お中元は、お世話になった方に日頃の感謝をギフトとともに贈るもので、日本では室町時代から始まったとされています。今回は、お中元とは?お中元に込められた意味やお歳暮との違いなどをご紹介します。お世話になった方へ、日頃の感謝の気持ちをお中元ギフトと一緒に贈りましょう。
お中元とお歳暮の由来
お中元は、もともと中国由来の文化とされており、「中元節」と言われていました。中元節は、死者の日という意味があり、日本の盂蘭盆会(うらぼんえ)と混ざり合い、内容が少しずつ変化して、現在の夏に贈り物を贈ることで感謝を表す行事となっていきました。
一方でお歳暮は、日本古来の風習が由来とされています。お歳暮は、年の暮れに行われる「御霊祭」のお供え物として、一族の本家や婚家に持ち寄っていた習慣が少しずつ変化し、日頃お世話になっている方へ贈る、現在のお歳暮へと変化していったと言われています。
お中元とお歳暮の贈る時期
お中元とお歳暮とでは、地域によって贈る時期が異なります。夏にギフトを贈り合うお中元は、東日本では7月上旬~15日、西日本では7月中旬~8月15日に贈るのが一般的とされています。
一方でお歳暮では、東日本が11月下旬~12月20日前後、西日本は12月13日~20日前後とされています。どちらも、贈り先によって時期が異なってくるため、遠方へ贈る際は注意が必要です。
お中元とお歳暮に贈るもの
お中元とお歳暮はとでは、贈られるものも異なります。お中元は、暑い時期に贈るということもあり、ビールやジュースなど、飲料・ドリンク系の人気が高くあります。また、ゼリーやすいか、そうめんなどといった夏の風物詩の食べ物も、定番のお中元ギフトです。
一方でお歳暮は、年末に贈ることもあり、年末年始に大勢で楽しめるようなものが人気です。特に、カニ(蟹)やフグ(河豚)など旬の海産物は、寒い季節におすすめです。
お中元ギフトを贈る際のマナー
お中元を贈る際には、以下のマナーに注意しましょう。
熨斗(のし)の選び方
お中元ギフトは、熨斗紙で包む必要があります。お中元は、何度繰り返しても良いことから、水引の形は何度も結び直しの利く「蝶結び」のものを選びましょう。5本結びの紅白のものを選びましょう。
熨斗の包装は、先に熨斗を掛けてから包装紙に包む「内のし」と、包装紙で包んだ後に熨斗を掛ける「外のし」の2種類があります。宅配便で送る際は、熨斗が破損しにくい「内のし」を、手渡しをする際は、「外のし」が良いとされています。
熨斗(のし)の書き方
熨斗には、贈り物であることを示す「表書き」というものを書く必要があります。表書きは、毛筆を使用し、濃い色の墨で、縦書きの楷書体で書きましょう。水引より上側には「御中元(お中元)」、下側には少し小さめの文字で自分のフルネームを書きます。連名の場合は、目上の人が一番右に来るようにします。記載する人数が4名を超える場合は、代表者の名前を中央に書き、その左に「他一同」などと添えます。夫婦で贈る場合は、男性を右側、女性を左側に書くことが一般的とされています。
お中元の渡し方
お中元は、もともと手渡しが基本とされていましたが、近年では、宅配便で送る方も多く、主流になりつつあります。
手渡しの場合は、訪問する前に、しっかりと相手に連絡して、夏のご挨拶に伺いたい旨を伝えます。「お中元ギフトを渡したい」といった直接的な表現は避けましょう。また、相手の迷惑になるような時間帯は避け、約束した時間に間に合うように注意を心掛けましょう。
宅配便で送る場合は、電話やメールなどで事前に相手先に連絡することをおすすめします。再配達の手間を取らせてしまったり、生ものの贈り物の場合は鮮度が落ちてしまう恐れがあるため、事前にお届け日時を確認・連絡しておいた方が良いでしょう。
