2026年3月
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アンネ=ゾフィー・ムター(ヴァイオリン)
イースト・ミーツ・ウエスト [アンネ=ゾフィー・ムター]発売日:2026年03月27日
CD国内仕様 日本語解説付き価格:3,520円(税込、送料無料)
デビュー50周年!
ムターとALPHA CLASSICSのコラボレーションによる同時代音楽シリーズ始動現代ヴァイオリン界の女王、アンネ=ゾフィー・ムターが2026年に迎えるデビュー50周年を記念し、自身がプロデュースする同時代音楽の新録音シリーズ「ASM Forte Forward」をALPHA CLASSICSで始動させます。その第一弾となる本作『East Meets West』は、タイトル通り「東洋と西洋」の融合をテーマに、すべて彼女のために書き下ろされた作品のみで構成された意欲作です。 イラン出身のアフタブ・ダルヴィシによる「リクー」は、イラン南東部に伝わる愛の喪失と渇望を表現した悲しい伝統歌謡に着想した無伴奏作品。2025年6月15日、イスラエルによるイラン攻撃が始まった「12日間戦争」の最中に録音されました。作曲家はこの出来事により、作品に込められた悲しみが新たな意味を持つようになったと述べています。 韓国出身のチン・ウンスク(陳銀淑)による「グラン・カデンツァ」は、独奏者が技巧を誇示する伝統的なカデンツァを2人の奏者による対立、対話、融合の場へと発展させたもの。即興的に聞こえる箇所も全て記譜されています。 (...) -
ヴィヴァルディの先へ
18世紀後半のリュート協奏曲 [エヴァンジェリーナ・マスカルディ、リッカルド・ドーニ、エストロヴァガンテ]発売日:2026年03月27日
CD国内仕様 日本語解説付き価格:3,520円(税込、送料無料)
名手マスカルディが蘇らせる、リュート協奏曲晩期の秘宝エヴァンジェリーナ・マスカルディが、バッハ、ヴァイスに続く18世紀リュート音楽三部作の完結編として放つ協奏曲集。ヴィヴァルディの名曲に加え、リュートが歴史の表舞台から去る直前、ハプスブルク家の領土で最後に放った黄昏の輝きに光を当てます。 18世紀半ば、他国でリュートが廃れゆく中、オーストリアやボヘミアでは依然としてこの楽器が貴族たちに愛され、ロココ趣味や多感様式を反映した高度な作品が生まれていました。本盤では、J.L.クレープスやJ.F.クラインクネヒトの佳品に加え、ハーゲンとコハウトによる協奏曲の世界初録音を収録しています。特にコハウトの作品はリュートには珍しい調性が用いられ、半音階的な転調や超絶技巧が駆使された驚くべき傑作です。 リッカルド・ドーニ率いる古楽アンサンブル「エストロヴァガンテ」の鮮烈なサポートを得て、マスカルディは優美かつヴィルトゥオーゾ的な「リュートの秋」を現代に蘇らせました。音楽史の空白を埋める、極上の発見の旅をお楽しみください。
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シンギング・ラヴェル
ア・カペラでラヴェル [レオ・ヴァリンスキ、レ・メタボール]発売日:2026年03月27日
CD国内仕様 日本語解説/歌詞日本語訳付き価格:3,740円(税込、送料無料)
超絶にして絶美!
ラヴェルの名曲をア・カペラでレオ・ヴァリンスキ率いる精鋭ヴォーカル・アンサンブル「レ・メタボール」が放つ、2025年のラヴェル生誕150周年を記念するアルバム。「管弦楽の魔術師」の緻密な傑作群を、あえて無伴奏合唱(ア・カペラ)だけで、しかもライヴで再現した衝撃の録音です。 白眉は、ティボー・ペリーヌ編曲による「ボレロ」完全版。楽器を一切使わず、擬音やダダイズム風の造語、口笛やボディ・パーカッションを駆使し、15分に及ぶ「機械的かつ催眠的」な音の渦を人間の身体のみで構築した圧巻の演奏です。さらに、ルネサンス期の詩を歌詞に用いた絶品の「亡き王女のためのパヴァーヌ」、交響的な響きを凝縮した「マ・メール・ロワ」、倍音歌唱のような効果を用いた「鐘の谷」など、現代の名手たちがラヴェルの色彩を声だけの音楽へと鮮やかに翻訳しています。 フィラルモニー・ド・パリの聴衆を唸らせ、熱狂させた、極限の技巧とカメレオンのような表現力。ラヴェルのスコアに潜む「内なる声」を暴き出し、人間の声の可能性を拡張する、唯一無二の音響体験をお楽しみください。収録作曲家:
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英国ロイヤル・バレエ
バレエ『アシュトン・トリプル』
「バレエの情景」「田園の出来事」「ラプソディ」 [英国ロイヤル・バレエ サラ・ラム、ワディム・ムンタギロフ 他]発売日:2026年03月27日
Blu-ray国内仕様 日本語解説付き価格:6,050円(税込、送料無料)
英国ロイヤル・バレエの創始者のひとり、
フレデリック・アシュトン振付の珠玉のトリプル・ビル新登場!本作は、「英国バレエの父」と称される振付家フレデリック・アシュトン(1904-88)による珠玉のトリプルビルの舞台映像です。 20世紀のバレエ音楽に大きな足跡を残したストラヴィンスキーのアメリカ時代の作品に幾何学的なフォーメーションで振付け、その声価を高めた「バレエの情景」、バレエ音楽の泰斗ジョン・ランチベリーの編曲によるショパンの詩情溢れる音楽にのせてツルゲーネフの戯曲を一幕の心理劇として再構成した「田園の出来事」、そしてラフマニノフの「パガニーニの主題によるラプソディ」を用い、往年のスターダンサー、ミハイル・バリシニコフとレスリー・コリアーのために創作された祝祭感あふれるアシュトン晩年の傑作「ラプソディ」。これらの異彩を放つ3作品に、英国ロイヤル・バレエのダンサーたちがステージいっぱいに熱演を繰り広げます。 ワディム・ムンタギロフとサラ・ラムの純度の高いクラシック技巧、マリアネラ・ヌニェスの繊細な心理表現、マルセリーノ・サンベの軽快な超絶技巧、フランチェスカ・ヘイワードの洗練された抒情性など、個性豊かなプリンシパルたちの至芸をお楽しみください。 -
チェロ・ピッコロのデュオによるバッハ
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第3番
無伴奏チェロ組曲 第5番
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第3番 [マリオ・ブルネロ、マウロ・ヴァッリ]発売日:2026年03月20日
CD国内仕様 日本語解説付き価格:3,520円(税込、送料無料)
4弦と5弦のチェロ・ピッコロにより、「9本弦のオルガン」をイメージしたバッハマリオ・ブルネロと盟友マウロ・ヴァッリが奏でるチェロ・ピッコロによるバッハ。いずれも原曲はヴァイオリンあるいはチェロのための独奏作品ですが、ここで演奏されるのはグスタフ・レオンハルトによるチェンバロ用の編曲譜を元に、演奏者2人が一部に独自の改編も加えながら2本の弦楽器に置き換えたものです。レオンハルトによる編曲の特徴は、原曲で弦楽器1挺に託されたや複数の声部や和声を鍵盤楽器の利点を生かしてより明確にしつつ、18世紀の聴き手にとって邪魔になるような付加は行わずに、それぞれの音の存在感を際立たせたもの。ブルネロとヴァッリは今回、この理念を大切にチェロ・ピッコロへの置き換えを行っており、唯一の例外として組曲第5番のサラバンドに於いて、ロベルト・シューマンの手によるピアノ伴奏からの魅力的な和声を採用しているとのことです。 (...)
収録作曲家:
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女王たち
~ソプラノ独唱のための18世紀オペラ名場面集~ [ヴェロニク・ジャンス、ルイ=ノエル・ベスティオン・ド・カンブラ、アンサンブル・レ・シュルプリーズ]発売日:2026年03月20日
CD国内仕様 日本語解説・歌詞日本語訳付き価格:3,740円(税込、送料無料)
ラモーの影に隠れた18世紀フランスの名匠続々!
ジャンスと気鋭楽団の画期的録音18世紀フランスで上演されたオペラの数々から、作曲家の知名度に関わらず注目すべき名場面を厳選、強い立場にありながら運命のままならなさに翻弄される女性たちを描いたナンバーを精緻な解釈で聴かせるアンソロジー。こうしたプログラムで数々の名盤を刻んできたヴェロニク・ジャンスの縦横無尽というほかない名唱と、合唱・合奏とも強い求心力に貫かれたアンサンブル・レ・シュルプリーズの演奏とが鮮やかな競演を聴かせます。 フランスのオペラは17世紀後半に王室音楽総監督リュリがその様式を調えて以降、折々イタリア・オペラの影響を受けつつ18世紀末まで独自の様式発展が見られるユニークなジャンルで、本盤でも年代的にはヴィヴァルディ全盛期から古典派前夜にかけての作品が選ばれていながら、この間を通じて17世紀以来の一貫した美意識が生き続けていたことが確認できることでしょう。 独唱の聴かせどころがオーケストラの面白さを堪能できる舞曲ナンバーと密接に結びつき音楽展開を盛り上げる一方、随所できわめて効果的に用いられる合唱の存在感にも確かなものがあり、レ・シュルプリーズの力量が十全に発揮された選曲になっている点もポイント。通奏低音に加わる撥弦楽器や打楽器の絶妙な音使いにも唸らされます。 なお国内仕様盤に付属する日本語解説では歌詞を含めた原盤ブックレットの翻訳に加え、収録作品と各作曲家に触れた独自の解説も掲載されます。 -
安らぎは得られない
ミューリー(1981-):
合唱作品集 [ピーター・フィリップス、タリス・スコラーズ]発売日:2026年03月20日
CD国内仕様 解説・歌詞日本語訳付き価格:3,740円(税込、送料無料)
話題の作曲家ニコ・ミューリーとタリス・スコラーズとのコラボレーションMETやニューヨーク・フィルなどからの委嘱作品にとどまらず、日本を含む様々な国の映画音楽、ビョークらとのコラボレーション、また「久石譲プレゼンツ ミュージック・フューチャー」への参加で日本でも知られるアメリカの作曲家ニコ・ミューリーが、過去10年に渡りタリス・スコラーズのために書いた作品を集めたアルバムが登場。タリス・スコラーズとLINN RECORDSとのコラボレーション第1弾でもあります。 ピーター・フィリップス率いるタリス・スコラーズは長年、ジョスカンやパレストリーナを始めとしたルネサンスのポリフォニーを主要レパートリーとしてきましたが、ジョン・タヴナーとの出会いをきっかけに、ルネサンスの唱法が素晴らしい演奏効果を上げるスタイルの現代作品が、ルネサンス音楽のコンサート体験を「破壊するのではなく、むしろ増強する」ものであることに気づいたとフィリップスは語ります。この可能性を当初最も体現したのがアルヴォ・ペルトでしたが、ニコ・ミューリーもまた聖歌隊での活動で宗教作品の多様な響きを吸収しており、タリス・スコラーズ特有のサウンドを即座に理解し、力強さを持つ傑作が次々と生まれました。 ノン・ヴィブラート唱法とモダンな和声進行による透明感溢れる音世界をぜひ体験してください。国内仕様盤には歌詞訳のほか、ピーター・フィリップスの序文、ニコ・ミューリー本人による楽曲解説の翻訳付き。
収録作曲家:
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パーヴォ・ヤルヴィ/チューリヒ・トーンハレ管
マーラー(1860-1911):
交響曲 第7番 ホ短調 「夜の歌」 [パーヴォ・ヤルヴィ、チューリヒ・トーンハレ管弦楽団]発売日:2026年03月13日
CD国内仕様 日本語解説付き価格:3,520円(税込、送料無料)
パーヴォ・ヤルヴィのマーラー・チクルス第3弾に「夜の歌」登場パーヴォ・ヤルヴィとチューリヒ・トーンハレ管が進めるマーラー交響曲全集に、第5番、第1番に続いて第7番が登場。難解とされるこの作品ですが、近年は大物指揮者による新録音が立て続けにリリースされ人気も向上していると言える中、ヤルヴィは「これ以前の作品よりも複雑で暗く、哲学的」と位置づけ、その謎めいた魅力こそが愛着を深めると語っています。 シリーズのこれまでのアルバムでも細部に個性的なアイデアを生かし、作品の新たな魅力を提示してきましたが、今回も引き締まったテンポ設定を基本にコントラストの高いスタイリッシュな演奏を披露。特徴的なギターとマンドリンを始めとしたソロだけでなく、あらゆる箇所での各パートの働きを明確にした極めて情報量の多い音場を作り上げており、さらにそれらをきっちりと一本に収斂してゆく技量はさすがの一言です。 テノールホルンのソロはユーフォニアム奏者として活躍するファビアン・ブロッホが担当。伸びやかな音と豊かな表現力で演奏の素晴らしさに大きく貢献しています。
収録作曲家:
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オン・モード
アダムズ、ペルト、リゲティ、ロマニウク [アンソニー・ロマニウク(ピアノ)]発売日:2026年03月13日
CD国内仕様 日本語解説付き価格:3,520円(税込、送料無料)
ロマニウクのソロ・アルバム第3弾は、
巨大縦型ピアノも使った「エレクトロ・アコースティック・リサイタル」アンソニー・ロマニウクは新型コロナ・ウイルスによる世界的パンデミックで演奏会のキャンセルが続いた時期、ジョン・アダムズが書いたピアノのための大作「フリギアの門」を学ぶなかで、様々なモード(旋法)が持つ性格や風味を生かしたプログラムを構想しました。 しかしながら既存のピアノ作品ではそれを組み立てることが困難であったため、自身のオリジナル作品や編曲、即興演奏によってレパートリーを開拓し、今回のアルバムを完成させたとのこと。約24分の「フリギアの門」をプログラムの中心として、自作から伝統音楽、レディオヘッドやビョークに至るまで様々な小品をその前後に配置しました。さらに自ら弾くピアノの音をデジタル的なディレイやリバーブ、アナログテープを使用したディレイなどで加工、一部の曲では内部奏法なども駆使し、シンセサイザーは使わずにピアノの音色パレットを拡張しています。 さらに小品の多くで巨大な響板と4メートルに及ぶ低弦を持つKlavinsの縦型ピアノを使用(写真は録音に用いたM450ではなく、ラトヴィアのホールに設置された同型のM470)。その明瞭な響きと圧倒的音量から「サウンド・バス(音浴)」と形容される音を楽しむことが出来ます。縦横無尽に広がるロマニウクの世界を堪能する、たいへん美しいアルバムです。 -
テレマン(1681-1767):
独唱カンタータ『イーノ』と二重協奏曲集 [アシュリー・ソロモン、レイチェル・ポッジャー、エリザベス・ワッツ、ハンナ・パリー、フロリレジウム]発売日:2026年03月13日
CD国内仕様 日本語解説・歌詞日本語訳付き価格:3,740円(税込、送料無料)
創設メンバーのポッジャー客演!
フロリレジウムが描くテレマン晩年の傑作『イーノ』と協奏曲の世界英国の古楽界を牽引するアンサンブル、フロリレジウムとアシュリー・ソロモンによるテレマン。アルバムの中心となるのはテレマンが84歳で完成させた劇的なカンタータ『イーノ』で、英国の名ソプラノのエリザベス・ワッツが、絶望から神への変身というオウィディウスの神話の物語を独唱で鮮やかに描き出します。 さらに本作には古楽ヴァイオリンの女王レイチェル・ポッジャーが特別参加。フラウト・トラヴェルソとヴァイオリンのための協奏曲などで、かつての盟友たちと息の合った共演を披露しています。 ブロックフレーテとトラヴェルソの協奏曲などテレマン独特の楽器法と色彩感が際立つ名曲も収録されており、円熟と革新が同居するその世界を堪能できる一枚です。収録作曲家:
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ショスタコーヴィチ(1906-1975):
チェロ協奏曲 第1番・第2番 [アレクサンドル・クニャーゼフ、山田和樹、横浜シンフォニエッタ]発売日:2026年03月06日
CD国内仕様 日本語解説付き価格:3,520円(税込、送料無料)
クニャーゼフと山田和樹のショスタコーヴィチが
初出の第1番を加えてインターナショナル発売クニャーゼフの独奏と山田和樹指揮横浜シンフォニエッタによる、ショスタコーヴィチのチェロ協奏曲がAvantiから登場。スターリン没後の「雪解け」の時期に書かれ、やや明るく挑戦的な曲調が特徴の第1番と、作曲家の健康悪化と当局からの圧力が増す中で作曲され内省的な性格を持つ第2番を収録。第2番は、横浜シンフォニエッタのライヴ・シリーズとして発売された演奏に今回新たな編集とミックスを施しています。 練り上げた作品理解により、曲に込められた苦悩と皮肉や回復といった作曲家の複雑な側面を引き出したクニャーゼフと、活気に満ちた指揮で管弦楽のテクスチャに鮮やかな解釈を加えた山田和樹という2人の相互作用により、これらの作品が持つ暗い激情と豊かな音楽性という二面性を見事に捉えた、強い説得力を持つ演奏に仕上がっています。収録作曲家:
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モーツァルト(1756-1791):
ピアノ協奏曲
第6番/第8番「リュッツォウ」/第18番 [オルガ・パシチェンコ、イル・ガルデリーノ]発売日:2026年03月06日
CD国内仕様 日本語解説付き価格:3,520円(税込、送料無料)
モーツァルトが好んだモデルの楽器による快演!
作品像の真相に迫るシリーズ第3弾19世紀以前の作曲家たちが親しんでいたモデルの楽器を探り、適切な奏法で作品成立当時の響きに迫るピアニスト、オルガ・パシチェンコ。日欧で絶賛を博したメンデルスゾーン姉弟の作品集(ALPHA1119/NYCX-10514)に続くアルバムは、古楽大国ベルギーの精鋭集団イル・ガルデリーノとの共演によるモーツァルトのピアノ協奏曲集第3弾。ザルツブルクでの青年期の作2曲とウィーンでの全盛期の作品、計3曲を収録しています。 18世紀後半当時、各地で製作家たちが試行錯誤を続けていたピアノは工房ごとに個性が大きく異なり、モーツァルトも様々な楽器を試していたことが史料から判っていますが、ここではザルツブルク時代の2曲に当時の彼が好ましいと言及したシュペート工房のタンゲンテンフリューゲルを使用。ややチェンバロに近い独特の煌びやかな音色をパシチェンコは鮮やかに音楽的な響きへと結実させ、各パートの楽音が際立つ小編成オーケストラと絶妙なアンサンブルを繰り広げます。 (...)収録作曲家:
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メンデルスゾーン(1809-1847):
交響曲 第2番「賛歌」 [鈴木雅明、バッハ・コレギウム・ジャパン 他]発売日:2026年03月06日
SACD-Hybrid国内仕様 日本語解説/歌詞日本語訳付き価格:3,740円(税込、送料無料)
鈴木雅明&バッハ・コレギウム・ジャパン、
バッハの復興者メンデルスゾーンの大作を初録音!2024年の宗教改革記念日にあたる10月31日、鈴木雅明とバッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)は東京オペラシティ コンサートホールでメンデルスゾーンの交響曲第2番「賛歌」を演奏し、大きな話題となりました。このアルバムは、コンサートに先立って3日間をかけて行われたセッション録音です。 現代のバッハ演奏者としての鈴木雅明とBCJにとってメンデルスゾーンは重要な存在で、これまでにも彼のカンタータやコラールに大作オラトリオ「エリアス」「パウルス」、メンデルスゾーン版の「バッハ:マタイ受難曲」などを演奏してきました。オペラシティでのコンサートプログラムに寄せられた鈴木のコメントによれば、2023年1月にザルツブルク・モーツァルテウム管で「賛歌」を指揮した際、「その素晴らしさに打ちのめされ、必ずやBCJで演奏・録音したいと、ただちに決心した」とのこと。熱意と周到な準備、BCJと共に積み重ねてきたドイツの教会音楽の演奏経験がここに結実しています。 (...)収録作曲家:
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ベートーヴェン(1770-1827):
弦楽四重奏曲 第7番・第8番「ラズモフスキー」 [キアロスクーロ四重奏団]発売日:2026年03月06日
SACD-Hybrid国内仕様 日本語解説付き価格:3,520円(税込、送料無料)
アリーナ・イブラギモヴァ率いるキアロスクーロ四重奏団によるベートーヴェン弦楽四重奏曲全集録音の第4弾。「ラズモフスキー・セット」として知られる作品59の第1番と第2番を収録しています。 規模と楽想の雄大さから「弦楽四重奏の英雄」とも呼ばれる第7番、前年に書かれたピアノ・ソナタ「熱情」に通じる暗く激しい情動の奔流を感じさせる第8番。これらは、ベートーヴェンのパトロンで、弦楽四重奏団を雇っていたラズモフスキー伯爵の委嘱によって生まれた作品で、それまでにない大きなスケールや斬新なアイディアによって当時の聴衆のみならず演奏家も当惑させました。しかしベートーヴェンは確固たる自信を持ち、演奏が難しいと訴えるヴァイオリニストに「この作品は君らのためのものではない、やがて来る世代のためのものだ」と語ったそうです。今日の弦楽四重奏団の中には初期の第1番から第6番は時代考証を踏まえた楽器や演奏法を用いる団体もありますが、そうした団体でも第7番以降はそこから離れてロマンティックな、あるいは現代楽器の特性に沿った演奏で臨むことがほとんどです。 (...)
収録作曲家:
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ダンツィ(1763-1826):
フルート三重奏曲 Op.71 [ロレンツォ・ガブリエーレ、アンナ・カイザー、ヨハネス・ベルガー]発売日:2026年03月27日
CD価格:2,250円(税込)
フランツ・ダンツィの「3つのフルート三重奏曲」は、作曲家晩年の室内楽を代表する作品であり、古典派から初期ロマン派への移行期の特徴を色濃く映しています。 マンハイム宮廷の音楽一家に生まれたダンツィは、父イノチェンツをはじめとする高度な音楽的環境の中で育ち、後年はカールスルーエを拠点に作曲家・指揮者・評論家として活動しました。生涯にわたりモーツァルトへの深い敬愛を抱くとともに、弟子ウェーバーとの交流は、彼のロマン派的美意識を育む重要な要素でした。 この作品71の三重奏曲は詩情、ドラマ性、民族的要素を取り込み、3曲それぞれが異なる性格を持っています。チェロを独奏的に扱う緻密な書法にダンツィの個性が示されています。 ロレンツォ・ガブリエーレは、18~19世紀タイプのフルート(トラヴェルソ)を使用し、バロックからロマン派までの広範なレパートリーを持っています。2019年のテレマン国際コンクール第1位をはじめ、数多くの受賞歴を誇る他、演奏活動と音楽学研究を結びつけ、未発見の作品の出版にも尽力しており、フルートのレパートリー拡大に大きく貢献しています。
収録作曲家:
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アルブリーチ(1631-1687):
宗教カンタータ集 [マンフレート・コルデス、ブレーメン・ヴェーザー=ルネサンス]発売日:2026年03月27日
CD価格:3,000円(税込、送料無料)
17世紀ローマを中心にヨーロッパを股にかけて活躍した作曲家
アルブリーチの貴重な作品集ヴィンチェンツォ・アルブリーチは、1631年に歌手の子供としてローマに生まれ、1641年からはコレギウム・ゲルマニクムでジャコモ・カリッシミに学びました。1647年にサンタ・マリア・イン・ヴァッリチェッラ教会のオルガニストを務めた後、スウェーデンのクリスティーナ女王の宮廷やイギリスのチャールズ2世の宮廷にも仕え、ドレスデンの宮廷ではハインリヒ・シュッツの下で副楽長を務めるなど国際的に活躍し、プラハでその生涯を終えました。 ドレスデンに数多く残されていたアルブリーチの作品は、1760年にプロイセン軍がドレスデンを包囲・砲撃した際に焼失してしまいましたが、スウェーデンのウプサラのデューベン・コレクションには約70の作品が現存し、そこからラテン語による教会音楽7曲と器楽合奏曲2曲を収録したのがこのアルバムです。これらは、1から5声部の声楽パートを中心に、2~4声部の弦楽器パートと通奏低音という編成による教会カンタータと呼べるジャンルのものです。 「オラトリオの父」カリッシミから劇的な書法を学んだと思われるアルブリーチの音楽は、17世紀ローマのバロック音楽の最良の例と呼ぶのにふさわしい充実した作品群となっています。 (...)収録作曲家:
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ヴィヴァルディ(1678-1741):
歌劇《オリンピーアデ》RV725 [アレッサンドロ・デ・マルキ、マルゲリータ・マリア・サラ、ベネデッタ・マッツォカート、ラファエレ・ペ、ベジュン・メータ他]発売日:2026年03月27日
CD 3枚組価格:8,625円(税込、送料無料)
インスブルック古楽音楽祭2023の話題の公演、
ヴィヴァルディの《オリンピーアデ》がCDで登場!ヴィヴァルディといえば、「四季」「調和の霊感」などヴァイオリンを中心とする協奏曲の作曲家として語られることが多いですが、近年では声楽作品、特にオペラに対する注目度が高まり、作品の上演・録音が頻繁に行われています。この《オリンピーアデ》もヴィヴァルディのオペラの代表作の一つとして注目を集めています。 《オリンピーアデ》の台本は、ウィーンの宮廷詩人であった当代随一の劇作家ピエトロ・メタスタージオが、1733年に神聖ローマ皇帝カール6世の皇后エリーザベト・クリスティーネ(マリア・テレジアの母)の誕生日のために書きおろしたもの。アントニオ・カルダーラが作曲し、上演されました。 オリンピアの地で主神ゼウスに捧げる競技大会であった古代オリンピックを題材に、過去の恋愛や友情でつながる4人の男女が、勝ったものには王女を与えるという競技に巻き込まれるという波乱の恋物語は大ヒットし、この後、この台本を基に70人以上もの作曲家が音楽を付けたのでした。ヴィヴァルディの作品はその3作目に当たり、1734年にヴェネツィアのサンタンジェロ劇場で初演されると話題を呼んで大ヒットとなりました。男同士の友情、男女の恋愛、成り代わりが生む悲劇、死んだと思われた王子の登場、そして大団円という劇的な展開をヴィヴァルディの音楽が巧みに盛り上げています。 (...)収録作曲家:
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ブラムバッハ(1833-1902):
ピアノ四重奏曲
ピアノ六重奏曲 [エルンスト・ブライデンバッハ、インゴ・デ・ハース、トーマス・レッセル、ミハイル・ネムトソフ 他]発売日:2026年03月27日
CD 2枚組価格:5,250円(税込、送料無料)
カスパール・ヨーゼフ・ブラムバッハは、ボン近郊に生まれ、ヒラーやライネッケらに学んだドイツ・ロマン派の作曲家。1850年代に室内楽作品で頭角を現し、演奏家・教育者としても活動の幅を広げ、1861年には故郷ボンの音楽監督に就任しました。ヘンデルやハイドンから珍しい作品までを取り上げた意欲的な企画で注目を集める一方、専用のオーケストラがないなどの環境的制約やメディアの批判などにより1869年に辞任を余儀なくされます。その後は合唱音楽の創作に比重を移し、ドイツ国内外で大きな成功を収めましたが、保守的な作風ゆえに後世では評価されることがありませんでした。 ここで聴ける作品は、彼が高度な構成力と詩情を備えた作曲家であったことを示しています。ヴィオラ2本を含む特徴的な編成によるピアノ六重奏曲では、若き作曲家の自信と創意が鮮やかに示され、ピアノ四重奏曲ではシューマン的な伝統に拠った変ホ長調から、成熟期に書かれたイ短調、循環形式による晩年のト短調まで、ロマン派の正統的語法を基盤としつつ、ブラムバッハの内面的深化が示されています。
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アルノルト・メンデルスゾーン(1855-1933):
交響曲 第2番
ヴァイオリン協奏曲 [ウルリヒ・ヴィントフール、ハンブルク交響楽団、ジリン・グオ]発売日:2026年03月27日
NMLアルバム番号:555665-2CD価格:3,000円(税込、送料無料)
思想家モーゼス・メンデルスゾーンの曾孫で、父がフェリックス・メンデルスゾーンの従兄(いとこ)でもあるアルノルト・メンデルスゾーンは、合唱音楽の分野で高い名声を得ながらも、器楽・管弦楽においても優れた作品を遺した作曲家でした。 シレジアのラーティボーアに生まれ、ベルリンでキール、タウベルトらに学び、1880年にボンでオルガニストおよび教育者として活動を始めました。1883年からはビーレフェルトの楽友協会で音楽監督を務め、モーツァルトやフェリックス・メンデルスゾーンの作品、ベートーヴェン《第九》などを指揮。1890年以降はダルムシュタットを拠点とし、後にホッホ音楽院(現フランクフルト音楽・舞台芸術大学)教授として多くの後進を育てました。 1919年以降は器楽作品に創作の重心を移し、1921年には異例とも言える長大な序奏を持つヴァイオリン協奏曲を発表しました。翌年に書かれた交響曲第2番は4楽章構成、演奏時間40分近い大作。彼は1890年にブルックナーの第7交響曲を聴いて大きな感銘を受け、この曲の第1楽章はブルックナーへのオマージュとされていますが、類似性はありません。舞曲の要素と内省的な楽想が交互する作品で、この曲の初演が成功した際には、当時ベルリン・フィルの首席指揮者に就任したばかりのヴィルヘルム・フルトヴェングラーが「次の交響曲はぜひとも私が初演したい」と語ったと伝えられます。 ヴァイオリン協奏曲でソリストを務めるジリン・グオは数々のコンクールで入賞歴を持つ中国期待の奏者です。
収録作曲家:
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ファン・デア・パルス(1884-1966):
〈弦楽四重奏曲集 第2集〉
弦楽四重奏曲 第4番-第6番
フルート五重奏曲他 [ヴァン・デア・パルス四重奏団、ウラ・ミールマン]発売日:2026年03月27日
NMLアルバム番号:555743-2CD価格:2,250円(税込)
レオポルド・ヴァン・デア・パルスはオランダ人の父とデンマーク人の母の下にサンクトペテルブルクで生まれ、同地で音楽を学びました。その後、ローザンヌを経てにベルリンでグリエールに師事。ロマン派、印象主義、民族的要素を融合し、精神性を重視した独自の作風を築きました。 ここでは第1集(555282)に続く後期の弦楽四重奏曲を中心に収録。未完成の四重奏曲は新婚期の幸福感に満ちた抒情的な作品。第4番の第1楽章は短い動機の変奏が特徴。第5番は戦時下の孤立を描き、第6番は「言葉なきレクイエム」。全編が悲嘆の旋律に満ちています。併録のフルート五重奏曲は、フルートの幻想的響きが印象的な作品です。 ヴァン・デア・パルス四重奏団は、レオ ポルド・ヴァン・デア・パルスの孫がチェロを務めるスウェーデンのアンサンブルで、情熱的で一体感に満ちた演奏が高く評価されています。
収録作曲家:
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サッリネン(1935-):
交響曲全集/協奏曲
バラバの対話/室内楽作品集
[8枚組 BOX] [アリ・ラシライネン、ラインラント=プファルツ州立フィルハーモニー管弦楽団、ノールショピング交響楽団、アルト・ノラス 他]発売日:2026年03月27日
CD 8枚組価格:13,200円(税込、送料無料)
2025年に90歳を迎えたフィンランド楽壇の重鎮アウリス・サッリネンの交響曲全曲と主要な管弦楽作品を集めたセット。サッリネンはシベリウス音楽院でヨーナス・コッコネンらに師事、卒業後は作曲の教師を務めながらフィンランド放送交響楽団で指揮者としても活動しました。フィンランド政府から終身年金受給資格を得てからは創作活動に専念しています。 近代以後のフィンランドの作曲家にとって交響曲の創作は、シベリウスの模倣を避けつつ独自性を打ち立てるという挑戦でもありました。サッリネンの作品は調性を含む古典的な形式や素材を土台に現代性を表現しようとするもの。音響面での実験性や前衛性は少なく、息の長い旋律、冷たさを感じる音色、重厚な構成などが特徴で、地理的に近く文化的な交流のあった当時のソ連/ロシアやエストニアの20世紀音楽に通じる要素も感じられます。規模はいたずらに長大化することなく、演奏時間は15分前後から40分弱。 このセットの更なる魅力は、シベリウス・アカデミーゆかりのすぐれた演奏家が起用された協奏曲や室内楽作品。超絶的なアコーディオン奏者として来日公演でも人気を博したミカ・ヴァユリュネンや、チャイコフスキー・コンクール第2位入賞で長谷川陽子や上村文乃らの指導者としても知られるアルト・ノラスらの演奏は、これらの作品の基準となるものでしょう。 サッリネンは聖書においてキリスト磔刑の際に釈放されたバラバに関心を寄せており、ここにも複数の作品が収められています。
収録作曲家:
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E.T.A.ホフマン(1776-1822)の音楽
管弦楽、室内楽、器楽、教会音楽から歌劇まで [ヨハネス・ゴリツキ、ノイス・ドイツ・チェンバー・アカデミー、ヴォルフガング・ブルンナー 他]発売日:2026年03月27日
CD 8枚組価格:13,200円(税込、送料無料)
幻想文学で名高いE.T.A.ホフマンの生誕250周年を記念し、彼の音楽家としての業績を再訪しようというcpoらしいボックス。 モーツァルトの20年後に生まれたホフマンは、本名エルンスト・テオドール・ヴィルヘルム(E.T.W.)・ホフマンながら、モーツァルトを敬愛してその名前アマデウスをとってE.T.A.ホフマンを名乗るほどの音楽好きでした。法律家の家に生まれ裁判官となりますが、ナポレオン戦争で職を追われて劇場監督の職を得たのを契機に、音楽評論や音楽作品の創作活動を活発化させます。唯一の交響曲や5つのピアノ・ソナタ、オペラなどの舞台作品や教会音楽など、多岐にわたる創作活動のうち主要作品をカバーした当セットは作曲家E.T.A.ホフマンに関心のある人にとって最良のガイドとなることでしょう。 ホフマンは全作品の約半数を舞台音楽の分野に費やし、ドイツ語オペラと音楽劇の可能性を真剣に模索しました。歌劇《愛と嫉妬》は、1804年に着想され1807年に完成したホフマン最初期の本格的オペラですが、劇場から上演を拒否されてしまった、いわば幻の作品。メロドラマ《ディルナ》は、インドを舞台に異国趣味、朗読、音楽を融合させた幻想的な作品。宗教音楽ではカトリック的な志向が強く、厳粛かつ劇的な面を備えた作品を生み出しました。 (...)
収録作曲家:
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オコイエ(1972):
籠に入れられた鳥たちが歌う時 [ケネス・キースラー、ミシガン大学合唱団&交響楽団、リタ・コバーン、アンジェラ・ブラウン、サイラス・チェスナット 他]発売日:2026年03月27日
CD価格:2,100円(税込)
ニューヨーク・タイムズ紙に「心を掴む」「情熱的」と評された作曲家・作詞家ンケイル・オコイエ。これまでにアメリカン・プライズ(声楽室内楽部門)受賞(2023)をはじめ、多数の賞を獲得、2020年にはデトロイト交響楽団のレジデンス・コンポーザーを務めました。作品は主要オーケストラや多くの演奏家によって委嘱・上演され、彼女独自の音楽語法が高く評価されています。教育者としても各地で教鞭を執り、現在はアメリカン・オペラ・プロジェクトのアーティスティック・チェアなど要職を担っています。 この代表作『籠に入れられた鳥たちが歌う時』は、作家・活動家のマヤ・アンジェロウの活動からインスパイアされたアフリカ系アメリカ人女性の持つ変革の力を讃えています。教会音楽(黒人霊歌)を基盤にミニマリズムや即興性を融合し、逆境を希望へと変える力を讃える「音楽の祭典」として、独唱者、合唱団、オーケストラが一体となって奏でる、希望と可能性に満ちた、聴き手を明るい気持ちにする音楽です。
収録作曲家:
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レフィク・カヤ(1991-):
〈ギター作品集〉
ギター・ソナタ 第1番
スケッチ集他 [ジェリル・レフィク・カヤ]発売日:2026年03月27日
CD価格:2,100円(税込)
トルコ生まれのコンポーザー・ギタリスト、ジェリル・レフィク・カヤの自作自演集。その作品の多くは、スペインのギター音楽の流れを汲むスタイルで、平明で親しみやすいメロディをもとに書かれています。それがスケッチ集になるとトルコの色合いが混じり、第1次大戦の時の流行歌Yavuz Geliyor Yavuzによる変奏曲では、哀感を帯びた「これぞトルコ!」という旋律(ファジル・サイの名作を思わせる)が9分間にわたって展開されてゆきます。
収録作曲家:
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ハイドン(1732-1809):
〈バリトン三重奏曲集 第3集〉
第26、50、57、72、80、82番 [バレンシア・バリトン・プロジェクト]発売日:2026年03月27日
CD価格:2,100円(税込)
ヨーゼフ・ハイドンは25年以上にわたり、エステルハージ家の宮廷音楽家として仕え、とりわけ音楽愛好家として知られる当主ニコラウス1世の庇護のもとで創作活動を大きく発展させました。侯爵が強い関心を寄せたのが、当時の擦弦楽器バリトンです。バリトンはヴィオール属に属し、通常の演奏弦に加えてネック裏に多数の共鳴弦を備え、豊かな響きと、左手の親指で共鳴弦をはじく独特のピッチカート効果を生み出します。その一方で、調弦と演奏の難しさから19世紀にはほぼ忘れ去られました。 ハイドンは主君の要望に応えるためこの楽器を研究し、バリトン、ヴィオラ、チェロによる三重奏曲を中心に前例のない規模の作品群を生み出しました。これらの作品には、バリトンの特性を最大限に活かした親密で多彩な表現が凝縮されており、エステルハージ家とハイドンの緊密な関係が生んだ、特異かつ貴重な音楽遺産といえます。この第3集には、優雅な装飾性、内省、対話、バリトン特有のピッチカートや共鳴弦の効果など、多彩な表情をもつ6曲を収録。 バレンシア・バリトン・プロジェクトは、スペイン・バレンシアを拠点とする国際的アンサンブル。マシュー・ベイカー率いる世界でも数少ないバリトン演奏団体として、ハイドン作品の演奏・録音と現代作曲家への委嘱を通じ、この忘れられた楽器の魅力を世界に発信しています。
収録作曲家:
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ピリオド楽器による
ヴィエニャフスキの室内楽作品集 [ミコワイ・ズグウカ、ピオトル・パヴラク]発売日:2026年03月27日
CD価格:4,050円(税込、送料無料)
ヘンリク・ヴィエニャフスキは「ヴァイオリンのヴィルトゥオーゾ」と称され、ポーランド・ヴァイオリン楽派の中心的人物として演奏史に大きな足跡を残しました。この録音は、伝記資料や当時の奏法研究を踏まえ、ガット弦を張った時代楽器による演奏でその技法と響きを再現する試みであり、若き日の「アレグロ・ド・ソナタ」から、晩年の「東洋風幻想曲」に至るまでを収め、作曲家としての発展をたどります。絶えざる旅と過酷な演奏活動の中で名声を築き、リストやワーグナーと同時代に活躍したヴィエニャフスキの作品は、今日もなおヴァイオリン技巧の重要な指標であり続けています。 ミコワイ・ズグウカは、ポーランド、スイス、ドイツで研鑽を積んだ古楽ヴァイオリニスト。18世紀後半から19世紀前半のレパートリーを中心に演奏を重ね、ドレスデン祝祭管弦楽団やアニマ・エテルナ・ブリュッヘのメンバーとして活動するほか、バッハ・コレギウム・ジャパン、アカデミー・オヴ・エンシェント・ミュージックなど国内外の主要古楽アンサンブルと共演しています。
収録作曲家:
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20世紀ポーランドのチェロ・ソナタ集
シャロネック、シュヴィデル 、ルジツキ [アダム・クシェショヴィエツ、アンナ・クシェショヴィエツ]発売日:2026年03月27日
CD価格:4,050円(税込、送料無料)
ポーランドの作曲家による3つの重要なチェロ・ソナタを収録。20世紀前半から戦後にかけての音楽的変遷とチェロの豊かな表現力を示しています。 1958年のシャロネクのソナタは、フィボナッチ数列に基づく緻密な構造を持ち、葬送行進曲や民族舞踊の要素を前衛的語法で統合した意欲作。その翌年に書かれたシュヴィデルのソナタは、新古典派の枠組みにバロック的対位法と新ロマン派の抒情を融合させ、即興的なフレーズを交えつつ、終楽章で劇的に結ばれる構成が巧みです。1906年作曲のルジツキのソナタは「若きポーランド」運動を代表する作品で、ドラマチックな後期ロマン派風の響きの中に、繊細な旋律が入り混じって幻想的な雰囲気を醸し出します。 チェリストのアダムはポーランド国立放送交響楽団の首席で、国内外でソリストや室内楽奏者として活躍。アンナは、室内楽や教育の場で高く評価され、共演者からの信頼が篤いピアニスト。2人は2010年から共演をはじめ、古典派から現代音楽まで幅広いレパートリーを演奏するほか、知られざる名曲の発掘にも情熱を注いでいます。
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20世紀フランスのフルート作品集
ゴーベール、ミヨー、フォーレ、サンカン [ヤン・クシェショヴィエツ、ティモテウシュ・ビェス]発売日:2026年03月27日
CD価格:4,050円(税込、送料無料)
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ハイドン(1732-1809):
オラトリオ『天地創造』 Hob. XXI:2 [ジュリアン・ショーヴァン、ジュリー・ロゼ、スタニスラス・ド・バルベラック、ナウエル・ディ・ピエルロ、ナミュール室内合唱団、ル・コンセール・ド・ラ・ロージュ]発売日:2026年03月27日
CD 2枚組価格:3,525円(税込、送料無料)
革命期のパリを沸かせた響き!
フランス語歌唱で鮮やかに蘇るハイドン晩年の傑作ウィーンでの初演から2年後の1800年クリスマスイヴに、ナポレオン支配下のパリでフランス語台本によりフランス初演されたハイドンの『天地創造』。その際に作成されたオーケストラ用の楽譜は残っていないものの、当時パリで名声を得ていたピアニスト兼作曲家のシュタイベルトがフランス語訳の台本に添えたピアノ伴奏版(ヴォーカルスコア)が残っており、これをもとに19世紀初頭のパリ・オペラ座で使われていた実演用の様々な楽譜を参照、失われたパリ初演稿の素顔に迫ったフランス語歌唱の『天地創造』がALPHAで録音されました。 ジュリアン・ショーヴァン率いる古楽器楽団ル・コンセール・ド・ラ・ロージュは同レーベルでモーツァルト最後の交響曲3曲など大作群を披露し高い評価を博してきたほか、その前にはハイドンのパリ交響曲6曲を中心としたシリーズをApartéレーベルで成功させています。 (...)収録作曲家:
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クープラン、シャルパンティエ、ド・ラランド
聖週間のための音楽
フランソワ・クープラン(1668-1733):
ルソン・ド・テネブル
ド・ラランド(1657-1726):
ミゼレーレ [エルヴェ・ニケ、ル・コンセール・スピリチュエル]発売日:2026年03月27日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
女声合唱による「ルソン」
ニケが手がけるフランス聖週間音楽フランス・バロックを代表する鍵盤音楽の大家として知られるクープランが残した教会音楽の中でも、指折りの傑作との呼び声が高い3つの『ルソン・ド・テネブル』を中心に、同時代のフランスでも特に重要な教会音楽作曲家2人の充実作を加え、それらを女声合唱で演奏したアルバム。指揮者ニケはバロック期にも存在した女声合唱の実像を長年にわたり追い続けており、ここでも各作品が17~18世紀当時に女子修道院でも演奏された背景を踏まえ、通常はソロで歌われるところを7人のソプラノのユニゾンで歌わせています。 通奏低音は多忙な名手トゥルモー・ダーレンが奏でるバロック・チェロと斎藤由香のガンバ、オルガンのフランソワ・サン=ティヴに加えブリュノ・エルストロフェールらテオルボ奏者が3人。この特徴的な編成から醸し出される充実した響きは、イエスの死と人の罪に思いを馳せる聖週間向けに書かれたこれらの音楽が持つ瞑想的雰囲気にもよく合い、悲哀を帯びた静謐な和声の重なりを瑞々しい感覚で味わわせるものとなっています。 締めくくりはリュリ亡き後に老境のルイ14世の王室音楽総監督を務めた大家ド・ラランドの『ミゼレーレ』。切なる祈りが続く長大な音楽を、ソプラノの澄んだ声の重なりによる忘れがたい響きがひときわ深い余韻と共に堪能させてくれます。 -
ガルシア=アラルコン(1976-):
『イエスの受難、またはユダの福音書』
オラトリオ形式の音楽によるカノンの迷宮 [レオナルド・ガルシア=アラルコン、カペラ・メディテラネア、ナミュール室内合唱団 他]発売日:2026年03月27日
2CD+BK 2枚組価格:5,550円(税込、送料無料)
多様な様式で織りあげられた「フュージョン古楽」の新作オラトリオアルゼンチンに生まれ、フランス語圏を中心にバロック作品の指揮者として高く評価されてきたレオナルド・ガルシア=アラルコンが、自ら作曲家として長年の構想を形にしたオラトリオ『イエスの受難、またはユダの福音書』の全曲録音。彼が生まれた頃に古代ローマ末期の写本が発見された聖書外典『ユダの福音書』を軸に編まれた全9歌からなるイエス受難と復活の物語で、台本には当該の古文書の他にも新約聖書や中世の聖歌、ルター派コラール、バロック期の讃歌、倒錯的な映像監督として知られるP.P.パゾリーニの宗教詩など広範な史料から引用がなされています。20世紀ラテンアメリカ文学を代表する博覧強記の作家J.L.ボルヘスと、ガルシア=アラルコン自身も深く傾倒してきた作曲家バッハへの敬愛が込められた当作品には「オラトリオ形式の音楽によるカノンの迷宮」との副題が添えられています。 (...)
収録作曲家:
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トマジ、ジョンゲン、
フローラン・シュミット、ケクラン 他:
トランペット協奏作品集 [ゼバスティアン・ベルナー、エリアス・グランディ、フランクフルト放送交響楽団]発売日:2026年03月27日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
2022年モーリス・アンドレ・コンクール覇者、
ベルナーのトランペット協奏曲集2022年モーリス・アンドレ国際トランペット・コンクール第1位ほか、輝かしい入賞歴を誇るトランペット奏者ゼバスティアン・ベルナー。精鋭揃いで知られるフランクフルト放送響の首席奏者を2022年から務めており、2024年アルティノグルとの来日公演ではマーラーの交響曲第5番冒頭で素晴らしいソロを聴かせてくれました。 今回のソロデビュー・アルバムで彼が選んだレパートリーは、フランスとベルギーの作曲家たちにより20世紀前半に書かれたトランペット協奏曲。人気曲トマジやシュミットの他はあまり知られない作品を収録しており、ジョンゲンのコンチェルティーノは管弦楽版世界初録音、ジョンゲンの弟子ステッケの協奏曲は損傷した手稿譜から復元され今回が世界初録音、ケクランの「ケルヴェレアンの歌」はこの編曲版での世界初録音となっています。 共演は2025年から札幌交響楽団首席指揮者を務めるエリアス・グランディと、ベルナーとは篤い信頼で結ばれたフランクフルト放送響。色彩豊かな響きの中で、ベルナーの輝かしい超絶技巧と深い歌心が、これらの歴史的な音楽遺産に鮮烈な命を吹き込みます。収録作曲家:
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ヘンデル(1685-1759):
オラトリオ『メサイア』 [ピーター・ウィーラン、アイルランド・バロック・オーケストラ、アイルランド・バロック合唱団]発売日:2026年03月27日
CD 2枚組価格:4,875円(税込、送料無料)
初演地ダブリンに古楽器演奏で響く「生まれたての『メサイア』」の佇まい1742年ダブリンで初演され、やがてヘンデルの代表作として不朽の名声に彩られてゆくことになる傑作オラトリオ『メサイア』。ここではアイルランドを代表する古楽器アンサンブルが、史料から推察できる初演時の状況にできるだけ近づけた小規模編成で「生まれたて」の傑作の姿に迫ります。 声楽パートは独唱者を含めソプラノ4、アルト3、テノール3、バス3という構成で、独唱も合唱に加わるスタイル。4/3/2/2/1の弦楽編成で木管なし、これにトランペット2とティンパニが加わり、チェンバロとオルガンが通奏低音で入るオーケストラと織りなされるアンサンブルは、緊密かつ様式感にあふれ、聴き進めるほどに惹き込まれる求心力に貫かれています。その精緻な解釈のうちに現れるハレルヤ・コーラスの迫力は比較的小規模な編成だったことを忘れさせるほど。第2部後半にあるソプラノのアリア「麗しきかな、善き知らせを告げる者」はアルト(カウンターテナー)二重唱に合唱の続く形で歌われるなど初演版の特徴が活きているのも聴きどころです。 躍進めざましいアレクサンダー・チャンスはじめ独唱陣の歌唱も充実度満点。並み居る名盤群にも劣らない聴き深めがいある全曲録音です。
収録作曲家:
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ビゼー(1838-1875):
歌劇《カルメン》 [アデル・シャルヴェ、ジュリアン・ベール、エルヴェ・ニケ、ヴェルサイユ王室歌劇場管弦楽団&合唱団 他]発売日:2026年03月27日
3CD+DVD 4枚組日本語字幕無し価格:6,075円(税込、送料無料)
楽器・奏法・衣装・舞台美術まで初演時に迫った《カルメン》古楽器初全曲録音1875年、ビゼーの早世直前にセリフを伴うオペラ=コミーク形式で初演され、後にセリフをレチタティーヴォに置き換えた版で世界的人気を博すことになる傑作《カルメン》。近年になって発見された初演時の詳細な演出ノートに基づき、衣装・舞台美術を再現した上演が2023年にルーアン・ノルマンディ歌劇場で収録され、ロマン派フランス音楽センターPalazzetto Bru Zaneのレーベルで映像ソフト化された(BZ3001)のも記憶に新しいところですが、初演150周年にして作曲者ビゼーの歿後150周年にもあたる2025年にヴェルサイユ宮殿の王室歌劇場で上演されたエルヴェ・ニケ指揮による《カルメン》は、2023年のルーアンで衣装・舞台美術を手がけたチームによる歴史的舞台再現に加え、オーケストラも当時のモデルの楽器と奏法に徹底してこだわった、本格的な時代考証派のステージとなりました。 その際ライヴ収録された当セットは嬉しいDVD映像付。 (...)
収録作曲家:
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シルカ・ディエム
フルート、アコーディオン、チェロによる
アルビノーニと現代作品 [トリオ・レズール・ブルー]発売日:2026年03月27日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
バロックと現代の対話、太陽の軌跡を辿る光と影の音楽的フレスコ画フルート、アコーディオン、チェロというユニークな編成で時代をつなぐトリオ・レズール・ブルー(Les Heures Bleues)によるアルバム『Circa Diem(シルカ・ディエム)』。「ほぼ一日」を意味するタイトル通り、本作は深夜の静寂から夜明け、眩しい正午、黄金の時間、そして黄昏へと移ろう太陽の軌跡を、人生のサイクルになぞらえています。トマゾ・アルビノーニの作品1のソナタを軸に、5人の現代作曲家が特定の時間の光にインスパイアされて書き下ろした新作を織り交ぜるという凝った内容。17世紀の旋律と現代の響きが、過去と現在の対話のようにシームレスに繋がり、一日の光の移ろいを絶妙に描写しています。 深い夜の静けさから黄昏の影まで、異なる時代の音楽が共鳴し合う51分間。時代を超越した響きの中で、一日、そして一生という時間の流れに想いを馳せる音の旅をお楽しみください。
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発売日:2026年03月27日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
2022年バンフ覇者イシドア・カルテット、鮮烈なるデビュー2022年バンフ国際弦楽四重奏コンクール優勝、2023年エイヴリー・フィッシャー・キャリア・グラント受賞の輝かしい経歴を持ち、世界が熱視線を送るニューヨークの気鋭イシドア弦楽四重奏団待望のデビュー・アルバム。「Adorations(崇拝/敬愛)」のタイトルを持つこのCDは、弦楽四重奏という形式へのラブレターであり、人生の喜び、驚き、そして人との絆を讃えるコンセプト・アルバムです。ハイドンの才気と温かみに満ちた作品と、メンデルスゾーンが結婚直後の幸福の中で書き上げた輝かしい作品に加え、魂の浄化をもたらすバーバーの「アダージョ」、アルバムの核となるプライスの「アドレーション」を収録した意欲的なプログラム。 ジュリアード弦楽四重奏団の初期のヴァイオリニスト、イシドア・コーエンの名を冠した彼らは、同カルテットの伝説的チェリスト、ジョエル・クロスニックの薫陶を受け、「古典を新作のように、新作を古典のように」アプローチする哲学を体現しています。2025年に亡くなった恩師に捧げられた本作は、卓越した技術と瑞々しい感性が融合した、新時代の幕開けを告げる必聴盤です。
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発売日:2026年03月27日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
当時の楽器の組み合わせと編曲を通じて浮かび上がるバッハの企図自作品をたびたび別編成向けに編曲・再利用したことで知られる大バッハの作品を、現存する楽譜の指定と異なる編成で、バッハ自身が耳にしたであろうモデルの再現古楽器で演奏したアルバム。 選曲の中心を占めるのは、現存譜がヴィオラ・ダ・ガンバとオブリガート・チェンバロの二重奏で弾く形になっているものの、鍵盤の右手パートが独立した旋律声部になっているためトリオ・ソナタ編成の原曲が存在していたと考えられている3曲のソナタBWV 1027~1029で、ここではフルート、フォルテピアノとチェロからなるトリオ編成で演奏しています。他にオルガン独奏向けながらやはり足鍵盤を低音部、手鍵盤の左手・右手をそれぞれ旋律パートに宛てているトリオBWV 583を同様の編成で収録、また鍵盤独奏のための幻想曲BWV 904はフォルテピアノ独奏で演奏。 (...)
収録作曲家:
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ヴィラ=ロボス(1887-1959):
ギター協奏曲
アサド(1978-):
協奏曲「サッシ=ペレレ」
ナザレー(1863-1934):
ブレジェイロ他 [ガエル・ソラル、ロベルト・ベルトラン・サバラ、ワロニー王立室内管弦楽団]発売日:2026年03月27日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
リオの魔法といたずら心、ガエル・ソラルが描くブラジルフランス出身でありながら、リオデジャネイロでの暮らしや当地のミュージシャンとの交流によって得た「カリオカ(リオっ子)」のリズムを体現するギタリスト、ガエル・ソラルが放つ待望の協奏曲集。 本作を貫くテーマはブレジェイロ(Brejeiro)――ブラジル文化に根付くいたずら心と、底抜けの生きる喜びです。アルバムの核となるクラリス・アサド(セルジオ・アサドの娘)による協奏曲「O Saci-Pererê」は、ブラジルの伝説的な妖精「サッシ」を描いた魔法のような作品。これに加え、巨匠ヴィラ=ロボスの名作、そしてブラジル音楽の母シキーニャ・ゴンザーガの作品をギターとオーケストラのために編曲した世界初録音を含む、意欲的なプログラムとなっています。 ロベルト・ベルトラン・サバラ指揮ワロニー王立室内管弦楽団と共に、ソラルはリオ特有の揺らぎと熱気を鮮やかに表現。サウダージ(哀愁)からカーニバルの熱狂まで、ギターと管弦楽が織りなす極上のブラジル音楽をお楽しみください。
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ディアス=ヘレス:
〈METALUDIOS メタルディオ 第3集〉
メタルディオ 第6巻・第7巻 [グスタボ・ディアス=ヘレス]発売日:2026年03月27日
CD価格:2,700円(税込)
このメタルディオ・シリーズは1970年カナリア諸島生まれの作曲家グスタボ・ディアス=ヘレスによる実験的ピアノ小品集。題名は「高次」「超」を意味するメタと、ラテン語で「遊ぶ/演奏する」を意味するludēreに由来します。 第6巻・第7巻の各曲は、科学的プロセス、神話や、ラヴェルをはじめとする敬愛する作曲家や芸術家へのオマージュといったコンセプトで書かれています。高度な技巧に加え、ピアノの内部奏法など特殊技法も用い、音楽・科学・テクノロジーと想像力が交錯する曲集です。
収録作曲家:
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CON SILENCIO VIBRANTE
現代スペインとラテンアメリカの作品集 [タジェール・ソノーロ]発売日:2026年03月27日
NMLアルバム番号:IBS-192025CD価格:2,700円(税込)
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エルコレカ(1969-):
〈作品集〉
アメツァク
トランス他 [ガルシア・ロドリゲス、ザイール・アンサンブル]発売日:2026年03月27日
NMLアルバム番号:IBS-242025CD価格:2,700円(税込)
現代スペインを代表する作曲家ガブリエル・エルコレカの作品集。精神や記憶、時間の感覚をテーマに、洗練されながらも親しみやすい音楽世界を描きます。中心となる「アメツァク」は「夢」から着想を得た連作で、音と時間の新たな感覚を提示します。他、個性的な4曲を収録。
収録作曲家:
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J.S.バッハ(1685-1750):
フランス組曲(全曲) [セドリック・ペシャ]発売日:2026年03月27日
CD 2枚組日本語解説付き価格:4,875円(税込、送料無料)
名手ペシャが1901年製スタインウェイで紡ぐ、
人間味と歌心溢れる「フランス組曲」「ゴルトベルク変奏曲」や「平均律」に続き、セドリック・ペシャが満を持して発表する「フランス組曲」。ペシャ自身のスタジオで、彼が愛用する1901年製スタインウェイを使用して録音されました。さらにバッハの時代に近いと考えられる不均等律で調律することにより、現代一般的な平均律の響きとは一線を画す、各調性が持つ本来の性格や色彩が鮮やかに浮かび上がっています。 ペシャはここでバッハの音楽を決して厳格なものではなく、作曲家の「人間味」と「親密さ」を伝える対話として響かせます。チェンバロやクラヴィコードの奏法からも着想を得た、歌うようなカンタービレと舞踏の躍動感が共存するそのタッチは、聴き手をバッハの家庭に招き入れられたかのような温かな空間へと誘うことでしょう。 長調と短調を交互に配置した独自の曲順は、地上の重力と天上の昇華を行き来するという印象に基づくとのこと。喜びから哀愁そしてユーモアまで、バッハが音に託したあらゆる感情のひだを繊細に紡ぎ出した素晴らしい演奏です。収録作曲家:
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慈しみと愛のあるところには
ルネサンス初期のラウダを集めて [バティスト・ロマン、ル・ミロワール・ド・ミュジーク]発売日:2026年03月27日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
ルネサンスの洗練へと向かう多声ラウダの世界中世末期のイタリア中部でフランチェスコ会の修道士たちが民衆の信仰促進のため創出した、礼拝向けではなく民衆言語(イタリア語)で歌われる平明な宗教歌ラウダ。その歴史を13世紀のトスカーナ地方やウンブリア地方まで辿れるジャンルですが、やがてネーデルラント地方出身の作曲家たちが多声の精巧な音楽を書くようになる15世紀にも命脈を保ち、ルネサンス期ならではの多声ラウダも数多く残っていることが知られています。 中世からルネサンスにかけての知られざる音楽芸術の素顔を追い続ける音楽学者=古楽器奏者バティスト・ロマンを中心としたル・ミロワール・ド・ミュジークによるこの録音では、そうした多声音楽全盛期の楽譜史料に見つかるラウダを集め、中世末期のモデルを再現製作した楽器を多数交えた声楽・器楽アンサンブルで演奏。シンプルな伴奏による響きが簡素な中世風ラウダの演奏とは一味違う、知識人社会で精緻な音楽知を尽くして練り上げられた洗練を感じさせる解釈に触れることができます。 (...)
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J.S.バッハ(1685-1750):
教会カンタータ BWV 85&115
無伴奏チェロ組曲 第6番 [ル・バンケ・セレスト、ジュリアン・バル、セリーヌ・シェーン、アレクサンダー・チャンス、トーマス・ホッブズ、ブノワ・アルヌー]発売日:2026年03月20日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
チェロ・ピッコロが活躍するカンタータを同時期の無伴奏組曲と堪能現存手稿譜に「5弦のチェロのために」と明記されているバッハの無伴奏チェロ組曲第6番を中央に据え、同様のチェロ(ここでは5弦チェロ・ピッコロを使用)が独唱を彩るオブリガート独奏楽器として使われる教会カンタータ2作をその前後に配した選曲。カンタータはどちらもバッハのライプツィヒ聖歌隊監督着任後間もない頃の作品で、彼の無伴奏チェロ作品の推定成立時期とそれほど作曲年代が離れていません。 フランス語圏の名手が集う少数精鋭楽団ル・バンケ・セレストは、通奏低音以外のパートを合唱含め各1名で演奏(チェロもオブリガート独奏を受け持つジュリアン・バル以外は参加なし)。各楽器の存在感が際立つ室内楽風の緻密な音作りで、カンタータと無伴奏作品がなだらかに繋がる聴覚体験に誘います。 (...)
収録作曲家:
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予言 ~ バルト三国のアコーディオン協奏曲
エリッキ=スヴェン・トゥール、
トヌ・コルヴィッツ、
ペトリス・ヴァスクス [クセーニャ・シドロワ、パーヴォ・ヤルヴィ、エストニア祝祭管弦楽団]発売日:2026年03月20日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
シドロワとヤルヴィによるバルト三国へのオマージュラトビア出身のクセーニャ・シドロワとエストニア出身のパーヴォ・ヤルヴィによる、アコーディオンと管弦楽のための協奏作品を収めたアルバム。エストニアのトゥールとコルヴィッツによる2曲は、いずれも20分ほどの作品です。 トゥールの作品はボタン・アコーディオンを想定して作曲されているため、シドロワの弾く鍵盤アコーディオンでの演奏は大変困難だったとのこと。管弦楽とアコーディオンがお互いにフレーズを受け渡すように曲が進行し、プログレッシブ・ロックの影響も感じさせるトゥールらしい作品です。 コルヴィッツの作品はシドロワのために書かれたもので、ここに収められたのは世界初演の様子。シドロワの提案で様々な特殊奏法が取り入れられると共に、アコーディオンのダンスの伴奏楽器としての側面を強調したとのことです。 ラトビアのヴァスクスがマザー・テレサの言葉に基づいて書いた合唱とピアノのための作品を、イギリスの指揮者・編曲者のモートンが編曲した「沈黙の果実」は、アルヴォ・ペルトを思わせる実に美しい小品。10年以上に渡るシドロワとヤルヴィの芸術的協力関係の集大成とも言える一枚です。
収録作曲家:
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チン・ウンスク作品集
グガロン、二重協奏曲、グラフィティ [アンサンブル・アンテルコンタンポラン、ピエール・ブリューズ]発売日:2026年03月20日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
色彩と官能が煌めく音の万華鏡、
ブリューズとEICが描くチン・ウンスクの革新的世界リゲティ作品集で数々の賞を受賞したピエール・ブリューズとアンサンブル・アンテルコンタンポランによる、現代音楽の肖像シリーズ。圧倒的な色彩感と官能性を放つ作曲家チン・ウンスク(陳銀淑)を特集します。 大道芸やストリートアートに着想を得て「粗野と洗練」を行き来する『グガロン』や『グラフィティ』、独奏とアンサンブルが融合して「超楽器」と化す『二重協奏曲』を収録。「複雑さと伝達性は両立しうる」とする彼女の信念通り、緻密な構成と聴く者を惹きつける音響が見事に調和した、まさに「音の万華鏡」とも呼べる一枚です。収録作曲家:
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デイヴィッド・ネイディアン(ヴァイオリン)
ライヴ・イン・リサイタル [デイヴィッド・ネイディアン、ジャック・アブラム]発売日:2026年03月20日
CD価格:2,325円(税込)
「バーンスタインのコンサートマスター」ことデイヴィッド・ネイディアンの
希少な古典派作品を含むライヴ録音!ヴァイオリンを熱愛して独学で演奏したという父のもとに1926年に生まれたネイディアンは、若くして才能を表し、14歳になる前にニューヨーク・フィルと共演。高名なヴァイオリン教師イヴァン・ガラミアンの指導を受けました。第2次大戦中は軍楽隊のコンサートマスターを務め、戦後はフリーランスの音楽家としてスタジオ・ミュージシャンとして活躍。同じ頃、『ドゥニス・コレクション』で知られるディミトリウス・コンスタンティン・ドゥニスの考えに関心を示して研究し、直接指導も受けています。 1965年にニューヨーク・フィルのコンサートマスターだったジョン・コリリアーノの後任を選ぶオーディションに参加すると全会一致で採用され、特にバーンスタインからは全幅の信頼を受け、数多くの演奏会や録音で楽団を率いたほか協奏曲のソリストとしても共演。小澤征爾、スタインバーグ、スクロヴァチェフスキといった客演指揮者たちとも古典から近現代までの協奏曲を演奏しました。バーンスタインが音楽監督から退任するとネイディアンも楽団を離れてフリーランスに戻り、ヴァイオリン・セクションのリーダーやソリストとして、ヘレン・メリル、トニー・ベネット、ビリー・ジョエル、坂本龍一らのアルバムに参加しました。 (...) -
フランク、N.ブーランジェ、
ドビュッシー、フェルミューレン:
チェロ作品集 [リディ・ブライドルプ、トビアス・ボルスボーム]発売日:2026年03月20日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
国民音楽協会とその周辺のチェロ作品を集めてオランダ出身で、その魅力的な音楽性と卓越した語り口で高く評価されるチェロ奏者、リディ・ブライドルプによるフランスの作品を中心としたアルバム。1871年パリで創設された国民音楽協会に所属したフランクやドビュッシーを核に、教育者として多くの音楽家を育て作風としてはドビュッシーの影響を強く受けたナディア・ブーランジェ、こちらもドビュッシーのソナタに触発されたオランダのフェルミューレンのチェロ・ソナタといった周辺の作品を収録しています。 作曲者公認のもとヴァイオリン・ソナタから編曲されたフランク、抒情的にして技巧的なブーランジェ、古典的な形式美を持つドビュッシー、ヴィーナス(金星)とマーズ(火星)に関連付けられた対照的な性格による2つの楽章を持つフェルミューレンといった作品を並べることで、19世紀末から20世紀初頭における音楽的な交流や伝統の継承を浮き彫りにしています。
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何世紀にもわたって
ドリング(1923-1977):
歌曲集 [キティ・ウェイトリー、ジュリアス・ドレイク]発売日:2026年03月20日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
メロディの魅力でイギリス演劇界を魅了した
マデリーン・ドリングの歌曲集1923年に演劇一家に生まれ、9歳で王立音楽大学に入学を許可されたドリングは、ハーバート・ハウエルズ、ゴードン・ジェイコブ、レイフ・ヴォーン・ウィリアムズに作曲を学びました。演劇界を中心に、時には自ら舞台でピアノを弾きつつ歌うなどして活動。その作品は「耳に残る魅力的なメロディ」と評判になりましたが、大規模な作品をほとんど遺さなかったため、53歳で急逝すると忘却されてゆきました。しかし1990年代になって楽譜出版が進むと共に作品が注目されています。 キャスリーン・フェリアー賞やBBCニュー・ジェネレーション・アーティストに選ばれ、今はロイヤル・オペラなどで活躍するキティ・ウェイトリーが厳選した歌曲によるアルバムで、その魅力に触れてください。収録作曲家:
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イェンナー(1865-1920)
シューマン(1810-1856)
クララ・シューマン(1819-1896)
ウェーバー(1786-1826):
クラリネットによる作品集 [ジーン・ジョンソン、スティーヴン・オズボーン]発売日:2026年03月20日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
ブラームスを取り巻く作曲家たちによる作品をクラリネットで英国系アメリカ人クラリネット奏者、現在はスコットランドを拠点に活躍するジーン・ジョンソンと、音楽的洞察力と誠実さで世界中のファンを魅了するピアニスト、スティーヴン・オズボーンによるデュオ・アルバム。 ブラームス唯一の正式な弟子であるイェンナーの作品に始まり、ブラームスのキャリア初期に重要な助言を与えた友人であるシューマン夫妻のオーボエ作品とヴァイオリン作品の編曲を収録。また名手ミュールフェルトが演奏するそのクラリネット協奏曲第1番を聴いて、ブラームスが一度決意した引退を思い止まったとされるウェーバーの大二重奏曲も収録と、その作品こそないもののブラームスがテーマとなっているアルバムと言えそうです。 中でもブラームから多くを吸収したイェンナーのソナタは聴きもので、有名なシューマンのロマンスもクラリネットならではの艶のある表現が生きています。
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ヘンデル(1685-1759):
歌劇《メディアの王ソザルメ》 HWV 30 [マルコ・アンジョローニ、レミ・ブレス=フイエ、ヴェルサイユ王室歌劇場管弦楽団 他]発売日:2026年03月20日
CD 3枚組価格:5,550円(税込、送料無料)
待望の新全曲録音!
精鋭演奏陣が聴かせるヘンデル全盛期のオペラ王立音楽アカデミーの頓挫後、イタリアの名だたる歌手勢と共にロンドン劇壇に返り咲き躍進の只中にあったヘンデルが1732年に披露した《ソザルメ》。翌1733年に発足した強豪団体(貴族オペラ)に追い落とされる前、全盛期の勢いみなぎる充実作の一つでありながら全曲録音はきわめて少なく、1994年アメリカで収録された古楽器楽団アモール・アルティスの演奏を最後に30年以上リリースされませんでした。 この待望の新録音はヴェルサイユ宮殿を舞台に行われた聴き応えたっぷりの解釈。近年にわかに注目を集めつつある若き実力派レミ・ブレス=フイエが表題役を務め、バルドゥッチやパンクラツィら気鋭ソリスト勢と共に指揮のマルコ・アンジョローニが自ら中心役の一人アリアーテ王のパートを歌いこなします。 継承者問題で揺れるリディアの王室を隣国メデスの王ソザルメが仲裁、親子は諍いをやめ、悪役顧問官が去った後ソザルメはリディアの王女と結ばれるというストーリーの中、勇猛・懸念・愛慕・陰謀など様々な思惑が交錯する物語を見事に音楽化したヘンデルの書法を、アンジョローニ指揮のもと迫真の演奏を繰り広げるヴェルサイユの古楽器奏者たち、細やかな歌唱を聴かせるソリストたちの名解釈でじっくりお楽しみください。収録作曲家:
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ミヤスコフスキー(1881-1950):
交響曲 第7番
交響詩「アラスター」
カンタータ・ノクチュルヌ「夜のクレムリン」 [アレクサンドル・ルーディン、ウラル・ユース交響楽団、エカテリンブルグ・フィルハーモニー合唱団 他]発売日:2026年03月20日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
ルーディンが掘り下げる、ミヤスコフスキーの孤高の音楽世界モスクワ出身のチェリスト、指揮者アレクサンドル・ルーディンとウラル・ユース交響楽団によるミヤスコフスキー、FUGA LIBERAから第2弾(NAXOSの1枚も入れると第3弾)。 友人であるプロコフィエフに献呈された「アラスター」は、英国の詩人シェリーの詩に基づいて1912年から13年に書かれた交響詩で、ミヤスコフスキーの悲劇的イメージと哲学的対立への関心の高さを示すバイロン風の英雄を描いています。1922年に書かれた交響曲第7番は、第1次世界大戦とロシア革命といった激動期を経て、「形式の自由さと表現の簡潔さ」を達成した転換作と作曲者自身見なしていました。 今回が初めてのスタジオ録音となる「夜のクレムリン」はセルゲイ・ヴァシリエフの詩に基づくカンタータで、クレムリンを古くからの秘密の守り手として描き、夜、風、そして歴史を擬人化した老婆の詩的なイメージに焦点を当てたもの。テノールのアリアはリムスキー=コルサコフ風の叙事詩的な曲想を持ち、ソプラノのアリアはミヤスコフスキーの最も心に響く子守歌のメロディに基づいています。ルーディンはこのカンタータが政治的プロパガンダとは無縁であると強調しており、豊かな歴史と芸術を持つ祖国への作曲家の内面的な愛の告白だとしています。
収録作曲家:
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トマッラ(1975-):
歌劇《暗い秋》 [アラン・ピアソン、マンハイム国立劇場管弦楽団、エステレ・クルーガー、ウーヴェ・アイケッター 他]発売日:2026年03月20日
CD 2枚組価格:4,350円(税込、送料無料)
若者の性の目覚めと抑圧、そして暴走を描いたトマッラの《暗い春》(OC994)の続編。認知症の初期症状を抱える既婚女性エレンを中心に、老年期における愛と切望が描かれます。 旧友オーウェンとの再会から芽生える恋心は、病の進行と自己決定能力の揺らぎによって複雑さを増し、夫カーティスや娘イルゼとの関係にも深刻な影を落とします。次第に理解不能となっていく世界の中で尊厳を保とうとするエレンの姿と、彼女の不可解な行動に直面する家族の葛藤を通じて、老年期の愛、パートナーシップ、そして個人の役割意識が、根底から問い直されていきます。
収録作曲家:
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ベートーヴェン、シューベルト、クライスラー:
ピアノ三重奏曲集 [ウィーン・アマデウストリオ]発売日:2026年03月20日
SACD-Hybrid日本語解説付き価格:4,125円(税込、送料無料)
2025年の来日公演でも好評を博したピアノ・トリオ。
ウィーンらしさ全開のアルバムを高音質で。――ブックレットより 「良きことはすべて3つのものからなる」と世に言われるように、3本足の三脚は常に安定している。ここに3人の音楽家が集い、ともに新たな音楽空間を創造する。均整のとれたアンサンブル――ウィーン・アマデウストリオの3人は、ともに演奏する喜びと互いの人格に対する良い意味での好奇心によって、自らの演奏にさらなる結束力をもたらしている。 ヴァイオリニストのウォルフガング・ダヴィド、チェリストのウォルフガング・パンホーファー、ピアニストのベルンハルト・パルツの3人で構成されるこの室内楽アンサンブルの見紛うことのない本質は、ウィーンにおける音楽演奏の伝統である。一方、この伝統は彼らの活動に制約をもたらすものではなく、むしろクラシック音楽のすべてのレパートリーを探求する出発点となっていることを、このアルバムが証明している。 ベートーヴェンは、活きの良い「ガッセンハウアー=街の歌」で当時人気のあったオペラのメロディーを風刺的に扱いながらも芸術的な気品を与え、シューベルトのピアノ三重奏曲第1番は、抒情的な豊かさで聴く者を魅了する。そして、フリッツ・クライスラーによって、ウィーンの文化は世界へと広がる――あるいは世界がこぞってウィーンを訪れる。(ヴァルター・ヴァイトリンガー) -
増田喜嘉(チェロ)
調べの小箱 [増田喜嘉(よしか)]発売日:2026年03月18日
SACD-Hybrid国内盤価格:3,850円(税込、送料無料)
アルティメイト・サウンド・シリーズ第4弾
チェロで奏でる心震える究極のメロディーアメリカ・ロサンゼルス在住のインターナショナル・チェリスト増田喜嘉 (Yoshika Masuda) が長年あたためてきた、心震える究極のチェロ名曲集です。耳馴染みのあるクラシックの名曲から知られざる秘曲、Yoshikaのために書かれた世界初録音の曲などまさに綺羅星のごとき17曲です。 「持って生まれた才能に加えての豊かな音楽性、そして幅広い知識に裏打ちされた将来有望な素晴らしいチェリストである」堤 剛 「増田喜嘉氏の演奏からは作曲家の意思を真摯に追求する姿勢が伝わってきます」五嶋みどり 「堅実な技術とどんなスタイルの音楽も的確に表現できる知的で柔軟な音楽性の持ち主。同世代の最も優れたチェリストのひとりと言うにふさわしい」高久 暁 -
シールド(1748-1829):
ヴァイオリン二重奏曲集 Op.1、Op.2 [エリザベス・レイトン、エリザベス・セラーズ]発売日:2026年03月13日
CD価格:2,100円(税込)
ウィリアム・シールドは、イギリス北部ダラム州出身の作曲家・ヴァイオリニスト。父からヴァイオリンを学んだ後、造船所の徒弟を経てチャールズ・エイヴィソンに師事し、演奏家として頭角を現しました。やがてロンドンに赴き、1773年にはコヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団の首席奏者に就任します。1782年には同歌劇場の専属作曲家となり、代表作《ロジーナ》を初演、ハイドンとも交流を深めました。晩年には室内楽や理論書を発表し、1817年に「国王の音楽師範」に任命されています。 1770年代後半に出版された「ヴァイオリン二重奏曲集」は、彼の出世作であり、作曲家としての評価を決定づけるものとなりました。どちらの曲集も自筆譜は現存しませんが、ロンドンの大英図書館に初版譜が保存されており、いずれも6曲、各2楽章で構成されています。作品1はイタリア的な優美さと両パートの対等な扱いが特徴で、自然描写や民俗的要素も随所に織り込まれています。続く作品2は「学習者のために平易な様式で作曲された」と記されており、より簡潔な書法の中に歌うような旋律や変奏、ロンド、カノンなど多彩な形式を凝縮し、ハーディ・ガーディや北部のバグパイプの旋律を思わせるドローン伴奏も用いられています。 演奏はドーリット・アンサンブルの2人の奏者が務めています。
収録作曲家:
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オスワルド(1852-1931):
交響曲
シンフォニエッタ
エレジア [ファビオ・メケッティ、ミナスジェライス・フィルハーモニー管弦楽団]発売日:2026年03月13日
CD価格:2,100円(税込)
ナクソスが進める「ブラジルの音楽」シリーズは、ブラジル外務省主導の「Brasil em Concerto」計画の一環として、ブラジル音楽史において重要でありながら未録音であった作品を中心に紹介するプロジェクトです。管弦楽、室内楽、声楽作品を対象に、世界初録音を含む体系的な録音と、音楽学的研究に基づく新たな楽譜校訂・出版を同時に進める点に大きな特色があります。 エンリキ・オスワルドはリオデジャネイロに生まれて多文化的な環境で育ち、16歳でイタリアに渡ってフィレンツェを拠点に作曲とピアノを学び、洗練された音楽語法を確立しました。フランスやドイツの音楽文化も吸収し、「最もヨーロッパ的なブラジル人作曲家」と評されています。1903年に帰国後は国立音楽院の院長や教授として教育面でも大きく貢献し、形式美と巧みなオーケストレーションを用いた作品で高い評価を得ます。 (...)
収録作曲家:
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フォルクマン(1815-1883):
〈ピアノ作品集〉
6つの幻想的絵画
ピアノ・ソナタ
おばあさんの歌他 [レヴォン・アヴァギャン]発売日:2026年03月13日
CD価格:2,100円(税込)
ロベルト・フォルクマンは、ザクセン州ロンマッチュに生まれ、聖歌隊長であった父のもとで音楽教育を受けた後、ライプツィヒでの研鑽を経て音楽の基礎を築きました。1840年代初頭にハンガリーへ移住するまで作曲家としてほとんど知られていませんでしたが、「ピアノ三重奏曲 作品5」がリスト、ビューロー、ワーグナーらに称賛されたことで一躍注目を集めました。 彼の音楽は、急進派と保守派の境界に位置し、シューマンやメンデルスゾーンの影響を受けた幻想的な作品から、ベートーヴェンやシューベルトに連なる古典的均衡を重んじた作品まで、多様な様式を併せ持っています。ここには詩情あふれる「幻想的絵画」や、「ピアノ・ソナタ ハ短調」の緊密な構成、「ハンガリーの歌」に見られるツィンバロム的な効果、素朴な魅力を湛えた「おばあさんの歌」に至るまで、躍動的なリズム感と豊かな表現力が息づく曲が収録されています。 レヴォン・アヴァギャンはアルメニアのピアニスト。2017年マリア・カナルス国際コンクール優勝で注目を集め、エレヴァンおよびグラーツで研鑽を積み、現在は教育と演奏の両面で国際的に活躍。ナクソスには2018年の録音によるソレールのソナタ集(8.574021)があります。
収録作曲家:
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チマローザ(1749-1801):
歌劇《ロンドンのイタリア女》 [レオ・フセイン、フランクフルト歌劇場管弦楽団、アンジェラ・ヴァローネ、ビアンカ・トニョッキ 他]発売日:2026年03月13日
CD 2枚組価格:3,225円(税込、送料無料)
作曲者ドメニコ・チマローザは、ロッシーニ以前に最も高い人気を誇ったオペラ作曲家の一人で、ナポリ楽派最後の巨匠と称されます。《ロンドンのイタリア女》は、洗練されたインテルメッツォ(幕間劇)として、鋭い人間観察と機知に富む音楽が魅力であり、当時としては革新的な管弦楽伴奏付きレチタティーヴォや壮大な幕切れには、後のモーツァルト作品を先取りする先見性が示されています。 レオ・フセインは英国で学び、世界各地の主要歌劇場や国際的オーケストラで活躍してきました。2024年にザルツブルク音楽祭でデビューし、現在はジョルジュ・エネスク・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者を務めています。本作では5人の歌手を見事にまとめ、生き生きとしたドラマを生み出し、軽やかな音楽を聴かせます。
収録作曲家:
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カリッシミ(1605-1674):
オラトリオ「イェフタの物語」
モテット「知らしめよ、人々よ」
モテット「おお、神の幕屋はなんと立派なことか」 [ミケーレ・ヴァンネッリ、ヴォーチェス・スアーヴェス]発売日:2026年03月13日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
古楽研究と演奏実践の最前線が見出したカリッシミ像古楽研究と演奏研鑽の一大拠点であるバーゼルのスコラ・カントルムで学んだ俊英たちが集うヴォーチェス・スアーヴェスが、満を持してイタリア中期バロックを代表する大家カリッシミの声楽作品集を録音。 カリッシミは西方カトリックの総本山ヴァチカン宮のあるローマで17世紀中盤に活躍し、大きな影響力を持ったイエズス修道会の重要作曲家として数多くの宗教音楽劇(オラトリオ)を披露、この分野の先導者となりました。門弟も多く、その影響はフランスのシャルパンティエやオーストリアのケルルをはじめ、イタリア半島外からローマを訪れた次世代の大家たちにも及んでいます。 ここでは彼の代表的なオラトリオの一つ『イェフタの物語』と2曲の多声モテットに加え、カリッシミより10歳強年上で、同じくローマを活躍の拠点としたドメニコ・マッツォッキの「音楽対話」を収録。半音階の味わいを活かした音作りはモンテヴェルディら16世紀生まれ世代の音作りとカリッシミの作風の橋渡しをなすようでもあり、オラトリオという曲種の成立を考える上で非常に聴き応えある選曲となっています。 器楽勢は3つの弓奏弦とテオルボ、鍵盤だけでありながら(『イェフタの物語』では別のカリッシミ作品を参照しての加筆あり)、それぞれに個性ある声を聴かせる歌手たちの精緻な解釈とあいまって演奏は驚くほど多彩なニュアンスに富み、個々の音色や歌詞の表現にも耳を惹かれます。 古楽演奏の最前線が見出した瑞々しいカリッシミ像に触れられる1枚です。
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静寂の奥から
無伴奏ヴィオラ・ダ・ガンバのための作品を集めて [ミゲル・ボナル]発売日:2026年03月13日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
新世代プレイヤーが多角的に示すヴィオラ・ダ・ガンバの可能性1999年生まれの新世代ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者ミゲル・ボナルによる、この楽器のための独奏曲を中心に編まれた無伴奏アルバム。 スペイン・バレンシア地方出身のボナルはバルセロナでエマニュエル・バルサに、デン・ハーグでミーネケ・ファン・デル・フェルデンに師事、2021年にはカタルーニャ音楽賞を受賞し今回のアルバム制作の機会を掴みました。曲順も巧みなプログラムの中心はガンバが独奏楽器として最も広く親しまれた17~18世紀初頭の音楽で、ヴァイオリン属よりガンバ属が好まれたフランスの名匠マラン・マレや、フランス風舞踏組曲の形式で書かれていることから近年ガンバによる演奏も多いバッハの無伴奏チェロ組曲など、作品の持ち味と様式感への通暁が問われる曲でも見事な解釈を聴かせてくれます。 シェンクやテレマンらのバロック後期器楽の粋が詰まった無伴奏曲もさることながら、エリザベス朝末期から17世紀にかけ活躍した異才ヒュームの独奏曲では、撥弦楽器としても弾けるガンバの可能性をきわめて自然に活かした演奏が圧巻。ギターと同じ調弦を活かしての「アルハンブラの思い出」やチェロで演奏されることも多い「夢のあとに」などロマン派作品でも、バロックの息遣いとテクニックを思わぬ形で応用して嬉しくも快い驚きを誘います。 ヴィオラ・ダ・ガンバとZ世代、双方の可能性に目を見張る1枚です。
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〈エルガー・フロム・アーカイヴ 第2集〉
チェロ協奏曲
ヴァイオリン協奏曲 [アンドレ・ナヴァラ、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、フリッツ・リーガー、ティボール・ヴァルガ、バンベルク交響楽団、ヤン・クーツィール]発売日:2026年03月13日
CD価格:2,700円(税込)
1951に創設された英国エルガー協会の75周年を記念して歴史的音源を復刻するエルガー・フロム・アーカイヴ・シリーズの第2集は、2作の協奏曲。英国外にエルガー作品の価値を伝えようとした演奏家たちの貴重なドキュメントです。 フランス側のバスク地方ビアリッツで1911年に生まれたアンドレ・ナヴァラはトゥールーズとパリで学び、フランスを代表する若手奏者として大いに嘱望されていました。第2次大戦勃発と共にキャリアは中断しますが、戦後活動を再開。1950年のイギリス・デビューでは、バルビローリの指揮でエルガーのチェロ協奏曲を演奏しました。1957年5月にはバルビローリ指揮のハレ管とEMIに録音も行っています。 ここに収録されたのは、その半年ほど前にミュンヘンで行った演奏会のライヴ。ナヴァラの演奏は非常に力強く、全曲とおしての演奏時間25:46は歴代最短に迫る勢いですが、緩急の描きわけが巧みで弱音箇所における息をのむような繊細な表現もあって弾き飛ばした印象は皆無。解釈は概ねEMI盤と同じながら、第4楽章はEMI盤の10:51に対して9:38とかなり大きな差を見せます。ライヴでの感興か、中間部での疾走するような演奏にオーケストラも感化されたように応じて盛り上がり、非常にドラマティック。バイエルン放送のエアチェックによる音源はモノラルながらオーケストラの量感を伝えます。 (...)
収録作曲家:
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グランヴァル(1828-1907):
歌劇《マゼッパ》 [タシス・クリストヤニス、ニコル・カー、ジュリアン・ドラン、パヴェウ・トロヤク、ミハイル・ゲルツ、バイエルン放送合唱団、ミュンヘン放送管]発売日:2026年03月13日
2CD+BK 2枚組価格:6,075円(税込、送料無料)
フランス近代の見過ごしがたい女性作曲家、その真価に迫る充実のオペラ全曲録音近年ますます再評価が進む19世紀フランスの女性作曲家クレマンス・ド・グランヴァルが、活躍期の後半1892年にボルドーで初披露したオペラ《マゼッパ》待望の全曲録音。 ブルボン王政末期の1828年に生まれ、1851年にグランヴァル子爵と結婚した彼女は《マルタ》の作曲者フロトーやショパン、7歳年下のサン=サーンスらに師事、ナポレオン3世失脚を経て共和政が始まる1870年代頃から作曲家として注目されましたが、当初は配偶者の社会的地位を考慮して本名で作品を公表できませんでした。 フランス国民音楽協会は彼女の作品の紹介に大きく貢献し名声を得たものの、パリの歌劇界は《マゼッパ》初演を受け入れず、同作が首都で披露されることはありませんでしたが、ボルドー初演の成功後はグランヴァル後期の代表作として高く評価され、大戦前まで各地で上演されました。 (...)
収録作曲家:
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ヒンデミット(1895-1963):
歌劇《カルディヤック》 [コルネリウス・マイスター、ウィーン国立歌劇場管弦楽団&合唱団、トマス・コニエチュニー、ヴェラ=ロッテ・ベッカー 他]発売日:2026年03月13日
NMLアルバム番号:C5530CD 2枚組価格:3,825円(税込、送料無料)
パリを震撼させる連続殺人事件を背景に、天才への崇拝と歪んだ情熱、そして罪の闇を描いたE.T.A.ホフマンの短編小説『スキュデリ嬢』。1819年に発表されたこの物語は、犯罪小説であると同時に、濃厚なロマン主義精神を宿しています。ヒンデミットは1925年、詩人フェルディナント・リオンの台本を元に、この題材をオペラ化しました。新即物主義の影響のもと、現代的な音楽語法に伝統的な形式を融合させ、ネオ・バロック的手法で構築された音楽は、冷徹さと劇的緊張を併せ持っています。 このアルバムはウィーン国立歌劇場で絶賛を博した新演出上演の際のライヴで、豪華な歌手陣が集結。ポーランド出身、俳優から歌手に転向し、ワーグナー歌手として活躍するトマス・コニエチュニーの題名役をはじめ、『オペルンヴェルト』誌の2021/2022最優秀歌手に選ばれたヴェラ=ロッテ・ベッカーの圧倒的な表現力、宮廷歌手として名高いバス・バリトンのヴォルフガング・バンクルは重厚かつ自在な表現で物語を牽引し、テノールのダニエル・イェンツは鋭い存在感で若き騎士像を描写。コルネリウス・マイスターが全体を見事にまとめています。
収録作曲家:
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多感様式
C.P.E.バッハの鍵盤曲とフルートのための2つのソナタ [アルノー・ド・パスクァル、アンヌ・ティヴィエルジュ]発売日:2026年03月13日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
ジルバーマン型フォルテピアノの多様性を組み尽くす名手の快挙!現代ピアノよりも先に5歳の頃からチェンバロに親しみ、ボーモン、ランヌー、ワイス、ヴェルレ、ジョワイエといった才人たちの薫陶を受けた後、近年ではソリストとしての幅広い活躍に加えフォルテピアノ奏者としても実績を上げているフランスの才人アルノー・ド・パスクァル。ヴェルサイユ宮殿催事部のレーベルChâteau de Versailles Spectaclesがリリースする今回のアルバムは、大バッハ次男C.P.E.バッハが残した鍵盤独奏のための小品を中心に、フラウト・トラヴェルソ奏者アンヌ・ティヴィエルジュの共演を得て2曲のソナタを併録、この作曲家の作風を初期から最晩期まで幅広く味わえる1枚に仕上がっています。 何より素晴らしいのは、ロレンツォ・ギエルミやフランチェスコ・コルティ、セリーヌ・フリッシュといった名手たちも信頼を寄せる現代の名工アンドレア・レステッリが手がけたジルバーマン・モデルの楽器の可能性を最大限に引き出している点。C. P. E. バッハの雇用主となったフリードリヒ大王が愛顧し、後に大バッハもその出来栄えに満足したというG. ジルバーマンの楽器ならではの特徴的なチェンバロ寄りの明快さも、弱音の陰影が美しい優美なカンタービレの響きも自由自在、「奏者自身が表現すべき心情に迫ってこそ」と語った作曲家の音作りの妙をこの楽器で幅広く伝えてくれます。ティヴィエルジュとの阿吽の呼吸も見事なソナタも聴き応えたっぷり。多様な魅力が詰まった1枚です。
収録作曲家:
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フルゴン(1968-):
トロンボーン作品集 [アラン・ピール]発売日:2026年03月13日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
ベルギーの作曲家ミシェル・フルゴンが
トロンボーンの表現と可能性を追求した作品集リエージュ出身の作曲家ミシェル・フルゴンのトロンボーン作品集。独奏はリエージュ・フィルのソロ奏者を1978年から務めるアラン・ピールで、彼らの20年以上にわたる芸術的協力関係の集大成と言える内容です。 各楽曲はゲーテの詩、ペルシャの旋律、イタリア・ルネサンスのポリフォニー、劇音楽など、文学的・歴史的な要素から着想を得ており、現代音楽の文脈の中で豊かな物語性を紡ぎ出すもの。1/4音も積極的に導入しており、中でも「アフラの神秘」では室内管弦楽団と古楽器管弦楽団をそれぞれ440Hzと430Hzでチューニングし、室内管弦楽団にフルート、オーボエ、トロンボーン、古楽器管弦楽団にはトラヴェルソ、バロック・オーボエ、サクバットがソリストとして配されるという構成で、異世界の響きを味わうことが出来ます。 -
ヴァインベルク(1919-1996):
チェロ協奏曲
チェロと管弦楽のための幻想曲
コルンゴルト(1897-1957):
チェロ協奏曲 [クリスティーナ・レイコ・クーパー、コンスタンティン・オルベリアン、カウナス市交響楽団]発売日:2026年03月13日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
ヴァインベルクとコルンゴルトのチェロ作品集クリスティーナ・レイコ・クーパーはかつてヴァイオリンのローラ・フラウチとデュオを組み、2000年前後には「クリスティーナ&ローラ」として日本でも高い人気を誇りましたが、現在はアメリカとイスラエルに拠点を置いてソリスト、アンサンブルのディレクター、教育者として活動し、特に同時代作品の紹介やレパートリー開拓に力を入れています。中でも、第二次大戦中ユダヤ人に「命のビザ」を発行した外交官、杉原千畝の功績を記念するアウエルバッハの交響曲第6番「光の器」の委嘱と演奏が高く評価されており、そのテーマは、ナチズムとスターリニズムに翻弄された2人の作曲家を取り上げた今回のアルバムにも通じていると言えるでしょう。 ポーランド生まれのユダヤ人であったヴァインベルクはナチスを逃れて1943年にモスクワに定住、しかしそこでもスターリン政権下の激しい抑圧を受けました。厳しい監視下で作曲されたチェロと弦楽のための「コンチェルティーノ」をスターリン死後の1956年に改訂・拡張した協奏曲は、チェロのカンタービレが存分に発揮されるほか、ユダヤ的色彩と内省的な抒情性が特徴となっているもので、1957年にロストロポーヴィチの独奏で初演されました。 1951年から53年、当局の厳しい監視下で作曲された「幻想曲」は、民謡に由来すると考えられる親しみやすい旋律がふんだんに登場すると共にヴァインベルクらしい内向性も感じられ、当局が求める親しみやすいスタイルと彼自身の音楽言語との妥協点を見出したもの。ダニイル・シャフランの独奏で1953年にピアノ伴奏版が、1966年に管弦楽版が初演されています。 (...)
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ナディア・ブーランジェと
彼女に師事したアメリカの作曲家たち
木管五重奏による作品集 [ウインドシンク]発売日:2026年03月13日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
マドモアゼルが育てたアメリカ音楽の多様性を探る旅2009年ヒューストンのライス大学で創設された木管五重奏団ウインドシンク。現在ではアメリカの室内楽界で主要なアンサンブルの一つに数えられる彼らによる、いわゆる「アメリカらしさ」を見つめ直す企画盤です。 ナディア・ブーランジェのオルガン曲をメンバーのカーラ・ラモーレが編曲したものに始まり、続く収録作はいずれもブーランジェに師事した作曲家の作品。ブーランジェが特定のスタイルを押し付けるのではなく、それぞれ固有の才能を伸ばすことに注力したそのアプローチが、20世紀アメリカ音楽における多様なスタイルを生み出す土壌になったことを、このプログラムが映し出すことを目指しています。 ブーランジェにとって初めてのアメリカ人生徒であったマリオン・バウアーによる木管五重奏曲は今回が世界初録音。調性音楽から印象派の影響を受けた後十二音音楽へと移った彼女の晩年、1953年に初演されたこの作品は新古典主義的な親しみやすいものです。 (...)
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WISDOM’s Sources & ‘O’o
レイノルズ(1934-):
作品集 [アーヴィン・アルディッティ、ラルフ・エーラー、ロバート・エイトケン 他]発売日:2026年03月13日
CD価格:2,550円(税込)
音と映像を通して現代的な経験や思考を問い直す、ロジャー・レイノルズによる最新作。プロデューサーのマティアス・ロイメルトとの協働によるもので、ヴァイオリンとヴィオラの二重奏曲では、アーヴィン・アルディッティとラルフ・エーラーズという現代音楽を代表する奏者が緊密な対話を展開。フルートと弦楽の作品で、ハワイの絶滅した鳥をモティーフにした「‘O’o」では、長年の盟友であるロバート・エイトケンを中心に、4人の名手が共演しています。 親密な友情から生まれたこれらの作品は、失われた存在への追憶や文化を超えた「知恵」の探求を描き出しています。
収録作曲家:
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アンフォールディング・タイルズ [モザイク]
発売日:2026年03月13日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
地中海の伝統とジャズが交差する、6つの個性が織りなす音のモザイクブルガリア、フランス、ポルトガル、チュニジア出身の6人によるアンサンブルMosaïcのデビューアルバム。マルタでの結成以来、地中海各地を巡る旅の中で育まれた彼らの音楽は、バルカンの笛カヴァル、西欧の弦、北アフリカのリズムがジャズと鮮やかに融合しています。 スピード感に溢れスリリングでエネルギッシュなグルーヴから哀愁漂うアコーディオンまで、口承による集団作曲が生んだサウンドは、まさに国境を越える「音のモザイク」。異なる文化の衝突と調和、多様性の相互理解とリスペクトから生まれた、現代地中海音楽の新たな息吹を実感する一枚。
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発売日:2026年03月13日
CD価格:2,325円(税込)
イタリアの血を引くアルゼンチンの作曲家ホセ・アントニオ・ボッティローリは、ピアニスト、指揮者として活動する一方、ヴォーカル・グループ「セクステット・ローレリー(ロレライ)」のディレクターとしてラジオや劇場で演奏会を行い、広く親しまれました。アルゼンチンの民族音楽を土台にした壮麗な管弦楽作品を残しましたが、創作の中心をなすのは約70曲に及ぶピアノ作品です。 この第4集では、管弦楽や室内楽との共演に加え、ピアノ独奏や二重奏のための楽曲を聴くことができます。イタリアの作曲家タレンギの主題と用いた『交響的印象』は華やかさと卓越した技巧を示し、《ばらの騎士》のワルツではハープを交えた独創的な楽器編成によるユニークなハーモニーを披露。プログラムの後半では、ボッティローリの対位法への精通、初期作品の再構築と拡張、そして「Chamamé チャマメ」などのアルゼンチン民俗舞踊の取り入れ方に焦点が当てられています。 作曲家の愛弟子であり最大の理解者であるファビオ・バネガスは、全作品のカタログ化を手がける研究者でもあり、このシリーズを通じて師のピアノ作品を体系的に紹介。確かな技巧と深い共感に裏打ちされた演奏は、ボッティローリの人生と音楽を今に伝えています。
収録作曲家:
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イディル・ビレット
1999年5月14日、シュヴェツィンゲン音楽祭
ショパン没後150年記念 [イディル・ビレット]発売日:2026年03月13日
LP 2枚組価格:6,450円(税込、送料無料)
このアルバムには1999年にシュヴェツィンゲン音楽祭の特別企画として行われたショパン没後150年記念コンサートでの5月14日の演奏を全て収録。既発の8.571432(CD4枚組)に収録されていたものと同一音源です。 一連のショパン録音が高く評価されていたビレットは、5月15日の演奏会に招かれていましたが、14日に出演予定だったアナトール・ウゴルスキが当日になって体調不良を訴えてキャンセル。主催者から代役の要請を受けたビレットがブリュッセルから飛行機に飛び乗りシュトゥットガルト空港に着くと、待機していたヘリコプターと車を乗り継いで会場にかけつけ、リハーサルもそこそこに、ウゴルスキが予定していたプログラムを1曲も変えることなく演奏しました。 結果は非常に満足のゆく出来栄えで、大御所評論家のヨアヒム・カイザーもビレットへの称賛を惜しまなかったと伝えられます。
収録作曲家:
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ヴォーン・ウイリアムズ(1872-1958):
交響曲 第2番 ト長調 「ロンドン交響曲」
バターワース(1885-1916):
シュロップシャーの若者
モーラン(1894-1950):
シンフォニエッタ [エイドリアン・ボールト、BBC交響楽団、フィルハーモニア管弦楽団]発売日:2026年03月13日
CD価格:2,550円(税込)
初出の「ロンドン交響曲」プロムス・ライヴ含むボールトの英国音楽、BBC蔵出し音源集近代英国音楽の解釈者として高い評価を得ていたボールトによるライヴ音源が、BBCのアーカイヴから登場。ボールトにとっては、その改訂作業にも関わったヴォーン・ウイリアムズの「ロンドン交響曲」、音楽的な尊敬で結ばれたバターワースの作品、当初は複雑だったものの後年には相互理解が深まったモーランの作品と、個人的に親交のあった作曲家たちの作品が集められています。 1971年プロムスでの「ロンドン交響曲」については、当時のデイリー・テレグラフ紙が「静かな威厳に満ちた演奏であり、名人芸的な作品理解で聴衆を最後まで惹きつけた」と絶賛、ライヴならではの緊張感と高揚感も演奏に大きく貢献しており、終演後の聴衆たちの熱狂的な反応も頷けるもの。 「シュロップシャーの若者」についてボールトは頻繁に演奏しており、録音もこれまで4種ほどが知られますが、この83歳のスタジオ・ライヴでも情熱的なクライマックスを聴くことが出来ます。 (...)
収録作曲家:
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深く黒い眠り ~ はみ出し者の歌
ストラヴィンスキー、ドビュッシー、ラヴェル、
ピアソラ、ヒナステラ 他 [ナウエル・ディ・ピエロ、アルフォンス・スマン]発売日:2026年03月13日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
パリとブエノスアイレスの陰に生きる、孤独な魂と詩情の旅路アルゼンチンのバス歌手ナウエル・ディ・ピエロとフランスのピアニストのアルフォンス・セミンが、シューベルト『冬の旅』以来の共演として選んだテーマは、詩人ヴィヨンやドン・キホーテ、そして荒くれ者のタンゴなど、社会の周縁に生きる者たち。ドビュッシーやラヴェルのフランス歌曲と、ボルヘスの詩に基づくピアソラやユパンキらアルゼンチンの魂が鮮烈に交差します。 ジャンルや国境を越え、2つの都市の影にある物語を「歌う詩」として紡ぐ親密な対話。ストラヴィンスキーがバスのために書いた希少な歌曲も収録した、独創的な音楽の旅をお楽しみください。
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不確かな海
カスケン(1949-):
合唱作品集 [ピーター・ブロードベント、ジョイフル・カンパニー・オブ・シンガーズ]発売日:2026年03月13日
CD価格:2,550円(税込)
1949年生まれのジョン・カスケン。個性的な作風が評価される英国人作曲家の一人で、文学や伝説、美術からも着想を得て創作を行い、BBCプロムスをはじめ世界各地で作品が演奏され、数々の賞を受賞しています。この合唱作品集は、彼が拠点とするイングランド北東部ノーサンバーランドの壮大な自然景観や歴史、詩に深く根ざした内容で、海岸線や石のモチーフを通して地域との強い結びつきを感じさせます。 指揮者ピーター・ブロードベントとジョイフル・カンパニー・オヴ・シンガーズは、作曲家と2年にわたる密接な協働を重ね、本作の録音に臨みました。収録曲の多くは、ダラム大聖堂やニューカッスル大聖堂の聖歌隊、ノーザン・シンフォニア合唱団、カスケン自身が創設したコケットデール室内合唱団など、地元の団体のために書かれた作品で、合唱は共同体の声として、また物語を語る存在として、多彩な役割を担います。 歌詞は最古のイングランド詩人キャドモンから現代詩人に至るまで幅広く、ジャケットにはカスケン自身の絵画が用いられ、音楽と視覚芸術の結びつきも象徴しています。
収録作曲家:
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ニコラス・マイケル・スミス(1967-):
音楽物語『The Girl From the French Fort フランスの砦から来た少女』 [ニュー・ミュージック・プレイヤーズ]発売日:2026年03月13日
CD価格:2,550円(税込)
北京を拠点とする作曲家ニコラス・マイケル・スミスのナレーション付き管弦楽作品『フランスの砦から来た少女』。中国の作家・虹影(ホン・イン)の児童文学に基づき、語りと管弦楽を融合した本作は、1970年代の重慶を舞台に、好奇心旺盛な少年サンサンが、長江を見下ろす高台にある古いフランス砦に住む謎めいた少女と不思議な友情を育む魔法のような物語。『ピーターと狼』の系譜に連なる音楽物語で、実際に中国では同時に上演されることもあります。 ニュー・ミュージック・プレイヤーズの演奏に、英語ナレーションはティモシー・ベンティンク、中国語版はニキ・ヤンが担当。中国音楽と西洋音楽を融合させた作品として高く評価されています。
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ブクステフーデ(1637頃-1707):
オルガン作品集1 [レオン・ベルベン]発売日:2026年03月13日
CD 2枚組価格:4,875円(税込、送料無料)
名手ベルベン、満を持してブクステフーデの世界へ伝説的古楽器団体ムジカ・アンティクヮ・ケルンの活動後期のメンバーであり、AeolusやRaméeなど古楽器録音に豊かな実績を持つレーベルから数多くの名盤を世に送り出してきたオランダ出身の名手レオン・ベルベンによる、ブクステフーデのオルガン作品の体系的録音。厳選選曲による2枚組である上、タイトルに「1」とあり早くも後続巻の登場を予感させる頼もしいリリースです。 教会堂に響くパイプオルガンの威容に甘えず、軽妙な即興性を過度に披瀝することもなく、誠実に楽譜と向き合いながら丹念に、しかし随所で確かなテクニックに裏打ちされた自在さを活かして綴られる解釈は、どの曲一つとっても隅々まで圧巻の一言。さりげない開始部に続いて様々なレジスターを徐々に巧みに用い、経年による威厳に拠らない作品本来の圧倒的な表現力がどんどん露わになってゆくかのようです。 (...)
収録作曲家:
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時は静止する
ジョン・ダウランドとジョン・ダニエルのリュート歌曲集 [キーラン・ホワイト、セドリック・メイヤー]発売日:2026年03月13日
CD価格:2,700円(税込)
ダウランド&ダニエル没後400年記念!
テノールとリュートが誘うリュート歌曲の美しき世界愛や絶望をつづる歌詞とメランコリックな旋律によって400年以上も人々を魅了し続ける16~17世紀イギリスのリュート歌曲。音楽と詩、声とリュートが極めて美しく融合するこのジャンルを代表する作曲家がジョン・ダウランドです。 現代の名声からすると意外にもダウランドの音楽人生は順風ではなく、当初はイギリスで職を得られず、イタリア各都市やドイツなどを巡っています。1598年になってデンマーク王クリスチャン4世の宮廷にリュート奏者として職を得て、当地で約8年間活躍した後、1606年にようやくイギリスに戻り、1612年になってジェームズ1世付きのリュート奏者の職を得ることができたのでした。 生前に出版された4冊の歌曲集はヨーロッパ中で評判を呼び、特に歌曲集第2巻に収められた「流れよ、わが涙」が空前のブームを巻き起こし、各国でその旋律を基にした作品が数多く生み出されました。ダウランドの音楽は現代の人々も魅了し、ロック歌手が歌ったり、ポピュラー音楽へ転用されたりと、クラシック音楽の世界を越えて歌い手と聴き手を魅了しています。 (...) -
ボーレンシュタイン(1969-):
マンドリン協奏曲
シェイクスピア歌曲集
オーボエ協奏曲「伝説」 [アロン・サリエル、サラ・フォックス、サニャ・ロミッチ、ニムロッド・ボーレンシュタイン、イギリス室内管弦楽団]発売日:2026年03月13日
CD価格:2,700円(税込)
ニムロッド・ボーレンシュタインは、世界各地の主要ホールや音楽祭で作品が取り上げられる国際的に高く評価される作曲家・指揮者。アシュケナージをはじめとする名演奏家や一流オーケストラから支持を集め、作品数は100曲を超え、管弦楽、室内楽、声楽、バレエ音楽まで幅広い分野に及びます。さらに国際コンクールの課題曲も手がけるなど、その創作活動と影響力は着実に広がっています。 こちらは独奏者とオーケストラの関係を「個人の声が集団と対峙し、あるいは支え合う演劇的な場」と捉えるボーレンシュタインの世界観を、自らの指揮で具現化した一枚。マンドリンにパガニーニ風の超絶技巧を与えた協奏曲の他、シェイクスピアの詩を用いた繊細な歌曲、伝説を題材としたオーボエ協奏曲を収録。独奏楽器の個性を生かしつつ物語性豊かな音楽が広がります。
収録作曲家:
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Soul | Viel | Mehr [マックス・ムツケ、SWRビッグバンド]
発売日:2026年03月13日
LP価格:4,650円(税込、送料無料)
ドイツが誇るソウル・ヴォイス、マックス・ムツケと
SWRビッグバンドのライヴ集がアナログ盤で登場ドイツの実力派シンガー、マックス・ムツケと名門SWRビッグバンドが贈る、エネルギーに満ちたライヴ・アルバム。 2022年から2024年にかけてドイツ各地で収録された本作は、ウォーレン・Gの「Regulate」やグランドマスター・フラッシュ&ザ・フューリアス・ファイブの「White Lines」といったヒップホップ/R&Bの名曲から、レオン・ラッセルの「A Song for You」、ストリングスを交えた至高のバラード「Me and Mrs. Jones」、スライ&ザ・ファミリー・ストーン「Everyday People」などムツケのヴォーカルが映えるソウルナンバーまでを、豪華なビッグバンド編成で再構築しています。 トルステン・マースら一流アレンジャーによる緻密な編曲と、各メンバーの熱いソロ演奏が融合したサウンドは圧巻。アルバム・タイトル通り、「ソウル、そしてそれ以上」の感動を体験できる一枚です。 -
タバコフ(1947-):
〈交響曲全集 第8集〉
交響曲 第10番
弦楽オーケストラのためのアダージョ [エミール・タバコフ、ソフィア・フィルハーモニー管弦楽団]発売日:2026年03月13日
CD価格:2,550円(税込)
ブルガリアの作曲家・指揮者エミール・タバコフは、交響曲というジャンルを通して人間の精神の深層、とりわけ暗く苛烈な側面を一貫して探究してきました。その音楽語法は、ショスタコーヴィチの厳しいドラマ性、ヴァレーズの原始的なエネルギー、ペッテションの緊張感を想起させるもので、爆発的な力と揺るぎない構築性を兼ね備えています。 交響曲第10番は激しさと静寂、怒りと悲嘆が極限まで交錯するドラマチックな大作。第3楽章のスケルツォは軽快でありながら緊張感を湛え続け、終楽章では荒れ狂う音の奔流が過ぎ去り、最後に荒涼とした響きが広がり曲を閉じます。 冒頭に置かれた「弦楽オーケストラのためのアダージョ」は、TOCCATA CLASSICS創設者マーティン・アンダーソンの亡き妻ヨディット・テクレを偲ぶ委嘱作で、抒情的かつ内省的な二つの主題を軸として、最後は静かに収束していきます。
収録作曲家:
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R.スティーヴンス(1958-):
〈管弦楽作品集 第2集〉
チェロ協奏曲
大洋の子守歌、深みへ [ポール・マン、ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団]発売日:2026年03月13日
CD価格:2,550円(税込)
ウェールズ出身、現在マンチェスターを拠点に活動する作曲家ロビン・スティーヴンスの創作活動は病による長い中断をはさんでその前後で大きな違いを見せます。前期には、主に室内楽や彼が籍を置いた教会のために書かれた作品が生み出されました。その後、健康を回復した彼は、より大きな規模の形式を志向するようになり、3曲の本格的な協奏曲をはじめとする数々の管弦楽作品を書き上げました。 全4楽章から成る「チェロ協奏曲」は、ブリテンのチェロ交響曲を思わせる性格を備え、ユーモラスな場面からチェロの力強い低音とオーケストラの巨大な音響による対話を繰り広げます。この作品を挟んで、複雑なリズムが使われた「大洋の子守歌」と、2025年の最新作で、複調のパッセージが多用される「深みへ」が置かれ、スティーヴンスの卓越した管弦楽技法が鮮やかに示されています。
収録作曲家:
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シルバースタイン(1974-):
〈ピアノ曲集 2016-2022〉
ピアノ・ソナタ 第1番-第5番他 [マイロン・シルバースタイン]発売日:2026年03月13日
CD価格:2,550円(税込)
長らくシカゴを拠点に活動するマイロン・シルバースタインは、「コンポーザー・ピアニスト」という伝統を現代に受け継ぐ音楽家です。その美学の源流はモーツァルトやベートーヴェンというより、コープランドやバーバーに近く、クレストン、メニン、パーシケッティといった初期アメリカの作曲家たちの系譜に連なっています。調性的な和声を基盤としながら、即興的な自由さを備えた語法は、ときに20世紀半ばのジャズを思わせるほどに、全体として開放的で外向的、前向きな音楽世界を形づくっています。 ここでは5曲のピアノ・ソナタを中心に彼の近年の作品を収録。「ホルトゥニオカ」はコロナ禍が始まった頃の作品で、子ども向けにラテンアメリカ音楽を紹介する教育ビデオのオープニング曲として依頼され、複数のラテンダンスのリズムを取り入れることが求められました。ラテン系ではない自身の立場を踏まえ、模倣に陥ることなく、自らの音楽語法の中にそれらのリズムを自然に溶け込ませています。 題名は、ホローポ、ソン・モントゥーノ、カリオカという三つの舞曲名を組み合わせた造語で、作品の軽やかで祝祭的な性格をよく表すものです。
収録作曲家:
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ツェルニー(1791-1857):
〈ピアノ作品集第2集〉
2台ピアノと4手のための音楽 [ジャオ・ジンシュ、リャン・ハオユエ]発売日:2026年03月13日
CD価格:2,550円(税込)
カール・ツェルニーは、今日では教育的練習曲の作者として知られていますが、その評価は彼の一面に過ぎません。作品番号は861に達し、実際にはそれを上回る数の作品を残しており、師ベートーヴェンから弟子リストへと連なる系譜の中で、彼の音楽は古典派とロマン派を結ぶ重要な架け橋を成すものとして、その歴史的意義はきわめて大きなものです。 近年、ウィーン楽友協会に所蔵された膨大な自筆譜の研究が進むなかで、彼は単なる「練習曲の大家」ではなく、ロマン派の扉を開いた先駆的作曲家として再評価されつつあります。ツェルニーは当時のウィーンのビーダーマイヤー期のサロンを魅了した数多くの華麗なヴィルトゥオーゾ作品を作曲しており、ここで聴ける2台ピアノ用およびピアノ連弾用の4作品は、その代表例とも言えるもの。聴衆を圧倒し、楽しませるという明確な意図のもとに書かれています。タイトルに「Brillant 華麗な」という語を冠する楽曲が多いことも、その性格を雄弁に物語っています。 演奏は、第1集で見事な演奏を披露したジャオ・ジンシュと、米国を中心にソロや室内楽で活動するリャン・ハオユエ。2人は共に北テキサス大学でピアノ演奏博士号(DMA)を取得しています。
収録作曲家:
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セアンセン(1958-):
12の夜想曲
ピアノ協奏曲 第3番 「恍惚の夕べ」 [カトリーネ・ギスリンジェ、ヨーン・ストルゴーズ、コペンハーゲン・フィル]発売日:2026年03月06日
NMLアルバム番号:8.224747CD価格:2,700円(税込)
デンマークの作曲家ベント・セアンセンのピアノ作品を妻で創作上のパートナーでもあるギスリンジェが演奏したアルバム。繊細な響きを湛えたピアノのための「12の夜想曲」は彼女にとって彼女にとって再録音となり、トラック9ではハミングのような歌声も聴かれます。 ピアノ協奏曲第3番『恍惚の夕べ』は世界初演のライヴ。協奏曲にはヴァイオリンも加わるカデンツァがありますが、ここではスウェーデン放送響などのコンサートマスター経験のあるストルゴーズが演奏しています。
収録作曲家:
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グリーベル=ヴァンダル(1866-1940):
歌曲集 [ルイーセ・マクレランド・ヤコブセン、ゾフィー・ハーゲン、クリストファー・アッペル、アスムス・ハンケ・フレデリクセン、ラウリッツ・ドラグステッド]発売日:2026年03月06日
CD価格:2,700円(税込)
1890年代に作曲家としてデビューし、晩年にはきわめて内省的で深遠な音楽世界に到達したデンマークの女性作曲家テクラ・グリーベル=ヴァンダル。不安定な家庭環境に育ちながら、劇場でオペラに触れた体験を契機に創作への道を目指します。以降、精神的苦悩、結婚の破綻、貧困に塗れた過酷な状況を乗り越え、生涯にわたり作曲を続け、とりわけ言葉と音楽が密接に結びつく歌曲に情熱を注ぎました。詩に潜むアイロニーや内面の葛藤、憧憬やユーモアを鋭くすくい取り、形式と感情を自在に往還するその歌曲は、これまで埋もれていたのが信じられないほどの独自性を備えています。 この録音にはデンマークの若手世代を代表する実力派歌手たちが参加し、彼女の歌曲に初めての本格的解釈を与えています。瑞々しくも深い表現が、作品のドラマ性と詩的世界を鮮やかに甦らせています。
収録作曲家:
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官能と慈愛の交錯
バスとオルガンのための歌曲集 [ヤコブ・ブロック・イェスペルセン、ペーター・ナヴァロ=アロンソ]発売日:2026年03月06日
CD価格:2,625円(税込)
威厳あるバスの声とオルガンの響きが、官能的な愛と無償の愛が交錯する世界を描き出した異色のリサイタル・アルバム。旧約聖書に基づく内省的な作品、官能と神聖を融合させた瞑想的な歌曲、そして生と死、再生をめぐる劇的な音楽が並び、性格の異なる3人の作曲家の個性を鮮明に聴き取ることができます。 オルガニスト兼作曲家のペーター・ナヴァロ=アロンソによる救世主教会の壮麗なオルガンの表現力を最大限に引き出した演奏と、デンマークで最も名高い録音エンジニアの一人、プレーベン・イワンによる鮮烈な録音が、声楽とオルガンの新たな可能性を示す1枚です。
収録作曲家:
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マーラー(1860-1911):
交響曲 第6番 イ短調「悲劇的」 [マリス・ヤンソンス、バイエルン放送交響楽団]発売日:2026年03月06日
CD価格:3,225円(税込、送料無料)
オーケストラの精緻な表現力が特徴の2002年のロンドン交響楽団、美しさを追求した2005年のコンセルトヘボウ盤とは一線を画し、スケルツォを第2楽章に置く構成で、速めのテンポ設定が劇的な推進力を生んでいます。 バイエルン放送交響楽団ならではの力強く精緻なアンサンブルに裏打ちされた第1楽章、躍動感のある第2楽章、弦の響きが美しい第3楽章を経て、第4楽章の緊張感を伴う終結部。どこを取っても見事な演奏です。
収録作曲家:
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〈次世代ソリストたちによるモーツァルトVol.12〉
モーツァルト(1756-1791):
ピアノ協奏曲 第9番「ジュノーム」
ピアノ協奏曲 第12番
ヴァイオリン協奏曲 第2番 [エヴレン・オゼル、ヤン・ムラーチェク、ハワード・グリフィス、ウィーン放送交響楽団]MOZART, W.A.: Piano Concertos Nos. 9, "Jeunehomme" and 12 / Violin Concerto No. 2 (Ozel, Mráček, ORF Vienna Radio Symphony, Griffiths)
発売日:2026年03月06日
NMLアルバム番号:ALPHA1139CD価格:3,075円(税込、送料無料)
クライバーン2025第3位エヴリン・オゼルと、
チェコ・フィル・コンサートマスターのヤン・ムラーチェクによるモーツァルト!若い世代から中堅までのアーティストが登場する「次世代ソリストたちによるモーツァルト」第12集。 2025年6月初旬にファイナルが行われた第17回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールに於いて第3位(ブロンズ・メダル)入賞、モーツァルト協奏曲のベスト・パフォーマンス賞も受賞したアメリカのエヴレン・オゼルが、「ジュノーム」など2曲を披露しているのが注目です。オゼルにとって初めてのCDとなるこのアルバムで彼は、端正な音色で隅々まで歌心の溢れるモーツァルトを聴かせており、ベスト・パフォーマンス賞もなるほどと思わせる素晴らしい演奏を披露しています。 併せて収録されたヴァイオリン協奏曲ではチェコ・フィルのコンサートマスター、ヤン・ムラーチェクがソリストを務めており、伸びやかな音色でこちらもたいへん気持ちの良い演奏。名匠ハワード・グリフィスのソリストの個性を最大限引き出すサポートにも注目です。収録作曲家:
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ペヤチェヴィチ(1885-1923):
〈交響的作品全集〉
交響曲、ピアノ協奏曲、序曲他 [イヴァン・レプシッチ、シュターツカペレ・ワイマール、アニカ・シュリヒト、マルティナ・フィリャク]発売日:2026年03月06日
CD 2枚組価格:4,650円(税込、送料無料)
クロアチアの作曲家ベヤチェヴィチの名前が母国以外でも語られるようになったのは21世紀に入ってから。特に没後100年の2023年に注目される存在となりました。 1885年にブダペストに生まれ、1923年にミュンヘンで没した彼女は、貴族の家系に育ち、言語的・文化的背景から「中央ヨーロッパの作曲家」と位置づけられます。作風はロマン主義を基盤としながら、印象主義や表現主義の要素も取り入れており、とりわけ後期作品において独自の深化が見られます。 この2枚組のアルバムは、彼女の管弦楽作品の全容を収録。指揮は彼女と同郷でライプツィヒ市立歌劇場の音楽総監督を務めるレプシッチ、オーケストラは2024年から彼が首席指揮者を務めるシュターツカペレ・ワイマールです。ラフマニノフの影響が感じられる「ピアノ協奏曲 ト短調」とウィーンで部分初演された「交響曲 嬰へ短調」の2つの大作を中心に、先進的な和声をもつ「ファンタジー・コンチェルタンテ」、ドイツ音楽の伝統的な性格を備えた「序曲」、カール・クラウスやライナー・マリア・リルケの詩に基づく管弦楽伴奏歌曲、「夜想曲」の管弦楽版を収録しています。
収録作曲家:
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HK グルーバー(1943-):
ピアノ協奏曲
ウィーンの森からのショート・ストーリーズ
空中楼閣 [HK グルーバー、ウィーン放送交響楽団、フランク・デュプレー]発売日:2026年03月06日
NMLアルバム番号:C5536CD価格:2,700円(税込)
80歳を超えてなお第一線で活躍するHK(ハインツ・カール)グルーバーは、現代音楽界において比類なき存在といえるでしょう。作曲家、指揮者、演奏家、シャンソン歌手、教育者でもある彼の音楽は、厳密な構成力と鋭い社会批判、そしてウィーン的なアイロニーとユーモアが共存する点に最大の特徴があります。少年合唱団やウィーン放送交響楽団での経験、シェーンベルク門下の系譜に連なる教育を背景に、1960年代には前衛音楽の絶対的な教条主義に異を唱え、大衆性と芸術音楽の融合を志向、1978年初演の《フランケンシュタイン!!》の成功により国際的名声を確立し、現代音楽に解放感と親しみをもたらした存在として評価されています。 このアルバムに収められた《ウィーンの森からのショート・ストーリーズ》は、自身の歌劇《ウィーンの森の物語》を管弦楽組曲として再構成したもので、歪められたワルツやポルカを通じて、悲劇と社会の残酷さを凝縮して描き出します。ピアノ協奏曲はピアニストのエマニュエル・アックスとHKグルーバーの会談により生まれました。ニューヨーク・フィル、ストックホルム・フィル、ベルリン・フィル、チューリッヒ・トーンハレ管の共同委嘱により2014から2016年にかけて作曲。歌劇《ウィーンの森の物語》完成後に書かれたため、内容は同作と密接に結びついています。ピアノの独奏曲《空中楼閣》では、調性感のある三和音と音列技法という矛盾を内包した作品です。 (...)
収録作曲家:
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カシュペロヴァ(1872-1940):
ピアノ協奏曲 イ短調
交響曲 ロ短調 [アンナ・スクリレヴァ、ベルリン放送交響楽団、オリヴァー・トリンドル]発売日:2026年03月06日
CD価格:2,700円(税込)
CAPRICCIOレーベルが力を入れる知られざる女性作曲家シリーズ「ストラヴィンスキーのピアノ教師」として知られるレオカディヤ・カシュペロヴァは、アントン・ルビンシテインに学び、リムスキー=コルサコフら同時代の作曲家からも高く評価されました。19世紀末から20世紀初頭にかけては、ピアニスト兼作曲家としてロシア国内外で成功を収め、1907年のヨーロッパ演奏旅行では大きな称賛を浴びています。しかし1916年の結婚と革命期の混乱により活動は断絶し、その作品は長く忘れられていました。近年、音楽学者グラハム・グリフィスの研究と校訂出版によって、ようやく再評価が進められています。 1900年の「ピアノ協奏曲 イ短調」は、ストラヴィンスキーに私的に教えていた時期の作品で、1901年に作曲者自身の独奏で初演されました。古典・ロマン派の様式に基づく3楽章構成で、荘重な冒頭、夢想的なアンダンテ、ポロネーズ風の終楽章が鮮明な対照を成します。 1905年の「交響曲 ロ短調」は彼女が書いた最も大きな管弦楽作品で、西欧とスラヴの伝統の中道を歩みつつ、全体にロシア的抒情が漂い、歌謡的な弦の旋律や木管の主題が晴朗なロ長調の結末へと導きます。 指揮のアンナ・スクリレヴァは、2019年から25年にマグデブルク劇場総音楽監督を務め、オイゲン・エンゲルの歌劇《グレーテ・ミンデ》の録音(ORFEO)で2024年にOPUS KLASSIK賞(世界初録音部門)を受賞するなど、意欲的な活動が注目されています。
収録作曲家:
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モーツァルト(1756-1791):
〈ピアノ協奏曲 Vol. 12〉
2台、3台のピアノのための協奏曲他 [ジャン=エフラム・バヴゼ、ガボール・タカーチ=ナジ、マンチェスター・カメラータ]発売日:2026年03月06日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
ジャン=エフラム・バヴゼとガボール・タカーチ=ナジによるモーツァルトのピアノ協奏曲シリーズの完結編となる第12集。歌劇《イドメネオ》と《見てくれのばか娘》の序曲に、2曲のピアノと管弦楽のためのロンド、さらに2台および3台のピアノのための協奏曲が組み合わされた祝祭的な内容になっています。 バヴゼは、9年にわたる録音を振り返り、全集完成の充足感と同時に、録音セッションへの深いノスタルジーを覚えると語っています。このシリーズは、指揮のガボール・タカーチ=ナジと、マンチェスター・カメラータのメンバーとの強固な音楽的結束のもとに完成しました。プロジェクトを締めくくるにあたり、妻であり卓越したモーツァルト解釈者でもあるアンドレア・ネメツと共演できたことは彼にとって特別な喜びであり、とりわけ親密な演奏を聴かせます。
収録作曲家:
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デンマークの室内楽作品集
モーテンセン、コッペル、リスエア、ベンソン、ヘンリケス [ヤンネ・トムセン、セシリア・シリアクス、アンドレアス・ブランテリド、ベンクト・フォシュベリ]発売日:2026年03月06日
CD価格:2,925円(税込)
1930年代半ばに結成されたデンマーク四重奏団(The Danish Quartet)のために書かれた作品を収録。彼らはフルート奏者ギルバート=イェスペルセンを中心にフルート、ヴァイオリン、チェロ、ピアノという非常に珍しい楽器編成で活動し、デンマーク国内外で国際的な名声を博しましたが、この編成のためのオリジナル作品は限られていたため、多くの新作を委嘱してきました。 ここで紹介された5人の作曲家は、第二次世界大戦前後のデンマーク音楽を代表する顔ぶれであり、それぞれが独自の音楽語法を確立しています。リスエアを除く全曲が世界初録音となり、注目のチェリスト、ブランテリドをはじめとするの現代の名手たちが、当時のデンマーク音楽界の創造的エネルギーと実験精神を鮮やかに伝えています。
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コクトー
サティ、ストラヴィンスキー、
フランス6人組のメンバーの作品集 [イザベル・オコネル]発売日:2026年03月06日
CD価格:2,550円(税込)
『コクトー』と題された1枚。ここには、ジャン・コクトーの多面的な芸術精神に共鳴した作曲家たちの音楽が収録されています。中心となるのは、アイルランドの現代作曲家ローナ・クラークがイザベル・オコネルのために書き下ろした新作で、コクトーのデッサンに着想を得た6つの小品を通じ、奇抜さ、モダニズム、自由な感覚、崇高さと滑稽さの共存といった彼の美学を現代的に映し出しています。 そこへ至る道筋として、サティ、ストラヴィンスキー、そしてコクトーを精神的支柱とした「フランス6人組」の作品が配置され、20世紀初頭パリの前衛的空気を再現します。とりわけ簡潔な美しさを誇るサティ、ジャズやパロディを取り入れた6人組の音楽は、コクトーの理念と響き合い、時代と芸術分野を横断する親密な対話を生み出します。 イザベル・オコネルは、2002年のカーネギーホール・デビュー以降、ソリストおよび室内楽奏者として国際的に活躍しています。現代音楽の名手として評価が高く、現在はニューヨークのバード大学音楽院で教鞭を執り、演奏と教育の両面で重要な役割を担っています。
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Expectations
オルガン作品集
サン=サーンス、ギルマン、チャイコフスキー、
ホルスト、デュプレ、ボウイ 他 [アレクサンダー・フィンチ]発売日:2026年03月06日
NMLアルバム番号:DDX21147CD価格:2,550円(税込)
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スコット=バート(1962-):
24の前奏曲 [キム・ダヒ]発売日:2026年03月06日
CD 2枚組価格:3,900円(税込、送料無料)
オルガニスト、ピアニスト、指揮者としても活動する作曲家スコット=バート。交響曲から宗教曲まで手掛け、古今の多様な語法を融合して使いこなします。 「ピアノのための24の前奏曲」はバッハやショパン、ショスタコーヴィチなどの流れを汲んで24の調で書かれた、透明感と構築性を併せ持つ美しい作品です。CD2に収録された「ミニマリズ I」はわずかに形を変えながら反復する動機ではじまる実験的作品、「愛の歌」はロマン派の愛の歌を21世紀的に再解釈し、優美さと不協和音が交錯する小品です。 演奏のキム・ダヒは韓国出身のピアニスト。パリ国立高等音楽院、ミュンヘン音楽・演劇大学、ピーボディ音楽院で研鑽を積み、欧州や韓国、英国の主要なホールで活躍しています。
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時は無情に過ぎ去るものだ
ウィーンの歌曲集 [ギュンター・グロイスベック、ノイエ・ヴィーナー・コンツェルト・シュランメルン]発売日:2026年03月06日
CD価格:2,850円(税込)
オペラやリートの舞台で世界的成功を収めるバス歌手ギュンター・グロイスベック。彼が本作で描くのは、ビーダーマイヤー時代から現代までを貫く「時間旅行」です。ウィーンの伝統的な歌曲を集めた前作『Gemischter Satz』(GRAM99243)に続き、今回はシュランメルン・バンドとの共演により、ウィーンの庶民的音楽がもつ素朴で滋味深い響きが際立ちます。 アルバム・タイトル曲「Annageln kannst es net, die Zeit 時は無情に過ぎ去るものだ」をはじめとする現代作品に加え、アンサンブル・メンバー自身による器楽曲も収録。歌と伝統楽器が交錯しながら、時代を超えて受け継がれてきたウィーン音楽文化の多層的な魅力を鮮やかに描き出しています。
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クライスラー(1875-1962)、
ブラインシュミット(1973-)、
パガニーニ:
協奏的作品集 [ベンヤミン・シュミット、ローレンツ・アイヒナー、ウィーン放送交響楽団、ハンスイェルク・アンゲラー、ザルツブルク・ウインド・フィルハーモニー]発売日:2026年03月06日
CD価格:2,850円(税込)
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New Doors
オルタ、ベルガー、カーマイケル、ジョビン 他作品集 [ルディ・ベルガー 他]発売日:2026年03月06日
CD価格:2,850円(税込)
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シチェドリン(1932-2025):
弦楽、2つのオーボエ、2つのホルンとチェレスタのための音楽(バレエ「犬を連れた奥さん」による)
コンチェルト・ドルチェ他 [オッリ・ムストネン、トゥルク・フィルハーモニー管弦楽団、ローレンス・パワー]発売日:2026年03月06日
CD価格:2,850円(税込)
ムストネンが指揮者として、30年来の盟友シチェドリンの作品を収録したアルバムを、昨年亡くなった作曲家を悼みつつリリースします。 モスクワ音楽院で学び、若くして注目を集めたシチェドリンは、伝説的バレリーナ、マイヤ・プリセツカヤとの結婚を通じてバレエ作品に重要な足跡を残し、ロシア文学や民間伝承、正教の伝統を創作の中核に据えました。その音楽には常に、明確に「ロシア的」と感じられる濃密な精神性が息づいています。 ムストネンはその音楽を深く理解し、創作を刺激し続けた存在であり、「ピアノ協奏曲第5番」をはじめとする協奏作品は、両者の緊密な対話から生まれました。チェーホフ原作のバレエを基にした「弦楽、2つのオーボエ、2つのホルンとチェレスタのための音楽」に見られる濃密で抒情的な管弦楽表現、北ロシアの民俗伝統を素材にバルトークへの敬意を示した「ヴォログダの羊飼いの笛」、ローレンス・パワーが奏でるヴィオラの柔らかな歌が親密な対話を織り成す内省的な「コンチェルト・ドルチェ」、そしてロシア正教のイコン画に着想を得た「ディオニュシオスのフレスコ画」の神秘的な響きは、作曲家の直感と自由、そして二人の揺るぎない信頼関係が一体となった創作の軌跡を鮮やかに描き出しています。
収録作曲家:
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メンデルスゾーン(1809-1847):
ヴァイオリン協奏曲 ニ短調、ホ短調 [エルヴィン・ホッジャ・ガニエフ、ハワード・グリフィス、ロイトリンゲン・ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団]発売日:2026年03月06日
CD価格:3,000円(税込、送料無料)
近年演奏機会の増えているニ短調はメンデルスゾーン13歳の作。対して不動の定番名曲、ホ短調は35歳の作。この2作は神童から円熟へ、古典派からロマン派へという時代の流れを映しています。 独奏は国際的に高く評価されるヴァイオリニスト、エルヴィン・ホッジャ・ガニエフ。彼も幼少より才能を発揮し、2021年にはジョルジェ・エネスク国際ヴァイオリンコンクールで特別賞を受賞。2023年にはカロル・シマノフスキ国際音楽コンクールで2位を獲得、世界各地の主要オーケストラと共演を重ねる彼の瑞々しい解釈による演奏をお聴きください。この時代の音楽に通じたグリフィスが万全の指揮でサポートしています。
収録作曲家:
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カオス
ハイドン、バッハ、ルベル、リゲティ 他の作品集 [カオス弦楽四重奏団]発売日:2026年03月06日
CD価格:3,000円(税込、送料無料)
「混沌(カオス)」が恐怖と創造の源泉であるというある意味逆説的な思想を音楽で体現する1枚。収録曲はルベル、バッハからシュニトケまで、本来さまざまな編成のために書かれた作品を弦楽四重奏用に編曲、ハンガリーの作曲家シャム・グリルスによる即興的な間奏曲がそれらをつなぐように構成されています。 カオス弦楽四重奏団は、ドイツ、ハンガリー、イタリア、オランダと出身地を異にする4人の音楽家が集まって、2019年にウィーンで活動を開始。グループ名を決めようとしたら議論百出して混沌とした結果、「カオス」の名になったそうです。彼らの高度な音楽性と技術を示す、名刺代わりの1枚。
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闇から光を
エルガー(1857-1934):
合唱作品集
「生命の光」より/「使徒たち」より/詩篇第51篇 他 [ウィリアム・ヴァン、ロイヤル・ホスピタル・チェルシー・チャペル合唱団、カラム・ノックス]発売日:2026年03月06日
NMLアルバム番号:SOMMCD0714CD価格:2,700円(税込)
2026年、英国エルガー協会設立75周年アルバムエルガー協会は1951年にエイドリアン・ボールトの後援で設立された慈善団体で、エルガーの音楽振興、特に若い世代への紹介と、教育活動や生誕地博物館への助成を目的とし、学術雑誌や会報の発行も行っています。このアルバムは同協会の創設75周年の記念企画で、5曲の世界初録音を含む、創作初期から壮年期の合唱作品を収録しています。 ロイヤル・ホスピタル・チェルシーは1682年創設の退役軍人施設で、クリストファー・レン設計の建物はロンドン有数の名所として知られています。そのチャペル合唱団はプロフェッショナルの聖歌隊で、基本編成は12名ですが、録音時には随時増員され、アルバムの内容にふさわしい豊かな響きを確保しています。
