、母が言うのです。「そろそろゆっくりしたいね」と、ドキっとしました。
母は今まで、父より朝早い仕込みや、パートさんの気遣いまで、やってくれていました。忙しく疲れがたまっている時でも、弱音なんて聞いた事ありません。そんな母が、ポロっと弱気な言葉を言ったのです。だから父は毎日、寝る前に・・・なんとかしないと！と考えていました。でも・・・３店舗の投資で、蓄えはたいしてありません。それでも、なんとかせねば！と考えていました。
跡を継いだ時に親戚や知り合いの農家さんに大変迷惑をかけた事や、曽祖父が営んでいた旅館で玄米を振る舞い宿泊客に元気でいてほしいと思っていた事、来る日も来る日も二代目が大分県玖珠郡玖珠町の地域のために行っていた事・・・・。
そんなことを思っていたある日、小さい頃の旅館の隣にある田んぼでの田植えの事を思い出しました。田んぼでの田植えをしている時の思い出でヒルが足に絡みついていることです。と同時に初代(曽祖父)が宿泊客に玄米を振る舞っている様子・玄関先で頑張っていってらっしゃいという声・・・そこで、ある案が浮かんだのです。1931年昔に、旅館で提供していた玄米と健康を再びお客さまに提供することを。
すぐに父は母に相談すると・・・ちょっと嬉しそうな顔をしたけど、「大変よ！」と却下。でも、母の一瞬の顔に未来を感じ、それから商品開発が始まりました。
このゴハンの特徴は、母が考案したキレイを気にする女性に良いという点（母はこのゴハンのおかげでキレイでバイタリティも・・・今でも凄いですから）。そこを、強化していったのです。
そして、とうとう食事で地元の農家さんが喜んでもらい、皆さんが元気で健康になるごはん「３日寝かせ発芽酵素玄米ごはん」が出来ました。

まず、水がキレイな大分玖珠のお米を使うのは当然。そして、玄米を ぬるま湯で発芽させ、栄養素を更に強化。それに、小豆と大豆をブレンドし、タンパク質までを摂れるように。そして最後に、３日間熟成させ、乳酸菌の影響でGABAも８倍となり、ビタミン、ミネラルなども質が高くなり・・・更に、食感が更にモチモチになったのです！そして、食物繊維も豊富なので腸内環境も良くなります。1日1食これに置き換えるだけで体と心の調子が整います。これは、25年間父を支えた全ての農家さん、地域の皆様、母の為に作ったゴハンなんです。

大分県産玄米

北海道産 小豆

大分県産 天然塩

アレンジいろいろ

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モリンガ発芽玄米ごはん

春日屋四代目の私が大学生時代にフィリピンへ行った時でした。
モリンガを製造・販売している企業があり、そこで「モリンガ」に初めて出会いました。このモリンガは体にも良く、環境にも良いという素晴らしい食材でした。具体的には、栄養素として90種類以上含まれており、モリンガの木は杉の木に比べて二酸化炭素の吸収量が50倍以上あり環境にも良いです。多くのモリンガを植林すればするほど、増加し続ける二酸化炭素を吸収することができ、気候変動緩和に対しても貢献することが可能です。実際に食べてみると最初は苦味を感じていましたが、ある日からお通じが良くなり、体の調子も良くなりました。モリンガパウダーも普段の料理にかけて食べるなど、いろいろな使い方がありました。このモリンガを加工して美味しくすれば、沢山の人に喜んでもらえるのではないかと思いました。
このモリンガがあればあるほど人も地球も健康にできる、私が理想としていた、そんな素敵な原材料でした。しかし、大分県内にモリンガを栽培している人はいるのか・・・と探していたところ唯一、一農家さんだけあったのです。

犬飼町で2019年に家族でモリンガ栽培をスタートした田島靖久さんという農家さんがいました。笑顔がとても素敵で、最初にお会いした瞬間から、柔らかく温かなお人柄が伝わってきました。田島さんは元々、医科大学付属病院で患者さんの料理をつくっていた調理師でした。その頃から「減塩」調理を心がけていたり、「無農薬」の食材を出来る限り使うなどして日々患者様のために食事をつくっていました。
やがて調理師を退職後、再雇用で同大学の学生支援課で5年間勤めあげた田島さんは、退職時に地元犬飼町の振興協議会から「地域支援員になりませんか」と声が掛かったそうです。退職後は「地域貢献で第二の人生を送りたい」と考えていた田島さんは、地域支援員になることを快諾したといいます。そして、病院で調理師として働いていた頃より意識していた健康食材を、どうにか生みだせないか。無農薬で栽培できる栄養価の高い植物について、ネットなどで調べると・・・・そうしてたどり着いたのがモリンガだったといいます。
振興協議会でつくる竹の有機肥料を使い、奥さんと娘さんの3人家族で力を合わせ、無農薬での栽培に成功させた田島さんの貴重なモリンガ。
「モリンガ、本当にすごいんです。世界一の植物だと確信しています。 これからもモリンガの認知度をあげて、全国で栽培する人がどんどん増えてほしいという想いがあります。」と田島さんはお話をします。そんな田島さんの想いは私たち春日屋の想いと同じです。
田島さんのモリンガを通して地域貢献する想いを春日屋は心の底から応援したいと思っています。
田島さんが想いを込めて作ったこのモリンガを使用し、完成したのがモリンガ発芽玄米ごはん。
モリンガ発芽玄米ごはんは、人と地域と地球を健康にする。そんな、田島さんと私たちの想いがこもった「モリンガ発芽玄米ごはん」になります。