2025年6月

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  • 商品番号:NYDX-50406

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    〈6月27日発売予定〉予約受付中

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    グルック(1714-1787)
    歌劇《オルフェとウリディス》 詳細ページ
    [フアン・フランシスコ・ガテル、アンナ・プロハスカ、サラ・ブランチ、ダニエレ・ガッティ、フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団]

    発売日:2025年06月27日

    Blu-ray国内仕様 日本語字幕あり価格:4,950円(税込、送料無料)

    フィレンツェ五月音楽祭より
    ガテル&プロハスカ、ガッティ指揮による斬新な《オルフェとウリディス》登場!
    《オルフェオとエウリディーチェ》は、華やかでアクロバティックな歌唱を追求する余り、ドラマとしての内容が空疎になる傾向にあった当時のオペラ界に対し、グルックがアンチテーゼとして創始した「改革オペラ」の第一作(1762年ウィーン初演、イタリア語歌唱)です。後にパリに赴いたグルックは、このオペラをフランス語歌唱に改め、《オルフェとウリディス》として1774年、パリ・オペラ座で初演。この改訂版では楽曲(有名な「精霊の踊り」などの舞曲やアリアなど)の追加と共に、主役のオルフェ(オルフェオ)をアルト・カストラートからオート・コントル(高声テノール)に置き換えるなど、全面的な見直しを行っています。パリで同年に上演された《アウリスのイフィジェニー》と、この《オルフェとウリディス》の成功によって、グルックのパリでの名声は揺るぎないものとなり、リュリ、ラモーの後継者としてフランス・オペラの歴史にその名を刻むことになります。 本作は、世界のオペラシーンで引く手あまたの歌手 ― 伸びやかなベルカント・テノールのフアン・フランシスコ・ガテル、表情豊かな知性派ソプラノ、アンナ・プロハスカ、透明感溢れるソプラノ、サラ・ブランチを主役三役に起用。欧州演出界の巨匠ピエール・オーディによる演出は、ジャン・カルマンの幻想味豊かな舞台美術と、深層心理の蠢きを表象するアルノ・スハイテマーカーによる舞踏を背景に、純白の衣装を着けたオルフェ、ウリディス、アムールが三つ巴の愛憎のもつれを演ずるという斬新なもの。ダニエレ・ガッティの隅々まで神経が行き届いたタクトのもと、管楽器にピリオド楽器を加えたフィレンツェ五月音楽祭のオーケストラが、この名作をシャープにかつ陰影深く描き尽します。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10533

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    〈HAYDN 2032 Vol.17〉
    ルイージのために
    ハイドン(1732-1809)
    交響曲 第13番・第16番・第36番
    ヴァイオリン協奏曲 詳細ページ
    [ドミトリー・スミルノフ、ジョヴァンニ・アントニーニ、バーゼル室内管弦楽団]

    発売日:2025年06月20日

    CD国内仕様 解説日本語訳付き価格:3,300円(税込、送料無料)

    ハイドン初期ならではの着想の瑞々しさ!
    HAYDN 2032 ハイドン交響曲全曲録音シリーズ Vol.17
    交響曲という曲種の黎明期から18世紀末まで107曲もの作品を書き「交響曲の父」と呼ばれるハイドン。その全てを作曲家生誕300周年の2032年までに実演・録音するジョヴァンニ・アントニーニ指揮のHAYDN 2032プロジェクト第17弾では、後期作品を集中的に取り上げた前作(ALPHA698/国内仕様盤NYCX-10495)から一転、みずみずしい才気を感じさせる作曲活動初期の作品群に出会えます。 表題の「ルイージのために」とは併録作であるヴァイオリン協奏曲第1番の手稿譜にある言葉で、これはハイドンと同じく1761年、エステルハージ家の楽団拡張計画で同家に雇われたイタリア人のヴァイオリン奏者ルイージ・トマジーニのこと。彼らを雇ったエステルハージ侯爵パウル2世アントンのもと若き作曲家が続々生み出した交響曲には、トマジーニら優れた腕前を持つ楽団員のためのソロも積極的に盛り込まれ、このアルバムの収録作でも随所でその魅力を味わえます。 前世代のヴァーゲンザイルやモンなどの交響曲に通じる最新書法と古風な教会音楽作法のせめぎあいも興味深く、楽章構成もまちまちで聴きどころに満ちた作品の魅力を、古楽器演奏のプロフェッショナルを多数ゲストに迎えたバーゼル室内管弦楽団がメリハリの利いた解釈で十全に伝えてくれます。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10534

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    発売日:2025年06月20日

    CD国内仕様 日本語解説付き価格:3,300円(税込、送料無料)

    バッハが弾いた、あるいは手にした可能性の高い楽器による「フーガの技法」1723年からライプツィヒ聖トーマス教会のカントルを務めたバッハは、1729年に当地の楽器職人ヨハン・クリスティアン・ホフマンの工房からヴァイオリン4挺、ヴィオラ2挺、チェロ2挺を手配し、聖トーマス教会と聖ニコライ教会の楽器を強化しました。これらの楽器はバッハ自身も手にして演奏した可能性が高いと考えられています。このうち、聖トーマス教会伝来のヴァイオリンとヴィオラ1挺ずつと聖ニコライ教会伝来のヴァイオリン1挺が現存し、聖トーマス教会の展示室で見ることができます。これらはバッハの時代以降演奏され続け、各時代の要求に応えるよう手を入れられながらも、現在まで演奏可能な状態が保たれてきました。 今回この楽器を初めて録音で使用、バッハ最晩年の傑作でその音色を聴くことが出来ます。アルバム冒頭にはバッハが聖トーマス教会のカントルに就任して初めて披露されたカンタータ第75番からのコラールと、ラストには「フーガの技法」初版で最後に加えられたコラールを収録。ここでこれらのコラールの演奏に使用されているオルガンはライプツィヒ郊外のシュテルムタールにある教会のもので、1723年の落成ではバッハが試奏したことで知られます。2008年に当時のミーントーンで鳴るように修復されました。 コレギウム・ムジクム '23はヴァイオリニストのナディア・ツヴィーナーと聖トーマス教会オルガニストであるヨハネス・ラングによって、バッハのカントル就任300年にあたる2023年に結成され、その「23」を冠して小編成から大編成までのバロック作品を演奏する団体。聖トーマス教会を中心にバッハ博物館やライプツィヒ市歴史博物館と協力し、市内で定期的に公演を行っています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10535

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    ブラームス(1833-1897)
    交響曲 第3番・第4番 詳細ページ
    [ケント・ナガノ、ハンブルク・フィル]

    発売日:2025年06月20日

    SACD-Hybrid国内仕様 日本語解説付き価格:3,300円(税込、送料無料)

    ケント・ナガノ&ハンブルク・フィル、
    任期最終年にリリースする待望のブラームス交響曲
    ブラームスに所縁の深いハンブルク・フィルの首席指揮者を2015年から務め、日本公演でも彼の交響曲を披露していたケント・ナガノが任期満了を前に遂に二つの交響曲を発表。 2024年にはシュレースヴィヒ=ホルシュタイン州のブラームス協会からブラームス賞を贈られるなど、現地での高い評価の割に録音が著しく少なかったコンビだけに期待のリリースです。 ナガノの音楽作りは、磨き上げたバランスとサウンドの滑らかな美しさが持ち味。これが当楽団ならではの陰影の濃い音色や、オーケストラ全体を絶妙にブレンドした録音と相俟って、仄暗い中にも官能性を感じさせるような個性的な響きでこの2曲を彩っています。 第3番は39分近くをかけた重厚で緻密な解釈で、ドラマティックな両端楽章や流麗な旋律で有名な第3楽章もさることながら、様々な楽器が明滅しつつ旋律を名残惜し気に歌い継いでゆく第2楽章も非常に印象的。4つの楽章を通じて魅力の詰まった演奏です。 第4番は2006年にベルリン・ドイツ響(DSO)と録音したものがあり、各楽章の演奏時間はほぼ同じですが、比べると第1楽章冒頭からかなり印象が異なります。さらさらと良く流れるDSO盤に対し、当盤では極小音量で逡巡するかのように始まった後も、細かい単位でテンポを動かして彫琢を重ねて行き、その音楽作りが全曲を貫いています。大げさな表情付けはありませんが、緻密に仕上げられ、聞くほどに味わい深い演奏。ブックレットに寄せられたハンブルク・フィルの広報担当者の言葉によれば、この細かなテンポの動きも楽団の伝統の一つとのこと。ワーグナーの《指環》をピリオド楽器オーケストラで演奏するなど歴史的演奏習慣の研究にも意欲的なナガノだけに、ブラームス作品の演奏史も研究したはずですが、そうした緻密な研究を踏まえた上で、現在のハンブルク・フィルでしかなしえないものが結実した録音となっています。 (曲目・内容欄へ続く) ※国内仕様盤には越懸澤 麻衣氏による日本語解説が付属します。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-74656

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    〈6月13日発売予定〉予約受付中

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    細川俊夫(1955-)
    〈管弦楽作品集 第5集〉
    二人静 ―海から来た少女―
    セレモニー 詳細ページ
    [青木涼子、イルゼ・エーレンス、マリオ・カローリ、準・メルクル、ハーグ・レジデンティ管弦楽団]

    発売日:2025年06月13日

    CD国内仕様 日本語解説/歌詞訳付き価格:2,530円(税込)

    能を題材にした細川俊夫のオペラ《二人静 ―海から来た少女―》と「セレモニー」能に強い関心を持つという細川俊夫によるオペラ《二人静》。細川はこれまでにも《班女》《松風》《海・静かな海》など、能を現代化したオペラを創作してきていますが、この《二人静》は、能の同名作品を基に、平田オリザが地中海に漂着した難民少女と静御前の悲劇を重ねて新たに脚色した日本語の物語によるものです。《大鴉》(2014)と姉妹関係をなす作品として、アンサンブル・アンテルコンタンポランの委嘱により作曲され、2017年にパリで初演されました。また2021年8月にはサントリーホールの「サマーフェスティバル2021」で日本初演が行われ、深い感動を呼んだのも記憶に新しいところです。アルバムでは初演者の能声楽家、青木涼子とソプラノのイルゼ・エーレンスが幽玄な世界を神秘的に歌い上げています。 フルート協奏曲「セレモニー」は、チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団とアンサンブル金沢の共同委嘱により、2021年10月から2022年3月にかけて作曲、初演者エマニュエル・パユに捧げられました。細川はソリストを「人」、オーケストラを「自然や宇宙」と捉え、今回はシャーマン(呪術師)と彼が呼びかける世界を象徴する構図を採用しています。フルートを通じて「息=霊魂・精霊」が音となって現れ、5部構成の儀式的な音楽が展開されます。フルート奏者は、フルート、アルトフルート、ピッコロを持ち替えながら演奏し、最終的に自然に溶け込み「鳥」となるイメージで終わります。パンデミック中に作曲された本作は、終息への祈りも込められた作品です。彼の友人にして良き理解者の準・メルクルが指揮するハーグ・レジデンティ管弦楽団は、ドラマティックな抑揚と繊細な音色を巧みにいかし、作曲家のイメージを余す所なく伝えます。 ※作曲者による日本語解説と、歌詞の日本語テキストが付属いたします。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10525

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    シベリウス(1865-1957)
    交響曲 第5番
    2つのセレナード
    2つの荘厳な旋律
    組曲『白鳥姫』 詳細ページ
    [ニコラス・コロン、クリスティアン・テツラフ、フィンランド放送交響楽団]

    発売日:2025年06月06日

    CD国内仕様 日本語解説付き価格:2,970円(税込)

    ニコラス・コロン&フィンランド放送響、待望のシベリウス・アルバム第2作は壮麗な交響曲第5番!
    テツラフを迎えた4曲も圧巻の出来ばえ。
    フィンランド放送響の首席指揮者は1927年の楽団創設以来フィンランド人が務めてきましたが、その歴史に新たなページを開いたのがイギリス人のニコラス・コロン。わずか1度の客演で首席指揮者に任命され、2021年9月に就任すると国内外で高い評価を樹立して任期も延長されています。 このコンビのデビュー作となった交響曲 第7番他(2022年5月発売)以来となるシベリウス・アルバム第2作が登場。交響曲第5番は前作でも示されたコロンの明晰かつ繊細な音楽作りが生きており、明るさや壮麗さのみならず、内声の動きがもたらす陰影によって曲に深い奥行きを与えています。翳りを感じさせる箇所でのオーケストラが奏でるサウンドに特有のほの暗さがあるのも、この楽団ならではの魅力。暗から明に至るグラデーションが豊かになり、クライマックスが一層輝かしく感じられるのもコロンの巧みな指揮の賜物です。 交響曲に劣らぬ魅力となっているのがテツラフを迎えた4曲。彼は2002年にシベリウスのヴァイオリンと管弦楽のための作品全集を録音しており、これらの曲が長らくレパートリーに入っていることが想像できます。当時の演奏は、輝かしいサウンドでメリハリが利いてダイナミック、曲の持つシンフォニックな立派さを感じさせるものでした。一方、今回の録音では、近年の彼がブラームスやシューベルトで見せるような細部の徹底した彫琢とそこから生まれる陰影の深さ、表出される情感の豊かさが増して、心理的なドラマを感じさせるものとなっています。サロン風の小品ともヴィルトゥオーゾ・ピースとも異なる、これらの曲の真価に迫った圧巻の演奏となっています。 セレナード第1番や『白鳥姫』の中には交響曲第5番と共通する音型も現れて、アルバムを通して聴くと発見の楽しみもあります。 ※国内仕様盤には神部智氏による日本語解説が付属します。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10527

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    発売日:2025年06月06日

    CD国内仕様 日本語解説付き価格:2,530円(税込)

