2025年7月
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ハンス・ファン・マーネン
『ジャスト・ダンス・ステップス』 [ヴィレム・アーツ監督ドキュメンタリー]発売日:2025年07月25日
Blu-ray国内仕様 日本語字幕・日本語解説付き価格:4,950円(税込、送料無料)
エラスムス賞やブノワ賞を受賞し、世界的なコンテンポラリー・ダンスの振付家として知られるオランダのハンス・ファン・マーネンは2022年7月に90歳の誕生日を迎えました。それを機に、気鋭のドキュメンタリー映像作家ヴィレム・アーツが振付家に密着取材し、ドキュメンタリー『ジャスト・ダンス・ステップス』を制作。このドキュメンタリーは、今までに150作を超えるユニークな抽象バレエ作品を振付け、現在もなお旺盛な芸術活動を繰り広げるヴァン・マーネンの姿を活写しています。 ヴィレム・アーツからオーディエンスへのメッセージ 「すべてを経験し、すべてを行ってきたこの男について私は何を語ることができるのでしょうか? できるのは、今この瞬間に彼が行っていることを写し取ることだけ……。これはダンスに憑かれた芸術家の素顔に迫るスケッチです」
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シルヴェストロフ(1937-):
ヴァイオリン協奏曲
交響曲 第8番 [クリストファー・リンドン=ジー、リトアニア国立交響楽団、ヤヌシュ・ヴァヴロフスキ]発売日:2025年07月18日
CD国内仕様 日本語解説付き価格:2,530円(税込)
現代ウクライナの作曲家ヴァレンティン・シルヴェストロフによる世界初録音の2作品ヴァイオリン協奏曲はシルヴェストロフの「バガテル期」(2003〜2017年)の集大成であり、「瞬間」と「記憶(追憶)」という二つの原理に基づく作品。 1990〜91年作曲の「ヴァイオリンと管弦楽のための交響曲」の姉妹作でもあるこの曲は、ベートーヴェン的な親密さと簡潔さを備え、より内面的で詩的な音楽へと向かう「終わりではなく始まりに向かって開かれる形式」として展開されます。冒頭の暗いオーケストラの主題は、やがてヴァイオリンの内省的な旋律へと変化し、両者の対話を通じて次第に抒情性が深まっており、こうした表現は第3楽章「パストラール」や、ピアノ独奏がヴァイオリンの軌跡を追うように重ねられる終楽章「セレナーデ」において特に際立っています。静寂の中から生まれ、再び静寂へと還っていく存在の美しさと深さを静かに表現する音楽です。 交響曲第8番は、伝統的な形式に拠らず「一連の瞬間」として構成されており、全6楽章が切れ目なく続くモザイクのような流れが形づくられています。主題は常に変容しながら循環し、調性的な素材と非調性的な素材との対比によって音楽を形成、曲の構成要素には、下行するクロマティック・クラスター、マイナーコードの進行、上昇するスケール、ファンファーレ風のモチーフなどが含まれており、さらにピアノやハープ、木管楽器による短く儚い旋律的エピソードが随所に散りばめられ、これらは希望や記憶の断片のような印象を与えます。この作品は、人間の苦しみと再生への希求を同時に内包しており、最後の沈黙は絶望ではなく、深い瞑想と包容を意味します。 ※国内仕様盤には小室敬幸氏の日本語解説が付属します。
収録作曲家:
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発売日:2025年07月18日
CD国内仕様 日本語解説付き価格:3,000円(税込、送料無料)
浜松国際ピアノコンクール史上初の日本人優勝者となった鈴木愛美、
待望のデビュー・アルバム発売!これまでにセルゲイ・ババヤン、ヴィクトル・リャードフ、アレッシオ・バックス、アレクサンダー・ガヴリリュク、 アレクセイ・ゴルラッチ、チョ・ソンジン、イリヤ・ラシュコフスキー、アレクサンダー・ガジェヴ、ジャン・チャクムルといった錚々たるピアニストが名を連ねる浜松国際ピアノコンクールの優勝者リスト。2024年11月に行われた第12回のコンクールにおいて、ついに待望の日本人ピアニストの名前が刻まれました。2002年生まれの鈴木愛美が、第1位に加え室内楽賞、聴衆賞、札幌市長賞、ワルシャワ市長賞を受賞する快挙を達成。女性の優勝者も同コンクール史上初でした。 2025年7月、世界に向けて発売されるデビュー・アルバムでは、同コンクールで演奏した曲の数々をセッション録音で収録。豊かな幻想と心に染み入る音色で奏でられるシューベルトのソナタをはじめ、その音楽性が凝縮した1枚となっています。 -
Just Biber
ビーバー(1644-1704):
ヴァイオリン・ソナタ集 [レイチェル・ポッジャー、ブレコン・バロック]発売日:2025年07月04日
CD国内仕様 日本語解説付き価格:3,300円(税込、送料無料)
ビーバー芸術の洗練を名手ポッジャーと味わうモーツァルト父子に先駆けザルツブルク大司教の宮廷で活躍、ドイツ語圏随一の凄腕ヴァイオリン奏者兼作曲家として高い名声を博し貴族にも序されたハインリヒ・ビーバー。その芸術の粋が示された1681年の独奏ソナタ集に、現代を代表するバロック・ヴァイオリン奏者の一人レイチェル・ポッジャーが正面から向き合い、見事な演奏解釈のアルバムに結晶させました。 ビーバーが主君ザルツブルク大司教マクシミリアン・ガンドルフに捧げた曲集としては、変則調弦(スコルダトゥーラ)を駆使した異例の手法がめだつ『ロザリオのソナタ集』(1674/78年頃)が有名ですが、作曲家37歳の年に刊行されたこちらの曲集では変則調弦の利用を最小限に留め、より洗練された技巧と表現力を追求するものとなっているのが特徴。ビーバーならではというほかない美しい和声と歌心がきわだつ名品揃いで、近年は競合録音も少なからずありますが、ポッジャーは豊かな活動歴に裏打ちされた精緻にして端正な演奏を通じ、まさに彼女でなくては成し得ない境地を味わえる充実解釈に仕上げています。 当該曲集からの5曲に加え、鳥や猫、蛙の啼き声や銃士の活躍などをヴァイオリンで活写する「描写的ソナタ」(ビーバーの自筆譜はシュメルツァーの作品を筆写したものという説あり)も収録。手練の通奏低音陣と共に、バロック期の南ドイツらしい遊び心も縦横無尽に楽しませてくれるのが嬉しいところです。
収録作曲家:
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ロッシーニ(1792-1868):
小荘厳ミサ曲 [エッツァルト・ブルヒャルズ、ライニッシェ・カントライ、ドロテー・ミールズ、ニコレ・ビーバー 他]発売日:2025年07月25日
NMLアルバム番号:555232-2CD 2枚組価格:3,825円(税込、送料無料)
