2026年6月
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福間洸太朗(ピアノ)
ピアノ・トランスクリプションの世界 [福間洸太朗]■器楽曲(ピアノ)
発売日:2026年06月19日
CD国内盤価格:2,970円(税込)
ワーグナーの無限旋律から瀟洒なシャンソンまで。
全曲が主役級のトランスクリプション・ワールド!福間洸太朗の通算21作目のアルバム『ピアノ・トランスクリプションの世界』は、歌曲からオペラ、バレエ、シャンソンまで、古今東西のバラエティ豊かな音楽作品のピアノ編曲作品を収録しています。 福間自身が編曲を手掛けた大曲『「トリスタンとイゾルデ」前奏曲(ワーグナー)』、福間が楽譜出版を後押しした故ワルター・フレミンクスによる『アヴェ・マリア(バッハ=グノー)』や『時の踊り(ポンキエッリ)』、リストの研究者でもあるレスリー・ハワードによる『「トゥーランドット」の回想(プッチーニ)』、そして世界中のファンからリクエストが寄せられていた福間の代表的レパートリー『シャンソン・メドレー』ほか、全てが主役級の14トラック。音楽への深い愛情、鋭い知見、高度な演奏技術を結集させてピアノ表現の拡張に挑んだ、福間の芸術性とキャリアの新境地を感じさせるアルバムです。 録音は2026年1月21日から23日、東京・府中の森芸術劇場ウィーンホールにて、カワイ音楽振興会の協力のもと、福間自身が選定したピアノ<Shigeru KawaiフルコンサートピアノSK-EX>を用いて行われました。 -
ブルックナー(1824-1896):
交響曲 第9番 ニ短調 WAB 109
& 未完成の第4楽章草稿 [レミ・バロー、聖フローリアン・アルトモンテ管弦楽団(日本語解説付)]発売日:2026年06月19日
CD国内仕様 日本語解説付き価格:3,520円(税込、送料無料)
レミ・バロー、ブルックナー生誕200年に第9番を聖フローリアンで再録音!2011年、聖フローリアンの夏の音楽祭ブルックナー週間(Bruckner Tage)に登場した際に高い評価を得たレミ・バロー。その後、同音楽祭の常任指揮者を務めながら毎年1曲のペースで交響曲全曲録音を進め、2023年11月にボックスセットとして完成させたのは記憶に新しいところです。 しかし、レミ・バローと聖フローリアンのブルックナーはこれで終わりではありませんでした。作曲家生誕200年の記念日を間近に控えた2024年8月のブルックナー週間で交響曲第9番をとりあげます。演奏会の前半では、オーケストラが第4楽章の遺稿のうち主要な草稿を演奏し、ブルックナー研究者フェーリクス・ディアガーテンが解説。後半に第1楽章から第3楽章を演奏しました。 (...)
収録作曲家:
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ハイドン(1732-1809):
〈後期交響曲集 第5集〉
交響曲 第84番・第85番「王妃」・第86番 [アダム・フィッシャー指揮 デンマーク室内管弦楽団]発売日:2026年06月12日
CD国内仕様 日本語解説付き価格:2,530円(税込)
アダム・フィッシャー、ハイドン後期交響曲の再録音第5集!アダム・フィッシャーがデンマーク室内管弦楽団の首席指揮者就任25年を記念して開始した、ハイドン後期交響曲再録音シリーズの第5集が登場しました。フランツ・ヨーゼフ・ハイドンの音楽に対するフィッシャーのアプローチは、近年の歴史的奏法の知見を踏まえつつも、オペラやオーケストラで培った豊かな表現力を生かしたもので、迫力と遊び心を兼ね備えた個性的な演奏が展開されています。オーケストラはしなやかな機動力を備え、テンポの推進力や鮮烈なダイナミクス、アクセントの明確さによって、音楽に生き生きとした躍動感を与えています。弓使いにも工夫が凝らされ、表現の幅がさらに広がっています。 フィッシャーはかつて、オーストリア=ハンガリー・ハイドン管弦楽団を率い、エステルハージ宮においてハイドンの交響曲全集を録音しましたが、今回のプロジェクトでは編成や表現をさらに洗練させ、より引き締まったサウンドと俊敏なフレージングを実現。古楽演奏の影響を感じさせながらも、オーケストラ全体に浸透した柔軟なスタイルが自然な音楽の流れを生み出しています。 (...)
収録作曲家:
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ベートーヴェン(1770-1827):
〈ヴァイオリン・ソナタ 第1集〉
第1番・第2番・第3番・第5番「春」 [アリーナ・イブラギモヴァ、セドリック・ティベルギアン]発売日:2026年06月12日
SACD-Hybrid国内仕様 日本語解説付き価格:3,520円(税込、送料無料)
アリーナ・イブラギモヴァが、長年デュオを組んでいるセドリック・ティベルギアンと共に、満を持してベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集録音を開始!ベートーヴェンの没後200年にあたる2027年の完結を目指すプロジェクト第1弾は、イブラギモヴァにとってBISレーベル初のソロ・アルバムでもあります。 イブラギモヴァはガット弦を張った楽器を、ティベルギアンはウィーン式アクションを持つフォルテピアノを使用。19世紀への転換期、初演当時の聴衆が耳にしたであろう音風景を、現代の私たちに鮮やかに蘇らせます。Op. 12の3曲は当時の慣習に従い「ヴァイオリン伴奏を伴うクラヴィーアまたはフォルテピアノのため」として出版されましたが、モーツァルトの後期ソナタのようにヴァイオリンの比重が高まり、2つの楽器が対等な会話を繰り広げる場面が増えています。人気曲の第5番「春」でのイブラギモヴァは、軽快なテンポを基本としつつ、歌いまわしやダイナミクスの操作をかなり細かに行うことで音楽の表情を刻々と変化させてゆきます。ティベルギアンの息の合った演奏は言わずもがな。2つの楽器が絶妙のバランスで収録されていることも大きな魅力です。 SACDハイブリッド・デイスクでのリリース。 ※国内仕様盤には越懸澤麻衣氏による日本語解説が付属します。
収録作曲家:
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シベリウス(1865-1957):
〈交響曲全集〉
第1番-第7番 [ユッカ=ペッカ・サラステ、ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団]発売日:2026年06月05日
CD 3枚組国内仕様 日本語解説付き価格:5,500円(税込、送料無料)
「シベリウスのオーケストラ」ヘルシンキ・フィルと首席指揮者サラステ。
ともに至上の高みを目指した3度目の交響曲全集が登場!シベリウスの交響曲第1番から第6番を初演し、「シベリウスのオーケストラ」を自任するヘルシンキ・フィル。1982年から87年にかけてベルグルンドと、2002年から04年にかけてセーゲルスタムと交響曲全集の録音をリリースしてきました(日本に限ればオッコ・カムと渡邉暁雄が分担した1982年の日本ツアーのライヴも出ていました)。2023年からヘルシンキ・フィルの首席指揮者・芸術監督を務めるサラステも、1987年から89年にかけてフィンランド放送響と交響曲全集をセッション録音。1993年にはサンクトペテルブルクでのライヴによる全集をリリースしています。両者にとって3度目となる録音がここに完成しました。 このプロジェクトは、サラステの首席指揮者就任とともに「Sibelius & Saraste」として2023年に始まったもので、当初、現代におけるシベリウス演奏の指標となるものを映像に残すことを目的としました(その映像は2026年4月現在、Stage+で見ることができます)。この演奏が成功に終わったことから、両者は共に3度目となるCDでの全集リリースを決意。ただし第1番についてはサラステの強い意向で全曲録り直しとなった(Stage+とは別演奏)他、第2番以降も所々で映像とは別のテイクが採用されているとのこと。録音とマスタリングは、強烈な音響で話題になったセーゲルスタムの「Earquake」など数々の優秀録音を手掛けた大ベテランのエンノ・マエメツが担当。オーケストラのスケール感とエネルギーを損なうことなく伝えてくれるのも魅力です。 (...)収録作曲家:
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クリステンセン(1955-):
室内楽作品集 [コペンハーゲン・メシアン四重奏団]発売日:2026年06月19日
CD価格:2,700円(税込)
デンマークの現代作曲家モーエンス・クリステンセンの30年に及ぶ創作活動の歩みを収めたアルバム。彼の音楽は、心地よい流れと、エッジの効いたシャープなリズム、簡潔で分かりやすい響きが共存しているのが特徴です。昼と夜の境界に現れる「霧」が、次第にすべてを飲み込む深い闇へと変わっていく様子を描いたデンマークのノーベル賞作家ヨハネス.V.イェンセンの文学作品に着想を得た「Gura グラ」 と、 冥界ハデスを流れる5つの川を題材に、死後の世界の風景を濃密に描いた描いた5楽章24分ほどの作品「死の川」など、どれも神秘的な雰囲気を湛えています。 コペンハーゲン・メシアン四重奏団は、メシアンの「時の終わりのための四重奏曲」の楽器編成で2018年に創設され、この編成での新作や編曲作品の委嘱をはじめ、現代作品に積極的に取り組んでいます。ここではクリステンセン独特のめまぐるしく変化する音の表情を、緻密なアンサンブルで見事に表現しています 。
収録作曲家:
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ハイセ(1830-1879):
弦楽四重奏曲全集 [ノルディック四重奏団]発売日:2026年06月19日
