塗料を決める要素には、仕上がりの希望(イメージ)と キーワード があります。
お客様から「何を塗ったら良いのか?」というご質問を受けた時に、私たちは最初に「どんな仕上がりを希望されていますか?」とお聞きしていますが、その返答に窮する方が数多くいらっしゃいます。
塗装は、素材を保護したり見栄えを良くしたりするものですが、その仕上がりを言葉で伝えるのは確かに難しいと思います。
どれを選んだらいいのかわからない程の種類の塗料が市場に溢れている原因も、「仕上がりの希望(イメージ)」が漠然としていて多岐にわたっているからだと言えます。
しかし、これは塗装に取り組む上で最も重要な事柄ですので、まずそこからスタートされることをお勧めします。
何も塗られていない素材ですので、基本的には塗料の相性は無い訳ですが、たとえば植物オイル塗料のような浸透型塗料を塗りたい場合には、十分な塗料の吸い込む素材の状態が求められます。
ベニア板や突き板と呼ばれる木を薄くスライスして貼りつけた素材では、オイル塗料は浸透してゆくスペースが十分に確保できているとは言えず、無垢材に塗った時とは違う塗りあがりになることが予想されます。
それは、濡れ色感が出なかったり、しっとりとしたオイルフィニッシュの仕上がりにならない、という現象になります。
塗料を決めるに当たっては、塗料による「仕上がりの違い」をまず認識していただく必要があります。
「浸透系の塗料」は素材の良さを生かして、素材と一体化する塗装です。塗料は一方的に主張はせず、浸透してゆくことで素材の色、手触り、木目等を引き立てて同化する塗装方法となります。木の呼吸を止めないで、木の湿度調整機能を最大限生かす塗装です。しかし、反面、表面は木肌がむき出しの為、キズには弱く、水分や汚れも浸透されやすくシミになりやすい塗装とも言えます。
それに反して、「造膜型の塗料」は塗料の力で木をコーティングする塗装です。塗膜が乾燥して塗膜が形成されるメカニズムは、その塗料の樹脂系により違い、塗膜の物性(強さや耐久性)も様々です。木はコーティングされて呼吸を止めますが、表面の塗膜により強固に保護されます。多くの場合仕上がりの艶は自由に選択出来、ピカッとした艶有りからシットリとした艶消しまで自由になります。水性から溶剤型まで実にたくさんの塗料系が存在する分野です。
この「仕上がりの差」を認識していただいた上で浸透系か造膜系かを選択することが最も重要な事で、「何を塗ったらいいか判らなくなる程たくさんの種類の塗料」が溢れている原因も実は「仕上がりの希望」が多岐にわたっている事が上げられるからです。下記に、各塗料系の仕上がりの差や性能差、使いやすさの差などを分かり易く解説していますのでご覧下さい。
塗料を決める「キーワード」
まず、仕上がりの表面が “塗る前の木の感じを残している” のか “表面が塗料でコーティングされた感じ” なのか決めて下さい。
前者は塗る前とそれほど変わらない感じの手触り、後者はよく家具屋さんで見かける家具のような手触りになります。
どちらを選択するかによって次のステップが違ってきます。
- 表面に木の手触りを残した塗装
- 無垢の木を塗る場合には、手触り感を残し素材の呼吸を止めない浸透型塗料を選択することが多いです。
浸透型塗料には「油性(植物油)系」と「水系」の塗料があります。
また、「室内用」と屋外での耐紫外線や防腐・耐汚染性を考えた「屋外用」に分かれます。
最初から自然塗料や天然にこだわっている方の選択は「植物オイル塗料」になり、後はメーカーの選択です。
ブランドイメージやポリシー、価格、過あればサンプルテストしての決定となるでしょう。
自然原料にこだわらず、より耐久性・塗膜性能の高い塗料を求める場合は、水性塗料のレパートリーがあります。
- 植物オイル系塗料
- リボス・オスモなどのドイツ製塗料や、エシャ・オリオ2・ネオグレーズなどの日本製があります。
自然原料を使った浸透型塗料で、木の呼吸を止めません。
乾燥が遅く、オイルの油臭が塗装時や乾燥時にします。