ドイツ・バロック音楽のスペシャリストたちによる清冽なロッシーニのミサ曲ロッシーニは晩年に書いたこのミサ曲について「これは老人の最後の大罪」と自嘲しつつも、「心を込めて書いた」と語っています。編成はソリストを含む最小で12名の歌手に、ピアノ2台とハルモニウムという室内楽的な規模。この録音では主に合唱パートをなぞる第2ピアノを割愛し、その一部を第1ピアノに吸収する形で改変しています。 注目は声楽陣。1977年に創設されたライニッシェ・カントライ(ラインの聖歌隊)はヘルマン・マックスの指揮でドイツ初期バロック音楽の録音をCAPRICCIOレーベルなどに多数行ってきたアンサンブルです。ここでは2024年から芸術監督を務めるブルヒャルズが指揮を執り、ヴィブラートを抑えた透明度が高く清冽なサウンドと精度の高いアンサンブルによって作品の印象を一新しています。ソリストたちは古楽での活躍が目立つ歌手が揃いますが、時にきわめて雄弁でスケールの大きなオペラ的な表現も取り入れており、清楚なだけに終わらない充実した演奏が展開されています。
収録作曲家:
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フォーグラー(1749-1814):
交響曲「ラ・スカラ」
序曲集 [ハワード・グリフィス、ミュンヘン放送管弦楽団]発売日:2025年07月25日
NMLアルバム番号:555373-2CD価格:2,775円(税込)
ゲオルク・ヨーゼフ・フォーグラー(通称アベ・フォーグラー)は、作曲家や演奏家、教育者、発明家など多方面で才能を発揮し、旅を続けながら活躍した人物です。彼の弟子ウェーバーがロマン派オペラの初期様式を築いたのに対し、フォーグラーは主に作曲理論で評価されました。 彼の作品はオペラから交響曲まで多岐にわたりますが、ここに収められた3作目の交響曲ハ長調「ラ・スカラ」は、モーツァルトの交響曲第41番「ジュピター」を思わせる対位法を駆使した作品です。この交響曲は1799年に完成し、1800年にコペンハーゲンで初演されました。マンハイム楽派の影響やバイエルン民謡の旋律を取り入れています。 他には様々な歌劇の序曲を収録。熟達の作曲技法による華麗な音楽です。
収録作曲家:
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〈弦楽のためのイギリス音楽集 第4集〉
ジェイコブ、ダンヒル、I.ホルスト
ブッシュ、ピットフィールド、A.ギブズ [ダグラス・ボストック、プフォルツハイム南西ドイツ室内管弦楽団]発売日:2025年07月25日
CD価格:2,775円(税込)
ダグラス・ボストック指揮、プフォルツハイム南西ドイツ室内管弦楽団による「弦楽のためのイギリス音楽集」。第4集ではホルストの娘イモージェンを含む6人の作曲家の作品を紹介します。 イモージェンの『組曲』は、グレインジャーや父ホルストの影響を受けた自由な拍節やポリフォニックな書法、複雑な和声が特徴で、終楽章「ジグ」は多調を用いた技巧的な内容となっており、ヴァイオリン・ソロも効果的。指揮者ボストックは本作を「驚くべき発見」と称賛しています。ジェイコブの『デンビー組曲』はバロック舞曲に基づく親しみやすい作品、ダンヒルの『ヴェクティス組曲』はワイト島の古名にちなんだ英国らしい風景を想起させる音楽です。ブッシュは、ベネットのピアノ・ソナタ「オルレアンの乙女」を素材に編曲。ピットフィールドの『主題と変奏』は保守的ながらも構造の緻密さが光ります。最後のギブズの『影と輝き』は晩年の作で、2006年に初出版。親友ヴォーン・ウィリアムズの影響とともに、ギブズならではの旋律と抒情が凝縮されています。
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テレマン(1681-1767):
4声または6声の6つの序曲(1736) [カレン・ファンヘールデン、オルフェオ・バロック管弦楽団]TELEMANN, G.P.: 6 Ouvertures à 4 ou 6 (1736), TWV 55 (L' Orfeo Baroque Orchestra, C. van Heerden)
発売日:2025年07月25日
NMLアルバム番号:555519-2CD価格:2,775円(税込)
バロック期で最も多作な作曲家の一人テレマン。中でも管弦楽のための組曲(当時の呼称は「序曲」)は現存するだけでも約120曲あり、散逸したものを含めれば1000曲を超える作品を書いたとされています。ここに収録された「4声または6声の6つの序曲」は、1734年に出版が予告され、1736年3月に予約者を募集、同年ハンブルクで出版されると好評を博し、経済的に困難な状況にあったテレマンが立ち直るきっかけになったとされています。楽譜はプロイセン国立図書館に1部のみ伝わっていたものが戦争で焼失したとされていましたが、1999年にモスクワのロシア国立図書館で発見されました。 この曲集の楽譜に刻印されたフランス語によるタイトル、各声部のフランス語表記(Dessus, Haut contre, Taille, Basse)は、テレマンがフランス語を解するドイツの教養ある民衆を主要なターゲットとしていたこと、そして管弦楽組曲(序曲)という音楽形式が誕生したフランスへの売り込みも意識していたことを示しています。一方で彼の管弦楽組曲は、フランスの流儀を踏襲しながらもイタリアの協奏曲の要素も取り込み、またテレマンが諸国で収集した舞曲の要素までも加わっており、様々な国の音楽的要素の融合を強く感じることができます。曲ごとの楽器編成や舞曲の選択も多彩で、テレマンの練りに練られた管弦楽法を愉しむことができます。 結成から約30年あまり、古楽演奏の最前線で活躍してきたオルフェオ・バロック管弦楽団(ミヒ・ガイック主宰)は、テレマンやバッハといったバロック音楽から、マンハイム楽派、モーツァルト、そしてシューベルトの交響曲までをレパートリーとし、cpoレーベルを中心に40を超えるアルバムをリリースしています。世界各地でもコンサートを開催し、ザルツブルク音楽祭、ルツェルン音楽祭など世界的な音楽祭にも出演しています。この録音では、オーケストラの首席オーボエ奏者カレン・ファンヘールデンが指揮を取り、ファゴットには欧州で活躍する倉林麻貴子が参加しています。
収録作曲家:
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ヘレーネ・リープマン(1795-1869):
〈室内楽作品集〉
大ソナタ
ヴァイオリン・ソナタ
大三重奏曲 [ゲルノート・ジュスムート、ラモン・ヤッフェ、モニカ・グートマン]発売日:2025年07月25日