CD 3枚組価格:4,050円(税込、送料無料)
歌劇《王と元帥》や歌曲の大家として名声を博したハイセですが、彼が書いた6曲の弦楽四重奏曲は、出版も演奏もされぬまま長年書庫に眠り続けてきました。 本作は、ノルディック弦楽四重奏団による記念碑的な全曲録音プロジェクトです。第1番から第3番を収めたCD(8.224734)は2023年にリリースされ、The Strad誌やGramophone誌など国際的な専門誌で高い評価を得ました。今回の全集盤では、この既発音源に加えて、待望の世界初録音となる第4番から第6番を収録。 ハイセの弦楽四重奏曲は、優雅で流麗な作風と、歌曲作家らしい詩的な抒情の融合が特徴です。ノルディック弦楽四重奏団は、残響を活かした豊かな音響空間の中で、細やかな色彩の変化と深い呼吸感のあるフレージングによって、 作品の魅力を鮮やかに引き出しています。
収録作曲家:
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プロコフィエフ(1891-1953):
交響曲 第6番
シルヴェストロフ(1937-):
沈黙の音楽 [ドミトリー・マトヴィエンコ、オーフス交響楽団]発売日:2026年06月19日
CD価格:2,625円(税込)
2021年のニコライ・マルコ国際指揮者コンクールで優勝して以来、急速に注目を集めているマトヴィエンコのデビュー・アルバムが登場。 マトヴィエンコはベラルーシのミンスク生まれ。サンクトペテルブルクとモスクワの音楽院で学びつつ、ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー、ウラディミール・ユロフスキ、テオドール・クルレンツィス、ヴァシリー・ペトレンコらのマスタークラスを受け、ユロフスキとペトレンコのアシスタントを務めました。彼の公式サイトには「卓越した指揮の技術とレパートリーに対する深い知識が結びつき、彼をオペラでもシンフォニーでも比類の無い指揮者にしている」とのファビオ・ルイージの言葉が載っています。2024年6月には東京交響楽団を指揮して日本デビュー。エネルギッシュで色彩豊かな音楽を披露し、終演後はソロ・カーテンコールが出るほどの成功を収めました。同年秋からオーフス交響楽団の首席指揮者に迎えられています。 デビュー・アルバムに選んだのは母国の隣国ウクライナ生まれの二人の作曲家で、躍動感や華麗な演奏効果だけでは表現しきれない作品。暗い歴史が繰り返される現代において音楽が国境や宗教を超えた避難所や癒しになることを切望すると語るマトヴィエンコが、深い音楽表現を求める作品をあえて選んだ注目盤です。
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ニールセン(1865-1931):
ピアノ独奏曲全集 [ライゲ・センバー]発売日:2026年06月19日
CD 3枚組価格:4,425円(税込、送料無料)
「ニールセンの究極のピアノ独奏曲コレクション」と銘打った3枚組のアルバムが登場。 その特徴は、ピアノ独奏曲に加え、作曲者自身による劇音楽などの編曲版までを収録し、現時点で明らかになっているその独奏曲を網羅している点です。 サンベアは、先にニールセン自身が編曲した交響曲第3番の四手ピアノ版の世界初録音をリリースして注目されました。批評家が誠実な芸術と評する彼女の演奏は、現代的な分析に裏打ちされつつ、ロマン派特有の豊かな抒情を感じさせます。力強いリズムや素朴さ、大胆な現代性など、ピアノ曲を通してこの作曲家らしさを感じさせるアルバムです。
収録作曲家:
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イディル・ビレット・アーカイブ・エディション
ラフマニノフ(1873-1942):
ピアノ協奏曲 第3番(2種)
パガニーニの主題による狂詩曲 [イディル・ビレット、E.ランスドルフ、ボストン響、ドミトリエフ、レニングラード・フィル、レーグナー、ベルリン放送管]発売日:2026年06月19日
CD 2枚組価格:3,225円(税込、送料無料)
ビレットの「伝説的」ライヴ3点を収録、豪華共演者にも注目!1963年10月、22歳のイディル・ビレットはロンドンで名匠ピエール・モントゥー指揮のもとラフマニノフの第3番を演奏し、絶賛を浴びました。この成功の報を聞いたボストン交響楽団(BSO)の音楽監督エーリヒ・ラインスドルフは、翌月に控えていた彼女の全米デビューのプログラムを急遽ラフマニノフの第3番に変更することを提案。当初、ストラヴィンスキーやダンディの作品が予定されており、それらに不満を感じていたビレットにとって、この変更は願ってもない機会となりました。 しかし、これが歴史に残る悲劇と重なることになります。コンサート当日の1963年11月22日午後、ジョン・F・ケネディ大統領が銃撃されて亡くなるという衝撃的なニュースが全米を駆け巡ります。オーケストラは急遽曲順を変更し、前半に予定されていたビレットの出番は後半に回され、前半の最後に「英雄」交響曲の第2楽章が追悼として演奏されました。異様な雰囲気の中で始まったラフマニノフのピアノ協奏曲第3番は、その曲調もあって、悲しみに暮れる聴衆に深い慰めを与えることとなりました。 (...)
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マーラー(1860-1911):
交響曲 第4番 [ベルナルド・ハイティンク、バイエルン放送交響楽団、ユリアーネ・バンゼ]発売日:2026年06月19日
CD価格:2,625円(税込)
2021年に逝去した巨匠ベルナルト・ハイティンクと、60年以上にわたり親密な関係を築いたバイエルン放送交響楽団。本作は、既に発売されている記念BOXセットからの分売です。 ハイティンクは、スコアの細部まで見通しの良い透明な響きを作り出す指揮者として知られ、ドイツ・オーストリアの後期ロマン派音楽において常に安定した高い評価を得てきました。特にマーラーの交響曲は長年大切にしてきたレパートリーの一つで、交響曲第4番にも多数の録音が存在します。 本作でソプラノ独唱を務めるのはユリアーネ・バンゼ。性格描写に優れた彼女の歌唱と、ハイティンクによる緻密で繊細な指揮が見事に融合し、マーラーが描いたユートピアへの憧れを清冽に描き出しています。
収録作曲家:
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シューベルト(1797-1828)/リスト編曲:
さすらい人幻想曲
チャイコフスキー(1840-1893):
協奏的幻想曲 [ルーカス・ゲニューシャス、モデスタス・ピトレナス、ザンクト・ガレン交響楽団]発売日:2026年06月19日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
ロマン派の自由と古典の輝き ゲニューシャスが紡ぐ2つの幻想曲現代を代表するピアニストの一人ルーカス・ゲニューシャスによる、対照的なアプローチで書かれたロマン派の幻想曲2曲を並べた意欲的なアルバム。 シューベルトの傑作をリストがピアノと管弦楽のために編曲した「さすらい人幻想曲」は、4つの部分を持つソナタのような構成ながら単一の動機を用いて途切れることなく連続して演奏されるという形式となっており、これはリスト自身の音楽観や形式への探求に多大な影響を与えました。 チャイコフスキーの「協奏的幻想曲」はシューベルトの哲学的な探求とは対照的に、明確な古典的バランスとバレエ音楽のような優美さ、そして華麗な技巧が際立つ作品。長大なカデンツァなど、独創的な構成を持ちます。 ゲニューシャスの卓越した技巧と明快な解釈によって、幻想曲というジャンルが持つ自由さと緻密な構成の奥深さが鮮やかに解き放たれた聴き応えのある一枚。共演のピトレナス率いるザンクト・ガレン交響楽団も、ピアノにぴったりと寄り添う多彩な演奏を聴かせます。
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〈次世代ソリストたちによるモーツァルトVol.15〉
モーツァルト(1756-1791):
ピアノ協奏曲 第1番・第27番
クラリネット協奏曲 [ミシュカ・ラシュディ・モメン、ブラーシュ・シュパロヴェツ、ハワード・グリフィス、ウィーン放送交響楽団]発売日:2026年06月19日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
天才の始まりと終わり
少年期と最晩年のモーツァルト英国出身でSOMMやHyperionなどからソロ・アルバムをリリースしているミシュカ・ラシュディ・モメンが弾く、モーツァルトが残した最初と最後のピアノ協奏曲。 11歳で手掛けた第1番はヘルマン・フリードリヒ・ラウパッハ(1728-1778)とレオンツィ・ホーナウアー(1737-1790)による既存のソナタなどからの編曲で、父レオポルトの指導による作曲の練習と考えられるもの。第27番は死の11ヶ月前に完成しており、晩年らしい円熟と澄み切った美しさを湛えた傑作。モメンがこれらを見事に弾き分け、天才の驚くべき進化の軌跡を浮かび上がらせます。 さらに、2019年カール・ニールセン国際コンクールの覇者で、ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団の首席奏者ブラーシュ・シュパロヴェツが奏でる晩年の至宝クラリネット協奏曲も収録。名匠ハワード・グリフィスとウィーン放送交響楽団のサポートは今回も万全です。収録作曲家:
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発売日:2026年06月19日
SACD-Hybrid価格:3,075円(税込、送料無料)
