2026年9月
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ドヴォルザーク(1841-1904):
歌劇《ルサルカ》 [ヨハンニ・ファン・オーストルム、パヴェル・チェルノ、アネッテ・ダッシュ、ヨアナ・マルヴィッツ、オランダ国立歌劇場]発売日:2026年09月25日
Blu-ray国内仕様 日本語字幕付き価格:5,720円(税込、送料無料)
マルヴィッツ&コンセルトヘボウ管、斬新な演出による《ルサルカ》登場!エアフルトやニュルンベルクの歌劇場の音楽総監督(GMD)を歴任し、コロナ禍中の2020年、ザルツブルク音楽祭で衝撃的なデビューを果たしたヨアナ・マルヴィッツ。2023年からはベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団の首席指揮者・芸術監督として絶大な人気を博す傍ら、世界中の名門歌劇場やオーケストラから引く手あまたの活躍を続けています。 この若きマエストラがロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団を率いて、オランダ国立歌劇場デビューを飾った《ルサルカ》の登場です。演出のフィリップ・シュテルツルとフィリップ・M. クレンは、スラヴの民話による森と湖に住む妖精の世界を20世紀のニューヨークの暗黒街とハリウッドの映画スタジオへと大胆に翻案。物語の骨組みは維持しながらも、このドラマを映画スターに憧れる孤独な娼婦の見る幻の夢として描いています。 キャストには、リリカルな美声のヨハンニ・ファン・オーストルムを筆頭に、チェコ・オペラの名手パヴェル・チェルノホ、圧倒的な表現力を誇るレイハン・ブライス=デイヴィス、ドイツのスターソプラノ、アネッテ・ダッシュら実力派が集結。マルヴィッツの才気あふれるタクトと、コンセルトヘボウ管の芳醇な響きが織りなす、見応え・聴き応え抜群の注目作です。
収録作曲家:
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おとぎ話
ラヴェル、プーランク、ドビュッシー、ベルナール、アーン、ヴォルフ、ツェムリンスキー、ショスタコーヴィチ 他 [サンドリーヌ・ピオー、ダヴィッド・カドゥシュ]発売日:2026年09月18日
CD国内仕様 日本語解説、歌詞日本語訳付き価格:4,070円(税込、送料無料)
ピオーが歌い上げる美しきおとぎ話、
母なる優しさと仄暗い影さす記憶の深淵フランスの歌姫サンドリーヌ・ピオーとピアニストのダヴィッド・カドゥシュによる、前作『私的な旅』に続く二部作の完結編。今回のテーマは「おとぎ話(お話)」ですが、ここに描かれるのは単なる子供向けの夢物語ではありません。優しく、どこか懐かしい音楽の裏側には、幼少期の不安や人間が抱く根源的な恐れ、甘くも苦いノスタルジーといった影が潜んでいます。 ドビュッシーやラヴェル、プーランクといった巨匠の名曲から、ジャンヌ・ベルナール、ルイーズ・ディディエなど歴史に埋もれた女性作曲家たちの貴重な作品までを幅広く収録。ツェムリンスキーの恐ろしいながらも美しい子守歌(眠りの歌)や、ホロコーストの犠牲になったイルゼ・ウェーバーが我が子のために遺した祈りの旋律など、1曲1曲が心の奥深くへと語りかけます。激しい葛藤をぶつけるのではなく、まるで母親が囁くような、限りなく柔らかく澄んだ歌声とピアノの響きが、秘められた悲しみや記憶を静かに包み込みます。 美しさと深い影が共存する、大人にこそ聴いてほしい一枚です。 -
幻視の書
ヒルデガルト・フォン・ビンゲンとイスラム神秘主義 [イルミナス・テネブラス]発売日:2026年09月11日
CD国内仕様 日本語解説・歌詞訳付き価格:4,070円(税込、送料無料)
12世紀キリスト教神秘主義とイスラム神秘主義の音楽的融合ベルギーのウード奏者トリスタン・ドリーセンスを中心に結成されたアンサンブル、イルミナンス・テネブラス(Illuminans Tenebras - ラテン語で「闇を照らす」)による、12世紀の修道女であり神秘家であったヒルデガルト・フォン・ビンゲンの音楽に、全く新しい光を当てたアルバム。西洋のキリスト教神秘主義と、同時代の中東で発展したスーフィズム(イスラム神秘主義)を音楽的に結びつけており、ヒルデガルトが残した単旋律(モノフォニー)の聖歌が持つ表現の自由さや広い音域が、中東音楽の旋法マカームや即興演奏タクシームと驚くべき類似性と高い親和性を持っていることに着目しています。 デンデルモンデの写本に収められた神秘的な旋律に、西洋中世の楽器ではなく、スーフィー音楽を象徴するネイ(葦笛)やベンディール(フレーム・ドラム)、ウードといった中東の楽器による即興演奏が寄り添い、「音楽を通じた神への道」という両者に共通する深い精神性が浮かび上がります。時空を超えて響き合う単旋律と即興演奏が織りなす、深く催眠的で恍惚感に満ちた神秘の音像をご体験ください。 国内仕様盤には、ヒルデガルトに関する論考も発表している中世キリスト教思想研究者、坂田奈々絵氏による日本語解説と歌詞訳が添えられます。
収録作曲家:
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ブラームス(1833-1897):
交響曲 第1番・第2番 [ケント・ナガノ、ハンブルク・フィル]発売日:2026年09月11日
SACD-Hybrid 2枚組国内仕様 日本語解説付き価格:5,830円(税込、送料無料)
ケント・ナガノとハンブルク・フィル、
ブラームス交響曲全集が完結ブラームスに所縁の深いハンブルク州立フィルの首席指揮者を2015年から2025年まで務めていたケント・ナガノ。2024年にはドイツ連邦共和国功労勲章大功労十字章を贈られ、シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州のブラームス協会からはブラームス賞を贈られるなど、高い評価を得てきました。楽団との関係も良好で、ベーム、サヴァリッシュ以来となる楽団史上3人目の名誉指揮者の称号が在任中に贈られるという異例の待遇を受けています。録音が著しく少なかったこのコンビだけに、ハンブルク生まれのブラームスの交響曲4曲とドイツ・レクイエムの録音は、彼らの業績を知る上で今後欠かせないものとなるでしょう。 ヴァントやチェリビダッケに私淑していたというナガノの音楽作りは、いわゆるHIPの系列ではなく、現代楽器による大編成のオーケストラを厚みを持って鳴らし、旋律を息長く紡いでゆきます。弦楽器主体の録音バランスも伝統的なドイツ風のサウンドで、一見オーソドックスに思えそうですが、スコアを尊重して恣意的なデフォルメを排する点では現代的で、また内声の動きや、副次的な旋律が浮かんで消える様をそれとわかるように聴かせるなどして、新鮮な印象を聴く人に残します。 (...)収録作曲家:
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発売日:2026年09月04日
CD 2枚組国内仕様 日本語解説付き価格:3,850円(税込、送料無料)
1998年に活動を開始したイギリスのドーリック弦楽四重奏団。2008年の大阪国際室内楽コンクール優勝を機に日本でも高い人気を誇り、古典派から現代音楽まで 深く誠実な解釈で世界を魅了してきました。結成25周年を機にベートーヴェンの全曲録音を始動し、作曲者の没後200年にあたる2027年の完結を目指しています。 この第3集でも、初期・中期・後期の作品を入れて作曲家の創作の軌跡を概観できるよう構成。作品18でのみクラシカル・タイプの弓を使用していますが、そのアプローチは大胆でエネルギッシュ。チェロのマイヤーズコフは作品18について「きわめて古典的で洗練されていると同時に、ベートーヴェンならではの大胆で思い切った仕掛けがある」「いわばターボチャージャー付きのハイドン」と語っています。 第9番のシンフォニックでエネルギッシュなアプローチ、第10番の精妙さ、そしてベートーヴェンの弦楽四重奏曲創作最後の2曲では、楽想の急変や不協和音も容赦なく強調しつつ、雄大さや抒情も備え、作品の深遠さに相応しい演奏となっています。 (...)
収録作曲家:
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ア・ラ・フランセーズ[LP 2枚組] [ヒバ・タワジ、イブラヒム・マーロフ]
発売日:2026年09月27日
LP 2枚組価格:5,850円(税込、送料無料)
レバノンの歌姫と微分音トランぺッター、初の共演盤フランス系レバノン人で2008年からアラブ諸国で活動を開始、これまでに8枚のアルバムをリリースし、2017年にはサウジアラビアで初めて女性アーティストとして公的にコンサートを行ったヒバ・タワジ。2024年にはパリのオランピア劇場でのコンサートを成功させ、同年12月7日のノートルダム大聖堂再開式典ではグスターボ・ドゥダメル指揮フランス放送フィルとも共演、大きな話題となった彼女による、フレンチ・ポップスへのトリビュート・アルバム。 共演は彼女の公私にわたるパートナーであり、微分音トランペットを操るイブラヒム・マーロフ。マーロフはアレンジも担当し、原曲にクラシックとジャズ、そして東洋音楽の要素を加え、オリジナリティ溢れる音楽を作り上げました。このアレンジとヒバ・タワジの表情豊かな歌声が対話し、オリジナル作品への深い敬意を保ちながらも新たな魅力を引き出しています。 2人の芸術的・個人的な絆が結実した一枚。
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ア・ラ・フランセーズ [ヒバ・タワジ、イブラヒム・マーロフ]
発売日:2026年09月26日
CD価格:3,300円(税込、送料無料)
レバノンの歌姫と微分音トランぺッター、初の共演盤フランス系レバノン人で2008年からアラブ諸国で活動を開始、これまでに8枚のアルバムをリリースし、2017年にはサウジアラビアで初めて女性アーティストとして公的にコンサートを行ったヒバ・タワジ。2024年にはパリのオランピア劇場でのコンサートを成功させ、同年12月7日のノートルダム大聖堂再開式典ではグスターボ・ドゥダメル指揮フランス放送フィルとも共演、大きな話題となった彼女による、フレンチ・ポップスへのトリビュート・アルバム。 共演は彼女の公私にわたるパートナーであり、微分音トランペットを操るイブラヒム・マーロフ。マーロフはアレンジも担当し、原曲にクラシックとジャズ、そして東洋音楽の要素を加え、オリジナリティ溢れる音楽を作り上げました。このアレンジとヒバ・タワジの表情豊かな歌声が対話し、オリジナル作品への深い敬意を保ちながらも新たな魅力を引き出しています。 2人の芸術的・個人的な絆が結実した一枚。
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ドルネル(1680-1757):
トリオ・ソナタ集 Op.3(全曲) [オルフェオ管楽アンサンブル]発売日:2026年09月25日
CD価格:3,225円(税込、送料無料)
ラモーと同時代の作曲家によるオーボエのためのトリオ・ソナタ集!1680年にパリ近郊のプレルに生まれたルイ・アントワーヌ・ドルネルは、ラモーと同時期に活躍したフランスの音楽家ですが、その生涯については現在でもあまり分かっていません。1706年以降、パリのいくつかの教会やアカデミー・フランセーズなどでオルガニストとして活躍したものの、生前にオルガン曲集や宗教音楽集を出版することはありませんでした。1709年から1713年にかけて3つの室内楽作品集を出版、それらはフランス様式の組曲とイタリア様式のソナタの両方を含んだ、独奏、二重奏、三重奏、四重奏のための楽曲で構成されています。 その後も、1723年に室内楽作品集、バスのためのカンタータ『クロリンドの墓』、1731年に唯一のクラヴサン曲集を出版するなど、主に世俗音楽の出版に力を注ぎました。またクラヴサン奏者として、音楽教師としてフランスの上流階級の人々に仕え、晩年にはクラヴサン演奏に対する著作も出版しました。 このCDに収録されているのは、1713年に出版された作品3の全曲。フラウト・トラヴェルソ、ヴァイオリン、オーボエなどいろいろな楽器を旋律楽器とすることのできるトリオ・ソナタ集で、さまざまな舞曲から成る組曲形式の「ソナタ・ダ・カメラ」(室内ソナタ)の形式です。第1、3、5番のソナタはコレッリを踏襲する「緩・急・緩・急」の4楽章構成ですが、第2、4、6番のソナタでは、舞曲の数が増やされ、規模が拡大されています。 速い楽章にフーガやフガートを用いたり、緩やかな楽章での掛留音の使用、終楽章の舞曲にジーグを充てるなど、イタリア的側面を色濃く残していますが、細やかな装飾音、イネガル(不均等なリズム)の使用などフランス音楽の特徴も備え、フランソワ・クープランが提唱したイタリアとフランスの「趣味の融合」(Les goûts-réünis)の好例と言えます。 (...)
収録作曲家:
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ベルガー(1861-1911):
クラリネット三重奏曲
チェロ・ソナタ
スケルツォ [ポール・メイエ、ウェン=シン・ヤン、オリヴァー・トリンドル]発売日:2026年09月25日
NMLアルバム番号:555471-2CD価格:3,225円(税込、送料無料)
ベルガーの作品は、精巧な対位法と豊かな和声に支えられた、ブラームスを思わせる抒情が魅力。クラリネット三重奏曲では、クラリネットとチェロの音色が自然に溶け合い、第3楽章の印象的な4分の5拍子や、爽快な推進力を持つ終楽章が鮮やかな印象を残します。初期のチェロ・ソナタにあふれる若々しい旋律や、ユーモアを感じさせる未完の「スケルツォ」にも、端正な構成の中にユニークな個性が息づいています。 クラリネット三重奏曲では世界的なクラリネット奏者・指揮者として活躍するメイエが加わり、ベルガーの繊細なニュアンス鮮やかに描き出すことに成功。チェロ・ソナタとスケルツォではウェン=シン・ヤンと、知られざる名作の紹介でも高く評価されるピアニスト、オリヴァー・トリンドルが共演、作品の魅力を存分に引き出しています。
収録作曲家:
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パスクィーニ(1637-1710):
オラトリオ『モーゼ』 [マンフレート・コルデス、ブレーメン・ヴェーザー=ルネサンス]発売日:2026年09月25日
NMLアルバム番号:555642-2CD価格:3,225円(税込、送料無料)
ルネサンス音楽の泰斗が蘇らせた、17世紀ローマの傑作オラトリオ!べルナルド・パスクィーニは、1637年、トスカーナ州ピストイアに生まれ、研鑽のために若くしてフェラーラへ赴き、同地のアッカデーミア・デッラ・モルテ(Accademia della Morte)で最初の職を得ました。その後ローマに移り、サンタ・マリア・イン・ヴァリチェッラ教会やサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂でオルガン奏者を務めました。ローマで音楽家たちの重要なパトロンとなっていたスウェーデンのクリスティーナ女王は、パスクィーニの卓越した演奏技術に感銘を受け、「音楽の王子」と称賛したそうです。他にもコロンナ家やパンフィーリ家といった名家の庇護を受け、現在でも有名な美術館に名を遺すボルゲーゼ家とは特に親密となり、1664年から亡くなるまでその邸宅に住んでいました。 今では主に鍵盤音楽の作曲者として知られるパスクィーニですが、オペラやオラトリオなどの声楽作品も数多く作曲しています。特にオラトリオの分野では、キリスト教の聖年である1675年にクリスティーナ女王から作曲依頼を受けるなど、当時から最高の評価を受けていました。30作以上のオラトリオを作曲したとされるパスクィーニですが、現存するものは7作のみで、1687年に作曲された『モーゼ』はその一つ。旧約聖書の『出エジプト記』を題材としています。 (...)