NMLアルバム番号:555638-2CD価格:2,100円(税込)
19世紀前半に活躍したドイツの女性音楽家ヘレーネ・リープマンは結婚前の姓リーゼや改名後の姓リーベルトで呼ばれることもあります。ユダヤ系銀行家の家に生まれ、若くして音楽的才能を認められました。ロンドンではフェルディナント・リースに師事し、今に伝わる20曲中7曲を当地で作曲しました。1819年にハンブルクで改名・帰化後、ピアノ演奏と作曲から退き、コンサート歌手としてのみ知られるようになります。1869年にドレスデンで没しました。 彼女の作品11には、チェロとピアノのための大ソナタと大三重奏曲の2作が含まれています。ソナタはチェロが流麗なメロディを歌う作品。第3楽章はモーツァルトの《ドン・ジョヴァンニ》からの主題による変奏曲となっています。三重奏曲は師リースに献呈され、家庭用ではなく演奏会を意識した大規模な作品です。ヴァイオリン・ソナタはウィーン古典派の様式を踏襲しながらも、ロマン派風の表現も見られ、優雅さと力強さが両立しています。
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〈ハンザ同盟の古都の音楽 第3集〉
マクデブルク [ヨーロッパ・ハンザ・アンサンブル、 マンフレート・コルデス]発売日:2025年07月25日
CD価格:2,100円(税込)
中世から17世紀まで続いたヨーロッパの都市による経済同盟、ハンザ同盟の時代の音楽を都市ごとに録音する好企画の第3弾。第1集「シュトラールズント」(555578)、第2集「グダニスク(ダンツィヒ)」(555647)に続く今作は「マクデブルク」の音楽を取り上げています。音楽史でマクデブルクと言えばテレマンの出身地として有名ですが、ここではテレマンの生まれる50~100年前に活躍した同地のカントールたちの音楽が収録されています。
宗教改革が始まる少し前、人口3万人のマクデブルクは、ハンザ同盟に加盟し、裕福な市民を数多く抱え、大司教座も有したドイツで最も繁栄した都市の1つでした。ルター本人が何度か説教を行ったこともあり、早くからプロテスタントの教育機関が設けられたこの都市では、ルターが布教のために重視した音楽の教育にも力が注がれました。 マルティン・アグリコラ、ガルス・ドレスラー、レオンハルト・シュレーター、フリードリヒ・ヴァイセンゼー、ハインリヒ・グリムといったマクデブルクの初期のカントールたちの楽曲や著作は、その多くが印刷され、都市を超えてドイツ中に広まりました。こうしたカントールたちの名声によって同地の音楽家たちは「マクデブルク楽派」と呼ばれ、大きな尊敬を集め、音楽都市としての地位が築かれていきました。 ヨーロッパ・ハンザ・アンサンブルは、ハンザ同盟と音楽の関係を研究・発表することを目的に2019年に発足した古楽アンサンブル。母体となるプロジェクトにはヨーロッパ中から600人を超える若い音楽家たちが集い、毎年9月にハンザ同盟の中心的都市であったリューベックで音楽祭とマスタークラスを開催しています。 (曲目・内容欄に続く) -
ベンボ(1640-1720):
《恋するヘラクレス》 [イェルク・ハルベック、イル・グスト・バロッコ]発売日:2025年07月25日
CD 2枚組価格:4,800円(税込、送料無料)
ヴェネツィアに生まれてカヴァッリの薫陶を受け、ルイ14世下のパリで才能を開花させた
アントニア・ベンボ。そのオペラが鮮やかによみがえるアントニア・ベンボは1640年頃ヴェネツィアの医者の娘として生まれ、当時のオペラ作曲家として有名な存在だったフランチェスコ・カヴァッリの下で音楽の高度な教育を受けました。1659年にはヴェネツィアの名家出身の夫と結婚したものの平穏な生活は送れず、1676年になって駐仏ヴェネツィア大使の使節団に音楽家として加わり、パリへと旅立ちました。その音楽の実力からルイ14世の寵愛を受け、王室から年金を与えられただけでなく、修道院に居住を許されて1720年に世を去るまでそこで暮らしながら、聖俗さまざまな作品を書いてルイ14世に捧げました。 《恋するヘラクレス》の台本は、1660年にルイ14世の結婚の祝賀行事のための作品としてカヴァッリに依頼されたもの。なぜベンボが1707年になってこの台本に曲を付けたのかは定かではありませんが、英雄ヘラクレスはルイ14世を示すものであることから、この作品も国王に捧げたものと思われます。 イタリア音楽とフランス音楽の要素を融合させたこのオペラは、いかにもフランス的な序曲からはじまり、イタリアの技巧的アリアとフランス的な合唱が組み合わされています。しかし、ベンボがルイ14世のために力を注いだオペラだったにもかかわらず、自らがダンサーであったルイ14世は、バレエを伴わないイタリア的なオペラに興味を示さず、このオペラは上演されることがありませんでした。 (曲目・内容欄に続く)収録作曲家:
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ワインガルトナー(1863-1942):
交響曲全集
交響詩全集
ヴァイオリン協奏曲他 [マルコ・レトーニャ、バーゼル交響楽団、アラン・フランシス、南西ドイツ放送カイザースラウテルン管弦楽団]発売日:2025年07月25日
CD 8枚組価格:11,700円(税込、送料無料)
往年の名指揮者フェリックス・ワインガルトナーは、フランツ・リストに師事した作曲家でもあり、7曲の交響曲や管弦楽曲、いくつかのオペラや室内楽作品を残しています。彼の作品は師であったライネッケや、指揮者として度々取り上げたブラームスの影響を強く受けており、当時としては比較的明快な和声と堅固な構成を特徴としています。cpoレーベルからは、スロヴェニア出身でオトマール・スイトナーに師事した指揮者マルコ・レトーニャとバーゼル交響楽団による交響曲全集および管弦楽作品集がリリースされており、2014年には7枚のアルバムを収めた全集ボックスが発売されました。 今回のBOXセットでは、これらにワインガルトナーが1934年にシューベルトの未完のホ長調交響曲を補筆・完成させた作品と自作のヴァイオリン協奏曲をアラン・フランシスの指揮で収録した1枚(999424)を追加したもの。シューベルトへの深い愛情と作曲家としての力量が反映されたこの完成版は、ワインガルトナーの音楽世界を探求するうえで重要な位置を占めるものです。 ※2014年発売の7枚組はSACDハイブリッド・ディスクでしたが、今回は通常CDでのリリースとなります。
収録作曲家:
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鹿が谷川の流れを慕いあえぐように [Ueno Bass Clef]