トリオ・ボッケリーニの最新アルバムは、20世紀前半のフランスとベルギーの作品集。この地域に根付く「会話の芸術」を反映し、3つの楽器が対話するように響き合う繊細なアンサンブルが魅力です。 メンバーは、国際的に活躍する実力派揃いです。ヴァイオリンのカン・スヨンは、アンサンブルの創設者で、2023年からベルチャ四重奏団に加入した名手。ヴィオラのヴィッキ・パウエルはストックホルム王立フィルの首席、チェロのパオロ・ボノミーニはバッハ国際コンクール優勝の経験を持ちます。2014年の結成以来、高い志を共有してきた彼らの緻密な解釈が光ります。 収録曲は、異国情緒と故郷ブルターニュの民謡が融合したクラ、全楽器に超絶技巧を要求する重厚なイザイの「ル・シメイ」、遊び心溢れるジャン・フランセに、弦楽三重奏のために編曲された静謐な美しさを湛えるドビュッシーの『月の光』が添えられています。前作のハンガリー作品集(BISSA2107)に続き、3人の名手による親密な対話が、音楽を瑞々しく、かつ鮮やかに描き出しています。
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モーツァルト(1756-1791):
ヴァイオリン協奏曲全集 [ニン・フェン、カンマーアカデミー・ポツダム]発売日:2026年06月19日
CD 2枚組価格:4,875円(税込、送料無料)
名手ニン・フェンが2つの名器で紡ぐ、モーツァルトの端正な旋律美2006年パガニーニ国際コンクールの覇者で、中国出身で現在はベルリンを拠点に活動しているヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニスト、ニン・フェンによるモーツァルト。17歳と19歳の時に作曲されたと考えられる一連の作品には、当時の彼が熱中していたオペラや演劇の要素が反映されています。 ここでニン・フェンは全てのカデンツァを自作し、17世紀製作のニコロ・アマティとフランチェスコ・ルジェリという2つの名器を使用。確かな技術と叙情を備えたその演奏は、作品の純粋な旋律美を最大限に表現しており、オーケストラとの緻密なアンサンブルを通じて楽曲の構造も優美に描き出しています。
収録作曲家:
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ドビュッシー(1862-1918):
〈ピアノ・デュオ作品集 第2集〉
牧神の午後への前奏曲
夜想曲他 [ルイ・ロルティ、エレーヌ・メルシエ]発売日:2026年06月19日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
1980年代からデュオ活動に取り組んでいるルイ・ロルティとエレーヌ・メルシエのドビュッシー・プログラム第2弾。2台ピアノのためのオリジナル曲「白と黒で」や「リンダラハ」に加え、編曲版として「月の光」や「夢想」などの珠玉の小品や、大作「夜想曲」などを収録しています。 オーケストラの色彩をピアノの響きに凝縮したことで、ドビュッシーの画期的な和声と革新性が浮き彫りに。長年の共演で培われた二人の親密なアンサンブルと2台のベーゼンドルファー280VCによる響きが、ドビュッシーの音楽世界を鮮やかに描き出しています。
収録作曲家:
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Landschaften - 景観 [エアボーン・エクステンデッド]
発売日:2026年06月19日
CD価格:2,625円(税込)
現代音楽アンサンブル「エアボーン・エクステンデッド」のデビュー作『Landschaften 景観』は、オーストリアの作曲家たちが彼女たちのために作った新作を集めたアルバムです。ベルンハルト・ラングによる複雑なリズムの曲や、エリザベート・シマナによる森の虫の音を楽器で再現した曲など、ユニークで驚きに満ちた音の世界を楽しむことができます。 エアボーン・エクステンデッドは、フルート、リコーダー、ハープ、チェンバロに電子音を組み合わせた珍しいグループ。2025年にオーストリア政府から芸術賞を贈られています。12年間の活動が詰まったこの一枚は、楽器を叩く音や独特な「空気感」まで生々しく伝わってきます。
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マティアス・ムッヘ(トロンボーン)
トロンボーン・アローン [マティアス・ムッヘ]発売日:2026年06月19日
CD価格:2,625円(税込)
ケルンを拠点に活動し、2021年にWDRジャズ賞(即興部門)を受賞した作曲家兼トロンボーン奏者、マティアス・ムッヘによるソロ・アルバム。「音を身体的かつ空間的な体験として探求する」というコンセプトのもと、数年かけて作り上げられた5つのソロ作品を収録しています。 楽器内に配置されたスピーカーなどの電気音響的な拡張によって、トロンボーンという枠を超え空間と共鳴する音の彫刻を形作ることを目指したとのこと。身体、楽器、空間が一つに融合した、彼の芸術実践の原点と言える濃密な作品です。
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抗いがたき恋
ヘンデルの独唱カンタータ [マリー・リス、ガエタン・ジャリ、ヴェルサイユ王室歌劇場管弦楽団]発売日:2026年06月19日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
ヘンデル若き日の瑞々しい感性、鮮やかに歌いこなすマリー・リスの快演ヘンデルが若い頃ローマの上流社会向けに作曲した独唱カンタータ3曲と、ロンドンでの躍進期に作曲されたイタリア様式の同種の作品1曲を収録。 鮮やかな独唱を聴かせるソプラノ歌手マリー・リスは2022年、フィレンツェ五月音楽祭でヘンデルのオペラ《アルチーナ》表題役に予定されていたチェチーリア・バルトリの代役を見事に歌い切って以降、着実に高い評価を集めつつあります。レ・タラン・リリクのChateau de Versailles Spectaclesでの録音への相次ぐ参加、ヘンデルと同時代人たちの傑作アリアを集めたソロ・デビュー盤(Glossa)に続き、今回のソロ録音も演目との相性は絶好。オーケストラを伴う充実したドラマを抜群のしなやかさを誇る声と細やかな表現で歌い上げてゆく技量は実に聴き応えがあります。 (...)
収録作曲家:
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ウィーンのヴァイオリン・ソナタ集
モーツァルト、シューベルト、ブラームス [ハンナ・チョ、スレブラ・ゲレヴァ]発売日:2026年06月19日
CD価格:2,850円(税込)
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J.S.バッハ(1685-1750):
フランス組曲(全曲) [ヴォルフガング・ブルンナー]発売日:2026年06月19日
CD 2枚組価格:4,125円(税込、送料無料)
ヴォルフガング・ブルンナーが、アンドレアス・ルッカースが1628年に制作した貴重な楽器を用いて録音した『フランス組曲』全曲。この楽器は当初トランスポージング・ダブル(移調2段鍵盤チェンバロ)として製作され、上下の鍵盤が4度ずれて配置されていましたが、18世紀にラヴァルマン(改造)されて上下の鍵盤が揃えられました。 脚部はルイ15世時代の様式のものになっていますが、筐体などは当初のものがそのまま使われており、オーストリアに現存するルッカース作の楽器として貴重な存在。2015年に製作家としても有名なマティアス・グリーヴィッシュが全面的なレストアを施しました。 8フィート×2と4フィートの計3つのレジスターを備え、音域はAA-d3の4オクターヴ半をカバー。いわゆるフレンチ・ピッチの392Hzに調整されたこの楽器は、力強く重厚な響きを発し、舞曲の性格を丹念に描き分けるブルンナーの解釈を引き立てています。
収録作曲家:
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The forgotten Legacy [LP]
オーレ・シュミット(1928-2010):
ギター協奏曲
ヴァイオリンとアコーディオンのための二重協奏曲他 [イェスパー・シーヴェベク、ビャーケ・モーエンセン 他、マックス・アートヴェズ、デンマーク王立音楽アカデミー室内管弦楽団]発売日:2026年06月19日
LP価格:4,425円(税込、送料無料)
オーレ・シュミットは、デンマーク音楽界を代表する作曲家・指揮者の一人。ジャズ・ピアニストとして活動を開始した後、デンマーク王立音楽アカデミーで学び、1955年に指揮者デビュー。以降、国際的に活躍し、ロンドン交響楽団とのニールセン交響曲全集などを発表、高く評価されました。作曲家としては、クラシックの伝統にジャズの自由さを融合させ、高い芸術性を保ちつつ様々な可能性を追求した作品を遺しています。 収録作品は、デンマーク王立音楽アカデミー教授のイェスパー・シーヴェベクとビャーケ・モーエンセンが、自身の楽器をフィーチャーした作品を調査する過程で発見されたもの。マックス・アートヴェズ指揮下の同アカデミー室内管弦楽団に加え、アコーディオン奏者のラスムス・キョラー、デンマーク放送響のコンサートマスターを務めるクリスティーナ・オストランドも参加し、世代を越えた演奏家たちが、埋もれかけていたシュミットの魅力的な作品群に光を当てます。 ※CDの発売は予定されておりません。
収録作曲家:
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ヴィシネグラツキー(1893-1979):
ピアノ独奏作品全集 [マルティーヌ・ジョスト]発売日:2026年06月19日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
未出版の初録音多数!
