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書体について

「はんこdeハンコ」では印影を6つの書体からお選びいただけます。

「はんこdeハンコ」では、印鑑の文字を、「印相体」「古印体」「篆書体」「隷書体」「行書体」「楷書体」の6つの書体から、お選びいただけます。

印鑑に使われる書体には大きく分けて2つのタイプがあります。ひとつは中国で生まれた書体です。そしてもうひとつは、その中国で生まれた書体をお手本に近年（明治以降）印鑑用に制作された書体です。

中国で生まれた書体には、篆書体、隷書体、行書体、楷書体などがあり千年、二千年という長い歴史を持った書体です。
近年制作された書体には、印相体、古印体などがあります。もともと印鑑用に意匠された書体ということもあり、多くの人に好まれている書体です。

この6つの書体以外にもいくつかの書体があります。代表的なものとして例えば草書体があります。しかし草書体は一般の印鑑で用いられることが少なく、「はんこdeハンコ」でもお取り扱いしておりません。

「はんこdeハンコ」でお買い上げいただいているお客様の傾向

	全体	個人実印	個人銀行印	個人認印	法人
印相体	53％	◎	○	○	◎	全ての印鑑で選ばれています。
古印体	12％	-	△	△	△	若い方に選ばれることが多いです。
篆書体	14％	○	-	△	○	法人印では人気があります。
行書体	10％	○	○	△	-	女性に選ばれることが多いです。
隷書体	1％	-	-	-	-	古印体を選択される方が多いです。
楷書体	10％	-	△	○	-	認印で選ばれることが多いです。

◎：50%以上　○：20%～50%　△：10%～20%　-：10%未満

各書体の説明

印相体（いんそうたい）

篆書体から印章の為の書体として進化したもっとも印鑑らしい書体。
八方体、吉相体とも呼ばれます。

印面のスペース一杯に広がる力強い流麗な姿は文字の並び具合で様々な姿に変化するため、判別しづらく偽造防止にも効果的です。
実印など大切な印鑑にお勧めする書体です。

古印体（こいんたい）

大和古印と呼ばれる奈良時代の寺社印の姿に習って、隷書体を元に経年
による文字の欠けや摩耗によって太く丸くなった様な風雅な趣を出した書体です。

比較的読みやすい書体で個人の認印や法人の角印、特に自治体の公印に
よく選択いただいています。

篆書体（てんしょたい）

最も古い書体。約２３００年前に中国を統一した始皇帝の命により、それまでに象形文字から派生した多くの漢字と整理しまとめられた「小篆」がこの書体の祖と言われています。
「篆書を彫刻する」と言う意味の「篆刻」という用語があります。
これが「印章を作る」という意味で使われている事からも歴史を感じさせます。
その左右対称性を強調し、主に水平垂直で構成された風格のある姿は、現代の漢字とは異質な印象を与えますが、同時に判別のしづらさが偽造防止にも効果的です。法人印には印相体と並んで定番の書体と申せましょう。日本の紙幣に印刷されている印影も篆書体が使われています。