    田所光之マルセル、待望のデビューCD。
    ロシア・ピアノ楽派の栄光の原点、ヘンゼルトのエチュード全集で颯爽登場!
    英『Gramophone』誌で「心と指が完全に一致し、どんな音楽でも自在に操ることができる真の音楽家」と称賛されたピアニスト、田所光之マルセルのデビューCDがNAXOSレーベルより登場。リヒテル、ギレリス、キーシン等など、綺羅星のような名ピアニストを輩出する「ロシア・ピアノ楽派」の礎を築いたとされるヘンゼルトのエチュード全集です。 1814年にドイツに生まれたアドルフ・フォン・ヘンゼルトは 幼少期から音楽の才能を示し、ウィーンでフンメルやゼヒターに師事。ウェーバーの音楽に深く傾倒し、14歳でその幻想曲を演奏してデビューを果たしました。1838年からは移住先のロシアで活動。ピアニストとして高度な技巧を持つ彼の演奏と教育はロシア・ピアノ楽派の発展にも寄与しました。ヘンゼルトは1曲ずつ異なる調性で書かれた練習曲を残しており、その中で技巧の伝授に加えて芸術作品としての価値を追求しています。 各曲にフランス語で詩的なタイトルが付された「12の演奏会用性格的エチュード」作品2は、激しい嵐のような情熱を描く第1番、親密な情感が込められた第2番や第3番など、弾き手は内面的な情感を解釈して伝える力量が問われます。第6番の「もしも私が鳥だったら、お前の元へ飛んでゆくのに」はラフマニノフも愛奏した曲として有名。 「12のサロン用エチュード」作品9では、第1曲「エロイカ」はベートーヴェン風の力強い音楽、第3曲「魔女のダンス」は悪魔的な情景を想起させるなど、タイトルも曲の性格もより直接的となっていますが、いくつかの曲はタイトルが空白のまま残され、弾き手の想像力に委ねられています。 1876年出版の「練習曲 イ短調」は、複雑に交錯するリズムと個性的な旋律が融合、1841年出版の「ゴンドラ・練習曲」は水の描写を巧みに表現した短いながらも印象的な作品です。 ※国内仕様盤には上田泰史氏の日本語解説が付属します。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10531

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    発売日:2025年06月06日

    SACD-Hybrid国内仕様 解説日本語訳付き価格:3,300円(税込、送料無料)

    好評を博している鈴木雅明によるバッハのオルガン作品全曲録音第7弾。前作に続きオランダのフローニンゲン、マティニ教会のアルプ・シュニットガー・オルガンを演奏して、ライプツィヒ・コラール集の残り7曲を収録しています。加えてバッハのオルガン・コラールの中でも人気の高い「目覚めよと呼びわたる物見の声」を含むシュープラー・コラール集全6曲も収録。 これらバッハのオルガン・コラールは、ルター派聖歌の親しみやすい旋律を素材にオルガニスト=作曲家バッハが粋を凝らして作り上げた珠玉の逸品揃い。鈴木雅明による格調高い演奏と、オルガン製作の歴史の中でひときわ名高いシュニットガー作の名器の響きでお楽しみください。 SACDハイブリッド・ディスクでのリリース。サラウンド再生では一層豊かな臨場感が味わえます。 ※国内仕様盤には原盤解説の日本語訳が付属します。

    収録作曲家:

  • 商品番号:555248

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    F.X.モーツァルト(1791-1844)
    ピアノ四重奏曲 Op.1
    ヴァイオリン・ソナタ集 詳細ページ
    [ハンスヤコプ・シュテムラー、ミュリエル・カントレッギ、ヨハネス・エルケス、ユリス・タイヒマニス]

    発売日:2025年06月27日

    CD価格:2,775円(税込)

    ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの末子として生まれ、兄弟の中で唯一音楽家の道を歩んだフランツ・クサヴァー。生涯「偉大な父」の影を背負いながら、得意としたピアノを中心とした作品や声楽曲を残しました。 ピアノ四重奏曲ト短調 作品1は、13歳の1804年に作曲されたとされ、翌年ウィーンで出版されました。父の影響を感じさせる調性ながら、旋律・和声・形式のいずれにも独自の完成度が見られます。ピアノと弦楽器が対等に活躍する構成で、第1楽章は力強く始まり、協奏的な展開を示します。第2楽章では弦楽器が歌い、第3楽章では歌曲風の主題による9つの変奏が展開され、舞曲風のコーダで締めくくられます。 続く2曲のヴァイオリン・ソナタも彼の才能を示す重要な作品です。1806年作の変ロ長調ソナタは、父モーツァルトや師サリエリの影響を感じさせる典雅な作品で、ピアノとヴァイオリンが対等に対話します。1811年のヘ長調ソナタは4楽章構成で、彼が好んだポロネーズやロンドといった民族的要素を取り入れながら、両楽器の魅力を生き生きと引き出しています。 ピアノを担当するハンスヤコブ・シュテムラーは、フランクフルト・アム・マイン音楽・舞台芸術大学の教授で、ソロ、室内楽、現代音楽の分野で幅広く活動しています。ヴァイオリンのミュリエル・カントレッギは、1995年から2008年までミュンヘン室内管弦楽団のコンサートマスターを務め、現代音楽にも精力的に取り組む実力派です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:555564

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    発売日:2025年06月27日

    CD価格:2,100円(税込)

    スカルラッティからケクラン、ドビュッシー、カバレフスキーまで幅広いレパートリーを持つドイツのピアニスト、ミヒャエル・コルスティック。とりわけベートーヴェン作品の演奏では「ドクター・ベートーヴェン」の異名をとるほどで、1997年から2008年にかけて録音された「32のソナタ」をはじめ「ディアベリ変奏曲」や2014年のイルンベルガーとの「ヴァイオリン・ソナタ全集」、2020年から2021年にかけて録音された「ピアノ協奏曲全集」はどれも高く評価されています。 このアルバムはピアノ協奏曲全集の録音に前後して収録されたもの。ベートーヴェンに集中的に取り組むことで一層深められた理解と愛情のこもった1枚です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:555612

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    グリム(1827-1903)
    交響曲 ニ短調
    組曲 第2番 詳細ページ
    [ゴロ・ベルク、ミュンスター交響楽団]

    発売日:2025年06月27日

    CD価格:2,775円(税込)

    ユリウス・オットー・グリムは、ペルナウ(現エストニア、当時はドイツ領)に生まれ、ライプツィヒ音楽院で本格的に音楽を学びました。ブラームスと深い友情を築いた彼は、特に合唱や管弦楽の指揮で名を馳せ、音楽協会の理事に就任したミュンスターでは著名な音楽家たちを迎えてコンサートを開催するなどこの街の音楽界に多大な貢献を果たしました。作曲家としての活動期間は比較的短かったものの、ピアノ曲や室内楽、合唱作品、交響曲などを書き上げています。 交響曲は音楽院在学中の作品で、ブラームスの影響を感じさせます。グリム自身が指揮して演奏した際は第2楽章の葬送行進曲と第3楽章スケルツォが好評を得ました。演奏時間42分ほどの大作です。 「カノンの形式による第2組曲」はブラームスに献呈された作品。4楽章からなり、バロック風のパッセージやJ.S.バッハ作品を想起させる旋律が用いられた古風な佇まいが特徴です。グリム所縁の地のオーケストラによる共感溢れる演奏です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:555616

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    ヘンデル(1685-1759)
    イタリア語カンタータとアリア集 詳細ページ
    [アマンダ・フォーサイス、オペラ・プリマ]

    発売日:2025年06月27日

    CD価格:2,775円(税込)

    アメリカ、ニューヨーク出身の実力派ソプラノ、アマンダ・フォーサイスと、イタリアの気鋭のヴィオラ・ダ・ガンバ奏者クリスティアーノ・コンタディン率いるオペラ・プリマによる、ヘンデルの若き日のイタリア語カンタータ2編を中心とするアルバムです。 1707年に作曲された「捨てられたアルミーダ」は、トルクァート・タッソの「解放されたエルサレム」に題を取ったソプラノ独唱カンタータ。1708年に作曲された「死に瀕するアグリッピーナ」は、暴君ネロの母アグリッピーナを題材とするソプラノ独唱カンタータ。両作品とも、悲劇に見舞われる女性の激情を苛烈なまでに描き出した若きヘンデルの傑作です。恋人に去られたアルミーダ、息子に命を狙われるアグリッピーナという登場人物の揺れる心情を、さまざまな技法を用いて表現する圧倒的な才能を聴くことができます。 この2編の間に、長調によるシンフォニアとトリオ・ソナタが挟み込まれ、アルバムとしてのバランスが取られています。アルバムの最後には、カンタータと同時期に作曲された、ヘンデル最初のオラトリオ「時と悟りの勝利」(1707年)から抜粋されたレチタティーヴォとアリアも収録されています。 長年、バロック・オペラを中心に活躍し続けるフォーサイスの美声と表現力は、これらの作品に最適。才気煥発な若きヘンデルの意欲溢れる音楽を、見事な歌唱で描き出しています。バロック・ヴァイオリン界きってのヴィルトゥオーゾ、フェデリコ・グリエルモや、名通奏低音奏者ロベルト・ロレッジャンら、百戦錬磨のイタリアの名手が集うオペラ・プリマも、フォーサイスの歌をしっかりと支え、劇的な音楽をさらに盛り上げています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:555639

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    シュテルケル(1750-1817)
    交響曲集 & ピアノ協奏曲 第4番 詳細ページ
    [ナターシャ・ヴェリコヴィチ、ヨハネス・メーズス、南西ドイツ・プフォルツハイム室内管弦楽団]

    発売日:2025年06月27日

    CD価格:2,775円(税込)

    ハイドンやモーツァルトと同時代を生きた作曲家、鍵盤奏者で、司祭でもあったヨハン・フランツ・クサヴァー・シュテルケルは、1750年にヴュルツブルクで生まれ、マインツ大司教の下で宮廷鍵盤奏者として活躍し、ナポリの宮廷でも寵愛を受けました。様々なジャンルに多くの作品を残したシュテルケルについては当時の記録が多数あり、1777年から1790年のパリの公開演奏会「コンセール・スピリチュエル」での記録では、交響曲の演奏回数において、当時絶大な人気を誇ったハイドンを上回るほどでありながら、つい最近まで忘れられた存在でした。21世紀に入って徐々に楽譜も整備されると共に作品の再評価が進み、演奏・録音の数も増えてきています。この録音は、室内楽作品集に続くcpoレーベルでの2つ目のシュテルケル作品集です。 作品11は1774年に作曲され、1782年に出版された4曲から成る交響曲集。ここでは、「マンハイム・ロケット」(マンハイムの花火)と呼ばれるクレッシェンドしながら上昇する音型が特徴的な激しい冒頭主題で始まるハ長調の第2番と、シンコペーションや音の跳躍が印象的な変ホ長調の第3番の2曲が収録されています。 作品26は、1786年に出版された3曲のピアノ協奏曲から成る曲集。ここに収録されたハ長調の協奏曲は、非常に美しく叙情的な第2楽章が印象深い名作。この録音では、演奏者のヴェリコヴィチが3つの楽章にそれぞれの主題を用いた技巧的なカデンツァを作曲し、演奏に臨んでいます。 (曲目・内容欄に続く)

    収録作曲家:

  • 商品番号:555678

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    リュリ(1632-1687)
    平和の牧歌
    シャルパンティエ(1643-1704)
    リュエイユの祭典 詳細ページ
    [ダニエレ・ロイター=ハラー、アーロン・シーハン他、ボストン古楽音楽祭声楽&室内アンサンブル]

    発売日:2025年06月27日

    CD価格:2,775円(税込)

    リュリとシャルパンティエというフランス・バロック音楽を代表するライバル作曲家が、それぞれ「レーゲンスブルクの和約」を契機として作曲した音楽劇を組み合わせた好企画盤。2022年にボストン音楽祭で上演された演目が2024年ブレーメンでも上演され、録音に至りました。 リュリの「平和の牧歌」は、フランスとスペインの間で行われた再統合戦争が1685年8月15日に結ばれたレーゲンスブルク和約によって終結したことを祝って、セニュレー侯爵が行った祝典で上演されたディヴェルティスマン。ジャン・ラシーヌ書き下ろしの台本により、戦争を勝利で終結させて平和をもたらした王を称賛する内容の音楽劇です。莫大な経費がかけられたこの祝典は盛大なものとなり、ルイ14世も称賛したと伝えられます。 シャルパンティエの「リュエイユの祭典」は、上記のセニュレーの祝典に対抗するために、ライバルだったリシュリュー侯爵(ルイ13世の宰相を務めた有名なリシュリューの曾甥)が計画した祝典用に依頼された音楽劇。リシュリューは音楽劇とともに王の騎馬像の除幕式の祭典の開催を企画しました。その綿密な計画が記録にも残っており、セニュレーの祝典をもしのぐ規模になるはずだった祝典は、様々な理由から頓挫し、実現には至りませんでした。 (曲目・内容欄に続く)

    収録作曲家:

  • 商品番号:555681

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    カルク=エーレルト(1877-1933)
    オルガン、ハルモニウム、ピアノのための作品集
    [18枚組 BOX] 詳細ページ
    [ヴォルフガング・シュトックマイアー、ヨハネス・マティアス・ミヒェル、エルンスト・ブライデンバッハ 他]

    発売日:2025年06月27日

    CD 18枚組価格:14,400円(税込、送料無料)

    ジークフリート・カルク=エーレルトはドイツの作曲家で、ライプツィヒ音楽院にてザロモン・ヤーダスゾーンとカール・ライネッケに師事。後に教育者としても活躍し、レズニチェクらに作品を認められたことを契機に、本格的な作曲活動を開始しました。初期の作品には、師ヤーダスゾーンの影響が色濃く、メンデルスゾーン風のサロン的な作風が顕著に見られますが、次第に複雑で官能的な和声語法を志向し、晩年には無調にも傾倒しました。近年ではフルート作品に注目が集まっていますが、彼のオルガン作品はメシアンにも影響を与えたとされ、また愛奏していたハルモニウムのための教則本でも知られています。 このBOXには、1986年から2004年までにcpoレーベルに録音された、カルク=エーレルトの様々な時期の作品が収録されています。オルガン作品の代表作である《66のコラール即興曲》からの抜粋やオルガン交響曲、さらにはワーグナーの序曲をハルモニウムで演奏したアルバム、ハルモニウムのためのオリジナル作品、その一部をアコーディオンで演奏した版など、多彩な内容が含まれています。また、工夫を凝らしたピアノ作品も多数収録されており、彼の多面的な創作世界を存分に堪能することができます。

    収録作曲家:

  • 商品番号:555704

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    発売日:2025年06月27日

    CD価格:2,775円(税込)

