2025年12月
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〈HAYDN 2032 第18集〉
ハイドン(1732-1809):
交響曲 第29番
交響曲 第55番「校長先生」
交響曲 第56番 [ジョヴァンニ・アントニーニ、バーゼル室内管弦楽団]発売日:2025年12月19日
CD国内仕様 日本語解説付き価格:3,520円(税込、送料無料)
HAYDN 2032 ハイドン交響曲全曲録音シリーズVol.18 ~校長先生~
愉悦なくして真剣なし。ハイドンの遊び心の極致を示す充実作3作を中心にハイドンが「交響曲の父」と呼ばれる所以となった彼の100曲以上の交響曲は、初期作から後年の作までどれを取ってもユニークな名品ばかり。その全てを作曲家生誕300周年の2032年までに演奏・録音するジョヴァンニ・アントニーニ指揮のHAYDN 2032プロジェクト最新巻は、1774年に書かれ「校長先生」の綽名で知られる第55番、これと対をなす同年作で金管とティンパニが威勢よく響く第56番に、全4楽章作品では比較的初期のものでコントラスト豊かな展開が魅力的な第29番を加えた3曲からなるプログラムです。 「校長先生」の綽名は几帳面なリズムが続く第2楽章に由来しますが、これはあくまでハイドン得意の冗談のようで、彼の書法がどれほど機知に富んでいるかは本盤のスリリングな演奏で十全に味わえることでしょう。 ブックレットに寄せた解説〔国内仕様盤には日本語訳付〕では、音楽学者モーリッツ=バウアーが第29番のフィナーレの展開を「先生から逃げ出すいたずらっ子」になぞらえる一方、指揮者アントニーニは哲人ホイジンガの「遊びも極めれば美にも聖にもなり、真面目を遥かに凌駕する」との言葉を引用。それを実証するかのごとく、ハイドンの門弟でもあったポーランドの作曲家レッセルの素晴らしい短調作品が末尾に添えられているのも印象的です。 バーゼル室内管弦楽団には今回も優れた古楽器奏者たちが続々ゲスト参加。作曲者の企図に迫りながら現代人の心を捉えて離さない名盤がまた一つ刻まれました。収録作曲家:
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オッフェンバック(1819-1880):
歌劇《ホフマン物語》 [フアン・ディエゴ・フローレス、アレックス・エスポージト、エルモネラ・ヤオ、他 アントネッロ・マナコルダ、コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団]発売日:2025年12月19日
Blu-ray国内仕様 日本語字幕/日本語解説付き価格:6,050円(税込、送料無料)
英国ロイヤル・オペラが放つ
フローレス主演《ホフマン物語》の新制作!本作は、屈指の人気オペラ《ホフマン物語》を英国ロイヤル・オペラが満を持して世に問う新制作版で、1954年版、1980年版に続く3度目のプロダクションとなります。題名役の円熟の極みにある世界的テノール、フローレスを中心に、コミカルな機械人形オランピア役のプドワ、病弱な美少女アントニア役のヤオ、妖艶なジュリエッタ役のコスタ=ジャクソンという、3人の個性豊かなプリマ・ドンナを起用。さらに、達人エスポージトが演ずる悪魔の化身がスパイシーなアクセントを加えています。 世界のオペラ界で引く手あまたのアントネッロ・マナコルダのタクトが導く充実した歌唱陣とコヴェント・ガーデンのオーケストラ、ダンサーたちの熱演が、オッフェンバックの音楽に躍動感と豊かな抒情を与え、鬼才ダミアーノ・ミキエレットの幻想怪奇の世界を見事に具象化する演出と相まって、見応え・聴き応えのある舞台として実を結んでいます。収録作曲家:
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ドニゼッティ(1797-1848):
歌曲集 [マルガリータ・グリツコヴァ、マリア・プリンツ]発売日:2025年12月26日
NMLアルバム番号:8.574485CD価格:2,100円(税込)
オペラ作曲家として名高いドニゼッティは200曲余りの歌曲も書きました。美麗な旋律と劇的な感情表現に富んだ歌曲の数々は、近年研究と再評価が進み、演奏・録音の機会が増えています。当アルバムの収録曲でも「私があなたを愛しているかどうか、私に聞く」や「子守歌」が、洗練された詩情と親密な抒情が響き合い、最上級のものと評価されています。 サンクトペテルブルク出身のメゾ・ソプラノ、マルガリータ・グリツコヴァは、ウィーン国立歌劇場などで活躍し、モーツァルトやロッシーニ作品で高い評価を得ています。豊かな表現力と劇的な感性が魅力です。ピアニストのマリア・プリンツは、ムーティやマリナー、小澤征爾らと共演し、世界各地の主要ホールで演奏する演奏家。精緻で洗練された音楽性を誇ります。2人はこれまでにナクソスからショスタコーヴィチ、チャイコフスキー、プロコフィエフの3枚のアルバムで共演、どれも高く評価されています。
収録作曲家:
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コーリス(1972-):
〈合唱作品集〉
不滅/平和のミサ他 [エジソン・シンガーズ、ノエル・エジソン、マイケル・ブロス]発売日:2025年12月26日
NMLアルバム番号:8.574629CD価格:2,100円(税込)
ジュノー賞にもノミネートされたカナダの作曲家ティモシー・コーリスの合唱作品は、深い精神性と社会意識を融合した独自の世界を築いています。 アルバムに収録されているノエル・エジソンの委嘱作「不滅」は、ニューヨークの活気を映すエネルギッシュで、聴衆を圧倒するパワーを持つ作品。キリスト降誕における聖なる女性性を讃えた「おお、大いなる神秘」、彼の代表作「平和のミサ」は、典礼と社会運動という異なる世界を融合させ、平和への祈りを音楽化したものです。 他には自然への賛歌で、2010年に亡くなった彼の友人への深い追悼も込められた「この世で一番いとおしい花」、地上の生命を楽園として見つめる静謐な瞑想曲「楽園にて」を収録。豊かな学識に裏打ちされた彼の音楽は、知的でありながら感情に訴え、世界各地で高く評価されています。
収録作曲家:
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フェルステル(1859-1951):
交響曲 第2番
交響詩「シラノ・ド・ベルジュラック」 [マレク・シュティレツ、フラデツ・クラーロヴェー・フィルハーモニー]発売日:2025年12月26日
NMLアルバム番号:8.574654CD価格:2,100円(税込)
プラハ生まれの作曲家ヨゼフ・ボフスラフ・フェルステルは、ドヴォルザークの後任として聖ヴォイテフ教会でオルガニストを務めた後、ハンブルクではマーラーと交流を深めました。「人間の魂の美の表現」を信条とし、5曲の交響曲をはじめ、歌曲、オペラなど200曲に及ぶ多彩なジャンルの作品を書いたチェコ音楽界の重要人物です。 「交響曲第2番」は、妹の死を悼んで書かれた深い哀しみを湛えた作品です。瞑想的な第1楽章、葬送を思わせる緩徐楽章、軽妙なスケルツォを経て、終楽章では哀しみが力強い勝利の賛歌へと昇華されます。 交響詩「シラノ・ド・ベルジュラック」は、エドモン・ロスタンの戯曲に基づく「5つの交響的イメージ」からなる組曲。第1曲はシラノの秘めた愛をチェロとオーボエが描き、第2曲はロクサーヌの心情に寄り添う内省的な間奏曲。第3曲はシラノとド・ギッシュの対話を生き生きと描くスケルツォ、第4曲はドラマの頂点を成し、情熱と憧憬が交錯する壮麗な音楽。第5曲はシラノの回想が描かれ、愛と諦めが静かに融け合い曲を閉じます。 マレク・シュティレツは、チェコのロマン派および現代音楽のスペシャリスト。世界各地のオーケストラと共演し、30枚を超えるアルバムを発表するほか、古楽の分野でも活躍しています。
収録作曲家:
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ショール(1970-):
〈作曲家のノート 第6集〉
チェロ協奏曲 第2番・第3番
私の子供たちのための2つの歌他 [ナレク・アフナザリャン、ドミトリ・ヤブロンスキー、セルゲイ・スムバチャン、ダニエル・ライスキン、キーウ・ヴィルトゥオージ]発売日:2025年12月26日
NMLアルバム番号:8.579144CD価格:2,100円(税込)
心安らぐメロディとハーモニー、安心感のある古典的な構成、現代的で爽快なスピード感などが絶妙にマッチして人気を高めつつあるショール作品。チェロ協奏曲ではチャイコフスキー・コンクールの優勝者、アフナジャリャンを独奏者に迎えているのが大きなポイントです。 「チェロ協奏曲第2番」は新型コロナ感染症のパンデミック期に生まれた作品で、どこか暗く不安な雰囲気を帯びています。第1楽章では独奏チェロとオーケストラが絶え間ない掛け合いを繰り広げ、第2楽章では悲しみを込めたチェロの旋律が印象的に響きます。終楽章では緊張感のあるテーマが再び現れ、華やかな技巧でクライマックスを迎えます。 「チェロ協奏曲第3番」は、ショールらしい抒情性と技巧が光る作品です。第1楽章はリズミカルで明るく、第2楽章ではチェロがまるで歌うように心を込めて旋律を奏で、第3楽章ではエネルギッシュでスリリングな展開が楽しめます。 「ユモレスク」と「私の子供たちのための2つの歌」は、父親としての愛情が込められた温かい小品です。「ユーモレスク」は軽やかでどこか懐かしく、「マークの子守歌」は優しく包み込むような音楽、「ナタリーのワルツ」は娘の誕生を喜びに満ちたワルツで表現しています。
収録作曲家:
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グラナドス(1867-1916):
スペイン舞曲集
スペイン奇想曲 [アスレホス・ギター・デュオ]発売日:2025年12月26日
NMLアルバム番号:8.579166CD価格:2,100円(税込)