また、定期的メンテナンスが必要です。
しかし安全性が高く特別な塗装技術を必要としないことと自然志向が相まって、最近人気が高まっています。 当店の評価では、床に求められる耐水性で特に高い評価を得ていものとして1液性のものとしては「エシャ/クラフトオイル」、「リボス/クノス」、2液性になりますがもっとも耐久性の評価の高いものとして「オリオ2」が上げられます。
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- 水性塗料 水性塗料の説明ページ >>> こちら
- 溶剤型
- 木肌一番
溶剤型でありながら浸透性で、木の香りを殺しません。
耐汚染性が非常に強く、難しいとされていた浴室や風呂釜の塗装にも使われます。
- 表面に塗膜をつくる塗装
- 屋内用として突き板や合板に塗る場合は、塗料の膜を付けて見栄えを良くしたり、保護する目的で造膜塗料を選択するケースが多く見受けられます。
表面に塗膜をつくる塗装は、有機溶剤を含むウレタン塗料・カシュー塗料と、水性ウレタン塗料に大別されます。
ここでも、溶剤型か水系という選択肢が現れますが、一部の塗料(アクレックス/外部用クリアーやウッドスキンコート、モーエンタフ)を除き、全て室内用の塗料です。
室内用の塗料を外部に使用すると、木の膨張収縮に塗膜が付いていかずに剥離してしまったり、紫外線の影響を受けて変色やチョーキング等のトラブルを起こすので注意が必要です。
- 溶剤型ウレタン塗料 溶剤型ウレタン選択ガイドは >>> こちら
- カシュー塗料
- ウレタンと同じく塗膜を形成する塗料ですが、漆に似た光沢のある表現が可能です。
特に塗りつぶしエナメル仕上げにおいては独特の色調とボリュームある表情が塗装展開出来ます。
難点は乾燥が遅く、臭いもキツイことです。
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- 水性ウレタン塗料
- フレッシュアクアF・アクレックス・ウッドスキンコートなど、各メーカー競い合って優秀な商品を発売しています。
(これらは水性木工塗料のトップブランドです)
塗膜の性能、肉付きなども溶剤型ウレタンに肉薄しています。
臭いがしない、使いやすく密着性が良いなどの理由で、住宅のリフォームに多用されています。
国内基準に沿った高い安全性と、塗りやすく速い乾燥時間で評価が高く、需要が増えている商品です。
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もうひとつの塗料を決める要素は、「キーワード」です。
それは、「安全性」や「自然・天然」など塗料原料の事だったり、「塗りやすさ・使いやすさ」などの作業性、あるいは「塗料・塗膜の性能」といった本質的な塗装の目的に関することであったりもします。
「今度・・・を塗りたいが、何を使うか?」といった時、求めるキーワードを相対的に判断し、数ある塗料の中から用途に合ったものを選択するという作業は、お客様にとっては混乱と不安が交錯する場合が多いと思います。
当店では、お客様がお求めの適切な塗料を迅速に見つけられるよう、「キーワード」から商品をご案内して参ります。
また、「内部フローリング等のナビゲーション」「外部ウッドデッキ等のナビゲーション」でも塗料の選択についてご説明していますので、そちらも合わせてご覧下さい。
シックハウス症候群の防止を目的とした国土交通省における改正建築基準法の施行により、内装材に使用する塗料はホルムアルデヒド放散等級の表示と、使用面積の制限が設けられました。
当店の取り扱っている塗料も、多くの商品がF☆☆☆☆(規制対象外)を表示しています。
また、下記の表以外で「告示対象外」の扱いになる商品も多数あります。
これは、規制対象化学物質であるユリア樹脂・メラミン樹脂・フェノール樹脂・レゾルシノール樹脂又はホルムアルデヒド系防腐剤を全く含まないことから、告示対象外商品の扱いとなっています。