収録作曲家:
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ヴラニツキー(1756-1808):
交響曲 Op.35 No.1-No.3 [ハワード・グリフィス、ミュンヘン放送管弦楽団]発売日:2026年09月25日
CD価格:3,225円(税込、送料無料)
モラヴィア出身のパヴェル(ドイツ名パウル)・ヴラニツキーは、1776年にウィーンへ移住後、ハイドンやモーツァルト、ベートーヴェンらと交流を深めながら、18世紀後半ウィーンにおける最も重要な交響曲作曲家の一人として活躍しました。神聖ローマ帝国の皇后マリア・テレジアの寵愛を受け、歌劇の大ヒットや数々の交響曲で名声を得たものの、晩年は劇場経営者との摩擦により経済的な困窮の中で急死しました。 彼は少なくとも47曲(現存は45曲)の交響曲を残しており、1800年に出版された作品35の第1-3番は、それぞれ異なる時期に書かれたと推測され、ハイドンをモデルとしながらも独自の洗練された様式を示しています。重厚な序奏から躍動的な展開を見せる第1番、冒頭の付点リズムが特徴的な第2番、減9度の不協和音を効果的に用いた緊迫した冒頭が印象的な第3番と、いずれも聴きごたえがあります。 本盤は、古典派や隠れた名曲の再発見に定評のあるハワード・グリフィスが、ミュンヘン放送管弦楽団を指揮。両者の緻密で躍動感あふれる演奏が楽しめます。
収録作曲家:
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フランケル(1906-1973):
交響曲全集
弦楽四重奏曲全集
序曲/映画音楽/協奏的作品等の主要作品集
[11枚組 BOX] [ヴェルナー・アンドレアス・アルベルト、クイーンズランド交響楽団 他]発売日:2026年09月25日
CD 11枚組価格:22,335円(税込、送料無料)
映画『バルジ大作戦』の音楽が有名なフランケルの主要作品をボックス化ベンジャミン・フランケルは、ロンドンでポーランド系ユダヤ人の家庭に生まれ、幼少期から高い才能を発揮。ピアニストのヴィクター・ベンハムに見出されて本格的な専門教育を受けました。青年期はギルドホール音楽学校で学びつつ、ディーリアスやバルトークの音楽と出会いながら、ジャズ奏者や編曲家として下積み時代を過ごします。1934年頃から映画音楽の世界で頭角を現し、100本以上のスコアを書き上げてこの分野での英国トップクラスの作曲家となりました。この分野で培ったオーケストレーションの技術は、のちに純粋なクラシック音楽の制作へと生かされていきます。 ナチスによるホロコーストの犠牲者に捧げた「ヴァイオリン協奏曲」は、親友のヴァイオリニスト、マックス・ロスタルの手で初演され、彼の代表作として世界的な評価を確固たるものにしました。1957年以降は純音楽の創作に集中するためスイスへ移住し、十二音技法やセリエリズムを取り入れつつも無調に固執せず、「メロディこそが不可欠な素材」という理念のもと調性を保持した独自のスタイルを築きます。8曲の交響曲や5つの弦楽四重奏曲など多作を極め、オペラや交響曲第9番の制作中に66歳で没しました。かつては忘却されていた時期もありましたが、近年その作品の持つ抒情性と豊かな独創性が改めて再評価されています。 この11枚組BOXには、交響曲第1〜8番、協奏曲、管弦楽曲、室内楽、映画『バルジ大作戦』全曲を含む主要な映画音楽を収録、彼の音楽の魅力をあますことなく伝えます。
収録作曲家:
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ニコライ(1810-1849):
〈ピアノ作品全集〉
ピアノ・ソナタ
練習曲他 [クリストフ・ケイマー]発売日:2026年09月25日
NMLアルバム番号:555780-2CD 2枚組価格:4,425円(税込、送料無料)
ウィーン・フィルの前身団体の創設者として、また《ウィンザーの陽気な女房たち》などの作曲者として名高いオットー・ニコライのピアノ曲を全て収めた貴重な企画。ニコライは父親の厳しい教育から逃れて16歳で家を出た後、ベルリンやローマで研鑽を積みました。1840年代にはウィーンの宮廷楽長を務め、1842年にはウィーン・フィルの前身となる演奏団体の創設に尽力。ドイツ音楽の堅牢な構成とイタリア・オペラの流麗な歌心を融合させた独自の作風を築きましたが、病により38歳で急逝しました。 本盤には、古典的な均整とロマン派ならではの自由な発想が息づく彼の全ピアノ作品を収録。堂々たる構成を誇る「ニ短調ソナタ」はベートーヴェンの影響を感じさせる4楽章構成の中に、ベルカント風の旋律が響きます。リストに献呈された「3つの練習曲」は左手のみの技巧的なパートやオペラの引用を含み、単なる練習曲を超える表現力を備えた作品。歌劇《ノルマ》の主題による華麗な変奏曲をはじめ、どの曲にも生前に親しまれた劇音楽やワルツにも通じる、豊かな旋律美と洗練された筆致が息づいています。 演奏は、ハノーファー音楽演劇大学で学んだドイツのピアニスト、クリストフ・ケイマー。バイロイト音楽祭など国際的な舞台で活躍する一方、モシュコフスキやゲッツ、ブルッフらの埋もれた作品の録音・校訂でも高い評価を得ています。各ディスクの最後には《ウィンザーの陽気な女房たち》のメロディをテーマにした後輩作曲家の作品がトリビュートのように収められています。
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愛と献身
ライプツィヒのドイツ・バロック・モテット集
バッハ/テレマン、シェッレ、ヒラー他 [ライニッシェ・カントライ、エッツァルト・ブルヒャルズ]発売日:2026年09月25日
CD価格:3,225円(税込、送料無料)
音楽都市ライプツィヒにおけるモテットの系譜を描く17世紀以降、ヨーロッパにおける主要な音楽都市のひとつであったライプツィヒ。コーヒーハウスで公開演奏会を行っていた合奏団「コレギウム・ムジクム」が市民の音楽生活を彩り、聖トーマス教会と聖ニコライ教会では、イタリア音楽の要素を取り入れた礼拝のための教会音楽が鳴り響いていました。このCDには、17-18世紀のライプツィヒで奏でられたドイツ人作曲家たちによる教会音楽の中からドイツ語によるモテットが集められています。ライプツィヒの教会音楽は、1723年に当地のトーマス・カントルに就任したヨハン・ゼバスティアン・バッハを抜きには語れませんが、このCDでは彼の珍しい作品が選ばれています。 冒頭に収められた「全地よ、主を歓喜せよ」はバッハとテレマンの作品のパスティッシュとされる8声のモテット。テレマンが作曲したとされる華やかな冒頭の合唱からバッハのカンタータBWV 28の一部が使用された中間部が続き、テレマンの手によるとされる「アーメン」で幕を閉じます。誰がこの作品を仕上げたのかは正確には分かっていませんが、バッハ自身の手による可能性もあるようです。 この曲の後には、シュッツの弟子で、師の作風を受け継いだミヒャエル、その跡を継いだクニュプファー、1677年に就任したシェッレといった、バッハ以前のトーマス・カントルたちの作品が続きます。クニュプファーと同時期にトーマス・カントルの候補に挙げられたファブリチウスは聖ニコライ教会のオルガニストとして高い名声を得ていました。彼らのモテットを通じて最新のイタリア音楽の様式を取り入れながらも独自の発展を遂げた17世紀ライプツィヒの多様な教会音楽を知ることができます。 (...)
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プラド(1943-2010):
〈室内楽作品集〉
バラーダ
フォンテーヌブロー三重奏曲
海の三重奏曲
チェロ・ソナタ [エマヌエーレ・バルディーニ、ハファエル・セザリオ、ソニア・ルビンスキー]発売日:2026年09月25日
CD価格:2,250円(税込)
ナクソスが進める「ブラジルの音楽」シリーズは、ブラジル外務省主導の「Brasil em Concerto」計画の一環として、ブラジル音楽史において重要でありながら未録音であった作品を中心に紹介するプロジェクトです。本盤には、20世紀後半から21世紀初頭にかけて活躍したブラジルの作曲家、ジョゼ・アントニオ・ジ・アウメイダ・プラドの作品を収録しています。 プラドは1943年生まれ。カマルゴ・グアルニエリのもとで新古典主義や民俗伝統音楽を学んで作曲家としての歩みを始め、1960年代後半には前衛音楽へと傾倒します。1969年、グアナバラ音楽祭で第1位を獲得したことを機に渡仏し、オリヴィエ・メシアンやナディア・ブーランジェに師事しました。帰国後は大学で教鞭を執るかたわら独自の理論を展開し、2010年に亡くなるまで数多くの作品を残しています。その音楽は、多様な作曲技法を取り入れながらも、一聴して彼とわかる鮮明な個性を備えているのが特徴です。 初期作「フォンテーヌブロー三重奏曲」にはナディア・ブーランジェのもとで学んだ留学時代の印象が投影され、1985年の「バラーダ」には、成熟期ならではの美しい余韻や独創的な響きの重なりが存分に表れています。このほか、ポルトガルの詩人フェルナンド・ペソアの思い出に捧げられた「海の三重奏曲」や、ソニア・ルビンスキーとアントニオ・メネセスの委嘱による表現力豊かな「チェロ・ソナタ」も収録されています。 演奏は、サンパウロ交響楽団のコンサートマスターで「ブラジルの音楽」シリーズで数多くの録音を手がけるエマヌエーレ・バルディーニ、ヴィラ=ロボスのピアノ作品の録音でも高い評価を得るソニア・ルビンスキー、サンパウロ響の客演首席ソリストを務めた後にソリスト及び室内楽奏者としても活躍するハファエル・セザリオが務めています。
収録作曲家:
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発売日:2026年09月25日
CD価格:2,250円(税込)
チプリアーニ・ポッターはロンドンの音楽一家に生まれた作曲家・ピアニスト。ベートーヴェンへの師事は叶わなかったものの、彼から助言を受けドイツ音楽への深い理解を培いました。ソリストとしてモーツァルトやベートーヴェンの協奏曲をイギリスに紹介・普及させたほか、王立音楽アカデミー校長として後進の育成に尽力した功績で知られます。 このアルバムには、彼の独創的で機知に富んだ作品群が収められています。ピアノ・ソナタ ホ短調はモーツァルトやベートーヴェンの影響を反映しつつメロディの変化やドラマチックな盛り上がりが魅力的な作品。「序奏とロンド・ジョコーソ」はロンド形式を用いた活気あふれる曲です。 3つのトッカータはバッハ風の厳格な対位法から古典派的構造への移行を感じさせ、ポッターと同時代に活躍した5人の作曲家(リース、カルクブレンナー、クラーマー、ロッシーニ、モシェレス)のスタイルを模した「謎」変奏曲は彼のユーモラスな側面を象徴しています。 演奏は北ウェールズ出身のルーク・ジョーンズ。数多くのコンクールの受賞歴を持ち、来日経験もある奏者です。
収録作曲家:
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踊りにいらっしゃい!