Chamber Music (Brass) - HAYDN, J. / FUKUMARU, Koji / KUBO, Tetsuro / YAMADA, Hiro (As the Deer Pants for the Water Brooks) (Ueno Bass Clef)
発売日:2025年07月25日
NMLアルバム番号:MYCL-00063CD国内盤価格:3,410円(税込、送料無料)
未来へと紡ぐ「バリ・テューバ」の響き。
Ueno Bass Clef堂々のデビュー盤。東京藝術大学出身のユーフォニアム奏者、佐藤采香と山崎由貴、テューバ奏者、石丸菜菜と田村優弥によって結成されたユーフォニアム・テューバアンサンブル「Ueno Bass Clef」のデビューアルバムです。メンバーそれぞれが国内外のコンクールで優勝し、ソリストやオーケストラ奏者として活躍をする才能溢れるアンサンブルです。 このデビュー盤には、これまでの演奏会にて委嘱し、好評を博してきた作品が並びました。吹奏楽の人気作曲家、鈴木英史が編曲した「パガニーニの主題による変奏曲」や、久保哲朗、福丸光詩、山田大といった若い才能煌めく作曲家たちがこの編成のために書き上げたオリジナル作品。「バリ・テューバ」アンサンブルの新しい魅力と可能性を感じられるアルバムとなりました。メンバー達の、質の高いアンサンブルと美しい音色、メロディ。ふくよかな調べと厚みのあるサウンドはこのアンサンブルならではです。「バリ・テューバ」の新たな世界が広がります。 -
滝沢健司:
絵本の森へ [原嶋唯(ピアノ)/城所素雅(ヴァイオリン)]TAKIZAWA, Kenji: Into the Forest of Picture Books / For the Woods and Lake (Soga Kidokoro, Yui Harashima)
発売日:2025年07月18日
NMLアルバム番号:BLUE-2501CD国内盤価格:2,200円(税込)
邦人によるピアノとヴァイオリンのための作品集です。伝統的な西洋音楽の進化した姿が「無調」であることに疑問を感じる人たちへ、そして情緒あふれるロマン派の音楽の再来を待ち望む人たちへ。現代の作曲家が贈る“音で描いたファンタジー”。作曲家自身が代表作とする「月夜の森の舞踏会」をはじめ、リリカルな作品を集めたピアノのための抒情小曲集「絵本の森へ」と、ヴァイオリンとピアノのための2曲「森と湖のために」を収録。夢とあこがれが散りばめられた空想の世界を、新進気鋭の2人の演奏家が詩情豊かに謳いあげます。シューマンやグリーグ、ショパンの作品が好きな音楽愛好家であれば、きっと魅了されることでしょう。
収録作曲家:
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ブラームス(1833-1897):
ピアノ・ソナタ 第1番
シューマンの主題による変奏曲
ピアノ小品 [エリア・チェチーノ]BRAHMS, J.: Piano Sonata No. 1 / 16 Variations on a Theme by R. Schumann / 4 Piano Pieces, Op. 119 (Cecino)
発売日:2025年07月18日
NMLアルバム番号:IBS-42025CD価格:2,475円(税込)
2023年に開催された「第22回バレンシア・イトゥルビ国際ピアノコンクール」の優勝者エリア・チェチーノのアルバム。 チェチーノは2001年イタリアで生まれ、9歳でピアノを始め、17歳でチェゼーナ音楽院を首席卒業。ヤシンスキ、ヴィルサラーゼ、ベルマンらに師事し研鑽を積みました。ヴェネツィア音楽コンクールで優勝後、ルービンシュタイン・コンクールなど複数の国際コンクールに入賞、2014年以降は世界各地のホールで演奏を重ね、数々のオーケストラと共演。録音にも積極的で、2020年にはデビューCD、翌年にはショパン・アルバムをリリース。室内楽にも力を入れ、マリオ・ブルネロとの共演経験もあります。 チェチーノはこのアルバムでブラームスの3つの作品を取り上げ、彼の若き日の情熱、シューマン夫妻への友情と敬意、そして晩年の深い内省を詩的に描き出し、豊かな情感と物語を紡いでいます。
収録作曲家:
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ヒネス・マルティネス・ベラ:
トランペット協奏曲
スペイン組曲 [ヒネス・マルティネス・ベラ、ムルシア州交響楽団、ルイス・ゴンサレス・マルティ]VERA, G.M.: Trumpet Concerto / Spanish Suites (Martí, Orquesta Sinfónica de la Región de Murcia, Vera)
発売日:2025年07月18日
NMLアルバム番号:IBS-52025CD価格:2,475円(税込)
ヒネス・マルティネス・ベラは、スペイン、トレ=パチェコ出身の指揮者・作曲家で多彩な活動を展開しており、アルベニスの《イベリア組曲》4手編曲が欧州各地で演奏されるなど、アレンジャーとしても国内外で高く評価されています。 このアルバムには、フラメンコの様々な様式に複調性や無調を交えながら独自の作品へと昇華させた「スペイン組曲」をはじめ、長年の友人ルイス・ゴンザレスの委嘱による「トランペット協奏曲」、そして若き日の作品「トランペットの夢」を収録。彼の創造力と個性が鮮やかに示されています。
収録作曲家:
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バルトーク(1881-1945):
ディヴェルティメント
ヒンデミット(1895-1963):
教育音楽
カスティーリョ(1930-2005):
ムリーリョの4つの絵 [アレハンドロ・ムニョス、カメラ―タ・ガラ]BARTÓK, B.: Divertimento / HINDEMITH, P.: 5 Pieces, Op. 44, No. 4 / CASTILLO, M.: Cuatro cuadros de Murillo (Camerata Gala, Muñoz)
発売日:2025年07月18日
NMLアルバム番号:IBS-62025CD価格:2,475円(税込)
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オーボエ、ファゴット、ピアノのための三重奏曲集
プーランク、フランセ、プレヴィン、サントス [トリオ・オージアス・マルク]Wind Piano Trios - POULENC, F. / FRANÇAIX, J. / PREVIN, A. / SANTOS, J. (Trio Ausiàs March)
発売日:2025年07月18日
