2025年7月

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  • 商品番号:NYCX-10533

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    〈HAYDN 2032 Vol.17〉
    ルイージのために
    ハイドン(1732-1809)
    交響曲 第13番・第16番・第36番
    ヴァイオリン協奏曲 詳細ページ
    [ドミトリー・スミルノフ、ジョヴァンニ・アントニーニ、バーゼル室内管弦楽団]

    発売日:2025年07月25日

    CD国内仕様 解説日本語訳付き価格:3,300円(税込、送料無料)

    ハイドン初期ならではの着想の瑞々しさ!
    HAYDN 2032 ハイドン交響曲全曲録音シリーズ Vol.17
    交響曲という曲種の黎明期から18世紀末まで107曲もの作品を書き「交響曲の父」と呼ばれるハイドン。その全てを作曲家生誕300周年の2032年までに実演・録音するジョヴァンニ・アントニーニ指揮のHAYDN 2032プロジェクト第17弾では、後期作品を集中的に取り上げた前作(ALPHA698/国内仕様盤NYCX-10495)から一転、みずみずしい才気を感じさせる作曲活動初期の作品群に出会えます。 表題の「ルイージのために」とは併録作であるヴァイオリン協奏曲第1番の手稿譜にある言葉で、これはハイドンと同じく1761年、エステルハージ家の楽団拡張計画で同家に雇われたイタリア人のヴァイオリン奏者ルイージ・トマジーニのこと。彼らを雇ったエステルハージ侯爵パウル2世アントンのもと若き作曲家が続々生み出した交響曲には、トマジーニら優れた腕前を持つ楽団員のためのソロも積極的に盛り込まれ、このアルバムの収録作でも随所でその魅力を味わえます。 前世代のヴァーゲンザイルやモンなどの交響曲に通じる最新書法と古風な教会音楽作法のせめぎあいも興味深く、楽章構成もまちまちで聴きどころに満ちた作品の魅力を、古楽器演奏のプロフェッショナルを多数ゲストに迎えたバーゼル室内管弦楽団がメリハリの利いた解釈で十全に伝えてくれます。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYDX-50410

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    英国ロイヤル・バレエ
    『マクミラン・セレブレイティッド』 詳細ページ
    [英国ロイヤル・バレエ 振付:ケネス・マクミラン]

    発売日:2025年07月25日

    Blu-ray国内仕様 日本語字幕/日本語解説付き価格:5,500円(税込、送料無料)

    不世出の振付家ケネス・マクミランの一幕ものトリプル・ビル、
    英国ロイヤル・バレエより新登場!
    『ロミオとジュリエット』や『マノン』などの演劇的な全幕バレエ作品で知られるケネス・マクミランの一幕ものトリプル・ビル『マクミラン・セレブレイティッド』が英国ロイヤル・バレエより新登場。1950年代から70年代にかけて振付けられた三つの一幕バレエを通して、マクミランの創作の軌跡と進化がたどられます。 クラシック・バレエに斬新なアイデアを織り込んだ初期の抽象バレエ「ダンス・コンセルタント」、アウトサイダーの悲劇を描いた濃密なドラマ「ディファレント・ドラマー」、死と救済を静かに見つめる一篇の祈りのような「レクイエム」――ストラヴィンスキー、ウェーベルン/シェーンベルク、フォーレの音楽に触発された美学として浮き彫りになるマクミランの多彩な才能。ダイナミックな振付と音楽、そして舞台美術が融合した白熱の舞台を、ロイヤル・バレエの実力派ダンサーたちが圧巻のパフォーマンスで彩ります。

  • 商品番号:NYDX-50412

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    発売日:2025年07月25日

    Blu-ray国内仕様 日本語字幕・日本語解説付き価格:4,950円(税込、送料無料)

    エラスムス賞やブノワ賞を受賞し、世界的なコンテンポラリー・ダンスの振付家として知られるオランダのハンス・ファン・マーネンは2022年7月に90歳の誕生日を迎えました。それを機に、気鋭のドキュメンタリー映像作家ヴィレム・アーツが振付家に密着取材し、ドキュメンタリー『ジャスト・ダンス・ステップス』を制作。このドキュメンタリーは、今までに150作を超えるユニークな抽象バレエ作品を振付け、現在もなお旺盛な芸術活動を繰り広げるヴァン・マーネンの姿を活写しています。 ヴィレム・アーツからオーディエンスへのメッセージ 「すべてを経験し、すべてを行ってきたこの男について私は何を語ることができるのでしょうか? できるのは、今この瞬間に彼が行っていることを写し取ることだけ……。これはダンスに憑かれた芸術家の素顔に迫るスケッチです」

  • 商品番号:NYDX-50414

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    ドニゼッティ(1797-1848)
    歌劇《グラナダのゾライダ》 詳細ページ
    [ズザナ・マルコヴァー、チェチーリア・モリナーリ、キム・コヌ、アルベルト・ザナルディ、オルケストラ・リ・オリジナーリ]

    発売日:2025年07月25日

    Blu-ray国内仕様 日本語字幕/日本語解説付き価格:5,500円(税込、送料無料)

    若きドニゼッティのキャリアの転回点となる成功作 ―
    史劇オペラ《グラナダのゾライダ》世界初映像化!
    ドニゼッティの史劇オペラ《グラナダのゾライダ》は、1822年ローマで初演され、彼の作曲家としてのキャリアの転回点となる大きな成功を収めます。本作は、作曲家の生地ベルガモの「ドニゼッティ音楽祭」における、作曲家が加筆しより磨きをかけた同オペラの第2稿(1824年)による上演の世界初映像化。演出家ブルーノ・ラヴェッラは、舞台であるレコンキスタによって陥落寸前の15世紀後半のグラナダを、1992年に勃発したボスニア内戦時に包囲されたサラエボになぞらえたと、その演出意図を語っています。 2021年のサントリーホール、「ホール・オペラ」の《椿姫》ヴィオレッタ役で好評を博したズザナ・マルコヴァー、バロック・オペラ、ベルカントオペラを中心にズボン役でも活躍するチェチーリア・モリナーリ、2016年「オペラリア」コンクールで第1位を獲得した韓国出身のキム・コヌら気鋭の歌手を起用。名匠リッカルド・フリッツァのもとで研鑽を積んだ俊英アルベルト・ザナルディのタクトに導かれたピリオド楽器のオーケストラ・リ・オリジナーリと、スカラ座アカデミア合唱団による溌剌とした歌唱演奏が、ドニゼッティの隠れた作品の魅力を存分に伝えています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10538

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    シルヴェストロフ(1937-)
    ヴァイオリン協奏曲
    交響曲 第8番 詳細ページ
    [クリストファー・リンドン=ジー、リトアニア国立交響楽団、ヤヌシュ・ヴァヴロフスキ]

    発売日:2025年07月18日

    CD国内仕様 日本語解説付き価格:2,530円(税込)

    現代ウクライナの作曲家ヴァレンティン・シルヴェストロフによる世界初録音の2作品ヴァイオリン協奏曲はシルヴェストロフの「バガテル期」(2003〜2017年)の集大成であり、「瞬間」と「記憶(追憶)」という二つの原理に基づく作品。 1990〜91年作曲の「ヴァイオリンと管弦楽のための交響曲」の姉妹作でもあるこの曲は、ベートーヴェン的な親密さと簡潔さを備え、より内面的で詩的な音楽へと向かう「終わりではなく始まりに向かって開かれる形式」として展開されます。冒頭の暗いオーケストラの主題は、やがてヴァイオリンの内省的な旋律へと変化し、両者の対話を通じて次第に抒情性が深まっており、こうした表現は第3楽章「パストラール」や、ピアノ独奏がヴァイオリンの軌跡を追うように重ねられる終楽章「セレナーデ」において特に際立っています。静寂の中から生まれ、再び静寂へと還っていく存在の美しさと深さを静かに表現する音楽です。 交響曲第8番は、伝統的な形式に拠らず「一連の瞬間」として構成されており、全6楽章が切れ目なく続くモザイクのような流れが形づくられています。主題は常に変容しながら循環し、調性的な素材と非調性的な素材との対比によって音楽を形成、曲の構成要素には、下行するクロマティック・クラスター、マイナーコードの進行、上昇するスケール、ファンファーレ風のモチーフなどが含まれており、さらにピアノやハープ、木管楽器による短く儚い旋律的エピソードが随所に散りばめられ、これらは希望や記憶の断片のような印象を与えます。この作品は、人間の苦しみと再生への希求を同時に内包しており、最後の沈黙は絶望ではなく、深い瞑想と包容を意味します。 ※国内仕様盤には小室敬幸氏の日本語解説が付属します。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10539

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    発売日:2025年07月18日

    CD 2枚組国内仕様 解説日本語訳付き価格:3,960円(税込、送料無料)

    ALPHAを牽引してきたセリーヌ・フリッシュが臨む、
    バッハが自らの鍵盤芸術総決算として残した始めの一巻
    『バッハ さまざまな楽器による協奏曲』シリーズが大好評を博したALPHAレーベル初期からの看板団体の一つカフェ・ツィマーマンの共同主宰者で、レーベル初期から数多くのバッハ録音で話題を呼んできたフランスのチェンバロ奏者セリーヌ・フリッシュ。近年ウィーン音大の教授としても活躍する彼女が2年にわたる準備期間を経て、バッハの鍵盤音楽を語る上できわめて重要な『6つのパルティータ』全曲録音を完遂しました。この曲集はバッハがライプツィヒ聖トーマス教会の聖歌隊監督就任から数年後、1726年から1編ずつ自費出版してきた組曲を1731年に曲集としてまとめて刊行したもの。自身の鍵盤芸術の総括たる「クラヴィーア練習曲集」シリーズ最初の巻として、フランス、イタリア、ドイツの諸様式をバランスよく掛け合わせ、6編の組曲を通じて多様な手法が網羅されている充実作です。 フリッシュ曰く、今回は自分がふだん教えている通りの手法で徹底的にバッハの楽譜と向き合い、多声構造の緻密さを明快に表現しながら、当時の流儀にあわせて楽譜にない装飾も適宜加えたとのこと。レーベル創設当初からの名技師アリーヌ・ブロンディオが克明に収めたその演奏は、まさに過不足ない自然な佇まいのもと、曲の個性が内面から自ずと香り立つような魅力に満ちています。 フリッシュが長年フランス式の楽器でバッハと向き合う中、より作曲家に近い楽器を求め現代の名工レステッリに製作を依頼したというCh.ファーター1738年モデルのドイツ式チェンバロも、歌心豊かで多彩な響きが作品の味わいをよく活かす一助となっています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10541

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    発売日:2025年07月18日

    CD国内仕様 日本語解説付き価格:3,300円(税込、送料無料)

    リュビモフが紡ぐ瞬間の連鎖、シルヴェストロフの「バガテル」現代ウクライナの作曲家として最も注目されるヴァレンティン・シルヴェストロフの作品を、その解釈者として高い評価を得ており、2025年には「ソロでは最後」と語った来日公演を成功させたアレクセイ・リュビモフが弾くアルバム。収録されているのは2000年代に書かれたバガテルと呼ばれる一連の作品です。 シルヴェストロフ自身が、「私のバガテルは瞬間であり、一般的な小品のことではありません。小品は閉じられたものですが、瞬間には終わりがありません。それは始まりはしますが、扉は開いており、新しい作品はすべて前の作品から生まれます。―瞬の連鎖を作り出すのです。このようにして、きらめく形をしたより大きな作品が、そのような瞬間の連続から生まれます。」と語るこれらの作品は、過去の作曲家と同時代を生きる人々へのオマージュや想像上の対話がテーマとなり、瞬間の持つ儚さと、それらが全体で一つの作品を築き上げる聴き応えを併せ持つものとなっています。作品に深く寄り添ったリュビモフの繊細な演奏が、その美しさを際立たせました。 アルバム・タイトルはプーシキンの詩の一節によるもので、レーテーはギリシャ神話に登場する忘却の川。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10543

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    発売日:2025年07月18日

    CD国内仕様 日本語解説付き価格:3,000円(税込、送料無料)

    浜松国際ピアノコンクール史上初の日本人優勝者となった鈴木愛美、
    待望のデビュー・アルバム発売!
    これまでにセルゲイ・ババヤン、ヴィクトル・リャードフ、アレッシオ・バックス、アレクサンダー・ガヴリリュク、 アレクセイ・ゴルラッチ、チョ・ソンジン、イリヤ・ラシュコフスキー、アレクサンダー・ガジェヴ、ジャン・チャクムルといった錚々たるピアニストが名を連ねる浜松国際ピアノコンクールの優勝者リスト。2024年11月に行われた第12回のコンクールにおいて、ついに待望の日本人ピアニストの名前が刻まれました。2002年生まれの鈴木愛美が、第1位に加え室内楽賞、聴衆賞、札幌市長賞、ワルシャワ市長賞を受賞する快挙を達成。女性の優勝者も同コンクール史上初でした。 2025年7月、世界に向けて発売されるデビュー・アルバムでは、同コンクールで演奏した曲の数々をセッション録音で収録。豊かな幻想と心に染み入る音色で奏でられるシューベルトのソナタをはじめ、その音楽性が凝縮した1枚となっています。

  • 商品番号:NYCX-10540

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    〈7月11日発売予定〉予約受付中

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    発売日:2025年07月11日

    CD国内仕様 日本語解説付き価格:3,300円(税込、送料無料)

    柴田俊幸&アンソニー・ロマニウク、
    彼らならではのエッセンスが効いたバッハ第2弾!
    フラウト・トラヴェルソ奏者柴田俊幸と鍵盤奏者アンソニー・ロマニウク。ピリオド奏法に根差した解釈を土台としながらオリジナルやインプロヴィゼーションを交えたバッハのソナタ集が大きな話題となった二人が、今回はバッハとその息子たちの作品で彼ららしい刺激的な演奏を聴かせます。 「私たちの新しいアルバムのコンセプトは、“過去と現在の音楽の隔たりを橋渡しすること”、そして伝統と革新を無理なく融合させたアール・ヌーヴォーの精神を体現することにあります。」(柴田)、「アーティスト写真の印象もあってか、“破天荒なことをしている2人”と見られることが多いのですが、実のところ我々は、非常に保守的なアプローチを重んじるベルギーのアンサンブルで長年研鑽を積んできた音楽家です。そのうえで、ごくささやかに、自分たちの感性を “ふりかけ” として音楽にかけてみる——ただそれだけのことなのです。」(ロマニウク)という彼らの言葉通り、オリジナルの前奏を付すなど個性的な解釈でありながらも、その実際は作曲家と演奏家の垣根が明確ではなかった時代の習慣に倣ったもの。ケンプ版の「シチリアーノ」ではその右手のメロディをトラヴェルソが受け持ったり、ラウテンヴェルクのための組曲BWV 997にもトラヴェルソが加わり書き下ろしのドゥーブル(変奏)も披露するといった具合です。 ジャズやロックを経験した現代を生きる自分たちの新しい感性を生かしながらも、音楽進行に違和感無く作品の持ち味を十二分に引き出した、素晴らしいパフォーマンスを楽しむことが出来ます。

