車をお持ちの方は、赤ちゃんが産まれたら必ず必要となるチャイルドシート。
6歳未満のお子さんは、車に乗る際チャイルドシートを使用する事が義務付けられています。
大切なお子さんを守るため、しっかりと選びたいものです。
しかし、チャイルドシートといってもその種類はたくさん。
何を基準に、どう選べば良いのかよくわからない、という方も多いはず。
そこで今回は、チャイルドシートの選び方や特徴をわかりやすく解説します。
ぜひこれからのチャイルドシート選びにお役立てください!
チャイルドシートのシート部分が360°回転するため、車内が広くない場合や、狭い駐車場での赤ちゃんのお車からの乗り降ろしがとても楽になったという声があります。
ただ反面、チャイルドシート本体は通常タイプと比べて大きく重くなってしまう場合があります。
そのため、一台の車をご家族で兼用されており、頻繁に付け替える必要がある場合などは注意が必要かもしれません。
ハーネスと呼ばれる、安全ベルトがついたチャイルドシートのことです。お腹を中心として両肩・両お腹周り・股下をガードするよう、5つのベルトで構成されており、拘束しやすく、体にかかる負担を分散します。
正しく着用すれば安全な反面、どのチャイルドシートにも言えることですが、締め付けが緩く適切でない場合、お子さんが抜け出る可能性があり、危険な場合があります。大人の指2本分入るくらいが、適度な締め付けの目安と言われています。
5点ハーネス式に対し、インパクトシールドと呼ばれる緩衝剤をお膝の上にあてて、その上からシートベルトで固定するタイプです。
チャイルドシート本体からの取り外しが容易で、5点ハーネス式よりも、比較的安価なものが多いようです。
3ステップとは、新生児〜乳児期、幼児期、学童期と、お子様の成長にあわせて3段階に変化して、比較的長い期間使用できるタイプのチャイルドシートのことです。
カーメイトのエールベベ・サラットシリーズなどが人気です。
ブースターとは、まだ背の低いお子様がシートベルトを正しい肩位置で装着するために、車のシートの高さを調節するための補助用のシートのことです。
ハイバックと呼ばれる、取り外しのできる背もたれがついているタイプもあります。
ISOFIX(アイソフィックス)とは、チャイルドシートを車にシートベルトで取り付けるのではなく、チャイルドシートに取り付けられた専用金具を、ISOFIXに対応した車の専用金具に取り付けて使用するシステムのことです。
金具でしっかり取り付けるため、シートベルトで取り付けるタイプよりもしっかりとチャイルドシートと車を固定することができます。
ISOFIXとは?に説明がございますのでご覧ください。
新生児から、12ヶ月くらいまで使えるタイプで、ベビーシートと呼ばれるタイプがこちらになります。ベビーカーとドッキングさせて、新生児用ベビーカーとして使えるタイプもあります。
多くのタイプは、ベビーシートとしてだけでなく、ベビーキャリーとしてお子様の移動や、室内でクーファン代わりにも使える上、もっとも赤ちゃんの体の柔らかい時期に、体にあったものが使えます。
ただ、使える期間が短いため、12ヶ月以降は買い替えの必要があります。赤ちゃんの体格や成長には個人差があり、12ヶ月より早い時期に買い替えが必要となる場合も...
新生児から使える4wayの多機能ベビーシート。
乳児期を過ぎ、少し大きくなってきたらベビーシートからこちらのシートに買い替えます。
もし1〜2歳違いの二人目のお子さんが産まれたら、今まで使っていたベビーシートを二人目のお子さんに使い、一人目のお子さんにこちらを使わせると言った使い方ができます。
限られた年代のみ使うものなので、本体も比較的軽くて持ち運びしやすく、取り付けも簡単なものが多いです。
ただ、もう少し大きくなったらジュニアシート(3、4歳くらい〜11、12歳くらいまで)に買い換える必要があります。
設置時間60秒以内のカンタン取り付け!また座面は折り畳め、持ち運びもラクラク。
9ヶ月から4歳ころまで使えます。
別売りのISOFIX対応の専用ベースメント「ファミリーフィックス」を使って、簡単・確実にお車に装着できます。
3、4歳くらいの学童期から11、12歳ころまで使えるタイプのシートです。
学童期専用のため、兼用タイプと違い本体も比較的軽くて持ち運びしやすく、取り付けも簡単なものが多いです。
お子様の成長に合わせて長く使えるロングユース設計
便利なカップホルダー付き!
お子さまの成長にあわせて最適なスタイルが選べる2ステップシートです。
新生児から3、4歳頃まで使えるタイプです。お子様の成長に合わせて、座席角度やインナーパッドを調整して使います。
回転式や、新生児期にはベッドとして使えるタイプもあります。妹や弟さんの年齢が近い場合、お下がりとして使えることが多いです。
面倒なベルトの付け替え必要なし!
ワンタッチで肩ベルトの高さが調節できます。
1歳ころまでベビーシートを使用し、以降は学童期を終えるまで1台のチャイルドシートで乗り切るという場合、こちらを購入します。
また、幼児期(新生児期)から使えるタイプもあります。
長い期間、買い替えの必要がないため経済的です。
軽量・コンパクト・抜群の通期性能で人気の「サラット3ステップシリーズ」後継モデル。
お子さまの成長に合わせてシートを変化させることができるので、1才頃から11才頃まで長く使えるロングユース。
生後(体重:約2.5kg)まもなくから、11歳ごろ(体重:約3.6kg)まで使えるロングユースタイプのチャイルドシートとなります。
法律ではチャイルドシートの着用が義務づけられているのは6歳までですが、車のシートベルトは大人が使う目的で設計されているため、身長が140cmを超えることで安全な装着ができるようになります。
こちらのロングユースタイプのチャイルドシートは、140cmまでを1台でカバーできるよう設計されているため、成長と共にチャイルドシートが小さくなり買い替え時期を逃してしまう心配や、サイズの合わないチャイルドシートによって安全性が落ちることから守ってくれる、安全性・経済的にもおすすめのタイプです。
業界初!新生児〜12歳までずーっと使えるチャイルドシート。
ISOFIX(アイソフィックス)とは、シートベルトでチャイルドシートを固定するときに発生する、誤った取り付けによる事故を防ぐために、装着がより確実にできるようにした新しい仕組みのことです。
ちなみにISOFIXに対応した車には、シート背もたれ部分の下部や後ろに、下記のマークがあります。
現在街中を走っている車にはまだまだ対応していないものも多いですが、日本でも世界各国でもチャイルドシートのスタンダードになる規格です。
国際標準化機構(ISO)が、シートベルトで固定するタイプの代わりとして定めた次世代の固定方式で、自動車の後部座席のシートベンチとバックレストの間に設置された棒状の取付け金具(ISOFIXアンカー)に、チャイルドシートのコネクターをはめ込む固定方法です。
2012年7月以降発売の新車にはISOFIX(アイソフィックス)取付け金具の装備が義務化されています。
この方法により、チャイルドシートは自動車の車体と金具でがっちりと連結されることになるため、万が一の際も揺れたり外れたりせず、衝撃を軽減することができます。
また、誰でも簡単・確実に装着できる点も大きな特徴です。
ISOFIXの特徴や、メリット・デメリットをしっかり踏まえ、ご自身に最適なチャイルドシートをお選びください。
ベビー用品を長く作ってきたブランドや、自動車の安全部品を作ってきたブランド…背景は違えど、メーカーそれぞれ独自のこだわりを持ってチャイルドシートを生産しています。
法律の改正や技術の進歩によって、日進月歩で進化を続けるチャイルドシート。それらを反映した新商品から選ぶのもオススメです!