NMLアルバム番号:IBS-82025CD価格:2,475円(税込)
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エリザベート王妃国際音楽コンクール2025
ピアノ部門 [久末 航、亀井聖矢、ニコラ・メーウセン、ヴァレール・ビュルノン、アルトゥル・インヌウィンケル、セルゲイ・タニン、ミン・ジアシン]発売日:2025年07月18日
CD 4枚組価格:5,550円(税込、送料無料)
日本先行発売! 久末航、亀井聖矢が入賞のQEC20255月31日に閉幕したばかりの2025年のエリザベート王妃国際音楽コンクール・ピアノ部門、その入賞者による演奏を選りすぐったライヴ盤が早くも登場! チャイコフスキー・コンクール、ショパン・コンクールと共に「世界三大コンクール」と呼ばれる同コンクールの(前身のイザイ・コンクール時代を含む)ピアノ部門の優勝者には、エミール・ギレリス(1938)、レオン・フライシャー(1952)、ウラディーミル・アシュケナージ(1956)、ヴァレリー・アファナシエフ(1972)、アブデル・ラーマン・エル=バシャ(1978)、フランク・ブラレイ(1991)、アンナ・ヴィニツカヤ(2007)、デニス・コジューヒン(2010)、ボリス・ギルトブルグ(2013)、ジョナタン・フルネル(2021)など、錚々たる顔ぶれが並びます。2021年には務川慧悟と阪田知樹が入賞して大きな話題となりました。 名門コンクールだけに参加者には国際コンクールの上位入賞者が並び、今回もきわめてハイ・レベルの演奏が続々。オランダ人として同コンクール初の第1位に輝いたニコラ・メーウセンは、難曲であるプロコフィエフの協奏曲第2番をはじめ、テクニックの切れと共演者を聴衆を惹きこむ力も圧巻でした。第2位は大津市出身の久末航。日本人としては1987年の若林顕に並ぶ歴代最高位です。ドイツを拠点に研鑽を積んできた成果を発揮して1次ラウンドから安定した完成度の高い演奏を披露し、最終ラウンドの最後に演奏したブラームスの協奏曲第2番は風格さえ感じさせる堂々たる出来栄えでした。ヴァレール・ビュルノンは開催国ベルギー出身者として歴代最高位に並ぶ第3位。聴衆賞も獲得しました。第5位に入った亀井聖矢の「ノルマの回想」は持ち前のテクニックとダイナミックで情熱的な表現に加えて、繊細で優美な歌心も聴かせて聴衆を魅了。動画配信では作品に没入しつつ演奏を楽しむ表情も見られて印象に残りました。 今回日本からは4人がファイナル・ラウンドの12人に選ばれましたが、セミファイナルとファイナルの課題曲の優れた演奏として吉見友貴と桑原志織の演奏が収録されたのも誇るべき記録です。ファイナル・ラウンドを通じて大野和士の指揮するブリュッセル・フィルがサポートを提供し続けたことも特筆すべきでしょう。
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American Vignettes
アメリカン・ヴィネッツ
チェロとピアノのためのコンテンポラリー作品集 [アーロン・ゼルコヴィツ 、クリスティーナ・ライト=イヴァノヴァ]Cello and Piano Recital: Zelkowicz, Aron / Wright-Ivanova, Christina - BOND, M.A. / FRANK, G.L. / GARROP, S. / PANN, C. (American Vignettes)
発売日:2025年07月18日
NMLアルバム番号:TOCN0023CD価格:2,175円(税込)
アルバム『アメリカン・ヴィネッツ(短編集の意)』は、ブルースやジャズ、フォーク、ゴスペル、カントリーなどのポピュラー音楽の要素を取り入れた、アメリカ現代の短くも洗練された曲を集めたものです。6人の作曲家は多様な文化背景を持ち、特にカーター・パン、ガブリエラ・レナ・フランク、ステイシー・ギャロップ、ケヴィン・プッツといった1960年代から70年代生まれのいわゆる「X世代」の作曲家は、ジャンルを越えた影響を受けながら、独自のスタイルを確立してきました。彼らの作品は、アメリカの都市や自然、歴史を思わせる音楽的風景を描き出しています。 アーロン・ゼルコヴィツは、チェリスト、教育者、プロデューサー、音楽祭ディレクターとして多彩なキャリアを築いており、とりわけユダヤ現代音楽の普及に尽力しています。
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タイケ(1864-1922):
〈行進曲集 第2集〉
ツェッペリン伯爵行進曲
ハンザ行進曲/ポツダム万歳他 [アレクサンドル・ハンソン、王立スウェーデン海軍バンド]TEIKE, C.: Marches, Vol. 2 (Royal Swedish Navy Band, Alexander Hanson)
発売日:2025年07月11日
NMLアルバム番号:8.574318CD価格:1,900円(税込)
《旧友》が有名なタイケの行進曲を系統的に録音するシリーズ第2集です。 軍楽隊に所属しながら作曲を志したタイケの行進曲には、軍楽の宿命として当時の政治体制や軍隊を讃え、士気を高めるべく書かれたものが多くあり、それらの中には後の政治状況の変化によって翻弄されたものもあります。このアルバムでは純粋に作品の音楽的価値に焦点を当て、見過ごされがちだった作品群の真価を問いかけます。
収録作曲家:
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ザ・ミュージック・ネヴァー・エンズ
レノン、マッカートニー、
ルグラン、エリントン他の作品を合唱で [ジェレミー・バックハウス、ヴァサーリ・シンガーズ]Choral Music - ELLINGTON, D. / SHEARING, G. / LEGRAND, M. / LENNON, J. / MCCARTNEY, P. (The Music Never Ends) (Vasari Singers, Backhouse)
発売日:2025年07月11日
NMLアルバム番号:8.574699CD価格:1,900円(税込)
「声のオーケストラ」と呼べそうなほど多彩な表現法を開拓したヴォーカル・アンサンブル、スウィングル・シンガーズの系譜に連なるヴァサーリ・シンガーズが名旋律の数々を披露する贅沢なアルバム。 冒頭では、ジョナサン・ラスボーン編曲による伝承曲やフォーク風の曲が取り上げられ、声で楽器を模倣するユニークなアレンジが印象的です。続くセクションではビートルズの名曲を中心とした作品群が、1999年にスウィングル・シンガーズのために書かれたラスボーンの編曲で披露されます。さらに、ミシェル・ルグランの作品や、ケヴィン・オルソンによるラテン音楽風のソネット、そしてジョージ・シアリングによるシェイクスピアのソネットにジャズ風の音楽を付けた作品が続きます。終盤では、ワード・スウィングル編曲によるソンドハイムの名作が情感豊かに歌われ、最後はデューク・エリントンの「スウィングしなけりゃ意味がない」で、エネルギッシュかつ鮮やかに締めくくられます。