お中元を贈る際の注意点
喪中期間中であってもお中元ギフトを贈ること自体は問題ありませんが、贈る際は四十九日を過ぎた忌明けの時期にすると良いでしょう。その際は、水引がないものや、熨斗のない無地のもので贈ることをおすすめします。お中元ギフトを贈る時期と忌明け前の時期が重なってしまう場合は、贈る時期を遅らせ、暑中見舞い(暑中御見舞)や残暑見舞い(残暑御見舞)として贈ります。
お中元の相場
お中元の金額は、贈る相手によって変わってきます。家族や親戚に贈る場合は、3,000円~5,000円くらいが一般的とされています。一方でお世話になった方や上司、取引先の方などに贈る場合は、10,000円まで予算を取っておいた方が良いでしょう。毎年贈るものなので、毎年贈っても負担にならない程度の金額で選ぶことをおすすめします。
お中元の選び方
お中元ギフトは、食品から日用品・雑貨まで、さまざまな種類があります。相手先の好みに合わせたお中元ギフトを選ぶのがベストですが、どうしても好みがわからない場合は、相手先の家族構成を考慮して選んでみたらいかがでしょうか。たとえば、年配・高齢の方がいる家庭に贈る場合は、ヘルシーで体に優しいものが好まれます。逆に一人暮らしの方であれば、日持ちのするものや消費し切れる量のものを贈ることをおすすめします。
お中元で避けるべきギフト
お中元では、贈るのを避けた方が良いものもあります。例えば、包丁やナイフなどといった刃物は、縁を切るという意味合いから、お中元ギフトに相応しくありません。その他にも避けるべきものがありますので、お中元ギフトを選ぶ際はご注意ください。
刃物
「縁を切る」という意味合いがあるため。
履物
「踏みつける」という意味合いがあるため。
櫛(くし)
く(苦)し(死)と連想させてしまうため。
ハンカチ
手巾(てぎれ)から、「縁を切る」という意味合いがあるため。
衣類
着る物にも困っていると思われてしまうため。
おすすめのお中元ギフト
お中元におすすめのギフトを紹介します。ギフト選びにお困りの方は、参考にしてみてください。
アイスクリーム
暑い夏に贈るギフトとして人気の高いアイスクリーム。特に、アイスケーキは、切り分けて食べることができるので、家庭を持っている方はもちろん、一人暮らしの方にも毎日少しずつ食べられるのでおすすめです。
アイスクリームはこちら洋菓子ギフト
洋菓子ギフトは、老若男女問わず、幅広い年代に喜ばれるギフトの定番です。日持ちが効き個包装になっているため、食べやすいのも特徴です。焼き菓子から季節を感じられるフルーツゼリーなど、種類も豊富なため、贈り相手に合ったお中元ギフトがきっと見つかるはずです。
洋菓子ギフトはこちらうなぎ(鰻)
うなぎ(鰻)は、栄養価の高い食べ物の定番として、夏バテ防止や疲労回復の効果があると言われており、夏に贈る贈り物としてぴったりです。特に国産うなぎは、上司や先輩、目上の方にも喜ばれるでしょう。大きい1本タイプのものから、食べやすいカットタイプのものまで、贈り相手に合った蒲焼が見つかります。
うなぎギフトはこちらお中元ギフト人気ランキング
また、お中元ギフトの人気ランキングは、こちらから確認できます。楽天ランキング1位獲得の人気ギフトから、アイスクリームなどの夏にぴったりの冷たいギフト、国産うなぎの蒲焼から、食べ物以外の花のギフトまで。ギフト選びの参考にしてみてはいかがでしょうか。
お中元・夏ギフト人気ランキングはこちらまとめ
今回は、お中元とお歳暮との違いや、お中元ギフトを贈る際のポイントをご紹介しました。お中元ギフトを贈る際には、しっかりとマナーを守り、相手に喜ばれるような贈り物を探しましょう。