  • 商品番号:NYCX-10537

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    〈7月4日発売予定〉予約受付中

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    Just Biber
    ビーバー(1644-1704)
    ヴァイオリン・ソナタ集 詳細ページ
    [レイチェル・ポッジャー、ブレコン・バロック]

    発売日:2025年07月04日

    CD国内仕様 日本語解説付き価格:3,300円(税込、送料無料)

    ビーバー芸術の洗練を名手ポッジャーと味わうモーツァルト父子に先駆けザルツブルク大司教の宮廷で活躍、ドイツ語圏随一の凄腕ヴァイオリン奏者兼作曲家として高い名声を博し貴族にも序されたハインリヒ・ビーバー。その芸術の粋が示された1681年の独奏ソナタ集に、現代を代表するバロック・ヴァイオリン奏者の一人レイチェル・ポッジャーが正面から向き合い、見事な演奏解釈のアルバムに結晶させました。 ビーバーが主君ザルツブルク大司教マクシミリアン・ガンドルフに捧げた曲集としては、変則調弦(スコルダトゥーラ)を駆使した異例の手法がめだつ『ロザリオのソナタ集』(1674/78年頃)が有名ですが、作曲家37歳の年に刊行されたこちらの曲集では変則調弦の利用を最小限に留め、より洗練された技巧と表現力を追求するものとなっているのが特徴。ビーバーならではというほかない美しい和声と歌心がきわだつ名品揃いで、近年は競合録音も少なからずありますが、ポッジャーは豊かな活動歴に裏打ちされた精緻にして端正な演奏を通じ、まさに彼女でなくては成し得ない境地を味わえる充実解釈に仕上げています。 当該曲集からの5曲に加え、鳥や猫、蛙の啼き声や銃士の活躍などをヴァイオリンで活写する「描写的ソナタ」(ビーバーの自筆譜はシュメルツァーの作品を筆写したものという説あり)も収録。手練の通奏低音陣と共に、バロック期の南ドイツらしい遊び心も縦横無尽に楽しませてくれるのが嬉しいところです。

    収録作曲家:

  • 商品番号:555232

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    ロッシーニ(1792-1868)
    小荘厳ミサ曲 詳細ページ
    [エッツァルト・ブルヒャルズ、ライニッシェ・カントライ、ドロテー・ミールズ、ニコレ・ビーバー 他]

    発売日:2025年07月25日

    CD 2枚組価格:3,825円(税込、送料無料)

    ドイツ・バロック音楽のスペシャリストたちによる清冽なロッシーニのミサ曲ロッシーニは晩年に書いたこのミサ曲について「これは老人の最後の大罪」と自嘲しつつも、「心を込めて書いた」と語っています。編成はソリストを含む最小で12名の歌手に、ピアノ2台とハルモニウムという室内楽的な規模。この録音では主に合唱パートをなぞる第2ピアノを割愛し、その一部を第1ピアノに吸収する形で改変しています。 注目は声楽陣。1977年に創設されたライニッシェ・カントライ(ラインの聖歌隊)はヘルマン・マックスの指揮でドイツ初期バロック音楽の録音をCAPRICCIOレーベルなどに多数行ってきたアンサンブルです。ここでは2024年から芸術監督を務めるブルヒャルズが指揮を執り、ヴィブラートを抑えた透明度が高く清冽なサウンドと精度の高いアンサンブルによって作品の印象を一新しています。ソリストたちは古楽での活躍が目立つ歌手が揃いますが、時にきわめて雄弁でスケールの大きなオペラ的な表現も取り入れており、清楚なだけに終わらない充実した演奏が展開されています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:555373

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    フォーグラー(1749-1814)
    交響曲「ラ・スカラ」
    序曲集 詳細ページ
    [ハワード・グリフィス、ミュンヘン放送管弦楽団]

    発売日:2025年07月25日

    CD価格:2,775円(税込)

    ゲオルク・ヨーゼフ・フォーグラー(通称アベ・フォーグラー)は、作曲家や演奏家、教育者、発明家など多方面で才能を発揮し、旅を続けながら活躍した人物です。彼の弟子ウェーバーがロマン派オペラの初期様式を築いたのに対し、フォーグラーは主に作曲理論で評価されました。 彼の作品はオペラから交響曲まで多岐にわたりますが、ここに収められた3作目の交響曲ハ長調「ラ・スカラ」は、モーツァルトの交響曲第41番「ジュピター」を思わせる対位法を駆使した作品です。この交響曲は1799年に完成し、1800年にコペンハーゲンで初演されました。マンハイム楽派の影響やバイエルン民謡の旋律を取り入れています。 他には様々な歌劇の序曲を収録。熟達の作曲技法による華麗な音楽です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:555452

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    発売日:2025年07月25日

    CD価格:2,775円(税込)

    ダグラス・ボストック指揮、プフォルツハイム南西ドイツ室内管弦楽団による「弦楽のためのイギリス音楽集」。第4集ではホルストの娘イモージェンを含む6人の作曲家の作品を紹介します。 イモージェンの『組曲』は、グレインジャーや父ホルストの影響を受けた自由な拍節やポリフォニックな書法、複雑な和声が特徴で、終楽章「ジグ」は多調を用いた技巧的な内容となっており、ヴァイオリン・ソロも効果的。指揮者ボストックは本作を「驚くべき発見」と称賛しています。ジェイコブの『デンビー組曲』はバロック舞曲に基づく親しみやすい作品、ダンヒルの『ヴェクティス組曲』はワイト島の古名にちなんだ英国らしい風景を想起させる音楽です。ブッシュは、ベネットのピアノ・ソナタ「オルレアンの乙女」を素材に編曲。ピットフィールドの『主題と変奏』は保守的ながらも構造の緻密さが光ります。最後のギブズの『影と輝き』は晩年の作で、2006年に初出版。親友ヴォーン・ウィリアムズの影響とともに、ギブズならではの旋律と抒情が凝縮されています。

  • 商品番号:555519

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    テレマン(1681-1767)
    4声または6声の6つの序曲(1736) 詳細ページ
    [カレン・ファンヘールデン、オルフェオ・バロック管弦楽団]

    発売日:2025年07月25日

    CD価格:2,775円(税込)

    バロック期で最も多作な作曲家の一人テレマン。中でも管弦楽のための組曲(当時の呼称は「序曲」)は現存するだけでも約120曲あり、散逸したものを含めれば1000曲を超える作品を書いたとされています。ここに収録された「4声または6声の6つの序曲」は、1734年に出版が予告され、1736年3月に予約者を募集、同年ハンブルクで出版されると好評を博し、経済的に困難な状況にあったテレマンが立ち直るきっかけになったとされています。楽譜はプロイセン国立図書館に1部のみ伝わっていたものが戦争で焼失したとされていましたが、1999年にモスクワのロシア国立図書館で発見されました。 この曲集の楽譜に刻印されたフランス語によるタイトル、各声部のフランス語表記(Dessus, Haut contre, Taille, Basse)は、テレマンがフランス語を解するドイツの教養ある民衆を主要なターゲットとしていたこと、そして管弦楽組曲(序曲)という音楽形式が誕生したフランスへの売り込みも意識していたことを示しています。一方で彼の管弦楽組曲は、フランスの流儀を踏襲しながらもイタリアの協奏曲の要素も取り込み、またテレマンが諸国で収集した舞曲の要素までも加わっており、様々な国の音楽的要素の融合を強く感じることができます。曲ごとの楽器編成や舞曲の選択も多彩で、テレマンの練りに練られた管弦楽法を愉しむことができます。 結成から約30年あまり、古楽演奏の最前線で活躍してきたオルフェオ・バロック管弦楽団(ミヒ・ガイック主宰)は、テレマンやバッハといったバロック音楽から、マンハイム楽派、モーツァルト、そしてシューベルトの交響曲までをレパートリーとし、cpoレーベルを中心に40を超えるアルバムをリリースしています。世界各地でもコンサートを開催し、ザルツブルク音楽祭、ルツェルン音楽祭など世界的な音楽祭にも出演しています。この録音では、オーケストラの首席オーボエ奏者カレン・ファンヘールデンが指揮を取り、ファゴットには欧州で活躍する倉林麻貴子が参加しています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:555638

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    ヘレーネ・リープマン(1795-1869)
    〈室内楽作品集〉
    大ソナタ
    ヴァイオリン・ソナタ
    大三重奏曲 詳細ページ
    [ゲルノート・ジュスムート、ラモン・ヤッフェ、モニカ・グートマン]

    発売日:2025年07月25日

    CD価格:2,100円(税込)

    19世紀前半に活躍したドイツの女性音楽家ヘレーネ・リープマンは結婚前の姓リーゼや改名後の姓リーベルトで呼ばれることもあります。ユダヤ系銀行家の家に生まれ、若くして音楽的才能を認められました。ロンドンではフェルディナント・リースに師事し、今に伝わる20曲中7曲を当地で作曲しました。1819年にハンブルクで改名・帰化後、ピアノ演奏と作曲から退き、コンサート歌手としてのみ知られるようになります。1869年にドレスデンで没しました。 彼女の作品11には、チェロとピアノのための大ソナタと大三重奏曲の2作が含まれています。ソナタはチェロが流麗なメロディを歌う作品。第3楽章はモーツァルトの《ドン・ジョヴァンニ》からの主題による変奏曲となっています。三重奏曲は師リースに献呈され、家庭用ではなく演奏会を意識した大規模な作品です。ヴァイオリン・ソナタはウィーン古典派の様式を踏襲しながらも、ロマン派風の表現も見られ、優雅さと力強さが両立しています。

  • 商品番号:555673

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    ミヒャエル・ハイドン(1737-1806)
    交響曲全集
    管楽のための協奏曲集 詳細ページ
    [ボフダン・ヴァルハル、スロヴァキア室内管弦楽団、ヨハネス・ゴリツキ、ドイツ・カンマーアカデミー 他]

    発売日:2025年07月25日

    CD 16枚組価格:14,400円(税込、送料無料)

    このBOXには1991年から2015年にかけてcpoレーベルに録音されたミヒャエル・ハイドンの交響曲と管楽器協奏曲の全作品が収録されています。これらは当時のウィーンの音楽を知る上で大切なレパートリーであり、かつては彼の交響曲第25番がモーツァルトの交響曲第37番として誤認されていたほどの優れた才能を改めて感じることができるでしょう。他にも第23番の交響曲は均整のとれた格調高い名作であり、モーツァルトの「ジュピター」より10年近くも前に書かれた第22番の終楽章は4つの音を基本モティーフとするフーガで、彼がモーツァルトに大きな影響を与えたことが窺えます。協奏曲やディヴェルティメントでも、美しいハーモニーと巧みな独奏楽器の使用が味わえます。 BOXを再編するにあたり、膨大な資料を整理し、ブックレット(英語・ドイツ語)の解説の重複部分を削除、アーティスト写真も刷新されています。また作品番号はチャールズ・H・シャーマンらの年代順目録(MH番号)とローター・ペルガーのP番号が併記されています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:555710

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    〈ハンザ同盟の古都の音楽 第3集〉
    マクデブルク
    詳細ページ
    [ヨーロッパ・ハンザ・アンサンブル、 マンフレート・コルデス]

    発売日:2025年07月25日

    CD価格:2,100円(税込)

    中世から17世紀まで続いたヨーロッパの都市による経済同盟、ハンザ同盟の時代の音楽を都市ごとに録音する好企画の第3弾。第1集「シュトラールズント」(555578)、第2集「グダニスク(ダンツィヒ)」(555647)に続く今作は「マクデブルク」の音楽を取り上げています。音楽史でマクデブルクと言えばテレマンの出身地として有名ですが、ここではテレマンの生まれる50~100年前に活躍した同地のカントールたちの音楽が収録されています。
    宗教改革が始まる少し前、人口3万人のマクデブルクは、ハンザ同盟に加盟し、裕福な市民を数多く抱え、大司教座も有したドイツで最も繁栄した都市の1つでした。ルター本人が何度か説教を行ったこともあり、早くからプロテスタントの教育機関が設けられたこの都市では、ルターが布教のために重視した音楽の教育にも力が注がれました。 マルティン・アグリコラ、ガルス・ドレスラー、レオンハルト・シュレーター、フリードリヒ・ヴァイセンゼー、ハインリヒ・グリムといったマクデブルクの初期のカントールたちの楽曲や著作は、その多くが印刷され、都市を超えてドイツ中に広まりました。こうしたカントールたちの名声によって同地の音楽家たちは「マクデブルク楽派」と呼ばれ、大きな尊敬を集め、音楽都市としての地位が築かれていきました。 ヨーロッパ・ハンザ・アンサンブルは、ハンザ同盟と音楽の関係を研究・発表することを目的に2019年に発足した古楽アンサンブル。母体となるプロジェクトにはヨーロッパ中から600人を超える若い音楽家たちが集い、毎年9月にハンザ同盟の中心的都市であったリューベックで音楽祭とマスタークラスを開催しています。 (曲目・内容欄に続く)

  • 商品番号:555728

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    ベンボ(1640-1720)
    《恋するヘラクレス》 詳細ページ
    [イェルク・ハルベック、イル・グスト・バロッコ]

    発売日:2025年07月25日

    CD 2枚組価格:4,800円(税込、送料無料)

    ヴェネツィアに生まれてカヴァッリの薫陶を受け、ルイ14世下のパリで才能を開花させた
    アントニア・ベンボ。そのオペラが鮮やかによみがえる
    アントニア・ベンボは1640年頃ヴェネツィアの医者の娘として生まれ、当時のオペラ作曲家として有名な存在だったフランチェスコ・カヴァッリの下で音楽の高度な教育を受けました。1659年にはヴェネツィアの名家出身の夫と結婚したものの平穏な生活は送れず、1676年になって駐仏ヴェネツィア大使の使節団に音楽家として加わり、パリへと旅立ちました。その音楽の実力からルイ14世の寵愛を受け、王室から年金を与えられただけでなく、修道院に居住を許されて1720年に世を去るまでそこで暮らしながら、聖俗さまざまな作品を書いてルイ14世に捧げました。 《恋するヘラクレス》の台本は、1660年にルイ14世の結婚の祝賀行事のための作品としてカヴァッリに依頼されたもの。なぜベンボが1707年になってこの台本に曲を付けたのかは定かではありませんが、英雄ヘラクレスはルイ14世を示すものであることから、この作品も国王に捧げたものと思われます。 イタリア音楽とフランス音楽の要素を融合させたこのオペラは、いかにもフランス的な序曲からはじまり、イタリアの技巧的アリアとフランス的な合唱が組み合わされています。しかし、ベンボがルイ14世のために力を注いだオペラだったにもかかわらず、自らがダンサーであったルイ14世は、バレエを伴わないイタリア的なオペラに興味を示さず、このオペラは上演されることがありませんでした。 (曲目・内容欄に続く)

