涼しく・美味しく・快適に ヘチマで壁面緑化運動
 
ヘチマ博士
ヘチマはちょっとしたコツをつかめればとってもカンタンに育てられます。 私たちと一緒に楽しくヘチマを育てましょう♪
ナチュ子


準備するもの
 
育て方早見表
土作り 種蒔き誘引 摘心収穫(食用の実→ヘチマ水→たわし)
発芽 間引き開花 受粉種の採取

種を蒔く時期の目安種を蒔く時期の目安

 
  4〜5月上旬 土作り 種蒔き
種の下準備
種を蒔く日の前日に、種を一晩水につけておきます。できれば20℃前後になる場所に置いておくと芽がでやすくなります。

爪切りで端を少し切ると芽が出やすくなります
土作り
プランターの底が隠れるくらいの鉢底石を敷きます。そこにふんわりと土を入れましょう。このときはまだ肥料はいりません。

プランター ポット
種蒔き
<プランターに直接植える場合>簡単!
種は2センチほどはなして、1センチの深さに蒔きます。
<ポットで発芽させる場合>オススメ!
1センチの深さに種を2粒植えたものをポットをいくつか用意します。発芽後に元気な苗を選定してプランターに移植します。(この場合、間引きは不要)

種まき後は、乾燥しないように新聞紙をかぶせます。毎日たっぷり水をあげましょう。 寒い地方、朝晩で気温の差がある時期は温かい室内、ビニールをかぶせるなど、保温をしてください。


種を蒔いた後も20℃前後の場所に置いておくと芽が出やすいですよ
 
  5〜6月 発芽 間引き
発芽
種を蒔いてから1〜2週間ほど※で芽が出ます。
芽が出そろったら新聞紙を外しましょう。

双葉
間引き
<プランターに直接植える場合>たくさん芽が出たり、密集して芽が出た箇所は間引きが必要です。本葉が出て半分開いたときに子葉がしっかりしているものを残し、手かハサミを使って地ぎわで切ります。
<ポットで発芽させる場合>
間引きの代わりに本葉が出て半分開いたときに子葉がしっかりしているものを選定してプランターに移植しましょう。

間引きをすることで強い苗がしっかり育ちます
移動
葉が4〜6枚になったら、よく日のあたる建物の南か西側に移動させます。
地植えにしたいときは、このタイミングで植え替えましょう。

ベランダで育てる時はプランターが落下しないような場所を選んでください
乾燥対策として株元に藁をしくのもおすすめです
水やり
水やりは、芽が出たばかりのうちは土が乾いたら行いましょう。
梅雨はやりすぎないように注意してください。
8月の暑い時期は乾燥させないようにこまめに水をあげましょう。


肥料は油粕やお米のとぎ汁でもいいですよ
追肥
芽が出て1ヶ月ほど経ったら肥料(鶏糞)をあげます。
追肥は株から少し離れたところに溝を掘ってあげてください。
月に1〜2回程度が目安です。 お盆を過ぎると葉や茎の成長が止まってしまうので、肥料はやめてください。


 
 
7〜8月 誘引 摘心
誘引
緑のカーテンにしたい場所にネットをはります。
支柱にアサガオ用などのネットをつけていただくと、涼しげな緑のカーテンとなります。伸びてきたツルをところどころ紐でゆるく縛ってあげてください。

葉が茂ってくるとお家が涼しくなって快適です
ネット 支柱
支柱を立てて行う場合は、1メートルくらいの支柱を立て、ツルが風でフラフラしないように、しっかり固定してあげましょう。
支柱はホームセンターや百円ショップで売っているようなプラスチック製、竹でも大丈夫ですよ。


摘心
地面から2メートルくらいの高さになったら、地面に近い葉を4〜5枚切り取ります。
その後、本葉が10枚ほどになったら、ツルの先端を2センチほど切り取りましょう。

摘心
小さい実をたくさん採りたい場合→親ヅルの芽を切り取る たわし用の大きい実を採りたいヘチマ水を採りたい場合→親ヅルがある程度育つまでは、子ヅルの芽を切り取る
 
  5〜6月 発芽 間引き
開花
葉が10枚くらい出たら、親ヅルの芽を摘芯して、子ヅルを4〜5本仕立てにすると、雌花がたくさんつきます。

葉の期部が膨らんでいるのが雌花です
受粉させるときは花が元気な朝8時頃が狙い目です
受粉
庭など、虫がいて自然受粉しやすい環境ではそのままでも実がなりやすいですが、マンションなどでは人工授粉がおすすめです。
雄花を取って、おしべの花粉をめしべにつけましょう。 花が咲いて10〜12日くらい経ち、実の大きさが20センチぐらいになったら、いよいよ収穫です!


 
 
 
9〜11月
食用に
花が咲いて10〜12日くらい経って大きさが約20センチのキュウリサイズ、大きさが200グラム程になったら収穫しましょう。
ヘチマ料理の作り方

収穫したヘチマの実
ヘチマ水の収穫の様子
ヘチマ水
ヘチマ水を採る目安は、実が出来てから枯れる前まで。
茎を切ってしまうので、もう緑のカーテンがいらないな、と感じる頃に行いましょう。
ヘチマ水の作り方


食用に
皮が黄緑に色に変わってきたころに収穫しましょう。
大体10月上旬頃です。
ヘチマたわしの作り方

ヘチマたわし
 
 
5〜6月 発芽 間引き
開花
茶色になった実をカッターなどで切り目を入れ、実の中を押し出すように開くと、焦げ茶色の種がびっしり。実の繊維がしっかりしているので、少し力が要りますが少しずつ種を採りましょう。

種採取の様子
ヘチマは1年草なので、少し寂しいですがこのあとは枯れてしまいます。
採取した種でまた来年大切に育ててくださいね。