登山特集

登山におすすめの装備を、シーン別にご紹介!必須アイテムを備えた、ザックの中身も解説します。

目次
登山の基本装備
富士山登山の場合の注意点
雪山登山の場合の注意点
登山の基本の持ち物

登山の基本装備

登山やハイキングをする際の、基本の装備です。
山の天気は変わりやすいので様々な気温や天気に対応できるように、低山でもしっかり装備をして、安全に登山を楽しみましょう。

装備のポイントを、アイテム別にチェック!

  • インナー

    ベースレイヤー。汗冷えを抑えて肌をドライに保ち、体力の消耗を防ぎます。

  • シャツ

    ミドルレイヤー。乾きやすい化繊などの素材を選びましょう。綿は汗冷えを起こすのでNGです。

  • レインウェア

    アウター。晴れの予報であっても、雨や風から身を守る服を必ず持っていきましょう。

  • パンツ

    ストレッチ性の高いパンツなら、激しい動きにも対応できます。

  • タイツ・スパッツ

    おすすめはサポートタイツです!疲れが出やすい下山時にサポート効果を発揮します。

  • ソックス

    足が疲れにくい、登山用の靴下を選びましょう。蒸れにくい素材がおすすめです。

  • 登山ウェア選びのポイント

    登山の服装の基本は重ね着です。これを「レイヤリング」といいます。
    雨や汗など、身体が濡れることは山では避けられません。身体が濡れると体力は急激に奪われてしまいます。いかに外界からの濡れを防ぎ、いかに汗を効果的に排出するかが、登山ウェア選びのポイントです。

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  • 帽子

    日照りを遮るにはつばの大きいものを選ぶとGOOD!防水性があると雨が降っても安心です。

  • ザック

    山に持参する道具に合わせて容量を決めていくと、軽量でコンパクトになります。

  • グローブ

    グローブを使用することでUVカット効果のほか、怪我防止や防風対策にもなります。

  • ブーツ

    防水性のある靴がオススメ!濡れた地面や突然の雨にも対応できます。

  • トレッキングポール

    長時間の歩行の補助となり、脚への負担を減らしてくれます。初心者には特におすすめ!

富士山登山の場合の注意点

富士山登山の場合は、登山の基本装備にプラスして、防寒・防風の対策も必要です。
日の出前の山頂は、夏でも0℃以下になることがあります。雨や風の場合は体感温度がさらに下がるため、十分な防寒対策を行いましょう。エマージェンシーシート(レスキューシート)も必ず持参しましょう。
富士登山オフィシャルサイトも確認して、充分な準備と、慎重な登山計画を行いましょう。