    収録作曲家:

  • 商品番号:555761

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    ワインガルトナー(1863-1942)
    交響曲全集
    交響詩全集
    ヴァイオリン協奏曲 詳細ページ
    [マルコ・レトーニャ、バーゼル交響楽団、アラン・フランシス、南西ドイツ放送カイザースラウテルン管弦楽団]

    発売日:2025年07月25日

    CD 8枚組価格:11,700円(税込、送料無料)

    往年の名指揮者フェリックス・ワインガルトナーは、フランツ・リストに師事した作曲家でもあり、7曲の交響曲や管弦楽曲、いくつかのオペラや室内楽作品を残しています。彼の作品は師であったライネッケや、指揮者として度々取り上げたブラームスの影響を強く受けており、当時としては比較的明快な和声と堅固な構成を特徴としています。cpoレーベルからは、スロヴェニア出身でオトマール・スイトナーに師事した指揮者マルコ・レトーニャとバーゼル交響楽団による交響曲全集および管弦楽作品集がリリースされており、2014年には7枚のアルバムを収めた全集ボックスが発売されました。 今回のBOXセットでは、これらにワインガルトナーが1934年にシューベルトの未完のホ長調交響曲を補筆・完成させた作品と自作のヴァイオリン協奏曲をアラン・フランシスの指揮で収録した1枚(999424)を追加したもの。シューベルトへの深い愛情と作曲家としての力量が反映されたこの完成版は、ワインガルトナーの音楽世界を探求するうえで重要な位置を占めるものです。 ※2014年発売の7枚組はSACDハイブリッド・ディスクでしたが、今回は通常CDでのリリースとなります。

    収録作曲家:

  • 商品番号:8.559957

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    ホヴァネス(1911-2000)
    ヴァイオリン協奏曲 第2番
    ヴァイオリンとピアノのための作品集 詳細ページ
    [ジーナ・シフ、ヴァレリー・スターク、アヴラナ・アイゼンバーグ、ザルツブルク・チェンバー・ソロイスツ]

    発売日:2025年07月25日

    CD価格:1,900円(税込)

    アラン・ホヴァネスは、アルメニアとスコットランドの血を引く作曲家で、東洋音楽や古代宗教音楽の影響を受けた瞑想的な作風で知られます。CD時代初期には、録音されたクジラの声と壮大なオーケストラが共演する作品で注目を集めました。このアルバムは彼の没後25年を記念するもの。 「ヴァイオリンと弦楽のための協奏曲第2番」は7楽章の作品で、トーン・クラスターや、ヘンリー・カウエルによって広く知られるようになった「センツァ・ミズーレ(厳密な拍子をとらずに演奏)」などの特殊奏法を採り入れ、幻想的かつ即興的な効果を追求しています。『キルギス組曲』は、中央アジアのキルギス文化に触発された作品で、「変奏曲」、15拍の複雑なリズムをもつ「ターラ」、躍動的なフィナーレの3楽章で構成されています。『聖メスロブの三つの幻影』は、アルメニアの聖人に捧げられており、即興性に富んだ歌うような旋律を駆使し、神秘的な世界を描いた作品。他には東洋的な雰囲気を持つ旋律から始まり、舞踊的な展開を経て、劇的に終わる「夢」、プロヴァンス地方の風景を音楽で描写した「レ・ボー」、アルメニアやスコットランド的な旋律が織り込まれた「ヴァイオリン・ソナタ」など特色ある作品が収録されています。 演奏するジーナ・シフはハイフェッツの弟子でカーティス音楽学校卒、アメリカ近代作品を得意とするベテラン・ヴァイオリニスト。

    収録作曲家:

  • 商品番号:8.574483

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    マルシュナー(1795-1861)
    〈序曲と舞台音楽集 第3集〉
    《エトナの城》
    《ルクレツィア》 詳細ページ
    [ダリオ・サルヴィ、ヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団]

    発売日:2025年07月25日

    CD価格:1,900円(税込)

    マルシュナーは、ウェーバーとワーグナーの間をつなぐドイツ・ロマン派オペラの重要な作曲家であり、代表作《吸血鬼》《ハンス・ハイリング》で知られています。このアルバムでは、彼の中期から晩年にかけての作品を中心に収録しています。 《エトナの城》は、ファウスト的な主題と超自然的要素を含むドラマティックな作品で、愛と野心の狭間で揺れ動く主人公ヴィルヘルムと、悪魔的な存在であるオルコ侯爵に運命を翻弄されるアーデルハイトの悲劇を描いています。特に第3幕の壮絶なクライマックスは圧巻です。 《ルクレツィア》は、古代ローマの伝説を題材にした2幕構成の歌劇。マルシュナーは古代の雰囲気を目指しながらも、スポンティーニ、グルック、ドニゼッティ、ベッリーニといった作曲家の様式を折衷的に取り入れています。 《ベブ(馬の子)》はインドを舞台にした風刺的な喜劇で、狡猾な奴隷ベブが主人の財産を奪うという筋書き。行進曲やバレエ音楽では、トリルやスタッカート、奇抜な装飾音がコミカルな雰囲気を醸し出します。 《歌王ヒアルネ、またはティルヴィングの剣》は、北欧の『フリッチョフのサガ』に基づく神話的世界と政治的・恋愛的なドラマが融合した壮大な物語を扱った作品。序曲や各幕の舞曲などで、管楽器や弦楽器を巧みに用いた交響的な音楽が展開されます。第1幕第7場でのメンデルスゾーンを想起させる軽快な曲想も魅力的。 《太鼓の前での婚約、あるいは忘れられた母》は、アダン、クレブス、ミュラーの作品を素材に構成された劇作品で、マルシュナーはアダンの《イヴトーの王》の序曲を編曲し、巧みに転用しています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:8.574593

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    発売日:2025年07月25日

    CD価格:1,900円(税込)

    ロレンソ・フェルナンデスは、ヴィラ=ロボスやミニョーネと並ぶブラジル音楽の革新者であり、ベートーヴェン、ドビュッシー、ワーグナーの影響を受けつつ、ブラジル固有のリズムや響きを取り入れた多彩な作風で知られます。交響曲や歌劇、ピアノ曲、室内楽など幅広いジャンルで作品を残し、教育者としてもブラジル音楽院の創設に尽力しました。彼のピアノ曲は描写的で短く、子供向けの作品も多く含まれます。 「ブラジル組曲」第1〜3番は、民族的な要素と独自のテーマを組み合わせ、豊かな響きと旋律が光る名作です。第1番は田園的な雰囲気から都会的なセレナードへと展開し、第2番では終曲「カテレテ」に民俗舞踊の活力が感じられます。第3番はさらに複雑で神秘的となり、アフリカ起源の「ジョンゴ」の力強いリズムが高揚感を生み出します。 代表作「ソナチネ形式の3つの練習曲」では、ショーロの影響や変拍子、打楽器的奏法が見られ、「町外れのワルツ」ではバッハへの敬意がポリフォニーに表れます。 「ソナタ・ブレーヴェ」は3楽章から成るフェルナンデス最後のピアノ独奏曲で、簡潔ながら演奏者に高度な技巧を求める実験的な作品です。印象派風の色彩豊かな音世界が描かれた初期の作品「夢」、「夕暮れの前奏曲」も聴きどころです。 ニュアンスある演奏を披露するのは、ロンドンを拠点とするブラジル人ピアニスト、クレーリア・イルズン。ネルソン・フレイレらと共演し、ミニョーネやノブレから作品を献呈されるなど国際的に活躍しています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:8.574639

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    モーツァルト(1756-1791)
    〈ミサ曲全集 第6集〉
    K.49, 65, 220, 257 詳細ページ
    [クリストフ・ポッペン、ケルン室内管弦楽団、ケルン大聖堂合唱団&声楽アンサンブル]

    MOZART, W.A.: Masses (Complete), Vol. 6 - K. 49, 65, 220, 257 (Cologne Cathedral Choir and Vocal Ensemble, Cologne Chamber Orchestra, Poppen)

    発売日:2025年07月25日 NMLアルバム番号:8.574639

    CD価格:1,900円(税込)

    モーツァルトはザルツブルク宮廷に仕えていた若き日々に、多くのミサ曲を作曲しました。中でも12歳のときに書かれた優美なミサ・ブレヴィス K. 49や、1776年に完成した劇的なハ長調「クレド」K. 257は、宗教音楽に力を注いだこの時期の代表作です。 「クレド」ミサは、反復される「クレド」のモチーフを軸に、ドラマティックな構成と舞台音楽的手法を取り入れた独創的な作品で、ザルツブルク時代の代表的作品の一つとされています。ミサ・ブレヴィス K. 65は、1769年にザルツブルクの徹夜祈祷のために書かれたもので、厳粛さや敬虔さを表すとされるニ短調という調性が、宗教的儀式の荘厳な雰囲気を強調しています。一方、ミサ・ブレヴィス K. 220は、サンクトゥスに見られる鳥のさえずりのようなモチーフから「すずめのミサ」と呼ばれ、金管と打楽器が効果的に使われています。 全体を通して、明るさと喜び、そして終曲の合唱による深い平安が印象に残る作品です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:8.574688

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    発売日:2025年07月25日

    CD価格:1,900円(税込)

    NAXOSの人気シリーズ「ロシア・ピアノ三重奏曲の歴史」。前作(8.574687)に続く“銀の時代”と“アール・ヌーヴォーの時代”の2人の作曲家の作品です。 ヴラディスラフ・アロイスは、チェコ出身でロシアで活躍したチェリスト・作曲家。彼のピアノ三重奏曲は、キエフ音楽院の院長でピアニストのプハルスキーに献呈されており、旋律美と情感の豊かさからアレンスキー作品にも匹敵すると評されます。1895年に初演され成功を収めたものの、次第に忘れられました。調性や形式においてロマン主義的価値観を守り、ドイツ・ロマン派の影響が色濃く表れた作品です。 アレクサンダー・ヴィンクラーは、ロシア帝国で活躍したオーストリア系の作曲家・ピアニスト。教育者としても活躍し、プロコフィエフらを育てた名教師として知られます。このピアノ三重奏曲は、古典的な4楽章構成で書かれ、複雑な対位法と印象派的響きが用いられており、終楽章では革命的な行進曲を思わせる旋律が現れるなど多彩な表現が融合した力作です。 西欧的な洗練とロシア的精神が交錯するこの作品は、ヴィンクラーの芸術性を示すものであり、彼の再評価のきっかけとなることでしょう。

  • 商品番号:8.579170

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    発売日:2025年07月25日

    CD価格:1,900円(税込)

    ブランカフォートは、バルセロナ近郊の温泉町で育ち、父が経営するピアノ・ロール工場を通じて芸術と音楽に親しみました。若くしてモンポウと出会い、その影響でパリへ渡り作曲家を志します。彼の音楽はフランス的な明快さを持ち、ロマン主義やワーグナー的情念を排し古典的な均衡と美を追求したもの。簡潔で親密な作風は高く評価されましたが、やがて家庭の事情でバルセロナに戻り、カタルーニャの伝統を取り入れた作品を多く残しました。 彼の歌曲はどれもカタルーニャの詩人の詩を通じて、民謡風の親密な世界を描き出しており、これらは、フランコ独裁政権下で抑圧されたカタルーニャ文化への愛情と自由への希求を映し出すとともに、メランコリックな響きも感じられます。

    収録作曲家:

  • 商品番号:900647

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    〈musica viva #47〉
    リザ・リム
    縫い合わされた世界
    メアリー/トラウマの超越
    コンパス
    詳細ページ
    [ニコラ・アルトシュテット 他、エドワード・ガードナー、フランク・オルー、クリストフ・ポッペン、バイエルン放送交響楽団]

    発売日:2025年07月25日

    CD価格:2,325円(税込)

    リザ・リムは、1966年にオーストラリアのパースに生まれた作曲家、教育者、音楽学者。彼女の音楽は、協調性と異文化への関心を大きな特徴とし、近年の作品では、美、怒りや騒音、環境問題、そして女性の精神的伝統の探求が重要なテーマとなっています。世界各地のオーケストラや音楽団体から委嘱を受けており、その作品は国際的な権威ある音楽祭でたびたび演奏されています。2024年には、OPUS KLASSIKより「年間最優秀作曲家」に選出されました。現在はシドニー音楽院にて、作曲およびオーストラリア音楽の教授を務めています。 また、オーストラリア研究会議の桂冠フェローシップの一環として、2025年からは音楽を通じて気候変動や社会的課題の探求を促進するプログラムを主導。オーストラリア音楽界における委嘱活動、演奏機会、次世代のリーダーシップ育成に大きな影響を与えています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ARIADNE5041

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    プーランク・プレイズ・
    プーランク&サティ
    詳細ページ
    [フランシス・プーランク、ジャック・フェヴリエ、ジョルジュ・プレートル、フランス国立放送管弦楽団 他]

    発売日:2025年07月25日

    CD価格:2,250円(税込)

    プーランクの卓越したピアニストとしての技量を伝える1枚。 サティはコロンビアのLP、自作のオーバードは同SPから復刻したもので、いずれも過去にCD化されたことのあるものですが、ここでは冒頭に収録された2台のピアノのための協奏曲に注目です。同じ顔合わせによる1962年4月のセッション録音(EMI/Warner)が名盤として知られていますが、ここに収録されたのは1962年12月1日に行われた演奏会の音源で、今回が初CD化。フランスの映像作家マルセル・ブリュワルが制作した「Les secrets de l'orchestre(オーケストラの秘密)」という映像に収められていたものです。モノラルながらピアノの音を粒立ちよくとらえており、プーランクらしい精彩に富んだ演奏を楽しむことができます。 演奏自体はセッション録音盤との大きな違いは聴かれませんが、この類まれなコンポーザー・ピアニストが心臓発作で急死する2か月前の演奏としても非常に貴重な音のドキュメントということが言えます。

    収録作曲家:

  • 商品番号:AU97826

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    J.S.バッハ(1685-1750)
    トッカータ集(全7曲) 詳細ページ
    [ジョナサン・フェルッチ]

    BACH, J.S.: Toccatas (Ferrucci)

    発売日:2025年07月25日 NMLアルバム番号:Audite97.826

    CD価格:2,850円(税込)

