AHD?(HD-CVI・HD-TVI) HD-SDI?って何?
AHD(アナログHD)って何? 最近耳にするHD-CVIやHD-TVI方式と何が違うの?
AHD(アナログハイビジョン)やHD-CVI、HD-TVI方式についてわかりやすく説明いたします
これまで長年親しまれたアナログ方式(CVBS)のカメラや録画機の基盤にはIMAGE CHIPが搭載されており、CORDER(カメラ側)やDECORDER(録画機側)に分かれております。
IMAGE CHIPのアナログ信号をフルハイビジョン化(1920X1080 )することが近年開発されましたが、開発会社がそれぞれ異なることで異なった名称となっております。
IMAGE CHIP の種類 |
名称 |
開発会社 |
解像度 |
AHD(アナログハイビジョン方式) |
N社 |
1920×1080 |
HD-TVI方式 |
H社 |
1920×1080 |
HD-CVI方式 |
D社 |
1920×1080 |
HD-SDI |
従来からある放送規格を使った映像規格 |
1920×1080 |
※AHDのカメラには、AHDのDVRが必要。
異なる規格同士のカメラと録画機をつなぐことはできません。
映像画質に影響する機器
カメラや録画機の解像度はイメージチップの高画質化に伴いフルハイビジョンで監視ができるようになったということですが、映像の鮮明さはイメージチップ以外に下記の性能も併せ複合的に決まります。
HD-SDIって何?
HD-SDI(ハイディフィニション シリアルデジタルインターフェイス)
HD-SDIとは衛星放送などに使われる放送用ハイビジョンデジタル信号規格のことです。みなさんのご家庭でご覧になられている衛生放送と同じ規格で、高画質(1920X1080)フルハイビジョンでの防犯カメラの監視や記録ができるようになりました。
配線には衛星放送と同じ5CFB規格で配線するのが一般的です。
解像度について
みなさんのお使いのPCモニターやご家庭のテレビモニターも新しく購入されるものはほとんどフルハイビジョン(1920X1080 )化され最近では4K解像度のモニターも登場しております。
以前の防犯カメラはアナログカメラが主流でブラウン管(CRT)モニターで使っていた時代が長く、当時は640X480 (VGA)や720X480 (D1)解像度の時代が長く続きました。映像処理能力の向上や液晶モニターの高画質化に伴い、衛星放送と同じフルハイビジョンの高画質で防犯カメラ映像を監視する時代になりました。
1枚ごとの静止画画像がフルハイビジョンサイズ(1920X1080 )になることできれいで鮮明な動画を記録することができるのです。
画質について
下図は52万画素と、210万画素を比較したイメージ画像です。画素数が増えた事により、拡大した場合でもより映像を記録出来ます。
車両ナンバープレートやお札、人相判別の識別ができる超解像度防犯カメラです。
ご使用するケーブルについて
高品質の映像信号を伝えるには3C2Vよりも5CFBで配線する方が有利です。配線距離が延びれば減衰したり映像が暗くなりがちです。
映像サンプル
AHD アナログハイビジョン(210万画素)サンプル映像
・AHD サンプル映像(昼間)
・AHD サンプル映像(夜間)
HD-SDI(210万画素)サンプル映像
・HD-SDI サンプル映像(昼間)
・HD-SDI サンプル映像(夜間)
アナログ(52万画素)サンプル映像
- ・52万画素 サンプル映像(昼間)
-
- ・52万画素 サンプル映像(夜間)
-
さいごに
AHD(アナログハイビジョン)、HD-CVIやHD-TVIの3方式の中でどれが一番画質がすぐれているかということはなく、これらの方式は開発会社が異なるためそれぞれの方式のカメラと録画機を組み合わせて映像を記録することができません。
HD-SDIは放送通信規格を使った防犯カメラで、上記方式のカメラや録画機と組み合わせて使うことができません。
フルハイビジョン(1920×1080)クラスのモニターが普及している現在、フルハイビジョン品質を採用した防犯カメラであるAHD(アナログハイビジョン)やHD-SDIを使い、より高画質で精細な監視が実現できる様、弊社ではフルハイビジョン(メガピクセル210万画素)クラスの防犯カメラを推奨しています。