中世ヨーロッパの舞踏歌と舞曲、
イタリアとフランスの写本を中心に [ラ・レヴェルディ]発売日:2026年09月25日
CD価格:3,300円(税込、送料無料)
中世音楽の超実力派たちが紐解く、昔日の舞踏音楽の素顔イタリア屈指の中世音楽集団ラ・レヴェルディが、中世後期の舞踏音楽の素顔に迫った好企画。 厳しい自然や盤石とはいいがたい治安の中、限られた恵みを求めて農耕や牧畜に勤しんだ中世ヨーロッパの人々にとって、日常を彩る舞踏は大きな意味を持ちました。このアルバムではヨーロッパの中でも特に高度な宮廷文化や市民社会を育むことのできた13~14世紀のフランスやイタリアを中心に、比較的有名な写本にある作品も多く盛り込みながら、しばしば韻文の歌唱を伴って人々の踊りを伴奏した音楽の数々を紹介しています。 選び抜かれた中世楽器の組み合わせと相まって、徹底した作品研究を卓越した演奏へと昇華させられるラ・レヴェルディの真骨頂がいかんなく味わえる充実の14トラック。ゴシックハープやプサルテリウムの妙音、様々な弓奏楽器から導き出される変幻自在の響きに素材感豊かな中世リコーダーの調べが重なる中、美しい声を重ねて歌われる詩句の発音まで聴きどころ満載。 中世オルガネット(奏者自ら片手で鞴〔ふいご〕を操り風を送りながら片手で鍵盤を奏でる小型オルガン)で超絶技巧を繰り広げる名手クリストフ・デリーニュやソロ・アルバムも多いサルデーニャの古楽器鍵盤奏者パオラ・エルダスなどゲスト奏者たちの参加も頼もしく、じっくり味わえる1枚に仕上がっています。
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北国の歌
イギリスとスコットランドのバラッドから
アメリカン・フォークソングへ [ローズマリー・スタンドレー、フランソワ・ラザレヴィチ、レ・ミュジシャン・ド・サン=ジュリアン]発売日:2026年09月25日
CD価格:3,300円(税込、送料無料)
LFJ2026で注目されたラザレヴィチのケルティック・ミュージック、
スタンドレーをヴォーカルに迎えてアルバムが登場ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2026とその関連公演に於いて、美しくも躍動的なケルティック・ミュージックで聴衆を沸きに沸かせたフランソワ・ラザレヴィチ率いるレ・ミュジシャン・ド・サン=ジュリアン。待望のアルバムでは、フランスを中心に活躍し1930-50年代のポップスを歌うバンド「モリアーティ」のヴォーカリスト、ローズマリー・スタンドレーの参加を得て、アメリカのフォークソングにまで至る道を示しています。 中心となるのは、19世紀後半にフランシス・チャイルドやセシル・シャープらによって収集された、イギリス、スコットランド、アイルランドの伝統的なバラッド(物語性の高い伝承歌)。これらは後にアメリカでフォークミュージックの源流を形成したものであり、ここではサイモン・アンド・ガーファンクルなど1960年代のフォーク・リヴァイバルにおける解釈も意識しています。 (...) -
ショパン(1810-1849):
練習曲集(全27曲) [アーロン・ピルザン]発売日:2026年09月25日
CD価格:3,300円(税込、送料無料)
バッハの視座から紐解く、エチュードの精緻なる構築美1995年オーストリア生まれのアーロン・ピルザンが、バッハの「平均律」全曲と共にその録音を人生の目標にしていたという、ショパンの「練習曲集」全曲が登場。その「平均律」の録音では調律からこだわりぬき世界的に高い評価を得ましたが、そのようなバッハの演奏によって培われた客観的かつ構築的なアプローチがここでも生きています。 自らの演奏会の前にはバッハを練習し、門下生たちにも毎日バッハを弾くように勧めていたというショパンの音楽が持つポリフォニックな側面と、左手による和声的でありリズム的でもある基盤を精緻に解析し、表面的な技巧にとどまらない立体的なショパン像を提示。作品の調性的・感情的な連続性を保つために録音は出版順に行われ、直截的で華麗な作品10と、より洗練され内省的な作品25という2つのサイクルの対比も明瞭に描き分けられました。 明快にして端正、すっきりとした音楽進行の中に息づく聴く者を強く惹きつける細やかな表情は今回ももちろん健在。高度な技術的コントロールのもと自由な表現と透明度の高い精密さを両立させた、美しくも知性的なアルバムに仕上がっています。
収録作曲家:
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ショスタコーヴィチ(1906-1975):
交響曲集/バレエ組曲集
ヴァイオリン協奏曲集
祝典序曲/タヒチ・トロット[8枚組 BOX] [ネーメ・ヤルヴィ、ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団、リディア・モルドコヴィチ]発売日:2026年09月25日
CD 8枚組価格:16,725円(税込、送料無料)
ネーメ・ヤルヴィ&スコティッシュ・ナショナル管の
ショスタコーヴィチ交響曲、Chandos録音をボックス化ショスタコーヴィチ生誕120年(2026年)とネーメ・ヤルヴィの生誕90年(2027年6月7日)を記念して、Chandosの交響曲録音をボックス化します。交響曲の単独CDの中には廃盤になっていたものもあり、バレエ組曲集とヴァイオリン協奏曲集を加えたこのボックス化はファン待望でしょう。 ヤルヴィは1937年にエストニアで生まれ、レニングラード音楽院(当時)でムラヴィンスキーに師事。エストニア放送響やエストニア国立歌劇場の首席指揮者を務めたのち、1980年に西側に出国します。1982年にエーテボリ交響楽団の首席指揮者、84年にはスコティッシュ・ナショナル管弦楽団(当時)の首席指揮者に迎えられると、折からのデジタル録音の普及とCD市場の成長に伴い、広いレパートリーを持つ彼は録音を活発に展開。恣意性や曖昧さを排しつつ、楽曲と楽団双方からダイナミックな生命力を引き出すヤルヴィの西側での最初の金字塔と呼ぶべき仕事の一つが、Chandosのショスタコーヴィチ交響曲録音です。 なぜか第2番と第3番、第11番から第15番は後年ドイツ・グラモフォンでエーテボリ響と録音することとなりましたが、当時のスコティッシュ・ナショナル管のブラスと打楽器セクションの充実や、オーケストラ全体のハーモニーと細部の解像度を両立させるChandosならではの巧みな録音が相まって、今も個々の曲のベストまたはリファレンスに挙げられることの多い録音です。 (...)収録作曲家:
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Be My Love
マリオ・ランツァに捧ぐ [スティーヴン・コステロ、コンスタンティン・オルベリアン、カウナス市交響楽団]発売日:2026年09月25日
CD価格:3,300円(税込、送料無料)
実力派テノールが真摯に捧げる、マリオ・ランツァへのオマージュ米国フィラデルフィア出身の実力派テノール、スティーヴン・コステロによる、Delosレーベル第2作目となるアルバム。同郷の偉大な先達であり、映画やレコードを通じて世界的なスターとなったテノール、マリオ・ランツァに敬意を表して企画されました。収録曲には、コステロが若い頃から支えとしてきた「ビー・マイ・ラヴ」や「ウィズアウト・ア・ソング」をはじめ、映画『学生王子』を彩る楽曲、そして名曲「ユール・ネヴァー・ウォーク・アローン」など、ランツァが愛唱した1920年代から1950年代の名曲が並びます。 コステロは、ランツァが録音に残した精緻な発声法や滑らかなレガート、張りのある高音といった声楽的特徴を、現代の解釈で見事に再現。歌の伴奏で定評のあるコンスタンティン・オルベリアン指揮のもと、グラミー賞ノミネート歴を持つカウナス市交響楽団がバックを務め、鮮やかな色彩を添えました。 声楽黄金期のレパートリーを客観的なアプローチで振り返る一枚。
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プロコフィエフ(1891-1953):
交響曲 第1番 「古典」
ヴィラ=ロボス(1887-1959):
シンフォニエッタ 第1番
「モーツァルトの思い出に」
プーランク(1899-1963):
シンフォニエッタ [シモーネ・メネセス、ウィーン放送交響楽団]発売日:2026年09月25日
CD価格:3,300円(税込、送料無料)
シモーネ・メネセスがウィーンのオーケストラと贈る、新古典主義ブラジル出身のシモーネ・メネセスとウィーン放送響による、新古典主義の3曲。 ハイドンが20世紀に生きていたらという構想のもと1917年に書かれ、皮肉や遊び心も盛り込まれたプロコフィエフの名作。同時期に書かれ、構造的な模倣ではなくモーツァルトの精神に対するオマージュを、バッハに触発されたテクスチャーなども用いて自由に表現したヴィラ=ロボス。1947年、成熟期を迎えた新古典主義の手法で書かれ、多様なアイデアに基づく楽想が高いコントラストで目まぐるしく入れ替わるプーランク。 ハイドンやモーツァルトを代表とする古典主義の中心となったウィーンのオーケストラによる伝統的な響きで、20世紀のロシア、ブラジル、フランスといった多彩な国の作曲家達による古典主義の再解釈を楽しむ1枚。
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スウェーデン女王クリスティーナと音楽 [ラース・ウルリク・モルテンセン、コンチェルト・コペンハーゲン]
発売日:2026年09月25日
CD価格:3,300円(税込、送料無料)
バロック中~後期の作曲家たちを支えた重要な後援者の足跡コレッリやA.スカルラッティの後援者として名高いローマの亡命貴族、元スウェーデン女王クリスティーナの音楽遍歴を概観するプログラム。バッハ以降古典派へと至る18世紀音楽やロマン派作品でも高い評価を博す北欧屈指の古楽器集団コンチェルト・コペンハーゲンですが、このアルバムを通じバロック本来の表現語法にも通暁していることを改めて印象づけてくれます。 ドイツ三十年戦争で活躍したスウェーデン王グスタフ・アドルフを父に持つクリスティーナ・ヴァーサ(1626-1689)は、父の死を受け5歳でスウェーデン王位を継承し1650年に戴冠しましたが、制約の多い立場を嫌い、1654年には従兄のカール・グスタフに王位を譲り国外脱出。カトリックに改宗して一路イタリアへ向かい、諸芸術の都ローマに居を定めました。故郷でもドイツの俊才アンドレアス・デューベンを抜擢するなど音楽への適性を示していた彼女は、ローマで優秀な音楽家たちと交流し、コレッリやA.スカルラッティなど次世代を担う天才たちをいち早く見抜いて後援しました。 本盤ではクリスティーナのスウェーデン時代まで遡り、北海周辺の音楽事情を伝える貴重な作品をコレッリやストラデッラなどの有名曲とバランスよく選曲。数人編成の室内楽や、彼女が愛したというジェズアルドのマドリガーレの弦楽合奏編曲なども織り交ぜ、その音楽的見識の高さを緩急のダイナミズムに満ちた精緻な演奏で伝えてくれます。
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オフェーリア
R.シュトラウス(1864-1949):
歌曲集 [ミリアム・クトロヴァッツ、アンドレアス・フレーシュル]発売日:2026年09月25日
CD価格:3,000円(税込、送料無料)
ウィーン生まれの若手クトロヴァッツがフレッシュな声で歌ったリヒャルト・シュトラウス・アルバム。リリックな声でオペラとリートで評価が高く、最近ではマケラ指揮のマーラー交響曲第8番のライヴ録音で栄光の聖母を歌っています。 待望のソロ・アルバムの選曲意図は2曲目に収録されたOp.68-2の曲名「私は花束を編みたかった」に表現されており、彼女が厳選したリヒャルト・シュトラウスの歌曲21曲を、色とりどりの花のように聴かせます。
収録作曲家:
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R.シュトラウス(1864-1949):
交響的幻想曲「イタリアから」
管弦楽伴奏歌曲 [レミ・バロー、ミュンヘン放送管弦楽団、ヨー=アンネ・ビッター]発売日:2026年09月25日
CD価格:3,000円(税込、送料無料)
レミ・バローによるリヒャルト・シュトラウス・プロジェクト第2弾が登場!ブルックナー交響曲全集の偉業を成し遂げたバローは、2024年にガルミッシュ=パルテンキルヒェンのリヒャルト・シュトラウス音楽祭の常任指揮者に就任。Gramolaレーベルで同音楽祭とタイアップした管弦楽作品の録音を開始しました。 第2作となる当アルバムは6月28日のコンサートに先立つミュンヘンでのセッション録音で、21歳のシュトラウスがローマの遺跡等から着想を得て書き上げた交響的幻想曲「イタリアから」と、5つの管弦楽伴奏歌曲を収録。ソプラノを務めるヨー=アンネ・ビッターは、ミュンヘン大学卒業後に歌唱を学び、モーツァルト《ドン・ジョヴァンニ》のドンナ・アンナ役でデビュー後、チロル音楽祭でのワーグナー作品等で絶賛を博すなど、シュトラウスやワーグナーのレパートリーで国際的な評価を得ています。
収録作曲家:
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モーツァルト(1756-1791):
セレナード 第10番「グラン・パルティータ」 [ミラン・トゥルコヴィチ、ウィーン交響楽団の管楽セクション他]発売日:2026年09月25日
CD価格:3,000円(税込、送料無料)
ウィーンで育ち、アーノンクールが指揮するコンツェントゥス・ムジクスの首席奏者を長く務めたトゥルコヴィチが、ウィーン交響楽団のメンバーを指揮して奏でるグラン・パルティータ。 トゥルコヴィチが積み重ねて来た研究と実践が、現代のウィーン響のサウンドと結びついた、幸福感のあるモーツァルトです。
収録作曲家:
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カタルーニャ
モンポウ、セヴラック、アルベニス [ウィレム・ラチュウミア]発売日:2026年09月25日
CD日本語解説付き価格:3,300円(税込、送料無料)
ピレネー山脈の響き
3人の作曲家が織りなすカタルーニャの音旅同時代音楽の解釈でも高い評価を得ているウィレム・ラチュウミアによる今回のアルバムのテーマは、ピレネー山脈を挟むフランスとスペイン(カタルーニャ地方)を巡る音の旅。哲学者ウラジーミル・ジャンケレヴィッチの随筆『遥かなる現前』にインスパイアされ、モンポウ、セヴラック、アルベニスという20世紀初頭に深く交流した3人の作曲家の作品を交互に配置した、独自の物語性を持つプログラムとなっています。 各楽曲には、伝統的な民俗音楽の要素がそれぞれの語法で昇華されているほか、子供の遊び、村祭り、教会の鐘といった日常生活の情景や自然の息吹が精密に描写されており、現代音楽やフォークロアに造詣の深いラチュウミアは、ピアノの色彩や空間的な遠近感を追求し、静謐でありながら立体的な響きを再現しています。 セヴラックが補筆完成させたアルベニスの「ナバーラ」も収録され、3人の歴史的・地理的繋がりを実証するアプローチが光る充実した一枚です。 -
A.スカルラッティ(1660-1725):
『神の恵みの勝利』または
『悔悛するマグダラのマリア』 [マリー=フレデリク・ジロー、リズ・ヴィリセル、ポラン・ビュンドゲン、アンサンブル・セラドン]発売日:2026年09月25日
CD価格:3,300円(税込、送料無料)
A.スカルラッティの出世作を、中世~初期ルネサンスに秀でた実力派勢の演奏で主に中世から初期ルネサンスにかけての音楽の解釈で高い評価を博してきたアンサンブル・セラドンが、イタリア後期バロックを代表する作曲家の一人アレッサンドロ・スカルラッティ若き日のオラトリオを録音。 A.スカルラッティはシチリアで生まれハプスブルク領ナポリ王国で頭角を現し、1684年には多くの先輩音楽家たちを尻目に若くして王室楽長に抜擢されました。『神の恵みの勝利』は、後に鍵盤音楽の大家として名を遺すことになる息子ドメニコが生まれた1685年の作。音楽愛好の枢機卿ベネデット・パンフィリの台本に作曲したこの作品は、シファーチェやチェッカレッリなど当代随一のカストラート(男声高音歌手)たちを起用しローマで初演された当初から注目を浴び、続く20年のうちにモデナ、マントヴァ、ボローニャ、ウィーンなど欧州屈指の音楽拠点で上演されました。 俗世の虚飾や快楽の中で生きてきた半生の迷いを捨てきれないマグダラのマリアを自在な音楽で表現した第1部に対し、彼女が悔悛に目覚め信仰の道を決意した第2部ではより堅固な音楽が綴られ、最後はアリアや合唱ではなく劇的なレチタティーヴォで締められる独創的な構成。 小編成の器楽陣と緊密なアンサンブルを織り上げながら、3人の歌手が個性豊かな美声で作品の持ち味をじっくり引き出し、単に美しい旋律線を描くにとどまらない、詩句や物語を音楽で生き生きと表現するA.スカルラッティの至芸を存分に味わわせてくれます。
収録作曲家:
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発売日:2026年09月25日
CD価格:2,700円(税込)
2024年に完成したヘルシンキ・ミュージック・センターのオルガンを使った初のソロ・アルバム! 同センターは2011年に開館しましたが、パイプ・オルガンの竣工には多くの費用と長い時間を要し、作曲家カイヤ・サーリアホの多額の寄付を受けて2024年元旦にお披露目の演奏会が行われました。 オーストリアの名門リーガー社が製作した中でも2番目の規模となるオルガンは、スカンジナビア最大を誇り、更にモダン・アートのような外観、3Dプリンター技術やリサイクル可能な材料を使用した点も注目されました。 フィンランドを代表するオルガニストで同センター・オルガン協会の会長兼芸術監督としてこの楽器を知り尽くしているヤン・レヘトラが選んだのは、フランス・オルガン音楽の伝統ジャンル「ノエル」の20世紀作品。 アルバム冒頭のハキムはレバノン生まれ、中央のステイシー作品はウクライナの伝承曲をモチーフにしているところに「今」を感じさせます。