グラナドスの初期ピアノ作品『スペイン舞曲集』と『スペイン奇想曲』は、スペインの民俗音楽と洗練された旋律を見事に融合させています。各曲には文化的・個人的なつながりを示唆する献辞が付され、それぞれが独自の色彩を放つもの。多くの舞曲は三部形式(A-B-A)という構成を基本としていますが、なかには例外的な形式を持つ曲もあり、第3番や第9番では変奏や新しいエピソードが取り入れられるなど、19世紀ヨーロッパで流行したピアノ音楽やサロン音楽の影響も感じられ、第4番「ビリャネスカ」ではルネサンス音楽への関心もうかがえます。またピアノで描かれたスペインの情景は、ギター・デュオの編曲でも自然に表現され、音楽的絵画としての魅力が際立っています。 演奏はアスレホス・ギター・デュオ。ペーザロ生まれのデラ・キアーラは、故郷の音楽院とシエナのキジアーナ音楽院で研鑽を積み、パレルモ・マッシモ劇場管やマルケ・フィル等と共演。2024年にナクソスから初のギター作品アルバムをリリース(8.579103)、好評を博しました。ロカットはステファノ・グロンドーナに師事し、いくつかの国際コンクールで入賞を果たしています。パルマやフェラーラのオーケストラと共演し、欧州やオーストラリア、メキシコのフェスティバルにも出演するなど注目の奏者です。
収録作曲家:
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ボグダノヴィチ(1955-):
〈ギター作品集〉
ギター・ソナタ 第1番
光と影他 [ダニエラ・ロッシ]発売日:2025年12月26日
NMLアルバム番号:8.579177CD価格:2,100円(税込)
ユーゴスラビア出身のギタリスト・作曲家デューシャン・ボグダノヴィチ。ジュネーヴ国際コンクール第1位を獲得後、カーネギーホールでのデビューリサイタルを経験。多彩な録音活動にはスティングとの共著『Prisms』も含まれます。彼はルネサンス、クラシック、世界の民族音楽(特に東欧・アフリカ)、ジャズなどを融合させた、現代の多様性を体現する音楽を生み出しています。 このアルバムにはボグダノヴィチのキャリア全体を象徴する作品を収録、後期の作品の多くはここで演奏するギタリストのダニエラ・ロッシに献呈されています。初期のソナタ第1番は、バルトークやストラヴィンスキーとバルカン民俗音楽の影響が顕著です。カリフォルニア時代の「ビッグ・バンド組曲」「ラテン風変奏曲」は、クラシックとジャズの融合を示し、密度の高い対位法と多彩なリズムが特徴で、聴き手を惹きつけます。後期作品では、ロッシの名前を織り込んだ「ロシニョール」や2つの変奏曲、「ソナチネ」他が収められており、即興性や民俗的要素、古典的形式の採用、複雑な対位法の駆使など、多面的な創作世界を反映しています。 ダニエラ・ロッシはアルゼンチン出身。レオ・ブローウェルに「エネルギーと、表現、完璧な技術を持ち合わせた演奏家」と評価された名手です。
収録作曲家:
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グレツキ(1933-2010):
交響曲 第3番「悲歌のシンフォニー」 [ミハウ・スワヴェツキ、エディタ・クシェミェン 、アンナ・フェデロヴィッチ、クシシュトフ・ウルバンスキ、ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団]発売日:2025年12月26日
NMLアルバム番号:CDAccordACD351CD価格:4,050円(税込、送料無料)
「耳ではなく、心で受け止めてください」
- ウルバンスキ&ワルシャワ・フィル、「悲歌のシンフォニー」の哀切と美を極めた録音!ポーランドのフラッグシップ・オーケストラ、ワルシャワ・フィルと、2024/25シーズンに音楽監督兼芸術監督に就任したウルバンスキの初録音が登場。20世紀ポーランドを代表する作曲家の一人グレツキの名を世界に広く知らしめた交響曲第3番です。 このコンビは2025年6月にワルシャワ・フィルの2024/25シーズンの閉幕コンサートで同曲を演奏して十分に練り上げた後、同月16日から18日の3日間をかけてじっくりとセッション録音で収録しました。 「この曲を指揮することは、私にとって極めて特種な経験である。この曲は私の心に 想像以上の感情を呼び起こすからである。」と語るウルバンスキは、ここで初めての試みを導入。通常、1人のソリストによって歌われる歌詞を3人の歌手に分担させたのです。これは15世紀の聖母マリアの嘆き(第1楽章)、1945年に収容所の壁に書きつけられた女性の遺言(第2楽章)、息子を亡くした悲しみのあまり正気を失って彷徨う女性を描いた19世紀の民謡(第3楽章)という3人3様の悲劇を印象付けるためでした。3人の歌手は統一されたスタイルで歌っているため、これ見よがしに違いを際立たせることはありませんが、その声の色やそれぞれの歌詞にふさわしい解釈によってこの曲がそれぞれ別の女性の物語であることをおのずと伝えてくれます。 (...)収録作曲家:
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ヤナーチェク(1854-1928):
歌劇《マクロプロス事件》
「消えた男の日記」(英語歌唱) [チャールズ・マッケラス、サドラー・ウェールズ歌劇場管弦楽団、スタンリー・ペヴァン、グレゴリー・デンプシー 他]発売日:2025年12月26日
CD 2枚組価格:4,050円(税込、送料無料)
チェコ音楽に特別な熱意を示していたマッケラスの生誕100周年を記念するアルバム。 アメリカのニューヨークに生まれたマッケラスは2歳の時に家族と共にオーストラリアへ移住しました。1946年に英国に渡り、その後プラハでカレル・アンチェルに指揮を学ぶ間にチェコ音楽の豊饒さに触れた彼は、イギリスに戻った後にチェコの音楽の熱心な紹介者となり、特にヤナーチェクのオペラの英国初演を次々と手がけた功績は特筆されます。 ここに収録された《マクロプロス事件》はイギリス初演時の上演4日目のライヴ。オーストラリア出身のドラマティック・ソプラノ、マリー・コリアーをはじめ、声楽陣が張りのある声で熱演していることが伝わります。英語歌唱では響きやイントネーションがチェコ語と微妙に異なるのはやむをえませんが、ヤナーチェク作品の英国での普及、さらには西欧における普及においてマッケラスの果たした功績は大きく、それを振り返るにふさわしいリリースと言えるでしょう。 余白には『消えた男の日記』の放送用スタジオ録音を収録。マッケラスは参加していませんが、二人の名歌手による解釈(こちらも英語歌唱)が聴けます。いずれもBBCの放送音源からの復刻。
収録作曲家:
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モーラン(1894-1950):
交響曲 ト短調
ヴァイオリン協奏曲 [エイドリアン・ボールト、BBC交響楽団、アルバート・サモンズ]発売日:2025年12月26日
NMLアルバム番号:ARIADNE5045CD価格:2,400円(税込)
イギリスの作曲家モーランの没後75年を記念して、巨匠ボールトの指揮する交響曲と、サモンズを迎えたヴァイオリン協奏曲のライヴが登場。 モーランはロンドン生まれですが、一家は間もなくイングランド東部で北海に面するノーフォークに移住。長じて後は先祖が住んでいたというアイルランドのケリー県にも深い関心を寄せました。モーラン唯一の交響曲はこれらの土地での印象が反映しているといわれます。師アイアランド譲りの繊細な和声と豪快なオーケストレーションが特徴で、アイルランドとノーフォークの民謡の影響を受けながらも、悲劇的な性格を帯びており、全曲を通じてティンパニが活躍します。収録されているのは1949年2月9日にロイヤル・アルバート・ホールにおけるボールト指揮BBC交響楽団の演奏。 ヴァイオリン協奏曲はアイルランドの自然や祭り、フィドル文化の影響を感じさせる、ケルト音楽色の濃い作品。ヴァイオリン独奏はモーランが信頼を寄せたアルバート・サモンズで、レーベルによれば、この1946年4月28日の演奏は、公開の場におけるサモンズ最後の協奏曲の演奏で、かつ彼の唯一のライヴ録音とのこと。モーランの友人であったライオネル・ヒルが個人的に録音した音源をマスタリングして収録しました。
収録作曲家:
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ルネ・シュメー
ビクター録音集 [ルネ・シュメー]発売日:2025年12月26日
CD価格:2,325円(税込)
フランス生まれのルネ・シュメー(1887-1977)の米ビクター時代の録音を集めた1枚。先に発売されたHMV録音集(BIDD85064)と合わせて、長らく見過ごされてきたこのヴァイオリニストの魅力を蘇らせる貴重な復刻です。 1921年にカーネギーホールに於いてサン=サーンスのヴァイオリン協奏曲第3番をメンゲルベルクの指揮で演奏、「フランスのクライスラー」と称賛されたシュメーはアメリカでも人気を確立し、ビクター(後のRCA)と契約。クライスラー、エルマン、ハイフェッツらと並び、看板アーティストの証であるレッドシール(日本での通称は「赤盤」)として録音をリリースします。 当CDでは、そのビクター時代の録音を復刻。アルバム前半にはクラシック音楽の小品を収録し、後半にはアメリカ市場を意識して、当時愛唱されていたポピュラー・ソングなどの演奏が収められています。 モーツァルトのロンドでは、速い主部における無窮動風のスピード感とテクニックの冴えが中間部における典雅な歌と見事な対比を形作り、チャイコフスキーやヴィエニャフスキ、ピエルネなどの小品では自在なイントネーションとポルタメントの使用などにより、かなり濃密な情感の表現を聴かせます。 ポピュラー・ソングはカルーソーらが愛唱していたものですが、シュメーは彼らの模倣に留まることなく、ヴァイオリンらしいイントネーションや重音の使用によって聴きがいのある小品に仕上げました。 (...)
