今人気のドライフラワー。SNSでもおしゃれなドライをよく見かけますよね。そんなドライフラワーがおうちで簡単に作れたら、購入した花や、もらった花などドライにして長く楽しめます。生花は美しいですが、お手入れして大切に飾っていても短期間で枯れてしまいますよね。記念日にもらった花などは想い入れもあります。枯れずにいつまでもキレイなお花を楽しみたい!思い出をそのまま飾りたい!そんな人におすすめなのが、おうちで出来るドライフラワー作り。初めての人でも簡単に手作りできる方法をご紹介します。またドライフラワーを使ってアレンジする方法もご紹介します。ぜひドライフラワーのある生活をお楽しみください。

 

 




 


お花を綺麗な姿のまま乾燥させて作るドライフラワー。自分で作ってもきれいにできるか心配ですよね。一見作るのが難しそうに感じるドライフラワー作りですが、実は意外と簡単に作ることができるのです。作り方にもいくつか種類があり、そのまま自然乾燥する方法や時間短縮できる方法、少し手間をかけて美しく仕上げる方法など色々な方法があります。

 

 

 

「ハンギング法」は、吊るして自然乾燥する方法。ドライフラワーと聞くと、まずこの方法が思い浮かぶのではないでしょうか。

  1. 花瓶に生けていた場合は、水に浸かっていた部分を切り落とし、余分な葉は取り除きましょう。
  2. 1本ずつさかさまにして吊るします
  3. 直射日光の当たらない風通しの良いところにつるしてください
  4. 1~2週間くらいしっかりと乾燥させる

自然乾燥は時間がかかる方法です。植物の水分をきちんと抜くことが大切ですので、じっくりと時間をかけて下さい。
直射日光は色褪せの原因になりますので、なるべく直射日光の当たらない場所に吊るしてください。


 

 
 

 

「シリカゲル法」は、花びらが多い立体的な花に向いた方法です。生花の鮮やかな色が残りやくなり美しく仕上げることが出来ます
  1. 花首の2cmほど下でお花をカットし、ドライフラワー用シリカゲルとタッパーを用意します
  2. タッパーやガラス瓶などの密閉容器に1cmほどドライフラワー用シリカゲルを敷き詰め、その上にお花を置く
  3. スプーンなどを使って花の上にシリカゲルを優しく振りかけ、完全に埋める。
  4. 蓋をしっかり閉めて1~2週間ほど置いて完成

ここで注意しておきたいのが、シリカゲルの取扱い方法です。乾燥剤のシリカゲルは素手で触ると肌荒れの恐れがあります。また、小さいお子さんがいる家庭では、お子さんの手が届かないところでの作業や保管をして取扱いに注意して下さい。

 

 

 

「グリセリン法」は、グリセリン溶液を使って花材をドライにする方法です。「グリセリンに浸ける方法」と「お花にグリセリンを吸い上げさせる方法」、2つの方法があります。「そのままグリセリンに浸ける方法」は、葉っぱや、実物をドライにするときに適した方法です。

    グリセリンに浸けてドライにする方法

  1. グリセリン1 対 熱湯3 の溶液を作り、葉や実をグリセリン溶液に浸す
  2. ホコリが入らないようにラップなどで蓋をして、1週間ほど浸したら取り出し、液を拭き取る

    グリセリンを吸い上げさせてドライにする方法

  1. グリセリンと熱湯を1:3の割合で混ぜます
  2. 混ぜた液が冷めたら用意した花瓶や瓶に溶液をいれます
  3. 花を花瓶に挿します(溶液を吸い上げやすいように、茎に切り込みを入れてください)
  4. 冷暗場所で保存してください
  5. 1週間?10日ほどでグリセリン溶液が葉や花びらの表面に染み出して来たら完成

吸い上げる方法はフレッシュなお花で行います。古いと吸い上げる力がないのでこの方法には適しません。


 

 




 


自然乾燥などドライフラワーを作るのに最低でも1週間はかかってしまいますが、電子レンジだと時間短縮、速攻作れます。電子レンジで作れる2つのやり方のご紹介です

   電子レンジで直接チン

  1. ドライフラワーにしたい花の葉っぱや枝をきれいに取ります
  2. 耐熱皿か耐熱容器の上に直接花をおき、ラップをかけずそのまま電子レンジの中に入れます。600wで1分加熱し、こまめに状態を見ながら繰り返し電子レンジにかけます。

   シリカゲルを使って電子レンジでチン

  1. 電子レンジ対応の容器にシリカゲルと花を入れます(入れ方は上記シリカゲルを使った作り方の3番目まで同じです)
  2. タッパーを電子レンジに入れます※蓋はしないで下さい
  3. 500ワットで約1分30秒加熱します
  4. 加熱が終わったらタッパーを取り出してある程度冷まして完成です


加熱後はタッパーやシリカゲルが高温になっているので火傷にも注意して下さい。
加熱しすぎるとお花が焦げてしまいますので注意してください。また湿気に弱いので密封したアレンジに適しています。

 

 






Q. ドライフラワーに向いている花、向いていない花はありますか?

Aユリやカラーなど.水分の多いお花はドライフラワーに向いていません。乾燥に時間がかかるためお色が悪くなるためおすすめできません。また小さなお花もドライフラワーにするとお花が目立たなくなるので、この場合はシリカゲル法がおすすめです。一般的にカスミソウバラユーカリスターチス千日紅などきれいに仕上がります。季節のお花、ひまわりミモザもとっても素敵です。季節ごとにドライフラワーを作って飾るのも素敵ですね

Q.いつのタイミングでドライフラワーしたらよいですか?

もらったお花などできるだけ長く生花として楽しみたいですよね。でもドライフラワーにするのならなるべく早くドライフラワー処理をしてあげてください。バラの場合つぼみのままだとキレイにできませんが開きすぎてもきれいにできないので、ちょうど開いたころに作るのがベストです。枯れてしまってからではドライフラワーはきれいにできません。

Q. ドライフラワーはどのくらいの期間楽しめますか?

お花や環境によって変わりますが、空気に触れる状態でしたら大体半年〜1年くらいです。シリカゲル法で作成し、密封された容器に入ったものでしたら数年以上楽しめます。

Q.どんな場所に飾るのが最適ですか?

湿気と直射日光が天敵です。風通しがよく、ジメジメしていない所がおすすめです。梅雨のときはどうしても湿気に触れて色が悪くなりますので、梅雨の時期・雨の続く時期は乾燥剤を入れた衣装ケースなどに入れておくのも一つの方法です。また直射日光が当たってしまうとことですと色褪せが早いです。

 




 

自然乾燥で作ったドライフラワーは長さもあるのでそのままフラワーベースに飾ったり、吊るしたり、かごに無造作に入れてみただけでも素敵です。またいろいろなドライフラワーと組み合わせてスワッグにしても楽しめます。シリカゲルやグリセリン法で作ったドライは瓶に入れたり、小さなドライを組み合わせてリースやアレンジを作ってみましょう。きっと自分だけの素敵なドライフラワー作品が出来上がります!

難しいと思われがちなドライフラワー作りでしたが、意外と簡単に作ることができるんです。おしゃれに仕上げて世界に一つだけのオリジナルをインテリアにはもちろん、ギフトとしてとして大切な誰かにプレゼントしてはいかがでしょうか?

お祝いや記念に貰った大切な花などは、いつまでも長く綺麗に取っておきたいですよね。ドライフラワーにすれば生花の美しさを楽しんでそのあとはドライフラワーにして思い出も残せます。ドライ独特の色や風合いを楽しんでみましょう。

お花のある生活で、心も豊かに暮らせることを願って・・・