2009年6月
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グレート・コンダクター・シリーズ
フルトヴェングラー
初期録音集 第3集 [フルトヴェングラー - 録音:1929年-1935年]WEBER, C.M. von: Freischutz (Der) (excerpts) / MENDELSSOHN, F.: Midsummer Night's Dream (excerpts) (Furtwangler, Early Recordings, Vol. 3) (1929-1935)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2009年06月24日 NMLアルバム番号:8.111004
CD価格:1,900円(税込)
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ジークフリート・ワーグナー(1869-1930):
歌劇「マリーエンブルクの鍛冶屋」 [シュナイダー/ブローベルク/PPP歌劇場/シュトローベル]WAGNER, S.: Schmied von Marienburg (Der) [Opera] (Schneider, Broberg, PPP Music Theatre, Strobel)
■オペラ
発売日:2009年06月24日 NMLアルバム番号:8.225346-48
CD価格:5,808円(税込、送料無料)
物語は中世、西プロイセン、マリーエンブルク。1410年に実際に起こったタンネンベルクの戦いに着想を得たこのオペラは仮面舞踏会のために美しく飾られた薄暗い酒蔵で始まります。愛しい恋人アルフレードに会いにきたフリーデリンデ。しかしアルフレードは彼女の継父の投げた石で顔にケガをしてしまいます。騎士である名誉を汚さないためにアルフレードはケガの原因を「馬から落ちた」ことにするのですが・・・。
収録作曲家:
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アレンスキー(1861-1906):
ピアノ協奏曲 へ短調他 [シチェルバコフ /ロシア・フィル/ヤブロンスキー]ARENSKY, A.: Piano Concerto / Ryabinin Fantasia / To the Memory of Suvorov / Symphonic Scherzo (Scherbakov, Russian Philharmonic, Yablonsky)
■協奏曲
発売日:2009年06月24日 NMLアルバム番号:8.570526
CD価格:1,900円(税込)
「チャイコフスキーの亜流」とは失礼な! この協奏曲を聴いたら怒る人続出のはず。R=コルサコフに師事し、その才能を早くから認められるも、その後独自の様式を確立することがなかったため恩師からも「あいつはその内忘れられてしまうさ」と揶揄されてしまったというアレンスキー。確かに、民謡を多様した作品も、このピアノ協奏曲も、ちょっとショパンやチャイコフスキー風であったりと、ゴツゴツしたロシア風の音楽を好む人からは敬遠されがちな作曲家です。しかし、もう一度立ち止まってこの抒情味溢れる音楽を聴いてみてください。ああ、なんて清々しくて荘厳なのでしょう。と、言うわけで、決して「亜流」ではありません。
収録作曲家:
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ヤナーチェク(1854-1928):
オペラからの管弦楽編曲集 第2集 [ニュージーランド響/ブレイナー]JANACEK, L.: Operatic Orchestral Suites, Vol. 2 (arr. P. Breiner) - Kat'a Kabanova / The Makropulos Affair
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2009年06月24日 NMLアルバム番号:8.570556
CD価格:1,900円(税込)
歌がなくても存分に面白い。ついついのめり込むヤナーチェクの音楽第1集(8.570555)に続く、ブレイナーによる華麗なる編曲で聴くヤナーチェクのオペラ名旋律集です。今回取り上げられたのは、人妻の官能的な恋愛を描いた「カーチャ・カバノヴァー」と、ふとしたことで不老不死になってしまったオペラ歌手の物語「マクロプロス事件」の2演目。ここでもブレイナーの施した編曲の素晴らしさは言葉に尽くせません。例えば「カーチャ」でのクライマックス、カーチャが愛人の名を告げて嵐の中に飛びだして行く場面での、段階的な音の増やし方などは聴いているだけでぞくぞくしてしまいます。不気味さと、妙な明るさが入り混じる「マクロプロス」も聴きもの。不条理なのだけど許してしまいます。
収録作曲家:
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シマノフスキ(1882-1937):
交響曲 第1番・第4番他 [ワルシャワ・フィル/ヴィト]SZYMANOWSKI, K.: Symphonies Nos. 1 and 4 / Concert Overture / Study in B flat minor (Warsaw Philharmonic, Wit)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2009年06月24日 NMLアルバム番号:8.570722
CD価格:1,900円(税込)