    エルサ・バルレーヌは20世紀フランスの女性作曲家。音楽一家に生まれ、9歳でパリ音楽院に入学し、和声・対位法・ピアノ伴奏で一等賞を獲得。1927年にポール・デュカスに師事し、1929年、ジャンヌ・ダルクを題材にしたカンタータ《La Vierge guerrière》でローマ賞を受賞しました。1930年代以降は文学・政治・精神性を作風に反映し、交響曲第2番「Voïna 戦争」などを発表。演奏活動の傍ら、フランス国立管弦楽団やラジオ・フランスで要職を務めました。ユダヤ系であった彼女は第二次世界大戦中、命の危険にさらされながらレジスタンス運動に参加。戦後はパリ音楽院で教鞭をとり、映画音楽にも携わりました。 アルバムに収録された交響曲第1番は、彼女がローマ留学中にパリのアカデミーに提出した作品で、随所にデュカスやドビュッシーの影響が見られる新古典派様式で書かれており、調性は拡張され、不協和音の使用が特徴的です。交響曲第2番は、戦争の脅威に対する不安を反映した3楽章構成で、木管楽器が重要な役割を果たします。第2楽章の葬送行進曲は、弦楽の弱音や軍用タンバリンなどにより、恐怖と悲哀を描いています。 詩人アンドレ・スピールの詩に基づく「ポグロム」のための交響的イラストレーションはナチズムと反ユダヤ主義の台頭に対するバルレーヌの恐怖を表現した作品で、若者の闘志と年長者の諦念という対照的な視点が描かれています。「ティツィアーノの埋葬のための葬送音楽」は、彼女の晩年に作曲された唯一の作品で、怒りの日の旋律も想起させるピアノとオーケストラのための厳かな音楽です。数多くの国際コンクールに入賞、ロサンゼルス・フィルハーモニックの「ドゥダメル・フェロー」にも選ばれた女性指揮者エレーナ・シュヴァルツが指揮するケルンWDR交響楽団の演奏で。

    収録作曲家:

  • 商品番号:8.224767

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    ロシング=スコウ(1954-)
    Signs in the Air
    アコーディオンとアンサンブルのための音楽集 詳細ページ
    [ビャーケ・モーエンセン、トーケ・モルドロップ、ジャン・トレル、デンマーク・チェンバー・プレイヤーズ]

    発売日:2025年06月27日

    CD価格:2,475円(税込)

    コペンハーゲン大学とデンマーク王立音楽アカデミーで音楽を学び、作曲をイブ・ノアホルムに師事したニルス・ロシング=スコウの作品集。 躍動感あふれる「Dance and Signs in the Air」や、内省的で静謐な「Respiro ergo sum」を含む彼自身の作品に加え、ドビュッシーの「6つの古代の墓碑銘」をアンサンブル版に編曲したものを収録。洗練された音色が魅力です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:8.559952

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    プライス(1887-1953)
    ヴァイオリン協奏曲 第1番・第2番
    ピアノ協奏曲
    茂みの中の踊り 詳細ページ
    [ファニー・クラマジラン、ハン・チェン、ジョン・ジーター、マルメ歌劇場管弦楽団]

    発売日:2025年06月27日

    CD価格:1,900円(税込)

    「黒人女性初の交響曲作曲家」と呼ばれるフローレンス・プライス。近年はその作品がBBCプロムスで演奏されたり、グラミー賞を受賞したりして大いに注目されています。 その協奏的作品をすべて収めたアルバムが登場。ヴァイオリン協奏曲第1番は、演奏された記録はなく、誰のために書かれたかも明らかではありません。チャイコフスキーの協奏曲を思わせるスケールの大きな作品で、長大な第1楽章では独奏ヴァイオリンが新たな旋律を次々と提示していゆきます。第2楽章はカンタービレの旋律とブルースの要素が特徴。第3楽章は複雑なリズムによるパッセージで構成されています。 ヴァイオリン協奏曲第2番は、友人ミニー・ジャンバーグのために書かれた単一楽章の作品で、彼女の作品としては黒人音楽的要素は控えめです。プライスの死後、1953年に初演され、その後しばらく忘れられていましたが、2009年に草稿が発見され、再び演奏可能となりました。 「ピアノ協奏曲」はプライスの作品の中でも特に人気が高いもの。シュナーベルとシカゴ響によるベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番を聴いた体験から大きな影響を受けたとされています。明確な3部構成で、とりわけ中間部でのソロ・オーボエとピアノの美しいデュエットが印象的です。 「茂みの中の踊り」は、アフリカ系アメリカ人の伝統舞踊やリズムを取り入れた色彩豊かなピアノ組曲。ここではウィリアム・グラント・スティルの管弦楽編曲版が演奏されています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:8.573703

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    ペトラッシ(1904-2003)
    管弦楽のための協奏曲 第4番-第6番 詳細ページ
    [フランチェスコ・ラ・ヴェッキア、ローマ交響楽団]

    発売日:2025年06月27日

    CD価格:1,900円(税込)

    ゴッフレード・ペトラッシはイタリアの作曲家、教育者、指揮者で、ローマのサルヴァトーレ教会で聖歌隊員を務めた後、サンタ・チェチーリア音楽院で学び、教師としても活動、1937年から1940年にかけては、ヴェネツィアのフェニーチェ劇場の監督を務め、現代音楽のフェスティバルを主宰しました。彼は管弦楽のための協奏曲を全8曲作曲しています。 第4番は弦楽器のみで演奏される曲。緻密なポリフォニーが際立つ第1楽章など聴きどころの多い作品です。1956年4月28日にフェルナンド・プレヴィターリが指揮するRAI国立交響楽団によって初演されました。 第5番は、ボストン交響楽団の創立75周年記念の委嘱作。1951年に亡くなった指揮者セルゲイ・クーセヴィツキーへの追悼も込められています。 第6番は、BBCの「サード・プログラム」の開始記念の委嘱作で、副題「協奏的創意」が示す通り、全体にわたってソロ・パートの活躍の場が多くあります。

    収録作曲家:

  • 商品番号:8.574667

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    発売日:2025年06月27日

    CD価格:1,900円(税込)

    コンスタンティン・シェルバコフが弾く、
    リストの華やかなオペラ・トランスクリプション集
    リストは1830〜40年代、当時のオペラ人気に着目し、裕福な中流階級が自宅でその魅力を楽しめるように多くの編曲やパラフレーズを発表しました。これによりモーツァルトやドニゼッティの作品を広めるとともに、自身の超絶技巧と作曲家としての才能を示しました。物語性より音楽的表現を重視したこれらの作品は、生涯を通じて彼の重要な収入源でもあったようです。 ドニゼッティのオペラによる《ルクレツィア・ボルジアの追想》は、1840年に初版が出版され、1848年にリスト自身によって大幅な改訂が施された作品。さらに1880年頃、ジュゼッペ・ブオナミーチがリストの許可を得て構成を簡略化し、冗長さを排した完成度の高いバージョンを作成しました(本録音はその版によるものです)。 モーツァルトの《フィガロの結婚》の主題による幻想曲は、もともと《フィガロ》と《ドン・ジョヴァンニ》両方の主題を用いた幻想曲として構想されましたが、未完に終わり、自筆譜も不完全のまま残されました。リストを敬愛したフェルッチョ・ブゾーニは、その《フィガロ》部分のみを編曲し、《ドン・ジョヴァンニ》の要素を省略した形で1912年に出版しました。 《ルチアとパリジーナの2つのモティーフによるワルツ・カプリース》は、ドニゼッティの2つのオペラからの主題を1曲にまとめた作品です。1842年の初版では、それぞれの主題が異なる調で提示され、後に同じイ長調となり二重唱のように組み合わされ、エネルギッシュなコーダにはリスト自身の主題も加えられており、華やかに締めくくられます。後年の改訂版(8.570137に収録)では若干短縮されましたが、ここでは初版が演奏されています。 《ドン・ジョヴァンニの回想》は、1841年に作曲された非常に技巧的でドラマティックな作品。モーツァルトのオペラから墓地の場面、「お手をどうぞ」の二重唱とその変奏、華やかな「酒の歌」といった複数の場面が巧みに引用され、オペラのストーリーにリストならではのヴィルトゥオジティが融合しています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:8.574668

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    発売日:2025年06月27日

    CD価格:1,900円(税込)

    かつてロッシーニやスッペに並ぶ人気を誇ったオーベールの音楽は、活気と優雅さ、舞踏的なリズムにあふれています。この序曲集第8集は前作と同じくダリオ・サルヴィが指揮するヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団の演奏です。 1823年の《スペインのヴァンドーム》は、スペイン・トレドを舞台にした祝典的な抒情劇で、オーベールとエロールが音楽を分担。ファンダンゴやボレロなどスペイン風のリズムが全編にちりばめられ、オーベールは後にこの作品の序曲を《フラ・ディアボロ》に再利用しました。 《許婚》はナポレオン戦争後のウィーンを舞台にしたオペラ・コミックで、自由や結婚による地位の向上といったテーマを描いています。序曲にはオーストリアの軍歌風の旋律も登場し、パリで成功を収めました。 《王冠のダイヤモンド》は、王妃カタリナが宝石を使って国家を救おうとする物語。序曲は勇ましいギャロップやファンファーレで彩られ、バロック風の「サラバンド」では登場人物の葛藤が表現されています。 《放蕩息子》は聖書の寓話をもとにしたグランド・オペラ。序曲では主人公の旅立ちと悔い改めが描かれ、第2幕の「バレエ音楽」は聖なる雄牛アピスの祭で披露される5つの舞曲。後にアシュトンによって『レ・ランデヴー』として独立したバレエ作品に再構成され、1933年に初演されました。 「シリアに旅立ちながら」はオルタンス・ド・ボアルネが作曲し、フランス第二帝政時代に非公式ながら国歌に準じる扱いを受けていた歌。オーベールによって、金管楽器と打楽器を拡張したフル・オーケストラ用に編曲されています。

  • 商品番号:BIDD85062

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    発売日:2025年06月27日

    CD価格:2,175円(税込)

    20世紀の最初の四半期に華々しく活躍し、ヴォーン・ウィリアムズの名曲「揚げひばり」誕生に貢献したマリー・ホール(1884-1956)を聴く1枚。9歳の時に、優れた演奏家で作曲家でもあったエミール・ソーレを感嘆させたというホールですが、家庭に経済的余裕が無く進学を断念。個人教授のレッスン料を稼ぐため、路上などありとあらゆる場所で演奏したと後に述懐しています。 エルガーや、「G線上のアリア」で知られるウィルヘルミらの指導を受けた彼女は、17歳でヤン・クーベリックを感心させて推薦を得、プラハ音楽院で名教師として知られたオタカール・シェフチークに師事、翌年のデビュー・リサイタルではカーテンコールが25回にも及んだと伝えられます。その翌年にはロンドンでヘンリー・ウッド指揮クイーンズ・ホール管弦楽団とパガニーニのヴァイオリン協奏曲第1番、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲、ヴィエニャフスキのファウスト幻想曲を披露してセンセーショナルな成功を収めました。 1908年6月に演奏会で居合わせたヴォーン・ウィリアムズの目に留まり、後に彼は「揚げひばり」を作曲して彼女に献呈。ピアノ伴奏版もオーケストラ版もホールのソロで初演されました。1912年12月にはエルガーのヴァイオリン協奏曲を作曲者の指揮で演奏して大きな評判となり、ここに収められた録音に結実します。ただしSPレコードの収録時間の制約から「短縮版」による演奏で、第1楽章と第2楽章が各4分、第3楽章が7分半に切り詰められています。 ここに復刻されたのは1904年から24年にかけての演奏。さすがに音質面での制約はありますが、リースやパガニーニの無窮動や常動曲に聴く軽快に弾むような弓捌きは聴いていて楽しく、サン=サーンスの「白鳥」冒頭のポルタメント、ラフのカヴァティーナにおけるヴィブラートの使い方などに当時のスタイルを聴くことが出来ます。ドヴォルザークのユモレスクはゆるやかなテンポでメランコリックに奏でられて印象的。バッハ、ヘンデル、ルクレールの作品はバロック音楽の演奏史における貴重なドキュメントでもあります。

  • 商品番号:COL20471

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    ルチアーノ・ケッサ:
    Lands End 詳細ページ
    [クラウディオ・サンナ]

    発売日:2025年06月27日

    CD価格:2,175円(税込)

    ルチアーノ・ケッサはメディアアート、音楽、歴史など複数の分野で活躍するマルチ・アーティスト。 このアルバムはタイトルの「Lands End=地の果て」をピアノの音色で表現することを試みたもので、大地と海が出会い、自然、歴史、幻想が交錯しながら、既存の秩序が崩れていくイメージをクラウディオ・サンナが力強い演奏で表現しています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:GP916

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    発売日:2025年06月27日

    CD価格:2,175円(税込)

    20世紀メキシコを代表する作曲家マヌエル・ポンセは、後期ロマン派風の作曲様式と新古典主義の中間に位置する独自のスタイルを築きました。日本では、ハイフェッツ編曲による歌曲《エストレリータ(小さな星)》やギター作品がよく知られ、「ギター曲の作曲家」としての印象が強いかもしれませんが、実際には優れたピアニストであり、少なからぬ数のピアノ曲を書いています。 その作品の多くはメキシコの民謡や伝統舞踊からインスピレーションを得ており、《メキシコ狂詩曲 第1番・第2番》には民族舞踏のハラベ・タパティオや民謡のラス・マニャニータスが素材として使われています。アルバムの後半に収録された「ロマンティックな小品集」は、一転して19世紀ヨーロッパのサロン音楽の影響が色濃く感じられるもの。すべての作品が女性に献呈されており、多くは三部形式で書かれ、優雅な曲想が魅力です。 アルバロ・センドージャは、1960年、スペインのサン・セバスティアン生まれ。地元でピアノを学んだ後、ブエノスアイレスでブルーノ・レオナルド・ゲルバーに、さらにロンドンでペーター・フォイヒトヴァンガーに師事しました。ポンセのピアノ作品全集(全8枚)の録音が進行中です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:GRAM99331

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    発売日:2025年06月27日

    CD価格:2,550円(税込)