微分音音楽の祖ヴィシネグラツキーによる、通常のピアノのための作品全集微分音音楽の先駆者の一人として認識され、その作品が世界中で演奏されているイヴァン・ヴィシネグラツキー。四分音ピアノの開発にも力を注いだ彼ですが、生涯を通じて自身が特に愛した楽器であるソロ・ピアノのために作曲を続けていました。 このアルバムは、いわゆる「通常の」ピアノのための全作品を収めたもの。円熟期である1957年に書かれメシアンに絶賛された「音の魔方陣による練習曲」から、亡命してパリに定住する前の1916年に書かれた「若き日の前奏曲」まで、収録作品の大部分はバーゼルのパウル・ザッハー財団に保管されていた作曲者のアーカイブから発見されたものであり、今回が初めてのリリースとなります。若い日の作品は1949年に記憶を頼りに再構成されており、24曲あるはずだった前奏曲集の一部は忘れられ、再現出来なかったとのこと。 演奏するマルティーヌ・ジョストは生前の作曲家と親交が深く、イヴァン・ヴィシネグラツキー協会の創設者の一人でもあり、ダイナミックでありながら繊細なその表現を作曲家は高く評価していました。フランス語と英語による36ページのブックレットには、直筆譜やメシアンからのメッセージのコピーなど資料が充実しています。収録作曲家:
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ブライアン(1876-1972):
合唱作品全集 第2集 [ジョイフル・カンパニー・オヴ・シンガーズ、フィンチリー児童合唱団]発売日:2026年06月19日
CD価格:2,550円(税込)
巨大な「ゴシック交響曲」をはじめ、32曲の交響曲を遺したイギリスの作曲家ハヴァーガル・ブライアンの知られざる合唱作品に光を当てるシリーズの第2集です。 収録された作品群は、若き日の野心作から、大戦により男性団員が不在となった時期の児童・女性向け作品、そして《ゴシック交響曲》の対位法研究として書かれたカノンまで多岐にわたります。シンプルなユニゾンから、当時の合唱界の水準を試すような和声的に複雑な楽曲まで、多彩な編成が彼のユニークな作風を伝えます。 演奏は、第1集に続き、16世紀から現代まで幅広いレパートリーを誇る英国の名門室内合唱団ジョイフル・カンパニー・オヴ・シンガーズと、ブリテン作品の演奏を機に創設された歴史あるフィンチリー児童合唱団が担当。熟練の表現力と清らかな歌声で、ブライアンの合唱音楽の真価を鮮やかに描き出しています。
収録作曲家:
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レンバ(1885-1963):
〈室内楽作品全集 第2集〉
弦楽四重奏曲
ピアノ四重奏曲
ピアノ五重奏曲 [M4gnet弦楽四重奏団、ステン・ラスマン]発売日:2026年06月19日
CD価格:2,550円(税込)
ピアニストや指導者として名を馳せながらも、作品自体は長らく顧みられることのなかったエストニアの作曲家アルトゥル・レンバに光を当てるシリーズ。第2集には、チャイコフスキーやラフマニノフの流れを汲む情熱的かつ抒情に満ちた弦楽四重奏曲、ナチス占領下のエストニア政府による購入という歴史的背景から長年封印され、2021年にようやく出版、2025年に初演を迎えたというピアノ四重奏曲、協奏曲風の華麗なピアノにエストニア民謡の牧歌的な響きが融合したピアノ五重奏曲を収録。 演奏を務めるのはエストニア文化基金の支援を受ける気鋭のM4gnet弦楽四重奏団。彼らは古典から近代までの広範なレパートリーを持ち、精緻かつ情熱的なアンサンブルで国際的な評価を確立しています。 ステン・ラスマンはエストニアのピアニスト。作曲家ヘイノ・エッレルのピアノ全集録音で知られ、北欧・バルト音楽の普及に貢献しています。
収録作曲家:
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インジェニェーリ(1536-1592):
〈作品集 第6集〉
第2旋法のミサ曲他 [ガレス・ウィルソン、ケンブリッジ大学ガートン・カレッジ合唱団 他]発売日:2026年06月19日
CD価格:2,550円(税込)
「モンテヴェルディの師」としてのイメージが先行するインジェニェーリの真価を明かすべく、新発見の楽譜や最新の研究をもとにガレス・ウィルソンとケンブリッジ大学ガートン・カレッジ合唱団が取り組むシリーズ第6弾は、「キリストと弟子」がテーマ。12人の弟子を象徴する12曲のモテットが5声のミサ曲を囲む構成で、全曲初録音です。パレストリーナに比肩する洗練された対位法を駆使した作品をSSATB=7/7/8/8/8の合唱団が精緻かつ壮麗に演奏しています。 ルネサンスのポリフォニーによる宗教音楽ファンには是非聴いて頂きたい1枚。
収録作曲家:
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D.H.ジョンソン(1963-):
〈管弦楽作品集 第4集〉
ピアノ協奏曲 第3番
交響曲 第18番 [デイヴィッド・ハックブリッジ・ジョンソン、モラヴィア・フィルハーモニー管弦楽団、ジョナサン・パウエル]発売日:2026年06月19日
CD価格:2,550円(税込)
1963年ロンドン近郊生まれのデイヴィッド・ハックブリッジ・ジョンソンは、作曲家、指揮者、演奏家、そして詩人としても活動する多才な音楽家です。自ら指揮したこのアルバムには、音楽外の事象に着想を得た2作品を収録。 ピアノ協奏曲は、ナチスの弾圧に倒れた作家ブルーノ・シュルツの幻想的な世界と悲劇を想起させる作品で、名手ジョナサン・パウエルのために書かれましたが、彼が録音の直後に急逝したことから、図らずもその死を悼む形となりました。 一方、交響曲は敬愛する画家たちが描いたイギリスの風景のイメージを音にしています。ヴォーン・ウィリアムズらの系譜を継ぎ、自然そのもののように万華鏡のごとく変化する、豊かな色彩と情緒が聴きどころです。
収録作曲家:
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黒岩航紀(ピアノ)
ヴィルトゥオーゾの追憶 [黒岩航紀]発売日:2026年06月17日
SACD-Hybrid国内盤価格:3,850円(税込、送料無料)
アルティメイト・サウンド・シリーズ第5弾
鍵盤の魔術師、ここに降臨。火花を散らす鍵盤、唸る響板。
その壮絶なパッションと深いカンタービレを聴く。東京藝術大学音楽学部を首席卒業後、同大学院、ハンガリーのリスト音楽院で研鑽を積み、国内外の数々のコンクールを制してきた鬼才、黒岩航紀が放つ初のヴィルトゥオーゾ名曲集です。聴くものを唖然とさせる超弩級のテクニックはもとより、その深いEspressivoとCantabile、深い楽曲解釈は数多あるピアノ独奏曲の中でも最難関と言われる各楽曲に新たな地平を拓きます。今ここにVirtuosoのワールド・スタンダードが誕生しました。 -
〈リスト ピアノ曲全集 第69集〉
リスト(1811-1886):
コラール・トランスクリプション集 [マイケル・ケイコフ]発売日:2026年06月12日
CD価格:2,100円(税込)
大人気シリーズ、リストのピアノ曲全集。第69集では超絶技巧の裏側に潜むリストの精神的探求を浮き彫りにします。 合唱曲『プロメテウス』にまつわる作品では、初期の力強い編曲が、10年後の「パストラーレ」で内省的な響きへと変化。1883年の同曲の編曲は更なる深化を遂げています。学生歌「いざ楽しまん」や「英雄的行進曲」は比較的華やかな曲調。一方、「3つのシャンソン」やウェーバー作品の編曲では抒情的な親密さが際立ち、ロッシーニの「神なる愛」や晩年のシラーの詩に基づく合唱曲の旋律を用いた「芸術家に寄す」といった宗教的・思索的な小品は、独特な響きの深みと、静けさが胸を打つ境地にたどり着いています。 演奏するマイケル・ケイコフは、一つひとつの曲を「独立した完成されたドラマ」と解釈して演奏に臨みました。リストは同じメロディを何十年もかけて磨き直すことがありましたが、ケイコフはその変化の跡を丁寧になぞるように演奏、虚飾をすべて捨て去った晩年の静かな曲にいたるまで、どの演奏も深い説得力に満ちています。
収録作曲家:
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発売日:2026年06月12日
CD価格:2,100円(税込)
2025年に世界最高峰のGFA(アメリカ・ギター財団)国際コンクールを制したヴィルジル・バルト(2003年生まれ)。トゥールーズとパリで学び、2023年のパリ国際、2024年のマウリツィオ・ビアジーニ、2025年のコブレンツ国際の各コンクールでも優勝を飾るなど、大きな注目を集めています。 GFAコンクール優勝記念で制作されたこのアルバムでは、確かな技術と深い音楽性を背景に、スカルラッティやブクステフーデといったバロック時代の作品からロマン派音楽、近現代の作品に至るまで、時代を跨ぐ多彩なレパートリーを披露。爽快なテクニックと感性が紡ぐギター音楽の魅力をお楽しみください。
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R.シュトラウス(1864-1949):
歌劇《インテルメッツォ》 Op.72 [ドナルド・ラニクルズ、ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団&合唱団、 フィリップ・イェーカル、マリア・ベングトソン 他]発売日:2026年06月12日
CD 2枚組価格:3,225円(税込、送料無料)
リヒャルト・シュトラウスの歌劇《インテルメッツォ》は、大家としての地位を確立したシュトラウスが自身の家庭生活を投影した自画像的なオペラです。 主人公の指揮者シュトルヒと妻クリスティーネは、シュトラウス夫妻がモデル。些細な誤解から生じる夫婦の危機をユーモラスかつ情緒豊かに描いており、交響詩『家庭交響曲』のオペラ版とも呼べる作品です。 音楽面では、《ナクソス島のアリアドネ》以降に探求された「伴奏付きレチタティーヴォ」が核となり、会話劇の自然な流れを重視した新機軸の語法が用いられています。また、題名の由来となった各シーンを繋ぐ11曲の流麗な「間奏曲」が、物語に劇的な色彩を添えるユニークな構成も見どころです。 配役には、ベルリン・ドイツ・オペラ生え抜きのテノール、フィリップ・イェーカル(シュトルヒ役)をはじめ、円熟味を増したソプラノのマリア・ベングトソン(クリスティーネ役)、トーマス・ブロンデルら、演技力に秀た実力派が集結。ラニクルズの統率のもと、同歌劇場管弦楽団がシュトラウス特有の芳醇な響きと劇的な抒情を鮮やかに描き出しています。
収録作曲家:
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〈HAYDN 2032 第15集〉
~王妃~
ハイドン(1732-1809):
交響曲 第50番・第62番・第85番[LP] [ジョヴァンニ・アントニーニ、バーゼル室内管弦楽団]発売日:2026年06月12日
LP 2枚組+CD価格:5,625円(税込、送料無料)
HAYDN 2032 ハイドン交響曲全曲録音シリーズVol. 15 ~王妃~
CD同梱、高音質アナログ盤登場!
後期の傑作群への推移を示す充実作3作、スリルと深みの交錯40年近くの歳月を通じて100曲以上の充実した交響曲を書き、門弟ベートーヴェンの同分野における新境地の開拓を導いた「交響曲の父」ハイドン。作曲家生誕300周年の2032年までに、時に関連作も交えつつ現存する彼の交響曲を全て録音する「HAYDN 2032」プロジェクトで指揮を務めるのは、古楽器演奏の分野で目覚ましい存在感を発揮し続けてきた異才ジョヴァンニ・アントニーニ。2014年の企画開始以来、指揮者と演奏者たちの才気と深い洞察が隅々まで行き届いた才気煥発な新解釈で注目を集めてきました。 入念かつ順調に中盤に差し掛かったプロジェクトの第15弾に選ばれたのは、ハイドンの作曲活動の拠点エステルハージ侯爵家での創造力の結実が遠隔地から注目を集めつつあった作曲家40~50代の充実作3曲。宮廷劇場を沸かせた舞台音楽に由来するドラマティックな書法を駆使、民俗調と知的洗練の間でスリリングなバランスを聴かせるハイドン随一の手腕の魅力に、アントニーニのタクトが余すところなく光を当ててゆきます。 ナチュラル金管やティンパニが華やかに活躍する第50番、全楽章が同一調による異色の第62番、そしてフランス王妃マリー=アントワネットが愛したという逸話で知られる「パリ交響曲」中の白眉・第85番…古楽器を使いこなすバーゼル室内管弦楽団の妙演もさることながら、最新研究を踏まえた背景解説(英仏独3言語)、テーマに沿った美麗写真を多数含む36ページに及ぶ充実したブックレットもこのシリーズならでは。 作風の深まりに垣間見るハイドンの底知れぬ深さに気づかされる3曲、今回もじっくりお楽しみください。収録作曲家:
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C.P.E.バッハ(1714-1768):
ベルリン交響曲集 [マルツィン・シヴィオントキエヴィチ、アルテ・デイ・スオナトーリ]発売日:2026年06月12日
SACD-Hybrid価格:3,075円(税込、送料無料)
2024年にリリースされた、多感様式の極致ともいえるカール・フィリップ・エマヌエル・バッハの『ハンブルク交響曲集』(BISSA2459)で衝撃を与えたシヴィオントキエヴィチとアルテ・デイ・スオナトーリが、ハンブルク時代に先立つ1755年から58年にかけて書かれた6曲の『ベルリン交響曲集』を録音。 この演奏の最大の注目点は、後に追加された管楽器パートを排し、弦楽とチェンバロの通奏低音のみによる初稿を選択したことです。全6曲をこの形態で収録したCDはこれが世界初となります。 最小編成によるスリムな響きは、各奏者の対等な対話を際立たせ、作品に潜む室内楽的な緻密さを鮮やかに浮き彫りにしています。C.P.E.バッハ特有の突然の転調や激しい対比といった独創性は、この初期稿においてよりダイレクトに響きます。
収録作曲家:
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メル・ボニス(1858-1937):
〈管弦楽作品集〉
3人の伝説の女たち/ワルツ形式による組曲/3つの舞曲 他 [ラモン・ガンバ、BBCスコティッシュ交響楽団、エリザベス・ワッツ]発売日:2026年06月12日
SACD-Hybrid価格:3,075円(税込、送料無料)
パリに生まれたメル・ボニス(本名:メラニー・エレーヌ・ボニス)は、パリ国立高等音楽院でセザール・フランクに学び、ドビュッシーらと切磋琢磨した才女でした。私生活では情熱的な恋愛を両親に阻まれ、実業家との結婚により一時創作から離れますが、1890年代に再開。生涯で300曲以上を残しました。当時の作曲界における女性軽視もあり、その作品は長らく看過されてきましたが、20世紀も終わり近くなってから再評価が進み、近年では演奏・録音の機会が増えています。 彼女の音楽は、美しい旋律と繊細な書法、印象主義的な語法が特徴です。このアルバムでは、木管や弦楽器を巧みに組み合わせた、多彩で移ろいゆく響きを持つ管弦楽作品と歌曲に焦点を当てています。2026年に日本初演された官能的な「クレオパトラの夢」を含む「3人の伝説の女たち」や、エキゾチックな『東洋風組曲』、バロック舞曲を再構築した作品、「英国を代表するソプラノ」(ガーディアン紙)と評されるエリザベス・ワッツをソリストに迎えた「屋根の上の猫」など、1891年から1912年にかけて書かれたボニスの独創的な作品を聴くことができます。
収録作曲家:
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ファランク(1804-1875):
〈ピアノ作品全集 第4集〉
主題と変奏 第2集 [マリア・ストラティグー]発売日:2026年06月12日
CD価格:2,325円(税込)
ルイーズ・ファランクは、19世紀パリ音楽界で最も尊敬を集めたピアニスト、作曲家、教育者の一人です。女性として初めてパリ国立高等音楽院の教授を30年間にわたり務め、作曲家としてもロベルト・シューマンから称賛されるなど、当時の音楽界における女性軽視に抗いながら輝かしい足跡を残しました。 この第4集は彼女のピアノ曲の創作において重要な位置を占める「主題と変奏曲」の続編です。彼女の全盛期とも言える1833年から1836年にかけて出版された4つの重要な作品群に焦点を当てています。世界初録音となる「お気に入りのギャロップによる変奏曲」、ベッリーニやカラファといったベルカント・オペラの名旋律を華やかに展開させる「イタリエンヌ」、そして当時の人気オペラを緻密に研究して書かれた、技巧的かつドラマチックな「華麗な変奏曲」など、19世紀パリのサロン文化を象徴する作品が並びます。これらに加え、同じく世界初録音であり、当時9歳の愛娘ヴィクトリーヌに献呈された愛らしい「アルマンド集」も収録。ファランクの多彩な表現力を存分に堪能できる構成となっています。 (...)
収録作曲家:
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バンクス(1950-):
オーケストラのための18作品[LP 4枚組]
7・6・5(ファイヴ、シックス、セヴン) [トニー・バンクス、チェコ・ナショナル交響楽団、プラハ市フィルハーモニー管弦楽団、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 他]発売日:2026年06月12日
LP 4枚組価格:18,255円(税込、送料無料)
伝説的ロックバンド「ジェネシス」のキーボード奏者、トニー・バンクス。彼は以前からオーケストラ音楽に強い関心を持っており、映画音楽での成功を経て、自らの創造性を投影した一連の組曲を完成させました。2002年録音の『セヴン』、2011年の『シックス』、2017年の『ファイヴ』として発表されたこれらの名作が、今回LP4枚組のセットとなって再登場します。 特定の古典的形式に縛られない、自由で独創的な「バンクス・ワールド」が全開。自身が監修したオーケストレーションは、フル・オーケストラによる贅沢な演奏で紡がれ、哀愁と歓喜が同居する彼特有のメロディを洗練された形で描き出しています。特に『ファイヴ』で聴けるバンクス自らのピアノやチェレスタの音色も大きな聴きどころ。ロック界のレジェンドが到達した、オーケストラ音楽の豊かな結実を堪能できるコレクションです。
収録作曲家:
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発売日:2026年06月12日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
17世紀ベルギーの銘器で聴く、知られざるバロック鍵盤世界古楽と現代音楽に豊かな実績のあるベルギーで、自ら作曲活動もしながら世界的オルガン奏者として縦横無尽に活躍、ブリュッセルの王立モネ劇場とエクス=アン=プロヴァンス音楽祭の芸術監督も務めたベルナール・フォクルール。Ricercarで続けているソロ録音の最新盤は、スペイン領南ネーデルラント(現在のベルギー)出身のオルガン建造家たちが17世紀に手がけた3つの歴史的銘器を用い、ルネサンス末期からバロックに至る17世紀初頭の作品を中心に、当時のネーデルラントに花開いた鍵盤音楽の世界を探るプログラムとなっています。 1992年から2022年にかけ17世紀当時の状態に復元されたこれらのオルガンには、服飾や工芸、絵画などでも高く評価されたネーデルラントの職人芸の卓越度が示されており、レーベル創設者J.ルジュヌによる入念なエンジニアリングで収められた名手の演奏でその美音と残響の妙を味わえるのは嬉しい限り。画家ルーベンスが欧州各地で絶賛され、イタリアでフレスコバルディが、オランダでスヴェーリンクが活躍する中、安全な信仰生活を求め英国から渡ってきたブルやフィリップスの作品の他、ブリュッセルの作曲家コルネットや次世紀まで生きたケルクホーフェンなどの秘曲もまた、フォクルールの精緻にして闊達なタッチで魅力的に響きます。 ルネサンス的均整とバロック的自在さが併存する名品の数々をお楽しみください。
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ラインベルガー(1839-1901):
ミサ曲 変ホ長調
マルタン(1890-1974):
二重合唱のためのミサ他 [ユヴァル・ワインバーグ、SWRヴォーカル・アンサンブル]発売日:2026年06月12日
CD価格:2,925円(税込)
このアルバムには、数世紀にわたる二重合唱の伝統に根ざした3つの作品を収めています。 ラインベルガーのミサ曲は、宮廷楽長時代に書かれた彼の代表作です。当時の伝統を大切に守りながらも、親しみやすいメロディの端々に、現代にも通じる新鮮なハーモニーが採り入れられています。 現代作曲家ナナ・フォルテによるリベラ・メは、二つの合唱が複雑に絡み合い、音の壁のように重なり合うことで、人間の揺れ動く感情を鮮やかに描き出します。マルタンは、二重合唱のためのミサ曲を自分と神との個人的な対話であるとして40年近くも引き出しにしまいこんでいました。20世紀の語法を用いながらもグレゴリオ聖歌の面影を宿す作品は、今では20世紀を代表する傑作の一つとされています。 伝統を大切にしながらも新しい表現を追い求めた作曲家たちのひたむきな想いがSWRヴォーカル・アンサンブルの高度な歌唱により伝わります。
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作者不詳(伝ベートーヴェン〔1770-1827〕):
6つの弦楽四重奏曲 Anh.2 [アッラ・マニエーラ・イタリアーナ四重奏団]発売日:2026年06月05日
CD 2枚組価格:4,875円(税込、送料無料)
楽聖の知られざる弦楽四重奏曲6曲? 鮮やかな古典派の美を当時の楽器で20世紀後半には真偽未確定ながらベートーヴェンの作品表に記載されるようになったものの、実演でとりあげられる機会に恵まれず殆ど注目されてこなかった6曲セットの弦楽四重奏曲が全曲世界初録音。これらはハイドンとの縁で知られるウィーンのアルタリア楽譜出版社が未刊行の手稿譜として長く死蔵していたもので、1901年ベルリン王立図書館(現在の国立図書館)が競売で落札。別人の手による「モーツァルト作」との書き込みがあったもののその妥当性は20世紀前半に論駁され、ボン時代の青年ベートーヴェンが作曲者である可能性が浮上しました。 この作者同定には反論も多く、実演機会もないまま一部の世界初演がジェノヴァで実現したのはようやく2010年のこと。研究者たちは同時期ボン宮廷に仕えたロンベルク兄弟やベートーヴェンの弟カスパー、ウィーンの大御所人気作曲家ヴァンハルなども真の作曲者候補に挙げていますが、結論は出ていません。変奏曲で終わる2楽章形式の第6曲以外はすべて3楽章形式(唯一短調の第4曲は序奏付き)、ソナタ形式を伴う流麗な音作りは1790年代の弦楽四重奏曲ブームの中で生まれたと思われる見事な洗練に貫かれ、誰の作品にせよ聴き応えある6曲であることだけは確かです。 演奏は18~19世紀製オリジナルの銘器を弾くイタリアの俊才古楽器奏者4人。メリハリある溌剌とした音作りで作品本来の機微に迫り、注目すべきその音楽内容へ聴き手を深く誘ってくれます。
収録作曲家:
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フォーレ(1845-1924):
ヴァイオリン・ソナタ 第1番・第2番
夢のあとに/子守歌/夜想曲
紡ぎ歌/月の光/夕暮れ [カーソン・レオン、ジョナタン・フルネル]発売日:2026年06月05日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
気鋭の二人が描く、フォーレの初期と晩年をつなぐ極美のソナタと小品集2010年ユーディ・メニューイン国際コンクールの覇者カーソン・レオンと、2021年エリザベート王妃国際音楽コンクールの覇者ジョナタン・フルネル。長年の友人であり、それぞれ国際的に高い評価を得てきた2人にとって初の本格的な共演盤となるフォーレ・アルバム。 プログラムの中心は、フォーレのキャリアの初期と晩年という両極の時期に書かれた2つのヴァイオリン・ソナタ。第1番はフォーレが現在の彼らと同じ30歳頃の作品であり、野心や生命力、内なるエネルギーが力強く表現されたもの。一方晩年に書かれた第2番は、自身の聴力の低下や第一次世界大戦といった困難な状況の中でも光を求め、最終的には穏やかな受容へと至る、深く内省的な作品となっています。さらに、「夢のあとに」や「月の光」をはじめとする歌曲からの編曲、ヴァイオリンとピアノのための「子守歌 Op. 16」などの美しい小品も収録しており、卓越したメロディストとしての側面も存分に味わうことができます。 確かな技術と解釈力を持つ2人が、スコアに潜む普遍的な感情や静かな慰めを過度に飾ることなく真っ直ぐに描き、フォーレの音楽的進化の軌跡を鮮やかに描き出しています。
収録作曲家:
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デビュー
ウェーバー、リスト、バルトーク、
スタンチンスキー、ショパン、ラヴェル [サーシャ・スティチキナ]発売日:2026年06月05日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
ロン・ティボー最年少入賞のスティチキナ、待望のデビュー盤!2019年、15歳の若さにしてロン=ティボー国際ピアノ・コンクールの史上最年少ファイナリストおよび入賞者(第5位)に輝き、世界的な注目を集めたサーシャ(アレクサンドラ)・スティチキナ待望のデビュー・アルバム。 ギリシャ系ロシア人としてモスクワで音楽家と映画製作者の家庭に生まれた彼女は、ロン=ティボー入賞後あえてコンクールの舞台から距離を置き、名手キリル・ゲルシュタインの下、ベルリンで自身の音楽性をより深く研ぎ澄ませることに専念してきました。このアルバムは恩師ゲルシュタインをアーティスティック・ディレクターに迎え、2025年にテルデックス・スタジオで録音されたもの。非常に多彩なプログラムで、ウェーバーの大胆なソナタや26歳で夭折したスタンチンスキーの夢想的な前奏曲といった、光を当てるべき知られざる名曲を中心に構成されています。 それに加え、バルトークの超絶技巧が光る練習曲、ラヴェルとショパンの優雅で洗練された舞曲、そしてリストの深い精神性をたたえた変奏曲も収録。若き才能の驚くべき成熟と、色彩豊かでダイナミックな表現力が詰め込まれています。数年の思索を経て彼女が紡ぎ出した、極上の音楽世界が結実した一枚。
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ブラームス(1833-1897):
ヴァイオリン・ソナタ集(全3曲) [アンドリュー・ワン、シャルル・リシャール=アムラン]発売日:2026年06月05日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
実力派デュオが精緻な解釈で紐解く、ブラームスのソナタモントリオール響コンサートマスターのアンドリュー・ワンと、2015年ショパン国際ピアノコンクール銀メダリストのシャルル・リシャール=アムランによる、ブラームスのヴァイオリン・ソナタ全集が登場。これまでにベートーヴェンやシューマンのソナタ録音で大きな評価を得てきた2人が、ロマン派の重要レパートリーに取り組みました。自作の歌曲「雨の歌」の動機を基にした内省的で抒情的な第1番、同じく歌曲の旋律を取り入れた明るく喜びに満ちた第2番、晩年の簡潔な書法による劇的な緊張感を持つ第3番といった3曲が、2人の緻密な解釈と建築的なバランス感覚により各曲の構造が明瞭に描き出され、作曲家の幅広い表現の弧をたどることができます。 ワンは1744年ミケーレ・アンジェロ・ベルゴンツィ製作の名器を使用。豊かな響きの中で両者の確かな技術と音楽的な結びつきが堪能できる充実の録音です。
収録作曲家:
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Echoes of my childhood
幼き日の響き
バッハ、ボッケリーニ、ジェミニアーニ、ヴィヴァルディ [ダニエル・ミュラー=ショット、イリーナ・ザハレンコヴァ、アンデルソン・フィオレッリ]発売日:2026年06月05日
CD価格:2,925円(税込)
ダニエル・ミュラー=ショットが特別な思いと共に奏でるバロック音楽集。 ここで使われているチェンバロは彼の母が愛用し、幼少期からその響きに慣れ親しんできた楽器なのです。「母のチェンバロの響きは子供時代の記憶を呼び覚まします。この楽器と共に奏でる音楽は、騒がしい現代において安らかな場所へと戻る『心の帰郷』なのです」と彼は語ります。 アルバムでは楽器の主役がヴィオラ・ダ・ガンバからチェロへと移り変わる歴史も映し出します。本来はガンバ用ながらチェロの重要演目となっているバッハの精緻なソナタ、歌心あふれるマルチェッロのアダージョ、近年ピゼンデルの作品であるとされるバッハのハ短調ソナタ、高低の音域を鮮やかに対話させるヴィヴァルディ、高度な技巧と情熱的な表現が要求されるジェミニアーニ、そして後のベートーヴェンにも影響を与えたボッケリーニの優雅な名作まで、各時代の様式と表現が凝縮された内容となっています。
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ノスコフスキ(1846-1909):
ヴィオッティの主題による変奏曲とフーガ
弦楽四重奏曲 第2番他 [メッコーレ弦楽四重奏団]発売日:2026年06月05日
CD価格:2,700円(税込)
19世紀後半のポーランド音楽界を牽引したジグムント・ノスコフスキ。モニューシュコに学び、シマノフスキらを育てた名教育者としても知られる彼は、ベルリン留学で培った厳格な対位法と、母国の民俗的要素を融合させた独自の語法を確立しました。代表作の交響詩『大草原』で名を馳せましたが、近年は交響曲や室内楽の再評価が急速に進んでいます。このアルバムには、彼の室内楽の先駆けとなった「ヴィオッティの主題による変奏曲とフーガ」、大胆な転調とベートーヴェン的な深みを併せ持つ弦楽四重奏曲第2番、「かわいいオーガスティン」などの親しみやすい旋律が次々と現れるユーモラスな四重奏曲「お気に召すまま」の3曲を収録。伝統的な様式を重んじながら、ポーランド独自の情感と巧みな技法が織り込まれています。 メッコーレ弦楽四重奏団は2007年結成。ウィグモア国際コンクール第2位をはじめ数々の受賞歴を誇り、2023年に発売されたペンデレツキ作品集は国際的な高評を博しました。いま最も勢いのある彼らによる、精緻な演奏をお楽しみください。
収録作曲家:
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フレム(1943-):
ピアノ協奏曲
チェロ協奏曲 [オリヴァー・トリンドル、ベネディクト・クレックナー、マルクス・L・フランク、ベルリン放送交響楽団]発売日:2026年06月05日
CD価格:2,700円(税込)
ノルウェーの作曲家シェル・フレムは、オスロとベルゲンで教会音楽を学んだ後、シベリウス・アカデミーにてエングルンドとラウタヴァーラに作曲を師事しました。その後渡米し、ノーザン・イリノイ大学などで研鑽を積み、修士号を取得。ピアニスト、オルガニストとしても国際的に活動しています。 1986年から87年にかけて国際交流基金の助成を受けて日本の現代音楽を研究するために来日、同時期に桐朋学園大学で三善晃にも師事しました。帰国後はISCMノルウェー支部副会長や大学講師を務めています。自然をインスピレーションの源とし、メシアンや三善の影響を受けた色彩豊かな和声語法を特徴とする彼の作品は、管弦楽から室内楽まで多岐にわたります。 ピアノ協奏曲は、無調主義が主流の時代にあえて旋律とリズムを重視した作品。アメリカや日本での経験に加え、フランス的な音階の用法を取り入れ、伝統に現代的な形式を融合させています。 チェロ協奏曲では、独奏楽器を際立たせつつ静けさと躍動感を対比。和声はより個性的になり、劇的なカデンツァを経て最後は壮大なフィナーレを迎えます。
収録作曲家:
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イラン
伝統音楽の巨匠たち Vol. 2 [モハンマド・ムサヴィ、モハンマド・カリミ、ジャムシド・モヘビ]発売日:2026年06月05日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
イランの伝統音楽、ネイを中心とした味わい深い響きラジオ・フランスが現地録音したイランの伝統音楽第2弾。1人で複数の楽器を持ち換えて吹くネイと呼ばれる葦笛を中心に、歌、あるいはザルブと呼ばれる脚付きの太鼓という、2人だけの少人数で奏でられる味わい深い音楽を堪能するアルバム。
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ヴァインベルク(1919-1996):
〈弦楽四重奏曲集 第6集〉
弦楽四重奏曲 第10番・第12番・第17番
アリア/カプリッチョ [アルカディア・クァルテット]発売日:2026年06月05日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
ルーマニアの精鋭、アルカディア・クァルテットによるヴァインベルクの弦楽四重奏曲全曲録音プロジェクトが、この第6巻で完結します。 2014年の大阪国際室内楽コンクール優勝を契機に世界へ羽ばたいた彼らは、美しく深みのある旋律と完璧な構造を持つヴァインベルク作品に取り組むことを使命のように感じてきたと言います。この最終巻には、親友ショスタコーヴィチと競うかのように短期間で書き上げられた第10番、十二音技法やバルトーク風の語法を導入し、表現の拡張を試みた第12番、そして自作の引用を織り交ぜ、晩年特有の凝縮された語法と静謐な緊張感の中、明るい結末に向かう第17番が収められています。 アルバムの最後を飾るのは、1942年に書かれた初期の2つの小品。瑞々しい感性が光る「アリア」と「カプリッチョ」は、後に広大な四重奏の世界を築き上げる作曲家の、原点ともいえる瑞々しい魅力を放っています。
収録作曲家:
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ケルティック・ノクターン
フィールド、伝承曲、ダグラス [バリー・ダグラス]発売日:2026年06月05日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
1986年、モスクワのチャイコフスキー国際コンクールで金メダルに輝いたバリー・ダグラス。以来、国際舞台の第一線で活躍を続ける一方で、自らのルーツであるアイルランドの音楽を慈しみ、大切に育んできました。本作は、ダグラスとアイルランドの深い絆を象徴するシリーズ第3弾です。 アイルランド出身のジョン・フィールドが創始した「夜想曲(ノクターン)」に悠久の時を越えて受け継がれるトラッド(伝承曲)のメロディを織り交ぜたプログラムは、ケルト音楽特有の切ない抒情と歌心に満ちています。さりげなくはさまれた3篇の自作曲と共に、ダグラスの気負いのない自然体の表現が、静謐で温かな世界を描き出しています。
収録作曲家:
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憐み給え、わが神よ
17~18世紀 室内楽作品集 [エアーズ・エクステンポレ]発売日:2026年06月05日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
5弦チェロが中音域と通奏低音を行き来する、バロックの真相に迫る異色編成ヴァイオリン、チェロ・ピッコロ、チェロという異色の編成で17世紀の室内楽曲とバッハ作品を演奏した好企画。 チェロ・ピッコロは18世紀以前に使われた小型のチェロで、ここで演奏されている弦5本のモデルは中音域への対応力からソロ演奏にも好適であるほか、バロック期にチェロ奏者たちが駆使したという和音演奏にも対応できる利点があります。ここではアンサンブルの中音域楽器として、通奏低音の和音楽器として、そしてヴァイオリンと対等な旋律楽器として大活躍、3つの楽器の組み合わせ方次第でこれほど多様な音作りができるものかと驚かされずにおれません。 和音奏法はビーバーのソナタでとりわけ効果を発揮。バッハ作品ではトリオ・ソナタや教会カンタータのアリアの編曲を通じ、主役格の楽器としてのチェロ・ピッコロの可能性のみならず、バロック期にガンバ合奏で奏でられることもあったオルガン音楽の奥深さも体感できることでしょう。 それぞれモルドヴァ、スペイン、ポルトガル出身、古楽器演奏先進国のベルギーやオランダで研鑽を積んだ3人の新世代奏者による、発想力だけで終わらない聴き応えに満ちた1枚です。
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深い河 [ミクレン・ライパン、ナイジェル・ヤンデル]
発売日:2026年06月05日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
自身のキャリアと音楽の軌跡を辿る、ミクレン・ライパン初のソロ・アルバムパリを拠点に活躍し、国際的に注目を集めるミクレン・ライパン初のソロ・アルバム。共演には、イギリスを拠点に多岐にわたる活動を展開するピアニスト、ナイジェル・ヤンデルを迎えています。 アメリカ、ドイツ、オーストリア、そして現在の拠点であるフランスと、国や文化を越えて活動してきたライパン自身のこれまでのキャリアと音楽的ルーツを辿るプログラム。ハイフェッツ編曲の「深い河」やホワイトの「誰も知らない私の悩み」といったアメリカでの幼少期に縁のある作品で始まり、欧州での研鑽を反映したシューマンの「献呈」やクライスラーの「愛の悲しみ」、現在の拠点に結びつくラヴェルの「ヴァイオリン・ソナタ第2番」などを順に収録しており、最後は《ポーギーとベス》によるフロロフの幻想曲でクラシックとジャズの融合を歌い上げます。 録音には、エリザベート王妃音楽院から貸与された1707年製ストラディヴァリウス「Charles Castleman」を使用。多様な背景を持つ作品群を確かな技術で精緻に描き出した、充実のデビュー・アルバムです。
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九月の太陽
バンドネオンとガンバ合奏、アルゼンチン音楽を中心に [ラシェロン、ジャン=バティスト・アンリ]発売日:2026年06月05日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
バンドネオンとガンバ合奏の相性を活かし「新タンゴ」の源流に迫るルネサンスからバロック期にかけて流行した後18世紀末にひとたび廃れた古楽器、ヴィオラ・ダ・ガンバ。高音から低音まで大小の楽器を集めて重奏するガンバ合奏の響きは、アコーディオンやバンドネオンなど近代以降に発達した蛇腹楽器と思わぬ相性をみせます。これら異なる時代を彩った楽器同士を組み合わせ、バンドネオンを使うタンゴの世界に新境地を拓いたアストル・ピアソラの音楽に、彼に刺激を与えた重要な先達たちの作品を交えたアルバムが登場。 ガンバ合奏はこの楽器の伝説的名手マラン・マレの作品全集をRicercarで制作したことでも知られる実力派集団ラシェロン。多くの名盤を刻んできたこのアンサンブルが、多面的な活躍で知られるフランスのバンドネオン奏者ジャン=バティスト・アンリと共に繰り広げる繊細にして闊達な演奏は、タンゴというジャンルにおける新しい演奏形態の模索に終わらない、ピアソラの師ナディア・ブーランジェやその妹リリによるフランス近代音楽の系譜をも強く意識させる奥深さに満ちています。 平均律が一般化する前の純正な和音を前提とした音楽に親しんでいるグループであるためか、近代音楽の複雑な和声から彼らが読み解く響きの妙はきわめて新鮮で、ガルデルやヒナステラなど、ピアソラ以前のアルゼンチンを代表する作曲家たちの作品とも親和性は絶妙。プログラムの妙と編成の特色が互いを引き立て合う充実した音世界をどうぞ。
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あなたの優しい手に包まれて
引き離された魂のための音楽
(シューベルトの歌曲とバッハの鍵盤作品による) [コリーヌ・デュティユル、オーレリア・ヴィショヴァン]発売日:2026年06月05日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
シューベルトとバッハ、異なる時代の意識を一つに繋ぐ平行弦ピアノと名歌唱ベルギー出身の新世代メゾ・ソプラノ歌手コリーヌ・デュティユルが、フォルテピアノ奏者としても活躍するオーレリア・ヴィショヴァンと共に織り上げる、シューベルトの歌曲とバッハの鍵盤作品を組み合わせた興味深いアルバム。 「美しい世界よ、おまえはどこにいる?」という哲学者シラーの言葉をライナーノート冒頭に掲げ、ロマン派時代らしい別離や死にまつわる詩句を歌詞にしたシューベルト作品の合間に、曲調やテーマにおいて関連性を見出せるバッハ作品を配し、切望してやまない存在から引き離された状態で人が感じるさまざまな心境について、時代を超えて思いめぐらせるプログラムとなっています。 古楽から現代音楽まで幅広く手掛けるデュティユルの細やかな歌唱の美もさることながら、シューベルトやバッハの時代の鍵盤楽器にも通じたヴィショヴァンのタッチで奏でられるステファン・ポレロ製作の現代平行弦ピアノも実に効果的。この楽器ならではの、フォルテピアノにも通じる透明な響きや繊細なニュアンスが、歌詞に潜む意味や余韻を幾重にも増幅させ、忘れがたい印象を聴き手の心に残してゆきます。 通して聴くことで存在感が強まる、よく考え抜かれた好企画アルバムです。
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20世紀スペインの名ピアニストたち [エステバン・サンチェス、クリスティーナ・ブルーノ、ホアキン・ソリアーノ、マヌエル・カラ、ペドロ・エスピノーサ]
発売日:2026年06月05日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
甦るスペイン・ピアニズムの真髄 5人の巨匠が紡ぐロマン派名演集スペインの歴史的なピアノ名演集が、丁寧なリマスターを経て現代に甦ります。 このアルバムは、1975年にスペインのフアン・マルク財団がマドリードの新本部開設に合わせて開催した「若者のためのリサイタル」の録音を収録した貴重なもの。20世紀スペインを代表する5人の傑出したピアニストが集結し、ロマン派の珠玉の楽曲を披露しています。技術的な輝かしさと豊かな抒情性、そして深い表現力が見事に融合した彼らの演奏からは、フランスなどヨーロッパの流派の影響を取り入れつつも独自の発展を遂げ、脈々と受け継がれてきた「スペイン・ピアニズム」(明確な流派としてのその定義には諸説あり)の連続した確かな伝統を感じ取ることが出来るでしょう。 1976年に教育用LP『Conciertos para jóvenes. Recital de piano romántico』として発表された本録音は、時を経て単なる教育用資料の枠を超え、スペインのピアノ演奏史における極めて貴重な歴史的・音源的証言となりました。5人の巨匠たちが紡ぎ出す、生きた音楽の記憶と情熱的なロマン派の名演をご堪能ください。
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レスピーギ(1879-1936):
劇的交響曲 [ロバート・トレヴィーノ、RAI国立交響楽団]発売日:2026年06月05日
CD価格:2,850円(税込)
好評を博した『ローマ三部作』に続くトレヴィーノ&RAI国立響、待望の第2弾が登場。レスピーギ作品の中でも実演・録音の機会が稀な『劇的交響曲』です。3楽章構成で演奏時間は約1時間を要し、3管編成にオルガンを含む大編成にフランク風の循環形式やリヒャルト・シュトラウスを思わせるオーケストレーションなど後期ロマン派の精髄を盛り込んだ作品は、「歌の国」イタリアにあって交響曲というジャンルに初めて挑んだ30代半ばのレスピーギの意欲がうかがわれます。 作曲開始から完成までの間に第1次世界大戦が勃発した影響か、第1楽章はエネルギッシュながら楽想は深刻。第2楽章も旋律を纏綿と歌いあげながら陰影がつきまとい、「Impetuoso(激しく)」との指示の付いた第3楽章は闘争的な音楽で最後は明るく解決することなく終わります。編成の大きさゆえか、悲劇的なトーンゆえか、母国でも演奏機会がほとんどないようですが、古代を思わせるモチーフや、ローマ三部作でより洗練された形で発揮されるオーケストレーションの妙が見られ、レスピーギ・ファンや後期ロマン派音楽ファンには楽しめる内容。 そして何より、この曲を「レスピーギ屈指の傑作」とほれ込むトレヴィーノのタクトの下、RAI国立響が渾身の演奏を聴かせてくれます。2021/22シーズンに首席客演指揮者に就任、好評を受け任期を更新しているトレヴィーノとRAI国立響の佳境を伝える1枚。
収録作曲家:
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ホルスト(1874-1934):
惑星
ライティオ(1891-1945):
木星の月光 [ニコラス・コロン、フィンランド放送交響楽団]発売日:2026年06月05日
CD価格:2,850円(税込)
フィンランド放送響の楽団史上初めて、外国人の首席指揮者として2021/22シーズンに着任したコロン。もともと機能性に優れていたオーケストラをさらに磨き上げて優れた演奏を披露し、創造性豊かなプログラムと相まって任期が更新されています。このアルバムではコロンの母国イギリスを代表する有名曲の一つ『惑星』とオーケストラの母国フィンランドの知られざる作曲家ライティオの作品をカップリングしました。 ヴァイノ・ライティオはアーッレ・メリカントらと共にフィンランド・モダニズムの先駆者とされる作曲家で、民族主義の影響が強かったフィンランド楽壇にスクリャービンや印象主義の影響を受けた音楽を持ち込みました。交響詩など自由で幻想的なスタイルの作品が多く、『木星の月光』も詩的な幻想曲 Fantasia poetica と銘打たれています。当盤での演奏時間は13分。この曲にはベルグルンドがヘルシンキ・フィルを指揮した録音がありましたが(1978年リリース)、半世紀ぶりの新録音となります。 『惑星』はコロンのスタイリッシュな指揮とオーケストラの機能性がマッチした演奏。オーケストラの若干暗めの音色も宇宙空間のイメージとして悪くありません。録音の監修・ミキシング・マスタリングはベテランのエンノ・マエメツ。オーケストラのスケール感とエネルギーをロスなく伝える音作りも作品にマッチしています。
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ヴァスクス(1946-):
我が心の歌 - 合唱曲集 [シグヴァルズ・クラーヴァ、ラトヴィア放送合唱団]発売日:2026年06月05日
CD価格:2,850円(税込)
ラトヴィアの国民的作曲家ペトリス・ヴァスクスの生誕80周年を記念し、盟友ラトヴィア放送合唱団によるア・カペラ作品集の登場です。 ラトヴィアを含むバルト三国は合唱がとても盛んで、野外での大規模な合唱フェスティバルがいくつもあり、民族のアイデンティティの一部を成していると言っても良いほど。器楽の作曲が本領と自認するヴァスクスも、少なからぬ数の合唱作品を世に送り出してきました。ヴァスクスの半世紀以上の創作活動を網羅したこのアルバムには、1961年の最初期作から2025年の最新作まで収録しています。ソ連時代には禁じられていた宗教音楽も含まれ、信仰や愛、静寂、祖国といった慈愛に満ちたテーマが、ゆったりとした調性的な音楽の中に息づいており、その響きは慎ましやかで美しく、繊細で清らかな光を発するかのようです。 2023年にグラモフォン賞を受賞した世界屈指のラトヴィア放送合唱団が、1992年から音楽監督を務める名匠シグヴァルズ・クラーヴァのもと、来日公演でも聴衆の度肝を抜いた超高精度のアンサンブルと「音の実験室」とも称される多彩な表現技法を駆使して、ヴァスクスの作品に理想的な演奏を提供しています。
収録作曲家:
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音楽の捧げもの
1747年、ポツダム王宮のバッハ父子 [ル・キャラヴァンセライユ]発売日:2026年06月05日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
百戦錬磨の名手3人が「音楽の父」とフリードリヒ大王の出会いを仮想再現1747年5月、ベルリン近郊のポツダムに居城を構えるプロイセン王フリードリヒ2世(大王)の宮廷に大バッハが訪れた際の音楽の集いをイメージした室内楽作品集。 当時プロイセン王室には息子カール・フィリップ・エマヌエルが宮廷音楽家として仕えていましたが、その兄にあたる長男ヴィルヘルム・フリーデマンと共に王宮に到着した大バッハは着替える間もなく大王に呼び出されます。その鍵盤楽器コレクションを前に、提示された主題旋律にもとづき多声の即興演奏を縦横無尽に繰り広げて大王を驚かせたバッハは、その演奏の記憶を基に後日『音楽の捧げもの』と題した曲集を編み王宮に送り届けました。 当盤では大王お気に入りの楽器であるフルート(フラウト・トラヴェルソ)で主題が提示された後、大バッハの2人の息子が手がけた室内楽曲が『音楽の捧げもの』収録曲の合間に演奏され、現在私たちが知る曲集が出来上がるより前、1747年の訪問時ポツダムの王宮で繰り広げられた親密な音楽会の雰囲気はこうであったのではないか、と感じられるアルバムに仕上がっています。 ベルギーやフランスを中心に多忙な活躍が続く3人はごく自然でありながら細部まで解釈の行き届いたアンサンブルを聴かせ、大バッハ作品の深みだけでなく、2人の息子たちの曲の持ち味も細やかに伝えてくれます。あえて低音弦楽器を省くことで、低音域がよく響く18世紀ドイツ型チェンバロの魅力が引き出されている点も特徴の一つです。
収録作曲家:
