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お米の栄養学ー知識編ー

ご飯の栄養

まずはご飯には一体どのような栄養素が含まれてるのでしょうか?
一部ですがご紹介していきます。

タンパク質

あらゆる細胞や組織を作る栄養源となるのがタンパク質。髪や爪を美しい状態に保つのに必要な成分で、タンパク質が不足すると代謝が悪くなり、肌が荒れやすくなります。

食物繊維

昔から便の量を増やしてつらい便秘を解消すると言われていましたが、最近では心筋梗塞、糖尿病、肥満などの生活習慣病の予防にも役立つ事がわかってきました。

ビタミンB1・ビタミンB2

皮膚や粘膜の健康維持と体内のエネルギーを作り出す役割を果たしている成分。ビタミンB1は糖質をエネルギーに変換し体の調子を整え、ビタミンB2は健康的な肌を維持するのに欠かせません。

ビタミンE

活性酵素を抑える働きがあり、肌の老化をぎつつ若々しい美肌を保つために必要な成分。血中のLDLコレステロールの酸化を抑制したり、赤血球の破壊を防ぐなど健康的な生活にも不可欠です。

亜鉛

骨の成長や肝臓、腎臓、すい臓など、新しい細胞が作られる組織や器官では必須のミネラル。またタンパク質の代謝を促し、髪や皮膚のトラブルを防いでくれる役割を果たします。

鉄分

赤血球が体のすみずみまで酸素を運ぶ働きをするヘモグロビンの材料になり、貧血の防止に役立ちます。またコラーゲンの合成にも必要で、特に皮膚や髪などに多く含まれるため美容にも重要な成分です。

ご飯が持つ優れた美容効果とは?

炭水化物という事から、ご飯はダイエットを目的にした方々からは敬遠されがち。しかし、美容の観点から、さらには同じ炭水化物の中でもダイエットを手助けする食品として海外では注目されています!

きれいな肌をキープ

ご飯に含まれる成分の内ビタミンB1、ビタミンB2は肌を新しく生まれ変わらせる働きをしてくれます。ビタミンB1、ビタミンB2を摂取する事で、古くなった角質が剥がれ落ち、清潔で綺麗な肌をキープしてくれます

便秘の解消・防止

食物繊維が豊富に含まれているので、ご飯を食べる事で便秘が解消され、体内のデトックス効果を得る事ができます。便秘を改善する事で肌荒れ防止にもなります。

腹持ちがよく間食を防ぐ

ご飯は麺類と違い基本的に粒状のまま食べるので、消化に時間が掛かります。これによって腹持ちがよくなり、間食を防いでくれます。つまりダイエットの手助けをしてくれるのです。
また、食事のときに適量のご飯を食べる事で満腹感を得る事ができ、空腹を感じるのを長時間防いでくれます。

ご飯で健康的な生活を!

近年では、玄米や雑穀を取り入れた健康食ブームなどによって、ご飯食も見直されてきています。栄養面でもさることながら、パンやパスタよりも健康食として適している理由をご紹介します。

食物繊維が摂れる

日本の三大死因である「ガン」「心疾患」「脳血管疾患」や糖尿病、高血圧などの生活習慣病は、食物繊維の摂取が不足していることに原因があるようです。
食物繊維の多い野菜などを多く食べている人は、まったく食べない人に比べ、2型糖尿病や心臓病、脳卒中がんなどの慢性疾患の発症リスクが低下することが、新たな研究で明らかにりました。
ご飯のみで必要量の食物繊維を摂取するのは難しいですが、毎日食べられるご飯で補助的に摂取できるのです。

栄養素を豊富に毎日摂れる

ここまでお話してきた通り、ご飯には豊富な栄養素が含まれています。どれも少量なので他の食品から補う必要がありますが、毎日3食、飽きずに食べ続けられるご飯は立派な栄養源と言えるでしょう。
近年では若者を中心に日本食離れが進んでいますが、逆に健康への関心が高い欧米諸国では日本食が注目されています。毎日こつこつと、しかも着実に摂取するにはご飯が一番ではないでしょうか。