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プタシンスカ(1943-):
冬物語
合奏協奏曲
マンカーラ [マリウシュ・スモリー、ショパン大学室内管弦楽団]PTASZYŃSKA, M.: Double Concerto / Concerto grosso / SE-TA (Mieczkowski, Kwaśnikowska-Stankiewicz, Chopin University Chamber Orchestra, Smolij)
発売日:2025年07月11日
NMLアルバム番号:8.579173CD価格:1,900円(税込)
マルタ・プタシンスカはワルシャワ出身の作曲家・打楽器奏者で、ポーランド、フランス、アメリカで研鑽を積み、ルトスワフスキ、ブーランジェ、メシアンらに師事しました。マリンバ協奏曲や《風の声》をはじめとする打楽器作品やオペラで高い評価を受けており、シカゴ交響楽団やポーランド国立放送交響楽団のほか、世界中の演奏家から委嘱を受けています。ISCMやザルツブルク音楽祭などでも作品が紹介され、1998年からはシカゴ大学で教鞭を執っています。 収録曲の「冬物語」は、1985年にリスボンで初演された室内管弦楽作品。シェイクスピアではなく、シュルレアリスム絵画に着想を得た幻想的な音楽です。ヴィヴァルディの「冬」の要素を取り入れながらも、夢と現実が交錯する独自の音響世界が展開されています。 他にはユーディ・メニューインの80歳を祝して作曲された「合奏協奏曲」、古代エジプトの数字遊びに由来する「マンカーラ」、2008年の国際ハープ・フェスティバルで初演された「フルートとハープのための二重協奏曲」、静謐な雰囲気を持つ「エウリディーチェの夢」、静と動、対照的な2つの楽章を持つ「SE-TA」を収録。
収録作曲家:
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ドニゼッティ(1797-1848):
歌劇《大洪水》(1830年版) [ディ・ピエロ、スカーラ、ジャンファルドーニ他、フリッツァ、ドニゼッティ歌劇場管弦楽団]DONIZETTI, G.: Diluvio universale (Il) [Opera] (1830 version) (N. di Pierro, E. Scala, Gianfaldoni, M.E. Pepi, Donizetti Opera Orchestra, Frizza)
発売日:2025年07月11日
NMLアルバム番号:8.660580-81CD 2枚組価格:2,900円(税込)
ドニゼッティのオペラ《大洪水》は、旧約聖書の「ノアの方舟」やバイロン、ムーアらの文学作品に着想を得て1830年に書かれた作曲家唯一の聖書を題材とした作品。ノアとその家族、彼らの葛藤、そして迫り来る大洪水の破滅が描かれています。ナポリでの初演は失敗に終わり、その後改訂版が1834年に上演されたものの、長らく忘れられていました。 2023年、ベルガモのドニゼッティ音楽祭がこの作品のナポリ初演版を蘇演。上演時には現代的な環境テーマを反映した演出が大きな話題となりました。ノア役にナウエル・ディ・ピエロ、セラ役にジュリアーナ・ジャンファルドーニ、カドモ役にエネア・スカーラなど実力派が出演。音楽監督リッカルド・フリッツァが指揮を務め、作品に新たな光を当てています。
収録作曲家:
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ショスタコーヴィチ(1906-1975):
〈ピアノ曲と室内楽作品集〉[4枚組]
ピアノ五重奏曲
ピアノ・ソナタ集
24の前奏曲 [ペーターゼン四重奏団、マルガレーテ・バビンスキー 他]SHOSTAKOVICH, D.: Chamber Music (Kupiec, Kushpler, Petersen Quartet, Moscow Virtuosi, Spivakov) (4-CD Box Set)
発売日:2025年07月11日
NMLアルバム番号:C7470CD 4枚組価格:4,650円(税込、送料無料)
「弦楽四重奏曲第8番」はファシズムと戦争の犠牲者に捧げられた重厚な作品。ここでは、ルドルフ・バルシャイが編曲した室内交響曲版で聴くことができます。 作曲者が30代になって初めて取り組んだ弦楽四重奏である第1番や、彼が残した室内楽作品で最もよく演奏されているピアノ五重奏曲も聴きどころ。ショスタコーヴィチ自身がショパン・コンクールに出場するほどの優れたピアニストだったので、2曲のピアノ・ソナタに加え「24の前奏曲」(後年の「24の前奏曲とフーガ」とは違った趣の作品)、2台ピアノのための作品なども実に優れた出来栄えとなっています。 またユーモラスな「タランテラ」や、息子マキシムのために書かれた遊び心溢れる「コンチェルティーノ」などでは、気難しい印象の強いショスタコーヴィチの明るい面を垣間見ることも。さらに、アルフレート・シュニトケによるオマージュ「ドミトリー・ショスタコーヴィチの思い出に捧げる前奏曲」も収録されています。
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〈20世紀のフォックストロット集 第7集〉
北ヨーロッパ [ゴットリープ・ヴァリッシュ]Piano Music - BRIDGE, F. / CHISHOLM, E. / DELIUS, F. /ESCHER, R. / GADE, J. (20th Century Foxtrots, Vol. 7: Northern Europe) (G. Wallisch)
発売日:2025年07月11日
NMLアルバム番号:GP950CD価格:2,175円(税込)
フォックストロットはダンス音楽の1つで、19世紀末のアメリカで生まれたラグタイムを前身とするスピーディーで動きの激しい音楽です。第1次大戦後のヨーロッパでも大流行し、多くの作曲家が作品を発表しました。この第7巻では、イギリス、スコットランド、オランダ、北欧の作曲家たちがジャズやダンス音楽の影響を受け、それらを自らのスタイルで表現した作品が紹介されており、世界初録音も多数収録されています。 シリーズ全体を通じて演奏を担当するのはゴットリーブ・ヴァリッシュで、前作の第6巻はアメリカン・レコード・ガイド誌の「クリティックス・チョイス」に選ばれるなど、これまでにも高い評価を得ています。