ホルムアルデヒドの発散もありません。
国土交通省の説明文 >>> こちら
区分 |
分類記号 |
ホルムアルデヒド放散量(mg/L) |
使用規制 |
規制対象外 |
F☆☆☆☆ |
0.12以下 |
使用面積制限なし |
第3種 |
F☆☆☆ |
0.12超〜0.35以下 |
床面積の2倍まで使用可 |
第2種 |
F☆☆ |
0.35超〜1.8以下 |
床面積の0.3倍まで使用可 |
第1種 |
記号なし |
1.8を超える |
使用禁止 |
厚生労働省は、人間や生物及び地球環境負荷の低減を目的として、人が健康に住めるための目安となる室内濃度指針値を策定。指定13品目(トルエン・キシレン・ホルムアルデヒド・エチルベンゼン他)の規制を行っています。
詳しくは
>>> こちら
塗料業界では、自己責任を基本とした自主的な取り組みとして室内環境の改善に寄与すべく、室内環境対策の自主表示ガイドライン「非トルエン・キシレン塗料」を作成しています。
「環境対応型」と謳われている塗料はこれらに準じます。
日本塗料工業会では、ホルムアルデヒド放散等級が建築基準法対応の「F☆☆☆☆」と、有機溶剤の使用量が少ない「水性塗料」を第一優先として推奨しています。
環境省では、GHS(化学品の分類と表示に関する世界調和)マークを導入し、世界的に統一されたルールに従って、化学品を危険有害性の種類と程度により分類。その情報が一目でわかるよう、ラベルで表示する事を義務つけています。
詳しくは >>> こちら
食品に対する安全性が問われている現代、塗料を選択する際にも食品に触れる事を前提に、安全性について質問されるが多くなってきました。
その際の一つの基準として、厚生労働省の所管する食品衛生法があります。
詳しくは >>> こちら
この法律で食品の容器に対する規定を設けていますが、塗料はその容器を塗る材料として規制を受ける事になります。
食品の容器等に塗る事を想定し、この食品衛生法に基づく試験をクリアした塗料が、食品衛生法適合塗料となり、当店でも取り扱っています。
アクレックス木部用クリアー アクレックス ネオステイン ストロンTXL2800クリアー 木肌一番
ここでご理解いただきたいことがあります。
食品衛生法に関わる塗料の規制というのは、重金属や過マンガン酸カリウム消費量などが上げられます。
しかし、当店の取り扱っている塗料はそれに関連の無いものが多く存在します。
食品衛生法の試験を受けていないだけで、実際には食品容器に問題なくお使いいただくことが出来る塗料ですので、詳しくはお尋ね下さい。
塗料の安全基準としてエコマーク認定があります。
エコマークは様々な商品(製品及びサービス)の中で、「生産」から「廃棄」にわたるライフサイクル全体を通して環境への負荷が少なく、環境保全に役立つと認められた商品につけられる環境ラベルです。
詳しくは >>> こちら
このエコマーク認定において、塗料業界ではVOC(揮発性有機化合物)という厳しい規制を設けています。
詳しくは >>> こちら
当店の取扱商品の中では、ワンダー水性1液型 がこのエコマーク認定を取得しています。
自然界に存在する天然物を塗料原料として塗料化したものを自然塗料と呼んでいます。
自然志向の高まりや、安全・環境への関心が高まっている現代、こだわりを持って自然塗料を選択される方が増えています。
当店でも多くの自然塗料を取り扱っています。
リボス自然塗料 エシャ などの植物オイル塗料。
スイス天然漆喰カルクウォール デュブロン といった壁材料も天然原料から出来ています。
オスモカラー オリオ2 ワトコオイル ネオグレーズなどの植物オイル塗料も、自然原料を主体にした塗料として自然系塗料と呼ばれています。
他にも、古来から伝わる柿渋も自然塗料です。
当店では最新技術で臭い臭いを取り除いた 無臭柿渋 を販売しています。
同じ用途に使われる塗料でも、油性(溶剤系含む)と水性の両タイプがある場合があります。
どちらが使いやすいのか?
以前は、油性の方が刷毛の伸びが良いという定説がありましたが、現在はさほど差が無い程度になっています。
オイル塗料は塗装時、乾燥時にオイルの油臭がしますが、水性塗料は殆ど無臭です。
- ■植物オイル塗料と水性オイルタッチ塗料
- リボス/カルデット ワンダー水性1液型又はアクレックス ネオステイン
- 3者とも粘度が低く塗りやすい塗料で、差は殆ど感じないと思います。
植物オイルでも、オスモカラー/ウッドワックスなどは少々粘度があり、コテバケ等の道具が適します。
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- ■外部の防虫防腐塗料 屋外塗装のナビゲーションは >>> こちら
- 水性の ガードラック、ワンダーウッドガード 油性の タフウッドステイン ウッドステインプロテクター
- ガードラックにはアクアとラテックスがあり、ラテックスとワンダーウッドガード タフウッドステインは塗りやすく、ほとんど差はありません。
ガードラックアクアとウッドステインプロテクターは幾分粘度がある分刷毛が重いですが、塗りやすさは同程度です。
- ■内部の水性ウレタン塗料と溶剤型ウレタン 屋内ウレタン塗装のナビゲーションは >>> こちら
- 溶剤型ウレタン選択ガイド >>> こちら
アクレックス木部用クリアー、フレッシュアクアFとハンディーウレタン、1液ウレタン
- 同じ水性ウレタンでも、アクレックスとフレッシュアクアは組成が異なります。
塗りやすさの差はほとんどありませんが、塗っている時に白く見えるアクレックス(乾くと白味は消える)と比較すると、若干とろみがあって透明なフレッシュアクアFは対照的です。
溶剤型にも同じ1液型ウレタンがあります。
水性に比べれば幾分塗り易いですが、臭いはきついです。
ハンディーウレタン2液性も臭いは同様ですが、種類が多いので一概には論じられません。
塗料自体の塗り易さの違いもさることながら、希釈の割合は希釈するシンナーの乾燥速度などによって塗り易さが変化します。
中には、刷毛塗りが難しくスプレー向きのものもあります。
素材を保護するという観点から言っても、塗膜の性能は重要なポイントです。
塗料は屋内用と屋外用で異なる設計のものが多く、同一基準で性能を判断することはできません。
特に屋外では、紫外線や雨水等によるダメージからいかにして木を守るか、というプロセスが各塗料で違ってきます。
ここでも大きく分けて、油性と水性の分類となります。
■屋外用塗料 屋外塗装のナビゲーションは >>> こちら
雨水や温度の高下、湿度の高低などにより木が膨張・収縮を繰り返すことを妨げず、紫外線のダメージから木肌を守る為に顔料を配合した有色塗料が、浸透型外部塗料です。
水性塗料では
ワンダーウッドガード・ガードラックアクア・ラテックス
油性では
リボス/カルデット・タヤエクステリア、オスモカラー/ワンコートオンリー・ウッドステインプロテクター、タフウッドステイン
- 油性塗料の場合はいずれも油系酸化重合型樹脂を配合しているのに対し、水性塗料では水性ウレタン・アクリル樹脂やシリコーン樹脂等を使用している為、比較すると耐久性では分子量の高い水性樹脂が勝り、浸透性では分子量の低い油性樹脂が勝ります。
劣化等耐久性においては、樹脂的には水性樹脂の方が優れていますが、紫外線カット効率は使用している顔料の種類、含有量によって変わります。
一般的に、自然鉱物など無機顔料の方が有機顔料より耐久性は強いとされています。
油性の自然系塗料は無機顔料を使用しているケースが多く、水性では無機と有機の併用が多くなっています。
無機と有機を併用する理由の一つは、無機顔料の発色の悪さを有機顔料で補う為です。
自然系無機顔料塗料で冴えた赤や青、黄が無いのはその為です。
耐侯性については、標準工程で塗装した場合、水性のワンダーウッドガードとガードラック
ラテックス、油性のタフウッドステインカルデット、ワンコートオンリーなどは同ランクとなり、2〜3年の間隔で再塗装のメンテナンスが必要です。
- ガードラック ラテックス、タヤエクステリア、ウッドステインプロテクターなどでは、程度の微差はあるものの4〜5年間隔の再塗装ランクになります。
- また、造膜するタイプの塗装、アクレックス外部用クリアー ウッドスキンコート などを塗る事で、耐久性はさらに伸ばすことが可能です。
その他、浸透型で外部透明塗装を目的としたものに 木肌美人、ウッドステイン#240プラス などもあります。
■屋内用塗料 屋内塗装のナビゲーションは >>> こちら
外部と違い屋内では塗料のレパートリーが多くなります。
それは塗る対象物が多様になることに加え、最初にご紹介した通り「仕上がり希望(イメージ)」が多様化する為です。
◎浸透型であまり表面に塗膜らしい塗膜をつけない塗装、
◎塗膜はつけるものの薄膜で木の表情を残した造膜塗装、
◎ 木の表面に丈夫で厚い塗膜を付ける塗装
といったように、選択肢は様々です。
当然のことですが、最後の厚い塗膜をつける塗装が一番耐久性能は上がります。
塗料の種類は、ここでも油性(溶剤型)と水性に大別されます。
それぞれの塗料で塗膜のつけ方で耐久度が変わり、薄塗りより厚塗りの方が耐久性は向上します。
- 浸透型塗料
- 油性でも水性でも浸透型は薄くしか塗れません。
木の呼吸を止めず湿気の吸収放散を妨げないという利点はありますが、耐久性では一番下のランクになります。
従って、この浸透型塗料は日常的メンテナンスや定期的な塗り替えと切り離せない塗装であるという点を理解した上で、採用していただく必要があります。
- リボス・オスモ(ドイツ製)やエシャ・オリオ2・ネオグレーズ(日本製)などの油性オイルは、天然原料を成分に使用した塗料です。
自然原料にこだわらず、より耐久性、塗膜性能の高い塗料を求めるお客様は、水性塗料の選択肢があります。
ワンダー水性1液型・アクレックス ネオステイン
これらの水性塗料には、造膜型上塗り水性ウレタン アクレックス木部用クリアー フレッシュアクアF があり、これを塗る事で耐久度が飛躍的に向上します。
ただし、木の呼吸は止める方向に向かいますのでご注意下さい。
浴室の木部(浴槽を含む)などにも塗れる耐久性・耐水性の高い塗料として 木肌一番 があります。
この塗料は、木の呼吸性を維持します。
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- 造膜型塗料
- 造膜型の場合、塗膜の厚みで耐久性が変わります。
水性塗料の造膜タイプとしては、アクレックス木部用クリアー フレッシュアクアF が業界を代表する水性ウレタンです。
性能は微差あるものの、いずれも溶剤型に近づいた高性能を持っています。しかし、溶剤型と比較した場合、耐薬品性・耐溶剤性などで若干性能は劣ります。
それぞれの塗膜性能はこちら
>>> アクレックス フレッシュアクアF
溶剤タイプは1液型と2液型に別れます。
使い勝手の良い1液型は EGジャストワン ウレタンフロアーM などです。
2液型に比べると塗料の種類が少なく、若干肉付きも劣りますので、鏡面にまで塗膜の厚みを持っていくのは大変ですが、同じ塗料を何回か塗り重ねる塗装には向いています。
2液型は塗料の種類が圧倒的に多く、木目を活かす塗装や塗りつぶし塗装、薄塗りから鏡面まで自由自在な表現が可能です。
木目を活かす薄塗り工程 >>> こちら
- 木目を活かした鏡面工程 >>> こちら
塗りつぶし鏡面工程 >>> こちら
仕上がりの耐久性能は膜厚にもよりますが、最終クリアー(フラット)の性能によっても左右されます。
塗膜性能の一つである耐黄変性に関連した肉持ち・乾燥性の比較については
>>> こちら
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