    ナポリ出身のピアニスト、ロレンツォ・ポネはザルツブルク在住で、現代を代表する若手ピアニストの一人と目されています。彼はパウル・バドゥラ=スコダの最後の弟子の一人で、およそ10年にわたり薫陶を受けました。 このデビュー・アルバムに収録したのは最晩年の師と共に取り組んだ想い出の曲で、郷里のナポリで行ったバドゥラ=スコダを讃えるコンサートでも披露したものです。

  • 商品番号:GRAM99339

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    〈ブルックナーの手紙と音楽 第3集〉
    ブルックナーとバイロイト
    詳細ページ
    [ヴォルフガンク・ベック(朗読)、トーマス・ティーメ(朗読)、エリザベート・ヴィンマー(ソプラノ) 、ダニエル・リントン=フランス(ピアノ)]

    発売日:2025年06月27日

    CD価格:2,550円(税込)

    「ブルックナーの手紙と音楽」のシリーズ第3集では、ブルックナーの手紙と日記、彼あての手紙を引用して、ワーグナーへの崇敬や「バイロイト詣で」に焦点が当てられています。収録されている音楽はワーグナーの知られざる歌曲やピアノ曲。歌劇作曲家のワーグナーとは別の一面を知ることができるでしょう。 朗読はドイツの名俳優ヴォルフガンク・ベックとトーマス・ディーメが担当。ベックの味のある語りはブルックナーの語り口を連想させます。

    収録作曲家:

  • 商品番号:IBALP003

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    発売日:2025年06月27日

    LP 2枚組価格:5,925円(税込、送料無料)

    1941年生まれのトルコのピアニスト、イディル・ビレットは16歳でデビューし、半世紀以上にわたりその卓越した技巧と音楽性で聴衆を魅了してきました。 このLPには彼女が4歳から愛着を抱いていたお気に入りのバッハ作品の他、彼女の師でもあったヴィルヘルム・ケンプの編曲による3作品、ビレットがケンプのために演奏したこともあるリスト編曲の「幻想曲とフーガ」など思い出深い作品が収録されています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:IBALP005

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    発売日:2025年06月27日

    LP価格:4,050円(税込、送料無料)

    イディル・ビレット(1941年生まれ)は8歳でパリ音楽院に入学し、ナディア・ブーランジェをはじめとする著名な教師に師事し研鑽を積みました。1953年にはヨーゼフ・カイルベルト指揮のもとシャンゼリゼ劇場で演奏し、ヴィルヘルム・ケンプとも共演、1955年にはアルトゥール・ルービンシュタインにもその卓越した才能が評価されました。 この時期のビレットのレパートリーは、バッハを代表とするバロック音楽からシューマンやブラームスなどのロマン派作曲家まで多岐にわたっており、当盤では彼女の神童としての才能を感じさせる演奏を聴くことができます。

  • 商品番号:MEX-77111

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    リスター(1951-)
    合唱作品集 詳細ページ
    [マーク・ドワイヤー、ボストン・アドヴェント教会合唱団、マ・チェンチェン]

    発売日:2025年06月27日

    CD価格:2,475円(税込)

    ロドニー・リスターはピーター・マクスウェル・デイヴィスに作曲を師事し、ピアニスト・作曲家として活動しています。収録曲の多くは彼が愛好するアメリカのモダニズム詩人ウォレス・スティーヴンズの詩をテキストとしており、全音音階や旋法を用いた初期作品から、込み入ったハーモニーによる後期作品への変遷を辿ることが出来ます。

    収録作曲家:

  • 商品番号:MEX-77130

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    発売日:2025年06月27日

    CD価格:2,475円(税込)

    ナジ・ハキムはフランス系レバノン人の作曲家。その音楽は西洋クラシックと中東音楽の要素を融合したもので、グレゴリオ聖歌や民謡、フランス近代音楽の影響が随所に見られます。 ルマレの演奏は、時には抒情的に、また時には打楽器的な荒々しい音で、ハキムの複雑かつ多彩な情感を秘めた音楽を見事に表現しています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:YR-89196

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    発売日:2025年06月27日

    LP価格:5,325円(税込、送料無料)

    欧米のオーディオ・ファイルに人気のYarlung Recordsから注目のLPが登場。オライオン・ワイスが2007年に録音した音源をアメリカの著名なマスタリング・エンジニア、バーニー・グランドマンがカッティング。このラッカー盤をミュンヘンのハイエンド・オーディオ・ショーでデモンストレーションしたところ会場で大反響を呼び、市販が決定したものです。 音源自体はCD(YR-78873)と同じですが、45回転盤におさめるためエリオット・カーターとスクリャービンのソナタは省かれています。元の音源はメタル真空管VF-14を装着したオリジナル仕様のノイマンU-47を2本だけ使い、ミキシング等無しで24bitの2chデジタル・レコーダーにダイレクトに録音したもの。 ピアノ録音の理想を求めたマイク・セッティング、自社製の銀線ケーブルやマイク・アンプなどの周辺機器、更に1948年創業のドイツの老舗Pallas社でのプレスまで、入り口から出口までこだわり抜いたハイファイ仕様となっています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ALPHA827

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    発売日:2025年06月20日

    CD 2枚組価格:4,650円(税込、送料無料)

    ヘッカーとヘルムヒェンによるロシアのチェロ・ソナタこれまで、ALPHAからリリースされた5種のCDで共演しているマリー=エリザベート・ヘッカーとマルティン・ヘルムヒェン。公私ともにパートナーである2人が約10年ぶりとなるデュオでのアルバム制作にあたり、テーマに掲げているのは東欧ですが、実質的にはロシア(ソヴィエト連邦)のチェロ作品を集めたといって差し支えない内容となっています。 粛清の嵐吹き荒れる中で作曲され若々しい憧憬の中にも緊張と苦いトーンを帯びたショスタコーヴィチに始まり、当局からの抑圧を受けながら自らの「多様式主義」をより均質なものにするために再構築したというシュニトケ、バレエ・リュスのための『プルチネルラ』をピアティゴルスキーと共に再構築したストラヴィンスキー、ワルシャワに生まれてモスクワで活動していた時期に書かれショスタコーヴィチや民謡、クレズマーなどの影響を受けたヴァインベルク、西欧からロシアへ帰還した後の晩年にロストロポーヴィチのために書かれたプロコフィエフ、交響曲第1番の初演失敗から立ち直りきらない時期にピアノ協奏曲第2番とほぼ同時に書かれ、ピアノにも大きな比重をかけているラフマニノフ、といった名作を並べています。 濃厚なロマンティシズムから極度の緊張、そして伸びやかな軽やかさまで様々な顔を持つこれらの作品を、ヘッカーとヘルムヒェンはぴったりと合った呼吸で聴かせています。

  • 商品番号:ARIADNE5039

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    アーサー・ブリス自作自演集
    没後50年記念ライヴ録音集 詳細ページ
    [アーサー・ブリス、ジョン・オグドン、シリル・スミス 他]

    発売日:2025年06月20日

    CD 2枚組価格:3,675円(税込、送料無料)

    20世紀イギリスの作曲家アーサー・ブリスの没後50周年を記念して、自作を指揮したライヴ録音が登場。レーベルによればすべて初出とのことで、ファンは大注目です。 「色彩交響曲」はブリスの代表作。「ピアノ協奏曲」はイザイ・コンクール(現エリザベート・コンクール)ピアノ部門の審査員をした際に触れた若者たちの演奏に刺激を受けて着想したもので、ニューヨーク万博(1939)のための委嘱作品として書かれました。行進曲「フェニックス(不死鳥)」は第2次大戦下で苦しむフランスに捧げられた作品。 「朝の英雄たち」はブリス自身の第1次大戦での従軍体験や、戦士した兄をはじめとする戦没者を追悼して書かれた壮大なオラトリオです。「2台ピアノのための協奏曲」は、左手が麻痺して一度はプロとしてのキャリアを断念したピアニストのために2台3手用にアレンジしたバージョン。「メレ幻想曲」は、若くして亡くなった友人のデザイナーを偲んで作曲されたもので、劇場の華やぎと喪失感とが織り込まれています。バレエ・リュスの影響を受けたスタイルで、ブリスの一連のバレエ音楽創作の先駆けと位置付けられています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CCS49325

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    〈6月20日発売予定〉予約受付中

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    発売日:2025年06月20日

    CD価格:2,775円(税込)

    貴婦人の余芸をはるかに超えた充実度!見過ごしがたいロココ期ドイツ宮廷音楽プロイセン皇太子フリードリヒ(のちのフリードリヒ大王)の姉で、1731年に南ドイツのバイロイト辺境伯の妃として迎えられたヴィルヘルミーネ・フォン・プロイセン。生涯を通じ書簡を交わしあった弟と同じく音楽に情熱を傾け、自身チェンバロとリュートを巧みに演奏したばかりか作曲でも本職顔負けの成果をみせた彼女の作として知られる曲の数々が、スウェーデンとデンマークの古楽器奏者たちの集うカメラータ・オーレスンの充実解釈で味わえます。 古楽器演奏が今ほど盛んでなかった20世紀から折に触れ注目され、現代楽器での録音もある辺境伯妃ヴィルヘルミーネの作品は近年なお研究が進み、一部はベルリンやバイロイトで彼女に仕えた専業作曲家の作であったことも明らかになっており、本盤収録作の幾つかもその例にもれませんが、そうした同時代の専門家たちの作と並べても全く遜色ない作曲手腕に驚かされます。 弟フリードリヒに仕えたC.P.E.バッハやグラウン兄弟の多感主義にも通じる短調の魅力とロココ的典雅が交錯する中、各楽器のソロも鮮やかで効果的。リート歌手としても活躍するヨゼフィーネ・アンデション含め、演奏陣が総じて曲の隅々まで深く読み解き、メリハリある演奏解釈に結実させている点も頼もしいところです。 巻末にはヴィルヘルミーネがベルリン時代に共演したロカテッリの初期協奏曲も収録。

  • 商品番号:CDS-8060

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    〈6月20日発売予定〉予約受付中

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    サリエリ(1750-1825)
    〈チェンバロ、ピアノのための作品全集〉
    協奏曲、ソナタ 詳細ページ
    [フィリッポ・パンティエーリ、アンサンブル・セツィオーネ・アウレア]

    発売日:2025年06月20日

    CD価格:2,175円(税込)

    アントニオ・サリエリは当時の音楽先進国イタリアに生まれて当地で教育を受け、神聖ローマ帝国の宮廷楽長として高い評価を得ると共にウィーン音壇の隆盛に貢献しました。その没後200年に彼の鍵盤楽曲をまとめて紹介する貴重な1枚が登場。主要な業績はイタリア語によるオペラだったこともあり、現代に伝わる鍵盤楽器のための楽曲は極めて少なく、チェンバロとピアノのための作品はこのCD1枚に収まるのがすべて。2曲の協奏曲にはチッコリーニやシュタイアーなどの録音がありましたが、レーベルによれば2つの独奏曲はこれが初録音となります。協奏曲の楽譜はウィーンのオーストリア国立図書館に保存されていますが、誰のために書かれたのかなどの詳細は不明。ここで独奏はピアノで演奏されています。 変ロ長調協奏曲は写本のみが現存し、2本のオーボエ、ホルン、弦楽器からなる編成で、演奏時間は約25分と当時としては比較的長めの作品です。ソナタ形式による第1楽章にはオリジナルのカデンツァも含まれています。J.C.バッハ作品を思わせる装飾的で繊細な第2楽章が続き、終楽章は変奏付きのテンポ・ディ・メヌエットで、軽快なトルコ風の最終変奏は、モーツァルトの「トルコ行進曲」K. 331を想起させます。ハ長調協奏曲は自筆譜が現存し、劇的なアレグロ・マエストーソの第1楽章、シチリア風のリズムを持つ抒情的な第2楽章、ロンド形式による優雅な第3楽章から成る、よりコンパクトな構成です。両作品は作曲時期が近いものの、形式や表現において顕著な違いがあり、サリエリの作曲家としての多様な側面を伝えています。 ハ長調のソナタは組曲的性格を持ち、おそらく弟子のために書かれたものと考えられます。また「行進曲ニ長調」は非常に短い作品で、ベルリンに所蔵されていた唯一の写本で伝えられています。 演奏は、ルカ・ジャルディーニとフィリッポ・パンティエーリにより設立されたアンサンブル・セツィオーネ・アウレア。17世紀から19世紀にかけてのイタリアの声楽および器楽レパートリーの復興を目的に、ヨーロッパ各地の精鋭たちが結集したアンサンブルで、歴史的背景に基づいた演奏解釈に定評があります。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CDS-8062

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    発売日:2025年06月20日

    CD価格:2,175円(税込)

    ナポリ出身でパリを拠点に活躍した作曲家フェルディナンド・カルッリの魅力に迫る『カルッリ再発見』。2022年に発売された第1集は、イタリアで年間最優秀ギター・アルバム賞(Chitarra d'Oro)を受賞するなど高く評価されました。 この第2集には世界初録音となる技巧的なグランド・ソナタから、ナポリ風の序曲など多彩な作品が収められ、最後は哀愁漂う練習曲で静かに締めくくられます。ファントーニは1820年製の楽器を用い、その豊かな音色でカルッリの音楽に新たな命を吹き込んでいます。

    収録作曲家:

  • 商品番号:DE3615

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    BELOVED ARIAS - オペラ・アリア集
    ドニゼッティ、ヴェルディ、プッチーニ、
    グノー、マスネ、チャイコフスキー
    詳細ページ
    [リパリット・アヴェティシャン、コンスタンティン・オルベリアン、カウナス市交響楽団]

    発売日:2025年06月20日

    CD価格:2,775円(税込)

    躍進中のテノール、リパリット・アヴェティシャン初のアリア集ヨーロッパを中心に既に様々な歌劇場で活躍、「この世代で最もエキサイティングなリリックテノールの一人」と称賛を受けているアルメニア出身のリパリット・アヴェティシャン。アルメニア国立歌劇場の主要アーティストでもある彼の初めてのソロ・アルバムは、これまでに各地の歌劇場で演じてきた役の有名アリアを集めたもの。輝かしく豊かな声と余裕を感じさせる幅広い表現力、その類稀な実力を余すところなく伝える素晴らしいアルバムとなっています。 最後にはアルメニアの吟遊詩人サヤト=ノヴァによる作品も収録し、彼の芸術的なルーツである故国へのオマージュとしています。