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プロコフィエフ(1891-1953):
ロメオとジュリエット(抜粋)
ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):
トマス・タリスの主題による幻想曲
シェーンベルク(1874-1951):
浄夜 [ディミトリ・ミトロプーロス、ニューヨーク・フィルハーモニック]発売日:2025年07月11日
CD価格:2,025円(税込)
ウィーンの老舗レコード店のレーベルGramolaの当主が厳選する名盤を独自に復刻するIkonシリーズの1枚。明晰かつドラマティックな音楽作りと剛直とも言えそうなサウンドによって、ややもすれば後期ロマン派風の耳馴染み良い解釈で演奏されがちな作品から甘さを排し、斬新さを表出したミトロプーロスらしい演奏です。 ハワード・スコット(プロコフィエフ)とジョン・マックルーア(他2曲)がプロデュースしたコロンビア・レコードのステレオ最初期の記念碑的録音。
収録作曲家:
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ホルスト(1874-1934):
惑星(1961年録音)
R.シュトラウス(1864-1949):
死と浄化(1960年録音) [ヘルベルト・フォン・カラヤン、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団]発売日:2025年07月11日
CD価格:2,025円(税込)
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チャイコフスキー(1840-1893):
交響曲 第6番 「悲愴」
ハチャトゥリアン(1903-1978):
ヴァイオリン協奏曲 [ピエール・モントゥー、ボストン交響楽団、レオニード・コーガン]発売日:2025年07月11日
CD価格:2,025円(税込)
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ローリゼン(1943-):
永遠の光
ルネスタッド(1986-):
アース・シンフォニー [バイエルン放送合唱団、ミュンヘン放送管弦楽団、ジョーゼフ・R・オレフィロヴィッチ]発売日:2025年07月04日
CD価格:2,550円(税込)
アメリカの作曲家モートン・ローリゼンとジェイク・ルネスタッドによる、精神的な啓示や自然へのまなざしを音楽で描いた作品を収録しています。 ローリゼンは合唱作品で国際的な評価を得ており、この「Lux Aeterna 永遠の光」は母の死に直面する中で「光」の象徴に慰めを見出した心情が反映されています。ルネスタッドは自然への深い共感を創作の源としており、この「アース・シンフォニー」では、「母なる大地」の視点から人類の歴史を見つめ、その進化と繁栄が破壊と嘆きをもたらした後、再生へと向かう5つの楽章で構成されたメッセージ性の強い作品です。 ジョーゼフ・R・オレフィロヴィッチは声楽を含む大規模な作品の活気に満ちた演奏で人気があり、 ウィーン・フォルクスオーパーでの指揮経験も豊富。ミュンヘン放送管弦楽団では、ミュージカル《シンデレラ》のヨーロッパ初演や楽団創立70周年記念の特別公演を指揮。いずれも好評を博しています。
収録作曲家:
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An American Affair
アメリカのフルート作品集
- フォスター、グリフィス、バーンスタイン 他 [リサ・フレンド、ロハン・デ・シルヴァ]発売日:2025年07月04日
NMLアルバム番号:CHAN20327CD価格:2,400円(税込)
英国で活躍するフルート奏者リサ・フレンドが、敬愛するアメリカの作曲家たちの作品を取り上げたアルバム。 「私の大好きなアメリカの作曲家たちの作品を録音することは、長年の夢でした」と語る彼女は、ニューヨークで育ち、幼い頃に父ロドニー・フレンドがレナード・バーンスタイン指揮のニューヨーク・フィルハーモニックでコンサートマスターを務める姿を間近に見て育ちました。リハーサルの合間に、父とバーンスタインが楽譜について語り合う様子が記憶に残っており、「その時代をもう一度体験できたらと願っています」と振り返ります。 このアルバムには、彼女の心に深く結びついたアメリカ作品とオリジナル・アレンジを収録。父が愛奏していたハイフェッツ編「Jeanie with the Light Brown Hair(金髪のジェニー)」、バーンスタイン《ウエスト・サイド・ストーリー》からの「Somewhere」、兄スティーヴンへの想いを込めた「Ashokan Farewell」、そして恩師レニー・シーバートに捧げたグリフィスの《ポエム》など、収録曲の一つ一つに深い想いが込められています。 リサ・フレンドはニューヨーク・フィルのレニー・シーバートに師事。その後、英国王立音楽大学でスーザン・ミランに、パリではアラン・マリオンに学び、研鑽を積みました。これまでにフィルハーモニア管弦楽団、ロイヤル・リヴァプール・フィル、ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団などと共演し、クラシックFMやBBCなどのメディアにも多数出演。さらに、スティーヴン・スピルバーグ主催のリサイタルや英国王室行事、ロンドンのウィグモア・ホール、ソウルのLGアートセンターなど、国際的に幅広い活動を展開しています。
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ブラームス(1833-1897)、
ヴォルフ(1860-1903):
歌曲集 [フローリアン・ベッシュ、マルコム・マルティノー]BRAHMS, J. / WOLF, H.: Lieder (Boesch, Martineau)
発売日:2025年07月04日
NMLアルバム番号:CKD751CD価格:2,775円(税込)
反目した2人の作品を並べ、それぞれを引き立て合う好企画リート解釈で世界的に認められ、巨匠ニコラス・アーノンクールの篤い信頼も得ていたオーストリア出身のバリトン、フローリアン・ベッシュと、英国を代表する歌曲伴奏者マルコム・マルティノー、LINNからリリースされたアルバムがいずれも高い評価を得ている2人によるブラームスとヴォルフの歌曲集が登場。 ドイツ・リートの最高峰と目されると共に自身はワーグナー信奉者であったヴォルフは、様々な音楽的手法に長けながら古典主義的とされたブラームスを辛辣に批判したと伝わりますが、2人とも感情の深い揺れと実存的哲学的な問いを音楽的に昇華させた素晴らしい歌曲を残しており、その作品を並べることで対比と共通性を探ることがこのアルバムのテーマとなっています。 ベッシュの深く滑らかな歌唱によりそれぞれの作品の美しさが際立ち、そのコントラストがお互いの作品の素晴らしさをむしろ引き立てる、聴き応えのあるアルバムです。