    バッハの演奏に合わせてヨガをする動画で注目されているジョナサン・フェルッチはミラノ生まれのピアニスト。イタリアとイギリスで学び、特にロンドンでの在学中にアンジェラ・ヒューイットから強い感化を受けたと言います。 バッハのトッカータは自由で幻想的、テクニック的にも高度な作品ですが、フェルッチは躍動的でありながら自然な呼吸を感じさせる演奏を披露しています。

  • 商品番号:AU97828

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    発売日:2025年07月25日

    CD価格:2,850円(税込)

    1983年結成、ドイツを代表するベテラン四重奏団が長年愛奏してきたレパートリーをいつくしむように奏でるアルバム。ドヴォルザークがアメリカ滞在中に書いた人気作2曲に加え、「ドヴォルザークのユーモレスク」として知られる第7番を含む作品101全8曲を、弦楽四重奏で演奏していることも見逃せません。 弦楽五重奏で共演するローランド・グラッスルは、四重奏団の元メンバーで2018年からはミュンヘン音楽演劇大学の教授を務めています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:AU97834

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    J.S.バッハ(1685-1750)
    編曲とトランスクリプション集 詳細ページ
    [ジャン=バティスト・デュポン]

    BACH, J.S.: Arrangements and Transcriptions - BWV 29, 645, 648, 650, 867, 1004, 1066, 1079 (Dupont)

    発売日:2025年07月25日 NMLアルバム番号:Audite97.834

    CD価格:2,850円(税込)

    アレンジメント(ここでは原曲に手を加える編曲)とトランスクリプション(原曲を別の楽器に移し替える)をタイトルに掲げるアルバム。演奏者のデュポンは、バッハがこの道の偉大な達人として多くの傑作を残していることに敬意を払い、彼に続く作曲家たちによる仕事もとりあげつつ、演奏家としての強い衝動から自らもアレンジとトランスクリプションに取り組んでこのアルバムを作りました。 その強い動機となっているのが当録音に使われたトゥールーズのサン・セルナン聖堂のオルガン。多くの作曲家を刺激して「オルガン交響曲」を書かせ、フランス近代オルガン音楽の隆盛を支えたカヴァイエ=コルが手掛けた銘器です。デュポン自身の編曲の中では「シャコンヌ」が特に見事。大オルガンの性能をめいっぱい発揮した重厚かつ壮麗な出来栄えで、まるでもともとオルガン曲であったかのような圧倒的な説得力です。管弦楽組曲第1番は透明感のあるサウンドが印象的。速い楽章における俊敏な躍動感をオルガンで表現するのはかなり高度なテクニックです。 サン・セルナン聖堂のオルガンは17世紀末に起源を持ち、1845年にDaublaine & Callinet社が新オルガンを製作。1887年にはカヴァイエ=コルがこれを基に名作とされるオルガンを完成。20世紀に幾度かの改修が行われた後、1993~96年にBoisseau-Cattiaux社が全面修復し、1996年のオルガン国際音楽祭「Toulouse-les-orgues」で披露。2017~18年に再度整備され、楽器本来の気品と表現力を取り戻しました。

    収録作曲家:

  • 商品番号:C230172

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    ショスタコーヴィチ(1906-1975)
    歌劇《ムツェンスク郡のマクベス夫人》 Op.29 詳細ページ
    [クルト・リドル、アンゲラ・デノケ 他、インゴ・メッツマッハー、ウィーン国立歌劇場管弦楽団]

    SHOSTAKOVICH, D.: Lady Macbeth of the Mtsensk District [Opera] (Denoke, Didyk, Rydl, Krasteva, Vienna State Opera Chorus and Orchestra, Metzmacher)

    発売日:2025年07月25日 NMLアルバム番号:C230172

    CD 2枚組価格:2,475円(税込)

    ショスタコーヴィチのオペラ《ムツェンスク郡のマクベス夫人》は、1930年に作曲が始まり、1934年に初演され各地で成功を収めましたが、スキャンダラスな表現が批判され、1936年にスターリンの激しい非難を受けたことが契機となって封印されてしまいます(後に《カテリーナ・イズマイロワ》として改訂されて上演が許可される)。1970年代末に初演版がムスティスラフ・ロストロポーヴィチによって演奏・録音され、2009年にはウィーン国立歌劇場で初の同版の上演が行われました。 本録音にはその公演が収められており、近現代オペラの第一人者インゴ・メッツマッハーが指揮を担当。アンゲラ・デノケを中心に、クルト・リドル、ミッシャ・ディディクが見事な声を聴かせます。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CHAN20324

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    地平線
    フランスの歌曲集
    リリ・ブーランジェ、カナル、ドビュッシー、
    ポリニャック、クレティアン、デュパルク、シュトロール 他
    詳細ページ
    [キティ・ウェイトリー、エドウィジュ・ヘルシェンローダー]

    Vocal Music (French) - BOULANGER, L. / CANAL, M. / CHRÉTIEN, H. / DEBUSSY, C. / DUPARC, H. / POLIGNAC, A. de (Horizons) (Whately, Herchenroder)

    発売日:2025年07月25日 NMLアルバム番号:CHAN20324

    CD価格:2,400円(税込)

    19世紀末から20世紀前半のパリを拠点に活躍した作曲家たちの歌曲を取り上げたアルバム。この時代のパリは、1889年の万国博覧会などを契機に地理的・文化的な関心が広がり、芸術的にも刺激に満ちた都市であるとともに、女性作曲家の活動も盛んになっていました。このアルバムでは、そうした女性作曲家の作品を中心に選曲。ピエール・ルイスによる官能的な詩に基づく「ビリティスの歌」や、中国の詩をフランツ・トゥーサンがフランス語に翻訳した「翡翠の笛」など、当時人気を博した詩を用いた作品が含まれています。カナルの「翡翠の笛」やクレティアンの3つの歌曲は、いずれも世界初録音となります。 艶のある歌声の持ち主、メゾ・ソプラノのキティ・ウェイトリーは、英国で学び、キャスリーン・フェリアー賞などを受賞後、ヴェルビエ音楽祭アカデミーに参加。2013年から2015年にかけてはBBCニュー・ジェネレーション・アーティストとして活動し、BBCプロムス出演や新作歌曲の委嘱などを行いました。ベルリン・フィルをはじめとする主要オーケストラと共演し、リサイタルやオペラなど多方面で活躍する他、「SWAP’ra」の共同設立者として、女性音楽家の支援にも力を入れています。 エドウィジュ・ヘルシェンローダーは、エリック・ヴィドンヌに師事し、ロンドン王立音楽アカデミー大学院でマルコム・マルティノーらの指導を受けました。キティ・ウェイトリーや女優ドミニク・ブランと共演したシェイクスピアを題材にしたリサイタルなどでも注目を集めるだけではなく、エコールノルマル音楽院でフランス語発音や役作りの指導にもあたるなど教育の面でも活躍しています。

  • 商品番号:CHAN20401

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    発売日:2025年07月25日

    CD価格:2,400円(税込)

    2023年発売の『フィンランドの序曲集』(CHSA5336)に続く、ラモン・ガンバとオウル・シンフォニアによるフィンランドゆかりの作品を集めた1枚。四季や風景をテーマにした多彩で詩的な小品が収録されています。 アルバム・タイトルはパルムグレンの交響的絵画「フィンランドから」から採られており、これは四季の移ろいを描いた4つの楽章で構成された、自然への賛美と豊かな色彩感にあふれた組曲。 オウル出身のマデトヤによる「田園組曲」は、1916年のピアノ曲集をもとに1933年に編曲された作品で、澄んだ夜明け、遊び心、広大な風景と孤独感、そして優雅で洗練された舞曲といった詩情豊かな世界が描かれています。一転、彼の「悲しむマリア」はフィンランド内戦間近の不穏な空気を反映した作品です。 他には、シベリウスが義兄アルヴィド・ヤルネフェルトの戯曲のために作曲した「鶴のいる風景」、そして「フィンランド音楽の父」と称されるカヤヌスの、民俗的要素を色濃く反映した「フィンランド狂詩曲第2番」など、自然や伝承に根ざした作品が並びます。 さらに、斬新な作風が知られるライティオの作品も含まれており、フィンランドの管弦楽作品の多彩で魅力的な姿を多角的に紹介する内容となっています。

  • 商品番号:CHSA5352

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    チャイコフスキー(1840-1893)
    〈管弦楽作品集 第3集〉
    管弦楽組曲 第2番
    スラヴ行進曲 詳細ページ
    [アルペシュ・チャウハン、BBCスコティッシュ交響楽団]

    TCHAIKOVSKY, P.I.: Orchestral Works, Vol. 3 - Suite No. 2 / Marche slave / The Storm (BBC Scottish Symphony, Chauhan)

    発売日:2025年07月25日 NMLアルバム番号:CHSA5352

    SACD-Hybrid価格:2,700円(税込)

    好評シリーズ、アルペシュ・チャウハンとBBCスコティッシュ交響楽団によるチャイコフスキー管弦楽作品集。この第3集は、交響曲よりも自由な形式で書かれた管弦楽組曲第2番を中心に、歌劇《エフゲニー・オネーギン》から「間奏曲とワルツ」、「ポロネーズ」などの有名曲をはじめ、学生時代の作品「雷雨」と歌劇《チャロデイカ》からの曲が並び、最後は勇壮なスラヴ行進曲で幕を閉じるという選曲です。チャウハンは、オーケストラから精緻な音を引き出すとともに、あまり演奏されない作品でも細部まで行き届いた演奏を聴かせます。名プロデューサー、ブライアン・ピジョン&録音エンジニア、ラルフ・カズンズのコンビによる収録。SACDでのリリースです。 バーミンガム出身の指揮者アルペシュ・チャウハンは、スクロヴァチェフスキに師事し、ヴァシリー・ペトレンコやファンホ・メナのマスタークラスに参加。2014〜2016年にはバーミンガム市交響楽団の副指揮者を務め、アンドリス・ネルソンス、エドワード・カードナーの薫陶を受けました。2015年にデビュー後、アルトゥーロ・トスカニーニ・フィルの首席指揮者に就任し、ブラームスの交響曲全曲などを指揮。現在はデュッセルドルフ交響楽団の首席客演指揮者、バーミンガム・オペラ・カンパニーの音楽監督を務める傍ら、世界各地の主要オーケストラに客演しています。また、音楽教育にも積極的に関わり、若い音楽家の支援に尽力しています。2022年に大英帝国勲章OBEを受章しました。

    収録作曲家:

  • 商品番号:DDX-21127

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    Full of Grace
    ウッドホール:
    合唱作品集 詳細ページ
    [ジェームズ・ウッドホール、カントレス・ルシス、室内合唱団]

    発売日:2025年07月25日

    CD価格:2,475円(税込)

    英国の作曲家ジェイムズ・ウッドホールの合唱作品集。聖典や古代の祈り、神秘的な啓示から着想を得作品は、合唱音楽の伝統と現代的なサウンドを織り交ぜており、マクミランやタヴナーの作品に通じるものがあります。アルバム・タイトルでもある冒頭の「Full of Grace」は受胎告知をテーマにした瞑想曲で、温かみのある響きが特徴です。 中心となるのは《The Damascus Road ダマスカスの道》。新訳聖書の『使徒言行録』に基づくカンタータで、サウロの回心の物語を鮮やかに描きます。他には「羊飼いたちのキャロル」など4作品が収録されています。

  • 商品番号:GP943

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    ヴェルディとベッリーニの歌劇による
    トランスクリプション集
    ビール、レイバッハ、ラフ、ゴリネッリ、バイエル 詳細ページ
    [ルーベン・ミシェーリ]

    Opera Transcriptions for Piano (19th Century) - BIEHL, E. / LEYBACH, I.X.J. / RAFF, J. / GOLINELLI, S. / BEYER, F. (Paraphrases de Salon) (Micieli)

    発売日:2025年07月25日 NMLアルバム番号:GP943

    CD価格:2,175円(税込)

    19世紀には、多くの作曲家が人気オペラの旋律をもとにピアノ独奏曲を作曲しました。このアルバムには、ベッリーニやヴェルディの名作オペラに基づく幻想曲や変奏曲が収められており、アリアや名場面が華やかに再構成されています。ビールやラフ、レイバックらによる《イル・トロヴァトーレ》や《椿姫》の編曲に加え、ゴリネッリやフマガッリ、バイエルらの技巧的かつ抒情的な作品も聴きどころです。サロンや家庭でオペラの感動を楽しめるよう工夫されたこれらの作品は、19世紀の音楽文化を今に伝える貴重なレパートリーです。 ピアニスト、指揮者、作曲家として活躍するルベン・ミシェーリは、イタリア・カターニアとベルギーで学び、第9回フランツ・リスト国際コンクール ワイマール - バイロイトで第2位に入賞するなど、40を超える国際コンクールでの受賞歴を誇ります。

  • 商品番号:MEL-12403

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    発売日:2025年07月25日

    LP価格:4,950円(税込、送料無料)

    トルコに生まれロンドンを拠点とする作曲家サヴァシュカンの作品集。彼の約50年にわたる作曲活動を通じ、フルートの音色が持つ抒情的な表現力とその変容の可能性、エレクトロニクスとの親和性が探求されています。 中心となるのは、ノエミ・ジェーリのために書かれた5楽章の大作「‘… una rilettura indipendente’」。緊張感溢れるこの作品は、サヴァシュカンの音楽的美学を象徴したもの。その他に、内省的な「The Sleep of Reason」、静止する時を表現した「Always at Dusk, No.3」が収録されており、作曲家の多面的な音世界を提示しています。 エレクトロニクスはすべてフルート音から生成され、楽器の延長として有機的に用いられています。

  • 商品番号:MEX-77137

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    発売日:2025年07月25日

    CD価格:2,475円(税込)

    トルコに生まれロンドンを拠点とする作曲家サヴァシュカンの作品集。彼の約50年にわたる作曲活動を通じ、フルートの音色が持つ抒情的な表現力とその変容の可能性、エレクトロニクスとの親和性が探求されています。 中心となるのは、ノエミ・ジェーリのために書かれた5楽章の大作「‘… una rilettura indipendente’」。緊張感溢れるこの作品は、サヴァシュカンの音楽的美学を象徴したもの。その他に、内省的な「The Sleep of Reason」、静止する時を表現した「Always at Dusk, No.3」が収録されており、作曲家の多面的な音世界を提示しています。 エレクトロニクスはすべてフルート音から生成され、楽器の延長として有機的に用いられています。

  • 商品番号:MEX-92110

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    NEW FRENCH SONG II
    新しいフランスの歌 第2集 詳細ページ
    [アリソン・スマート・フィッシャー、キャサリン・ドゥラン]

    発売日:2025年07月25日

    CD価格:2,475円(税込)