  • 防寒着

    ダウンや中綿などが入った保温着など。他にもフリースや、防寒用の帽子、ネックウォーマーなど、十分な防寒着を持参しましょう。

  • アウターシェル

    雨具は上下が分かれた登山用が望ましいです。富士山は風が非常に強いため、ビニールのレインコートでは破けます。

  • 登山靴

    底が硬いハイカットのものが望ましいです。ハイカットでない場合は、ゲイターで靴の中に砂利が入るのを防ぎましょう。スニーカーなどの底の薄い靴は穴があきます。

雪山登山の場合の注意点

雪山登山の場合は、気象条件が過酷なので、それに対応する技術も必要になります。天候や山の状況を事前にリサーチし、万全の準備で雪山へ出かけましょう。

  • ヘッドウェア

    凍傷を避けるには、肌を露出しないことなどがポイントです。耳まで覆える保温性の高い帽子を装備しましょう。滑落や落石の危険がある場所では、ヘルメットを装着します。

  • アイゼン

    凍りついた雪面には、アイゼンが必要です。アイゼンと靴には相性があるので、使用する靴に試着してフィット感を確かめてから購入しましょう。

  • スノーシュー

    雪が深くてアイゼンでは歩きにくい状況ではスノーシューがおすすめです。

  • アイウエア

    強い風雪の時はゴーグル、それ以外の場合は眩しさを抑えるためサングラスを着用しましょう。

  • ピッケル

    斜度のきつい雪面を登る際には必ず必要です。


登山の基本の持ち物

登る山や季節によって必要な持ち物が変わってくるため、事前に下調べを行いましょう。ここでは、代表的な登山の持ち物を紹介します。

必須アイテム

  • ヘッドライト

    夜間まで行動する予定がない場合でも、必ず持参しましょう。予備の電池もお忘れなく。

  • ザックカバー

    ザックが雨で濡れるのを防ぎます。防水のザックであれば不要です。

  • タオル・手ぬぐい

    汗をぬぐう他にも、緊急時には包帯の代用にもなります。

  • 1~2L以上が目安です。怪我の傷口洗浄にも使えますので、スポーツドリンク等だけでなくミネラルウォーターも持参しましょう。

  • ツェルト

    強風や雨の時の休憩、緊急時の簡易テントとして使用します。

  • エマージェンシーシート

    非常時の体温維持のため使用します。

  • 行動食・非常食

    チョコレート、ナッツ、クッキーなど、手軽に食べられてカロリーの高いものがおすすめです。塩分補給ができるものも忘れずに。

  • トイレットペーパー・ティッシュ

    山のトイレには紙がないことも多いため、持っていきましょう。

  • ゴミ袋

    自分で出したゴミは、自分で持ち帰りましょう。貴重品を雨から守るためにも使用できます。

  • 地図など

    登山地図やコンパスなどを使用して、道に迷わないよう現在地を把握しながら歩きましょう。

  • 登山計画書

    登山前には登山計画書(登山届)を作成しましょう。3部用意して、1部は提出。もう1部は家族に渡し、下山したら必ず連絡しましょう。のこりの1部は自分用です。

  • 医薬品・健康保険証

    万が一の怪我のために、応急手当キットや、頭痛薬、腹痛薬など普段飲み慣れているものを用意しましょう。健康保険書、もしくはコピーもあると安心です。

  • 携帯電話・バッテリー

    万が一、救助が必要になった際や友人とはぐれたときに役立ちます。必ず予備のバッテリーも持参しましょう。

  • お金

    ほとんどの山小屋では支払いにカードは使えません。飲料水の購入やトイレのチップ用に、小銭・現金をご用意ください。

あると便利なアイテム

  • 防水バッグ

    着替えやカメラなど、濡れると困るものを入れるのに役立ちます。

  • ウエストポーチ

    よく取り出すものを入れておくと便利です。

  • ナイフ

    折りたたみナイフやマルチツールなど、1本あるといざという時に役立ちます。

  • 水筒

    暖かい飲み物を持っていくと、寒さ対策に役立ちます。

  • 山岳テント

    テント泊を予定している場合は、登山用のテントを持っていきましょう。

  • インナーシーツ

    夏の山小屋泊にはインナーシーツを持っていきましょう。布団が共用となるので、衛生対策として必須としている場所もあります。

  • ゲイター

    靴への小石や雨などの侵入を防ぎます。

  • サングラス・日焼け止め

    山の日差しは強いので、UV対策も忘れずに。

  • ヘルメット

    一部の山域では携行必須の場合もあります。

  • 携帯トイレ

    山はどこにでもトイレがあるわけではないので、携帯しているといざという時も安心です。

  • 細引きロープ

    ツェルトでの使用や、ギアの故障の応急処置など、様々な使い方ができます。

  • カイロ

    夜寝る時や、ご来光を待つ時など、寒さ対策に役立ちます。

山ごはんアイテム

  • シングルバーナー

    軽量コンパクトに持ち運べて、食事に暖かい汁物をプラスできます。寒さに強いOD缶がおすすめです。

  • コッヘル

    調理器具兼食器に。スタッキング性に優れたものだと、荷物がよりコンパクトになりおすすめです。

  • シェラカップ

    シェラカップも、調理器具兼食器として使えます。

  • メスティン

    飯ごう。ごはんを炊く以外にも、パスタを茹でたりシュウマイを蒸したり、山ごはんで活躍します。

  • マグカップ

    食事の時だけでなく、水場で飲みたい時も、あると便利です。

  • カトラリー

    箸、スプーン、フォークなど。調理をする場合は熱に強いものがおすすめです。

  • ガス

    残量を確認して、燃料切れに気をつけましょう。

  • 食料

    食材もお忘れなく。初心者は、カップ麺やレトルト、フリーズドライの活用がおすすめです。