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ファルカシュ(1905-2000):
〈管弦楽作品集 第6集〉
交響曲
組曲「小賢しい学生たち」他 [ガボール・タカーチ=ナジ、MÁV交響楽団]FARKAS, F.: Orchestral Music, Vol. 6 - The Sly Students Suite / Preludio e fuga / Symphony (Budapest Symphony Orchestra MÁV, Takács-Nagy)
発売日:2025年07月04日
NMLアルバム番号:TOCC0722CD価格:2,175円(税込)
フェレンツ・ファルカシュは、ハンガリー民謡を取り入れた華やかで魅力的なダンス音楽で知られていますが、このアルバムでは彼の革新的な側面も紹介されています。1940年代の「前奏曲とフーガ」では十二音技法が柔軟に用いられています。バレエ音楽「小賢しい学生たち」は戦後ハンガリー芸術の黄金時代を象徴する作品で、民謡やポピュラー音楽が効果的に取り入れられており、国内外で高く評価され20年間で100回近く上演されました。ここには組曲版が収録されています。 1952年、作曲家・教育者として絶頂期にあったファルカシュは唯一の交響曲を発表。《1945年の追悼》と副題が付けられたこの曲で、彼は戦争体験を背景とした情感豊かで力強い音楽表現を目指しましたが、体制のイデオロギーに合わないとして批判され、数回の演奏や放送にとどまりました。その後、第1楽章と第2楽章は独立した作品として演奏される機会がありましたが、他の楽章は長らく演奏されることがなく、このたびの録音によって、全曲が現代によみがえりました。
収録作曲家:
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バツェヴィチウス(1905-1970):
〈ピアノ作品集 第3集〉
ポエム集
組曲 第1番・第3番他 [ガブリエリウス・アレクナ]BACEVIČIUS, V.: Piano Music, Vol. 3 - Poème contemplation / Poème cosmique / Poème mystique / Chanson triste (Alekna)
発売日:2025年07月04日
NMLアルバム番号:TOCC0757CD価格:2,175円(税込)
リトアニア出身のピアニスト・作曲家ヴィータウタス・バツェヴィチウスのピアノ作品集。この第3巻には、1926年から1959年にかけて書かれた作品が収められており、スクリャービン風の神秘主義的な初期作品「瞑想の詩」や「神秘的な詩」から、伝統的なバロック組曲に着想を得た「組曲第1番」、現代的な和声を多用した過渡期の作品「組曲第3番」、後期スタイルを代表する「宇宙の詩」までを含みます。作品は作曲順に並べられており、ドビュッシー、プロコフィエフ、ストラヴィンスキー、さらにはニューヨークのジャズの影響を感じさせながら、彼独自のモダニズムへと至る創作の軌跡がたどれます。 演奏は、数々のコンクールに入賞し、ダニエル・バレンボイムにも高く評価されたリトアニア出身のピアニスト、ガブリエリウス・アレクナです。
収録作曲家:
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ホヴァネス(1911-2000):
〈オルガン作品全集〉
オルガン・ソナタ 第1番 - 第3番
聖グレゴリオの祈り他 [トム・ウィンペニー]HOVHANESS, A.: Organ Solo Works (Complete) (Winpenny)
発売日:2025年07月04日
NMLアルバム番号:TOCC0763CD価格:2,175円(税込)
アラン・ホヴァネスは、アルメニアとスコットランドの血を引く作曲家で、東洋音楽や古代宗教音楽の影響を受けた瞑想的な作風で知られます。大恐慌期にはアルメニア教会のオルガニストとして活動し、オルガンを理想的な表現媒体と考えていましたが、公開の場で演奏活動を行ったのは1938年からの10年間だけでした。 このアルバムには彼のオルガンのための全作品を収録。5楽章で構成され、特徴的なリズムパターンが使われた「ソナタ第1番」、トランペットが加わる「聖グレゴリオの祈り」、アンドリュー・ジャクソン・デイヴィスの神秘思想にインスパイアされたソナタ第2番「見えざる太陽」、鳥の鳴き声に着想を得た第3番「チャイロコツグミ」、他、旧約聖書に基づく「ハバクク」や、アルメニアの古代教会遺跡に捧げた「サナイン(パルティータ)」など、宗教的・文化的主題を深く掘り下げた作品も含まれています。 数多くの録音を誇るオルガニスト、トム・ウィンペニーの演奏です。
収録作曲家:
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ヴィアナ(1963-):
〈ピアノ作品集〉
ピアノ・ソナタ 第1番・第3番
プライム・ライムズ他 [カルロス・マリン・ラーヨ]VIANA, C.: Piano Music (Rayo)
発売日:2025年07月04日
NMLアルバム番号:TOCC0771CD価格:2,175円(税込)
音楽学者で指揮者、尺八とリコーダーの演奏でも活躍するセサル・ヴィアナは、西洋音楽に東洋・中東・民俗音楽の要素を融合させた多彩な作風の持ち主です。このアルバムには、2010年代から2021年にかけて作曲された作品を収録。 新型コロナ・パンデミック下に作曲されたピアノ・ソナタ第1番は、スティーヴン・フォスターの歌曲にちなんだ親しみやすい作品です。第4楽章によく知られるコラールが使われたピアノ・ソナタ第3番は、演奏者であるカルロス・マリン・ラーヨに捧げられています。また、『プライム・ライムズ』第9番「あじさい」では日本の音階が用いられ、『ヘラクレスの子孫たちの帰還』では古代ギリシャを題材にし、ドーリア旋法が取り入れられるなど、さまざまな音楽素材が随所に活かされています。 カルロス・マリン・ラーヨはマドリード出身、アムステルダム音楽院でフランク・ファン・デ・ラールに師事、歴史的鍵盤楽器についてはオルガ・パシチェンコに学び、ソリスト、室内楽奏者として活躍しています。
