ランドリーグッズを豊富にそろえる当店で、数多くの洗濯ハンガーを見てきた私が、買う前にココは必ずチェックしたい!というポイントをご紹介します。

※洗濯ソムリエ®とは…洗濯やアイロンなど衣類を長く愛用するために必要な知識・教育を得るための資格です。

【1】ピンチの数・配列で選ぶ

 小物干しにはピンチ数が多い物

靴下や子供の服など、たくさんの小物をまとめて干したいなら、たっぷり干せる大容量のハンガーはかかせません。
干す時は、同じサイズや形で一箇所にまとめて干してしまうと空気に触れにくく生乾きの原因となります。
分散させて干すなど、風の通り道をつくって全体に空気がまわるようにすると、たくさんのピンチを最大限に使えます。

 タオル干しには外枠だけのハンガー

短パンやタオルなど、両端2点留めで干す洗濯物は、ハンガーの枠の内側に何もない、シンプルな形のハンガーがすっきり干せます。
ピンチをムダなく使える上、干す時も使わない余分なピンチが邪魔になることもなく、パッパッとスムーズに干していけるのが気持ちいいですね。

 外枠+2列ピンチも重宝します

外枠のピンチにプラスして、内側に2列ピンチが付いているタイプだと、両側2点留め以外にも色々な干し方ができるので助かります。
フェイスタオルと一緒にバスタオルも干してしまいたい時は、横にして蛇腹に干すこともできます。横一列に並んだピンチのおかげで、重さのあるバスタオルもしっかりはさんでくれます。

一人暮らし、子供のいる家族暮らし、どんな家庭でも、上記の2つのサイズのハンガーはベースとして揃えておくのがおすすめです。
そこが決まると、残りはどんなハンガーがあると自分の家の洗濯がもっとラクになるのかが自ずとわかって選びやすくなります。

当店では、すっきりとしたホワイトの洗濯ハンガーの48P・32Pの2台セットをご用意しています(当店限定カラーです)。

 ミニサイズは物干しの隙間で活躍!

物干し竿に干した大きな洗濯ハンガーや、横並びの衣類ハンガーの隙間をぬってちょっと干しができるのが小さなハンガーの良い所です。
明日必要だった!と夜に気付いて緊急で手洗いした物を干したり、フキン干しや食品トレーの乾燥にキッチンで使ったりと、家中でなにかと活躍の場が多いのがこのサイズなんです。

【2】綺麗な仕上がりは、アイテム別ハンガーで

 シャツ干しには連結ハンガー

シャツ類を形良く・簡単に干すなら、アームが伸びるハンガーだと肩のラインにぴったり沿って、美しく仕上げてくれます。
さらに、シャツの首からアームを通して干すタイプだと、首元がヨレヨレになることがなくTシャツの長持ちにもつながります。

 バスタオル5枚綺麗に干せます

幅の広いバスタオルは場所をとる洗濯物の1つですが、しっかり幅をとって干してあげる方が乾くのも早く、乾燥後も折り跡が少なくてきれいに畳めます。
幅があるとどうしても使わない時が邪魔になるのでは?と思われますが、フックが折りたためるタイプなら収納もコンパクトにできます。

 タオルはまとめ洗い派にはコレ

フェイスもバスも、タオルはまとめて一気に洗いたい方には当店オリジナルのこちらがおすすめです。
特大サイズのためその分設置スペースは必要ですが、バスタオル6枚+フェイスタオル10枚が一気に手早く干せて、干すのも取り込むのも簡単です。

 風通しを確保する立体型ハンガー

乾き残しが多い厚手の生地のトップスやワンピースには、リングが中に空洞を作って風を通してくれる立体型ハンガーがいいですよ。
乾き残しがあるとイヤな生乾き臭の原因にもなるので、たくさんの面積を空気に当てて、いかに早く乾かせるかが肝心です。

 フードの下もしっかり乾きます

スウェットの厚い生地が重なるフード部分を立ち上げて乾燥を助けます。ついでにフード部分がぺたんこにならず、仕上がりもキレイです。
また、ハンガー自体に厚みをもたせているので内部の風通しもスムーズ。フックを短くすればフードなしのトレーナーにも使えます。

 使うと納得!のステンレスシューズハンガー

綺麗に洗ったスニーカーや上履きはやはり、日光に当てて中までしっかり乾燥させたい所ですね。
プラスチック製でもいいのですが、長時間の日光には弱く、定期的な交換がいる場合が多いので、ちょっと高い?と思っても最終的にコスパがいいのはステンレス製です。

【3】干す場所によっても合うハンガーがあります

 常に外干しならスレンレス製

日光に強く・長持ちで使えるのはやはりステンレス製です。
直射日光でも劣化せず丈夫ですが、本体が重く、濡れた洗濯物を干してから移動するのはちょっと力が入るので、干し場まで洗濯物を持って行ってからハンガーに干すのがおすすめです。

 室内干しにはアルミ+プラが軽量でおすすめ

サビない上に軽量なアルミと、複雑なパーツが作りやすいプラスチックを合わせたハンガーは高機能な物が多く、使い勝手&人気はNo.1です。
中でも、急な取り込みに便利なドア掛けフックは、風通しのいい場所を選んで干せるのも重宝します。
プラスチックピンチはどうしても定期的に取替えが必要なので、替えピンチがあるかどうかも買う前に確認したいポイントです。

 腰壁の高さで干すなら短めフック

マンションのベランダに多い低い位置の物干し〈腰壁タイプ〉の物干しには、短いフックの洗濯ハンガーなら床にくっつけずに洗濯物を干すことができます。
さらに洗濯物が人から見えにくいという利点もあります。