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ヘチマの里・瀧田啓剛さん



へちま水 前回は、瀧田さんはヘチマ水100%の化粧水を製品化するまでの苦労をお話しして頂きました。
さて、今回は製品が出来上がってから現在までのお話です。
瀧田啓剛さん第1回はこちら


●地下道に段ボールで眠ることに・・・

(じまブロ元気村編集部 以下:編)
ヘチマ水100%ローション『私の部屋』が出来上がって、いよいよ販売しだしたんですね。
販売の方は順調でしたでしょうか?


へちまの里(瀧田さん 以下:瀧)
いやいや。いまでこそ『私の部屋』は、多くのお客さまに受け入れられていますが、当時は全く売れませんでした。
といいますか、売る方法も販売について全く素人の私には皆目解らなかったんですよ。この商品が消費者に受け入れられるのかどうかも、全く解りません。


(編)
じゃあ、初めは何からはじめたんですか?


(瀧)
当時、大島町(現在は合併で射水市)で、変わったことをやっているヤツがいる、って事でNHKテレビの取材もうけるようになりました。
でも、テレビに出れば売れるだろうって思うでしょうが、全く売れませんでしたね。だいたい当時(20年以上前)は無添加、無農薬、有機栽培なんて言葉も一般的じゃありませんでしたからね。

しかたなく東京や、名古屋、大阪のデパートの物産展などに参加して、車にヘチマ水をのせて運んでいっては一生懸命販売しました。 これが辛かった。
隣の名産品コーナーなんかの商品は黒山の人だかりでも、私の前には全く人がよってこない。
持ってきたヘチマ水をそのまま車に詰め込んで帰るのは、本当に辛いし寂しかったです。イベントに参加しても交通費、宿泊費は全部赤字。家計も家内に働いて養ってもらっている状態でしたね。

当時、名古屋駅の地下道には段ボールを敷いて寝泊まりしている人が沢山いました。
家にも帰りにくくてね。そこを通るときに真剣に思いましたよ。

 「私も、もうすぐこの人達の仲間入りだな・・・」





(編)
でも今は沢山のヘチマ水ファンがおられるんですから、何か転機があったのでしょうか?


へちま畑 (瀧)
ある時、大阪の『ちちんぷいぷい』っていうローカルテレビ番組から出演のお誘いがありまして、地方の特産品の特集をやるから出演して欲しいって話だったんです。
その収録で色々へちまの栽培の事を聞かれましてね。 私もヘチマの話になると夢中になって話をする。 ところが色々話をしているうちに、これまでの色々な想いが急に溢れてきて胸が詰まってしまって情けないことに言葉にならなくなっちゃったんですよ、、、
まあ何とか収録は終わったんですが、
そしたら、その翌日から凄い勢いで電話で注文が入るようになりました(笑)
テレビで、みっともないところを見せてしまって本当に恥ずかしかったのですが、結果的に私のヘチマに対する想いが、皆さんに伝わったみたいです。
それから、みなさん繰り返し注文してくれるようになったんです。


(編)
瀧田さんのヘチマ水の良さが受け入れられるようになったんですね。


富山の水(瀧)
それと、もう一つはタイミングというか時代だと思います。
私がへちまの栽培に取りかかった頃は、まだまだ化学成分が良くないなんて認識は、ほとんどなかったんです。無添加とか無農薬栽培といっても皆さんはピンとこない時代だったんですね。
それが化学成分の害が社会的にクローズアップされるようになって自然の物の良さが徐々に見直されてきた。そういうことだと思うんです。



(編)
へちまの栽培に取りかかってからの話をして頂いたのですが、これまでを振り返ってみて一番心に残ることは?


(瀧)
ヘチマ水を受け入れてくれたお客さまへの感謝の気持ちは当然ですが、今まで随分周りにお世話になったし迷惑を掛けてきました。ヘチマ畑を雑草だらけにしたりね(笑)
当時、私の親は何も言いませんでしたが、おそらくご近所からも随分色々なことを言われたんだと思います。だけど、私には何も小言は言いませんでした。近所からの恨みを親が受け止めてくれたんですね。
そのおかげで、へちまの栽培も続けられたんだと思います。
家内にも養ってもらいましたしね。(笑) 本当に家族には感謝しています。


(次回の自慢人に続く)

瀧田さんのヘチマ水100%ローション『私の部屋}はこちら

<自慢人特集第1回(瀧田啓剛さん)>   <自慢人特集第2回(瀧田啓剛さん)>   <自慢人特集第3回(瀧田啓剛さん)>
<自慢人特集第4回(野中邦雄さん)>   <自慢人特集第5回(熊崎寛雄さん)>   <自慢人特集第6回(酒井萠一さん)>