    アリソン・スマートの名で2004年に発表した第1集に続く「新しいフランスの歌」第2集。すべてフランス語のテキストをもとに現役作曲家に委嘱した新作です。愛、喪失、自然など普遍的なテーマを扱った多彩な詩と音楽が融合した歌曲を英国を中心に活躍するソプラノ、アリソン・スマート・フィッシャーが歌い上げています。

  • 商品番号:MYCL00062

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    Originals
    ―コンサート・シリーズ Vol.2― 詳細ページ
    [ユーフォニアム四重奏団 OrigAmi]

    発売日:2025年07月25日

    CD価格:3,410円(税込、送料無料)

    幾重にも折り重なる豊かな響き! ユーフォニアム・アンサンブルの妙技。ユーフォニアムのみによるアンサンブル、ユーフォニアム四重奏団「OrigAmi」の自身2枚目となるアルバムです。そのアンサンブル名は、Origin“原点”とAmitie“友情”という言葉を掛け合わされた日本らしいグループ名であり、ユーフォニアム四重奏団という珍しい編成の原点になれるようメンバーの想いが込められています。メンバーは皆、国立音楽大学出身で、各々ソリスト、アンサンブルに各方面にて活躍をしています。 本アルバムでは、この編成のために書かれたオリジナル作品ばかり。音色豊かなユーフォニアムが幾重にも重なりアンサンブルを奏でます。ソリスティックな高度な技術から温かみのあるハーモニーまで、美しい響きを持つユーフォニアムの魅力が満載です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NXMS7008

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    オブシエ(1900-1957)
    〈作品集〉
    エントラーダ/ソナチネ
    25のアブレヴィアシオン 詳細ページ
    [クリストフ・ルフジンガー、エヴァ=マッダレーナ・フレサル、グジェゴシュ・フレサル、トーマス・ベーヒリ 他]

    発売日:2025年07月25日

    CD価格:2,475円(税込)

    作曲家ロベール・オブシエはベルギーのアントワープに生まれ、青年期の大半をドイツで過ごしたのち、ナチズムに抗議して1939年にチューリヒへ移住。そこで数々の重要な音楽職を歴任しましたが、1957年の死去とともに彼の名は急速に忘れ去られ、近年になってようやくその音楽が再評価されつつあります。 このアルバムの収録曲のほとんどは世界初録音。初期の十二音技法から、後期の巧みな対位法の使用、幻想的な表現への傾倒といったオブシエの作風の変遷が鮮やかに表現されています。 彼の代表作の一つ「25のアブレヴィアシオン」は、原曲とともに、クリスティアン・ヴェルニッケによる撥弦アンサンブル用(ここではマンドリン)編曲の抜粋でもお聴きいただけます。

    収録作曲家:

  • 商品番号:SMGG005

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    発売日:2025年07月25日

    SACD-Hybrid日本語解説付き価格:3,750円(税込、送料無料)

    アルバム『不思議の国のマッダレーナ』は音楽の旅であり、同時に心の旅です。人間の心の深淵を探求し、現実の境界と戯れる幻想的な音の冒険です。 ――マッダレーナ・デル・ゴッボ ARCHIVから彗星のごとくCDデビューし、その後ドイツ・グラモフォンから2枚のアルバムをリリースしたヴィオラ・ダ・ガンバ奏者マッダレーナ・デル・ゴッボの最新盤は、中身にもパッケージにも意匠を凝らしたコンセプト・アルバム。デル・ゴッボはイタリアに生まれ、ウィーンでチェロを学び、チェロ奏者として活躍する中で、レコード店の店先で聴いたヴィオラ・ダ・ガンバの音色に魅了されてこの楽器を学び直したという経歴の持ち主。現在はチェロとヴィオラ・ダ・ガンバに加え、ガンバ族の楽器バリトンを駆使するマルチプレーヤーとして活躍しています。 タイトル通りルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」をイメージして作られたこのアルバムは、ヒュームの「行け、行け」から始まり、最近発見されたテレマンの幻想曲、「たわむれ」「夢見る人」というマレの思わせぶりなタイトルを持つ楽曲、ローマ神話の主神の名を持つフォルクレのダイナミックな「ジュピター」、スコットランドの情景が目に浮かびそうなガウの哀歌、このアルバムのために書き下ろされた現代作曲家の作品などを効果的に組み合わせたプログラムとなっています。 巧みな選曲と配列から浮かび上がるストーリー、アリスを導いた白ウサギのように目まぐるしく変化するガンバの音色、共演者との親密なアンサンブルを織り交ぜた雰囲気満点の演奏によって、聴き手は不思議の国を旅しているかのような幻想的な世界へ引き込まれていくのです。かつてボーイ・ソプラノとして一世を風靡したカウンターテナー、アロイス・ミュールバッハーと共演したダウランドの名曲「時は立ち止まり」の美しさにも息をのむことでしょう。アルバムは、彼女がチェロ奏者であることを望んでいたという亡き父親に捧げた「トロイメライ」と「愛の挨拶」で閉じられます(この2曲はチェロによる演奏)。 ジャケットは幻想的な作風で知られる写真家ミハエラ・ドゥリショヴァーによるもの。ブックレットにはルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」の初版に掲載されたジョン・テニエルによる挿絵も収録されていて、アルバムの雰囲気を盛り上げています。演奏者自身による解説の日本語訳も収録され、選曲、演奏、ブックレット、アートワークに至るまで、練りに練られた名作絵本のような美しいアルバムです。

  • 商品番号:SOMMCD0706

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    アルマ
    イベロアメリカの歌曲集 詳細ページ
    [ジュリエット・ロサーノ・ロロング、ジョアン・アラウージョ]

    発売日:2025年07月25日

    CD価格:2,250円(税込)

    イベロアメリカ(Ibero-America)とは、かつてスペインやポルトガルの植民地であったアメリカ大陸の地域を指す言葉で、19世紀後半から用いられるようになりました。この「アルマ=魂」と題されたアルバムでは、スペイン語およびポルトガル語による、アルゼンチン、メキシコ、ブラジル、ベネズエラ、コロンビアに、スペインとポルトガルを加えた7か国の歌曲を紹介しています。各国の民俗音楽や伝統を反映した作品が並び、印象主義から抒情に富んだ旋律、民間信仰、アフロ系要素、舞曲、そして子守歌に至るまで、多彩なスタイルによる作品が披露されます。 演奏は、コロンビア出身のソプラノ、ジュリエット・ロサーノ・ロロングと、ポルトガル出身のピアニスト、ジョアン・アラウージョによるもの。二人はロンドンの王立音楽大学で出会い、それぞれが国際的な賞を受賞するなど、注目を集める若手音楽家として活躍しています。

  • 商品番号:SWR19437CD

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    〈7月25日発売予定〉予約受付中

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    発売日:2025年07月25日

    CD 6枚組価格:3,375円(税込、送料無料)

    SWR musicはシュトゥットガルトを拠点とする南西ドイツ放送 Südwestrundfunk(SWR) のメディア部門の一部。SWR傘下のオーケストラや合唱団、SWRが主宰・主催する音楽祭や演奏会、更に放送用のスタジオ収録や記録音源など、新旧の演奏から選りすぐってCDや配信などで世界へ向けて発信しています。 このボックスはSWRmusicの創設25周年を記念して、厳選された名演を6枚組にまとめたもの。いずれも過去に発売されて国際的に高い評価を得ました。クールな分析者ミヒャエル・ギーレン指揮のマーラー第5番や、ヴィブラートを抑えた「ピュア・トーン」で一世を風靡したノリントン指揮のハイドン、長い客演関係を持つインバルのショスタコーヴィチなど聞きものが揃っています。

  • 商品番号:A582

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    〈7月18日発売予定〉予約受付中

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    ヘンデル(1685-1759)
    オード『アレクサンダーの饗宴、または音楽の力』(全2部) 詳細ページ
    [ミリアム・クトロヴァツ、ダニエル・ヨハンセン、ダミアン・ガストル、アルフレード・ベルナルディーニ、ゼフィーロ、アルノルト・シェーンベルク合唱団]

    発売日:2025年07月18日

    CD価格:2,775円(税込)

    ヘンデル大成期への転機となった成功作を瑞々しく聴かせる新録音!ヘンデルが英語台本の劇音楽を重視するきっかけとなった成功作『アレクサンダーの饗宴』に、40年の歴史を誇るシュティリアルテ古楽祭で収録された最新録音が登場。経験豊かなイタリアの名手たちが中心を占めるゼフィーロがオーケストラ編成で臨み、同古楽祭の発足初期を支えたアーノンクールとの共演でも知られるアルノルト・シェーンベルク合唱団と3人のソリストと共に、ライヴの躍動感を宿しながらも手堅く緻密な解釈を聴かせます。 『アレクサンダーの饗宴』を作曲・初演した1736年の時点で、ヘンデルは他のライヴァル歌劇作曲家たちに圧されながらオペラを書いていましたが、17世紀の大詩人ドライデンの作品に基づく英語台本を用いたこの作品が大成功したため、作曲の主軸をイタリア語オペラから英語のオラトリオへ移す気になったと言われています。 初演時には3つの協奏曲と小カンタータを交え長い上演時間となった本作ですが、それら付属曲を省いた結果CD1枚に収まっているのは嬉しいところ。ソリスト3人のメリハリの利いた歌唱に6/6/4/4/2と充実した編成の弦が応え、木管に加えて時に金管・打楽器が迫力ある響きを打ち出す演奏は実に聴き応えあり、精鋭合唱陣も冒頭アリアの直後から感無量の終曲フーガに至るまでドラマティックな一体感を聴かせます。 日本とイタリアで大きな活躍をみせる渡邊孝がチェンバロとオルガンで支える通奏低音も頼もしい存在感を発揮しています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ALPHA1139

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    発売日:2025年07月18日

    CD価格:2,775円(税込)

    クライバーン2025第3位エヴリン・オゼルと、
    チェコ・フィル・コンサートマスターのヤン・ムラーチェクによるモーツァルト!
    若い世代から中堅までのアーティストが登場する「次世代ソリストたちによるモーツァルト」第12集。 2025年6月初旬にファイナルが行われた第17回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールに於いて第3位(ブロンズ・メダル)入賞、モーツァルト協奏曲のベスト・パフォーマンス賞も受賞したアメリカのエヴレン・オゼルが、「ジュノーム」など2曲を披露しているのが注目です。オゼルにとって初めてのCDとなるこのアルバムで彼は、端正な音色で隅々まで歌心の溢れるモーツァルトを聴かせており、ベスト・パフォーマンス賞もなるほどと思わせる素晴らしい演奏を披露しています。 併せて収録されたヴァイオリン協奏曲ではチェコ・フィルのコンサートマスター、ヤン・ムラーチェクがソリストを務めており、伸びやかな音色でこちらもたいへん気持ちの良い演奏。名匠ハワード・グリフィスのソリストの個性を最大限引き出すサポートにも注目です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:AN956

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    発売日:2025年07月18日

    CD価格:2,775円(税込)

    2019年に12回のリサイタルでシューベルトのソナタ全曲を弾き切ったマチュー・ゴーデ。その直後から開始されたソナタ全曲と主要ピアノ作品を網羅するプロジェクトの第11弾。 シューベルトが16歳で書き上げ、初めての本格的なピアノ・ソナタと自身で捉えていたと考えられる第2番、晩年の作でソナタ的な構造を持ち第3曲が変奏曲となっている即興曲 D 935のほか、多数残るシューベルトのピアノ舞曲の中でも晩年のサイクルに入る高雅なワルツを収録。ゴーデの歌心溢れる活き活きとしたピアノでお楽しみください。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CDS-8069

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    アウストリ(1823-1884)
    カプリッチョ・ファンタスティコ 詳細ページ
    [マルコ・ロリャーノ、マルコ・アルピ、キアーラ・チペッリ]

    発売日:2025年07月18日

    CD価格:2,175円(税込)

    19世紀イタリアで活躍したジュゼッペ・アウストリは、ロッシーニやヴェルディから称賛された実力派のヴァイオリニスト兼作曲家でしたが、今日ではほとんど顧みられることがありません。1845年から1865年にかけて、彼はピアチェンツァを拠点に演奏活動を展開しながら、多くの優れた作品を残しましたが、晩年は病と貧困に苦しみ、孤独のうちにこの世を去りました。この世界初録音によって、彼の作品に込められた独創性と高度な技巧が明らかになり、パガニーニ風の華やかさと繊細なカンタービレを併せ持つこれらの作品が19世紀イタリア音楽の新たな魅力に気づかせてくれることでしょう。 代表作「カプリッチョ・ファンタスティコ(幻想カプリッチョ)」作品8は、初演時にアンコールを求められる成功をおさめ、「リスボンへの別れ」作品4や「スペインの思い出」作品6も、優れた構成力とよく歌う旋律で高く評価されました。いずれもヴァイオリンが主役を担い、ピアノが効果的に寄り添いながら支える構造となっています。 演奏を担うのは、国際的に評価されているイタリアのヴァイオリニスト、マルコ・ロリャーノ。サンタ・チェチーリア音楽院で学び、その後ルッジェーロ・リッチ、リッカルド・ブレンゴラ、サルヴァトーレ・アッカルドの元で研鑽を積み、数々の音楽誌などで高く評価されています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CDS-8070

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    ツィアーニ(1653年頃ー1715)
    《なだめられたダミラ》 詳細ページ
    [ラファエッラ・ミラネージ、ジャコモ・ナンニ、他 サルヴァトーレ・カルキオーロ、エネア・バロック・オーケストラ]

    発売日:2025年07月18日

    CD 2枚組価格:3,675円(税込、送料無料)

    1653年頃のヴェネツィアに生まれたマルカントニオ・ツィアーニは、叔父のピエトロ・アンドレア・ツィアーニと同様、オペラ作曲家として成功した後、叔父の力添えもあって、ウィーンの宮廷楽長を務めました。現在では、ほとんど忘れられた作曲家となっていますが、存命当時から死後数十年に渡ってヨーロッパで並外れた名声を誇っていたオペラ作曲家だったと言われています。 《なだめられたダミラ》は、1680年の謝肉祭に上演されたオペラ。エジプトの王クレオンテの妻である王妃ダミラを中心とする、多くの登場人物たちの思惑が渦巻くストーリーです。ヴェネツィアにあったマリオネット劇場での上演のために書かれたという珍しい作品で、マリオネット劇のための最初期のオペラとされています。台本は、ツィアーニの叔父ピエトロ・アンドレアが作品の台本にした人気劇作家アウレリオ・アウレリの原作を、詩人で人形遣いでもあったアッチャイウオリがマリオネット・オペラ用にアレンジしたもの。変化にとんだレチタティーヴォ、一定のリズムを持つ高揚感あるアリアなどツィアーニ独自の書法は、テキストの表現に力が注がれており、特に、狂気を装うダミラに充てられた技巧的なアリアは、このオペラの白眉となっています。リナルド・アレッサンドリーニのコンチェルト・イタリアーノやジョルジョ・サッソのインシエメ・ストゥルメンターレ・ディ・ローマといったイタリアの優れた古楽グループでソリストや通奏低音奏者を務めるベテラン鍵盤奏者、サルヴァトーレ・カルキオーロが、上演のために校訂譜を書き上げてこの録音に臨みました。 (曲目・内容欄に続く)

    収録作曲家:

  • 商品番号:IBS42025

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    ブラームス(1833-1897)
    ピアノ・ソナタ 第1番
    シューマンの主題による変奏曲
    ピアノ小品 詳細ページ
    [エリア・チェチーノ]

    BRAHMS, J.: Piano Sonata No. 1 / 16 Variations on a Theme by R. Schumann / 4 Piano Pieces, Op. 119 (Cecino)

    発売日:2025年07月18日 NMLアルバム番号:IBS-42025

    CD価格:2,475円(税込)

    2023年に開催された「第22回バレンシア・イトゥルビ国際ピアノコンクール」の優勝者エリア・チェチーノのアルバム。 チェチーノは2001年イタリアで生まれ、9歳でピアノを始め、17歳でチェゼーナ音楽院を首席卒業。ヤシンスキ、ヴィルサラーゼ、ベルマンらに師事し研鑽を積みました。ヴェネツィア音楽コンクールで優勝後、ルービンシュタイン・コンクールなど複数の国際コンクールに入賞、2014年以降は世界各地のホールで演奏を重ね、数々のオーケストラと共演。録音にも積極的で、2020年にはデビューCD、翌年にはショパン・アルバムをリリース。室内楽にも力を入れ、マリオ・ブルネロとの共演経験もあります。 チェチーノはこのアルバムでブラームスの3つの作品を取り上げ、彼の若き日の情熱、シューマン夫妻への友情と敬意、そして晩年の深い内省を詩的に描き出し、豊かな情感と物語を紡いでいます。

    収録作曲家:

  • 商品番号:IBS52025

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    ヒネス・マルティネス・ベラ:
    トランペット協奏曲
    スペイン組曲 詳細ページ
    [ヒネス・マルティネス・ベラ、ムルシア州交響楽団、ルイス・ゴンサレス・マルティ]

    VERA, G.M.: Trumpet Concerto / Spanish Suites (Martí, Orquesta Sinfónica de la Región de Murcia, Vera)

    発売日:2025年07月18日 NMLアルバム番号:IBS-52025

    CD価格:2,475円(税込)

    ヒネス・マルティネス・ベラは、スペイン、トレ=パチェコ出身の指揮者・作曲家で多彩な活動を展開しており、アルベニスの《イベリア組曲》4手編曲が欧州各地で演奏されるなど、アレンジャーとしても国内外で高く評価されています。 このアルバムには、フラメンコの様々な様式に複調性や無調を交えながら独自の作品へと昇華させた「スペイン組曲」をはじめ、長年の友人ルイス・ゴンザレスの委嘱による「トランペット協奏曲」、そして若き日の作品「トランペットの夢」を収録。彼の創造力と個性が鮮やかに示されています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:IBS62025

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    バルトーク(1881-1945)
    ディヴェルティメント
    ヒンデミット(1895-1963)
    教育音楽
    カスティーリョ(1930-2005)
    ムリーリョの4つの絵 詳細ページ
    [アレハンドロ・ムニョス、カメラ―タ・ガラ]

    BARTÓK, B.: Divertimento / HINDEMITH, P.: 5 Pieces, Op. 44, No. 4 / CASTILLO, M.: Cuatro cuadros de Murillo (Camerata Gala, Muñoz)

    発売日:2025年07月18日 NMLアルバム番号:IBS-62025

    CD価格:2,475円(税込)

    スペインの弦楽アンサンブル「カメラータ・ガラ」が、首席指揮者アレハンドロ・ムニョスのもと、20世紀に書かれた多彩な作品を演奏。それぞれの時代背景を鮮やかに描き出しています。 大戦間の不穏な空気を映したヒンデミットの作品、第二次世界大戦直前のスイスで完成されたバルトークの作品、そして画家ムリーリョの没後300年を記念し、セビリア管弦楽団とビルバオ銀行の委嘱によって生まれたカスティーリョの宗教的な作品。これらの個性豊かな音楽は、20世紀音楽の幅広さと豊かさをあらためて実感させてくれます。

  • 商品番号:IBS82025

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    オーボエ、ファゴット、ピアノのための三重奏曲集
    プーランク、フランセ、プレヴィン、サントス 詳細ページ
    [トリオ・オージアス・マルク]

    Wind Piano Trios - POULENC, F. / FRANÇAIX, J. / PREVIN, A. / SANTOS, J. (Trio Ausiàs March)

    発売日:2025年07月18日 NMLアルバム番号:IBS-82025

    CD価格:2,475円(税込)

    2019年に結成されたトリオ・オージアス・マルクのアルバム。スペインの中堅奏者たちによるアンサンブルは、スペイン内外の作曲家による委嘱作品や初演を通してレパートリーの拡充に貢献しています。 このアルバムではプーランクやフランセの作品に加え、プレヴィンと、ホルヘ・サントスの三重奏曲を収録。ホルヘ・サントスはホンジュラス出身、スイスで研鑽を積んだ作曲家・トロンボーン奏者で、伝統的な音楽に現代の要素を採り入れた作品を書いており、この三重奏曲からもラテン音楽やジャズの影響を感じさせる、独自の作風をうかがい知ることができます。

  • 商品番号:OACD9053D

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    サリヴァン(1842-1900)
    喜歌劇《閉ざされたユートピア》
    劇音楽「アーサー王」 詳細ページ
    [ニール・デイヴィス、エリー・ラーン、ウィリアム・モーガン 他、クラーク、スコティッシュ・オペラ管弦楽団]

    SULLIVAN, A.: Utopia, Limited [Operetta] / King Arthur (N. Davies, Laugharne, W. Morgan, Scottish Opera Chorus and Orchestra, Clark)

    発売日:2025年07月18日 NMLアルバム番号:OACD9053D

    CD 2枚組価格:3,000円(税込、送料無料)

    ギルバート&サリヴァンの《閉ざされたユートピア》は、《ゴンドラ漕ぎ》に続く作品で二人の最後から2番目の喜歌劇。今回はスコティッシュ・オペラが新演出と改訂版で上演。大英帝国の虚栄や政治を風刺しつつ、ウィットに富んだ台詞とヴェルディを思わせるような美しい音楽で聴衆を魅了します。 あらすじは、架空の島「ユートピア」をめぐる物語。パラマウント王は、島をイギリス式に近代化すべく、長女ザラをケンブリッジに派遣します。顧問たちは反乱を企てますが、ザラは進歩的な使者たちと共に帰国し改革を推進。王は思いを寄せるソフィー夫人を家庭教師として迎えますが悪評のため愛は実を結びません。ザラはフィッツバトルアックス大尉と恋仲になり、島は理想的な近代国家へと変貌していきます。 アルバムにはアーサー王の付随音楽から編まれた組曲も収録されています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:OC1736

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    発売日:2025年07月18日

    CD価格:2,475円(税込)

    「デュオ・グオ=リプシュタイン」のデビュー・アルバム。ヴァイオリンのリンダ・グオはケルンとフランクフルトで研鑽を積み、現在はWDR交響楽団に在籍。一方、マヌエル・リプシュタインはチェリスト兼作曲家としてクロンベルク音楽アカデミーで学位を取得し、国際的に活躍しています。二人はケルン音楽大学のプレ・カレッジで出会って以来、12年以上にわたり共演を重ねており、全ドイツ青少年音楽コンクール「ユーゲント・ムジツィアート」やフランクフルト室内楽コンクールなどでデュオとしての受賞歴を重ね、ドイツ国内外で演奏活動を展開しています。 この『パ・ド・ドゥ』では、クセナキスの先鋭的な初期作品「ディプリ・ジア」をはじめ、ジャズ風のシュルホフなど、ロマン派から近代に至る作品を取り上げており、アルバム全体を通して、二人の広いレパートリーと高い技術と豊かな表現力、そして多様なスタイルへの深い理解が際立っています。

  • 商品番号:QEC2025

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    エリザベート王妃国際音楽コンクール2025
    ピアノ部門 詳細ページ
    [久末 航、亀井聖矢、ニコラ・メーウセン、ヴァレール・ビュルノン、アルトゥル・インヌウィンケル、セルゲイ・タニン、ミン・ジアシン]

    発売日:2025年07月18日

    CD 4枚組価格:5,550円(税込、送料無料)

    日本先行発売! 久末航、亀井聖矢が入賞のQEC20255月31日に閉幕したばかりの2025年のエリザベート王妃国際音楽コンクール・ピアノ部門、その入賞者による演奏を選りすぐったライヴ盤が早くも登場! チャイコフスキー・コンクール、ショパン・コンクールと共に「世界三大コンクール」と呼ばれる同コンクールの(前身のイザイ・コンクール時代を含む)ピアノ部門の優勝者には、エミール・ギレリス(1938)、レオン・フライシャー(1952)、ウラディーミル・アシュケナージ(1956)、ヴァレリー・アファナシエフ(1972)、アブデル・ラーマン・エル=バシャ(1978)、フランク・ブラレイ(1991)、アンナ・ヴィニツカヤ(2007)、デニス・コジューヒン(2010)、ボリス・ギルトブルグ(2013)、ジョナタン・フルネル(2021)など、錚々たる顔ぶれが並びます。2021年には務川慧悟と阪田知樹が入賞して大きな話題となりました。 名門コンクールだけに参加者には国際コンクールの上位入賞者が並び、今回もきわめてハイ・レベルの演奏が続々。オランダ人として同コンクール初の第1位に輝いたニコラ・メーウセンは、難曲であるプロコフィエフの協奏曲第2番をはじめ、テクニックの切れと共演者を聴衆を惹きこむ力も圧巻でした。第2位は大津市出身の久末航。日本人としては1987年の若林顕に並ぶ歴代最高位です。ドイツを拠点に研鑽を積んできた成果を発揮して1次ラウンドから安定した完成度の高い演奏を披露し、最終ラウンドの最後に演奏したブラームスの協奏曲第2番は風格さえ感じさせる堂々たる出来栄えでした。ヴァレール・ビュルノンは開催国ベルギー出身者として歴代最高位に並ぶ第3位。聴衆賞も獲得しました。第5位に入った亀井聖矢の「ノルマの回想」は持ち前のテクニックとダイナミックで情熱的な表現に加えて、繊細で優美な歌心も聴かせて聴衆を魅了。動画配信では作品に没入しつつ演奏を楽しむ表情も見られて印象に残りました。 今回日本からは4人がファイナル・ラウンドの12人に選ばれましたが、セミファイナルとファイナルの課題曲の優れた演奏として吉見友貴と桑原志織の演奏が収録されたのも誇るべき記録です。ファイナル・ラウンドを通じて大野和士の指揮するブリュッセル・フィルがサポートを提供し続けたことも特筆すべきでしょう。

  • 商品番号:TOCN0023

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    American Vignettes
    アメリカン・ヴィネッツ
    チェロとピアノのためのコンテンポラリー作品集 詳細ページ
    [アーロン・ゼルコヴィツ 、クリスティーナ・ライト=イヴァノヴァ]

    発売日:2025年07月18日

    CD価格:2,175円(税込)

    アルバム『アメリカン・ヴィネッツ(短編集の意)』は、ブルースやジャズ、フォーク、ゴスペル、カントリーなどのポピュラー音楽の要素を取り入れた、アメリカ現代の短くも洗練された曲を集めたものです。6人の作曲家は多様な文化背景を持ち、特にカーター・パン、ガブリエラ・レナ・フランク、ステイシー・ギャロップ、ケヴィン・プッツといった1960年代から70年代生まれのいわゆる「X世代」の作曲家は、ジャンルを越えた影響を受けながら、独自のスタイルを確立してきました。彼らの作品は、アメリカの都市や自然、歴史を思わせる音楽的風景を描き出しています。 アーロン・ゼルコヴィツは、チェリスト、教育者、プロデューサー、音楽祭ディレクターとして多彩なキャリアを築いており、とりわけユダヤ現代音楽の普及に尽力しています。

  • 商品番号:TOCN0038

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    〈コーカサスの協奏曲集 第1集〉
    3つのヴァイオリン協奏曲
    マチャヴァリアニ、ルザイエフ、ガジエフ 詳細ページ
    [カリン・ベントリー・ポリック、ジョン・マクローリン・ウィリアムズ、リトアニア国立交響楽団]

    発売日:2025年07月18日

    CD価格:2,175円(税込)

    20世紀初頭のコーカサスの作曲家たちは西洋音楽と地域の伝統を融合させ、ロシア国民楽派(民族楽派)に大きな影響を与えました。20世紀半ばには、次世代の作曲家たちがこの融合を発展させ、地方色を保ちながらもより規模の大きな作品を創出。このアルバムに収められた3つのヴァイオリン協奏曲も、第二次世界大戦後まもなく、ソ連時代のアゼルバイジャンとジョージアで生まれたそのような作品です。 作曲家のルザイエフとガジエフはアゼルバイジャン出身で、いずれも教育や文化行政にも携わり、伝統と革新を融合した作品によって地域音楽の発展に大きく貢献しました。一方、ジョージア出身のマチャヴァリアニは、地元の文化に根ざした創作活動を展開し、ジョージア国立交響楽団の芸術監督も務めました。どの作品も魅力的な旋律を持ち、発表当時は広く演奏・録音され、高い評価を受けましたが、今日ではあまり取り上げられることがありません。しかし、これらはコーカサス音楽の豊かな遺産を示す象徴的な存在として再評価が期待されます。

    収録作曲家:

  • 商品番号:8.574318

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    発売日:2025年07月11日

    CD価格:1,900円(税込)

    《旧友》が有名なタイケの行進曲を系統的に録音するシリーズ第2集です。 軍楽隊に所属しながら作曲を志したタイケの行進曲には、軍楽の宿命として当時の政治体制や軍隊を讃え、士気を高めるべく書かれたものが多くあり、それらの中には後の政治状況の変化によって翻弄されたものもあります。このアルバムでは純粋に作品の音楽的価値に焦点を当て、見過ごされがちだった作品群の真価を問いかけます。

    収録作曲家:

  • 商品番号:8.574699

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    発売日:2025年07月11日

    CD価格:1,900円(税込)