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SWEET AND SWISS
チェロとピアノのための抒情的な編曲集
フルーリー、シュヴァイツァー、コルンゴルト、シューベルト 他 [アンドレアス・グラーフ、エヴリン・グランディ]発売日:2026年09月25日
CD価格:2,700円(税込)
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〈オーストラリアのホルン 第1集〉
室内楽の100年 [カーラ・ブラックウッド他]発売日:2026年09月25日
CD価格:2,700円(税込)
オーストラリアの作曲家によるホルン作品を録音するプロジェクトがスタート。第1集は室内楽作品で、20世紀の作品を集めています。 オーストラリアが自治領となった直後に書かれたケリーの四重奏曲は2分半ほどのサロン風の小品。マーシャル=ホールもサザーランドもロマン派の流れを汲む作風で、バンクスでは12音技法が導入されるなど、基本的には西洋の影響下で発達してきたことが窺われます。 最後のスカルソープ作品は1970年のロックバンドと2人の歌手、オーケストラのための作品中の曲がオリジナルで、その後、作曲家が室内アンサンブル用に編曲し、さらにホルン三重奏に編曲したもの。歌謡的な旋律と広大な空間を思わせるサウンドが特徴的です。 ブラックウッドは、オーストラリアのみならず欧州でもピリオド楽器とモダン楽器の両方でオーケストラ、室内楽、そして教育活動で活躍しています。
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ダブルリードの室内楽 昔と今
第1集 ベートーヴェン、ロクスバラ [ロナーク・オーボエ・トリオ]発売日:2026年09月25日
CD価格:2,700円(税込)
チェコのチェスキー・クルムロフ城を拠点とした名門シュヴァルツェンベルク侯家は、1771年に新たな管楽合奏団(ハルモニームジーク)を結成し、城の音楽伝統を復活させました。彼らが築いたダブルリード木管室内楽の波は18世紀末のウィーンでブームの頂点を極めたものの、その後長らく忘れ去られていました。 本シリーズは大量に残された楽譜と現代作品を組み合わせ、過去と現在を結びつける試みです。第1集には、ロナーク・オーボエ・トリオの演奏で、侯家に仕え1790年代に活躍した伝説的ヴィルトゥオーゾ「タイマー兄弟」のために書かれたベートーヴェンの三重奏曲 Op. 87や「お手をどうぞ」の主題による変奏曲 WoO 28を収録。さらに、現代オーボエ音楽の作曲家ロクスバラによる重音奏法等を駆使した「シャドウ・プレイ」や民謡風の新作「Raving Winds」も収められています。
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クーラウ(1786-1832):
4手のためのピアノ作品全集 [マリー=ルイーズ・ボーデンドルフ、クセニア・カンデル・フレデリクセン]発売日:2026年09月18日
CD 3枚組価格:5,250円(税込、送料無料)
ドイツに生まれ、幼少期に片目を失明するという苦難を経験したフリードリヒ・クーラウ。1810年にはナポレオン軍の徴兵を逃れてデンマークへ移住し、その地で生涯を全うしました。彼の作品はドイツ音楽の伝統を受け継いでおり、デンマークでは「ベートーヴェンの最大の理解者・後継者」として絶大な人気を博しました。また、日本ではピアノ学習者の手引きである『ソナチネ・アルバム』の作曲者としても親しまれています。 優れたピアニストだったクーラウは、初期ロマン派の流れを汲み、ピアノ本来の豊かな響きを生かした作品を数多く残しました。中でも彼が強い愛着を寄せたのが、1台のピアノを2人で奏でる4手連弾曲で、社交的・教育的な魅力はもちろん、2人の奏者が生み出すドラマチックな展開に満ちた作品を数多く書きました。 この全集はボーデンドルフによる独奏曲集に続くもので、初期のソナタから晩年の「アレグロ・パセティーク」まで全曲を網羅しています。世界初録音も多数含まれ、連弾のレパートリーを広げてくれます。
収録作曲家:
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J.シュトラウス2世(1825-1899):
常動曲 - 管弦楽作品集 [パトリック・ハーン、ミュンヘン放送管弦楽団]発売日:2026年09月18日
CD価格:2,850円(税込)
「ワルツの王」ヨハン・シュトラウス2世の多彩な魅力に迫るアルバム。往年の音楽番組のテーマ曲としても有名な「常動曲」といった代表曲をはじめ、《ジプシー男爵》序曲や、あまり耳にする機会のない隠れた曲まで収録。父譲りの起業家精神と精巧な作曲技術で発展させたワルツやポルカ、オペレッタからの楽曲が幅広く並びます。ボーナストラックにはイタリアへのドライヴ風景を描いたユーモラスなラップ(ドイツ語)入りの「常動曲」も収録されています。 パトリック・ハーンは、首席客演指揮者を務めるミュンヘン放送管弦楽団と抜群の呼吸を見せ、劇的かつ洗練された演奏を展開。自らボーナス曲の編曲を手掛けるなど、柔軟な感性と緻密なタクトでシュトラウス音楽に新たな光を当てています。
収録作曲家:
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リスト(1811-1886):
十字架の道行 S.53
コルネリウス(1824-1874):
レクイエム・エテルナム他 [ペーター・ダイクストラ、バイエルン放送合唱団、ヘルベルト・シュフ 他]発売日:2026年09月18日
CD価格:2,850円(税込)
リスト晩年の「十字架の道行」は、キリスト受難の14の場面(留=りゅう)を描いた宗教作品。劇的な演出を極力排し、聖歌や讃美歌を織り交ぜながらも、ときに無調を先取りするような大胆な和声を用いており、生前には上演も出版もされませんでした。歌唱が加わらない場面も多く、受難の悲しみや深い祈りはピアノに託されており、その型にはまらない静けさが、作品全体に重く切ない雰囲気をもたらしています。 アルバムの最初と最後に置かれたのは、リストから教会音楽への専念を勧められた作曲家、コルネリウスの作品です。冒頭に置かれた《レクイエム》は、ラテン語の典礼文ではなくヘッベルのドイツ語詩を用いた混声合唱曲。一方、最後の《レクイエム・エテルナム》は、ラテン語典礼文による男声合唱曲です。 ペーター・ダイクストラ率いるバイエルン放送合唱団が静謐な世界を見事に描き出しています。
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〈次世代ソリストたちによるモーツァルトVol.16〉
モーツァルト(1756-1791):
ピアノ協奏曲 第20番・第22番 [マリー=アンジュ・グッチ、ハワード・グリフィス、ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団]発売日:2026年09月18日
CD価格:3,300円(税込、送料無料)
マリー=アンジュ・グッチが紡ぐ、モーツァルトの協奏曲1997年アルバニアに生まれ13歳でパリ国立高等音楽院に飛び級入学、ヨーロッパで注目され、ラ・フォル・ジュルネやN響との共演で日本でも鮮烈な印象を残すピアニスト、マリー=アンジュ・グッチ待望の協奏曲録音。短調を採用しロマン派を先取りした劇的な第20番、クラリネットを初めて導入し温かく柔らかな響きを湛えた第22番を収録しています。 グッチは名器ベーゼンドルファー280VCを駆使し、圧倒的な色彩感と優れた洞察による知的な解釈で作品の真髄を鮮やかに描き出しました。ハワード・グリフィス指揮のもと、モーツァルトの精神をDNAに受け継ぐ名門ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団との緊密な共演。卓越した技巧と瑞々しい音楽性が息づく素晴らしいアルバムです。
収録作曲家:
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夏から秋へ
シンプソンのヴァイオル・コンソートで辿る季節の移ろい 2 [レ・リュシオル (リュシル・ブーランジェ、ミリアム・リニョル、マノン・パパセルジオー 他)]発売日:2026年09月18日
CD価格:3,300円(税込、送料無料)
ALPHA初期の名盤から20年を経ての「完結編」に聴くガット弦の機微清教徒革命に続く共和政時代を経て王政復古を果たした17世紀後半のイングランドで、ルネサンス期以来のヴァイオル(ヴィオラ・ダ・ガンバ)・コンソートの系譜を継承する器楽曲を多く作曲したクリストファー・シンプソンの作品集。ガンバ奏者ソフィー・ワティヨンによるALPHAレーベル初期の名盤『冬から春へ』(ALPHA088/廃盤)が本作の「上巻」にあたり、ワティヨンの早世により果たされなかった「下巻」の録音が20年以上の時を経て実現した形です。 企画発案は幼少期からガンバ演奏に親しんで育ち、ワティヨンをロールモデルにしていたというフランスの名手リュシル・ブーランジェ。同じく21世紀の最前線をひた走る名手ミリアム・リニョル、世界的古楽器奏者を父に持つマノン・ブーランジェと共に、シンプソンの組曲集『四季』と12の合奏曲からなる『12か月』から後半部分全てに加え、シンプソンの名声の源となった変奏技法を伝えるディヴィジョン(変奏曲)や舞曲を収録しました。 大ヴェテラン通奏低音奏者エリザベート・ガイガーはチェンバロの他、主鍵盤の他に小型鍵盤も使える17世紀の鍵盤楽器ミュゼラー型ヴァージナルと、現存モデルの少ない17世紀英国式の室内オルガンを演奏。親密にして玄妙なガット弦の響きの重なりを美しく縁取ります。「上巻」でも録音を担当した名技師アリーヌ・ブロンディオが、各奏者の鮮やかな演奏の機微を精妙なエンジニアリングで伝えてくれます。
収録作曲家:
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〈エルガー・フロム・アーカイヴ 第5集〉
オラトリオ「使徒たち」
海の絵 [BBC交響楽団、サー・マルコム・サージェント、ジョージ・ウェルドン*、フィルハーモニア管* 他]発売日:2026年09月18日
CD 2枚組価格:4,425円(税込、送料無料)
「SOMM」の録音や「ARIADNE」の復刻におけるプロデューサー兼エンジニアであるラニ・スパー(Lani Spahr)は、5000本ものエルガー作品の録音を保管しています。『エルガー・フロム・アーカイヴ』シリーズは、1951年に創設された英国エルガー協会の75周年を記念して、スパーのアーカイヴから歴史的な価値の高い音源を復刻するプロジェクトです。 エルガーが書いた3作のオラトリオの中では『ゲロンティアスの夢』が名高く、『神の国』『使徒たち』は低い演奏頻度となっています。これら2作を『ゲロンティアス』に劣らず高く評価していたのがマルコム・サージェントで、エルガーの生誕100周年を記念するBBCのコンサートで『使徒たち』をとりあげた際のライヴ録音がここにCD化されます。 『使徒たち』は12使徒が目撃したイエスの奇跡、磔刑そして復活の物語で、ユダの裏切りやゴルゴタの丘など劇的な場面もありますが、そうした人間の感情の起伏も、神と人との契約の成就に何も影響を与えることがないというごとく、滔々と流れる大河のように音楽を進めています。 (...)
収録作曲家:
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リスト(1811-1886):
ダンテ交響曲
アダムズ(1947-):
ブラック・ゴンドラ(原曲: リスト 悲しみのゴンドラ 第2番) [ゲルゲイ・マダラシュ、リエージュ王立フィルハーモニー管弦楽団、ナミュール交響合唱団]発売日:2026年09月18日
CD価格:3,300円(税込、送料無料)
2022年に東京都交響楽団と広島交響楽団、2023年と26年にはNHK交響楽団を指揮し、日本でも一躍注目度を上げたハンガリー出身の俊英マダラシュによるリストの標題交響曲。2024年リリースで好評を博したファウスト交響曲(BISSA2510)の続編です。 リストは若い頃から『神曲』を愛読し、1837年にピアノ曲「ダンテを読んで」を作曲。1847年頃からこの交響曲のスケッチを始め、ワーグナーの助言を受けるなどして完成させました。非常にドラマティックな「地獄」から「煉獄」を経て女声合唱を伴う「マニフィカト」の最後で浄化されたかのように曲を閉じます。このアルバムには出版の際に付録として載っていた壮麗壮大なコーダ(演奏時間1分余り)も収録。これのあるなしでは最後の印象が大きく変わることでしょう。 アルバムを締めくくるのは、リスト晩年の「悲しみのゴンドラ 第2番」をジョン・アダムズが管弦楽編曲した「ブラック・ゴンドラ」。
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エロール(1791-1833) :
歌劇《ザンパ、あるいは大理石の花嫁》(全曲) [ジュリアン・アンリク、エレーヌ・カルパンティエ、シリル・デュボワ、エロイーズ・マス他 エリック・ニールセン、ミュンヘン放送管、バイエルン放送Cho.]発売日:2026年09月18日
2CD+BOOK価格:6,300円(税込、送料無料)
序曲で有名な《ザンパ》、19世紀屈指の人気作が蘇る!
悪名高き海賊の愛と宿命を描く悲喜劇1831年の初演で大成功を収め、19世紀に絶大な人気を誇ったエロールの傑作《ザンパ》が、初の全曲録音として蘇ります。この歌劇は、モーツァルトの《ドン・ジョヴァンニ》を彷彿とさせる神をも恐れぬ不敵な海賊ザンパの、愛と宿命を描く悲喜劇の魅力に満ちたオペラ・コミークで、シチリアの情緒が漂う豊かな色彩、エトナ火山の噴火に代表されるグランド・オペラ譲りの華やかなスペクタクルが聴衆を魅了しました。 ロマン派オペラとしては珍しく、バスやバリトンといった伝統的な低音の役をほぼ排除し、4人のテノールを筆頭とする高声歌手を中心に構成される点も大きな特徴です。かつてはオペラ・コミーク座だけでも500回以上上演された人気作でしたが、難役をこなすテノール4人の確保が難しいこと、そのため上演地によっては声域が変更されて原典の魅力が失われてしまったり、他言語圏ではセリフの入るオペラ・コミークを上演するハードルが高かったり、またオペラ・コミーク自体の人気が下火になったりと、様々な要因が重なってその後忘れられてしまいました。 しかしながら冒頭から勢いのある主題で聴衆を引き付ける序曲は、歌劇本編の美しいメロディを巧みに引用し、ロッシーニ風のクレッシェンドで華やかに盛り上がるなど、エロールの最高傑作として単独で生き残り現在まで広く親しまれています。 (...)収録作曲家:
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They Have Waited Long Enough
沈黙を強いられた女性たちの歌 [キャサリン・デイン、ラガッツェ四重奏団 他]発売日:2026年09月18日
CD価格:3,300円(税込、送料無料)
長く沈黙を強いられた女性たちの声を聴く、ソプラノと弦楽四重奏に民族楽器を加えた歌曲集歴史や物語において沈黙を強いられてきた女性たちに焦点を当てた歌曲集。オランダのラガッツェ四重奏団とソプラノ歌手キャサリン・デインが、5人の女性作曲家と協働して制作しました。 アルバムで描かれるのは、ギリシャ神話のキルケ、メデア、ペネロペ、9世紀ビザンツ帝国の詩人カシア、そして16世紀バスク地方の助産師マリアの5人。固定された解釈から離れ、彼女たち自身の言葉と視点からその葛藤や主体性を描き直しています。 ソプラノと弦楽四重奏をベースに、ドゥドゥクやカーヌーン、ケメンチェといった多彩な伝統楽器や打楽器、さらにはテープなどを取り入れ極めて緻密で多様な音響空間を構築。ジェンダー不平等が未だに無くならない現代社会において、これらの歴史や神話の物語を現代の音楽作品として記録し提示することは、高い普遍性を持つ大きな試みと言えるでしょう。
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レッサー(1910-1969):
ミュージカル《ガイズ&ドールズ》 [ジョン・ウィルソン、シンフォニア・オヴ・ロンドン、ナサニエル・ハックマン、シエラ・ボーゲス 他]発売日:2026年09月18日
CD 2枚組価格:6,975円(税込、送料無料)
ジョン・ウィルソンとシンフォニア・オヴ・ロンドンがブロードウェイ黄金期の作品をカット無しで録音するシリーズ。デイモン・ラニアンの短編を原作とする《ガイズ&ドールズ》は、ニューヨークの裏社会を舞台に、ギャンブラーの愛と大博打を描く陽気なコメディで、1950年の初演から1,200回超のロングランを記録し、トニー賞を受賞。映画化され、日本でも宝塚歌劇団で上演されるなど今に至るまで人気があります。 今回の録音では失われていた初演時のオリジナル・オーケストラ・スコアを入念に復元。2005年からブロードウェイで活躍するベテラン、シエラ・ボーゲスやウィルソンが絶賛するナサニエル・ハックマンに加え、指揮者の説得で引退を撤回したサー・トーマス・アレンらロンドンのトップスターが集結。熱のこもった歌唱と極上のオーケストレーションにより、作品の真価を鮮やかに解き明かしています。
収録作曲家:
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ヘンデル(1685-1759):
歌劇《エジプトのジューリオ・チェーザレ》 HWV 17 [ハリー・ビケット、イングリッシュ・コンサート]発売日:2026年09月18日
CD 3枚組価格:5,775円(税込、送料無料)
初演版ノーカット完全収録!