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フンパーディンク(1854-1921):
劇付随音楽『奇跡』(1911) [シュテフェン・タスト、ベルリン放送交響楽団&合唱団、ゾフィー・クルスマン、ヨゼッテ・ミヒェラー]発売日:2025年12月26日
NMLアルバム番号:C5543CD 2枚組価格:3,825円(税込、送料無料)
『奇跡』は、クリスマス・イヴにライン川沿いの修道院で起きた奇跡を描いた劇作家カール・グスタフ・フォルメラーのパントマイムで、演者にはセリフがありません。 劇の主役は修道女メギルディス。彼女は大聖堂の堂守となったものの、出会った騎士に魅了されて出奔してしまい、残された聖母マリア像が祭壇から降り、人間の姿となって堂守を務めます。雪の舞うクリスマス・イヴの夜、祭壇に戻ったマリア像の前に、メギルディスが瀕死の我が子を連れて現れますが、メギルディスの子は亡くなっていました。彼女が祭壇の前で泣き崩れると、マリア像が祭壇を降りて手を差し伸べ、子供の亡骸を抱き上げて口づけをし、元の祭壇へと戻って行ったのです。聖堂の鐘が高らかに鳴らされてサルヴェ・レジーナが聞こえ、メギルディスは修道女の勤めに戻りました。 フンパーディンクが付けた音楽はメルヘン的な美しさに満ち、合唱による賛美歌や童謡のような音楽を交えつつ滔々と流れます。ダンスなどの華やいだ場面はありますが、オペラやオラトリオのような劇的な盛り上がりや激情の噴出などはなく、名作『ヘンゼルとグレーテル』の「夕べの祈り」のような優しさと穏やかさが全編を包んでいます。 初演の際は、フォルメラーの友人で俳優・演出家として名高いマックス・ラインハルトが150名の合唱と200名のオーケストラを動員した舞台に仕立てあげ、ドイツのみならず欧州諸国で上演されるヒット作となりました。ブロードウェイでは1年間連続上演、更には映画化までされ、演奏会用の組曲版も作られました。しかし、第2次大戦後は上演の機会に恵まれず、このアルバムは初の全曲盤となります。
収録作曲家:
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フルート・ソナチネ集
A. クレメンティ、タンスマン
ミヨー、イベール、ドヴォルザーク 他 [ルイザ・セッロ、ブルーノ・カニーノ]発売日:2025年12月26日
NMLアルバム番号:CDS8075CD価格:2,325円(税込)
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ロマンティックなフィレンツェ
ゴルディジャーニ(1806-1860):
歌曲集 [マリーナ・コンパラート、ジャンニ・ファブリーニ]発売日:2025年12月26日
NMLアルバム番号:CDS8082CD価格:2,325円(税込)
ルイジ・ゴルディジャーニは19世紀フィレンツェで活躍した作曲家。優れた歌曲の数々によって「イタリアのシューベルト」と呼ばれ、オペラ全盛の時代にあって独自の抒情性で国際的な名声を確立しました。当アルバムの収録曲も、華麗な芸術性と田舎の素朴な言葉や表現を絶妙にバランスさせて、独自の魅力があります。 アルバムの中心をなすのは「トスカーナ民謡集(Popular Tuscan Songs)」。ロッシーニやマイアベーア、ショパンをも魅了した曲集で、喜ばしさが伝わるような旋律が聴く者を惹きつけます。 マリーナ・コンパラートとジャンニ・ファブリーニの丁寧な演奏は、この曲集の持つフィレンツェの香気を伝えます。
収録作曲家:
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フルトヴェングラー(1886-1954):
交響曲 第2番 ホ短調 [ネーメ・ヤルヴィ、エストニア国立交響楽団]FURTWÄNGLER, W.: Symphony No. 2 (Estonia National Symphony, N. Järvi)
発売日:2025年12月26日
NMLアルバム番号:CHAN20373CD価格:2,400円(税込)
ネーメ・ヤルヴィ、フルトヴェングラーを振る!ドイツ・ロマン派の精神と哲学を色濃く継承していたフルトヴェングラーにとっては、既存の作品を演奏することだけでなく、自ら作曲することが音楽家として必然的なことでした。彼が遺した3つの交響曲のうちスイス亡命中に作曲された第2番が最もよく知られています。 ブルックナーやワーグナーといった後期ロマン派の影響を色濃く受けたこの作品は、演奏に70分以上を要する大作で、ドイツ音楽における「運命」や「宿命」のモチーフが重厚なffffや教会オルガンを思わせる響きとして表現され、第3楽章では繊細な木管の音色が印象的に用いられています。第1楽章の主題の下降音形は、全曲を貫く循環主題として構成の柱となっています。 ネーメ・ヤルヴィ指揮、エストニア国立交響楽団によるこのライヴ録音では、比較的速めのテンポが採られ、作品に独特の緊張感と疾走感をもたらしています。重厚な音楽を勢いよく展開していくアプローチが、聴き手に強い印象を残します。
収録作曲家:
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パガニーニ(1782-1840):
弦楽とギターのための音楽集 [ベンヤミン・シュミット、ペトリット・チェク、ベネディクト・ミッターバウアー、フローリアン・エックナー]発売日:2025年12月26日
CD価格:2,850円(税込)
「悪魔のヴァイオリニスト」パガニーニは、実は卓越したギタリストでもあり、ギターを含む多くの室内楽作品を残しました。このアルバムでは、ヴァイオリニストのベンヤミン・シュミットとギタリストのペトリト・チェクを中心としたアンサンブルで、ギター四重奏曲第10番、他を収録。超絶技巧とサロン的な魅力が光る名演です。 コソボ出身のギタリスト、ペトリット・チェクは2007年、ミケーレ・ピッタルーガ・ギター・コンクールで優勝、卓越した表現力で国際的に活躍、多くの著名オーケストラと共演する名手。バッハの無伴奏チェロ組曲をギターで演奏した録音はICMAにノミネートされ、現在グラーツ音楽大学で教鞭を執っています。
収録作曲家:
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ショパン(1810-1849):
〈ピアノ曲集〉
ソナタ 第2番/バラード
マズルカ/練習曲他 [ボリス・ブロック]発売日:2025年12月26日
CD 2枚組価格:3,075円(税込、送料無料)
ウクライナ出身のピアニスト、ボリス・ブロックは、1978年のブゾーニ国際ピアノコンクール優勝を機に国際的に活躍。情熱的な表現で「激しい詩人」と評され、リスト作品の録音では数々の賞を受賞しました。ベートーヴェンやショパンの録音も高く評価され、フォルクヴァング芸術大学の教授として教育にも尽力。世界各地の音楽祭や主要ホールで演奏しています。 彼にとって、ショパンの音楽はまさに「詩の象徴」で、ショパンが心の奥底を語るための言語は旋律であり、それは現実の情景や感情を映し出す鏡でもあると語ります。このアルバムでブロックは、マズルカや練習曲、4つのバラード、即興曲、そしてピアノ・ソナタ第2番を通じて、ショパンの詩的精神を余すところなく描き出しています。
収録作曲家:
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スペイン狂詩曲
ピアノ・デュオによる
ドビュッシー、ラヴェル、シャブリエ、リムスキー=コルサコフ [ベレン・ナバロ、フアン・ラゴ]発売日:2025年12月26日
NMLアルバム番号:IBS-122025CD価格:2,700円(税込)
スペインを中心に活動する、ベレン・ナバロとフアン・ラゴのピアノ・デュオが過去10年間の演奏活動で培ったお気に入りのレパートリーを紹介する1枚。 収録作品はスペインに触発された他国の作曲家による作品で、ラヴェルとリムスキー=コルサコフの曲は作曲家自身による連弾版、ドビュッシーの「イベリア」はアンドレ・カプレ、シャブリエの「スペイン」はアンドレ・メサジェが連弾用に編曲したものが演奏されています。これらの多くは管弦楽版が知られていますが、ピアノ連弾版でそれぞれの作品の魅力が、別の角度から新鮮に伝わることでしょう。 1997年にアムステルダムのスヴェーリンク音楽院で学ぶ2人によって結成されたこのデュオは、ヤン・ワインやホーカン・アウストボらに師事し、ヨーロッパ、アメリカ、中東で活動。モーツァルトからデイヴ・ブルーベックまで、ボーダーレスなレパートリーを持ち、アンサンブルの正確さと高い音楽性で称賛されています。
収録作曲家:
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スクリャービンのノート
近代スペインの作品とスクリャービン [ミゲル・アンヘル・アセボ]発売日:2025年12月26日
NMLアルバム番号:IBS-162025CD価格:2,700円(税込)
「共鳴」をコンセプトにアレクサンドル・スクリャービンの幻想的な世界と、現代スペインの作品を結びつけたアルバム。神秘主義の傾向の強い作品が選ばれており、トラック4のロペス・ロペスの作品ではあらかじめ録音しておいたピアノの音を電気的に操作することで、神秘的な音が生まれています。 ミゲル・アンヘル・アセボはイモラ国際ピアノ・アカデミーでレオニード・マルガリウスに師事。ブリュッセル王立音楽院ではジャン=クロード・ヴァンデン・エンデンに学び、最優秀の成績で卒業しジェロフィ=バシュヴィッツ遺産賞を受賞しました。ラローチャやバドゥラ=スコダらにも師事しています。
収録作曲家:
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フーバー(1852-1921):
ロマンスとバラード集 [アンドレア・ヴィースリ]HUBER, H.: Balladen und Romanzen / Hadlaub (Wiesli)
発売日:2025年12月26日
NMLアルバム番号:SM485CD価格:2,175円(税込)
2014年、バーゼルのクリンゲンタール美術館で「ハンス・フーバーと1900年頃のバーゼルの音楽生活」展が開かれ、翌年から室内楽シリーズ「バーゼルの作曲家たち」が始まりました。このシリーズは、バーゼルゆかりの作曲家たちの作品発表の場を提供することを目的としており、ハンス・フーバーをはじめ、彼に影響を与えた作曲家や、弟子、友人たちの作品が取り上げられたものです。多くのアンサンブルが演奏に参加し、ピアニストのアンドレア・ヴィースリの助言により、1875年頃の歴史的なブリュートナー社製グランドピアノも導入されました。 クライン・クリンゲンタール博物館は、1274年に創設されたクリンゲンタール・ドミニコ会修道院の建物を拠点としており、歴史的な建築空間を活用した文化活動を続けています。
収録作曲家:
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モーツァルト(1756-1791):
2台のピアノのための協奏曲
ショヴォー:
ブエノスアイレスの「トルトーニ」でのクリスティアン [マルガリータ・ヘーエンリーダー、アンティ・シーララ]発売日:2025年12月26日
NMLアルバム番号:SM497CD価格:2,325円(税込)
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フィルハーモニック・ブラス
オーヴァチュア! [トゥガン・ソヒエフ、フィルハーモニック・ブラス]発売日:2025年12月26日
SACD-Hybrid日本語解説付き価格:4,125円(税込、送料無料)
超絶ブラス・アンサンブルのデビュー盤、SACDハイブリッドで再登場!ベルリン・フィルとウィーン・フィルを中心とした有名オーケストラの金管打楽器奏者たちが集結、2023年にデビューした「フィルハーモニック・ブラス」のファースト・アルバムが、レーベルを変えてSACDハイブリッドで再登場します。 プログラムは管弦楽のための有名な序曲集。弦も木管もいない編成への編曲はだいぶ不利な印象ですが、ピッコロ・トランペットが吹き鳴らす驚異的に安定した高音域と、名手たちがずっしりと支える低音域によって、本来は弦楽合奏が生む倍音によって広がる管弦楽の響きに遜色ない音を作り出しているうえ、各奏者の圧倒的な個人技も相まって、それぞれの作品の新たな魅力を発見するスリリングなパフォーマンスに仕上げています。 管弦楽とオペラいずれにも精通したソヒエフの牽引力も見事。今回の再発売によりSACDの再生環境であれば、演奏の素晴らしさを最大限際立たせる高音質で楽しむことが出来ます。
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Nord ノルト
[Vinyl アナログ盤] [Rebekka Bakken レベッカ・バッケン]発売日:2025年12月26日
LP価格:5,775円(税込、送料無料)
ノルウェー出身の歌姫レベッカ・バッケン約2年ぶりのアルバムは、彼女のルーツへの回帰であり、母国ノルウェーの魂へのトリビュートとも言える一枚。Supreme Music Groupからの初めてのアルバムでもあります。 1曲を除いて全てノルウェー語で歌われているというのも、彼女にとって初めての試み。シンセサイザーを中心としたサウンドとバッケンの伸びのある歌声が溶け合い、時にノルウェーの角笛(ゴートホーン/ブッケホルン)なども重なって、雄大な音風景を作り上げています。 10曲入りCD(SMGG014)から8曲を別エディットで収めたアナログ盤。美しいブルーのカラー・ヴァイナルです。
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デイヴィッド・マシューズ:
交響的二部作「アンナ」
交響曲 第11番
フルート協奏曲 [ジャック・ファン・ステーン、アルスター管弦楽団、エマ・ハルナン]MATTHEWS, D.: Anna, Symphonic Diptych / Symphony No. 11 / Flute Concerto, Op. 166 (Halnan, Ulster Orchestra, Steen)
発売日:2025年12月26日
NMLアルバム番号:SOMMCD0710CD価格:2,400円(税込)
「ティペットとブリテンの後継者」と見做されるイギリスの現代作曲家、ディヴィッド・マシューズの作品集。 冒頭の「アンナ」は2023年に初演された歌劇に基づく管弦楽のための作品。革命を背景にした兄ピーターと妹アンナの物語を二つの楽章で描いています。 交響曲第11番は、トランペットと弦の響きから着想された単一楽章の自由な変奏曲。 フルート協奏曲は牧神パンを讃える舞曲や、アイルランド風の旋律が織り込まれた技巧的な作品です。フルート独奏は、BBCヤング・ミュージシャン優勝者でARAM受賞のエマ・ハルナン。彼女は新作委嘱にも積極的で、デイヴィッド・マシューズの他、カール・ジェンキンスやジェームズ・フランシス・ブラウンらが作品を献呈しています。
収録作曲家:
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ルクレール(1697-1764):
ヴァイオリン協奏曲集 第1集 Op.7より
第1番・第4番・第5番・第6番 [エイドリアン・バターフィールド、ロンドン・ヘンデル・プレイヤーズ]LECLAIR, J.-M.: Violin Concertos, Vol. 1 - Nos. 1, 4, 5, 6 (Butterfield, London Handel Players)
発売日:2025年12月26日
NMLアルバム番号:SOMMCD0711CD価格:2,400円(税込)
エイドリアン・バターフィールド率いるロンドン・ヘンデル・プレイヤーズが、ジャン=マリー・ルクレールのヴァイオリン協奏曲集の録音を開始。2000年に旗揚げされたこの名高い古楽アンサンブルは、豊かな経験と精緻な音楽性で知られており、バターフィールドが録音したルクレールのヴァイオリン・ソナタ集のディスク(NAXOS)は『グラモフォン』誌から高い評価を受けています。 ルクレールの2巻のヴァイオリン協奏曲集は、イタリアの華麗な演奏技巧フランス伝統の舞曲をさせており、フランスのヴァイオリン音楽発展に重大な貢献を果たしました。今後の展開が楽しみなシリーズです。
収録作曲家:
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フンメル(1778-1837):
ピアノ五重奏曲 ハ長調
シューベルト(1797-1828):
ピアノ五重奏曲「ます」 [ピーター・ドノホー、イ・ムジカンティ]SCHUBERT, F.: Piano Quintet, Op. 114, "The Trout" / HUMMEL, J.N.: Septett militaire, Op. 114 (version for piano quintet) (Donohoe, I Musicanti, Bosch)
発売日:2025年12月26日
NMLアルバム番号:SOMMCD0712CD価格:2,400円(税込)
ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスという独特で豊かな響きをもつ編成による室内楽作品を収めたアルバム。 モーツァルトの愛弟子で、ハイドンやサリエリにも学んだフンメルは、ヴィルトゥオーゾ・ピアニストとしての名声に加え、作曲家としても豊かな創造性を示しました。この五重奏曲は、彼が1829年に完成させた七重奏曲第2番「軍隊」を、翌年ウィーンでの出版に際してピアノ五重奏に編曲したもので、このアルバムの演奏者レオン・ボッシュによって楽譜が発見されました。七重奏曲の管楽器のパートを弦楽器群に巧みに置き換えることで、より親密で柔らかな響きを実現しています。 同じ編成で書かれた有名曲、シューベルトの「ます」とともに、ピーター・ドノホー他の演奏で。
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ブラガ・サントス(1924-1988):
室内楽作品全集[3枚組 BOX] [レオノール・ブラガ・サントス、ロペス・グラサ四重奏団 他]発売日:2025年12月26日
CD 3枚組価格:3,675円(税込、送料無料)
ジョリー・ブラガ・サントスは、6つの交響曲をはじめ多彩な作品で知られる、20世紀ポルトガルを代表する作曲家です。初期作品はルネサンス期ポルトガルの巨匠たちから影響を受けた旋法的和声と複雑な対位法を駆使し、その響きはヴォーン・ウィリアムズやモーランといったイギリスの作曲家を思わせます。1960年頃からは半音階的語法や民族音楽の要素を取り入れ、力強いエネルギーとユーモアを保持した作品を書き、晩年には瞑想的な作風にも到達しました。 このシリーズでは、1940年代から1980年代までの幅広い時期に作曲された室内楽を収録。第1集では21歳で書かれた弦楽四重奏曲第1番から晩年の弦楽六重奏曲まで、作風の変遷をたどることができます。第2集には1950年代半ばから80年代半ばまでの5作品を収録し、様々な編成による響きの多様さを楽しめます。第3集にはさまざまな小品を収録。これらの多くが世界初録音であり、作曲家の娘でヴィオラ奏者のレオノール・ブラガ・サントスも参加、作品に華を添えています。 ※過去にリリースされたアルバムのBOX化。
収録作曲家:
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ルオフ(1957-):
オルガン作品全集[5枚組 BOX] [ヤン・レヘトラ 他]発売日:2025年12月26日
CD 5枚組価格:5,925円(税込、送料無料)
アクセル・ルオフは、シュトゥットガルト大学で教授・学部長を務め、ドイツやイタリアの作曲コンクールでの受賞歴も多い、1957年生まれの作曲家。東京藝大への留学経験をもち、日本とも縁深い存在です。 彼の作風は、ラングレー、デュプレらに代表されるフランスの伝統的なオルガン音楽の荘厳さと、レーガーらドイツ後期ロマン派の精緻な対位法を融合した、現代オルガンの可能性を余すところなく引き出すもの。「聖書の7つの情景」や、重厚なコラール前奏曲などの旧約聖書のドラマティックな場面や典礼音楽を壮大かつエネルギッシュに描き出す一方、“ハッピー・バースディ”の旋律を元にした「変奏曲とグロテスクなフーガ」などユーモアや風刺を効かせた作品も書いています。 演奏はフィンランドの名手ヤン・レヘトラが務め、フィンランドのトゥルク大聖堂や聖ミカエル教会、聖パウル教会といった歴史的楽器の響きを巧みに活かしています。 ※過去にリリースされたアルバムのBOX化。
収録作曲家:
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フュルステンタール(1920-2016):
室内楽作品全集[3枚組 BOX] [ロゼッティ・アンサンブル]発売日:2025年12月26日
CD 3枚組価格:3,675円(税込、送料無料)
ロベルト・フュルステンタールは、ウィーン生まれのユダヤ人作曲家。1938年のドイツによるオーストリア侵攻を機にアメリカへ亡命し、会計士として生計を立てる中で、若き日の作曲活動は人々の記憶からも本人の心からも遠ざかっていました。 しかし、亡命から35年後、初恋の女性との劇的な再会によって創作への情熱が再燃。それ以来、96歳で没するまで、歌曲や室内楽を数多く生み出し続けました。その音楽は、世紀末ウィーンの優雅な雰囲気とカリフォルニアの明るさを併せ持ち、彼の言葉「作曲をするときは、私の心はウィーンに帰る」に象徴されます。 このシリーズでは、ピアニストのジョン・レネハン率いるロゼッティ・アンサンブルのメンバーたちが、彼の作品を丁寧に奏でています。 ※過去にリリースされたアルバムのBOX化。
収録作曲家:
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J.トーマス(1826-1913):
ハープとピアノのための二重奏曲全集[5枚組 BOX] [デュオ・プラクセディス]発売日:2025年12月26日
CD 5枚組価格:5,925円(税込、送料無料)
ウェールズの作曲家・名ハーピスト、ジョン・トーマスは、ヴィクトリア女王の専属ハープ奏者としてその洗練された技巧で名声を博し、ハープ独奏曲のみならず、ハープ・デュオ曲やハープとピアノの二重奏曲を数多く残しました。 このシリーズは、18世紀末から20世紀初頭までの知られざるハープとピアノ二重奏曲の発掘に力を注ぐデュオ・プラクセディスが、トーマスによるシューベルト歌曲編曲の全曲や、ベートーヴェン、ショパン、ヘンデルの作品、グノーやヴェルディ、ロッシーニ、ドニゼッティらのオペラ編曲の他、自作カンタータの編曲まで、トーマスの多彩なレパートリーを華麗に奏でます。技巧と優雅さが溶け合うその演奏は、サロン文化の香りと共に、ハープとピアノの響きの魅力を存分に引き出しています。 ※過去にリリースされたアルバムのBOX化。
収録作曲家:
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〈マルメからの音楽 第1集〉
バス・クラリネットのための
3つの新しい協奏曲 [カール=ヨハン・シェルンストルム、ベンヤミン・シュミット、ヨアヒム・グスタフソン、マルメ交響楽団、ムジカ・ヴィーテ]Music from Malmö, Vol. 1 - DAFGÅRD, J. / GORDON, G. / PHIBBS, J. (3 New Concertos for Bass Clarinet) (Stjernstrom, Schmid, Malmö Symphony, Gustafsson)
発売日:2025年12月26日
NMLアルバム番号:TOCN0037CD価格:2,325円(税込)
バス・クラリネット協奏曲という稀少なジャンルに新たなレパートリーを加える注目アルバム。スウェーデン、イギリス、アメリカの3人の作曲家がバス・クラリネットの可能性を追求して作曲した、情熱的で劇的な音楽から明るく楽しい音楽まで多彩な表情を持つ作品を収録しています。 演奏はスウェーデン出身のカール=ヨハン・シェルンストルム。18歳でコンクール優勝後、クラリネット奏者としてキャリアを始めました。マルメ音楽アカデミーで学び、アルス・ノヴァでバス・クラリネットのスキルを磨き、1999年にマルメ交響楽団のバス・クラリネット奏者に就任。国際的な演奏活動に加え、1999年から教育者としても活躍しています。ダーフゴードの「タンデム」で共演するベンヤミン・シュミットのヴァイオリンにも注目です。
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J.シュターミッツ(1717-1757):
ダルムシュタット交響曲集 [ティモ・ハントシュー、プフォルツハイム南西ドイツ室内管弦楽団]発売日:2025年12月19日
CD価格:3,000円(税込、送料無料)
ヨハン・シュターミッツはボヘミア出身で、オルガニストの父から音楽を学び、プラハ大学を経て1741年にマンハイム宮廷楽団に入団、首席ヴァイオリン奏者を経て宮廷楽長に昇進。楽団を欧州屈指に育て、パリでも歓迎されました。50曲以上の交響曲を残し、ソナタ形式の確立に寄与、管楽器の活用や大胆な強弱法でマンハイム楽派を牽引したことでも知られます。 生前に出版されなかった多くの器楽作品は写譜で流通し、ダルムシュタット大学図書館所蔵の一連の交響曲は「ダルムシュタット交響曲」と呼ばれます。これらは1750年前後に作成され、一部の写譜は楽長グラウプナーも関与したと考えられています。アルバム収録の交響曲は弦楽中心の編成で2曲にのみホルンを追加。ほぼ例外なく急‐緩‐急の3楽章形式を採り、終楽章がメヌエットとなる作品もあります。マンハイム楽派の特徴とされた急激な強弱変化は使われず、後期バロック音楽に近い響きを持っています。
収録作曲家:
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ノヴァーク(1870-1949):
ピアノ協奏曲
組曲「若い娘」
組曲「ニコティナ」 [ウカシュ・ボロヴィチ、ヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団、オリヴァー・トリンドル]発売日:2025年12月19日
CD価格:3,000円(税込、送料無料)
ヴィチェスラフ・ノヴァークはドヴォルザークに師事し、プラハ音楽院教授として多くの作曲家を育成。1890年以降、モラヴィアやスロヴァキアの民族音楽を収集・研究し作品に生かしました。交響詩や管弦楽組曲が多く、カンタータや歌劇、合唱つき交響曲も手がけています。 「ピアノ協奏曲 ホ短調」は学生時代の作品。ひとつの主題を全曲にわたって展開する構造を持ち、形式的にも意欲的な試みが見られます。完成から20年後の1915年11月に初演されましたが、ノヴァーク自身は作品に満足することはなく、出版は行われませんでした。 バレエ・パントマイム「若い娘」は、作家スヴァトプルク・チェフの作品に着想を得た幻想的悲劇で、青春と死を象徴的に描いた物語で名指揮者ヴァーツラフ・ターリヒの指揮によって1929年初演されました。この録音では多彩な音楽を生かした独自の組曲版をポロヴィッが編纂しています。 「ニコティナ」は、「若い娘」の姉妹作として4週間で完成したユーモラスな幻想劇。修道士と幻の女性ニコティナの夢の冒険を描き、1930年プラハ国民劇場で初演されています。ターリヒが組曲版を編纂しました。
収録作曲家:
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ナウマン(1741-1801):
歌曲とピアノ四重奏曲 [マリー・ルイーゼ・ヴェルネブルク、ゼバスティアン・クネーベル 他]発売日:2025年12月19日
CD価格:3,000円(税込、送料無料)
「第九」で有名な「歓喜に寄す」を歌詞とする歌曲も収録!
18世紀後半のドイツの作曲家ナウマンの貴重な歌曲集。ヨハン・ゴットリープ・ナウマンは、18世紀後半ドレスデンの宮廷楽団の楽長を務めた作曲家。幼少期からドレスデン聖十字架合唱団の団員となって研鑽を積み、ヨハン・ゼバスティアン・バッハの弟子であったゴットフリート・アウグスト・ホミリウスに師事。イタリア各都市を旅し、タルティーニら当時の著名な音楽家たちと親交を深め、ドレスデンの宮廷楽団の楽長であったヨハン・アドルフ・ハッセの推挙でドレスデンの教会音楽作曲家の地位を得た後、1776年には宮廷楽長に任命されました。加えてスウェーデンとデンマークで宮廷楽団と劇場の再建を成し遂げたことにより、ナウマンの名声は国際的なものとなりました。音楽史的には、メンデルスゾーンやワーグナーが作曲に取り入れたことで知られる「ドレスデン・アーメン」と呼ばれる有名な和声進行の発案者としても知られています。 オペラなどの舞台作品や教会音楽など宮廷の公式行事用の作品を数多く残したナウマンですが、王侯貴族たちの私的なサロンでの演奏のためにも300もの歌曲を書いています。それらは創意あふれる旋律の創出、韻文の自然な音楽化、声と伴奏楽器の対等性という、極めて優れた作曲技法を示しており、18世紀後半のドイツ歌曲における最高峰の例とされています。 (...)収録作曲家:
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ヴィット(1770-1836):
交響曲 第1番 変ロ長調
交響曲 第2番 ニ長調
交響曲 第3番 ヘ長調 [ミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンス、ケルン・アカデミー]発売日:2025年12月19日
CD価格:3,000円(税込、送料無料)
「ベートーヴェンのイエナ交響曲」の真の作者、ヴィットの交響曲集!フリードリヒ・ヴィットはベートーヴェンと同じ年の1770年にドイツのヴュルテンベルク州の小さな町ニーダーシュテッテンで生まれたチェロ奏者、作曲家。エッティンゲン=ヴァラーシュタインの楽団でアントニオ・ロゼッティに学び、チェロ奏者として活動した後、1801年から1824年に引退するまでヴュルツブルク宮廷楽団の楽長として活躍しました。一時期はヴュルツブルク劇場の楽長も務めていた彼は、舞台作品も手がけましたが、主な作品は管弦楽曲と宗教曲でした。交響曲は23曲が現存します。 引退後は忘れられた存在だったヴィットが20世紀になって突如脚光を浴びます。1909年にイエナの図書館で発見されたハ長調の交響曲が当初、若きベートーヴェンの作品とされ、その作曲法の発展の空白を埋めるものとしてセンセーションを巻き起こしました。この曲は1910年に蘇演が行われ、1957年まで「ベートーヴェンのイエナ交響曲」とされて、フランツ・コンヴィチュニー指揮シュターツカペレ・ドレスデンなど、いくつかの録音も行われました。現在ではこのハ長調の交響曲は、ヴィットの交響曲第14番とされています(NAXOSにパトリック・ガロワ指揮シンフォニア・フィンランディア・ユヴァスキュラの録音あり。8.572089)。 (...)
収録作曲家:
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ヒナステラ(1916-1983):
弦楽四重奏曲
ピアノ五重奏曲
ラヴェル(1875-1937):
弦楽四重奏曲 [ミンゲット四重奏団、ミヒャエル・コルスティック]発売日:2025年12月19日
CD価格:3,000円(税込、送料無料)
20世紀アルゼンチンを代表する作曲家ヒナステラ。コープランドに師事し、アルゼンチン民謡を引用しながら力強いリズムと詩情を融合させた作品を生み出しました。弦楽四重奏曲第1番はその代表的な作品で、エネルギッシュなリズム、不協和の緊張感、幽玄なスケルツォ、抒情的なアダージョ、そしてギターを思わせる効果を伴うフィナーレで構成。南米の情熱と現代的構築美が結晶した名作です。彼は1955年以降は新表現主義へと転じ、前衛的な音楽語法を追求しました。1963年のピアノ五重奏曲は、4つの楽章の間に弦とピアノによるカデンツァを3つ挟む構成をもち、半音階的で緊張感あふれる響きが特徴です。 かたやラヴェルの弦楽四重奏曲は、師フォーレに献呈された初期の代表作。柔らかく流れる旋律、ピツィカートを多用したスケルツォ、夢みるような緩徐楽章、不規則拍子の終楽章など、透明な質感を持つ繊細な音響が特徴で、印象派的色彩と精密な構造を合わせ持つ傑作です。 演奏は近代作品を得意とするミンゲット四重奏団。ヒナステラの五重奏では名手コルスティックが技巧的な演奏を聴かせます。
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J.シュトラウス2世(1825-1899):
喜歌劇《くるまば草》 [ミヒャエル・ブラントシュテッター、ゲルトナープラッツ州立劇場管弦楽団、マイヤー、シェルク 他]発売日:2025年12月19日
CD価格:3,000円(税込、送料無料)
ヨハン・シュトラウス2世の晩年の喜歌劇《くるまば草》、
生誕200年記念のライヴ録音が登場。軽快な序曲で知られるこの作品は、ハーブの一種である「くるまば草」のお茶とワインを混ぜると媚薬になるという設定を巡る、村の役人と住民たちの騒動を描いた作品です。物語は、恋人たちのすれ違いと勘違いがコミカルに展開するドタバタ喜劇で、ワルツ王シュトラウスの名旋律に彩られ、「Trau, schau, wem!(信ぜよ、されど確認せよ)」のモットーが全体を貫く、ウィーン情緒あふれる傑作です。 ヨーゼフ・E・ケップリンガーによるこの活気に満ちた新演出は、森の中で繰り広げられる恋の騒動を、熟達の歌手たちが奔放な喜びをもって描き出しています。当録音はミュンヘンのゲルトナープラッツ劇場がウィーンの「ヨハン・シュトラウス2025」音楽祭に招かれた時のライヴ収録で、音楽の無いセリフ部分はカットしています。収録作曲家:
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マラッツォーリ(1602年頃 - 1662年):
平和と歓喜のカンタータ集 [ボストン古楽音楽祭声楽&室内アンサンブル]発売日:2025年12月19日
NMLアルバム番号:555731-2CD 2枚組価格:3,000円(税込、送料無料)
古楽の名手たちによるローマ・バロックの巨匠マラッツォーリの知られざるカンタータ集マルコ・マラッツォーリはアントニオ・バルベリーニ枢機卿や教皇アレクサンデル7世らに仕え、主にローマで活躍した17世紀の作曲家、ハープ奏者、テノール歌手。枢機卿に従い、イタリア各都市やパリなどヨーロッパ各地を巡り、オペラやオラトリオ、カンタータを作曲しました。中でもカンタータはマラッツォーリにとっての得意ジャンルであり、それらはイタリアだけでなく、フランスでも人気を博しました。 本録音では6声の声楽、2本のヴァイオリン、そして通奏低音のためのカンタータに焦点が当てられており、この形式で現存する7曲中5曲が収録されています。その内容は祝祭や戦争の終結、教皇によってもたらされた平和の称賛といったもので、独唱に加え合唱や器楽合奏などが導入された小さなオペラのようです。 生前の高い評価にもかかわらず、マラッツォーリのカンタータは現在ではあまり顧みられることがありません。その理由は、現存する自筆楽譜が判読不能な部分が多いためだと言われています。ヴァチカンのアーカイヴに残された自筆譜は、取り消し線で消された部分、書き直された部分、誤った音符、判読不能な小節、解読不能なテキスト、通奏低音部の小節の欠落などが随所に見られ、現代の演奏譜とするには様々な困難があります。その音楽はポリフォニックな展開に重点が置かれており、同時代の他の音楽には見られない数多くの不協和音が見られます。今回の録音ではその不協和音をあえて修正せず、そのまま音楽的な効果として受け入れて演奏しています。 (...)
収録作曲家:
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ガデンシュタッター(1966-):
Paramyth 1-3 [アルディッティ弦楽四重奏団]発売日:2025年12月19日
CD価格:2,925円(税込)
クレメンス・ガデンシュテッターはラッヘンマンに師事し、現在グラーツ音楽芸術大学教授。ドナウエッシンゲン音楽祭やウィーン・モデルンなど主要音楽祭から作品が委嘱され、上演されています。 このアルバムに収録されたParamythは、JACK、MIVOS、アルディッティの各四重奏団のために書かれた弦楽四重奏曲のツィクルスですが、ここではアルディッティ四重奏団が全曲を演奏しています。
収録作曲家:
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レンスホルト(1978-):
メモリアム [シェナテット]発売日:2025年12月19日
CD価格:2,925円(税込)
デンマークの作曲家ニルス・レンスホルトは、実験的なオペラや、パフォーマンスを融合させた革新的手法で知られます。舞台作品『メモリアム』は、出演者が儀式的な動きや音楽を通じて、過去の経験を次の世代へと伝えていくという、共同体の大切な営みを表現しています。 シェナテットはコペンハーゲンを拠点とするアンサンブルで、2008年以降、現代音楽やパフォーマンスを融合した革新的な舞台を展開。芸術監督アスプレイ・クリステンセンのもと独自の体験を創出しています。
収録作曲家:
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プロセッションの音楽 [ムジカペレ・インナーヴィルグラーテン]
発売日:2025年12月19日
CD価格:2,925円(税込)
このアルバムは、東チロルの集落で、宗教や祭礼のために人々が列をなして歩む際に演奏される音楽を収録したものです。これらは様々な賛美歌を基にした素朴な旋律を持ち、葬送や結婚の行列の行進曲などの実用音楽として受け継がれてきました。 演奏するムジカペレ・インナーヴィルグラーテンは1831年に創設された金管バンド。伝統の行進曲を守り続けるその情熱が、村の音楽文化を支えています。
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ラウアーマン(1985-):
Varve [ルーカス・ラウアーマン]発売日:2025年12月19日
CD価格:2,925円(税込)
ルーカス・ラウアーマンはオーストリアの作曲家・チェリストで、演劇や映画音楽の制作に加え、チェロという楽器の表現を拡大するためにエフェクトやサンプラーを用いながら、社会的テーマに深く取り組んでいます。 このアルバム・タイトルの『varve』は、主に氷河性湖の湖底に堆積した層のことで、季節の変化に伴って繰り返される堆積物が対を成す薄い層を指します。オルガンやヴォーカル・アンサンブルをサンプリング録音したものを伴奏に、チェロが不規則かつ微細に変化してゆく自然の時間を表現します。
収録作曲家:
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シェンク(1982-):
November Night [アンサンブル・ムジークファブリーク、クラングフォルム・ウィーン、アンサンブル・アンテルコンタンポラン、アンサンブル・モデルン]発売日:2025年12月19日
CD価格:2,925円(税込)
ニナ・シェンクはリュブリャナ、ドレスデン、ミュンヘンで作曲を学び、2008年に修士号取得。作品はBBCプロムスやザルツブルク音楽祭などで演奏され、主要オーケストラやアンサンブルと共演しています。受賞歴も多く、2019年からスロベニア科学芸術アカデミー会員。2024年ウィーン・モデルンで権威あるエルステ銀行賞を受賞しました。 このアルバムはアメリカの詩人アデレイド・クラプシー(1878-1914)の詩「十一月の夜」に着想を得た作品集。シェンクの描き出す音世界は、文学、無声映画、五大元素、そして自然界の周期と直感といった多彩なアイデアを融合させています。2019年から2024年にかけて書かれたこれらの作品を、3カ国4都市で活躍する名アンサンブルが演奏しています。
収録作曲家:
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アンラヴェリング [ティム・フェイン]
UNRAVELING
発売日:2025年12月19日
CD価格:3,000円(税込、送料無料)
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芥川也寸志 傑作集 [野平一郎、佐藤晴真、菅原淳、オーケストラ・ニッポニカ]
発売日:2025年12月19日
CD国内盤価格:3,410円(税込、送料無料)
偉大なる功績を讃えて。
芥川也寸志生誕100年に贈るメモリアルアルバム。1925年に、文豪芥川龍之介の三男として誕生した作曲家、芥川也寸志。音楽にのみならず、文化的、社会的活動を実践し多大な功績を遺した日本を代表する作曲家です。 本アルバムは魅力ある芥川のオーケストラ作品をライヴ収録。ミュンヘン国際音楽コンクール優勝の佐藤晴真を迎えた「コンチェルト・オスティナート」や交響曲第1番など必聴です。そして、芥川也寸志の志を継ぐべく、その名を冠に掲げた「芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカ」。ニッポニカは23年の活動後、この公演をもって演奏活動を休止することになりましたが、残した音源、楽譜、それらの活動の功績は未来への遺産となります。まさに芥川也寸志とニッポニカの功績を讃えたアルバムです。収録作曲家:
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オマージュ
ブラームス、R.シュトラウス:
チェロ・ソナタ他 [マティアス・バルトロメイ、アリアーヌ・ヘーリング]発売日:2025年12月19日
SACD-Hybrid日本語解説付き価格:4,125円(税込、送料無料)
ウィーンに120年以上続く音楽一家に生まれたマティアス・バルトロメイが、万感の思いを込めて父に捧げるアルバム。マティアスの曽祖父はクラリネット奏者、祖父はヴァイオリン奏者としてウィーン・フィルに参加。父フランツはウィーン・フィルの首席奏者を務め、バーンスタイン指揮のハイドン:協奏交響曲(DG)やプレヴィン指揮のR.シュトラウス「ドン・キホーテ」(Telarc)の録音ではソリストも務めました。 父と同じチェロ奏者となったマティアスですが、若い頃は父に反抗して異なったアプローチを採ってばかりいたといいます。しかし、2023年に父を亡くしてしばらく経ったある日、父の演奏を収めた録画を見たマティアスは、自分が無意識のうちに彼から多くの表現を吸収して自らのものとしていたことに気づきます。 このアルバムは、父が2001年に行った録音と同じホール、同じ曲目で行われ、最後にマティアスが編曲したシューベルトの小品が添えられています。マティアスから父へのオマージュであると同時に、ウィーンを舞台に活躍してきた作曲家たちと演奏家たちへのオマージュともなっています。
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ゴーベール(1879-1941):
ヴァイオリンとピアノのための作品全集 [ニコラ・ドートリクール、瀬尾 和紀]発売日:2025年12月19日
CD 2枚組国内盤価格:3,520円(税込、送料無料)
華やぎと憂愁が交差する、フランス近代の香りMusicien complet(完全なる音楽家)を体現した作曲家、フィリップ・ゴーベール。彼がヴァイオリニストであったことを知る人は、果たしてどれほどいるだろうか。 フランスの風景や日常に息づく、目も眩むほどに美しい建築や街並み、パリジャンたちの粋な優雅さ、そして心温まる瞬間を切り取ったような旋律の数々。 フランスの名ヴァイオリニスト、ニコラ・ドートリクールと、ピアニストとして共演する瀬尾和紀が、その香気に満ちた世界を精緻に描き出す貴重な作品集。 (...)
収録作曲家:
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トッカータと瞑想曲
ラヴェル、ヴィエルヌ、デュリュフレ
ギルマン、ボエルマン、ヴィドールのオルガン作品集 [ダリア・リトヴィシュコ]Organ Recital: Lytvishko, Dariia - BOËLLMANN, L. / DURUFLÉ, M. / GUILMANT, A. / RAVEL, M. / VIERNE, L. / WIDOR, C.-M. (Toccatas and Meditations)
発売日:2025年12月12日
NMLアルバム番号:8.551488CD価格:1,900円(税込)
フランスのオルガン伝統を讃える名曲集。フランス・オルガン楽派の創始者ヴィドールの代表作「交響曲第5番」の技巧的なトッカータをはじめ、同時代のヴィエルヌの美しい瞑想曲、さらにデュリュフレやボエルマン、ギルマンといった作曲家たちの個性豊かな作品を収録。加えて、ラヴェルの魅力的な編曲作品も盛り込まれています。 このアルバムがNAXOSへのデビューとなるダリア・リトヴィシュコは、1995年にウクライナ西部のルーツィクに生まれ、当地でピアノとオルガンを学びました。2014年よりドイツに在住し、ヴォルィーニ州立文化芸術カレッジで専門教育を修了後、ヴェストファーレン教会音楽大学で教会音楽を学び、2019年に学士号、2022年に修士号を取得。現在はヨーロッパ各地の教会や音楽祭で活躍し、ウェストミンスター寺院、セント・ポール大聖堂、オラトワール・デュ・ルーヴル教会、ローマのパンテオン、ハンブルク聖ミヒャエル教会などで演奏。その活動は欧州諸国に加え、カナダやアメリカにも及びます。ヘルフォルトのエマウス教会と聖マリア教会のオルガニストを務め、指揮活動にも携わっています。さらに母国ウクライナがロシアの侵攻を受けて以来、数多くの慈善コンサートを開き、支援活動にも力を注いでいます。
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メンデルスゾーン(1809-1847)
シューマン(1810-1856):
ヴァイオリン協奏曲 [アルブレヒト・メンツェル、ロベルト・ファン・スタイン、ライプツィヒ交響楽団]発売日:2025年12月12日
NMLアルバム番号:8.551489CD価格:2,100円(税込)
メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲 ホ短調は、長期にわたる作曲期間と、献呈先であるフェルディナンド・ダヴィッドとの共同作業を経て生み出され、初演時から大成功を収めた人気作です。一方、シューマンのヴァイオリン協奏曲は、斬新な和声と劇的な雰囲気を持つ晩年の作品。シューマンの死後、初演されることもなく80年間も忘れられていましたが、近年は演奏機会も多くなっており、このアルバムのソリストのメンツェルも「この曲が作曲家の内面世界を、最も深い苦悩から最高の歓喜に至るまで明らかにしている」と捉えています。 アルブレヒト・メンツェルは、ポーランドのリピンスキ国際コンクールでグランプリ、パガニーニ国際コンクールやダヴィッド・オイストラフ・コンクールで上位入賞を果たし、13歳でドレスデン音楽祭にソリストとしてデビューしました。ロンドン・フィルやミュンヘン放送管など多数のオーケストラと共演し、クルト・マズア、ヴァシリー・ペトレンコらのもとで演奏。アンネ=ゾフィー・ムターとベルリン・フィルやカーネギーホールなど国際的会場で共演し、室内楽ではギドン・クレーメルやイゴール・レヴィットらと活動。マスタークラス参加や奨学金受賞歴も豊富で、OEHMS CLASSICSからはアルバム『thoughts』をリリース。自身が創設した音楽祭やコンサート・シリーズを主催するなど多彩な活動で知られます。
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〈金管楽器のための協奏曲集〉
チック・コリア(1941-2021):
トロンボーン協奏曲
ワーナー(1950-):
コルネット協奏曲
ヒグドン(1962-):
ロー・ブラス協奏曲 [ホセ・シバハ、ジョセフ・アレッシ、ジャンカルロ・ゲレーロ、ナッシュヴィル交響楽団]発売日:2025年12月12日
NMLアルバム番号:8.559895CD価格:2,100円(税込)
