猫問題と社会問題は、常に隣り合わせ。
猫の問題は、ほとんど原因を探れば人間の問題です。
ネコリパブリックが7年間保護猫に関わる事業を継続してきた中で、様々な課題に直面し、猫の殺処分問題や、猫が関わる社会問題を解決するためには、「猫」だけに特化していても前に進むことはできないと実感しました。
ひとつひとつの社会問題を猫を通して解決することで、新しい手段や、新しい目線でソーシャルビジネスが立ち上げることができる!と思ったのです。
SAVE THE CAT HIDAプロジェクトは、飛騨市が新たに制定した、【飛騨市ふるさと納税活用ソーシャルビジネス支援事業】を活用したプロジェクトです。
この制度は、飛騨市の地域課題を解決するためのソーシャルビジネスを飛騨市で立ち上げる事業者向けに、飛騨市のふるさと納税のプラットフォームを開放し、ふるさと納税を使い、ソーシャルビジネスを立ち上げるための事業費の資金調達を行うことができる画期的な制度です。
私達ネコリパブリックは、飛騨市の抱える様々な地域課題を
猫を通して解決していくソーシャルビジネスを飛騨市で立ち上げます!
これらの課題をネコリパブリックが
ビジネスを通して解決します!
今回、この猫に特化したソーシャルビジネスを立ち上げるチャンスを飛騨市でいただいたことは、私達は本当に光栄に思っています。
様々な猫の社会課題を、ビジネスとして継続できる形で築き上げ、この日本の猫問題を解決できる大きな一歩を踏み出したい!という強い想いがあります。
ネコリパブリックは、株式会社として猫の保護活動をメインとして事業を継続してきました。その中で、行政とのつながりや、行政との取り組みは殺処分ゼロを目指すために必ず必要なものだと考えていました。
民間だからこそ、スピーディーに、そしてフレキシブルに動くことができ、解決できる猫問題は山程あります。しかしながら、民間の力だけではどうしても限界があります。
私達ネコリパブリックが、株式会社として、日本全国に拠点を持ちスタッフを雇用し運営していることで、猫がかかえる社会問題を解決したいと考えている個人や企業の方々との信頼関係を築き、ひとつひとつ段階を経て、感情で動くのではなく、一つ一つの案件のゴールを制定し、皆が一つの目標を掲げて組織として大きな動きができるということは、ネコリパブリック独自の強みだと感じていました。
地域の課題を解決するためには、地域に根付き様々な社会問題と隣り合わせの猫問題を丁寧に迅速に解決していく必要があります。また、問題が起こる前に対処できるよう柔軟にそして冷静に動く必要があります。
私達ネコリパブリックが、行政の仕組みを活用し、お互いの強みを活かすことで解決できる案件は大きくなり、かつ迅速になると感じています。
ボランティアさんたちの活動がもっと多くの方々に知ってもらえるようなきっかけ作り、そして、民間の組織として行政の仕組みを活用し、連携して猫問題を解決できる最初の成功例になれるよう、このプロジェクトにネコリパブリックのノウハウの全てを注ぎ込み成功させる意気込みを持っています。
「猫の学校」を基点に複数の事業を同時に展開。様々な角度から猫助けに取り組み、すべてを地域課題解決に繋げていきます。
このプロジェクトの最終目標が日本初の猫の学校設立です!