    「声のオーケストラ」と呼べそうなほど多彩な表現法を開拓したヴォーカル・アンサンブル、スウィングル・シンガーズの系譜に連なるヴァサーリ・シンガーズが名旋律の数々を披露する贅沢なアルバム。 冒頭では、ジョナサン・ラスボーン編曲による伝承曲やフォーク風の曲が取り上げられ、声で楽器を模倣するユニークなアレンジが印象的です。続くセクションではビートルズの名曲を中心とした作品群が、1999年にスウィングル・シンガーズのために書かれたラスボーンの編曲で披露されます。さらに、ミシェル・ルグランの作品や、ケヴィン・オルソンによるラテン音楽風のソネット、そしてジョージ・シアリングによるシェイクスピアのソネットにジャズ風の音楽を付けた作品が続きます。終盤では、ワード・スウィングル編曲によるソンドハイムの名作が情感豊かに歌われ、最後はデューク・エリントンの「スウィングしなけりゃ意味がない」で、エネルギッシュかつ鮮やかに締めくくられます。

  • 商品番号:8.579173

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    プタシンスカ(1943-)
    冬物語
    合奏協奏曲
    マンカーラ 詳細ページ
    [マリウシュ・スモリー、ショパン大学室内管弦楽団]

    発売日:2025年07月11日

    CD価格:1,900円(税込)

    マルタ・プタシンスカはワルシャワ出身の作曲家・打楽器奏者で、ポーランド、フランス、アメリカで研鑽を積み、ルトスワフスキ、ブーランジェ、メシアンらに師事しました。マリンバ協奏曲や《風の声》をはじめとする打楽器作品やオペラで高い評価を受けており、シカゴ交響楽団やポーランド国立放送交響楽団のほか、世界中の演奏家から委嘱を受けています。ISCMやザルツブルク音楽祭などでも作品が紹介され、1998年からはシカゴ大学で教鞭を執っています。 収録曲の「冬物語」は、1985年にリスボンで初演された室内管弦楽作品。シェイクスピアではなく、シュルレアリスム絵画に着想を得た幻想的な音楽です。ヴィヴァルディの「冬」の要素を取り入れながらも、夢と現実が交錯する独自の音響世界が展開されています。 他にはユーディ・メニューインの80歳を祝して作曲された「合奏協奏曲」、古代エジプトの数字遊びに由来する「マンカーラ」、2008年の国際ハープ・フェスティバルで初演された「フルートとハープのための二重協奏曲」、静謐な雰囲気を持つ「エウリディーチェの夢」、静と動、対照的な2つの楽章を持つ「SE-TA」を収録。

    収録作曲家:

  • 商品番号:8.660580

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    ドニゼッティ(1797-1848)
    歌劇《大洪水》(1830年版) 詳細ページ
    [ディ・ピエロ、スカーラ、ジャンファルドーニ他、フリッツァ、ドニゼッティ歌劇場管弦楽団]

    発売日:2025年07月11日

    CD 2枚組価格:2,900円(税込)

    ドニゼッティのオペラ《大洪水》は、旧約聖書の「ノアの方舟」やバイロン、ムーアらの文学作品に着想を得て1830年に書かれた作曲家唯一の聖書を題材とした作品。ノアとその家族、彼らの葛藤、そして迫り来る大洪水の破滅が描かれています。ナポリでの初演は失敗に終わり、その後改訂版が1834年に上演されたものの、長らく忘れられていました。 2023年、ベルガモのドニゼッティ音楽祭がこの作品のナポリ初演版を蘇演。上演時には現代的な環境テーマを反映した演出が大きな話題となりました。ノア役にナウエル・ディ・ピエロ、セラ役にジュリアーナ・ジャンファルドーニ、カドモ役にエネア・スカーラなど実力派が出演。音楽監督リッカルド・フリッツァが指揮を務め、作品に新たな光を当てています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ALPHA691

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    発売日:2025年07月11日

    LP+CD+音源DL付価格:5,175円(税込、送料無料)

    金管・打楽器の華々しい活躍と、あの謎の名曲
    絶好調の全曲録音シリーズ第12巻に高音質アナログ盤登場
    2032年の作曲家生誕300周年に向け、100曲以上が現存しているハイドンの交響曲の全てを録音してゆくジョヴァンニ・アントニーニのHAYDN 2032プロジェクト。今回はハイドンがエステルハージ侯爵家での作曲経験を充分に積み、ひときわ充実した楽器編成のために交響曲を書く機会が増えてきた1775~76年の作品3曲に、「おもちゃの交響曲」を加えた選曲。20世紀にヨーゼフ・ハイドン作ではないと判明して以降、レーオポルト・モーツァルトかエドムント・アンゲラーかなど、異説が多く提唱されながらも今なお作曲者が確定していない「おもちゃの交響曲」ですが、少なくとも1760年代には楽譜が存在していた真正の18世紀作品であることだけは間違いなく、滅多になされない古楽器での録音を俊才アントニーニによる技ありの指揮で聴けるのは画期的です。 ハイドン作の3曲のうち比較的知られている第69番は、晩年まで戦果を上げ続けた老将軍ラウドン(ロウドン)にちなんだ作品。トランペットとティンパニが響きに華やぎを添えます。第66番は比較的小ぶりの編成ながら、豊かな音作りにハイドンの芸術性の充実が感じられるもの。 イル・ジャルディーノ・アルモニコやゼフィーロでも活躍する名手エミリアーノ・ロドルフィ(オーボエ)や、引く手あまたのカルレス・クリストバル(ファゴット)など俊才古楽器奏者も加わるバーゼル室内管弦楽団の機動力も頼もしく、音楽学者クリスティアン・モーリッツ・バウアーによる最新研究を踏まえた恒例の解説(英・仏・独語)とともにハイドン作品の奥深さを十全に伝えてくれます。 豪華版アナログが登場です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:C7470

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    ショスタコーヴィチ(1906-1975)
    〈ピアノ曲と室内楽作品集〉[4枚組]
    ピアノ五重奏曲
    ピアノ・ソナタ集
    24の前奏曲 詳細ページ
    [ペーターゼン四重奏団、マルガレーテ・バビンスキー 他]

    SHOSTAKOVICH, D.: Chamber Music (Kupiec, Kushpler, Petersen Quartet, Moscow Virtuosi, Spivakov) (4-CD Box Set)

    発売日:2025年07月11日 NMLアルバム番号:C7470

    CD 4枚組価格:4,650円(税込、送料無料)

    「弦楽四重奏曲第8番」はファシズムと戦争の犠牲者に捧げられた重厚な作品。ここでは、ルドルフ・バルシャイが編曲した室内交響曲版で聴くことができます。 作曲者が30代になって初めて取り組んだ弦楽四重奏である第1番や、彼が残した室内楽作品で最もよく演奏されているピアノ五重奏曲も聴きどころ。ショスタコーヴィチ自身がショパン・コンクールに出場するほどの優れたピアニストだったので、2曲のピアノ・ソナタに加え「24の前奏曲」(後年の「24の前奏曲とフーガ」とは違った趣の作品)、2台ピアノのための作品なども実に優れた出来栄えとなっています。 またユーモラスな「タランテラ」や、息子マキシムのために書かれた遊び心溢れる「コンチェルティーノ」などでは、気難しい印象の強いショスタコーヴィチの明るい面を垣間見ることも。さらに、アルフレート・シュニトケによるオマージュ「ドミトリー・ショスタコーヴィチの思い出に捧げる前奏曲」も収録されています。

  • 商品番号:CHSA5345

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    発売日:2025年07月11日

    SACD-Hybrid価格:2,700円(税込)

    2013年よりBBC交響楽団の首席指揮者を務めるサカリ・オラモ。2023年にリリースされて好評を得たバツェヴィチ作品集に続編が登場します。 「ピアノ協奏曲」はショパン没後100年を記念してポーランド作曲家連盟が主催した「フレデリック・ショパン作曲コンクール」の応募作。ベテランのピーター・ドノホーがソリストとして参加し、巧みなピアニズムを聴かせています。 「交響曲第2番」は実質的には3作目の交響曲ですが、最初の作品が破棄されたため「第2番」とされています。彼女はこの作品について、「偉大な古典の巨匠たちの伝統を参照しつつ、自身の音楽的発見を盛り込んだ」と述べています。 「大交響楽団のための協奏曲」は、バツェヴィチ自身が創作活動の新たな段階へ移行する過程の一部と位置づけた重要な作品。 SACDハイブリッド盤での発売です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:GP950

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    発売日:2025年07月11日

    CD価格:2,175円(税込)

    フォックストロットはダンス音楽の1つで、19世紀末のアメリカで生まれたラグタイムを前身とするスピーディーで動きの激しい音楽です。第1次大戦後のヨーロッパでも大流行し、多くの作曲家が作品を発表しました。この第7巻では、イギリス、スコットランド、オランダ、北欧の作曲家たちがジャズやダンス音楽の影響を受け、それらを自らのスタイルで表現した作品が紹介されており、世界初録音も多数収録されています。 シリーズ全体を通じて演奏を担当するのはゴットリーブ・ヴァリッシュで、前作の第6巻はアメリカン・レコード・ガイド誌の「クリティックス・チョイス」に選ばれるなど、これまでにも高い評価を得ています。

  • 商品番号:GRAM92007

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    発売日:2025年07月11日

    CD価格:2,025円(税込)

    ウィーンの老舗レコード店のレーベルGramolaの当主が厳選する名盤を独自に復刻するIkonシリーズの1枚。明晰かつドラマティックな音楽作りと剛直とも言えそうなサウンドによって、ややもすれば後期ロマン派風の耳馴染み良い解釈で演奏されがちな作品から甘さを排し、斬新さを表出したミトロプーロスらしい演奏です。 ハワード・スコット(プロコフィエフ)とジョン・マックルーア(他2曲)がプロデュースしたコロンビア・レコードのステレオ最初期の記念碑的録音。

  • 商品番号:GRAM92008

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    ホルスト(1874-1934)
    惑星(1961年録音)
    R.シュトラウス(1864-1949)
    死と浄化(1960年録音) 詳細ページ
    [ヘルベルト・フォン・カラヤン、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団]

    発売日:2025年07月11日

    CD価格:2,025円(税込)

    ウィーンの老舗レコード店のレーベルGramolaの当主が「ボックスセットの中の1枚にしておくには惜しい」名盤を独自に復刻するイコン・シリーズにDecca時代のカラヤンの名盤がまた一つ加わります。 「惑星」を国際的な名曲の地位に押し上げた名演に、カラヤン十八番の「死と浄化(死と変容)」をカップリング。ジョン・カルショウやエリック・スミスのプロデュースでウィーン・フィルをゾフィエンザールで収録した名録音です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:GRAM92009

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    発売日:2025年07月11日

    CD価格:2,025円(税込)

    『悲愴』はモントゥーが80歳になる年の録音で、過剰な感傷を振りまくことなく、凛とした悲愴感を伝える演奏。ジョン・ファイファーとルイス・レイトンによるRCA Living Stereo黄金期の録音は、対向配置された弦楽器群の広がりと管・打楽器の奥行などオーケストラの色彩と立体感を見事に伝えます。 ハチャトゥリアンはコーガンがアメリカ・ツアーに出た際の録音。ウィーンの老舗レコード店のレーベルGramolaの当主が厳選する名盤を独自に復刻するIkonシリーズの1枚。

  • 商品番号:900355

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    ローリゼン(1943-)
    永遠の光
    ルネスタッド(1986-)
    アース・シンフォニー 詳細ページ
    [バイエルン放送合唱団、ミュンヘン放送管弦楽団、ジョーゼフ・R・オレフィロヴィッチ]

    発売日:2025年07月04日

    CD価格:2,325円(税込)

    アメリカの作曲家モートン・ローリゼンとジェイク・ルネスタッドによる、精神的な啓示や自然へのまなざしを音楽で描いた作品を収録しています。 ローリゼンは合唱作品で国際的な評価を得ており、この「Lux Aeterna 永遠の光」は母の死に直面する中で「光」の象徴に慰めを見出した心情が反映されています。ルネスタッドは自然への深い共感を創作の源としており、この「アース・シンフォニー」では、「母なる大地」の視点から人類の歴史を見つめ、その進化と繁栄が破壊と嘆きをもたらした後、再生へと向かう5つの楽章で構成されたメッセージ性の強い作品です。 ジョーゼフ・R・オレフィロヴィッチは声楽を含む大規模な作品の活気に満ちた演奏で人気があり、 ウィーン・フォルクスオーパーでの指揮経験も豊富。ミュンヘン放送管弦楽団では、ミュージカル《シンデレラ》のヨーロッパ初演や楽団創立70周年記念の特別公演を指揮。いずれも好評を博しています。

  • 商品番号:ALPHA1140

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    バッハ、アルビノーニ、テレマン:
    協奏曲とシンフォニア 詳細ページ
    [ソフィー・ジェント、キャスリーン・カジオカ、オリヴィエ・フォルタン、アンサンブル・マスク]

    発売日:2025年07月04日

    CD価格:2,775円(税込)

    精鋭集団アンサンブル・マスクの室内楽的魅力が映える選曲大バッハの2つのヴァイオリン協奏曲を前後に置き、バッハに影響を与えた同時代人テレマンとアルビノーニの弦楽作品をシンメトリーに配したプログラム。フランス語圏カナダ出身のチェンバロ奏者オリヴィエ・フォルタンを中心に名手が集うアンサンブル・マスクは、通奏低音以外のパートを一人ずつで演奏、バロック後期の合奏曲が本来的に備えていた室内楽的な味わいを引き出した解釈を聴かせてくれます。 2003年以来のメンバーであるソフィー・ジェントとバッハのヴァイオリン協奏曲を録音するのはフォルタンにとって「長年の夢だった」とのこと(ブックレット掲載のインタビュー〔仏・英・独語〕より)。ドイツ最大の人気作曲家だったテレマンの作品は、ローマ風の教会ソナタ様式とヴェネツィア風の独奏協奏曲様式をうまく掛け合わせた仕上がりで、ヴィオラ独奏を務めるキャスリーン・カジオカの立ち回りが見事です。5パートの対等なやりとりが興味深いアルビノーニ初期のシンフォニアは演奏者それぞれの音楽性をくまなく味わえるのが魅力。 ALPHAレーベル初期から活躍する敏腕技師アリーヌ・ブロンディオによる、奏者たちの編み上げてゆく音の綾を克明に伝える匠の仕事のおかげもあり、聴き進めるにつれバッハ作品の精緻な多声構造と他の各曲のつながりも見えてくる選曲に唸らされます。

  • 商品番号:ALPHA1153

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    発売日:2025年07月04日

    CD価格:2,775円(税込)

    英国最前線のグループが聴かせる、ヘンデル英国時代初期の4名品英国シーンの最前線をゆく古楽指揮者ジョナサン・コーエンとアルカンジェロによる、ヘンデルの名品集『シャンドス・アンセム』からの4曲。 ドイツ出身のヘンデルは当初ハンブルクの歌劇場、次いでオペラの本場イタリアで舞台音楽の作曲経験を積んだのち、30代前半に英国へ渡り不朽の名声を築きましたが、『シャンドス・アンセム』は英国に来て間もない頃、後に初代シャンドス公となったカーナーヴォン伯ジェイムズ・ブリッジズのために書かれました(一部は英国王室のために書いた既存曲の転用)。英国国教会の礼拝向けで英語の詩句が使われ、多くは3パートの合唱にヴィオラを欠いた3声の合奏を軸に作曲されています。現存する11曲のうち10曲は作曲者の存命中1748年に出版もされました。本盤ではそのうち4曲が選ばれ、8人の歌手と7人の弓奏弦楽器奏者、オーボエとファゴット各1、鍵盤2人とリュートからなる編成で緻密なアンサンブルを味わえます。 コーエン&アルカンジェロはこれまでもヘンデルの大小声楽作品で成功を収めており、2024年には大編成を要する晩期のオラトリオ《テオドーラ》の全曲録音(ALPHA1025)が英『グラモフォン』誌をはじめ批評各紙で高い評価を博しましたが、今回は一転、小ぶりの編成を活かした解釈が見事。声楽・器楽ともソロ部分が多く、室内楽的なやりとりの妙にも豊かな音楽的広がりにも事欠かない聴き応えあるアルバムに仕上がっています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ALPHA693

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    〈HAYDN 2032〉
    ホルン信号
    ハイドン(1732-1809)
    交響曲 第31番・第48番・第59番[LP 2枚組] 詳細ページ
    [ジョヴァンニ・アントニーニ、イル・ジャルディーノ・アルモニコ]

    発売日:2025年07月04日

    LP 2枚組価格:5,175円(税込、送料無料)

    全て表題付きの傑作揃い!
    HAYDN 2032 ハイドン交響曲全曲録音シリーズ Vol.13 アナログ盤登場
    ハイドン生誕300周年にあたる2032年までに、この「交響曲の父」が残した107曲の交響曲全てを録音してゆくジョヴァンニ・アントニーニの注目企画、第13弾に高音質アナログ盤が登場。CDとオーディオ・データのダウンロードも付属しています。 エステルハージ侯爵家での30年近くに及ぶ現役活動中、ウィーンから遠く離れた侯爵領で世評を気にせず試行錯誤を繰り返しながら書かれたハイドンの一連の交響曲は、多彩な音楽作法で聴きどころが尽きませんが、今回はその中でも特に味わい深い中期前半の3曲を厳選。各パートのソロが多く聴きどころに事欠かない長大な第31番「ホルン信号」、独立した管楽器パートが一対のオーボエとホルンだけの小規模編成で変幻自在の展開が続く第59番「火事」、打楽器が入らないオリジナル版の演奏でも勇壮なスケールを存分に感じさせる第48番「マリア・テレジア」、といずれもアントニーニ自身の楽団であるイル・ジャルディーノ・アルモニコならではの、全奏者の個性が生かされながら豊かな一体感あふれる解釈が映える作品ばかり。 特に「ホルン信号」では、圧倒的かつ痛快な吹奏でデュナーミク豊かなサウンド作りをみせる4人のナチュラルホルン奏者たちの活躍もさることながら、コントラバスやヴィオラにまでソロが出てくる終楽章での大規模室内楽風アンサンブルが絶妙で、個々の楽器の妙味をじっくり味わえます。

    収録作曲家:

  • 商品番号:C583031

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    〈7月4日発売予定〉予約受付中

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    発売日:2025年07月04日

    CD価格:2,775円(税込)

    OCORAの名盤復刻シリーズ。バルトークやコダーイを魅了し影響を与えたハンガリーの伝統音楽を収めたアルバムです。古典的なスタイルによる結婚式や祭りの音楽、セルビアやスロバキアなど近隣諸国の影響を受けた新しいスタイル、ロマ音楽などを収録。歌のほか、フルヤ(縦笛)、ドゥダ(バグパイプ)、ツィテラ(チター)、ツィンバロム(ダルシマー)、フィドル(ヴァイオリン)、タンブラ(撥弦楽器)など、多彩な楽器が使われています。 当初穏やかに始まるアルバムは聴き進めるごとに盛り上がっていく構成になっており、ラストの熱いジプシー・ダンスは聴きもの。

  • 商品番号:CHAN20327

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    発売日:2025年07月04日

    CD価格:2,400円(税込)

    英国で活躍するフルート奏者リサ・フレンドが、敬愛するアメリカの作曲家たちの作品を取り上げたアルバム。 「私の大好きなアメリカの作曲家たちの作品を録音することは、長年の夢でした」と語る彼女は、ニューヨークで育ち、幼い頃に父ロドニー・フレンドがレナード・バーンスタイン指揮のニューヨーク・フィルハーモニックでコンサートマスターを務める姿を間近に見て育ちました。リハーサルの合間に、父とバーンスタインが楽譜について語り合う様子が記憶に残っており、「その時代をもう一度体験できたらと願っています」と振り返ります。 このアルバムには、彼女の心に深く結びついたアメリカ作品とオリジナル・アレンジを収録。父が愛奏していたハイフェッツ編「Jeanie with the Light Brown Hair(金髪のジェニー)」、バーンスタイン《ウエスト・サイド・ストーリー》からの「Somewhere」、兄スティーヴンへの想いを込めた「Ashokan Farewell」、そして恩師レニー・シーバートに捧げたグリフィスの《ポエム》など、収録曲の一つ一つに深い想いが込められています。 リサ・フレンドはニューヨーク・フィルのレニー・シーバートに師事。その後、英国王立音楽大学でスーザン・ミランに、パリではアラン・マリオンに学び、研鑽を積みました。これまでにフィルハーモニア管弦楽団、ロイヤル・リヴァプール・フィル、ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団などと共演し、クラシックFMやBBCなどのメディアにも多数出演。さらに、スティーヴン・スピルバーグ主催のリサイタルや英国王室行事、ロンドンのウィグモア・ホール、ソウルのLGアートセンターなど、国際的に幅広い活動を展開しています。

  • 商品番号:CKD751

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    ブラームス(1833-1897)
    ヴォルフ(1860-1903)

    歌曲集 詳細ページ
    [フローリアン・ベッシュ、マルコム・マルティノー]

    発売日:2025年07月04日

    CD価格:2,775円(税込)

    反目した2人の作品を並べ、それぞれを引き立て合う好企画リート解釈で世界的に認められ、巨匠ニコラス・アーノンクールの篤い信頼も得ていたオーストリア出身のバリトン、フローリアン・ベッシュと、英国を代表する歌曲伴奏者マルコム・マルティノー、LINNからリリースされたアルバムがいずれも高い評価を得ている2人によるブラームスとヴォルフの歌曲集が登場。 ドイツ・リートの最高峰と目されると共に自身はワーグナー信奉者であったヴォルフは、様々な音楽的手法に長けながら古典主義的とされたブラームスを辛辣に批判したと伝わりますが、2人とも感情の深い揺れと実存的哲学的な問いを音楽的に昇華させた素晴らしい歌曲を残しており、その作品を並べることで対比と共通性を探ることがこのアルバムのテーマとなっています。 ベッシュの深く滑らかな歌唱によりそれぞれの作品の美しさが際立ち、そのコントラストがお互いの作品の素晴らしさをむしろ引き立てる、聴き応えのあるアルバムです。

    収録作曲家:

  • 商品番号:LBM077

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    シヴァン・エルダー(1985-)
    オペラ《Like Flesh ライク・フレッシュ》 詳細ページ
    [ヘレナ・ラスケル、ウィリアム・デイズリー、ジュリエット・アレン、マキシム・パスカル、ル・バルコン]

    発売日:2025年07月04日

    CD+Book価格:3,300円(税込、送料無料)

    今後の舞台芸術作品上演を支援する「フェードラ賞」を2021年に受賞した、アメリカの作曲家シヴァン・エルダーと英国の作家コーデリア・リンによるオペラ《Like Flesh》、2022年にリール歌劇場で行われた初演時のライヴ録音です。 エルダーにとって初めてのオペラとなったこの作品は、帝政ローマ時代の詩人オウィディウス(B.C.43-A.D17/18)の『変身物語』と、中国系アメリカ人文化人類学者アナ・チン(1952-)による『世の終わりのきのこ』から着想を得て、環境危機の時代における人間と環境の断絶した関係を描いています。木こりとの不幸せな結婚に苦しむ女性が、肉体の境界や人間社会の慣習を超えた世界を切望し、若い女子学生との恋愛関係が爆発的な変容を引き起こして木へと姿を変え、完璧な解放を得るが…といった物語。緊迫感のある舞台の様子が生々しく記録されています。 詳細な解説や舞台のカラー写真、英語リブレットとその仏語訳などを含む、約120ページのブックレット付。

    収録作曲家:

  • 商品番号:MV013

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    発売日:2025年07月04日

    CD価格:2,775円(税込)

    本場フランスの奏者が聴かせる機微と息吹を、ライヴ空間直送の音でマドリードに演奏会場を構えるフアン・マルク財団によるライヴ録音シリーズに、フランス随一のクラヴサン奏者クリストフ・ルセが登場。収録されている演目の全てが、フランス・クラヴサン音楽の粋たる大クープランの作品から厳選された小品というプログラムです。 「さまざまな肖像 Portraits」と題されているのは、鍵盤教師として上流社会の多くの人々と接してきたクープランが、実在人物になぞらえ名づけたと考えられる曲を重点的に選んでいるため。ルセはこの作曲家が第1と第2の曲集の間に発表した『クラヴサン奏法』に含まれる9曲を節目に置き、その後にそれぞれ同じ調の作品を続けて弾いています。そのためもあってかプログラムはなだらかに進行し、客席ノイズもあえてカットせず収録された一期一会の場の中、心地良い緊迫感のうちに続いてゆく演奏をじっくり味わえるのが嬉しいところ。ニュアンス豊かで機知に富んだルセのタッチが聴かせる色彩感は実に豊潤、打鍵で音に強弱をつけられない楽器の演奏であることを忘れてしまうほどで、まさに抜群の適性を活かした積年の経験の賜物というほかありません。 収録は2025年1月。欧州シーン最前線の空気を瑞々しく伝える1枚です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:TOCC-722

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    発売日:2025年07月04日

    CD価格:2,175円(税込)

    フェレンツ・ファルカシュは、ハンガリー民謡を取り入れた華やかで魅力的なダンス音楽で知られていますが、このアルバムでは彼の革新的な側面も紹介されています。1940年代の「前奏曲とフーガ」では十二音技法が柔軟に用いられています。バレエ音楽「小賢しい学生たち」は戦後ハンガリー芸術の黄金時代を象徴する作品で、民謡やポピュラー音楽が効果的に取り入れられており、国内外で高く評価され20年間で100回近く上演されました。ここには組曲版が収録されています。 1952年、作曲家・教育者として絶頂期にあったファルカシュは唯一の交響曲を発表。《1945年の追悼》と副題が付けられたこの曲で、彼は戦争体験を背景とした情感豊かで力強い音楽表現を目指しましたが、体制のイデオロギーに合わないとして批判され、数回の演奏や放送にとどまりました。その後、第1楽章と第2楽章は独立した作品として演奏される機会がありましたが、他の楽章は長らく演奏されることがなく、このたびの録音によって、全曲が現代によみがえりました。

    収録作曲家:

  • 商品番号:TOCC-757

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    発売日:2025年07月04日

    CD価格:2,175円(税込)

    リトアニア出身のピアニスト・作曲家ヴィータウタス・バツェヴィチウスのピアノ作品集。この第3巻には、1926年から1959年にかけて書かれた作品が収められており、スクリャービン風の神秘主義的な初期作品「瞑想の詩」や「神秘的な詩」から、伝統的なバロック組曲に着想を得た「組曲第1番」、現代的な和声を多用した過渡期の作品「組曲第3番」、後期スタイルを代表する「宇宙の詩」までを含みます。作品は作曲順に並べられており、ドビュッシー、プロコフィエフ、ストラヴィンスキー、さらにはニューヨークのジャズの影響を感じさせながら、彼独自のモダニズムへと至る創作の軌跡がたどれます。 演奏は、数々のコンクールに入賞し、ダニエル・バレンボイムにも高く評価されたリトアニア出身のピアニスト、ガブリエリウス・アレクナです。

    収録作曲家:

  • 商品番号:TOCC-763

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    発売日:2025年07月04日

    CD価格:2,175円(税込)

    アラン・ホヴァネスは、アルメニアとスコットランドの血を引く作曲家で、東洋音楽や古代宗教音楽の影響を受けた瞑想的な作風で知られます。大恐慌期にはアルメニア教会のオルガニストとして活動し、オルガンを理想的な表現媒体と考えていましたが、公開の場で演奏活動を行ったのは1938年からの10年間だけでした。 このアルバムには彼のオルガンのための全作品を収録。5楽章で構成され、特徴的なリズムパターンが使われた「ソナタ第1番」、トランペットが加わる「聖グレゴリオの祈り」、アンドリュー・ジャクソン・デイヴィスの神秘思想にインスパイアされたソナタ第2番「見えざる太陽」、鳥の鳴き声に着想を得た第3番「チャイロコツグミ」、他、旧約聖書に基づく「ハバクク」や、アルメニアの古代教会遺跡に捧げた「サナイン(パルティータ)」など、宗教的・文化的主題を深く掘り下げた作品も含まれています。 数多くの録音を誇るオルガニスト、トム・ウィンペニーの演奏です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:TOCC-771

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    発売日:2025年07月04日

    CD価格:2,175円(税込)

    音楽学者で指揮者、尺八とリコーダーの演奏でも活躍するセサル・ヴィアナは、西洋音楽に東洋・中東・民俗音楽の要素を融合させた多彩な作風の持ち主です。このアルバムには、2010年代から2021年にかけて作曲された作品を収録。 新型コロナ・パンデミック下に作曲されたピアノ・ソナタ第1番は、スティーヴン・フォスターの歌曲にちなんだ親しみやすい作品です。第4楽章によく知られるコラールが使われたピアノ・ソナタ第3番は、演奏者であるカルロス・マリン・ラーヨに捧げられています。また、『プライム・ライムズ』第9番「あじさい」では日本の音階が用いられ、『ヘラクレスの子孫たちの帰還』では古代ギリシャを題材にし、ドーリア旋法が取り入れられるなど、さまざまな音楽素材が随所に活かされています。 カルロス・マリン・ラーヨはマドリード出身、アムステルダム音楽院でフランク・ファン・デ・ラールに師事、歴史的鍵盤楽器についてはオルガ・パシチェンコに学び、ソリスト、室内楽奏者として活躍しています。