ジョゼフ・アレッシが吹くチック・コリアの遺作トロンボーン協奏曲、管弦楽版初録音!金管楽器をフィーチャーした現代アメリカの協奏曲を収めたアルバム。 注目はジャズの巨匠チック・コリア最後の作品の1つとなったトロンボーン協奏曲です。これは1985年からニューヨーク・フィルの首席奏者を務めているトロンボーン界のレジェンド、ジョゼフ・アレッシが、ピアニスト小曽根真を通じて委嘱したもの。コリアのアレンジャーを長年務めたジョン・ディクションによるオーケストレーションを経て、2021年9月にサンパウロで初演、2022年にはギルバート指揮の都響と日本初演を行い大喝采を浴びています。コリア自身初演への参加を望んでいましたが、2020年後半に曲が完成した直後から闘病生活が始まり、翌年2月、実演を聴くことなく世を去りました。曲はトロンボーン1本のインプロヴィゼーションで始められた後、最後までソロが活躍し続け妙技をたっぷりと味わえるもの。トロンボーンが持つ抒情性、パンデミック初期の世界の混沌、ラテン的な色彩感などが盛り込まれ、ところどころに顔を出すコリアらしいフレーズはもちろん、非常に新鮮な響きも聴かれる意欲作です。 アレッシはこの作品を2023年に吹奏楽団と共に録音していますが、管弦楽団との共演では今回が待望の初録音。初演時も指揮を務めたゲレーロと共に、目の覚めるような素晴らしいパフォーマンスを聴かせます。ワーナーのコルネット協奏曲は19世紀に流行した音楽へのオマージュとして書かれたウィットに富んだ作品。ヒグドンの作品はオーケストラで中低音を受け持つ金管楽器群(3本のトロンボーンとチューバ)との協奏交響曲的作品で、メロディアスでパワフルなサウンドが印象的です。
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シールド(1748-1829):
〈室内楽全集第2集〉
弦楽三重奏曲 第1番-第9番(1791) [ドーリット・アンサンブル]発売日:2025年12月12日
NMLアルバム番号:8.574444CD価格:2,100円(税込)
イギリス出身のウィリアム・シールドは、造船所の徒弟から転身し、コヴェント・ガーデンの作曲家としてオペラ《ロジーナ》などで成功を収めました。ハイドンと交流し、1817年には「国王の音楽師範」に任命されています。 1791年、シールドはハイドンへの訪問や広範な旅行を経て、引退を計画しつつも弦楽三重奏曲9曲をローマで作曲しました。作品は大陸の聴衆を意識したもので、ヴァイオリン主導のメロディとヴィオラ、チェロの印象的な高音を用いたソロを含み、多様なアイデアと技巧を駆使しています。 各三重奏曲は、民謡風のリズムや時には五拍子が用いられるなど工夫が凝らされており、やはりハイドンの影響も感じられる華麗な作品となっています。
収録作曲家:
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グレツキ(1933-2010):
交響曲 第3番「悲歌のシンフォニー」 [CD+LP] [ミハウ・スワヴェツキ、エディタ・クシェミェン 、アンナ・フェデロヴィッチ、クシシュトフ・ウルバンスキ、ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団]発売日:2025年12月12日
CD+LP 各1枚組価格:25,395円(税込、送料無料)
「耳ではなく、心で受け止めてください」
- ウルバンスキ&ワルシャワ・フィル、「悲歌のシンフォニー」の哀切と美を極めた録音!ポーランドのフラッグシップ・オーケストラ、ワルシャワ・フィルと、2024/25シーズンに音楽監督兼芸術監督に就任したウルバンスキの初録音が登場。20世紀ポーランドを代表する作曲家の一人グレツキの名を世界に広く知らしめた交響曲第3番です。 このコンビは2025年6月にワルシャワ・フィルの2024/25シーズンの閉幕コンサートで同曲を演奏して十分に練り上げた後、同月16日から18日の3日間をかけてじっくりとセッション録音で収録しました。 「この曲を指揮することは、私にとって極めて特種な経験である。この曲は私の心に 想像以上の感情を呼び起こすからである。」と語るウルバンスキは、ここで初めての試みを導入。通常、1人のソリストによって歌われる歌詞を3人の歌手に分担させたのです。これは15世紀の聖母マリアの嘆き(第1楽章)、1945年に収容所の壁に書きつけられた女性の遺言(第2楽章)、息子を亡くした悲しみのあまり正気を失って彷徨う女性を描いた19世紀の民謡(第3楽章)という3人3様の悲劇を印象付けるためでした。3人の歌手は統一されたスタイルで歌っているため、これ見よがしに違いを際立たせることはありませんが、その声の色やそれぞれの歌詞にふさわしい解釈によってこの曲がそれぞれ別の女性の物語であることをおのずと伝えてくれます。 (...)収録作曲家:
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ベートーヴェン(1770-1827):
後期ピアノ・ソナタ集
第28番-第32番 [ポール・ウェー]発売日:2025年12月12日
SACD-Hybrid 2枚組価格:4,875円(税込、送料無料)
ピアニストでありながらロンドンで敏腕弁護士としても活躍するポール・ウェーは、19世紀のヴィルトゥオーゾ作品の録音で高い評価を受け、とりわけ、リスト編曲によるベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」の演奏ではグラモフォン誌の「エディターズ・チョイス」に選ばれました。同誌の評では、彼を「極めて演奏困難なトランスクリプション作品の達人」と称えています。 今回ウェーは、ピアノの新約聖書に例えられるベートーヴェンのソナタの中でも、とりわけ孤高の境地にある後期ソナタ5曲に挑みました。作品101は最晩年の創作スタイルを予告する作品であり、続く「ハンマークラヴィーア」はそれまでのピアノ・ソナタの常識を打ち破るかのような大規模な作品。最後の3つのソナタは「ミサ・ソレムニス」と同時期に書かれた深遠な内面性と自由な形式、対位法の探求を示す傑作群で、第31番は壮大なフーガ、第32番は自由なリズムが躍動する変奏形式による終楽章が特徴です。
収録作曲家:
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〈フリッツ・クライスラーの継承者たち〉
美しきロスマリン
愛の喜び
愛の悲しみ他 [アンドレア・リンスバウアー、ベンヤミン・シュミット、ダニエル・アウナー 他]発売日:2025年12月12日
NMLアルバム番号:Gramola99298CD価格:2,550円(税込)
長年にわたりクライスラーの作品に真摯に向き合ってきたウィーンのピアニスト、アンドレア・リンスバウアー。このアルバムでは彼女と共演を重ねてきた現代オーストリアを代表する5人のヴァイオリニストをフィーチャーし、クライスラーのオリジナル曲と編曲を演奏。多彩な小品に個性豊かな解釈を加えるとともに、極めて息のあった演奏を聴かせます。 アウナーはウィーン生まれでソリスト及び自らの名を関したカルテットで活躍。フロロヴァはウィーン・フィルのヴァイオリン奏者。バウムガルトナーは2007年生まれの期待の若手で、第25回大阪国際音楽コンクール(2024)ではグランプリ、聴衆賞、サヴァリッシュ賞など圧倒的な成績を収めました。アルテンブルガーはウィーン音楽大学教授。名手シュミットも1曲参加しています。
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lost & found
失くしたもの、見つけたもの
19世紀から20世紀の女性作曲家たちの作品集 [ウルズラ・エルハルト=シュヴェルトマン、エリザベート・アイグナー=モナルト]発売日:2025年12月12日
NMLアルバム番号:Gramola99355CD価格:2,550円(税込)
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平和への祈り
キプルスキー(1986-):
歌曲集 [マルガリータ・グリツコヴァ、アレクサンドル・ミハイロフ、エドゥアルド・キプルスキー 他]発売日:2025年12月12日
CD価格:2,850円(税込)
1986年レニングラード(現サンクトペテルブルク)生まれのピアニスト・作曲家エドゥアルド・キプルスキー。数々の国際的な作曲賞を受賞、ウィーンの現代音楽作曲家連盟「ÖGZM」に所属しています。歌曲への深い関心で知られ、このアルバム「Friedensgebet 平和への祈り」では、ハイネ、メーリケ、ヘッセらの詩を用いて、苦悩、喪失、愛や希望、信頼といった人間の内面を描きます。 ウィーン国立歌劇場のメゾ・ソプラノ、マルガリータ・グリツコヴァと、マリインスキー劇場のテノール、アレクサンダー・ミハイロフが共演。二人の豊かな表現力と作曲者の繊細な伴奏が響き合い、祈りに満ちた世界を紡ぎます。2曲目のアリオーソと最後の「平和への祈り」は器楽曲です。
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デル・カンポ(1878-1953):
弦楽四重奏曲 第10番
スケルツォ [セイキロス弦楽四重奏団]発売日:2025年12月12日
NMLアルバム番号:MV015CD価格:3,000円(税込、送料無料)
マドリード生まれの作曲家デル・カンポはファリャと2歳違いで、レスピーギやバルトークなどと同世代の作曲家。ヴァイオリン奏者を志し入学したマドリード音楽院時代、やはり歳が近いカザルスなどの勧めで作曲を学び始め、その後指揮者として活躍するようになってからも数多くのオペラやサルスエラ、管弦楽曲などを書きました。弦楽四重奏曲は室内楽でデル・カンポが特に力を入れた分野で、このアルバムはその全13曲の録音を進めるマドリードのフアン・マルク財団による1枚です。 収録された第10番は1945年に作曲され「カスティーリャ風」の愛称を持ち、デル・カンポのカスティーリャ地方への深い愛情と、ベートーヴェンからの伝統であるドイツ・ロマン派の古典的構造とが見事に融合した作品。併せて収録されたスケルツォは当初第7番の一部であったものの、その卓越した出来栄えのため改訂時に独立した曲とされた経緯を持っています。 2021年にスペインのFestClásica新人アンサンブル賞を受賞しているセイキロス弦楽四重奏団の冴え渡った演奏で。
収録作曲家:
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ブライアン・ドハーティ:
弦楽四重奏曲 第1番
ポーの3つの抜粋
フォルトゥナートの鐘 [テオ・エスピー、シュウ・ミンハン、ドイル・アームブラスト、ニック・フォティノス 他]DOHERTY, B.: String Quartet No. 1, "The Orphans" / 3 Poe Excerpts (Shaw, Drapcho, Espy, Armbrust, Photinos, Clippert, Bolter)
発売日:2025年12月12日
NMLアルバム番号:SLE-70036CD価格:2,325円(税込)
作曲家、ドハーティの作品集。弦楽四重奏曲第1番「The Orphans 孤児たち」を着想した後、エドガー・アラン・ポーに魅せられた彼はその多くの作品を読み、歌曲集「ポーの3つの抜粋」などの理想的な作品を作り上げています。 作品に共感を寄せる多くの歌手、奏者たちが見事な演奏を聴かせます。
収録作曲家:
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プッチーニ(1858-1924):
グローリア・ミサ
前奏曲/スケルツォ
交響的奇想曲/ローマ賛歌他 [アンドレア・サングイネーティ、エッセン・フィルハーモニー管弦楽団&合唱団 他]PUCCINI, G.: Messa di Gloria / Capriccio sinfonico (Del Angel, M. Cavalletti, Aalto Theatre Opera Chorus, Essen Philharmonic, A. Sanguineti)
発売日:2025年12月05日
NMLアルバム番号:8.574685CD価格:2,100円(税込)
オペラ作曲家として名高いプッチーニ。このアルバムは彼の初期における器楽曲および宗教音楽を中心に収録した貴重なコレクションです。学生時代の試験のための作品を中心に、一部は音楽学者によって再構成されたこれらの作品群は、彼の初期の音楽的嗜好だけではなく、後のオペラ作品に繋がる和声とオーケストレーションの才能を明確に示しています。 中心となるのは、1880年の卒業制作である「グローリア・ミサ」。音楽一家であるプッチーニ家の伝統を色濃く反映した充実したミサ曲であり、彼の卓越した才能を示す大作です。同じく学生時代の課題作で、ワーグナーの影響が見られる「交響的奇想曲」では、後に歌劇《ラ・ボエーム》に転用される主題が登場します。最近発見された「前奏曲」は、オーケストラの色彩へのこだわりを既に示しています。また、断片的にしか残されていない初期の「弦楽四重奏曲」のオーケストラ版や、哀歌的な初期のアリア「亡き人に」の復元版なども収録されています。 アルバム唯一の円熟期の作品「ローマ賛歌」は、かつて人気を博しながらも忘れられてしまった作品。ここにも希代のメロディ・メーカーであるプッチーニならではの美しい旋律と華やかさが溢れています。
