蒸し暑い日が続きますが、気になるのはジメジメとイヤ〜なアイツの存在。お家の中で見たくないアイツと遭遇することや、楽しいおでかけ後には気付いたらプツっと赤いあとが・・・なんてことも。しかし殺虫成分の含まれたスプレーを撒いたり、忌避剤を置くのは少し不安ですよね。
今回はそんな方に、自然の香りで防虫するお肌にやさしい虫よけ方法とご家族で使える虫よけアイテムをご紹介します。
一般の虫よけ製品は、ディートや農薬に使われる化学成分で殺虫、虫よけをしています。中には子どもへの使用の目安が定められている成分もあり、必ずしも安全とは限りません。
実は、そんな成分を使わなくてもハーブなどの植物は蚊やさまざまな虫が嫌う香りを発散するため古くから虫よけとして使われてきました。この香りを活かすことで化学成分を使わずに、自然成分だけでお肌にやさしく、イヤ〜な虫から守ることができるのです。
植物の香りには防虫以外にも様々な効果があります。そこで、防虫はもちろん、これからの季節特有のお悩みを同時に解決する方法をスタッフがご紹介します。
防虫はしっかりしたいけれど、リビングや玄関にいかにも「忌避剤」と分かるものは置きづらい。
出来ればお部屋の雰囲気に合ったもの、置いても不自然ではないものがいいですよね。
また、赤ちゃんやペットがいるご家庭で強い殺虫成分が入っている虫よけを使うのは心配ではありませんか?
ヒノキは古くから防虫・抗菌作用があると言われ親しまれてきました。たとえばお寿司屋さんでは、ヒノキの葉と一緒にネタを保存したり、机やまな板、お寿司を置くつけ台にもヒノキが使われています。また、ヒノキで建てた家はシロアリが嫌うため本来義務づけられているシロアリ駆除対策が免除されることも。
自然素材なので、お子さまやペットがいるご家庭でも気にせず虫対策ができますよね。ヒノキのタンスにも防虫効果があるので大事なお洒落着や着物はヒノキのタンスにしまいましょう。まな板をヒノキのものに変えるだけでもいいですよ。今度新しく家具を選ぶ際には素材にも注目してくださいね。
掃除をしても、なぜかイヤ〜な気配のする、台所に洗面台。
また、梅雨時にはジメジメとなんだかカビ臭いような・・・気になりますよね。
月桃は、ゴキブリやハエなど害虫が嫌う香りを放つので、葉に虫食いの跡はほとんど見られないんですよ。そのため畑などでは虫よけに野菜の近くに植えたり、月桃の葉のエキスを搾り無農薬栽培用の防虫剤として現在でも使われています。乾燥した葉をタンスに入れるだけでも防虫剤の代わりになりますよ。
また、高温多湿の沖縄では室内の畳や床に月桃のエキスを塗ってカビやダニ予防をしていたそうです。
さらに防腐作用もあり、美容効果が高いので、Natures for シリーズにも使われているすごい植物なのです。
肌にも触れるから子どもが使えるほどやさしいものがいいし、虫よけ特有のツーンとしたニオイが苦手。
さらに通勤時やおでかけ中、スポーツで汗ばんだまま。汗のニオイも気になりますよね。
レモンユーカリやシトロネラの柑橘系の香りには高い虫よけ効果があり、古くから蚊帳などに編み込まれて虫除けとして使用されてきました。また、虫よけロウソクや、ペットのノミやダニの駆除にも使用されていました。香りがいいので、香料としても使われていたそうです。
さらに気分をリラックスさせる効果もあり、現在はアロマテラピーでよく使われます。オイルを染み込ませた布やポプリなどを持って外出すると虫対策とニオイ対策の両方が出来るのでおすすめです。子どもも嫌がらない香りなので一緒に使えます。また、お部屋でアロマオイルやキャンドルを焚くと、香りを楽しむのと同時に虫よけもできますよ。