  • 商品番号:HSP012

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    2人でカンタータ
    ~ヨハン・ゼバスティアン・バッハ作品集~ 詳細ページ
    [OVNIバロック(エマニュエル・ドーヴァン、ヘザー・ニューハウス)]

    発売日:2025年06月20日

    CD価格:2,775円(税込)

    ヴァイオリン+オルガン足鍵盤+独唱だけで織りあげられるバッハ世界17世紀末のドイツ北方で活躍した作曲家ブルーンスの先例に倣い、バロック・ヴァイオリンを弾きながらオルガンの足鍵盤で通奏低音パートも演奏するフランスの俊才エマニュエル・ドーヴァン。先行盤(HSP007)ではビーバーとバッハがヴァイオリンと通奏低音のために書いたソナタ群に無伴奏作品を交え充実した解釈を聴かせましたが、今回のアルバムではフランス語圏を中心に古楽、オペラ、越境系ステージワークなど幅広く活躍する歌手ヘザー・ニューハウスが共演。自作をさまざまな編成向けに頻繁に編曲していたバッハの作品から楽章を厳選し、全てソプラノ+ヴァイオリン+オルガン足鍵盤の編成で演奏できる、ひと続きの長大な教会カンタータを模したプログラムを編作しました。 オルガン曲でコラール主題を辿るパートをニューハウスが歌い、ドーヴァンが対旋律パート(ヴァイオリン)と低音部(足鍵盤)で演奏したり、レチタティーヴォでは記譜音を足鍵盤で、和声をヴァイオリンの重音で添えるなど細部の工夫も注目に値しますが、オリジナル通り演奏される無伴奏作品も含め、各曲の展開をよく読み解いた演奏の充実度も見事なもの。ニューハウスの声もドーヴァンのヴァイオリンも高音域まで妥協ない美に貫かれ、バッハ作品の音の綾を辿る喜びを堪能させてくれます。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ICAC-5184

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    ショスタコーヴィチ(1906-1975)
    交響曲 第1番
    ニールセン(1865-1931)
    交響曲 第5番 詳細ページ
    [ヤッシャ・ホーレンシュタイン、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団]

    発売日:2025年06月20日

    CD価格:2,175円(税込)

    ホーレンシュタインによるショスタコーヴィチ1番、ニールセン5番ライヴ、
    新リマスターで登場
    BBCのアーカイヴから、ヤッシャ・ホーレンシュタイン(1898-1973)の英国ライヴが登場。 現ウクライナのキーウに生まれ少年時にウィーンへ移住、当地で音楽教育を受けた彼はベルリンでフルトヴェングラーのアシスタントを務めるなどをした後、1929年にデュセルドルフ歌劇場の音楽監督に就任しました。しかしナチスの台頭から逃れてアメリカに移住した後は生涯主要な音楽的ポストに就くことなく、戦後ヨーロッパに戻ってロンドン交響楽団ほか英国の各オーケストラとも深い絆を結びながらマーラーやブルックナーの演奏で高い評価を得ましたが、商業録音には恵まれませんでした。 ここに収録されたショスタコーヴィチの交響曲第1番も商業録音が残っていない曲の一つですが、作品への献身的な解釈に裏打ちされた活気がたいへん印象深い演奏を聴かせています。かつてDOREMIからエアチェック音源と思われるリリースなどがあった演奏ですが、今回オリジナルテープからの新リマスターが待望の登場です。 ホーレンシュタインが個人的に知己を得ていたニールセンの交響曲第5番はUnicornレーベルにスタジオ録音も残していますが、この演奏はその約2年後に行われた同じニュー・フィルハーモニア管弦楽団とのライヴで、IMPクラシックスのBBCシリーズでもリリースされていたもの。ニールセンの戦争交響曲ともいわれるこの作品の個性を強烈に引き出しており、第1楽章のスネアドラムの扱いなどもたいへん印象的。今回のCD化にあたってどちらの作品もポール・ベイリー(Re:Sound)により丁寧なリマスターが施されており、演奏が活き活きと立ったものになっていることは特筆ものです。 余白には英国の音楽学者でマーラー10番のクック版でも有名なデリック・クックを聞き手に、ホーレンシュタインがニールセンとの友情について語る、英語による6分弱のインタビューが収録されています。

  • 商品番号:LPDCD119

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    発売日:2025年06月20日

    CD国内盤価格:3,300円(税込、送料無料)

    アストル・ピアソラを専門に演奏するスペシャルバンド“El Cielo 2020”による珠玉の映画音楽コレクション。メンバーによってひそかに演奏されてきた映画音楽たちが、ファンの熱いリクエストに応え、ついにアルバムとして登場。オール・ピアソラ・プログラムのアンコールとして度々演奏されてきた『ゴッドファーザー』はもちろん、映画音楽の金字塔ともいえる『ニュー・シネマ・パラダイス』や『ひまわり』、はかない恋を奏でるピアノが印象的な『愛を奏でて』、世界のスタンダード『私のお気に入り』などなど、時代を超えて愛される名曲が凝縮されています。さらに“El Cielo 2020”の2ndアルバムにも収録されているピアソラ作曲の『アヴェ・マリア』は新アレンジで再収録。心にぐっと突き刺さる、映画音楽の真髄をたっぷり堪能できる一枚です。 El Cielo 2020はアストル・ピアソラの楽曲を演奏するために結成されたピアノ、ヴァイオリン、チェロ、コントラバスによる四重奏団。ピアソラの熱量をそのままに、スタイルを現代化させた新時代のバンドである。Triptyqueは同メンバーのヴァイオリン、ピアノ、チェロの3名により、ピアソラにこだわらず音楽を探究している。

  • 商品番号:OC1739

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    センティメンティ
    チェスティ、リスト、トスティ、レスピーギの歌曲 詳細ページ
    [カリーネ・ババジャニアン、アレッサンドロ・アモレッティ]

    発売日:2025年06月20日

    CD価格:2,475円(税込)

    アルメニア生まれのソプラノ、カリーネ・ババジャニアンが歌うイタリア語の歌曲とアリア集。 アルバム・タイトルの『センティメンティ(Sentimenti)』は「感情」を意味し、歌を通じて多彩な感情の探求が表現されています。冒頭を飾るのは、イタリア古典歌曲の定番となっているバロック・オペラ草創期の作品。その旋律は、レスピーギの「古い歌に寄せて」において引用され、時代を超える音楽的な橋渡しとなっています。 他に幸福と苦悩の内面の葛藤を描いたリストの「ペトラルカのソネット」、恋する気持ちを切実に訴えかけるトスティの「アマランタの4つの歌」、民謡風の旋律の中に様々な情景と感情を織り込んだレスピーギの「トスカーナのリスペット」が、ババジャニアンの繊細かつ情熱的な歌声によって鮮やかに描かれています。

  • 商品番号:RIC473

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    忠愛の追憶
    ~ジル・バンショワ聖俗作品集~ 詳細ページ
    [バティスト・ロマン、ル・ミロワール・ド・ミュジーク]

    発売日:2025年06月20日

    CD価格:2,775円(税込)

    15世紀ネーデルラント屈指の大家に迫る、中世音楽研究の最前線パリ、バーゼル、リヨンで学び、中世音楽研究と演奏実践の双方で第一線の活躍を続けるバティスト・ロマンを中心に、中世音楽演奏の専門家が集うル・ミロワール・ド・ミュジーク。RICERCARでアルバム制作を続けてきた彼らの最新盤は、諸芸術の牙城たるブルゴーニュ公の宮廷に仕えた15世紀の大家バンショワの作品集です。 同宮廷に貢献をなしたデュファイと並び称される影響力を誇ったバンショワですが、活動歴は今なお謎も多く全体像がつかみにくい作曲家。本盤では教会音楽と宮廷向け世俗作品をバランスよく選び、器楽曲として残る作品や声楽曲の器楽編曲など交えつつ、中世の宮廷恋愛歌に繋がる古風な内容が精緻なポリフォニーと相半ばするバンショワ作品の面白さを多角的に読み解いてゆきます。 同一楽想に基づく複数の作例をバランスよく収め、プログラム進行に統一感を持たせている点が頼もしいところ。歌手6人によるア・カペラ重唱の他、複数のヴィエル(中世フィドル)やバグパイプ、唸り音が特徴的なゴシックハープなど様々な中世楽器が織りなす古雅な響きが味わえ、中世末期~ルネサンス初期という様式不安定な時期の音楽ならではの面白さにも事欠きません。 最新研究を踏まえたライナーノート(英、仏、独語)も読みごたえ充分。主宰者ロマンがフランス語で執筆、本盤にも参加している中世弓奏楽器の名手エリザベス・ラムジーが英訳、同じく本番参加の撥弦奏者マルク・レヴォンが独訳を受け持っています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:SOMMCD0704

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    春の炎
    バックス(1883-1953)
    チェロとピアノのための作品全集 詳細ページ
    [アレクサンダー・ベイリー、ジョン・スウェイツ]

    発売日:2025年06月20日

    CD価格:2,250円(税込)

    20世紀の作曲家アーノルド・バックス。このアルバムのタイトルは彼の初期の交響曲「春の炎」から採られています。この曲はバックスの生前に演奏されることはありませんでしたが、第1楽章「夜明け前の森にて」の印象的な旋律が、チェロ・ソナタの第2楽章に転用されていることから、このタイトルが付けられました。1933年に作曲されたチェロ・ソナチネは、パブロ・カザルスに献呈された作品です。あまり耳にすることのない「民話」も収録。 演奏は、英国音楽の演奏に力を注ぐアレクサンダー・ベイリーと、彼の長年の音楽パートナーであるジョン・スウェイツが担当しています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:SOMMCD0705

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    クラリネット協奏曲集
    ヒダシュ、ミルトン、マスランカ、八木澤教司 詳細ページ
    [ピーター・シグレリス、ジェール・シンフォニック・バンド、ラースロー・マロシ、フェレンツ・サボー]

    発売日:2025年06月20日

    CD価格:2,250円(税込)

    イギリスのクラリネット奏者ピーター・シグレリスが演奏する、クラリネットとウインド・オーケストラのための4作品を収録。そのうち2曲が世界初録音です。 アルバムには、古典的な調性と明快な旋律を持つヒダシュの協奏曲、「演奏可能な限界に挑戦しつつ、クラリネットの音色の甘美さと抒情性を保ちたい」と語ったミルトンの技巧的な作品、「Lamentation 嘆き」と「Dance 舞曲」の2つの楽章で構成されたマスランカの協奏曲、そして日本でも人気を誇る八木澤教司が2010年に作曲した協奏曲が収録されています。 バックを務めるのは、クラリネット奏者・指揮者フェレンツ・サボーが創設したジェール・シンフォニック・バンド。切れのよい演奏が魅力です。

  • 商品番号:8.226929

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    発売日:2025年06月13日

    CD価格:2,400円(税込)

    エリック・サティの影響は現代の音楽に広がっており、ジョン・ケージもサティを「欠かせない存在」と称賛し、彼の作品に大きな影響を受けました。サティは作品にユニークな指示やタイトルをつけて、クラシック音楽の伝統に一石を投じるとともに、ミニマリズムの先駆けでもある「冷たい小品」なども遺しました。サティの作品は今でも多くの発見を与えてくれます。このアルバムにはあまり耳にすることのない小品が多く選ばれており、サティの再発見に繋がる1枚と言えるでしょう。 演奏はデンマーク生まれのクリスティーナ・ビェルケ。地元の音楽院で学んだ後、ジュリアード音楽院に留学、シーモア・リプキンに師事し、現在はデンマーク国立音楽アカデミーで後進の指導に当たっています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:8.574639

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    モーツァルト(1756-1791)
    〈ミサ曲全集 第6集〉
    K.49, 65, 220, 257 詳細ページ
    [クリストフ・ポッペン、ケルン室内管弦楽団、ケルン大聖堂合唱団&声楽アンサンブル]

    発売日:2025年06月13日

    CD価格:1,900円(税込)

    モーツァルトはザルツブルク宮廷に仕えていた若き日々に、多くのミサ曲を作曲しました。中でも12歳のときに書かれた優美なミサ・ブレヴィス K. 49や、1776年に完成した劇的なハ長調「クレド」K. 257は、宗教音楽に力を注いだこの時期の代表作です。 「クレド」ミサは、反復される「クレド」のモチーフを軸に、ドラマティックな構成と舞台音楽的手法を取り入れた独創的な作品で、ザルツブルク時代の代表的作品の一つとされています。ミサ・ブレヴィス K. 65は、1769年にザルツブルクの徹夜祈祷のために書かれたもので、厳粛さや敬虔さを表すとされるニ短調という調性が、宗教的儀式の荘厳な雰囲気を強調しています。一方、ミサ・ブレヴィス K. 220は、サンクトゥスに見られる鳥のさえずりのようなモチーフから「すずめのミサ」と呼ばれ、金管と打楽器が効果的に使われています。 全体を通して、明るさと喜び、そして終曲の合唱による深い平安が印象に残る作品です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:8.579142

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    ショール(1970-)
    〈作曲家のノート 第4集〉
    音楽の巡礼
    マンハッタンの四季 詳細ページ
    [アレクサンドル・チャウシャン、シン・ションス、ドゥミトゥル・ポチタリ、キーウ・ヴィルトゥオージ]

    発売日:2025年06月13日

    CD価格:1,900円(税込)

    NAXOSの人気シリーズ、現在ニューヨークを拠点に活動するウクライナ出身のアレクセイ・ショールの作品集。第4集はチェロとヴァイオリン協奏曲を中心に、多彩な小品を収録した1枚です。 チェロ協奏曲第1番「音楽の巡礼」は、過去の音楽様式への敬意と現代的な感性が融合した作品。第1楽章は新古典主義風に始まり、やがてロマン派の技巧的なスタイルへと展開。第2楽章では、チェロが主役としてオーケストラを力強く導き、緊張感を湛えた情感豊かな音楽が繰り広げられます。終楽章では独特なリズムによるタンゴが登場し、古典的な音楽に現代的な刺激が入り混じったユニークな結末を迎えます。 ヴァイオリン協奏曲第3番「マンハッタンの四季」は、ヴィヴァルディやピアソラの「四季」作品の伝統を受け継ぎながら、現代の大都市マンハッタンを舞台に、春夏秋冬の移ろいを色彩豊かに描いた作品です。どの楽章も親しみやすい旋律と表情豊かな音楽が魅力で、技巧的なソロときらめくオーケストラの音色が見事に溶け合い、最後は希望に満ちた「春」で締めくくられます。ヴァイオリン・ソロは、2008年のロン=ティボー・コンクール第1位のシン・ヒョンスです。「フェニックス」は神話に登場する不死鳥の再生と変容のテーマが込められた作品。抒情的かつ技巧的なヴァイオリン独奏は、2024年からウィーン交響楽団のコンサートマスターを務めるドゥミトゥル・ポチタリ。 (曲目・内容欄に続く)