収録作曲家:
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ショルティ/バイエルン放送交響楽団
プロコフィエフ:
ロメオとジュリエット
チャイコフスキー:
交響曲 第4番 [ゲオルク・ショルティ、バイエルン放送交響楽団]発売日:2025年12月05日
CD 2枚組価格:3,825円(税込、送料無料)
ショルティとバイエルン放送響による初出ライヴ音源登場。
得意曲でオケと一体化した名演!シカゴ響、あるいはウィーン・フィルとのイメージの強いショルティですが、ミュンヘンは彼にとって特別な場所でした。第2次大戦の終戦をスイスで迎えたショルティは米軍の招きによって1946年にバイエルン国立歌劇場で《フィデリオ》を指揮、この成功により音楽監督に迎えられ、同劇場の戦後の再建に尽力します。劇場退任後もミュンヘンで定期的に指揮していたショルティですが、バイエルン放送響との正規録音のCDはR.シュトラウスのアルプス交響曲(1979年、Decca)しかありません。 ここに登場するのは1984年2月10日にヘラクレスザールで行われた特別演奏会のライヴ。曲目はショルティ得意のロシアもの。いずれも同時期にDeccaへの録音があり、解釈は共通していますが、プロコフィエフの《ロメオとジュリエット》抜粋はDecca盤とは曲の選択が異なり、ここでは14曲がバレエの進行順に演奏されています。チャイコフスキーの交響曲第4番は、第3楽章以外はテンポが若干速めでライヴならではの高揚を感じさせ、最終楽章での爆発的なエネルギーの放射がショルティらしく、バイエルン放送響のアンサンブルも見事。Deccaの分析的な録音に対して、ヘルクレスザールの音響効果とバイエルン放送の収録スタイルが相まって、オケ全体の溶け合った響きやホットな中にもまろやかさを感じさせるサウンドが魅力です。 -
シネマ・メモリーズ
ヴァイオリンとピアノのための映画音楽 [マルコ・セリーノ、レアンドロ・ピッチョーニ]発売日:2025年12月05日
NMLアルバム番号:A585CD価格:3,000円(税込、送料無料)
モリコーネの信頼篤いヴァイオリニスト、マルコ・セリーノによる映画音楽集エンニオ・モリコーネの作品を集めたヴァイオリンと管弦楽のための『シネマ組曲』『シネマ・レアリティーズ』を大ヒットさせたマルコ・セリーノが、今回はバーンスタインやジョン・ウイリアムズなどによる名曲も含めた映画音楽アルバムをリリース。もちろん、サウンドトラックやツアーで20年に渡り共演してきたモリコーネ作品もたっぷりと聴かせます。 サウンドトラックでもヴァイオリンが印象的だった『シンドラーのリスト』、親しみやすいメロディに溢れた名作『ウエスト・サイド・ストーリー』、クラシック音楽を本分と認識していたロータがヴァイオリンとピアノのために書いた軽妙な作品など、聴きどころが満載のアルバムです。
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R.シュトラウス(1864-1949):
ツァラトゥストラはこう語った
イアン・クッソン:
1Q84 - シンフォニエッタ・メタモデルナ [アレクサンダー・シェリー、ナショナル・アーツ・センター管弦楽団]発売日:2025年12月05日
CD価格:3,000円(税込、送料無料)
村上春樹の『1Q84』とニーチェの『ツァラトゥストラ』を結び付けた好企画アレクサンダー・シェリーが統括し、リヒャルト・シュトラウスの交響詩と現代作品を並べ、交響詩という形式と、物語を語るツールとしてのオーケストラの可能性を探求するシリーズ「Poema」第2弾。ニーチェに触発された「ツァラトゥストラ」と共に収録されたのは、カナダの作曲家イアン・クッソンが村上春樹に着想を得て作曲した「1Q84」。シュトラウスがニーチェの宇宙的なレンズを通して、クッソンが村上の夢幻的で内面的な物語を通して、共に挑んでいる存在の根源的な問いがテーマとなっています。 シェリーとその手兵ナショナル・アーツ・センター管によるダイナミックなパフォーマンスが楽しめる一枚。
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グレグソン(1945-):
〈協奏的作品集〉
夢の中の幻影
テューバ協奏曲/ブラムへの歌/三人の女神 他 [ベン・ジャーノン、BBCフィルハーモニック、ジェニファー・ギャロウェイ、ロス・ナイト、レイチェル・ロバーツ、エドワード・グレグソン]発売日:2025年12月05日
NMLアルバム番号:CHAN20356CD価格:3,075円(税込、送料無料)
1945年、イングランド生まれのエドワード・グレグソンは、救世軍の教会で音楽に触れ、王立音楽アカデミーでアラン・ブッシュに作曲を師事。ロンドン大学やマンチェスター大学で教鞭を執り、1996〜2008年には王立ノーザン音楽大学の学長を務めました。作曲家としては、ウォルトンやヴォーン・ウィリアムズの影響を受けた抒情性と構築性を兼ね備えた親しみやすい作風が特徴で、BBCフィルなど主要楽団から作品を委嘱されるなど国際的に高く評価されており、2025年に80歳を迎えた今もなお、旺盛な創作活動を続けています。 このアルバムには、世界初録音を含む3つの主要な協奏曲と2つのピアノ作品を収録。テューバ協奏曲は1977年の初演以来、最も頻繁に演奏される彼の代表作です。 他には、ケルト・ギリシャ・ローマ神話の女神たちを描いたヴィオラ協奏曲、コールリッジの『クーブラ・カーン(モンゴル帝国の第五代皇帝を描いた詩)』に着想を得た交響詩的な性格を持つオーボエ協奏曲「夢の中の幻影」、グレグソン自身がピアノを演奏し、個人的な想いを静かに響かせる2つの作品を聴くことができます。
収録作曲家:
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ブリス(1891-1975):
バレエ音楽『ゴーバルズの奇跡』
メタモルフォーゼ変奏曲 [マイケル・シール、BBCフィルハーモニック]BLISS, A.: Miracle in the Gorbals / Metamorphic Variations (BBC Philharmopnic, M. Seal)
発売日:2025年12月05日
NMLアルバム番号:CHSA5370SACD-Hybrid価格:2,850円(税込)
アーサー・ブリスは、第二次世界大戦中にBBCの音楽監督を務めましたが、作曲に専念するため1944年に退職。その後、ここに収録された『ゴーバルズの奇跡』で大きな成功を収めました。シナリオは戯曲家ジェローム・K・ジェロームやドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』から着想を得たもので、グラスゴーのスラムに現れた謎の異邦人が投身自殺した娘を蘇らせる奇跡を起こし、人々を喜ばせる一方、聖職者を思わせる役人が嫉妬心から彼を陥れ、暴漢に襲わせるという劇的な展開を持ちます。1944年10月に完成、同月26日にロンドンで初演され、以後1950年まで継続して上演されるほどの人気を獲得しました。 「メタモルフォーゼ変奏曲」はブリス晩年の1972年にクロイドン芸術祭の委嘱で書かれた作品。友人の抽象画家ジョージ・ダナットの三連画“タントリス”にインスパイアされ、主題が変容してゆく構想を音楽に移し替えたものです。当初は「管弦楽のための変奏曲」と題された16楽章で構成されていましたが、ブリスは作品が長すぎると考え、1973年の初演時には2つの楽章を削除しました。このCDは削除された2つの楽章を復活させた初稿全曲版の初録音となります。
収録作曲家:
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発売日:2025年12月05日
NMLアルバム番号:CKD766CD価格:3,000円(税込、送料無料)
ピリオド楽器によるクァルテット、コンソーネ弦楽四重奏団によるメンデルスゾーン第2弾英国王立音楽院で結成され2015年から本格的に活動を開始、2019年にはピリオド楽器のクァルテットとして初めてBBCのニュー・ジェネレーション・アーティストに選出されたコンソーネ弦楽四重奏団による、メンデルスゾーンの弦楽四重奏曲全集第2弾。フェリックスの結婚直後の安定期に書かれ情熱と優雅さを併せ持った第4番、姉ファニーによる技巧的で型破りな構造感覚と個性的な魅力にあふれた唯一の弦楽四重奏曲、そしてフェリックスがファニーの死の衝撃から回復しつつある時期の精神状態を反映か、苦悩と動揺に満ちた第6番を収録しています。 ガット弦の柔らかで伸びやかな音色と、彼ららしい研ぎ澄まされた感性で作品に深く寄り添った、情感豊かな表情が魅力です。
収録作曲家:
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19世紀初頭、
フランス皇妃ジョゼフィーヌのサロンと音楽 [コリーヌ・デュティユル、アリーヌ・ジルベライシュ、ペルネル・マルゾラティ]発売日:2025年12月05日
NMLアルバム番号:RAM2410CD価格:3,000円(税込、送料無料)
200年以上前のオリジナル古楽器が導く、初期ロマン派のフランス音楽世界1796年から1810年にかけ躍進期のナポレオンの妻となり、1804年には夫がフランス皇帝の座に就いたことで皇妃となるも、子供に恵まれず正式に離婚となったジョゼフィーヌ・ド・ボアルネ(1763-1814)。独特の明敏な審美眼をそなえた芸術愛好家だった彼女は、パリ郊外の邸宅マルメゾン宮で毎週のように音楽会を開いていました。 そこでは、ナポレオンと出会う前に革命政府に処刑された前夫との子で、歌手・作曲家として腕を磨いた娘オルタンス(後にナポレオンの弟と結婚、1810年までオランダ王妃)も活躍。ハープがピアノと共に愛奏されていたマルメゾン宮での音楽会の魅力に迫るべく、本盤では名手アリーヌ・ジルベライシュを含むフランス語圏の名手3人がよりすぐりの演目でプログラムを編み、2台のオリジナル古楽器と共に初期ロマン派のフランス音楽を堪能させてくれます。 ジャダンやプレイエルら当時の人気作曲家たち、革命前から注目を集め帝政期に名声絶頂を極めた名歌手ギャラ、ナポレオン失脚後にマリー=アントワネット追悼ミサも書いているプランタードなどの秘曲に交じって、世紀と国境を超えた人気が続く「愛の喜び」が作曲者存命中当時のスタイルで演奏されている点も見逃せません。 200年以上前の古楽器に秘められた響きを巧みに引き出す演奏の味わいを、自身も古楽器奏者だった名技師ライナー・アルントが精妙なエンジニアリングで伝えてくれます。
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ヴィオラ・バスタルダを求めて
ルネサンス&初期バロック器楽・声楽作品集 [マノン・パパセルジオー、アンジェリーク・モイヨン、ヨアン・ムーラン、クレマンス・ニクラ]発売日:2025年12月05日
CD価格:3,000円(税込、送料無料)
生え抜きの古楽人マノン・パパセルジオーが実力派勢と織りなす、昔日の技法16世紀から17世紀にかけ、イタリアの史料にたびたび言及されるヴィオラ・バスタルダ。これは特定の弦楽器の名前ではなく、特別な演奏手法をさす表現でした。多声の声楽曲を一つの楽器だけで、全パート間を自在に行き来しながら奏でてゆく技法を「バスタルダ式」と言い、ヴィオラ・ダ・ガンバでそれを巧みにこなす音楽家が「ヴィオラ・バスタルダの名手」と呼ばれたのです(若き日のモンテヴェルディもその一人)。 バロック以前のダブルリード楽器に関する研究と実演で絶大な信望を得てきたエルザ・フランクとジェレミー・パパセルジオーを両親に持つ古楽器奏者マノン・パパセルジオーはここで、さまざまな多声楽曲をバスタルダ式に読み解き、きわめて自然な音運びの中に即興的機知を感じさせる演奏で昔日の音楽実践を再現。共通の元歌や固定旋律による別々の器楽編曲例を複数とりあげ、編曲者のアレンジの妙やバスタルダ式解釈の多様性をわかりやすく呈示するプログラムになっているのも嬉しいポイントです。 中世に遡る古楽器ハープの魅力を伝える超実力派アンジェリーク・モイヨン、ソリストとしてのバロック以前の作品解釈も高く評価される鍵盤奏者ヨアン・ムーランら頼もしい共演陣とのアンサンブルも絶妙。21世紀になお深まりゆく古楽の知見が抜群の演奏解釈と結びついた、最前線の好企画盤と言えるでしょう。