シマノフスキ・ファン急増中! ワーグナーよりも肉感的、R.シュトラウスよりも骨太な音楽最初の交響曲に、自ら「対位法、ハーモニーの怪物的管弦楽作品」とあだ名をつけたシマノフスキー。彼自身はワーグナーやR.シュトラウスの影響を否定したと言いますが、やはり初期の作品である「演奏会用序曲」には先人風の響きが感じられるのは仕方ないことでしょう。しかしその2年後に書かれた交響曲第1番には、彼独特の「肉感的なうねり感」がたっぷり。驚くほどに魅力的です。第4番の交響曲ではピアノが縦横無尽野に活躍するストラヴィンスキー風の新古典主義音楽が楽しめます。特に終楽章での燃え上がるマズルカ風の音楽は一聴に値します。
収録作曲家:
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バックス(1883-1953):
交響的変奏曲
左手のためのピアノコンチェルタンテ [ウォス/ボーンマス響/ジャッド]BAX, A.: Symphonic Variations / Concertante for Piano Left Hand (Wass, Bournemouth Symphony, Judd)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2009年06月24日 NMLアルバム番号:8.570774
CD-R価格:1,900円(税込)
愛する人のために創造力の全てを捧げたバックス、彼のピアノ曲は情熱の吐息そのものNAXOSではすっかりおなじみとなった、イギリスの作曲家バックス。今作もピアノのための作品です。彼のピアノと管弦楽のための作品は5曲あり、そのどれもに例のごとく、愛する人ハリエット・コーエンの面影がだぶります。演奏に50分近くを要する「交響的変奏曲」は、それぞれの変奏部分にタイトルが付けられた音による叙事詩とも言える大作。聴き応えたっぷりです。かたや、小規模の「左手のための小協奏曲」はアイルランドの海辺の景観を思わせるロマンティックな曲。繊細で移ろいやすい和声、ハーモニーが魅力的です。
収録作曲家:
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カバレフスキー(1904-1987):
ピアノ・ソナタ全集 [アレクサンダー・ドッシン]KABALEVSKY, D.: Piano Sonatas and Sonatinas (Complete) (Dossin)
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2009年06月24日 NMLアルバム番号:8.570822
CD価格:1,900円(税込)
ホロヴィッツの凄演を超えるか? 2003年、アルゲリッチ国際コンクールの覇者ドッシン組曲「道化師」の軽快な音楽でおなじみカバレフスキーは、とりわけ子どもや若い人向けの作品を多く作曲し、芸術の大衆化を図ったことでも知られます。彼のピアノ・ソナタとソナチネは、概ね経歴の初めの頃に書かれたもので、それほど革新的な形式や個性的な和声を有している訳でもないのですが、名ピアニスト、ホロヴィッツやモイセイヴィチらに愛奏されたこともあり隠れた人気を誇っています。とりわけソナタの第3番は現在でも広く愛されています。要求される技巧はそれほどでもないのですが、極めて演奏効果の高い曲でもあります。
収録作曲家:
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マルトゥッチ(1856-1909):
管弦楽作品全集 第2集 [ローマ響/ラ・ヴェッキア ]MARTUCCI, G.: Orchestral Music (Complete), Vol. 2 (Rome Symphony, La Vecchia) - Symphony No. 2 / Theme and Variations / Tarantella / Gavotta
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2009年06月24日 NMLアルバム番号:8.570930
CD価格:1,900円(税込)
確かにオペラ的なものを求める人には向かないだろう。しかし、交響曲を聴きたい人にはばっちりだベルカントから純音楽へ・・・「オペラではないイタリア音楽の再生」を図ったマルトゥッチ。彼の最高傑作の一つ、交響曲第2番です。この曲は1904年に完成されたブラームスとシューマンへの思い入れを感じさせる堂々たる大曲です。当時「演奏反対運動」が巻き起こったにも拘わらずマルトゥッチは各地で初演を断行、以降はこの曲を愛したトスカニーニによって演奏が引き継がれたという曲、交響曲としての完成された形と、メロディ、語法全てがバランス良く集積された聴き応えのあるものになっています。
収録作曲家:
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ラヴェル(1875-1937):
バレエ音楽「ダフニスとクロエ」全曲 [フランス国立リヨン管/メルクル]RAVEL, M.: Daphnis et Chloe / Sheherazade, Ouverture de feerie (Leipzig MDR Radio Choir, Lyon National Orchestra, Markl)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2009年06月24日 NMLアルバム番号:8.570992
CD価格:1,900円(税込)
舞台はレスボス島ですが、内容は少年少女の恋愛物語。
準・メルクルのしなやかな棒で登場人物たちが舞い踊る一連のドビュッシーの録音で、その鋭敏な感性をまざまざと見せつけてくれた準・メルクル。今回は、一層色彩的で情熱的なラヴェルの作品集をお楽しみいただきましょう。2世紀末~3世紀初めのギリシアの作家、ロンゴスによる純愛物語「ダフニスとクロエ」によるバレエ音楽はディアギレフのロシア・バレエ団の依頼によって書かれました。精緻なオーケストレーションは音の魔術師ラヴェルならでは。様々な指揮者、管弦楽団による名演が存在しますが、きっと当盤もその中の一つに数えられるであろう輝きを有した演奏です。序曲「シェエラザード」は本来劇音楽として構想されたものですが、序曲だけが完成。こちらも美しい音楽であることは言うまでもありません。収録作曲家:
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ピッツェッティ(1880-1968):
夏の協奏曲他 [テッサローニキ州立響/ミカイリディス]PIZZETTI, I.: Concerto dell'estate / La festa delle Panatenee (Thessaloniki State Symphony, Michailidis)
■協奏曲
発売日:2009年06月24日 NMLアルバム番号:8.572013
CD価格:1,900円(税込)
ロマン派の香りが漂う名作が多数あるのにまだまだ聴かれることが少ないピッツェッティの作品集1968年4月(ピッツェッティの死から2か月後)、音楽学者ウォーターハウスは「カセッラおよびマリピエーロと並ぶイタリア現代作曲家であるピッツェッティ」に対する讃美の文章を発表しました。彼は1940年代にはファシズム政権と親しかったり、「皇紀2600年奉祝曲」(交響曲イ調)を作曲したりとユニークな経歴の持ち主でもあります。このアルバムには、彼の40年に及ぶ創作活動から生まれた珠玉の作品の中から世界初録音を含む4曲を収録しています。バロックの形式を踏襲した「夏の協奏曲」、初期の作品の中でもきわめて独創的な「交響的前奏曲」、他晩年の作品まで、現在決して人気が高いとは言えないピッツェッティの作品の偉大なる片鱗が明らかになることでしょう。
収録作曲家:
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ペンデレツキ(1933-2020):
ウトレーニャ(朝課) [ワルシャワ・フィル/ヴィト]PENDERECKI, K.: Utrenja (Warsaw Philharmonic, Wit)
■合唱曲
発売日:2009年06月24日 NMLアルバム番号:8.572031
CD価格:1,900円(税込)
割と古典マニア? テキストはロシア正教の早朝礼拝の典礼文1962年に発表された「スターバト・マーテル」、そして1963年の「ルカ受難曲」に連なるペンデレツキの宗教的合唱作品である「ウトレーニャ」の登場です。始めてこの曲を聴いた人は、地の底から響くような合唱に身震いすることでしょう。しかし用いられた詩は、ロシア正教の早朝礼拝の典礼文だというから驚きです(この曲を朝から聴くのは少々勇気がいることでしょう)。第1部(名指揮者オーマンディに捧げられた)でキリストの埋葬を描き、第2部ではその復活を描いています。衝撃的な大音量に圧倒される部分も多いのですが、根底を貫いているのは静かな神への祈り。聴き終わった時の脱力感がたまりません。
収録作曲家:
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シューベルト(1797-1828):
ドイツ語歌曲集 第31集
疾風怒濤期の詩人たち [メルツァー/ヴォルフ/アイゼンロール]SCHUBERT, F.: Lied Edition 31 - Sturm und Drang Poets
■声楽曲
発売日:2009年06月24日 NMLアルバム番号:8.572036
CD価格:1,900円(税込)
今回も珠玉の作品目白押し。聴けば聴くほど深みにはまるシューベルトの小宇宙1767年からおよそ20年続いた「疾風怒濤」の時代は文学史上重要な時期とされ、理性に対する感情の優越を主張し、それまでの古典的な形式からロマン派へと続く、強い感情を持ち合わせた作品が多く生まれたことでも知られています。文学ではシラーやゲーテ、音楽では中期のハイドンがこの時期に活躍、それぞれ個性的な作品を書いています。ここに収められたのは、その時期に書かれた詩にシューベルトが作曲した歌曲です。中でも興味深いのはバラード「エドワード(エドヴァルト)」。第3稿の決定稿と違い、第2稿では最後まで母と息子が一緒に歌うことはありません。母を歌うメルツァーの恨み節も聴きもの。心が芯まで冷える思いを味わうことができるでしょう。
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ガルシア・アブリル(1933-):
アストゥーリアスの母
アストゥーリアス語歌曲コレクション [ピシャン/トレス=パルド ]GARCIA ABRIL, A.: Madre Asturias - A Collection of Asturian Songs (Pixan, Torres-Pardo)
■声楽曲 ■オペラ
発売日:2009年06月24日 NMLアルバム番号:8.572073
CD
通常価格:1,900円→ 特価!:490円(税込)海に生きる男の歌、山を愛する男の歌、張り裂けんばかりの溢れそうな情熱を熱き歌声に込めて1933年、生ハム「ハモンセラーノ」で知られるスペインの小都市テルエルで生まれたガルシア・アブリルはマドリッドで学び、協奏曲、管弦楽曲など多くの作品を作曲、現代スペインを代表する大作曲家となっています。この歌曲集では同じくスペインの一都市アストゥリアスの民族音楽を元に、その特徴的な地形(複雑な海岸線、聳え立つ険しい山地)を音楽によって描くことに成功しています。しかしながらアストゥーリアス語と訊くと、何だか難しそうなイメージを抱いてしまうかもしれませんが、ここで聴ける歌はどれも人懐こくて親しみ易いものばかり。聴いたら誰もが好きになってしまうに違いありません。
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ワイルド・ナイツ!
