お年賀コラム:年末のギフト

日頃の感謝の気持ちを込め、挨拶することを目的に贈りものをする習慣が「お年賀」と「お歳暮」です。 しかし、言葉は聞いたことがあってもその詳しい意味や贈り方などまではわからない、という方も多いでしょう。 そんな当たり前のようで案外知らない「お年賀」と「お歳暮」について、ご紹介します。

●まず知りたい!お歳暮とは?

年末に親戚やお世話になっている人に送るギフトといえばお歳暮ですよね。年末に自宅に届いたお歳暮を見て、嬉しい気持ちになる人は多いのではないでしょうか?
そんな嬉しいギフトですが、そもそもお歳暮は何のために送るのか知っていますか?

お歳暮は、日頃からお世話になっている方々に対してその年の締めくくりに一年間のお礼の気持ちとして贈るものです。その起源はなんと江戸時代までさかのぼります。毎年2回のお盆と暮れの時期に、住んでいる長屋の大家さんや取引先に対して「日頃お世話になり、ありがとうございます。今後もよろしくお願いします」という意味を込めて、店子や商人が贈り物を持って挨拶したのが始まりの1つといわれています。それが商取引の過程において慣習として形成され、現在のような形になったといいます。

毎年2回、デパートの催事場などが油やコーヒー、缶詰などの詰め合わせで溢れ返る時期がありますよね。 いわゆるお中元商戦・お歳暮商戦と呼ばれるもので、その光景は今や全国で風物詩となっています。


●じゃあお年賀って?

お年賀は、新年に日頃お世話になっている方のもとへご挨拶に伺う際に添える、「新年もどうぞよろしくお願いします」とその年のお付き合いをお願いする気持ちが込められたギフトです。

一般的に、元旦から松の内までに贈るものとなっています。 新年のご挨拶ですから、前年の年末に繰り上げたり、松の内(だいたい1月7日くらい)を過ぎて贈ったりすることはありません。

日本には、歳神様(新しい年の神様)をお迎えして祀る習慣がありました。 現代になってもお正月に玄関に門松を立てたり、鏡餅を供えたりするのはその名残です。 年始の挨拶回りには、歳神様や仏様へのお供え物(御歳魂、おとしだま)をお互いの家で贈りあうことも習わしで、これが後の「お年賀」や「お年玉」の起源にであるといわれています。

お年賀ギフトには新年のご挨拶の意味も込められているというわけですね。それなら尚更、その年のお付き合いを円滑にするためにも自分の気持ちを伝えられるお菓子やおしゃれなギフトを選びたいですよね。

お芋スイーツ専門店 おいもやではお年賀にぴったりなおしゃれな風呂敷包みのお菓子セットや、お芋を使ったお菓子を数多く取り揃えておりますので、お年賀ギフトにおすすめです。
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●お歳暮とお年賀の違いは?

「お歳暮」は、日頃からお世話になっている方々に対してその年の締めくくりに一年間のお礼の気持ちとして贈るもの
「お年賀」は、日頃お世話になっている方のお宅へ新年のご挨拶に伺う際に添えるギフト
だということが分かりました。

「お歳暮」は、当時は年の瀬を無事に越し、新年を迎えるにあたって必要なものを贈っていたようです。具体的には、お酒やお餅、お節料理に使う数の子やスルメ、昆布、干し魚、塩鮭などの当時としては日持ちがする食品などが多かったとのこと。 現在でも保存出来るもの、お酒・コーヒーなどの飲料、お菓子などが人気ですが、何を贈るかよりも渡す相手に喜んでもらえるものを贈ることが一番大切です。
対して「お年賀」は、金額は2,000円~5,000円程度を目安に、お菓子やお酒、その年の干支関連のものなどを贈ります。 贈りものには基本的にルールはありませんが、相手に喜んで貰えてこそ感謝の気持ちが伝わるものです。相手のことを考えて贈るという点に、本来の「お年賀」の意味があると言えるでしょう。




お歳暮とお年賀、それぞれの違いと意味について知ることができました。価格の相場などはありますが、想いを込める贈り物に決まりはありません。贈る相手の趣味、好きな食べ物などを考えて、ぴったりなお年賀ギフトを選んでみましょう。
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