呼び名 | 形状 | 特徴 | 実物例 | |
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1種A形 タッピング |
見た目 | 最も一般的なタッピングです。 ねじ部先端が尖っていて、先端までねじ山が立っています。 ねじ部先端が尖っているため、穴のセンターの位置決め用のガイドや、ねじ込む時の喰いつきが良くなります。 ピッチは、タッピングの中で一番粗くなっています。 | ||
相手材 | 主に薄鋼板、ハードボード、木材、石綿、一般に薄鋼板は1.2o以下に適していると言われています。 | |||
1種A1形 タッピング |
見た目 | 1種のタッピングで先端を1/4カットしてあります。 カット部は、刃の役割をして相手材を削っていくため、すんなり入っていき、削った後の粉を外に出す役割も有ります。 そのため、作業性も向上します。 | ||
相手材 | 主に薄鋼板、ハードボード、木材、石綿、一般に薄鋼板は1.2o以下に適していると言われています。 | |||
2種B0形 タッピング |
見た目 | ねじ部先端の2〜2.5山がテーパーになっており、少しだけ絞ってあります。 ピッチは1種タッピンより細かくなっています。 | ||
相手材 | 主に薄鋼板及び厚板(5o以下)、非金属、樹脂、硬質ゴムに適していると言われています。 | |||
2種B1形 タッピング |
見た目 | 2種B0形タッピングと同様に、ねじ部先端の2〜2.5山がテーパーになっており、少しだけ絞ってあります。
さらに先端を、1/4カットしてあります。
カット部は、刃の役割をして相手材を削っていき、削った後の粉を外に出す役割も有ります。 ピッチは1種タッピングより細かくなっています。 | ||
相手材 | 主に薄鋼板及び厚板(5o以下)樹脂、硬質ゴムに適していると言われています。 | |||
2種BRP形 タッピング |
見た目 | 2種のタッピングで、ねじ部先端にねじの無いガイド部分が付いています。
下穴が見えにくい場合に、下穴へのガイドの役割を果たします。 ピッチは1種タッピングより細かくなっています。 | ||
相手材 | 一般的に、サッシの取付け用に使用されているようです。 | |||
2種BRP形 タッピング (左ねじ) |
見た目 | 2種のタッピングで、ねじ部先端にねじの無いガイド部分が付いています。
下穴が見えにくい場合に、下穴へのガイドの役割を果たします。 通常の右ねじとは逆の左ねじで、ピッチは1種タッピングより細かくなっています。 | ||
相手材 | 一般的に、サッシの取付け用に使用されているようです。 | |||
2種BNRP形 タッピング |
見た目 | 2種のタッピングで、ねじ部先端にねじ山の無いガイド部分が付いています。
下穴が見えにくい場合に、下穴へのガイドの役割を果たします。 更に、頭部首下にねじ山の無い胴部もあります。 ピッチは1種タッピングより細かくなっています。 | ||
相手材 | 一般的に、サッシの取付け用に使用されているようです。 | |||
3種C0形 タッピング |
見た目 | ねじ部先端の2.5〜3山がテーパーになっており、少しだけ絞ってあります。 ピッチは、小ねじの並目と同じで、タッピング内では一番細かくなります。 | ||
相手材 | 主に構造用鋼、鋳物、非鉄鋳物に適していると言われています。 2種タッピングより厚板に対応できます。 |
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3種C1形 タッピング |
見た目 | 3種C0形タッピングと同様に、ねじ部先端の2.5〜3山がテーパーになっており、少しだけ絞ってあります。
さらに先端を、1/4カットしてあります。
カット部は、刃の役割をして相手材を削っていき、削った後の粉を外に出す役割も有ります。 ピッチは、小ねじの並目と同じで、タッピング内では一番細かくなります。 | ||
相手材 | 主に構造用鋼、鋳物、非鉄鋳物に適していると言われています。 | |||
3種C1形 タッピング (旧JIS) |
見た目 | 3種C0形タッピングと同様に、ねじ部先端の2.5〜3山がテーパーになっており、少しだけ絞ってあります。
さらに先端を、1/4カットしてあります。
カット部は、刃の役割をして相手材を削っていき、削った後の粉を外に出す役割も有ります。 ピッチは、小ねじの旧JIS規格と同じです。 | ||
相手材 | 主に構造用鋼、鋳物、非鉄鋳物に適していると言われています。 | |||
4種AB形 タッピング |
見た目 | A形タッピングの様に先が尖っていますが、ピッチは、B形タッピングと同じです。
市場には、あまり出回っていない種類です。 | ||
相手材 | 主に薄鋼板及び厚板(5o以下)、非金属、樹脂、硬質ゴムに適していると言われています。 | |||
ST規格 C形 タッピング |
見た目 | A形タッピングの様に先が尖っていますが、ピッチは、B形タッピングと同じです。
ねじ山が、右図の通り、わずかな丸みが付いています。 市場には、あまり出回っていない種類です。 |