吹奏楽のための作品集 [カンザス大学ウィンド・アンサンブル/ワイズ]TICHELI, F.: Wild Nights! / ETEZADY, R.: Anahita / MACKEY, J.: Soprano Saxophone Concerto (University of Kansas Wind Ensemble, Weiss)
■吹奏楽
発売日:2009年06月24日 NMLアルバム番号:8.572129
CD-R価格:1,900円(税込)
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ディキンスン(1934-):
オルガン作品全集 [ジェニファー・ベイト]DICKINSON, P.: Organ Works (Complete) (Bate)
■器楽曲(オルガン)
発売日:2009年06月24日 NMLアルバム番号:8.572169
CD価格:1,900円(税込)
オルガンの音色は美しい光のように。はるか彼方にイギリスの大聖堂が見えるかのよう1934年生まれのイギリスの作曲家ディキンスン。同姓同名のミステリー作家とは別人ですが、この人も多くの著作があり、またピアニストとしても活躍しています。彼の父親フランクはコンタクトレンズの専門家で、アメリカ及び南アフリカでのコンタクトレンズの普及と研究に生涯を捧げた人です。と、同時に才能あるオルガニストであったため、息子ピーターも自然に音楽に親しみ、素晴らしい作品を作り上げたのでしょう。彼の50年近くの歩みがこの1枚に凝縮されています。
収録作曲家:
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アルベニス(1860-1909):
ピアノ作品集 第3集 [ギレルモ・ゴンザレス]ALBENIZ, I.: Piano Music, Vol. 3 (Gonzalez) – 6 Danzas espanolas / 6 Pequenos valses / 6 Mazurkas de salon
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2009年06月24日 NMLアルバム番号:8.572196
CD価格:1,900円(税込)
スペイン好きなら外せない。ショパン好きも聴いておいた方がよい。アルベニスのピアノ作品集第3集は、舞踏のための組曲を集めました。スペイン風、ワルツ、ポーランド風のマズルカと曲想は様々ですが、全ての曲には、生きる喜びが散りばめられ、肉感的でちょっと妖艶な香りが漂っています。20歳の頃に書かれた「ワルツ集」での初々しさもすてきですし、アルベニスらしさがよく出ている「スペイン風ダンス」の情熱的な感触もたまりません。1885年頃書かれた「サロン風マズルカ」はショパンの影響が感じられる作品で、タイトルには各々の曲を献呈された「お金持ちの娘さん」の名前が付けられています。演奏はおなじみゴンザレス。文句なしに楽しめます。
収録作曲家:
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ロベルト&クララ・シューマン:
歌曲集 [シュミット]SCHUMANN, R.: Dichterliebe / Liederkreis / SCHUMANN, C.: 6 Lieder (Traumend wandle ich bei Tag) (Schmidt)
■声楽曲
発売日:2009年06月11日 NMLアルバム番号:OC819
CD
通常価格:2,475円→ 特価!:490円(税込)若きテノール、マクシミリアン・シュミットによる瑞々しいシューマン夫妻の歌曲集です。ドイツで人気急上昇中(特に古楽演奏ではひっぱりだこ)の彼は、レーゲンスブルクの少年合唱団で最初の音楽トレーニングをうけ、1999年にはベルリン芸術大学でアンケ・エッガース教授の下で声楽を学びました。2005年と2006年にはバイエルンの国立オペラのマスタークラスでアン・マレーとロベルト・D・スミスに師事し、オペラにも出演するようになります。コンサート歌手としてもレパートリーを深め、ハーディングやマンゼを始めとした大指揮者と共演を果たしています。ここではシューマンの溢れるようなロマンティシズムを極めつけの美声で朗々と歌いこなし、新たな可能性を示唆します。伴奏はゲルハーエルとの共演で世界的名声を獲得したフーバーです。