寒い時期に困ることといえば、身体の冷え。女性は男性に比べ、筋肉量が少ないために『冷え性』でお困りの方が多いのではないでしょうか。

　そこで、今回は冷え性を改善する方法をご紹介したいと思います。冷え性は、様々な生活習慣や体質が複合的に絡み合って起こりますが、これらの方法を続けることで、冷えとは無縁の生活を送ることができますよ。


　 　朝起きてすぐ、身体の中に取り入れるものはその日一日のバイオリズムを決めるといわれます。まずその日の『最初に口にするものの質』を考えることがとても大切です。朝のお白湯は、身体を目覚めさせると同時に内臓から温めてくれるため、健康維持に大変役立ちます。

　お白湯はインドの伝統医学であるアーユルヴェーダに基づいた健康法です。アーユルヴェーダでは、体はすべて３つの要素（水、火、風）からなると考えられ、お白湯を飲むことで体の３要素を取り入れてバランスを回復し、全体性を取り戻すとされています。

　内臓が温められることで活発に働くようになり、消化作用が促進されます。その結果、体内の老廃物を体の外に押し流す力がパワーアップ。老廃物が一掃されると、肝臓や腎臓などの機能がさらに活発になりますので、体内浄化にも役立ちます。

　お白湯をゆっくり味わえるような時間と心の余裕を持ちたいものですね。


　 身体を温めても、手足が冷たくて辛いという方は、手足首の皮膚を動かすように、ごしごしとこすってみてください。血の巡りが滞っていると冷えが起こりやすくなりますが、特に手首と足首は、心臓から遠いために先端部の血流が滞りやすい場所です。手足首は血管が集中していますので、ここを重点的に温めると体全体が温かくなります。 　


　 　
しかし、手首は気がついた時にすぐできますが、足首は難しいですね。とりわけ心臓から遠い場所にあるので。足は冷たくなりやすい場所です。足首を温めるのに効果的なのは、レッグウォーマーが一番おすすめです。

締め付けの少ない自然素材のレッグウォーマーで日常的に温めましょう。足首は、身体に重要なツボや下半身を通る血管が集まる場所ですから、温めることで免疫力が向上し、健康維持に大変役立ちしますよ。是非お試しくださいね。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(2013年10月･11月 掲載)

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