    収録作曲家:

  • 商品番号:8.660523

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    マイール(1763-1845)
    歌劇《アモール・ノン・ア・リテーニョ》 詳細ページ
    [イェリー・スー、マルクス・シェーファー、ダニエル・オチョア 他、フランツ・ハウク、コンチェルト・デ・バッスス]

    発売日:2025年06月13日

    CD 3枚組価格:3,900円(税込、送料無料)

    ジモン・マイールの《アモール・ノン・ア・リテーニョ》は、1804年にミラノ・スカラ座で初演された歌劇です。スペインのサモラを舞台とし、作曲当時の名歌手たちを揃えたこの上演は大成功を収め、後に《La fedeltà delle vedove(ヴェドーヴェの堕落者)》として改作され、さらに人気を博しものの、その後は上演機会に恵まれず、忘れられてしまいました。 夫を亡くしたばかりのルイージア(プリンチペッサ)を巡って展開されるこの物語は、彼女に言い寄るコミカルな求婚者たち、そして彼女の心を射止めようと策を弄するドゥーカの姿が描かれています。ドゥーカは哲学者や騎士に変装してルイージアに接近し、ついには彼女の愛を勝ち取り、二人の求婚者モリオーネとフルスベルゴも、それぞれルイージアの侍女エレーナとラウリーナと結ばれ、最終的に作品はタイトルにもなっている「Amor non ha ritegno(愛にはためらいがない)」の合唱で幕を閉じます。 この上演でルイージア役を務めたのは、バロック音楽と現代音楽の両分野で活躍する韓国出身のソプラノ、イェリー・スー。愛に目覚めていく女性像を表情豊かに演じています。ドゥーカ役は名テノールのマルクス・シェーファーが担当し、モリオーネ役にはドイツ・リートやカンタータの録音で知られるダニエル・オチョアが配されています。さらに、フルスベルゴ役にはニクラス・マルマンが起用され、コミカルな歌唱で物語に華を添えています。ヨハン・ジモン・マイールの作品紹介に力を注ぐフランツ・ハウクとコンチェルト・デ・バッススの好演も、大きな聴きどころとなっています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ARIADNE5038

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    発売日:2025年06月13日

    CD 2枚組価格:3,675円(税込、送料無料)

    20世紀声楽界の巨人ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(1925-2012)、2025年5月28日の生誕100年を記念して、SOMMレーベルはMusic Preserved の協力で1960年から1971年の間に行われたコンサートのライヴ録音から選ばれた音源をCD化しました。レーベルによればすべて初CD化とのこと。 選ばれたのは、収録順に1)ゲーテの詩によるブゾーニの歌曲、2)ゲーテの詩による様々な作曲家の歌曲、3)マーラーの歌曲、4)コダーイ指揮ロンドン響と共演したコダーイ歌曲。DiscogsやMichael Grayのウエブサイトでもディースカウのコダーイは見当たらず、初のレパートリーと思われます。ハンガリー語での歌唱と言う点でも注目されます。収録曲全体を通じて、壮年期の彼らしい明るく力強い歌唱が非常に印象的。 CD2には、音楽家のドキュメンタリーや著作で知られるジョン・トランスキーがディースカウの75歳と80歳の記念に行ったインタビュー(英語)を収録。シューベルトからワーグナー、マーラー、ヴェルディ、メシアン、ブリテンなどの作品やオペラの役柄の解釈、フルトヴェングラー、カラヤンといった共演者について語られています。 ブックレットにはトランスキーによる解説(英語)に加え、リチャード・ジャーマンによる曲目解説と歌詞(原語)、その英語訳が掲載されています。インタビューの文字起こしはありません。 レーベルによれば、CD1の5-10(ヘルシンキ音楽祭での録音)はオリジナルのテープが紛失されているため、BBCによる中継を音源としており、音質に若干の難があるものの、その出来栄えが素晴らしいのでリリースするとのことです。

  • 商品番号:BIS2608

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    発売日:2025年06月13日

    SACD-Hybrid価格:2,850円(税込)

    キアロスクーロ四重奏団のハイドンの旅、更に前進アリーナ・イブラギモヴァ率いるキアロスクーロ四重奏団。2005年に結成され、2016年4月には初来日公演も大成功を収めました。以降、しなやかな音色とダイナミックな演奏が多くの聴き手から高く評価されています。 2023年4月にリリースされた、ハイドンの弦楽四重奏曲《作品33》より最初の3曲(BISSA2588)は、「作品の本質に迫る、驚くほど忠実な演奏」(Diapason誌)と称賛され、多くの賞を受賞しました。そして今回のアルバムでは、このセットの残り3曲が収録されています。 1781年に作曲された《作品33》は、「ロシア四重奏曲」とも呼ばれ、ロシアの大公パーヴェル(のちの皇帝パーヴェル1世)に献呈されました。それまでのハイドンの作品に比べて大きなスタイルの変化があり、当時の聴衆の好みに合わせて、より軽やかで親しみやすい音楽が目指され、リズムにも生き生きとした魅力が感じられます。この曲集は、「古典派の弦楽四重奏曲」の始まりを示す重要な作品とされており、モーツァルトが大きな影響を受けて《ハイドン四重奏曲》を生み出したことでも知られています。 キアロスクーロ四重奏団は、ハイドンの弦楽四重奏曲を歴史的な奏法に基づく深い理解とともにたどるプロジェクトを2020年以来続けており、すでに《作品20》と《作品76》が発売済みです。 SACDハイブリッド・ディスクでのリリース。

    収録作曲家:

  • 商品番号:BIS2719

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    Sky of my Heart
    心の空に 詳細ページ
    [ニューヨーク・ポリフォニー、レストレンジ・ヴァイオルズ]

    発売日:2025年06月13日

    SACD-Hybrid価格:2,850円(税込)

    現代屈指の男声アンサンブル、
    ニューヨーク・ポリフォニーが歌う「Sky of my Heart 心の空に」
    このアルバムに収められた作品は、400年以上にわたる音楽史の中から選ばれており、古楽レパートリーの発掘と発展に対する彼らの深い情熱を映し出しています。演奏される作品の多くは、「生」「死」「来世」といったテーマを扱っており、アンドルー・スミスの作品には個人的な死別の体験が、ポール・モラヴェックの作品には新型コロナウイルス感染症によるパンデミックの影響が反映されています。また、ウィリアム・バード、イヴァン・ムーディー、ジョン・タヴナー、ベッキー・マクグレードの曲は宗教的な深みをたたえており、曲中の詩句がアルバムのタイトルにもなっている内藤明美作曲「西行による月の和歌六首」は、西行法師の和歌をもとにした瞑想的な響きをもつ作品です。 ニコ・ミューリーの《My Days》は、17世紀初頭のイギリスの作曲家オーランド・ギボンズに捧げるトリビュートであり、最後はギボンズ自身の名作「銀色の白鳥」でアルバムを静かに締めくくります。これらの現代作品の多くは、ニューヨーク・ポリフォニーの委嘱によって生まれたもので、典礼聖歌の豊かな伝統に深く根ざしながらも、現代的なハーモニーによって新たな響きを生み出しています。さらに、ヴァイオル・アンサンブル「レストレンジ・ヴァイオルズ」が3曲に参加し、この音の世界に豊かな彩りを添えています。 ニューヨーク・ポリフォニーは、ジェフリー・ウィリアムズ、スティーヴン・カルディコット・ウィルソン、クリストファー・ダイラン・ハーバート、クレイグ・フィリップスの4人が2006年に結成。2020年にはテノールがアンドルー・フックスに交代しましたが、他の3人のメンバーの顔触れは変わることなく、20年近くにわたり顧みられることの少ないルネサンスと中世の作品をレパートリーの中心に置き、現代作曲家の新作の初演も積極的に行う男声室内ヴォーカル・アンサンブルです。これまでに数多くの録音を行い、うち2作はグラミー賞にもノミネートされた他、2021年に発表した「そして太陽は光を失った~受難節の音楽」(BISSA2277)は世界中の音楽誌から高く評価されています。 SACDハイブリッド・ディスクでのリリース。

  • 商品番号:C230172

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    ショスタコーヴィチ(1906-1975)
    歌劇《ムツェンスク郡のマクベス夫人》 Op.29 詳細ページ
    [クルト・リドル、アンゲラ・デノケ 他、インゴ・メッツマッハー、ウィーン国立歌劇場管弦楽団]

    発売日:2025年06月13日

    CD 2枚組価格:2,475円(税込)

    ショスタコーヴィチのオペラ《ムツェンスク郡のマクベス夫人》は、1930年に作曲が始まり、1934年に初演され各地で成功を収めましたが、スキャンダラスな表現が批判され、1936年にスターリンの激しい非難を受けたことが契機となって封印されてしまいます(後に《カテリーナ・イズマイロワ》として改訂されて上演が許可される)。1970年代末に初演版がムスティスラフ・ロストロポーヴィチによって演奏・録音され、2009年にはウィーン国立歌劇場で初の同版の上演が行われました。 本録音にはその公演が収められており、近現代オペラの第一人者インゴ・メッツマッハーが指揮を担当。アンゲラ・デノケを中心に、クルト・リドル、ミッシャ・ディディクが見事な声を聴かせます。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CHAN20324

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    発売日:2025年06月13日

    CD価格:2,400円(税込)

    19世紀末から20世紀前半のパリを拠点に活躍した作曲家たちの歌曲を取り上げたアルバム。この時代のパリは、1889年の万国博覧会などを契機に地理的・文化的な関心が広がり、芸術的にも刺激に満ちた都市であるとともに、女性作曲家の活動も盛んになっていました。このアルバムでは、そうした女性作曲家の作品を中心に選曲。ピエール・ルイスによる官能的な詩に基づく「ビリティスの歌」や、中国の詩をフランツ・トゥーサンがフランス語に翻訳した「翡翠の笛」など、当時人気を博した詩を用いた作品が含まれています。カナルの「翡翠の笛」やクレティアンの3つの歌曲は、いずれも世界初録音となります。 艶のある歌声の持ち主、メゾ・ソプラノのキティ・ウェイトリーは、英国で学び、キャスリーン・フェリアー賞などを受賞後、ヴェルビエ音楽祭アカデミーに参加。2013年から2015年にかけてはBBCニュー・ジェネレーション・アーティストとして活動し、BBCプロムス出演や新作歌曲の委嘱などを行いました。ベルリン・フィルをはじめとする主要オーケストラと共演し、リサイタルやオペラなど多方面で活躍する他、「SWAP’ra」の共同設立者として、女性音楽家の支援にも力を入れています。 エドウィジュ・ヘルシェンローダーは、エリック・ヴィドンヌに師事し、ロンドン王立音楽アカデミー大学院でマルコム・マルティノーらの指導を受けました。キティ・ウェイトリーや女優ドミニク・ブランと共演したシェイクスピアを題材にしたリサイタルなどでも注目を集めるだけではなく、エコールノルマル音楽院でフランス語発音や役作りの指導にもあたるなど教育の面でも活躍しています。

  • 商品番号:CHSA5352

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    発売日:2025年06月13日

    SACD-Hybrid価格:2,700円(税込)

    好評シリーズ、アルペシュ・チャウハンとBBCスコティッシュ交響楽団によるチャイコフスキー管弦楽作品集。この第3集は、交響曲よりも自由な形式で書かれた管弦楽組曲第2番を中心に、歌劇《エフゲニー・オネーギン》から「間奏曲とワルツ」、「ポロネーズ」などの有名曲をはじめ、学生時代の作品「雷雨」と歌劇《チャロデイカ》からの曲が並び、最後は勇壮なスラヴ行進曲で幕を閉じるという選曲です。チャウハンは、オーケストラから精緻な音を引き出すとともに、あまり演奏されない作品でも細部まで行き届いた演奏を聴かせます。名プロデューサー、ブライアン・ピジョン&録音エンジニア、ラルフ・カズンズのコンビによる収録。SACDでのリリースです。 バーミンガム出身の指揮者アルペシュ・チャウハンは、スクロヴァチェフスキに師事し、ヴァシリー・ペトレンコやファンホ・メナのマスタークラスに参加。2014〜2016年にはバーミンガム市交響楽団の副指揮者を務め、アンドリス・ネルソンス、エドワード・カードナーの薫陶を受けました。2015年にデビュー後、アルトゥーロ・トスカニーニ・フィルの首席指揮者に就任し、ブラームスの交響曲全曲などを指揮。現在はデュッセルドルフ交響楽団の首席客演指揮者、バーミンガム・オペラ・カンパニーの音楽監督を務める傍ら、世界各地の主要オーケストラに客演しています。また、音楽教育にも積極的に関わり、若い音楽家の支援に尽力しています。2022年に大英帝国勲章OBEを受章しました。

    収録作曲家:

  • 商品番号:GP943

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    発売日:2025年06月13日

    CD価格:2,175円(税込)

    19世紀には、多くの作曲家が人気オペラの旋律をもとにピアノ独奏曲を作曲しました。このアルバムには、ベッリーニやヴェルディの名作オペラに基づく幻想曲や変奏曲が収められており、アリアや名場面が華やかに再構成されています。ビールやラフ、レイバックらによる《イル・トロヴァトーレ》や《椿姫》の編曲に加え、ゴリネッリやフマガッリ、バイエルらの技巧的かつ抒情的な作品も聴きどころです。サロンや家庭でオペラの感動を楽しめるよう工夫されたこれらの作品は、19世紀の音楽文化を今に伝える貴重なレパートリーです。 ピアニスト、指揮者、作曲家として活躍するルベン・ミシェーリは、イタリア・カターニアとベルギーで学び、第9回フランツ・リスト国際コンクール ワイマール - バイロイトで第2位に入賞するなど、40を超える国際コンクールでの受賞歴を誇ります。