日本初の猫を基点としたソーシャルビジネススクールです。
ネコリパブリック首相の河瀬麻花が校長を務め、保護猫活動家や、シェルターメディスンなどの保護猫活動をする上で必要な専門知識を学ぶだけでなく、ビジネスの最前線で活躍する起業家などを講師としてお呼びし幅広い視点からの学びを提供し、さまざまな社会問題を解決しながら計測できるビジネスを立ち上げる柔らかい頭を育てます。
変化の激しい社会を生き抜く人材を飛騨市より輩出し、社会を猫のために変化させていきます。
飛騨市内で飼養されている猫や野良猫の情報をデータベース化します。個体数やワクチン接種状況、手術の有無などの情報を一元管理することで、猫一頭一頭に適切な処置を行うことが可能になります。昨今多発し殺処分の直接的原因にもなっている多頭飼育崩壊などを未然に防ぐことにも繋がります。
高齢者の方々に保護猫の「預かりさん」になっていただき、保護猫と共に暮らしてもらいます。
猫の世話を行うことで認知症の防止/抑制にも繋がるうえ、アニマルセラピー効果も期待でき、予防医療などにも役立ちます。また同時に、保護猫の様子を確認するためのネコリパスタッフによる巡回型訪問見守りを行い、生活必需品の代理購入サービス、お買い物代理購入お届けなどのサービスを行うことで、通常の見守りとは異なり、高齢者と見守りスタッフとの間に「猫」という共通の話題があることで活発なコミュニケーションが生まれ、信頼関係を築き、孤立化を防ぎ生きがいに繋げていきます。
車や移動できるトレーラハウス等を改修し不妊手術保護猫専門病院(スペイクリニック)を開設します。車やトレーラーは移動が可能なので、広大な市内全域を対象区画としてTNR活動や、TNTA活動が展開できるようになります。保護現場へ病院ごと移動することができれば、猫の移動の負担がが少なくなるうえに預かり先への移送もスムーズに行うことができます。
コンテナや空き家を改修し、保護した猫たちの中で、譲渡が難しい病気を患った猫や、白血病などの感染症キャリアの猫達の暮らす終のすみか【猫のホスピス】を設立します。「日本一猫に優しい街」を目指して、猫の「ゆりかごから墓場まで」のサポート体制を整えていきます。同時に保護猫シェルターの機能も備えています。
コンテナを改修し保護猫シェルターを設立。保護猫カフェとしての機能もあり、地域の方々が集える場所にします。保護をする猫の数、また様々な感染症にも対応するために、順次コンテナを増やしていけるようにします。
また、猫の学校の実習の場としての機能も備えます。
「猫に優しい街」として、猫の行く末にも丁寧に寄り添います。
火葬事業の知見は、ネコリパブリックが懇意にしている東京都内の事業者と連携し補い、亡くなった猫や遺族へのケアも丁寧に取り組みます。先述の事業を通して猫の飼養数が増加すれば自ずと需要は増えていくので、事業としての将来性は高いと考えられます。
今までのネコリパブリックの商品開発のノウハウを活用し、飛騨市内の事業者様と飛騨市の名産品を猫好きの心を掴む限定猫パッケージでさらに盛り上げていきます。また猫パッケージ商品だけに留まらず、ネコ好きな方々の心を動かす商品開発を行っていきます。
「余剰資源のペット用酵素浴クッション」「飛騨薬草のクラフトコーラ」「飛騨のひのきをつかった猫家具」などのオリジナル商品を開発していきます。
飛騨市内の空き家を改装し猫の学校の生徒たちの生活の場になる猫シェアハウスや、ワーケーションで猫と一緒に田舎で働きたい都会のビジネスマンをターゲットに長期滞在者向けのシェアハウスや海外からのゲストが日本の田舎暮らしや猫との暮らしを体験できるゲストハウスを作ります。
シェアハウス・ゲストハウスは保護猫たちのためのシェルターの役割も担います。
上記事業を通し、ネコリパブリックが主体となって、飛騨市内全域を「猫と暮らしやすい町」とブランディングすることで、地域猫および殺処分数の減少、猫との暮らしに憧れる移住者の増加、高齢者の孤独死減少、有休不動産の減少/防止などの社会問題の解決を行いつつ、地域猫トラブルによる苦情等の減少や雇用の創出にも貢献することで、飛騨市が日本一猫に優しい町として広まることを目指します。
ご紹介した事業を5年間かけて段階的にはじめていきます。
今回の、ふるさと納税をつかった資金調達の目標金額はなんと5億円!
5年間の事業費を集めます。ただしネコリパブリックに資金として補助されるのは5億円のうちの2.5億円となり、1年毎に5000万円の補助金が支給される形となります。
5カ年計画
飛騨市から始まる社会が変わるキッカケづくり
殺処分ゼロを目指す
今回、この飛騨市から始まる猫を通して地域課題を解決するソーシャルビジネス。
資金調達をふるさと納税を活用するスタイルが成功することで、
地域の課題を解決し
猫を救い
殺処分ゼロを目指す
この事業は、ネコ好きのためだけの事業ではなく、猫に困っている人、猫が苦手な人、猫が嫌いな人のための事業でもあるのです。
猫が起こす様々な課題は、人が原因であることがほとんど。
そういった、課題を解決することで、猫嫌いな人も、猫が苦手な人も猫問題で嫌な想いをしなくなることを目指しています。地域課題解決×猫助けのモデルとなり、日本全国に広がるきっかけになれば、、と心から思います。
ぜひ、応援をよろしくお願いいたします!