スキンケアの基本を見直そう　ネオナチュラルいい皮膚月間2012【ネオナチュラル】

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こんにちは！たかやなぎです。

この特集ページでは、基本に帰り、「スキンケア３つの基本」について、お話ししています。

スキンケア３つの基本とは、
その１．清潔にする　その２．保湿する　その３．紫外線対策

でしたが、覚えていらっしゃいますか？
（その１．がまだの人は、⇒その１．清潔にするへ）

今回は、皆さんが一番気にしている【その２．保湿する】についてのお話です。
「保湿」を知る要点は、肌の構造をしっかり理解しておくことです。

これからの時期は、徐々にお肌が乾燥し、中には粉吹き状態になってしまう方もおられます。
おそらく、こうなってしまう方の９０％は、洗顔またはメーク落としの時点で、肌に負担がかかる方法をとっている方です。
もし心配なら、一度先回ご説明した「清潔にする」をご覧になって下さいね。

今の時期、あなたのお肌は乾燥していませんか？

お肌の表面は＜角層＞という、＜真皮層＞から徐々に浮き上がってきた角質細胞の層で被われています。そしてその隙間は、＜細胞間脂質＞という脂質と水分が折り重なった状態で満たされており角質細胞とともに肌バリアを形成しているのです。
健やかな肌の場合は角質細胞は規則正しく並んでいます。

「粉吹き」状態とは、この細胞間脂質が無くなり、角質細胞がめくれ上がって剥がれてしまった状態のことです。粉吹き状態の肌はバリア機能が働かないため、刺激やバイ菌にも非常に弱い状態で、様々な肌トラブルを引き起こす原因になってしまいます。

健やかな肌の理想は、お風呂に入ったときにお湯が弾くようにコロコロ転がるお肌です。
角層に細胞間脂質がしっかり満たされ肌バリアがしっかり働いていると、水分もバイ菌もはじき返します。
逆にバリアが壊れた肌は水で濡れると弾かずベタッとしてしまいます。
こういう方は肌の表面の肌理きめが整わず（つまり肌荒れ状態）、刺激にも弱く、さらには肌の内部にもダメージを受けてしまうのです。

理想は水を弾く肌

これからの時期、保湿はしっかりと

もうお解りですよね。
つまり「保湿」とは、
　⇒細胞間脂質を保つこと　⇒角層のコンディション管理
なのです。
逆に、何もしなくても細胞間脂質がしっかりしている方は「保湿」しなくてもいいのです。

でも特に女性の場合は、メークを落とす際に負担がかかりますし、普段の洗顔や、生活から来るストレスでコンディションが乱れがちになります。だから、ほとんどの方の場合「保湿」が大変重要になるのです。

保湿は細胞間脂質を補うことが目的なので、
クリームやオイル、乳液など保湿するスキンケアは様々にありますが、
細胞間脂質の元となる人間の皮脂成分に近い成分で行うことが理想です。

最近、「背中がかゆくなって・・・」というお悩みの声が寄せられています。
これからの時期は空気の乾燥が激しくなり、寒さで毛細血管が収縮し脂質の分泌が少なくなることで、肌バリアが保てなくなります。そうしてバイ菌が肌の内部に侵入してかゆみを引き起こします。さらに肌を掻くと状態が悪化します。
対策としては、ボディーソープなどのケミカルウォッシュは使用せず、不潔になった部分だけを石けんを泡立てて手で洗うといいですよ。普通、乾燥した肌の汚れは入浴だけでも十分落ちます。

今回スキンケアの基本について改めてお話ししましたが、いかがだったでしょうか？
おそらく、こんな話をする化粧品会社はないと思います。

ほとんどが
　「スキンケアの基本は、まずは、
　　○×△クレンジングでメークを浮かし、次に、○×△ソープで洗顔・・・」
というような製品の使い方の説明です。

でも本当は、基本的な「スキンケアの考え方」があってはじめて、それに沿ったアイテムを使用するべきものです。そして、しっかり「スキンケアの考え方」を理解した方は、今後のスキンケアも考えやすくなるはずです。
スキンケア製品は決して安い買い物ではありません。
だからこそ、より多くの皆さんにしっかり吟味して選ぶための正しい知識をつけて欲しいと思っています。

２０１２年１１月　いい皮膚月間　によせて
ネオナチュラル

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（他の話はこちら　⇒その１．清潔にする　 ⇒その３．紫外線対策）

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