  • 商品番号:ODE-1469

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    サーリアホ(1952-2023)
    ピアノとチェンバロのための作品全集 詳細ページ
    [トゥイヤ・ハッキラ、アンッシ・カルットゥネン]

    発売日:2025年06月13日

    CD価格:2,475円(税込)

    1980年代から亡くなる2023年まで世界的に注目を集めていたサーリアホ。特にフルート曲やオペラなどが高く評価されていますが、このアルバムにはピアノとチェンバロのために書かれた作品がすべて収められています。演奏は古楽器奏者であり、同時にフィンランドの現代音楽界を長年牽引してきたハッキラ。サーリアホとは40年以上の深い交流があり、このアルバムは親友へのトリビュートと言えます。 アルバム冒頭の「前奏曲」は歌曲集『4つの瞬間』の第1曲を基にしたもの。反復を伴うミニマル音楽風の動きが特徴です。「アラベスクとアダージョ」は、彫刻家ジャン・ティンゲリーの作品にインスパイアされた曲。「秋」は、バレエ音楽『Maa』のハープ・ソロをチェンバロ用に編曲したもので、ハッキラが初演を行い、その際にはサーリアホがエレクトロニクスを担当しました。「繊細に」は、チェロ、ピアノとパーカッションのためのセレナータの楽章をハッキラ自身が編曲した、瞑想的な曲想を持つ作品。チェロとプリペアド・ピアノのための「夢の中に」は前衛的な作風が表れています。「バラード」は歌曲集『4つの瞬間』の第2曲を基にした作品。「猿の指、ヴェルヴェットの手」は高橋アキの委嘱作で、ビートルズのメロディーを引用したミニチュア・エチュード。力強いオスティナートが特徴です。「秘密の花園 II」はチェンバロをこよなく愛したサーリアホが、自身の呼吸音をテープに取り込み、チェンバロの音と融合させた作品です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:SWR19437CD

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    発売日:2025年06月13日

    CD 6枚組価格:3,375円(税込、送料無料)

    SWR musicはシュトゥットガルトを拠点とする南西ドイツ放送 Südwestrundfunk(SWR) のメディア部門の一部。SWR傘下のオーケストラや合唱団、SWRが主宰・主催する音楽祭や演奏会、更に放送用のスタジオ収録や記録音源など、新旧の演奏から選りすぐってCDや配信などで世界へ向けて発信しています。 このボックスはSWRmusicの創設25周年を記念して、厳選された名演を6枚組にまとめたもの。いずれも過去に発売されて国際的に高い評価を得ました。クールな分析者ミヒャエル・ギーレン指揮のマーラー第5番や、ヴィブラートを抑えた「ピュア・トーン」で一世を風靡したノリントン指揮のハイドン、長い客演関係を持つインバルのショスタコーヴィチなど聞きものが揃っています。

  • 商品番号:ALPHA1095

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    〈6月6日発売予定〉予約受付中

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    モンテカルロの思い出
    フランス・オペラ・アリア集 詳細ページ
    [ジャン=フランソワ・ボラス、ピエール・デュムソー、モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団]

    発売日:2025年06月06日

    CD価格:2,775円(税込)

    モンテカルロ歌劇場と名支配人を讃え、ボラスが歌い上げるフランス・オペラ・アリア集モンテカルロ大聖堂聖歌隊で活動を始め、モナコ音楽院でオペラ歌手としての最初の教育を受けたというテノール歌手ジャン=フランソワ・ボラス。2023年3月の小澤征爾音楽塾オペラ・プロジェクト《ラ・ボエーム》で見事なロドルフォを演じるなど、日本でも既に高い評価を受けている彼の初リサイタル・アルバムは、所縁のモンテカルロ歌劇場に因んだフランス・オペラのアリア集となりました。1893年から1951年までの長きにわたって劇場の責任者を務め、この歌劇場の発展に大きく貢献した敏腕支配人ラウル・ガンズブールの功績を讃え、彼と深い関係のある作品を中心に収録しています。 中でもガンズブール自身の手による《老いたる鷲》、マスネの《ローマ》、マスカーニ《アミーカ》はモンテカルロ歌劇場で初演が行われた作品であり、その他の多くはボラスが過去にこの歌劇場で歌った作品。さらにはモンテカルロで上演されたことのない《ベアトリスとベネディクト》と《ポリュクト》も加え、プログラムに広がりを持たせています。ボラスは定評のあるその声量と幅広い表現力で、フランス・オペラ全盛期ならではの美しさを湛えたこれらの作品をダイナミックかつ繊細に聴かせます。 ピエール・デュムソー率いるモンテカルロ・フィルも作品に寄り添った色彩鮮やかな演奏で好サポート。

  • 商品番号:ALPHA691

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    発売日:2025年06月06日

    LP+CD+音源DL付価格:5,175円(税込、送料無料)

    金管・打楽器の華々しい活躍と、あの謎の名曲
    絶好調の全曲録音シリーズ第12巻に高音質アナログ盤登場
    2032年の作曲家生誕300周年に向け、100曲以上が現存しているハイドンの交響曲の全てを録音してゆくジョヴァンニ・アントニーニのHAYDN 2032プロジェクト。今回はハイドンがエステルハージ侯爵家での作曲経験を充分に積み、ひときわ充実した楽器編成のために交響曲を書く機会が増えてきた1775~76年の作品3曲に、「おもちゃの交響曲」を加えた選曲。20世紀にヨーゼフ・ハイドン作ではないと判明して以降、レーオポルト・モーツァルトかエドムント・アンゲラーかなど、異説が多く提唱されながらも今なお作曲者が確定していない「おもちゃの交響曲」ですが、少なくとも1760年代には楽譜が存在していた真正の18世紀作品であることだけは間違いなく、滅多になされない古楽器での録音を俊才アントニーニによる技ありの指揮で聴けるのは画期的です。 ハイドン作の3曲のうち比較的知られている第69番は、晩年まで戦果を上げ続けた老将軍ラウドン(ロウドン)にちなんだ作品。トランペットとティンパニが響きに華やぎを添えます。第66番は比較的小ぶりの編成ながら、豊かな音作りにハイドンの芸術性の充実が感じられるもの。 イル・ジャルディーノ・アルモニコやゼフィーロでも活躍する名手エミリアーノ・ロドルフィ(オーボエ)や、引く手あまたのカルレス・クリストバル(ファゴット)など俊才古楽器奏者も加わるバーゼル室内管弦楽団の機動力も頼もしく、音楽学者クリスティアン・モーリッツ・バウアーによる最新研究を踏まえた恒例の解説(英・仏・独語)とともにハイドン作品の奥深さを十全に伝えてくれます。 豪華版アナログが登場です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:C7460

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    ショスタコーヴィチ(1906-1975)
    ジャズ組曲/バレエ組曲/協奏曲[3枚組] 詳細ページ
    [スティーヴン・スローン、ドミートリー・キタエンコ、ルッツ・ケーラー、ジェイムズ・コンロン]

    発売日:2025年06月06日

    CD 3枚組価格:4,200円(税込、送料無料)

    ショスタコーヴィチの没後50年を記念してかねてから人気の高いアルバムを再編集しBOX化。ショスタコーヴィチは、交響曲や弦楽四重奏曲で知られる一方、「ジャズ組曲」や「タヒチ・トロット」、「バレエ組曲」などに見られる快活でユーモラスな一面も持っています。この3枚組には、これらの作品に加え、ユーモアに富んだピアノ協奏曲や、重厚なヴァイオリン協奏曲も収録されており、作曲家の多面的な魅力を伝えています。 ピアノ協奏曲で活躍するトランペットを演奏するのは名手ラインホルト・フリードリヒ。ヴァイオリン協奏曲のソリストはウラディーミル・スピヴァコフと独奏者の顔ぶれにも注目です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:C7465

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    発売日:2025年06月06日

    CD 4枚組価格:4,650円(税込、送料無料)

    ショスタコーヴィチは、交響曲や室内楽で広く知られており、人気のある組曲や映画音楽の一部も耳にする機会は多くあります。しかし、彼の管弦楽伴奏による歌曲はあまり演奏される機会がありません。比較的広く親しまれているのは1949年に、ソビエト連邦の自然改造計画の一環でおこなわれた植林事業を讃えるために作曲されたオラトリオ「森の歌」あたりでしょう。 このアルバムでは、そんなショスタコーヴィチの知られざる名作の数々を、ミハイル・ユロフスキが指揮するケルン放送交響楽団による演奏で紹介しています。同オーケストラは、これまでにもセミヨン・ビシュコフやルドルフ・バルシャイといった指揮者のもとで、ショスタコーヴィチ作品の豊かな演奏伝統を築いてきました。 他にもテノールと管弦楽のための「日本の詩による6つの歌曲」や、バスと管弦楽のための「ミケランジェロの詩による組曲」、「ユダヤの民族詩より」などの作品が収録されています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:C7470

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    発売日:2025年06月06日

    CD 4枚組価格:4,650円(税込、送料無料)

    「弦楽四重奏曲第8番」はファシズムと戦争の犠牲者に捧げられた重厚な作品。ここでは、ルドルフ・バルシャイが編曲した室内交響曲版で聴くことができます。 作曲者が30代になって初めて取り組んだ弦楽四重奏である第1番や、彼が残した室内楽作品で最もよく演奏されているピアノ五重奏曲も聴きどころ。ショスタコーヴィチ自身がショパン・コンクールに出場するほどの優れたピアニストだったので、2曲のピアノ・ソナタに加え「24の前奏曲」(後年の「24の前奏曲とフーガ」とは違った趣の作品)、2台ピアノのための作品なども実に優れた出来栄えとなっています。 またユーモラスな「タランテラ」や、息子マキシムのために書かれた遊び心溢れる「コンチェルティーノ」などでは、気難しい印象の強いショスタコーヴィチの明るい面を垣間見ることも。さらに、アルフレート・シュニトケによるオマージュ「ドミトリー・ショスタコーヴィチの思い出に捧げる前奏曲」も収録されています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CKD760

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    発売日:2025年06月06日

    CD 2枚組価格:4,650円(税込、送料無料)

    ラッスス芸術の重要分野を探るシリーズ第2弾は、充実の器楽合奏と共に盛期ルネサンス屈指の大家ラッススが、長い生涯の間100以上の作例を残した聖母の讃歌「マニフィカト」の全貌を探るシリーズ第2弾。2024年にリリースされた第1弾(CKD660)は少数精鋭ア・カペラ編成でしたが、今回はラッススの職場だったバイエルン公宮廷で多数の器楽奏者が聖歌隊と共演していたことを踏まえ、木管コルネット2とサックバット(トロンボーン)4、ドゥルツィアン(ファゴットの前身となった低音木管楽器)1からなる吹奏楽団が一基のオルガンと共に参加。総勢9名の歌手陣が織りなす多声の綾を豊かな響きで彩ります。 ラッスス自身、あるいはジャケス・デ・ヴェルトやジョスカン・デプレら先人たちが手がけた多声モテットを元に、その音楽素材をさまざまな形で転用したマニフィカトが大小8作、それぞれの転用元作品と交互に続き、作曲家ごと、作品ごとの手法の違いを味わえる構成。心地よい安定感の中で緊密なアンサンブルを聴かせるフィリップ・ケイヴ指揮の演奏陣には、自身も合唱指揮者として豊かな実績を誇るエドワード・ヒギンボトムがオルガンで参加。長きにわたる聖歌隊の伝統に支えられた英国古楽シーンの充実を感じさせる、知的興奮と音楽的発見に満ちた2枚組となっています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CKD775

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    天の父の声が
    ウィリアム・マンディ教会音楽集 詳細ページ
    [ロバート・クィニー、オックスフォード・ニュー・カレッジ合唱団]

    発売日:2025年06月06日

    CD価格:2,775円(税込)

    英国教会音楽の変転期を見届けた大家W.マンディの多面性に迫る16世紀中盤、英国の教会音楽の歌唱がラテン語から英語になってゆく時代に活躍した大家ウィリアム・マンディの作品集。1543年までにロンドン・ウェストミンスター・アビーの首席聖歌隊員となっていたマンディは、英国がラテン語礼拝一色だった頃から作曲を始め、青年期にロンドンで実践経験を重ねたのち、終生の職場となる王室聖歌隊に加わります。その間エドワード7世の英語礼拝導入期(1549ー53)、メアリー1世のローマ・カトリック回帰によるラテン語礼拝復活期(1553ー58)を経て、最終的に英語礼拝がエリザベス1世の治世で定着するまで、彼は状況に応じ英語・ラテン語どちらの祈祷文にも曲をつけました。 本盤ではオルガニスト・合唱指揮者として幅広く活躍するロバート・クィニーが、2014年以来音楽監督を務める少年&成年ア・カペラの名門オックスフォード・ニュー・カレッジ合唱団と共に、ラテン語作品を中心に7作を厳選。佳品「目覚めていても、眠っていても」での堅固な一体感、簡素な2声から堂々6声まで展開する演奏時間20分超の大作「天の父の声が」での多様な声楽表現、フェアファックスやタヴァナーら先行世代を思わせる最初期作「キリエ」での単旋律聖歌と多声の交錯など、各作品の魅力をよく引き出した充実解釈でマンディの多面性をじっくり味わわせてくれます。

  • 商品番号:DDX-21120

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    発売日:2025年06月06日

    CD価格:2,475円(税込)

    マルコム・ウィリアムソンはシドニー生まれの作曲家で、シドニー音楽院でピアノ、ホルン、作曲を学びました。1950年にロンドンへ移住し、1960年代から本格的に作曲家としての活動を展開。1975年から亡くなるまで、「Master of the Queen's Music 国王の音楽師範」を務めました。 このアルバムは、2023年に発見されたアーカイヴ資料に基づく、ピアニスト兼プロデューサーのアントニー・グレイを中心とした演奏家たちの演奏を収録したものです。抒情性に富みながらも、若い頃に影響を受けた新ウィーン楽派やメシアン、ブーレーズの精神が随所に感じられる、創意あふれる作品群となっています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:DDX-21134