英国最前線のキャストで素顔を表わすヘンデルの傑作18世紀以前の声楽曲、とりわけヘンデルの劇音楽作品に抜群の適性をみせてきた指揮者ハリー・ビケット率いるイングリッシュ・コンサートによる、傑作《ジューリオ・チェーザレ》の全曲録音。Linn Recordsでは《ロデリンダ》《セルセ》に続くヘンデル作品の全曲録音です。 《ジューリオ・チェーザレ》はヘンデルがロンドンで王室後援のもとイタリア・オペラ作曲家としての活動を軌道に乗せた頃、1724年に発表された充実作。ローマの名将カエサルが制圧したエジプトで繰り広げられる恋と陰謀渦巻く物語を扱った全3幕の内容はしかし、さまざまな理由により部分的にカットして演奏・録音されることが多く、一切の省略をしない全曲収録を俊才ビケットが敢行したことの意義は計り知れません。 精緻なアンサンブルを聴かせるイングリッシュ・コンサートが、ナチュラルホルンやオーボエ、リコーダーなどの管楽器を巧みに用いたオーケストレーションの妙を隅々まで堪能させてくれるのも嬉しいところ。ハープやテオルボ、ガンバなども用いた充実の通奏低音も効果的です。 ヤーコプ、スマルゴワール、サルデッリ、カミングスら名匠たちと欧州各地でバロック・オペラの名演を披露してきたクリストフ・デュモーの細やかなチェーザレ解釈や近現代作品にも名演の多いルイーズ・オルダーのクレオパトラなど、各登場人物の性格をよく伝える歌手陣の好演も聴きどころに満ちています。収録作曲家:
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ジェルマニアの曙
ドイツ・バロックのヴァイオリン音楽 [ルイーズ・エアトン、アリス・トロスリエ、サロメ・ガスラン、リュシー・シャバール、セルジオ・ブケリ、ゴーティエ・ブルタン]発売日:2026年09月18日
CD価格:3,300円(税込、送料無料)
ドイツ・バロック特有の機微に満ちた弦楽芸術の数々ル・ポエム・アルモニーク、アンサンブル・コレスポンダンス、クレマチス、レゼポペーなどフランス最前線の古楽器楽団で活躍してきたバロック・ヴァイオリン奏者ルイーズ・エアトンを中心とした、ドイツ中~後期バロックの室内楽作品集。 ドイツ語圏では17世紀半ばまで続いた三十年戦争の後、同世紀前半のイタリアで発達したヴァイオリン独奏音楽を参考に、変則調弦を効果的に用いたユニークなヴァイオリン音楽が独自の発展を見せましたが、その過程では世紀初頭から用いられてきたヴィオラ・ダ・ガンバも合奏の中低音部を彩る楽器として効果的に用いられ、ヴァイオリンとガンバの両方を主役格で扱った作品も数多く残されています。 このアルバムでもそうした背景も踏まえ、アルトやテノール音域向けに作られたガンバが随所で存在感を発揮。ウィーンの皇室で早くからイタリア流のヴァイオリン音楽の吸収・咀嚼につとめ独自の作風を拓いたカプリコルヌスの作品を皮切りに、同じくウィーン皇室で活躍したシュメルツァー、ザルツブルクのビーバー、ニュルンベルクの名匠クリーガー、バッハに先立ち無伴奏曲を書いたヴェストホフやフィルスマイアと作曲家の選択も絶妙。即興的に盛り込まれる装飾音の機微も鮮やかに、各奏者の存在感が強く打ち出されながら整ったアンサンブルを聴かせる演奏の妙を、ALPHAレーベルで幾多の名盤を録音してきた名技師ユーグ・デショーが鮮やかに伝えてくれています。
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レンスホルト(1978-):
アフターマス [ニルス・レンスホルト]発売日:2026年09月18日
LP価格:4,650円(税込、送料無料)
デンマークの作曲家ニルス・レンスホルトの『アフターマス=余波、影響』の限定アナログ盤。アメリカ伝統音楽や60~70年代のシンガーソングライターたちの活動に着想を得て、アメリカのハイウェイを巡りながら旅先での印象をその土地特有の言葉遣いをまじえて表現しています。ブルックリンに訪れる春の兆し、メンフィスの古びたモーテル、ニューオーリンズのマルディグラ祭の余韻といった情景からインスピレーションを得て書かれた歌は、素朴でどこか懐かしさを感じさせます。 特典として、配信限定のボーナストラックを含む14曲のMP3ダウンロードコードが付属します。
収録作曲家:
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発売日:2026年09月18日
CD価格:3,300円(税込、送料無料)
新星ピアノ・トリオが語り掛ける、アメリカの3つの物語2022年にコルバーン音楽院の学生たちにより結成、2024年フィショフ室内楽コンクールで第1位に輝き、豊かな想像力と知性、そして深い感情表現が高い評価を得ている実力派の新星、トリオ・アズーラによる1世紀近い隔たりを持つ3つのアメリカの作品集。 音で色彩を描くヒグドン、楽章ごとに短編小説を紡ぐような構成のハービソン、伝統的な形式を脱し、引用や対話を技巧的に織り交ぜたアイヴズ。好奇心と個性に満ちたアメリカの精神が、カナダ、韓国、中国という多様な背景を持つ3人の対話を通じて、鮮やかに響き合います。時に問いかけ、時に戯れ、新たな物語の形を模索し続ける彼らの、瑞々しくも深遠な演奏をぜひお聴きください。 Delosレーベルとコルバーン音楽院がコラボレーションした「コルバーン・コレクション」の第1弾。
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Horizons
フェスティヴァルPAAX GNP 2023ライヴ [アロンドラ・デ・ラ・パーラ、パキート・デリベラ、オマール・マッサ、ヤマンドゥ・コスタ 他 インポッシブル・オーケストラ]発売日:2026年09月18日
CD価格:3,300円(税込、送料無料)
底抜けの陽気さと怪しい妖艶さ デ・ラ・パーラが贈る中南米音楽の今メキシコのリビエラ・マヤで行われる、アロンドラ・デ・ラ・パーラが芸術監督を務めるフェスティヴァルPAAX GNP2023年の熱気あふれるライヴ。「PAAX(パーシュ)」はマヤ語で「音楽」を意味します。 キューバ出身で現在アメリカで活動するパキート・デリベラによる3人のソリストが活躍する作品、アルゼンチンのオマール・マッサが書きベルリン・フィルによって初演されたバンドネオン協奏曲、ブラジルのヤマンドゥ・コスタのスケッチをギタリストのセルジオ・アサドがオーケストレーションしたギター協奏曲を収録。それぞれ作曲者たちがソリストとして参加し、ライヴならではのテンションと即興性の高い熱の入った演奏を聴かせています。 世界中からトップクラスの演奏家たちを集めた、フェスティヴァルの核となるインポッシブル・オーケストラによる曲のツボを押さえた演奏も実に魅力的。カリブからブエノスアイレス、ブラジルへと描かれるスリリングな音の旅は、アフリカ、中国、ラテンアメリカの多彩な伝統がシンフォニックなステージで融合し、ポピュラーとクラシックの境界を超越した新しい響きを創造しています。 FUGA LIBERAが新たに創設した、中南米の豊かな音楽性を追求する「FUGA LATINA」シリーズの第一弾。
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発売日:2026年09月18日
CD日本語解説付き価格:3,300円(税込、送料無料)
魂の闇と光を描く、サロメ・ジョルダニアのデビューアルバムジョージア出身のピアニスト、サロメ・ジョルダニアのソロ・デビューアルバムは、人間の魂に宿る闇と光、愛と恐怖といった対極の感情の探求をテーマとする緊密なプログラム。あらゆる感情を内包する難曲、リストのピアノ・ソナタを核とし、孤独と神聖さを湛えたリストの「孤独の中の神の祝福」、魔的な暗黒世界と極限の心理的不安定さを描くスクリャービンの「黒ミサ」や「悪魔的詩曲」、そして宇宙的な虚空を見せるサーリアホの前奏曲が有機的に配置されています。 スタジオ録音ならではの近接マイク収録を活かし、生演奏では再現が極めて困難となる微細な音色や静寂の限界を追求。自らの深淵へと分け入り、喪失から希望へと向かう、静謐かつ強靭な意志に満ちた渾身の一枚です。
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モンテヴェルディ(1567-1643):
聖母マリアの夕べの祈り [ランベール・コルソン、インアルト]発売日:2026年09月18日
CD 2枚組価格:5,025円(税込、送料無料)
モンテヴェルディの着想源に迫る、マントヴァ宮廷礼拝堂での親密な解釈初期バロックの大家モンテヴェルディは、聖マルコ教会楽長としてヴェネツィアに赴任し絶大な影響力を示し始める少し前、1610年に教会音楽技法の集大成とも言うべき曲集を出版。今日『聖母マリアの夕べの祈り』として知られる晩課のための音楽もそこに収録されていました。 作曲家は当時まだ北イタリアのマントヴァにおり、この曲集の大半はゴンザーガ家の個人礼拝向けに書かれたと考えられています。この傑作と向き合うにあたり、フランスの古楽アンサンブル・インアルトは作曲当時のモンテヴェルディの着想に立ち返るべく、かつて作曲家自身の職場であったマントヴァ聖バルバラ聖堂を録音場所に選択。16世紀末のマントヴァ宮廷における聖母被昇天の日の音楽礼拝を想定、曲順や解釈を徹底的に見直し、見識の高い文化人たちがプライベートな集いの場で味わっていたであろう親密な響きで本作の魅力の真相に迫ります。 (...)
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Wood on the Tracks
チェロ四重奏のための作品集 [チェロフォニックス]発売日:2026年09月18日
CD価格:2,925円(税込)
ロンドンで活躍する4人のチェリストによる「チェロフォニックス」のデビューアルバム。高い専門性と深い信頼関係で結ばれた彼らは、委嘱新作の発表や埋もれた名曲の再発見に精力的に取り組んでいます。 収録されている8曲はすべてチェロ四重奏のためのオリジナル作品。冒頭を飾るのは、ハレ管弦楽団の元首席チェリストを祖父に持つメンバーのベン・ロジャーソンがその遺品から手稿譜を発見したボーエンの「組曲」。長年紛失したとされていたもので、18世紀様式を思わせる表情が魅力です。 豊潤な響きとジャズ風のリズムの対比が印象的なエルムズの「ディヴェルティメント」、北米大陸で渡りをすることで知られる蝶オオカバマダラの長い旅を描いた「マリポサ」、自作の俳文詩を骨組みに据えたサザーランドの「希望」、アルバムのタイトル曲で列車をテーマにしたバーカーの「線路の上の木」、繊細な響きが美しいバグズの「Soliloquy」と、5曲の委嘱作品も収録。チェロ四重奏の幅広い可能性が感じられる1枚です。
収録作曲家:
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発売日:2026年09月16日
SACD-Hybrid国内盤価格:3,850円(税込、送料無料)
ピアノの詩人、伊藤順一が挑むショパン・ピアノソロ作品全曲録音プロジェクト 第1集日本ショパンピアノコンクール第1位、日本ショパン協会賞受賞他多数の国際コンクールで入賞のピアニスト伊藤順一が贈る約8年にわたる長期プロジェクト、ショパン・ピアノソロ作品全曲録音プロジェクト「ザ・ショパン・ツィクルス」第1集です。 伊藤はこれまで約8年にわたりパリ国立高等音楽院、リヨン国立高等音楽院、エコール・ノルマル音楽院等フランスで研鑽を積み、ヨーロッパ本流の音楽の伝統に根ざした琴線に触れる深い音楽と、奇を衒わない正統派のテクニックによって高い評価を獲得してきました。 旋律がまるで人の声のように自然に息づく歌い方、多彩な音色のパレットから紡ぎ出される奥行きのある豊かな和声、そして聴く人の心の奥深くへ静かに届く繊細な音の佇まいは、伊藤の演奏を特徴づける大きな魅力です。「歌うように弾く」というショパン芸術の根幹とも言える理念は、伊藤の芸術観と深く響き合っています。
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ドイツの聖霊
17世紀の聖霊降臨祭と三位一体節のための音楽 [マリト・ブルクルーロフス、マルガレータ・コンソート]発売日:2026年09月11日
CD価格:2,250円(税込)
バロック音楽において、聖霊降臨祭(ペンテコステ)や三位一体節(トリニタティス)のために書かれた作品はあまり多くありませんが、本作はその貴重で美しいレパートリーに光を当てる注目のアルバムです。 17世紀の北ドイツにおいて、三十年戦争の荒廃の中で人々の心の支えとなった音楽の数々。ルター派の豊かな聖歌の伝統を受け継ぎ、ゼレやシャイト、ブルーンスらが紡いだモテットやカンタータ、そして躍動感あふれる器楽演奏が、緻密に織り上げられたモザイクのように響き渡ります。珍しい1518年復元モデルの「アプフェルレガール(金メッキされたリンゴ型の共鳴器を持ち、管楽器を混ぜ合わせたような独特な音色を持つ小型のオルガン)」が奏でる澄んだ音色も作品に彩りを添えています。 演奏を務めるのは、マリト・ブルクルーロフスが主宰し、副芸術監督のテノール歌手、ケヴィン・スケルトンとともに躍進を続ける古楽アンサンブル、マルガレータ・コンソート。北ドイツ・バロックのオルガン音楽の第一人者、シーツェ・デ・フリースを迎え、歴史的な研究成果とみずみずしい感性を融合させています。 既発盤「ドイツのクリスマス」「ドイツの受難曲」に続く三部作の完結編となる本作は何世紀もの時を超えて受け継がれてきた「魂の響き」を、現代の私たちに届けてくれる温かい魅力にあふれたアルバムです。
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メンデルスゾーン(1809-1847):
〈宗教的合唱曲全集 第1集〉
詩篇 第42篇・第95篇・第98篇他 [クリストフ・ポッペン、ケルン西ドイツ放送合唱団、ケルン室内管弦楽団、ユリアーネ・バンゼ 他]発売日:2026年09月11日
CD価格:2,250円(税込)
クリストフ・ポッペン率いるケルン室内管弦楽団による、
メンデルスゾーンの宗教的合唱作品全集プロジェクトの第1集が登場NAXOSレーベルの一連のモーツァルト:ミサ曲集録音が精緻でみずみずしい演奏として高く評価されたポッペンとケルン室内管が、メンデルスゾーンの宗教的合唱作品の全曲録音を開始。 第1集には、作曲者自身が最高傑作と自負し、シューマンも絶賛した詩篇第42篇をはじめ、詩篇第95篇と晩年の詩篇第98篇、他、ルターのコラールに基づくコラール・カンタータ群が収録されており、深い祈りと喜びに満ちたメンデルスゾーンの宗教音楽の真髄を堪能できます。ケルン室内管弦楽団とケルン西ドイツ放送合唱団の卓越したアンサンブルに加え、ソプラノ歌手ユリアーネ・バンゼをはじめとした豪華なソリスト陣の参加も大きな魅力です。 交響曲や無言歌などの器楽作品が人気のメンデルスゾーンですが、バッハのマタイ受難曲を蘇演させ、自らもオラトリオや詩篇曲を多数遺したように、ドイツ・プロテスタント音楽においてきわめて重要な存在。その核心に迫る企画です。収録作曲家:
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発売日:2026年09月11日
CD価格:2,850円(税込)
1984年から2024年までバイエルン放送交響楽団に在籍したコントラバス奏者フランク・ライネッケによる現代作品集。音が消えていく瞬間を追求するマーク・アンドレの委嘱作「iv 18」や、音のしなやかな動きとコントラバス本来の深みのある響きを探求するニコラウス・ブラスの「Flucht」。この2曲はライネッケが初演を務めた作品です。シュトックハウゼンの「In Freundschaft 友情をこめて」は、短い核となるテーマを段階的に展開・装飾しながら演奏していくフォルメル技法が用いられた作品。 現代音楽の第一線で多くの作曲家と協働してきたライネッケならではの、コントラバスの表現力を極限まで引き出した一枚です。
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夜に歌う
ソプラノ、アコーディオン、ウクレレによる、
オペラ・アリアからシャンソンまで [アガート・ペラ、ピエール・キュサーク]発売日:2026年09月11日
CD価格:3,300円(税込、送料無料)
ウクレレとアコーディオンの伴奏で歌いあげる、境界なき音楽の夜の旅ソプラノ歌手アガート・ペラの歌と彼女の弾くウクレレ、ピエール・キュサークのアコーディオンによるユニークなアルバム。「夜と日(光)」をテーマに、豊かなクラシックのレパートリーを自由な感性でシャンソンへと仕立て直した、新鮮なプログラムです。 モーツァルトの「夜の女王」での大胆な録音素材加工を取り入れたアレンジをはじめ、ドビュッシー、ビゼー、サン=サーンス、プッチーニ、ドリーブ、ワーグナーらのオペラ・アリアなどが親しみやすく生まれ変わり、さらにシャルル・トレネやブリジット・フォンテーヌのシャンソンも同等に並び立ち、ジャンルの境界線を軽やかに取り払っています。 オーケストラのように響くアコーディオンと軽快にリズムを支えるウクレレ、そして美しい歌声。白と黒、闇と光、そしてその間にあるあらゆるニュアンスを繊細に表現しながら、夕暮れから夜明けへと向かう美しい夜の旅へと誘います。自由な想像力に満ちた温かで親密な一枚です。
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聖なる物語
バロック後期の宗教声楽曲を中心に
シャルパンティエ、パーセル、フェルランディーニ [カミーユ・ドラフォルジュ、イル・カラヴァッジョ 他]発売日:2026年09月11日
CD価格:3,300円(税込、送料無料)
後期バロックの劇的表現を活き活きと伝えるイル・カラヴァッジョの快挙英・仏・伊それぞれの後期バロック語法で、深く慕う相手との断絶に気づいた人間の絶望をドラマティックに描き出す3作品を中心としたプログラム。結成10年を2027年に控えたフランスの古楽集団イル・カラヴァッジョの好企画です。 『マリアの落涙』の作曲者フェルランディーニは、同世代のペルゴレージやW.F.バッハと同様に若くして欧州第一線に躍り出て、バイエルン選帝侯の宮廷作曲家となったイタリア人。本作は十字架上で息絶えた息子イエスとの別れに悲しむ聖母マリアの歌で、同時代のヴィヴァルディやナポリ楽派の才人たちにも比しうる歌心豊かな独唱が魅力的。 英国人パーセルの『サウルとエンドルの魔女』は、神に見放され霊媒師の魔女にすがるも絶望的な予言しか得られないサウル王の恐怖と悲しみを伝える一編。 シャルパンティエの『聖ペテロの否認』は、最後の晩餐で自らの離反を予告され驚く使徒ペテロが実際にイエスを裏切ってしまい慟哭する一部始終を端的に描出しています。個々の情感表現を熱意充分かつ濃やかに伝える演奏は実に見事で、大御所の風格さえ漂う人気歌手ヴィダルを筆頭に各歌手の個性も光ります。 ル・ポエム・アルモニークの屋台骨を支えるヴィオラ・ダ・ガンバ奏者ルカス・ペレス、同じくル・ポエム・アルモニークやル・バンケ・セレストの弦楽セクションの中核メンバーでもあるフィオナ=エミリー・プパールら器楽陣の演奏も聴きどころたっぷり。古楽に実績あるレーベルAlpha Classicsならではの充実の1枚です。
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トリスタン・ジェネレーション
ワーグナー、ツェムリンスキー、シェーンベルク
リスト、シュレーカー、コルンゴルト 他 [ジュリエット・ジュルノー]発売日:2026年09月11日
CD価格:3,300円(税込、送料無料)
ピアノ独奏で紐解く《トリスタン》の系譜、ドイツ後期ロマン派の響きフランス出身のジュリエット・ジュルノーによるAlpha Classics第2弾は、ドイツ後期ロマン派の作品を当時の楽器を用いて演奏するという内容。中心となるのは1865年の初演以来、和声法に大きな変革をもたらしたワーグナーの楽劇《トリスタンとイゾルデ》の存在です。 ここではその系譜に連なるシェーンベルク、ツェムリンスキー、ヴォルフ、シュレーカー、ブラウンフェルス、コルンゴルトらによる、当時の先鋭的な作品を収録。プログラムの大半を占めるのはジュルノー自身が手がけたピアノ独奏用の精緻な編曲で、大編成のオーケストラや声楽、合唱のための複雑なスコアをピアノ一台に集約することにより、異なる楽器の響きに和らげられることなく、鍵盤上で純粋にぶつかる不協和音や緻密な和声構造がダイレクトに提示されています。 古典的な調性体系の境界が広がり、近代音楽へと移行していく歴史的な転換期を、ピアノという親密な楽器の機能を通して客観的かつ鮮明に捉え直した野心的なアルバムです。
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発売日:2026年09月11日
CD価格:3,300円(税込、送料無料)
世界が注目する新星Opus13、
原点のメンデルスゾーンとグリーグの佳作を携えてデビュー!2014年にスウェーデンとノルウェー出身の若きアーティストたちによりオスロで結成、2025年にはウィグモア・ホールおよびボルドーの両国際弦楽四重奏コンクールで第1位に輝き、国際舞台で急速に評価を高めている弦楽四重奏団Opus13(オーパス・サーティーン)。2026年6月には今回の収録作品を中心とした初の来日公演も成功させ、世界中から熱い視線が注がれる彼らの記念すべきデビューアルバムが登場です。 アルバムの核となるメンデルスゾーンの弦楽四重奏曲第2番は結成時に初めて4人で演奏した作品で、グループ名の由来にもなった原点。18歳のメンデルスゾーンが書いた切実な情熱と純粋で繊細な感情が、Opus13の深い作品理解に基づく活き活きとした表現によって瑞々しく響き渡ります。 続くグリーグの第1番はコンクールでも絶賛を博した彼らの代名詞で、日本公演でも「グリーグの何たるかを示すような決定的快演奏」と評されました。北欧の厳しい自然や民謡を想起させるむき出しの力強さと深い情緒が凝縮されており、心からの共感を伴った彼らの演奏がその特性を引き立てています。 最後はメンバー自身の編曲による名曲「ソルヴェイグの歌」。ストラディヴァリウスをはじめとする稀少な名器たちが織りなす圧倒的な一体感と、若き才能が生み出す緊迫感と美を宿した必聴盤です。 -
朝鮮半島の
ピリとテピョンソ [崔慶萬]発売日:2026年09月11日
CD価格:3,300円(税込、送料無料)
韓国の人間国宝、崔慶萬(최경만 チェ・ギョンマン)が奏でる、ピリ(觱篥 피리…日本の篳篥に近いダブルリード楽器)とテピョンソ(太平簫 태평소…チャルメラに近い、木製の本体に真鍮のラッパを備えたダブルリード楽器)の演奏を収めたアルバム。 共演は朝鮮半島に伝統的な太鼓類を中心に、大きな箏を木の棒でこするようなアジェン(牙箏 아쟁)などの擦弦楽器や笛類。伝統的な民俗音楽の枠を超えた独創的な即興演奏や現代的なアプローチが収められています。 繊細さと幅広い表現力を併せ持つピリと、より力強く響き渡るテピョンソを用い、奏者の細やかな感性と演奏技術を通じて新たな音楽的境地を切り開いた名人芸を堪能するアルバム。
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発売日:2026年09月11日
CD価格:3,300円(税込、送料無料)
アンナ・フェドロヴァが紡ぐ、ブラームス晩年の内省的で親密な音世界ウクライナ出身のアンナ・フェドロヴァによる、ブラームス晩年の傑作小品集。 フェドロヴァは、ブラームスが自身の内面を見つめ親密で誠実な筆致で書いたこれらの作品について「私的な声で語りかけてくるようで、静かな省察に満ちている」と述べており、加速する現代社会の中でこの音楽に向き合うことは、彼女自身にとっても「セラピーのようなプロセスであった」と振り返ります。 生涯にわたりブラームスと深く結ばれていたクララ・シューマンがその詩情と豊かな響きを称賛したOp. 117、内なる自己が沸き立ち囁きかけるようと絶賛したOp. 118など、収録作品の背景にはクララの存在も静かに寄り添っています。作曲家晩年の孤独と内省に真摯に向き合うフェドロヴァの演奏は、ピアノがオーケストラのように響くOp. 119のラプソディまで各曲の性格を丁寧に描き出しており、聴き手に静かで深い感銘をもたらします。
収録作曲家:
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エネスク(1881-1955):
弦楽八重奏曲
ピアノ五重奏曲 [カレイドスコープ・チェンバー・コレクティヴ]発売日:2026年09月11日
CD価格:3,300円(税込、送料無料)
トム・ポスターとエレナ・ウリオステにより設立されたカレイドスコープ・チェンバー・コレクティヴは、年間25回から30回もの演奏活動を続けており、そうしたコンサートを通じて練り上げたレパートリーをCHANDOSに録音しています。今回の収録曲は、敬愛するブラームスからの影響が感じられる、パリ音楽院在学中に書かれた初期作「ピアノ五重奏曲」と、ルーマニアの民族的な語法とフランス音楽の繊細な響きに、精巧な対位法が織り込まれた19歳の大作「弦楽八重奏曲」。 録音直前に行われたコンサートは、Strad誌で「ウィグモア・ホールの聴衆は屋根を吹き飛ばさんばかりに盛り上がったが、それは妥当なことだ。エネスクの八重奏曲がこんな風に演奏されれば、メンデルスゾーン(の八重奏曲)に匹敵する人気を得るだろう」と評されました。その演奏をスタジオに持ち込んだようなライヴ感のある録音です。
収録作曲家:
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マショー(1300頃-1377):
ノートルダム・ミサ曲
他 ロンドー、バラード、モテトゥス、ヴィルレー [ティム・キーラー、シャンティクリア]発売日:2026年09月11日
CD価格:3,300円(税込、送料無料)
シャンティクリア待望のマショー・アルバム!中世フランスの詩人作曲家ギヨーム・ド・マショーが2027年に歿後650年を迎えるのに先立ち、シャンティクリアがその代表作『ノートルダム・ミサ曲』と恋愛歌の数々を録音。アメリカ西海岸を代表する男声ア・カペラ合唱団であるシャンティクリアはルネサンス以前の音楽に造詣が深く録音も多い一方、中世音楽は意外にもグレゴリオ聖歌以外あまり取り上げておらず、マショー作品への本格的な取り組みは彼らの新境地を示すものと言ってよいでしょう。 イタリアのペトラルカと並ぶ14世紀屈指の恋愛詩人でもあったマショーは、ランス大聖堂の参事会に身を置きつつ、その類稀な言語感覚を精緻な音楽語法とかけあわせ、アルス・ノーヴァの精華ともいうべき多くの傑作を残しました。ここではカトリックのミサ通常文すべてを単独で作曲したものとしては現存最古となる作品『ノートルダム・ミサ曲』を筆頭に、彼の芸術性の粋が詰まった名品を厳選。単旋律でも作曲センスが如実に表れたヴィルレー、各パートが異なる詩句を同時に歌うモテトゥス、リズムや拍子の変化を細やかに使いこなしスリリングな展開を聴かせるバラードなどの魅力を、Timothy McGeeやHarold Copeman、Robert Taylorらの著書を参考に中世音楽特有の即興技法や発音・発声を徹底追求し、シャンティクリアならではの純然たるハーモニーで堪能させてくれます。 研ぎ澄まされていながら温もりに満ちた男声の重なりで、異界感漂う中世の響きを堪能できる1枚です。
収録作曲家:
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ショスタコーヴィチ(1906-1975):
交響曲 第7番 ハ長調 Op.60 「レニングラード」 [ラファエル・パヤーレ、サンディエゴ交響楽団]発売日:2026年09月11日
CD価格:3,300円(税込、送料無料)
優秀録音で堪能する、パヤーレ&サンディエゴ響による「レニングラード」エル・システマ出身、アバド、ドゥダメル、バレンボイムのアシスタントとして研鑽を積んだラファエル・パヤーレ。2019年から音楽監督を務めるサンディエゴ交響楽団とのショスタコーヴィチは、2022年にデジタルのみでリリースされた交響曲第11番「1905年」が高い評価を得ていました。またコロナ禍でコンサートが軒並み中止となる直前の2020年初頭には初来日してN響の定期に登場、その時もオール・ショスタコーヴィチ・プログラムを披露しています。 今回Delosレーベルと新たにパートナーシップを結び、その第1弾としてリリースされる交響曲第7番「レニングラード」は、第二次世界大戦中の1941年、凄惨なレニングラード包囲戦の最中にショスタコーヴィチが作曲した歴史的な重みを持つ大作。音楽監督就任以来楽団のアンサンブルを大きく進化させ、独自の響きを構築してきたパヤーレの確かな統率力が光るダイナミックな快演です。 またほぼ2セットを必要とする金管楽器群には、こちらもパヤーレが音楽監督を務めるモントリオール響のトランペット首席ポール・メルケロなどが参加、パワフルな演奏を聴かせます。 (...)
収録作曲家:
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ダルベール(1864-1932):
〈ピアノ作品集 第1集〉
ピアノ組曲、4つのピアノ小品、
即興曲、アルバムの綴り [ソフィア・ギュリバダモヴァ]発売日:2026年09月11日
CD価格:2,550円(税込)
フランツ・リストから「大アルベルト」と称賛され、19世紀末から20世紀前半の音楽界で活躍したピアニスト・作曲家オイゲン・ダルベール。テレサ・カレーニョとの波乱に満ちた結婚生活や、代表作であるオペラ《低地》に象徴される、ロマンと色彩に溢れる彼のピアノ作品集第1集です。 バーデン=バーデンの「ブラームスの家」に眠り、100年以上の時を経て蘇った流れるような美しい旋律を持つ「即興曲」の世界初録音をはじめ、青年時代の作品で、バロック様式への敬意が息づく重厚な「組曲」、繊細で儚い小品「アルバムの綴り」、エレガントなワルツ、師リストの面影を感じさせる華やかなヴィルトゥオーゾ性を持つバラードなどを含む「4つのピアノ小品」まで、彼の多彩な表現を一望できるプログラミングとなっています。 演奏はエルンスト・フォン・ドホナーニのピアノ曲で評価されるソフィア・ギュリバダモヴァ。自ら作品の発掘にも携わった彼女は、かつてダルベール本人が所有し、現代に修復された1898年製スタインウェイを響かせるというアプローチを敢行。歴史的銘器のヴィンテージな響きとともに、作品の真価を現代に蘇らせる、ピアノ・ファン注目の一枚です。
収録作曲家:
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デル・カンポ(1878-1953):
弦楽四重奏曲 第11番・第12番 [クス・クァルテット]発売日:2026年09月11日
CD価格:3,300円(税込、送料無料)
20世紀前半のスペインにおいて最も独創的でありながら、歴史の闇に不当に忘れ去られていた奇才、コンラド・デル・カンポの弦楽四重奏曲全13曲を復興させるプロジェクトに第11番と第12番が登場。今回演奏を務めるのは、30年以上の歴史を誇り、その高い芸術性で世界を魅了し続けるドイツの名門、クス・クァルテットです。 古典的なソナタ形式の中に情熱を吹き込んだロマン溢れる第11番、複雑な対位法と見事な和声、超絶技巧が光る第12番。伝統を受け継ぎながらも、彼特有の入り組んだ独自の音響言語が、極めて濃密でスリリングなアンサンブルによって美しく響き渡ります。
収録作曲家:
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ブロッホ(1880-1959):
ヴァイオリン・ソナタ 第1番・第2番 「神秘の詩」
バール・シェム
無伴奏ヴァイオリンのための組曲 第1番 [ボリス・ブロフツィン、ダイアナ・ケトラー]発売日:2026年09月04日
CD価格:2,250円(税込)
樫本大進主宰の「ル・ポン国際音楽祭赤穂・姫路」の常連ブロフツィン、待望のソロ・アルバム!モスクワ音楽院を首席卒業後に英国デビューを果たし、現在はウィーン市立音楽芸術大学(MUK)で教授を務めるボリス・ブロフツィン。ティボール・ヴァルガ国際コンクール優勝を機に、マリナーやネーメ・ヤルヴィらの指揮でスイス・ロマンド管弦楽団などの世界的楽団と共演を重ねてきました。ヴェルビエやザルツブルク、ルガーノ、エディンバラといった海外主要音楽祭のほか、樫本大進が主宰する「ル・ポン国際音楽祭」にも定期的に出演する彼が、「スペクトラム・コンサーツ・ベルリン」プロジェクトの一環としてブロッホ作品集をリリース。 2つのソナタは、いずれも極めて個人的なテーマを探求した名作。第一次世界大戦の戦禍が影を落とす「第1番」に対し、夢に着想を得てグレゴリオ聖歌の旋律を散りばめた「第2番『神秘の詩』」が鮮やかな対比を描きます。さらに、ユダヤの伝統音楽旋律が憂鬱と熱狂を想起させる「バール・シェム」、ネオ・バロック様式を用いた「無伴奏ヴァイオリンのための組曲第1番」を収録。
収録作曲家:
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2台ギターのためのトランスクリプション
シューベルト、フランク、ラフマニノフ、シューマン [ブルーヴェンデュオ]発売日:2026年09月04日
CD価格:2,250円(税込)
カナダ出身のセバスティアン・ロブレスと中国出身のシ・ジャンショアにより結成された「ブルーヴェンデュオ」は2025年のGFA国際アンサンブル・コンクールで第1位を獲得したギター・デュオです。ここで聴けるのは、ピアノやオルガンの作品を、彼ら自身の手で原曲の持つ音楽的エッセンスと美しさに忠実なアレンジを施し、2台のギターへと落とし込んだ曲集です。 愛らしいシューマンの「子供の情景」、瑞々しい魅力を放つシューベルト、原曲よりも軽やかなテクスチャーを備えたフランク、繊細に移り変わる表情を見せるラフマニノフの作品などの2本のギターの響きが、おなじみの名曲たちに新たな色彩と新鮮な驚きをもたらす一枚です。
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フォリアと変奏
スペイン15~17世紀、黄金時代の音楽遺産を器楽合奏で [ジュリア・ジェニーニ、コンチェルト・シロッコ]発売日:2026年09月04日
CD価格:3,300円(税込、送料無料)
世界を制したスペイン王国、
欧州を席捲したその音楽的豊穣を器楽合奏で味わうスペイン王国が最も輝かしかった15~17世紀、王室周辺で活躍した作曲家たちの名品を中心に、他の地域にいた作曲家たちがスペイン的要素を盛り込んで書いた作品も収録、かの王国の黄金時代における文化的威光の実態を探る好企画。 既にArcanaに多くの名盤を刻んでいるコンチェルト・シロッコは今回、ショーム(ダブルリード管楽器)や木管コルネット、バホン(=ドゥルツィアン〔スペインで18世紀まで愛奏されていたファゴットの前身にあたる楽器で、高音から低音まで多種が存在〕)、各種リコーダー、トロンボーンなどの管楽器群を中心に曲によって組み合わせを替えつつ、器楽合奏の大躍進にも貢献したスペイン王室の音楽環境を仮想再現。チェンバロやビウエラの撥弦音がアクセントを添える中、高音バホンやショームの特徴的な音色も随所で雰囲気を盛り上げ、世界帝国の威信が思い起こされる壮麗な響きから弦楽器の独奏が美しい繊細な表現に至るまで、在りし日の音楽を彷彿させる演奏を聴かせてくれます。 スペイン王カルロス1世(皇帝カール5世)が重用したネーデルラント出身の音楽家たちの名品群の他、ローマのオルティス、ヴェネツィアのセルマ、ナポリのファルコニエーリ、ドイツのプレトリウスなど、スペイン音楽のエッセンスをイベリア半島の外へ伝えた作曲家たちの作品も収録。ブックレット(英・仏・伊語)には各曲の出典となった史料、各演奏家の参加トラック、全使用楽器の詳細が明記されています。 -
対話 - チェロとピアノのための作品集
バルヴィンスキー、シューマン、ショパン、
ラフマニノフ、ブレイザ [バルヴィンスキー・デュオ]発売日:2026年09月04日
NMLアルバム番号:CDAccordACD357CD価格:4,200円(税込、送料無料)
ロシアの隣国であるポーランドとウクライナ出身の奏者が2012年に結成したバルヴィンスキー・デュオ。その名前はスターリン時代に楽譜をすべて焼かれた上にシベリアへ流刑とされたウクライナの作曲家の名前から採られています。バルヴィンスキーは10年にも及ぶ流刑から帰還すると、記憶をもとに主要な作品を再び書き留めたので、それらは今も演奏することが出来ます。このデュオにとって、その名前は不屈の精神の象徴。 このアルバムの冒頭に置かれた組曲は2つの「歌」に快活なユモレスクとダンスの4楽章からなる演奏時間23分ほどの作品です。最後に置かれた「死んだ蝶」はポーランド人のブレイザが2022年に目にした光景に触発されて書いた作品。それは同年6月4日にキーウのソフィア大聖堂で行われた、ロシアの侵攻の犠牲となった子供たちを追悼する式典で、わが子を失った親たちがリンゴの木の枝に祈りの鈴を吊るす様子でした。ウクライナ風の旋律に鈴や教会の鐘を思わせる響きが混じる、シンプルながら敬虔な雰囲気のある小品です。 間に挟まれた有名作曲家の作品と合わせて、このアルバムは「様々なコミュニケーションのかたち」をイメージしており、それを安全に奏で聴くことができるようにとの気持ちがこめられています。
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北緯48度
作曲家カルダーラ、ヴェネツィアからウィーンへ [ザ・バンシーズ]発売日:2026年09月04日
CD価格:3,300円(税込、送料無料)
ウィーンのイタリア人カルダーラの足跡を軸に、バロック後期の南北音楽交流を読み解くヴィヴァルディより少し早くヴェネツィアで生まれ、イタリア各地での活躍を経て1715年からウィーンの皇室に仕えた作曲家カルダーラ。その活躍歴はアルプス山脈を挟んでイタリアとドイツ語圏南部にまたがりますが、このアルバムではそのカルダーラの作品を、イタリア音楽に大きな影響を受けたドイツの先行世代と同時代、または両地域を行き来した作曲家たちの音楽と組み合わせ、当時の南北音楽交流に迫った選曲がなされています。 演奏はフランスの最前線で多面的な活躍をみせる女性古楽器奏者4人が結成したザ・バンシーズ。ヴァイオリン2つとチェロ&鍵盤からなるトリオ・ソナタ編成で、即興的な表現と整った様式感の間を行き来する解釈の闊達さは、考え抜かれた選曲・曲順と相俟って先へ、先へと聴き進めずにはおれない魅力に満ちています。 表題の「北緯48度」はカルダーラが最終的に辿り着いたドイツ語圏南部を貫く線。ヴェネツィア初期バロックの大家マリーニ、ローマとウィーンを行き来したフローベルガー、カルダーラの師でウィーンの皇帝に捧げた曲集も残るレグレンツィや北緯48度線の通るアルザス地方で生まれ諸国の様式の調和を目指したムファットなど17世紀の大家たちの音楽性もさることながら、ウィーン皇室に楽長として君臨したフックス、ヴィヴァルディ、ポルポラなど18世紀の大物たちの作品の新鮮さも際立つプログラム展開。ALPHA初期からの名技師アリーヌ・ブロンディオによる、各楽器の存在感をよく捉えたエンジニアリングも頼もしい1枚です。
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ラヴェル(1875-1937):
マ・メール・ロワ
シューマン(ラヴェル編曲):
謝肉祭
ムソルグスキー(ラヴェル編曲):
展覧会の絵 [ジョセフ・スヴェンセン、ボルドー・アキテーヌ国立管弦楽団]発売日:2026年09月04日
CD価格:3,300円(税込、送料無料)
スヴェンセンによる、ラヴェルが描いた様々な情景ノルウェー系アメリカ人の父と日系アメリカ人の母の間にニューヨークで生まれたジョセフ・スヴェンセンと、2024年から音楽監督を務めるボルドー・アキテーヌ国立管による、ラヴェルの華麗なオーケストレーションの魅力を凝縮したアルバム。 シューマンの「謝肉祭」はニジンスキーのために編曲され、現在は4曲のみ知られるもの(「ドイツ風ワルツ」のリプライズがあるのでトラック数は5)。そして最後には「展覧会の絵」を収録。堂々とした表情や独自のポルタメント挿入など、スヴェンセンならではの表現でラヴェルの世界を堪能できます。
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発売日:2026年09月04日
CD価格:3,300円(税込、送料無料)
結成10周年のエスメ・カルテットが描く、
時を超えて響き合うメンデルスゾーン姉弟の絆と安らぎ2016年に韓国出身の女性奏者4人で結成され、2023年にはヴィオラにディミトリ・ムラトを迎え表現の幅を広げた新生エスメ弦楽四重奏団のアルバム第1弾。韓国語で姉(あるいは妹)を意味する「Nui(누이)」をタイトルに据え、メンデルスゾーン姉弟の作品を軸として、メンバーが10年で培った強固な信頼関係とアンサンブルとしての深化を反映したアルバムです。 1834年に書かれたファニー唯一の弦楽四重奏曲と、彼女の急逝直後に弟フェリックスが遺した峻厳な表現が際立つ弦楽四重奏曲第6番を対比させます。特に第6番は、エスメがこの10年間で50回近く演奏してきた重要レパートリー。これらと呼応するのが、女性作曲家の作品を必ず紹介するという彼女らの方針に基づき、韓国出身で現在アメリカで活躍するソ・ジュリに委嘱した世界初録音「River at the End of the Mind」。韓国で有名な歌「オンマヤ ヌナヤ(母さん、姉さん)」に着想を得た本作は、静謐な響きの中に記憶と安らぎを内包し、姉弟の作品群と緊密な対話を織りなします。 一貫性のあるプログラムを、確固たる知性と高水準の技術に裏打ちされた情感豊かな演奏で堪能する一枚です。収録作曲家:
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フランク(1822-1890):
交響曲 ニ短調
ハチャトゥリアン(1903-1978):
ヴァイオリン協奏曲 ニ短調(1954ルツェルン・ライヴ) [アンドレ・クリュイタンス、フィルハーモニア管弦楽団、イーゴリ・オイストラフ]発売日:2026年09月04日
CD価格:3,300円(税込、送料無料)
クリュイタンスのルツェルン・ライヴ!
得意のフランクと若きI.オイストラフとのハチャトゥリアンauditeレーベルがルツェルン音楽祭と提携して歴史的音源を復刻する「Lucerne Festival Historic Performances」にクリュイタンスが登場。1954年のルツェルン音楽祭の最終公演から2曲を収録しています。 ベルギー生まれのクリュイタンスにとってフランクの交響曲は手の内に入ったレパートリーの一つ。1953年にはフランス国立放送管とセッション録音しており、ここに収録された演奏も循環形式による全体の構造をしっかりと掴みつつ、随所でドラマティックな高揚を見せる、起伏に富んだものとなっています。 アルバム後半は当時23歳だったイーゴリ・オイストラフを迎えたハチャトゥリアンのヴァイオリン協奏曲。彼はまだモスクワ音楽院在学中ながら、1952年のヴィエニャフスキ・コンクールで1位となり、翌53年にはフィルハーモニア管とこの曲を録音しています。両端楽章はかなり速いテンポながら、まるで楽しんでいるかのように表情豊か。オーケストラとの一体感も万全で、演奏後に盛大な拍手と歓声を浴びているのも納得です。 (...) -
ドホナーニ(1877-1960):
交響曲 第2番
ハンガリー牧歌 [マイケル・フランシス、ラインラント=プファルツ州立フィルハーモニー管弦楽団]発売日:2026年09月04日
CD価格:2,925円(税込)
エルネー・ドホナーニはバルトークとほぼ同時代のハンガリー人作曲家ですが、ドイツ語名のエルンスト・フォン・ドホナーニを名乗っていたことからもうかがわれるように、ブラームスに代表されるドイツ・ロマン派音楽の継承者を自認していました。生前はピアニストとして国際的な名声を誇り、教育者としてもアニー・フィッシャー、ゲザ・アンダ、ゲオルク・ショルティらを育てました。指揮者のクリストフ・フォン・ドホナーニは孫にあたります。 交響曲第2番は、本格的な作曲は第2次大戦中に行われたものの、その構想は15年ほど前に遡るとされています。Allegro con brio, ma energico e appassionatoという指示の通り熱量の高い第1楽章、対照的に牧歌的でセンチメンタルな気配が漂うアダージョ、時にアメリカ音楽を思わせる軽妙なスケルツォ楽章を経て、バッハのコラールに基づく変奏曲に序奏とコーダの付いた壮大な最終楽章で結ばれる、演奏時間50分ほどの大作です。 ピアノ曲を管弦楽編曲した「ハンガリー牧歌」は民族色豊かな音楽ですが、洗練されたオーケストレーションがこの作曲家の力量を示しています。バルトークのルーマニア民族舞曲と比較したくなることでしょう。 マーラー版のベートーヴェン作品の録音が評判となったマイケル・フランシスとラインラント=プファルツ州立フィルがここでも切れ味よく、重量感もある演奏を聴かせてくれます。
収録作曲家:
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カベラーチ(1908-1979):
児童合唱のための作品集 [ベルリン・ドイツ・オペラ児童合唱団 他]発売日:2026年09月04日
CD 2枚組価格:4,050円(税込、送料無料)
CAPRICCIOレーベルが力を入れているカベラーチは、ショスタコーヴィチと同時代を生きたチェコの作曲家。シュテファン・ドールやアルブレヒト・マイヤーらを起用した室内楽曲集、ヤクブ・フルシャ指揮による交響曲第2番他に続く第3作は児童合唱曲集です。 カベラーチはラジオ番組の制作に携わりつつ自ら指揮と作曲を行い、気安く楽しめる小品から時代の空気を映した重厚なオーケストラ曲まで数多くの作品を遺しました。児童合唱曲は言葉遊びや擬音を取り入れた親しみやすい音楽であると同時に、後年書かれる交響曲の素材にもなっており、彼の創作を理解する上で重要な作品群です。
収録作曲家:
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C.P.E.バッハ(1714-1788):
チェロ協奏曲 Wq 170-172 [エリナー・フライ、アカデミア・デ・ディソナンティ]発売日:2026年09月04日
CD価格:3,300円(税込、送料無料)
C.P.E.バッハがチェロのために書いた3傑作の魅力を精緻に解き明かす父である大バッハの充実した音楽教育を受け、プロイセン王フリードリヒ2世に長く仕えた後、自身の洗礼立会人でもあったテレマンの後任としてハンブルク市の音楽監督に就任したカール・フィリップ・エマヌエル・バッハ。3曲が現存するチェロ協奏曲はプロイセン王室で働いていた1750年代、ベルリン市内の音楽愛好家たちの集いで披露される演目として作曲されたと考えられています。3曲とも劇的な曲想を持ち、鍵盤またはフルートのための協奏曲としても現存する作品をチェロ向けに整えた内容ながら比較的低い音域を中心に奏でられ、時として高音域での痛切な歌も聴かれる独奏パートはこの楽器ならではと言える味わいがあり、今日なお多くのチェロ奏者たちがレパートリーとしています。 17世紀以前に遡るチェロ音楽の発祥と発展の歴史に通じたカナダのバロック・チェロ奏者エリナー・フライは、信頼できる音楽仲間たちを集めたアカデミア・デ・ディソナンティと共に、細部をおろそかにしない入念な解釈でこれら3作を披露、その魅力の真髄に迫ります。時に対照的な情感表現がめまぐるしく入れ替わり、短いフレーズの中でも幅広い音域を行き来することも多いソロ・パートを端正な弓さばきで弾きこなし、的確な箇所に絶妙なポルタメントも盛り込んで耳を惹きつけてやみません。 音の明暗対比に富んだ多感様式音楽の精髄をじっくりお楽しみ下さい。
収録作曲家:
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J.S.バッハ(1685-1750):
レオポルト侯のための追悼音楽 BWV 1143/244a [ジョナサン・セルズ、ソロモンズ・ノット]発売日:2026年09月04日
CD 2枚組価格:5,025円(税込、送料無料)
注目すべきバッハ作品の新復元版をジョナサン・セルズの指揮で若き大バッハを楽長として迎え、彼が1723年ライプツィヒ聖トーマス教会に赴任するまでの間、多くの傑作を書く場を与えたドイツ中部の君主アンハルト=ケーテン侯レオポルト(1694-1728)。その埋葬式に寄せ、ライプツィヒ赴任後のバッハが書いた追悼曲の新たな再構成版による録音です。 この追悼曲、侯爵逝去の翌年3月に埋葬式が行われた経緯や祈りの詩句(歌詞)は判明していながら楽譜は見つかっていませんが、今日のバッハ研究者たちはこれが1727年4月に初演された『マタイ受難曲』と、同年ライプツィヒ大学で行われたザクセン選帝侯妃=ポーランド王妃追悼式のためのカンタータBWV 198の音楽の転用で構成されていたと考えています。 A.パロットによる2010年の録音(Avie Records)、M.ジョルダン復元版によるR.ピション2014年の録音(harmonia mundi)などに続き、ここでは有名なトッカータとフーガBWV 565のヴァイオリン独奏版再構成や『ゴルトベルク変奏曲』のアンサンブル編曲版でも知られるチャド・ケリーが、A.パロットの説をベースに新たな補筆も交えた新復元版(ピション盤とは章の順番に違いあり)を採用。2025年3月からモンテヴェルディ合唱団にも指揮者として迎えられているジョナサン・セルズのもと、英国の精鋭集団ソロモンズ・ノットが意欲充分の解釈でその真相に迫ります。 (...)
収録作曲家:
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ミサ・ブレヴィス
モーツァルト、ハイドン、フィオリーニの作品 [ガブリエル・ホランダー、イティージャン管弦楽団]発売日:2026年09月04日
CD価格:3,300円(税込、送料無料)
短い展開に普遍的なメッセージが凝縮されたミサ・ブレヴィスの世界不思議と演奏・録音の機会にあまり恵まれないモーツァルトとハイドンのミサ曲の佳品に、現代ベルギーの作曲家ファビアン・フィオリーニによる新作ミサ・ブレヴィスをカップリング。 「ミサ・ブレヴィス」は「短いミサ」の意味で、18世紀半ばのカトリック圏ではミサの音楽を多楽章仕立てに飾り立てることで儀式の枠を逸脱した長さになるのが批判され、全編唱えても20分程度で終わるミサ・ブレヴィスが作曲されるようになりました。ハイドン中期の「小オルガン・ミサ」(ここでは副題の由来であるベネディクトゥスのオルガン独奏部分をヴァイオリンで演奏)ではグローリアで各ソリストに詩句の別々の箇所を同時に歌わせ、演奏時間を1分程度に圧縮する作曲テクニックが使われています。 他方、モーツァルトが13歳の年にザルツブルクで作曲したK. 65のミサは後年の《ドン・ジョヴァンニ》序曲やレクイエムと同じニ短調で、整った古典的様式感の枠内で既にドラマティックな表現が随所に聴かれる充実作。2024年ブリュッセルのモーツァルティアーデ音楽祭で初演されたネオ=ロマン主義的作風のフィオリーニのミサ曲と共に、ベルギーの俊才ガブリエル・ホランダー率いるブリュッセルの新世代楽団イティージャン管弦楽団の弦楽器奏者9人が緊密かつ抒情あふれる演奏で各作品の魅力を十全に引き出してゆきます。 なお、ここに収録されたモーツァルトとハイドンのミサ曲では、実際の演奏に際してグローリアの冒頭Gloria in excelsis Deoにグレゴリオ聖歌を充てることを想定していたため、当該部分は収録されていません。
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名器サントン・ベッティと
名手プロスペル・サントン
パガニーニ、ベルリオーズ、R.シュトラウス、ロッシーニ [ドミトリー・スミルノフ、ヴィクトル・ジャコブ、バーゼル室内管弦楽団]発売日:2026年09月04日
CD価格:3,300円(税込、送料無料)
グァルネリの名器が呼び覚ます、
忘れられた巨匠サントンとロマン派の響き1744年頃に製作されたグァルネリ・デル・ジェズの名器「サントン・ベッティ」と、その名に宿る19世紀の忘れられた巨匠プロスペル・サントンをテーマにしたコンセプチュアルなアルバム。 ロシア出身のドミトリー・スミルノフは同時代作品から古楽器によるバロックまで幅広くレパートリーとし、ジョヴァンニ・アントニーニの「ハイドン・プロジェクト2032」ではソリストも務める逸材。スイスの個人コレクターから特別に提供されたグァルネリにガット弦を張り、人間の声にも似た脆さと深み、そしてささやきから雷鳴のような轟きまでをダイナミックに表現します。 収録曲はサントン自身の貴重な作品をはじめ、パガニーニやロッシーニの傑作を厳選。ベルリオーズやワーグナーとも親交があったサントンの生涯や、ロマン派黄金時代の空気を鮮やかに描き出します。そして『町人貴族』では、ヴィクトル・ジャコブ指揮バーゼル室内管弦楽団の名手たちも、目覚ましいソロでオーケストラ全体との親密な対話を聴かせます。 名器の音色の圧倒的な美しさと知られざる歴史、贅沢なアンサンブルが織りなす、知性と感性を刺激する極上の音楽の絵巻物をお楽しみいただけます。 -
ラフマニノフ(1873-1943):
ピアノ協奏曲 第3番
楽興の時より [イディル・ビレット、アレクサンドル・ドミトリエフ、レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団]発売日:2026年09月04日
LP価格:4,650円(税込、送料無料)
1983年7月、イスタンブール音楽祭において、イディル・ビレットはアレクサンドル・ドミトリエフ指揮レニングラード・フィルとラフマニノフのピアノ協奏曲第3番を共演し、その圧倒的な演奏で聴衆を驚嘆させました。指揮者のドミトリエフが「これほど見事にこの難曲を弾きこなす女性ピアニストは、今のソ連にもいない」と驚嘆した演奏です。 本盤には協奏曲の録音に加え、それから30年以上を経た2017年7月に、イワノフカのラフマニノフ博物館でビレットが奏でた『楽興の時』も収録されています。
収録作曲家:
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ラフマニノフ(1873-1943):
ピアノ協奏曲 第3番 [イディル・ビレット、エーリヒ・ラインスドルフ、ボストン交響楽団]発売日:2026年09月04日
LP価格:4,650円(税込、送料無料)
1963年10月、22歳のイディル・ビレットはロンドンで名匠ピエール・モントゥー指揮のもとラフマニノフのピアノ協奏曲第3番を演奏し、絶賛を浴びました。この成功の報を聞いたボストン交響楽団(BSO)の音楽監督エーリヒ・ラインスドルフは、翌月に控えていた彼女の全米デビューのプログラムを急遽ラフマニノフの第3番に変更することを提案。当初、ストラヴィンスキーやダンディの作品が予定されており、それらに不満を感じていたビレットにとって、この変更は願ってもない機会となりました。しかし、これが歴史に残る悲劇と重なることになります。 コンサート当日の1963年11月22日午後、ジョン・F・ケネディ大統領が銃撃されて亡くなるという衝撃的なニュースが全米を駆け巡ります。オーケストラは急遽曲順を変更し、前半に予定されていたビレットの出番は後半に回され、前半の最後に『英雄』交響曲の第2楽章が追悼として演奏されました。異様な雰囲気の中で始まったラフマニノフのピアノ協奏曲第3番は、その曲調もあって、悲しみに暮れる聴衆に深い慰めを与えることとなりました。 翌日のボストン・グローブ紙は「音楽による慰めが、大統領への献辞となった」と報じ、クリスチャン・サイエンス・モニター紙は「ビレットの演奏には力強さとぬくもりがあり、彼女が稀代の音楽家であることを証明した」と称賛。その演奏はボストンからラジオ中継され、翌日にはニューヨークでも放送されます。 2020年、アメリカ議会図書館(Library of Congress)はこの日の録音を「文化的、歴史的、あるいは美学的に重要な録音」として、「National Recording Registry」に登録して長期保存の対象としました。
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ピアソラ(1921-1992):
ブエノスアイレスの四季
アコンカグア
オブリビオン [グザヴィエ・フィリップス、ローザンヌ・ソロイスツ]発売日:2026年09月04日
CD価格:3,300円(税込、送料無料)
バンドネオンに代わり、チェロが歌うピアソラパリ生まれの名手グザヴィエ・フィリップスのチェロと、彼が音楽監督を務めるローザンヌ・ソロイスツによるピアソラ。有名な「ブエノスアイレスの四季」に加え、バンドネオンのための貴重なレパートリーである「アコンカグア」をチェロで演奏していることに驚かされます。 フィリップスは今回のレコーディングにあたり、原曲からかけ離れることない編曲を幼馴染である作曲家オリヴィエ・カルメルに依頼。ピアソラの無骨でとげとげしく、感傷に溺れるようでいて暴力的でもあるといったコントラストを持つ世界観を、チェロと弦楽によって妥協なく表現することに成功しています。 (...)
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サーリアホ(1952-2023):
サーリコスキの詩による歌曲集
ヴィスタ
3つの前奏曲 [サカリ・オラモ、BBC交響楽団、アヌ・コムシ、マルツィ・ニューマン]発売日:2026年09月04日
CD価格:3,000円(税込、送料無料)
まだ録音されていなかったサーリアホの作品3作を、彼女の年来の友人たちが録音したアルバム。 5曲から成る「サーリコスキ歌曲集」は詩人ペンッティ・サーリコスキ(1937-1983)が環境破壊、個人のエゴと社会・公共性との分断、フランスの田舎で抱いた希望などを綴った詩に曲を付けたもので、コロナ禍の中で作曲された第4曲と第5曲には恐怖、危機感、閉塞感といったものが感じられます。ピアノ伴奏で作曲された後に管弦楽化され、サーリアホが脳腫瘍の診断を受ける直前に完成しました。 「ヴィスタ」はアメリカ・カリフォルニア州の高速道路、インターステート5号線をサンディエゴへ向けて南下するドライヴ中に浮かんだ作品。作品名はVista Points(展望台、絶景ポイント)の標識から採られており、3年がかりで取り組んだオペラ《イノセンス》を完成させた解放感と、太平洋沿いの雄大な景観から生まれた環境があたたかなサウンドに結実しています。 「3つの前奏曲」はソプラノとオルガンのための歌曲集。サーリアホ初期の作品で、彼女が聖書のテキストに曲を付けたのはこれが唯一。彼女は20代でオルガン演奏に取り組んでおり、この作品では現代的でヴィルトゥオーゾ的なオルガン・パートを書いています。 この作品の収録に使われたヘルシンキ・ミュージック・センターのオルガンはサーリアホの寄付によって賄われました。作曲家のよき理解者で協力者だったアヌ・コムシとサカリ・オラモ夫妻による真摯な演奏で。
収録作曲家:
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エリザベート王妃国際音楽コンクール 2026
チェロ部門 [エットーレ・パガーノ、キム・テヨン、リーランド・コー、アルバロ・ロツァノ・カメス、北村陽、マリア・ザイツェヴァ ほか]発売日:2026年09月04日
CD 4枚組価格:6,300円(税込、送料無料)
北村陽が第5位入賞!
エリザベート王妃コンクール2026チェロ部門ブリュッセルで毎年開催される世界三大コンクールの1つエリザベート王妃国際音楽コンクール、2026年はチェロ部門が開催されました。多くの若き才能が、他のコンクールに比べても過酷なことで知られる環境でしのぎを削った、熱い演奏を収めたライヴ・アルバムが今年も登場。第1位に輝いたのはイタリアのエットーレ・パガーノで、このアルバムでもその豊かな表現を堪能することが出来ます。 第5位に入賞した北村陽が演奏する「Four Odes to the Tidings of Flowers」はこのコンクールのファイナルでの課題曲。この作品はファイナル進出が決まった後に未出版の楽譜がファイナリストたちに渡され、それから1週間は全員、外界との接触を断って譜読みと練習に専念し、ファイナルに臨むというもの。四季をテーマとした4つの楽章から成る独奏チェロと管弦楽のための作品で、楽章の演奏順は演奏者に委ねられており、北村陽は「冬-春-夏-秋」の順を選択しています。目の覚めるようなテクニックを駆使しながら高い緊張感と気品を保った、素晴らしい演奏です。 -
ラッスス(1532-1594):
2つのレクイエム [リオネル・ムニエ、ヴォクス・ルミニス]発売日:2026年09月04日
CD価格:3,300円(税込、送料無料)
16世紀最大の大家の一人ラッススの2傑作を、それぞれ混声と男声ア・カペラで16世紀の最も重要なポリフォニー音楽作曲家の一人ラッススが、死者追悼の礼拝で唱えられる詩句(レクイエム)に曲をつけた2作をカップリング。 ラッススはヨーロッパ中の宮廷や宗教機関で活躍する有能な歌手・作曲家たちが多く出たネーデルラント南部(現在のベルギー)の出身で、ドイツ屈指の有力君主バイエルン公の宮廷に長く仕え、たびたびイタリアも訪れながら多くの傑作を残した大家。ミサや詩篇曲など同一テキストに異なる音楽を付したものが多くありますが、レクイエムはこの2曲しか知られていません。 精鋭古楽歌手たちが集い、「調布国際音楽祭2025」での初来日公演の成功も記憶に新しいヴォクス・ルミニスは、古楽器奏者を多く迎えた声楽と器楽の編成で活躍することの多い団体ですが、今回これらを各パート2-3人の歌手からなる完全なア・カペラ編成で演奏。 (...)
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