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    発売日:2025年06月06日

    CD価格:2,475円(税込)

    アンドレ・ナヴァラに師事し、1970年代にはロンドン・フィルハーモニー管弦楽団の副首席チェロ奏者を務めたキャサリン・ウィルマーズ。彼女は1994年、音楽学者ロバート・フィリップと共にリサイタルを開催したことをきっかけに、知られざる女性作曲家たちの作品の調査を始めました。その中で、英国王立音楽アカデミーに所蔵されていた未出版の楽譜や、当時の演奏家による洞察に満ちた日記など、貴重な資料を次々に発見し、このアルバムの録音へとつなげています。 ここにはウィルマーズのために書かれた「Mountain Airs マウンテン・エアーズ」を含む7名の作曲家による作品が収録されており、そのうち12曲が世界初録音となります。長く埋もれていた音楽遺産を現代に甦らせる、意義深い一枚となっています。

  • 商品番号:DE3608

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    発売日:2025年06月06日

    CD価格:2,775円(税込)

    ニーナ・コトワの今を伝える一枚ショスタコーヴィチとドビュッシーのチェロ・ソナタを中心としたアルバム。ニーナ・コトワ自身が今一番愛情を込めて弾きたいと感じている作品が集められているとのことで、古典的なシンプルさと明快さを併せ持つショスタコーヴィチ、逆に捉えどころのないドビュッシー、技巧的で遊び心に溢れたマルティヌー、チェロの奏でるメロディとピアノの輝かしいパッセージが見事に融合するショパンなど、多彩な内容となっています。 コトワとビディーニがそれぞれの作品を慈しむように、活き活きと奏でる魅力的なアルバムです。

  • 商品番号:FUG844

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    フォクルール(1953-)
    歌劇《カサンドラ》 詳細ページ
    [大野和士、モネ劇場、カテリーナ・ブラディック、ジェシカ・ナイルズ、スーザン・ビックリー、サラ・ドゥフリース、ポール・アップルビー 他]

    発売日:2025年06月06日

    CD 2枚組価格:4,650円(税込、送料無料)

    ギリシャ神話のカサンドラと現代の環境問題を絡めたフォクルール初のオペラ、
    大野和士とモネ劇場による初演ライヴ!
    ベルナール・フォクルールが初めて挑んだオペラ作品。神アポロンから予知の能力を与えられながらも、その言葉を誰にも信じてもらえないという呪いをかけられたカサンドラの悲劇と、気候変動の研究成果をスタンドアップコメディという斬新な手法で伝えようとするも、その真剣な訴えが聴衆に受け入れられず孤独感を深める現代の科学者サンドラという、時代を超えた2人の運命が重なり合う物語。自然と人類の文化遺産の危機、そして深く聞くことの大切さがテーマとなっており、環境活動家であるサンドラの恋人ブレイクの悲劇的な結末には、問題の深刻さと困難さが描かれています。 フォクルールの音楽は神話と現代を明確に描き分けており、神秘的な表現もあいまって聴く者に強く訴えかける作品。ラストにはバッハのカンタータ第26番からコラール「ああいかにはかなく、いかに空しき」が引用されています。その精神性を深く掘り下げた大野和士とモネ劇場、歌手陣の力演もたいへん聴き応えのあるものです。

    収録作曲家:

  • 商品番号:LBM076

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    発売日:2025年06月06日

    CD 2枚組価格:4,650円(税込、送料無料)

    2019年、ポール・セリによって設立されたカトク・アンサンブルは、アルデッシュ地方で開催されるカトク・フェスティバルでの活動をメインに行う可変的なアンサンブル。フェスティバルでのライヴを収めたこのアルバムが、アンサンブルのデビューCDとなります。活き活きとした感情の動きを大切に、出来るだけ多くの人の心にアクセスしたいという情熱を共有しているという彼ららしい、実に瑞々しい音楽を楽しむことが出来ます。 パリ国立高等音楽院出身の俊英、岡田修一が参加。

  • 商品番号:MEX-77138

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    発売日:2025年06月06日

    CD価格:2,475円(税込)

    イギリスの作曲家ロバート・サクストンは、エリザベス・ラッチェンスに作曲を学び、ケンブリッジ大学およびオックスフォード大学で研鑽を積んだ後、ルチアーノ・ベリオにも師事しました。教育者としても高く評価されており、ギルドホール音楽演劇学校や王立音楽アカデミーで作曲科主任教授を務めました。 このアルバムには、循環形式による5つの楽章で構成された「弦楽四重奏曲第3番」、時と響きをテーマにした「弦楽四重奏曲第4番」、そして無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ「Reflections in Time」が収録されています。演奏はロイツェル四重奏団と、そのメンバーであるヴァイオリニスト、ピーター・シェパード・スケアヴェズが担当、複雑なテクスチュアを持つサクストンの音楽を見事に描き出しています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:SM420

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    〈6月6日発売予定〉予約受付中

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    カルパティア物語
    ルーマニアのヴァイオリン作品集 詳細ページ
    [レリエ・クリステア、マキシム・シャモ、キャサリン・ラーセン=マグワイア、スワンダフル・オーケストラ]

    発売日:2025年06月06日

    CD価格:2,175円(税込)

    ブカレストでサロン・オーケストラ「クリスタル」を率い名声を博したヴァイオリニスト、イオネル・クリステアを祖父に持つレリエ・クリステア。このアルバムは、ドイツ生まれの彼女が「第二の故郷」と呼ぶルーマニアのカルパチア山脈で過ごした2020年の夏の体験をきっかけに生まれた、ルーマニア音楽への深い愛情と探求の結晶です。知られざる佳作から、おなじみの名曲ホルムペスクの「望郷のバラード」まで、哀愁を湛えた旋律、情熱的なリズム、そして超絶技巧を要する楽曲など、さまざまな表情をもつ作品が収められており、この地の音楽の多彩な魅力が存分に味わえます。特に注目すべきは、祖父イオネルによる「エチュード・カプリース」2曲の収録であり、彼女の音楽的ルーツをたどるうえで重要な役割を果たしています。 このアルバムは、単なる小品集にとどまらず、レリエ・クリステア自身の家族の記憶、ルーマニアの豊かな文化遺産、そして自然への敬意を織り交ぜた、一編の物語として綴られています。

  • 商品番号:SM473

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    モーツァルト(1756-1791)
    ピアノ協奏曲 第20番・第24番 詳細ページ
    [チェン・ゼン、ポール・メイエ、マンハイム・プファルツ選帝侯室内管弦楽団]

    MOZART, W.A.: Piano Concertos Nos. 20 and 24 (Zhen Chen, Kurpfälzisches Kammerorchester, P. Meyer)

    発売日:2025年06月06日 NMLアルバム番号:SM473

    CD価格:2,175円(税込)

    2023年にモーツァルトのピアノ協奏曲第15番と第21番のアルバムを発表した中国出身のチェン・ゼン。今作では第20番と第24番という短調の2曲を選び、明るさを湛えた前作と対照的な選曲をしています。 前作ではトーマス・レスナーが指揮を担当していましたが、今作ではポール・メイエを指揮者に迎え、同じオーケストラで指揮者が変わることで、二人の指揮者の芸術的アプローチの違いを楽しむことができます。また、この録音においてチェン・ゼンはカデンツァの選択に際し、「ソリストの見せ場になると同時に、楽章全体の雰囲気や性格になじむもの」として、第20番にはベートーヴェン、第24番にはバドゥラ=スコダのカデンツァを採用しました。

    収録作曲家:

  • 商品番号:SM483

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    サイガ・アンテロープ
    カウンツナー、ディネスク、
    カッツ=チェルニン、モンテーロ:

    ヴァイオリンのための作品集 詳細ページ
    [ヴィクトリア・カウンツナー、ヴィクトリア・アンド・ヴィルトゥオージ、ユニバーサル・コリアン・オーガニック・アンサンブル 他]

    KAUNZNER, V.E.: Saiga Antelope / Jasmine Rice / Lucid Dreams / Silk Road (Kaunzner, Viktoria and Virtuosi, Universal Korean Organic Ensemble, Hellín)

    発売日:2025年06月06日 NMLアルバム番号:SM483

    CD価格:2,175円(税込)

    アントニオ・ヴィヴァルディをロールモデルとし、彼がピエタ慈善院付属音楽院で行ったヴァイオリン指導や作曲活動にインスピレーションを受けたと語るヴィクトリア・エリザベス・カウンツナー。彼女はソウルでの活動を通じて、ヨーロッパのアンサンブルと東アジアの楽器の音色との融合を目指してきました。 このアルバムには、彼女自身の4作品を含む、現代の女性作曲家によるヴァイオリンとオーケストラのための作品が収められており、いくつかは世界初録音となっています。なかでもアルバム・タイトルとなった「サイガ・アンテロープ」は、2015年に大量死が報告された中央アジアの絶滅危惧種の動物サイガ・アンテロープへの懸念と哀悼を表現した作品で、韓国の竹製フルート、テグムなどの楽器を用いて、ドラマティックな音の風景を描き出しています。

  • 商品番号:TOCC-395

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    ブライアン(1876-1972)
    〈合唱作品全集 第1集〉 詳細ページ
    [ジョイフル・カンパニー・オヴ・シンガーズ、フィンチリー児童合唱団 他]

    発売日:2025年06月06日

    CD価格:2,175円(税込)

    巨大な「ゴシック交響曲」をはじめ、32曲の交響曲を遺したイギリスの作曲家ハヴァーガル・ブライアン。しかし、彼が交響曲の作曲を始める以前に、カンタータや歌曲、合唱曲などを作曲していたことはあまり知られていません。現存する合唱曲は約80曲にのぼり、さらに20曲ほどの楽譜が失われていることから、実際にはそれ以上の作品を残していたと考えられています。 これらの合唱曲は主に三つの時期に集中して作曲されており、第1期は1905〜06年頃で、若きブライアンが将来を嘱望される存在となっていた時期、第2期は第一次世界大戦前後で、多くが女性や児童の声を想定して書かれていますが、これは戦争によって多くの男性の合唱団員が兵役に就いたことを物語っています。第3期は1920〜30年代で、この時期には12曲ほどの合唱曲が散発的に作曲されました。これらの作品は、当時のエドワード朝イギリスで盛んだったアマチュア合唱団向けに書かれたものが多く、無伴奏やピアノ伴奏、混声合唱、高声部、ユニゾンなど編成も多彩です。高声部やユニゾンによる作品は児童合唱を想定したものです。 このアルバムで演奏を担うのは、1988年に創設された英国を代表する室内合唱団のひとつ、ジョイフル・カンパニー・オヴ・シンガーズ。16世紀から現代までの驚くほど幅広いレパートリーと豊かな表現力で高く評価されています。フィンチリー児童合唱団は1958年にブリテンの「ノアの洪水」を演奏するために創設された合唱団で、メンバーは4歳から18歳までの少年少女です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:TOCC-753

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    発売日:2025年06月06日

    CD価格:2,175円(税込)

    アルトゥル・レンバはエストニアで活躍した作曲家。生前はピアニスト・教師として高く評価されました。彼の作品は故郷でも長らく顧みられることがありませんでしたが、チャイコフスキーやラフマニノフを思わせる抒情性にあふれたその音楽は、非常に魅力的です。 このアルバムは、レンバの室内楽作品を紹介するシリーズの第1弾となるもの。「ソナチネ」は、作曲家の70歳の誕生日を記念して開催されたコンサートで初演された作品で、各楽章には表題が付けられており「組曲」とも呼ばれます。2曲のソナタもロマンティックな作風による作品ですが、これら3曲の楽譜は印刷されたことはなく、この録音をきっかけに2025年エストニア音楽情報センターから出版されました。他に「愛の詩」などの美しい小品も収録されています。 また、このアルバムには、1960年にエストニア公共放送(Eesti Rahvusringhääling)のアーカイヴに収められた歴史的録音も収録。「ソナチネ」はピアノをレンバ自身が演奏し、ヴァイオリンは当時エストニア放送交響楽団(現・エストニア国立交響楽団)のコンサートマスターを務めていたルドルフ・パルムが担当、さらに、レンバの妻ソフィアに捧げられた「愛の詩」の1928年録音も収められており、こちらはレンバの友人のヴァイオリニスト、フーゴ・シュッツの演奏となっています。 演奏するヴァイオリニスト、トゥリーン・ルーベルは、2015年よりエストニア国立交響楽団のコンサートマスターを務めており、多数のオーケストラやヤルヴィ父子らの指揮者と共演、現代音楽にも積極的に取り組む実力派です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:TOCC-761

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    発売日:2025年06月06日

    CD価格:2,175円(税込)

    ハンス・ガルは、オーストリア生まれの作曲家・指揮者・音楽学者。ブラームスに連なる後期ロマン派の伝統を受け継ぎ、調性と旋律美に根ざした作風を生涯貫きました。ウィーンやマインツで音楽教育に携わった後、ナチスの台頭によりスコットランドへ亡命。戦後はエディンバラ大学で教鞭を執るなど音楽界に貢献しました。 彼はヴィオラのために多くの作品を残しており、このアルバムには約40年にわたる時期に書かれた4作品を収録。それぞれ異なる背景と個性を持ちながらも、ガルならではの旋律美、対位法、ヴィオラの音色を活かした落ち着いた雰囲気が全体を貫いています。 ハンナ・パッカラはフィンランドのヴィオラ奏者。シベリウス音楽院とベルリンのハンス・アイスラー音楽大学などで学び、ヘルシンキ・バロック・オーケストラやオストロボスニア室内管弦楽団の首席奏者を務めるほか、教育活動にも力を注いでいます。

    収録作曲家:

  • 商品番号:TOCC-765

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    発売日:2025年06月06日

    CD価格:2,175円(税込)

    トーマス・ピットフィールドはイギリス・ボルトン出身の作曲家。美術や詩作にも造詣が深かったことで知られています。このアルバムには彼の管弦楽作品を収録。その作品を高く評価していた指揮者バルビローリの依頼で書かれたシンフォニエッタをはじめ、民謡を愛したピットフィールドならではの牧歌集や、オールド・スタッフォードシャーの旋律による幻想曲など、どれも親しみやすい旋律を持つ、ヴォーン・ウィリアムズらに連なる英国田園音楽の伝統を継承するものです。

    収録作曲家: