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Women & War & Peace
女性と戦争と平和 [ケイトリン・ボウスカ(ピアノ)]発売日:2024年05月17日
LP価格:5,325円(税込、送料無料)
ピアニスト、チェンバロ奏者としてコンサートで活躍するほか、カーティス音楽院で中央および東ヨーロッパの作曲家について研究・講演するケイトリン・ボウスカ。彼女は2021年秋から、戦争によって大きな痛手を受けた社会の中における難民のような存在となった女性作曲家たちの作品の演奏をはじめ、これを聴いたYarlung Recordsのエグゼクティブ プロデューサーPatrick Trostleは大いに感激、レーベルに強く働きかけ録音が実現しました。 このLPは既に発売されているCD(YR-54460)と同時に録音が進行したもので、曲の途中でショパンのマズルカが現れるのキャロライン・ショウの作品と、18-19世紀のポーランドで活躍したマリア・シマノフスカの作品が収録されています。
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The Power of the Keyboard
鍵盤の力 [ネイサン・ベン=イェフダ(ピアノ)/アストラル・ミックステープ]発売日:2024年05月17日
LP価格:5,325円(税込、送料無料)
南カリフォルニアに生まれ、ロンドンの王立音楽院で学び、その後ジュリアード音楽院に進んだ若手ピアニスト、ネイサン・ベン=イェフダのアルバム。2021年に開催されたエリザベート王妃国際音楽コンクールでは入賞を逃したものの、彼が演奏したナッセンの「変奏曲」が当レーベルの主宰者に感銘を与えアルバム製作が実現しました。 CD(YR-54481)と同時に録音が進行したこのLPには、ハイドンとスカルソープの作品に加え、クラシック音楽のステージに留まらないネイサンの活動を紹介するため、彼が参加しているバンド、アストラル・ミックステープとしての2曲も収録しています。 ルネサンス音楽からロマン派、ロックやポストロック、さらには自然音に至るあらゆる音と音楽を素材とし、ピアノ四重奏の進化形とも呼べるバンドです。
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Symmetria Pario: Creation [ペッカ・クーシスト(ヴァイオリン)/ヨーナス・アホネン(ピアノ)]
発売日:2024年05月17日
LP価格:5,325円(税込、送料無料)
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〈HAYDN 2032 第10集〉[LP]
『一日の時の移ろい』
ハイドン(1732-1809):
交響曲「朝」「昼」「晩」
モーツァルト(1756-1791):
「セレナータ・ノットゥルナ」 [ジョヴァンニ・アントニーニ、イル・ジャルディーノ・アルモニコ]発売日:2024年04月26日
2LP+1CD+DL 3枚組価格:5,175円(税込、送料無料)
交響曲全曲録音シリーズ第10弾に豪華アナログ盤登場ハイドン生誕300周年となる2032年までに、その100曲を越える交響曲を全て実演・録音してリリースするプロジェクト「HAYDN 2032」第10作目に、CDのほかハイレゾのダウンロード用コードまで付属した豪華なアナログ盤が登場。毎回テーマ性ある選曲が興味深く、そこに他の作曲家の作品などが適宜盛り込まれるのも面白いところですが、今作には作曲当初から連作として構想されていたことが明らかな初期の3曲「朝」「昼」「晩」を収録。 ハイドンがエステルハージ侯爵家に副楽長として雇われて間もなくの1761年に発表されたと考えられるこれらの作品は、宮廷楽団の名手たちの技量と新任副楽長の才覚を存分に印象づけるべく、多様な作曲様式が盛り込まれた傑作です。弦楽器で奏でられるレチタティーヴォ、フルートからコントラバスまで様々な楽器が随所で繰り広げるソロなど聴きどころ満載で、現代の演奏団体にとっても腕が試される作品群ですが、イル・ジャルディーノ・アルモニコは流石の腕利き揃いで、隅々まで才気あふれる演奏を味わえます。 選び抜かれた古楽器の素材感に満ちたサウンドもさることながら、アンサンブル全体が一つの生き物のような一体感で伸縮自在のダイナミズムを堪能でき、ハイドンならではの曲作りの面白さが存分に伝わる痛快さ。各交響曲が朝から晩(夕)まで、一日の三つの時間をそれぞれ表現しているハイドン作品の続きとして、モーツァルトがザルツブルクの音楽夜会のために書いた「セレナータ・ノットゥルナ」を“夜”にあたる曲として併録。こちらも首席ヴァイオリンのバルネスキによる当意即妙な即興パッセージが心地良く、全編を通じて生気に満ちた音作りがたまりません。 当シリーズの常通り、音楽学者モーリッツ・バウアーによる最新研究をふまえた作品解説も添えられています。
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イェルク・ヴィトマン(クラリネット)
モーツァルト(1756-1791):
クラリネット協奏曲[LP] [イェルク・ヴィトマン(クラリネット)/ペーター・ルジツカ(指揮)/ベルリン・ドイツ交響楽団]発売日:2024年03月29日
LP価格:4,050円(税込、送料無料)
近年作曲家としての目覚ましい活躍で知られるクラリネット奏者、イェルク・ヴィトマン。このアルバムでは演奏家としての彼の本領発揮とも言えるモーツァルトのクラリネット協奏曲を披露しています。 7歳の時にこの作品に出合い、クラリネットの演奏を選ぶきっかけとなったと言うヴィトマンは、曲のすみずみまでを丹念に読みこみ、モーツァルトがこの作品に込めた様々な思いを拾い上げながら、見事な演奏を聴かせます。
収録作曲家:
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In Glow of Like Seclusion
サミュエル・アンドレーエフ(1981-):
室内楽作品集 [チェン・ペイ(ソプラノ)/ルイージ・ガッジェーロ(指揮)/アンサンブル・プロトン・ベルン]発売日:2024年02月23日
LP 2枚組価格:7,350円(税込、送料無料)
ニューヨーク・タイムズ紙などで高く評価される、カナダ出身で現在はフランスを拠点に活動する現代作曲家サミュエル・アンドレーエフの作品集。このアルバムには2012年から2022年までに書かれた4作品を収録しています。 アルバムの中心となるのは美しさと力強さを備えたカンタータ「In Glow of Like Seclusion」。楽器の多彩な音色を生かした「室内ソナタ」も聴きどころです。 アンドレーエフ作品を得意とするアンサンブル・プロトン・ベルンによる演奏です。
収録作曲家:
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プッチーニ(1858-1924):
管弦楽伴奏歌曲集 [チャールズ・カストロノヴォ/イヴァン・レプシッチ(指揮)/ミュンヘン放送管弦楽団]発売日:2024年01月19日
LP価格:4,800円(税込、送料無料)
プッチーニ没後100周年記念、
シャハトナーによる管弦楽伴奏歌曲をカストロノヴォの美声で聴く19世紀後半から20世紀初めにかけて活躍したイタリアのオペラ作曲家たちの多くはまとまった数の歌曲を残していますが、プッチーニの場合は生前に出版された歌曲は11曲だけで、それらもまとまった作品としてではなく、キャリアの初期から後期にかけて散発的に書かれたものでした。 2010年に出版された最初の校訂版「歌曲集」には16曲が収められており、当CDにはそのピアノ・パートを大オーケストラのための管弦楽伴奏に編曲したものを収録しています。 編曲を手掛けたのは1985年ドイツ生まれの作曲家・指揮者ヨハネス・クサヴァー・シャハトナー。楽譜は2020年にBoosey & Hawksから出版され、これが初録音となります。プッチーニの歌曲は基本的にベルカントのスタイルで書かれており、ピアノはシンプルな伴奏に留まることが多いのですが、シャハトナーはプッチーニのオペラでのオーケストレーションを参考にしつつも、時に大胆かつ独創的なアレンジを施しています。 今を時めくテノール歌手の一人、カストロノヴォの力強く輝かしい歌唱がこの録音の魅力を一層高めています。 ※CD『ジャコモ・プッチーニ:管弦楽曲と歌曲集』(900349)の歌曲集部分と同一の音源です。収録作曲家:
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ラング(1957-):
Little Match Girl Passion -
マッチ売りの少女の受難曲(2007) [モリー・ネッター(ソプラノ)/ケイト・マロニー(メゾ・ソプラノ)/Gene Stenger(テノール)/Dashon Burton(バス・バリトン)/イアン・ローゼンバウム(パーカッション)/ジェフリー・ドウマ(指揮)]発売日:2023年12月08日
LP価格:3,675円(税込、送料無料)
2007年に作曲され2008年の“ピューリッツァー賞”を受賞したデイヴィッド・ラングの合唱曲『マッチ売りの少女の受難曲』。J.S.バッハの「マタイ受難曲」から影響を受けたというこの作品には、2008年にポール・ヒリアーが指揮したシアター・オヴ・ヴォイシズ他、Cantaloupeレーベルでのロサンゼルス・マスター・コラールの演奏など、いくつかのアルバムが存在、現代合唱作品の名作のひとつに数えられます。 今回のCantaloupeレーベルへの再録音にあたってラングは「(合唱とは異なる)一人一人の息遣いが聞こえるような、小ぶりな編成で録音したかった」と語っています。
収録作曲家:
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〈モーツァルトとマンボ 3〉
美しきキューバ娘
(カラーヴァイナル) [サラ・ウィリス、ジョナサン・ケリー、ヴェンツェル・フックス、シュテファン・シュヴァイゲルト ほか]発売日:2023年11月24日
LP 2枚組価格:4,425円(税込、送料無料)
ベルリン・フィル・メンバーも参加の「モーツァルトとマンボ」完結編に、カラーヴァイナル登場!ベルリン・フィルの人気ホルン奏者サラ・ウィリスがキューバのミュージシャンたちと録音し、世界的な大ヒットとなった2020年のアルバム「モーツァルトとマンボ」(ALPHA578/NYCX-10151)、2022年の「キューバン・ダンス」(ALPHA878/NYCX-10336)に続く三部作の完結編にカラーヴァイナルが登場。重量盤でこそないものの、情熱的な赤い盤面は多くのファンを喜ばせることでしょう。 「モーツァルトはきっと素晴らしいキューバ人になったはず」という現地の友人の一言がきっかけとなり、彼女自身が大好きなキューバの音楽とモーツァルトを取り合わせるというなんとも不思議な企画が立ち上がりましたが、これが非常に面白い相乗効果を生みました。 3つのアルバムを合わせてサラ・ウィリスとハバナ・リセウム・オーケストラによるモーツアルトのホルン協奏曲全4曲が揃いますが、ここにもう1曲モーツアルトを加えたいという彼女の熱意に応えて、ベルリン・フィルの首席奏者を始め3人の友人たちがハバナへ駆けつけ、協奏交響曲の録音が実現しました。彼らはアンコールとして19世紀にフランスで活躍したキューバ出身の作曲家・ヴァイオリニスト、ホセ・ホワイト・ラフィットが作曲した「美しきキューバ娘」も演奏。4人のソリストもオーケストラも肩の力を抜いて、音楽を心から楽しんでいるのが伝わる素晴らしい演奏を聴かせています。 最後はキューバ国内はもとより世界中で親しまれている名曲「グァンタナメラ(グァンタナモの娘)」のライヴ感覚溢れるパフォーマンスで、コロナ禍を乗り越えて完結したこのシリーズを締めくくります。
収録作曲家:
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ショパン(1810-1849):
ピアノ協奏曲 第1番・第2番[LP 2枚組] [マルガリータ・ヘーエンリーダー(ピアノ)/リッカルド・ミナージ(指揮)/ラ・シンティッラ管弦楽団/マルティン・ヘーゼルベック(指揮)/ウィーン・アカデミー管弦楽団]発売日:2023年11月24日
LP 2枚組価格:7,125円(税込、送料無料)
マルガリータ・ヘーエンリーダーによるショパンの協奏曲集。第1番はすでにCDで発売されていました(SM400)が、今回は初登場となる第2番も併せてLP2枚組と発売。彼女の深いショパン理解から生まれた感じられるアルバムです。 長年にわたりショパンの音楽を奏でるための楽器を探していたという彼女は、1831年にショパンが語ったという「プレイエルのピアノは最上のものである」という言葉をもとに、クリストフ・ケルンの楽器コレクションの中から、1848年頃にパリで製作されたプレイエルを歴史的な資料と手法を用いて専門的に改修した楽器でこの録音に臨みました。 この楽器はショパンが所有していたものと構造が同じであり、オーケストラの現代のピッチ(440Hz)に対応しつつ音量のバランスも取れるような、力強いサウンドとフランス風のエレガンスを併せ持つ楽器です。彼女はタッチにも細心の注意を払い、ショパンの弟子であるカロル・ミクリから引き継いだ指使いを取り入れています。 そして、第1番ではリッカルド・ミナージが指揮するラ・シンティッラ管弦楽団、第2番ではマルティン・ハーゼルベックが指揮するウィーン・アカデミー管弦楽団が伴奏を担当。どちらも当時の楽器を使用、ショパンの時代の音にとことんこだわった企画です。
収録作曲家:
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ヴァイル、ブレヒト & ハウプトマン:
《三文オペラ》の音楽[LP 2枚組] [コメディ・フランセーズ、マキシム・パスカル、ル・バルコン]発売日:2023年11月10日
LP 2枚組価格:4,500円(税込、送料無料)
《三文オペラ》の歌の数々をコメディ・フランセーズとル・バルコンによる秀演で2023年7月のエクサン・プロヴァンス音楽祭で行われた公演のライヴ。ジョン・ゲイの『ベガーズ・オペラ』のエリザベート・ハウプトマンによるドイツ語訳を元に、ブレヒトが脚色して台本を作成、ヴァイルが曲を付けて大ヒットした《三文オペラ》の音楽を収めています。 歌はコメディ・フランセーズの役者たち、演奏をマキシム・パスカル率いるル・バルコンが担当するという興味深いもので、彼らの相互作用によりたいへん活き活きとした音楽となっており、作品本来の味わいに加え現代的な風合いがセンス良く加えられているのがポイントです。歌詞は新しいフランス語訳を使用。音楽は1928年に初演された時の熱狂を再現するべく、当時の形を元に若干のアレンジが加えられているようです。 またロートレックらを魅了した伝説の歌手イヴェット・ギルベールの詞にヴァイルが曲を付けた「PAUV’ MADAME PEACHUM 貧しいピーチャム夫人」は、今回が初録音という貴重なもの。本来台詞を挟む音楽劇(オペラ/ミュージカル)ですが、このアルバムでは曲の間を今回の演出を担当するトーマス・オスターマイアーが口上役として語りで繋ぐという趣向となっています。 ※180g重量盤
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C・クライバー指揮/バイエルン国立管弦楽団
ベートーヴェン(1770-1827):
交響曲 第4番・第6番・第7番[LP 3枚組] [カルロス・クライバー(指揮)/バイエルン国立管弦楽団]発売日:2023年10月13日
LP 3枚組原盤解説日本語訳を添付価格:9,000円(税込、送料無料)
バイエルン国立管弦楽団創立500周年記念!
カルロス・クライバーが指揮したベートーヴェン交響曲のライヴ録音のLPが復活!「ここでカルロス火を吹いた」のキャッチコピーと共にLP末期にORFEOから登場したクライバーのベートーヴェン第4番は大きな話題となりました。当時、クラシック音楽通の間でベートーヴェンの交響曲第4番は、シューマンの言葉を引用して「北欧神話の二人の巨人(第3番と第5番)にはさまれたギリシャの乙女」のイメージで語られることが多かったのですが、クライバーが聴かせた第4番の演奏は強烈な推進力とはち切れんばかりの躍動感で息もつかせぬ演奏となっていて、曲のイメージを一新してしまうほどの力がありました。また、クライバーの指揮に同化して渾身の演奏を展開するバイエルン国立管弦楽団も強烈な印象を残しました。その後、同じ日の音源から第7番がリリースされ、更に別の日に収録された第6番も登場し、いずれもロングセラーとなっています。 ORFEOでは、2023年がバイエルン国立管弦楽団の500周年にあたることから、2015年にLPのセットでリリースした際のマスターを使って再生産。広瀬大介氏による原盤解説日本語訳を添付してお届けいたします。 ※輸入盤につき、外装に多少のへこみやこすれ、盤面にも若干のスレ傷などがある場合があります。再生に支障のない場合は交換の対象外とさせていただきます。収録作曲家:
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ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 Op.73「皇帝」[LP] [スチュワート・グッドイヤー(ピアノ)/アンドルー・コンスタンティン(指揮)/BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団]発売日:2023年09月15日
LP価格:3,525円(税込、送料無料)
ピアニスト・作曲家として活動する注目のピアニスト、スチュワート・グッドイヤーが2020年のベートーヴェン生誕250年記念として録音したピアノ協奏曲全集から第5番「皇帝」をLP化したもの。 アンドルー・コンスタンティンが指揮するBBCウェールズ・ナショナル管弦楽団とともにエネルギッシュ、かつ華麗な演奏を披露しています。
収録作曲家:
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〈HAYDN 2032 第9集〉
別れのとき[LP 2枚組]
ハイドン(1732-1809):
交響曲 第35番・第45番・第15番
ベレニーチェの告別の場面 [ジョヴァンニ・アントニーニ、イル・ジャルディーノ・アルモニコ、サンドリーヌ・ピオー]発売日:2023年09月08日
2LP+1CD+ハイレゾDL価格:5,250円(税込、送料無料)
交響曲全曲録音第9巻がアナログに!
「別れ」をテーマにした厳選3曲、ピオーが歌うハイドン晩年の稀少声楽曲入りイタリアの古楽器合奏団イル・ジャルディーノ・アルモニコを主宰するジョヴァンニ・アントニーニが、この団体とバーゼル室内管弦楽団を指揮して進める交響曲全曲録音シリーズHAYDN 2032。作曲家の生誕300周年までの完成をめざし名演が次々現れるプロジェクトですが、第9弾のテーマは「別れ」。 旅立ちや人生の転機が何かしら作品成立の背景にあった3曲の交響曲のうち、中軸を占めるのはやはり「告別」の綽名で知られる第45番。疾風怒濤期特有のスリリングな短調展開がクライマックスに達したところで突如ゆったり始まる各楽器のソロ部分は、名手揃いのこの楽団だからこその頼もしさで、最後まで聴きどころに事欠かない精妙解釈を味わえます。 エステルハージ宮廷楽団着任後まもなく書かれた第15番、ニコラウス侯の人生に大きな影響を及ぼした旅からの帰還を祝う第35番も、それぞれダイナミックかつスタイリッシュな逸品。最後の交響曲第104番とともに、ハイドンのロンドン滞在の末尾を飾った演奏会で披露された独唱曲は、贅沢にも名歌手ピオーの歌で聴くことができます。 発見に満ちた77分あまりを彩る、最新の研究成果が反映された解説(仏、英、独語)も充実の内容です。収録作曲家:
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コメディ・フランセーズ
ゲンスブールを歌う (アナログ盤)
コメディ・フランセーズの俳優たち [コメディ・フランセーズの俳優たち]発売日:2023年08月25日
LP 2枚組価格:3,825円(税込、送料無料)
シャンソン歌手、俳優、ソングライターとして20世紀のフランスに大きな足跡を残しながら、その言動が常に物議をかもしたセルジュ・ゲンスブール。彼の手によるシャンソンの数々を、フランスの由緒ある国立劇団の1つ、コメディ・フランセーズの芸達者な役者たちが、歌い奏でるアルバム。 皮肉、ユーモア、エロス、背徳といった要素を存分に封じ込めた、雰囲気たっぷりのアルバムです。
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ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ協奏曲全集(第0番-第7番) [ミヒャエル・コルスティック(ピアノ)/コンスタンティン・トリンクス(指揮)/ウィーン放送交響楽団]発売日:2023年06月30日
LP 7枚組価格:22,500円(税込、送料無料)
大好評を得たミヒャエル・コルスティックのベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集、LP盤の登場!ベートーヴェンのピアノ協奏曲は通常、第1番から第5番までを全集としますが、このコルスティックの全集は、第2番の初稿フィナーレであるロンド変ロ長調 WoO 6や、ヴァイオリン協奏曲のピアノ版(このCDでは第7番と表記)に加え、ベートーヴェンが1814年から15年頃に作曲したとされるニ長調の協奏曲断章(このCDでは第6番と表記)、14歳頃に作曲した変ホ長調の協奏曲までも収録していることが大きな特徴。 若書きの「第0番」変ホ長調 WoO 4はオーケストラ・パートが失われてピアノ・パートだけが伝えられています。この曲にオーケストレーションを施した例としてはスイスの作曲家ヴィリー・ヘスによるものがありますが、ここではコルスティックの発案で指揮者・音楽学者のヘルマン・デヒャントに依頼した新たなオーケストレーションを採用。第4番を参考に、ヘス版に無かったファゴット2本を追加。更に終楽章ではトランペット2本とティンパニを追加して、壮麗な響き持つ演奏時間約26分の協奏曲となりました。カデンツァはデヒャント作のものを参考にコルスティックが手を加えています。 (曲目・内容欄に続く)
収録作曲家:
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マクベイン(1979-):
Bathymetry - バシメトリー[LP] [マット・マクベイン(モーグ・シンセサイザー)/サンドボックス・パーカッション]発売日:2023年06月23日
LP価格:4,050円(税込、送料無料)
作曲家・シンセサイザー奏者のマット・マクベインの「Bathymetry(水深測量)」。8つの楽章で構成された約37分の作品は、アナログ・シンセサイザーやパーカッションを駆使したアンビエント風の音楽です。 マクベインはMoog Slim Phattyシンセサイザーを使用し、サンドボックス・パーカッションのメンバーたちも様々な楽器を駆使して演奏に参加。波打ち際の風景や水中のミステリアスな世界が表現されています。
収録作曲家:
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アース&ウッド[LP] [スモーク&ミラーズ・パーカッション(アンサンブル)]
発売日:2023年04月14日
LP価格:4,650円(税込、送料無料)
才能あるミュージシャンたちが息のあった演奏を聴かせるアンサンブル「スモーク&ミラーズ・パーカッション」。こちらは過去にCDとして発売されたアルバムの中から4曲をセレクトし、LPとして再編したものです。 「その場に鳴っていた音楽」をそのまま届けるために、曲中での編集は一切せず、コンデンサータイプのステレオ・マイクAKG C-24 1本だけのワンポイント録音で、エリオット・ミルウッドが特別に制作した真空管のマイク・アンプを通してアナログ・テープに収録しました。タムタムやスネアドラムなど現代のオーケストラで用いられる楽器と、オカリナやテポナズトリ(中空の丸太から作られた民族楽器)などの楽器の響きのバランスをとるために相互の楽器の位置を調整するなど、多くの工夫が凝らされています。
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ヴィヴァルディ(1678-1741):
協奏曲集「四季」 Op.8
カルロス・ピノ=キンタナによるパンフルートのための編曲 [アンドレーア・チラ(パンフルート)/ダグラス・ボストック(指揮)/プフォルツハイム南西ドイツ室内管弦楽団]発売日:2023年02月24日
LP価格:2,475円(税込)
誰もが知っているヴィヴァルディの『四季』に新風を吹き込む1枚が登場。 このアルバムでは独奏ヴァイオリンのパートをパンフルートで演奏し、アルカイックな音色と文字通り息つく間もない驚愕のヴィルトゥオジティを披露しています。 アンドレーア・チラは、ルーマニアのブカレストで生まれ、母国では「ナイ」と呼ばれるパンフルートの演奏に才能を発揮。ルーマニアの伝統音楽からオペラ・アリアやポップスに至るレパートリーを持ち、この楽器のスター的存在としてウィーンを拠点にヨーロッパで活躍しています。 パンフルート用のアレンジは現代作曲家として活躍するカルロス・ピノ=キンタナによるもので、原曲のソロ・パートのポリフォニックな側面を強調し、パンフルートに適した調に移し、弦楽アンサンブルとのバランスに配慮することで、違和感のない仕上がりになっています。
収録作曲家:
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ラファエル・フィンガーロス(バリトン)
Mozart made in Salzburg
モーツァルト・メイド・イン・ザルツブルク [ラファエル・フィンガーロス(バリトン)/レオポルト・ハーガー(指揮)/モーツァルテウム管弦楽団]発売日:2023年02月17日
LP価格:4,125円(税込、送料無料)
「ザルツブルクで制作されたモーツァルト」と題されたアルバム。 作曲家、ソリスト、指揮者をザルツブルク出身者で固め、オーケストラも録音場所もザルツブルクという徹底ぶり。 バリトンのためのオペラ・アリアと歌曲を通じてモーツァルト愛を存分に伝えます。 有名曲の数々に加え、あまり耳にすることのない《ツァイーデ》のアリアや、《フィガロの結婚》のウィーン初演の際に付け加えられた伯爵のアリアが貴重です。 ラファエル・フィンガーロスは1986年にザルツブルク州タムスヴェークに生まれ、ウィーン音楽大学を卒業。 2016年から2020年までウィーン国立歌劇場のアンサンブル・メンバーとなり、2016年には歌劇場の日本公演に帯同して《ナクソス島のアリアドネ》のハルレキン役を歌い、注目されました。 現在ではオペ ラ、コンサートの両面で幅広く活躍しています。
収録作曲家:
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『モーツァルトとマンボ』 2
キューバン・ダンス
(ヴァイナル・ヴァージョン) [サラ・ウィリス、ハバナ・リセウム・オーケストラ、ホセ・アントニオ・メンデス・パドロン、サラバンダ ほか]発売日:2023年01月20日
LP 2枚組価格:4,425円(税込、送料無料)
大ヒット・アルバム「モーツァルトとマンボ」第2弾のアナログ盤登場!ベルリン・フィルの人気ホルン奏者サラ・ウィリスがキューバのミュージシャンたちと録音し、世界的な大ヒットとなった2020年のアルバム「モーツァルトとマンボ」(ALPHA578/NYCX-10151)。「モーツァルトはきっと素晴らしいキューバ人になったはず」という現地の友人の一言がきっかけとなり、彼女自身が大好きなキューバの音楽とモーツァルトを取り合わせるというなんとも不思議な企画が立ち上がりましたが、これが非常に面白い相乗効果を生みました。 その後コロナ禍を乗り越えて2022年にリリースされ、こちらも大ヒットとなった第2弾のアナログ盤が登場します。 モーツァルトのホルン協奏曲2曲と共に今回メインとなるのは、キューバの若い作曲家たちに委嘱した「ホルンと弦楽とパーカッションのためのキューバン・ダンス」6曲。ベルリン・フィルではあまり聴くことの出来ないサラ・ウィリスの伸びのあるソロと、陽気で熱気あふれるキューバ音楽の魅力をたっぷりと味わうことが出来ます。 ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ・バンドのツアーにも参加したカルロス・カルンガの張りのある歌声、今回の録音中に83歳の誕生日を迎えたというギロ(グイロ)の名手エンリケ・ラサガの妙技、そしてハバナ・リセウム・オーケストラの素晴らしい演奏も大きな聴きどころです。
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『TOMORROW’S FINALLY HERE』 [BANGKOK LINGO]
発売日:2022年11月11日
LP価格:4,050円(税込、送料無料)
ノルウェーのオスロを拠点に活躍する若きジャズ・ミュージシャンたちが結成したクインテット、BANGKOK LINGOのセカンド・アルバム。60年代ジャズ、スウィング、フリー・ジャズそしてエスニックなどの要素を取り込んだ、レイドバック・グルーヴとキャッチーなメロディが聴かせます。ソロの巧さにも瞠目。
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テリー・ライリー(1935-):
Autodreamographical Tales [テリー・ライリー(ナレーター・ピアノ・キーボード)/バング・オン・ア・カン・オール=スターズ]RILEY, T.: Autodreamographical Tales (T. Riley, Bang on a Can All-Stars)
発売日:2022年10月28日 NMLアルバム番号:CA-21167
LP 2枚組価格:5,550円(税込、送料無料)
「in C」などミニマリズムの手法を用いた作品で知られるアメリカ合衆国の作曲家テリー・ライリー(1935-)。2020年2月に「さどの島銀河芸術祭」に出演するために佐渡島を訪れた彼は、新型コロナウィルスのパンデミックのため帰国が叶わず、ひとまず山梨県北杜市に移動したところ、ここの景色がすっかり気に入りそのまま日本に定住しています。現在も国内で活動を続けており、2022年7月にはフジロックフェスティバルにも出演予定。 さて、このアルバムはライリーがバング・オン・ア・カン・オール=スターズとともに、フリージャズ、ブルース、ロック、ポップス、クラシックなど幅広い音楽のテイストを用いたアンサンブルに挑戦したもの。収録された10曲はそれぞれ彼自身が語り、そして歌いながら、ミニマル風のピアノの旋律を加えており、まさに万華鏡のように広がる世界を楽しむことができます。ライリーならではの鮮やかなストーリーテリングや、秘められたメッセージを感じ取っていただけることでしょう。
収録作曲家:
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THE TRONDHEIM CONCERT
トロンハイム・コンサート [ESPEN BERG エスペン・バルグ]発売日:2022年10月28日
LP 2枚組価格:5,550円(税込、送料無料)
ノルウェーJAZZ界の俊才ピアニスト、
エスペン・バルグによるフル・インプロヴィゼーション・ライヴ1983年ノルウェーのハーマル生まれのピアニスト、エスペン・バルグ。バルー・ライナット・ポウルセン(ベース)、シーモン・オルダシュクーグ・アルバートシェン(ドラム)らと2014年に結成した「エスペン・バルグ・トリオ」での活動が高く評価され、数回の日本ツアーも成功させています。 2020年にはノルウェーを代表するジャズ&ポップス・シンガーのセリア(Silje Nergaard)とのデュオ・アルバムをSONYからリリースもしている彼の3枚目のソロ・アルバムは、ノルウェーはトロンハイムのライヴ・ハウス、ドックフーセで行った単独ライヴの模様を収録したもの。約86分のライヴ全編がインプロヴィゼーションというスリリングな企画で、メロウなメロディからスピーディーなクライマックス、高テンションのポリリズムまで、リリカルな彼のピアノを堪能することが出来ます。 -
ミシェル・ペトルチアーニ
One Night In Karlsruhe
ワン・ナイト・イン・カールスルーエ [ミシェル・ペトルチアーニ]発売日:2022年09月16日
LP 2枚組価格:5,700円(税込、送料無料)
ベストセラー・アルバムが待望のアナログ化!
ペトルチアーニがドイツで行ったライヴ音源「寿命は20歳程度まで」といわれる先天性の骨形成不全症を患いながら、ピアニストとして成功し、フランス人として初めてジャズの名門レーベルBlue Noteと契約したミシェル・ペトルチアーニ(1962-1999)。没後20年にあたる2019年にリリースされた、SWR=南西ドイツ放送のアーカイヴから発掘された1988年7月7日カルチャー・センターJubezでのライヴ盤は、世界的に大きな評判となりロング・ヒットを続けています。今回、満を持してそのアナログ盤が登場となりました。 Blue Noteでの第2作目『Michel Plays Petrucciani』(1988)の前半5曲のリズム・セクションを担当したゲイリー・ピーコック(B)とロイ・ヘインズ(Dr)を従えたツアーから、自作曲やジャズ・スタンダード、コルトレーンの「ジャイアント・ステップス」などを聴くことができる貴重な音源です。 -
ショスタコーヴィチ(1906-1975):
ピアノ協奏曲 第1番
交響曲 第9番 [イェフィム・ブロンフマン(ピアノ)/ハンネス・ロイビン(トランペット)/バイエルン放送交響楽団/マリス・ヤンソンス(指揮)]発売日:2022年09月16日
LP価格:4,500円(税込、送料無料)
2021年に発売された『マリス・ヤンソンス・エディション』(900200)からの分売アルバム、
アナログ盤にて再登場!「ショスタコーヴィチの音楽に心を奪われ、心の一番奥深いところまで揺さぶられる人が世界中で増えている。ショスタコーヴィチの音楽は独特だ。それは政治がもたらした痛ましい時代の証言であると同時に、人間存在にかかわる根本的な感覚と経験が生み出す、時代を越えた表現となっている。私にとっては特に。」と語った名指揮者マリス・ヤンソンス。このアルバムには2011年と2012年に開催されたコンサートから、2曲のショスタコーヴィチ作品のライヴ録音が収録されています。 ショスタコーヴィチの「ピアノ協奏曲第1番」は、正式には「ピアノとトランペット、弦楽合奏のための協奏曲」といい、トランペットにもソリストとしてのテクニックが要求される作品。ショスタコーヴィチは、歌劇《ムツェンスクのマクベス夫人》の完成からわずか数週間後の1933年夏にこの作品を書き上げており、26歳の若き作曲家の計り知れないほどの優れた才能が存分に感じられる逸品です。ピアノを卓越した技巧で知られるイェフィム・ブロンフマン、トランペットをNDRエルプ・フィル(旧名称ハンブルク北ドイツ放送交響楽団)の首席奏者を務め、現在もソリストとして活躍するベテラン、ハンネス・ロイビンが演奏、さまざまな風刺や引用なども含め、ヤンソンスの機敏な指揮が全体をまとめています。 交響曲第9番は1945年11月3日にエフゲニー・ムラヴィンスキー指揮、レニングラード・フィルハーモニー交響楽団によって初演された「戦争三部作」の最後の作品。勝利の交響曲と期待されましたが、実際には風刺と皮肉に満ちており、この軽妙な作品はベートーヴェンの第九のような作品を求めていた政府関係者の意向に沿うことはありませんでした。ヤンソンスは機知と皮肉に満ちたこの作品をスタイリッシュに仕上げています。収録作曲家:
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ジェイソン・トルーティング:
Nine Numbers [ジェイソン・トルーティング (ヴォーカル・打楽器) 他]TREUTING, J.: Nine Numbers (Sō Percussion, Tigue, Troika Percussion Trio)
発売日:2022年08月26日 NMLアルバム番号:CA-21165
LP 2枚組価格:5,550円(税込、送料無料)
アンサンブル「So Percussion ソー・パーカッション」の共同設立者ジェイソン・トルーティングのアルバム。タイトルの「Nine Numbers」とは、日本発のパズルゲーム「数独」からヒントを得たもので、ヴォーカル、電子楽器、ブロック、ベル、ドラム、その他多彩なパーカッションを使用して、リズムの探求を試みています。 謎めいた全曲は、タイトル通り9個のブロックに分かれていますが、収録時間の都合で「4」だけはDigital配信のみとなります。
収録作曲家:
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J.S.バッハ(1685-1750):
無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番 ニ短調 BWV 1004 [ペッテリ・イーヴォネン(ヴァイオリン)]発売日:2022年07月22日
LP価格:4,650円(税込、送料無料)
グラミー賞やICMAにノミネートされたフィンランドのヴァイオリニスト、ペッテリ・イーヴォネンが弾くバッハのパルティータ第2番。長らくアメリカで生活、ヨーロッパに戻り、ヘルシンキのフィンランド歌劇場管弦楽団のコンサートマスターを務めた後、パリ・オペラ座のコンサートマスターとしてパリに移り住んだというイーヴォネンは、様々なスタイルの音楽を誠実に演奏する能力と、天性の抒情性を持つヴァイオリニストとして、エサ・ペッカ・サロネンやグスターボ・ドゥダメルといった著名な指揮者と共演しています。 この演奏は南カリフォルニア大学アルフレッド・ニューマン・ホールでライヴ録音されたもの。ヴァイオリンは1767年製のフェルディナンド・ガリアーノ。オリジナルのCK12管を装着したコンデンサー型のステレオマイクAKG C-24を使ったワンポイント録音で、エリオット・ミルウッドが特別に制作した真空管のマイク・アンプからミキサーを経由せずにオープンリールのAgfa-formula 468テープにダイレクト録音しています。電気経路を最短化することで生音の質感を極力損なわずに伝えようという、Yarlungらしいこだわりの一枚です。
収録作曲家:
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ショーソン(1855-1899):
愛と海の詩 [サーシャ・クック(メゾ・ソプラノ)/コルバーン管弦楽団/イェフダ・ジラッド(指揮)]発売日:2022年07月22日
LP価格:4,650円(税込、送料無料)
グラミー賞を2度受賞したアメリカのメゾ・ソプラノ歌手サーシャ・クック。彼女のYarlung Recordsでのデビュー盤(YR-14148)から、ショーソンの「愛と海の詩」をアナログ・レコードにした1枚。 ニュージーランド・ヘラルド紙で「妖しく艶やかな声」と絶賛されたサーシャの声とイェフダ・ジラッドが指揮するコルバーン管弦楽団の美しい響きを捉えるために、この録音ではコンデンサーマイクの名品Neumann U-47をメインとし、補助マイクにパーカッションと管楽器用にAKG C-12を各1本使用。エリオット・ミルウッドがYarlungのために特別に制作した真空管のマイク・アンプからミキサーを経由せずにオープンリールのAgfa-formula 468テープにダイレクト録音しています
収録作曲家:
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『シューベルト・イン・ラヴ』
ポップス調アレンジで聴くシューベルト作品の魅力
[LPヴァージョン] [ローズマリー・スタンドレー & アンサンブル・コントラスト with サンドリーヌ・ピオー、エレル・ベッソン]発売日:2022年07月08日
LP価格:2,850円(税込)
フランスで活躍するポップス界の歌姫が贈る、シューベルトの新しい魅力フランスを中心に活躍し、1930-50年代のポップスを歌うバンド"モリアーティ"のヴォーカリストであるローズマリー・スタンドレーと、近現代音楽を中心にクロスオーヴァー系もアコースティックな楽器でセンスあざやかにこなす実力派集団、アンサンブル・コントラストが手を組んだシューベルトの作品集。ピアノを担当するグループの中心メンバー、ジョアン・ファルジョによる、原曲のイメージを生かした美しくも物憂いアレンジで収めています。 方々から引っ張りだこの人気ソプラノ、サンドリーヌ・ピオーと、ヨーロッパ・ジャズ界で話題の女性トランペッターでALPHAからアルバム(ALPHA298)をリリースしているエレル・ベッソンも参加。心地よく力の抜けたヴォーカルと演奏が、シューベルト作品が本質的に持つ魅力を新しい角度から楽しませてくれます。ピオーがリードする「夜と夢」も絶品。 2020年発売のアルバム(ALPHA418)から、器楽のみによる4つのトラックを省いてアナログ化したもの。
収録作曲家:
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エレキギター・デュオによる
ラヴェルとバルトーク [ハイ・ロー・デュオ(エレクトリック・ギター)]発売日:2022年05月27日
LP価格:3,525円(税込、送料無料)
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シューベルト(1797-1828):
交響曲 第8番 ロ短調「未完成」 D 759 [クラングコレクティフ・ウィーン/レミ・バロー(指揮)]発売日:2022年05月20日
LP価格:3,825円(税込、送料無料)
レミ・バローの新オーケストラ旗揚げ公演の「未完成」が
「ピュア・アナログ・プロダクション・チェーン」でLPリリースザンクトフローリアン修道院教会でブルックナーの交響曲全曲録音を進めているレミ・バローが2018年にウィーンの5つのオーケストラ(ウィーン・フィル、ウィーン響、ウィー ン放送響、トーンキュンストラー管、フォルクスオーパー管)のメンバーを集めて旗揚げしたアンサンブル、クラングコレクティフ・ウィーンの第1回公演から「未完成」がLPリリースされます。 パリ生まれのレミ・バローは2004年にウィーンに拠点を移し、ウィーン・フィルとウィーン国立歌劇場の第1ヴァイオリンで弾いていたこともあります。長い残響を持つザンクトフローリアンの教会では師のチェリビダッケの晩年を思わせる雄大なテンポの演奏を聴かせますが、ここでは標準的なテンポを採りつつ彼の求めるウィーン古典派・ロマン派の姿を聴かせてくれます。収録作曲家:
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スヴィン(アンサンブル&作曲):
『エレジー』(編曲 : L.D. ハンセン)(2019) [スヴィン(アンサンブル&作曲)/オーフス・シンフォニエッタ]発売日:2022年03月25日
LP 2枚組価格:5,100円(税込、送料無料)
アンサンブル"SVIN"はこの10年間、デンマークのプログレッシブ・ミュージックの最前線で活躍しており、パイオニアとして評価されていますが、その実態は謎に包まれています。 10の楽章からなる『ELEGI』は、禅をはじめとする東洋思想にインスパイアされたアルバム。SVINの過去のアルバムでおなじみのアンビエント・ドローンに、ジャンクヤード・パーカッション(バケツやゴミ箱など各種ガラクタ=ジャンクを打楽器に見立てたもの)が加わり、アコースティックとエレクトロニックが融合したサウンドを生み出しています。
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発売日:2022年02月25日
LP 2枚組価格:3,825円(税込、送料無料)
世界に羽ばたく合唱界の精鋭団体の名演続々。
これがフランス楽壇の底力!日々活躍するソリストたちはもとより、オーケストラやオペラでもトップクラスの重要団体を続々輩出しているフランス。合唱団だけを見ても注目すべきグループは少なくありません。近年の例だけで考えても、近現代作品で驚くべき実績をあげてきたアクサンチュスや古楽方面で活躍するピグマリオン、ディアボルス・イン・ムジカなど、明らかに頭一つ飛び出た存在感を誇るアンサンブルの名が次々と思い浮かぶことでしょう。 そうしたフランスの合唱世界を陰に陽に支えてきたベタンクール=シュレール財団の創設30周年を機に、同国の音楽活動を録音面で盛り上げてきたレーベルAlphaが、近年の重要グループによる注目音源をよりすぐったユニークなアンソロジーを制作。バロック・オペラ復権に大きく寄与したクリスティやニケらの合唱団、フランス語圏の古楽レパートリーでは主演・客演問わず活躍範囲の多いベルギーのナミュール室内合唱団、彼らに新境地をもたらしたアルゼンチン出身のアラルコン、作曲家オアナと深いつながりを持つエラベディアン、パリの日常を高水準の合唱で彩ってきたノートルダム大聖堂の聖歌隊、さまざまな合唱団との名演で知られる女性合唱指揮者ニコール・コルティ…と、この1枚に登場する合唱団を追うことで音楽鑑賞の喜びが幾倍にも増幅されるであろうことも間違いありません。 音楽鑑賞の注目からは外れやすい合唱という分野に、いかに単体で追うに足る世界が広がっていたかを追認できる好企画。ブックレットに掲載されている、ベタンクール=シュレール財団から賞を授かってきた合唱団のリストも実に見応えがあります。 (ALPHA852のアナログ盤。収録内容は同一。) -
『YOU KNOW』[VERSION VINYLE] [NABOU]
発売日:2022年02月25日
LP価格:2,850円(税込)
ベルギーのジャズ界に新風を吹き込んでいるトロンボーン奏者、ナブー・クラールハウトによる初のフル・アルバム。サウンドに角がなく耳馴染みがよい、非常に心地よい一枚です。
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Simpler Times[LP] [ソフィスケーテッド・レディ・ジャズ・クァルテット]
発売日:2022年01月28日
LP価格:4,650円(税込、送料無料)
ショーティー・ロジャース・アンド・ヒズ・ジャイアンツを筆頭に、1950年代のアメリカ西海岸で一世を風靡した「ウェスト・コースト・ジャズ」のクールな伝統を継承するソフィスケーテッド・レディ・ジャズ・クァルテットのアルバム。彼らのレパートリーのほとんどは、クァルテットのメンバーによって書かれています。 またスタジオではなくコンサートホールで収録されたトラックは、どれも一切の編集を行わずライヴをテープ一発録りした無編集のワンテイク録音で、デジタル操作を介在させない新鮮な音が楽しめます。 こちらは2018年に発売されたCD「SIMPLER TIMES」から6曲をLP化したアルバム。優れたアレンジによる絶妙なパフォーマンスをお聴きください。
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シベリウス(1865-1957):
ピアノ三重奏曲 ニ長調「コルポ」 JS209[LP] [シベリウス・ピアノ三重奏団]発売日:2022年01月28日
LP価格:4,650円(税込、送料無料)
以前、2枚組CD(YR-52638)としてリリースされたシベリウス・ピアノ三重奏団のアルバムから、アンサンブル名にもなっている作曲家シベリウスのピアノ三重奏曲「コルポ」をLP化した1枚。 若き奏者たちの熱意が伝わるライヴをテープ一発録りした無編集のワンテイク録音で、デジタル操作を介在させない新鮮な音でお届けします。
収録作曲家:
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Left Coastin’[LP] [ソフィスケーテッド・レディ・ジャズ・クァルテット]
発売日:2022年01月28日
LP価格:4,650円(税込、送料無料)
ショーティー・ロジャース・アンド・ヒズ・ジャイアンツを筆頭に、1950年代のアメリカ西海岸で一世を風靡した「ウェスト・コースト・ジャズ」のクールな伝統を継承するソフィスケーテッド・レディ・ジャズ・クァルテットのアルバム。彼らのレパートリーのほとんどは、クァルテットのメンバーによって書かれています。 またスタジオではなくコンサートホールで収録されたトラックは、どれも一切の編集を行わずライヴをテープ一発録りした無編集のワンテイク録音で、デジタル操作を介在させない新鮮な音が楽しめます。 こちらは2018年に発売されたCD「SIMPLER TIMES」から4曲をLP化したアルバム。
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MR MIBBLER
『LEAVE YOUR THOUGHTS HERE』[LP] [MR MIBBLER]発売日:2021年10月15日
LP価格:4,050円(税込、送料無料)
シンガーソングライターのトム・ヘル、ギターのヨルン・ラクネスとエレクトロニクスのヴィーザル・イ・エルスフィヨルドによるノルウェーの3人組Mr Mibbler。多くのプロデューサーやミュージシャンから絶賛され「三銃士」の異名を取る彼らが、フォーク、ジャズ、アンビエント、エレクトロニカなど様々なジャンルで世界的に活躍するノルウェーのアーティストたちと作り上げたコラボレーション・アルバム。 3人が、それぞれのアーティストの持ち味に献身的に寄り添いながら、インプロヴィゼーションを通じて作り上げたそれぞれの曲は、アーティスト名=トラック名という潔さ。それにも関わらずアルバムを通じて統一感のあるリラックスした作品に仕上がっているのは、彼らのプロデュース力の高さゆえのことでしょう。 ゆったりとした気持ちのまま様々な景色を楽しむことのできる、そんなアルバムです。
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ヴァルティースドッティル:
エピサイクルII[LP] [ギーザ・ヴァルティースドッティル(チェロ)(ヴォーカル) 他]発売日:2021年09月24日
LP価格:3,525円(税込、送料無料)
アイスランドで活躍するチェロ奏者・歌手で作曲家のギーザ・ヴァルティースドッティルは、実験的なバンド「múm ムーム」の創設者であり、2019年に権威ある北欧理事 会音楽賞(Nordic Council Music Prize)を受賞しました。来日経験もある彼女は、ムームでヴォーカルを 担当、有名になった後、チェリストとして活動するためにバンドを去り、バーゼル音楽院でチェロと即興演奏を学び、マルチな音楽活動をしています。 このアルバム「エピサイクルII」では仲間たちとともに同郷の作曲家たちの作品を演奏、現代的、かつ、どこか懐かしい音の世界を披露しました。
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Ropes of Sand[LP] [ソフィスケーテッド・レディ・ジャズ・クァルテット]
発売日:2021年09月24日
LP価格:4,650円(税込、送料無料)
ショーティー・ロジャース・アンド・ヒズ・ジャイアンツを筆頭に、1950年代のアメリカ西海岸で一世を風靡した「ウェスト・コースト・ジャズ」のクールな伝統を継承するソフィスケーテッド・レディ・ジャズ・クァルテットのアルバム。彼らのレパートリーのほとんどは、クァルテットのメンバーによって書かれており、どれも上品な風情を持っています。 またスタジオではなくコンサートホールで収録されたトラックは、どれも一切の編集を行わず「ライヴからテープへ」の完全なテイクであり、デジタル操作の助けを借りることをせず、新鮮な音が楽しめます。
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Fire & Fancy[LP] [シベリウス・ピアノ三重奏団]
発売日:2021年09月24日
LP価格:4,650円(税込、送料無料)
以前、2枚組CD(YR-52638)としてリリースされたシベリウス・ピアノ三重奏団のアルバムから、タンゴのリズムがはじけるアルゼンチンの作曲家ディエゴ・スキッシの手による「Nene」と、13世紀の偉大な詩人ジャラル・アド・ディン・ムハンマド・ルミにインスパイアされたダヴィド S.レフコヴィッツの「Ruminations」の対照的な雰囲気を持つ2作品をLPレコードとして再発売いたします。 この2作品は初演時から聴衆の人気を獲得、またCDは「ラテン・グラミー賞」と「インターナショナル・クラシック・ミュージック・アワード」にノミネートされるほど高評価を受けています。
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サン=サーンス(1835-1921):
動物の謝肉祭 R.125
死の舞踏 Op.40 [デュオ・ヤテコック、リュシー・ルゲ、アレックス・ヴィゾレク、リール国立管弦楽団]発売日:2021年08月27日
LP価格:2,850円(税込)
フランスで人気のピアノ・デュオとナレーターによる、
アット・ホームな『動物の謝肉祭』現代音楽を中心としたパフォーマンスが人気を呼び、フランスで大いに受けているデュオ・ヤテコック。名前の由来はハンガリー語で「遊び」を意味し、クルターグが同名のピアノ曲を書いています。 彼女たちと、ラジオ・フランスで人気のパーソナリティー、アレックス・ヴィゾレクが手を組んだ『動物の謝肉祭』が登場。ヴィゾレク自身が新たに書いたテキストを用いており、演奏との親密さがたいへん好感の持てる出来栄えです。 「ピアニスト」で聴かせるデュオ・ヤテコックの“外しぶり”もさすが。「死の舞踏」の前には、ヴィゾレクの朗読によって作品の元になったアンリ・カザリスの詩が収録されています。 サン=サーンス歿後100年記念リリース。ブックレットはフランス語のみ。 ※CD版に収録されている「プーランク:2台ピアノのための協奏曲」は、収録されておりません。収録作曲家:
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TA’ MIG MED - 私を連れていって
キム・ラーセンをギターで [イェスパー・シーヴェベク(ギター)]発売日:2021年07月30日
LP価格:3,525円(税込、送料無料)
1970年代から歌手として活動、数多くのヒット曲を生み出し、デンマークの国民的アーティストとして愛されたロック・スター、キム・ラーセン(1945-2018)の名曲をギターで演奏するという試み。 現在、コペンハーゲン王立音楽院で教授を務めるギタリスト、イェスパー・シーヴェベクは若い頃からアンドレス・セゴビアとキム・ラーセンを敬愛してきたといい、今から10年以上も前から、ラーセンの曲をギターで演奏するというこのアルバムの構想を温めていました。 シーヴェベクはラーセンの曲を編曲する際、ギターが生み出す響きを最大に活かすとともに、まるでブリテンやバルトークが様々な民謡を器楽曲、声楽曲に編曲したかのように、ラーセンの歌が持つシンプルな美しさをギター独奏曲へと移し替えています。 ギター奏者のための新しいレパートリーを追求した見事な12曲をお楽しみください。
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フリック(1979-):
Hofknicks [パウル・フリック(エレクトロニクス) 他]発売日:2021年06月25日
2LP+1CD価格:4,350円(税込、送料無料)
2020年からドイツの電子音楽グループ「タンジェリン・ドリーム」の正式メンバーとして活躍しているパウル・フリック。彼はアンサンブル・モデルンでも音楽を制作するほか、ソロ・プロジェクトでは他のアーティストとの交流を盛んに行っています。 このアルバムは以前リリースした彼自身のアルバム「Second Yard Botanicals」のトラックを、現在のエレクトロニクスシーンで活躍するアーティストたちに再構築するように依頼、集まった音源を改めて構成したものです。 ダブ、テクノ、アンビエント、コンテンポラリー・クラシックなど様々な装いをまとったサウンドをお楽しみいただけます。
収録作曲家:
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〈HAYDN 2032 第8集〉
「ラ・ロクソラーナ」 ~ ハイドンと東方 ~
ハイドン(1732-1809):
交響曲 第28番・第43番・第63番
バルトーク(1881-1945):
ルーマニア民族舞曲
作者不詳:ジュクンダのソナタ [アントニーニ&イル・ジャルディーノ・アルモニコ]発売日:2021年05月28日
LP 2枚組
通常価格:4,500円→ 特価!:3,090円(税込、送料無料)ハイドン交響曲全曲録音第8弾、バルトークのカップリングも話題となったアルバムがアナログ化!今回は作曲者不詳の17世紀作品に加え、20世紀のバルトーク作品がカップリングされるという、初めて18世紀の枠から飛び出たゲスト作曲家選択がなされています。18世紀の楽器で奏でられるバルトークの鮮烈さはさすがアントニーニで、民俗音楽にも通じるテイストがさらに浮き彫りになりました。 というのも、今回のテーマは「東」。オーストリアの東部、ハンガリーとの国境地帯に所領をもっていたハイドンの雇用主エステルハージ侯爵のもと、現地で聴かれたスロヴァキア人たちの伝統音楽やロマ、トルコ文化などへのハイドンの関心が浮き彫りになる選曲。初期と中期の傑作群3作のなか、異国情緒をほんのり漂わせた艶やかな緩徐楽章が美しい交響曲第63番「ラ・ロクソラーナ」を最新の古楽器演奏で聴けるのは実に貴重と言えるでしょう。
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キング(1979-):
Modern Yesterdays [カーキ・キング(ギター)/クロエ・アレクサンドラ・トンプソン/(エレクトロニクス)]発売日:2021年01月29日
LP価格:3,675円(税込、送料無料)
アメリカのギタリスト&作曲家カーキ・キングの10枚目のアルバムとなる「Modern Yesterdays」。 2015年にリリースされた「Neck Is a Bridge to the Body」から5年ぶりとなるこのアルバムは、ほぼ完全にアコースティックギターで録音された最初のプロジェクトです。独創的なコード進行とポストクラシック、ジャズ、ブルース由来のモティーフが多用されたサウンドは瞑想に誘うような趣があります。
収録作曲家:
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ベートーヴェン(1770-1827):
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61
ロマンス 第2番 [レーナ・ノイダウアー(ヴァイオリン)/カペッラ・アクイレイア/マルクス・ボッシュ(指揮)]発売日:2021年01月29日
LP価格:2,475円(税込)
cpoレーベルの『2020年ベートーヴェン生誕250年記念アルバム』としてリリースされたレーナ・ノイダウアーが演奏するヴァイオリン協奏曲(777559)がLP盤として登場。 2006年、15歳の時にアウグスブルクで開催された『レオポルト・モーツァルト国際コンクール』で第1位を受賞した後、ソリスト、室内楽奏者として活躍するノイダウアーと、マルクス・ボッシュが指揮する、名手たちのアンサンブル「カペッラ・アクイレイア」による伸びやかな演奏をお楽しみください。 (収録時間の関係で、ロマンスは第2番のみの収録となります)
収録作曲家:
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マリス・ヤンソンス
『ラスト・コンサート』
ブラームス(1833-1897):
交響曲 第4番 ホ短調 Op.98
ハンガリー舞曲 第5番 ト短調(パーロウ版) [マリス・ヤンソンス(指揮)バイエルン放送交響楽団]発売日:2021年01月15日
LP価格:4,350円(税込、送料無料)
巨匠の誕生日に発売!
「ヤンソンス・ラスト・コンサート」より、ブラームスがアナログ化2019年に亡くなったマリス・ヤンソンス(1943-2019)最後の演奏会となった、盟友バイエルン放送交響楽団とのカーネギーホールでのコンサート。2020年11月に発売となり大きな反響を頂いているこのアルバムから、巨匠とオーケストラとの絆が結実した美演として感動を呼んだブラームスが、アナログ盤として発売されることとなりました。 震えるような第一楽章の入りから心奪われますが、終楽章でのたたみかけるような響きの交差のなかから立ち昇るフルート・ソロの澄み切った音色、トロンボーンから始まるコラールの繊細さなど、すべてがオーケストラと巨匠との深い絆と信頼が成せる業と言えるでしょう。 ヤンソンス辞世の句、そう思わせる特別な一夜の記録に、アナログならではの温かい響きで浸ることが出来ます。また、大きなジャケットも大切な記念となるでしょう。 巨匠の誕生日に発売となります。限定プレス。収録作曲家:
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馬渕侑子
プレイズ マイルス・デイビス Vol. 1 [馬渕侑子(piano)JJ カークパトリック(Trumpet)デル・アトキンス(Bass)ボビー・ブレトン(Drums)]YUKO MABUCHI PLAYS MILES DAVIS Vol. 1
発売日:2020年12月18日
LP価格:4,650円(税込、送料無料)
ロサンゼルスを拠点に活動するジャズ・ピアニスト馬渕侑子の「プレイズ・マイルス・デイビス」は、発売当初からジャズ界を席巻し、Native DSDのジャズ・アルバム・オブ・ザ・イヤーに選出されました。 馬渕侑子の演奏は生き生きとして時に爆発するかのようであり、近年さらなる充実をみせています。このアルバムも「歴史的名演!」、「パワフルでリズミカル、音楽を完全に自分のものにしている」と高く評価されたもの。今回は満を持してアナログ盤が登場となります。こだわりの180g重量盤45rpmで、2枚に分けてのリリースです。
収録作曲家:
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馬渕侑子
プレイズ マイルス・デイビス Vol. 2 [馬渕侑子(piano)JJ カークパトリック(Trumpet)デル・アトキンス(Bass)ボビー・ブレトン(Drums)]YUKO MABUCHI PLAYS MILES DAVIS Vol. 2
発売日:2020年12月18日
LP価格:4,650円(税込、送料無料)
ロサンゼルスを拠点に活動するジャズ・ピアニスト馬渕侑子の「プレイズ・マイルス・デイビス」は、発売当初からジャズ界を席巻し、Native DSDのジャズ・アルバム・オブ・ザ・イヤーに選出されました。 馬渕侑子の演奏は生き生きとして時に爆発するかのようであり、近年さらなる充実をみせています。このアルバムも「歴史的名演!」、「パワフルでリズミカル、音楽を完全に自分のものにしている」と高く評価されたもの。今回は満を持してアナログ盤が登場となります。こだわりの180g重量盤45rpmで、2枚に分けてのリリースです。
収録作曲家:
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LIFELINE
Music of the Underground Railroad [ライフライン・カルテット ミシェル・メイン=グレイヴス クイントン・フィッツジェラルド ウォルター・ペニマン マイク・フィッツジェラルド]発売日:2020年12月18日
LP価格:4,650円(税込、送料無料)
アメリカの南北戦争時代とそれ以前のスピリチュアル(霊歌)を収録したアルバムです。霊歌はしばしば、黒人奴隷を北部の州やカナダへ密かに逃した「地下鉄道」の運動で使われたダブル・ミーニングを持つ“暗号の歌”となっており、地図、逃走方法やタイミングを知らせる秘密のメッセージが込められていました。 ミシェルは霊歌を歌うだけでなく、退役軍人の歌のグループの指導や、ホームレスのサポートもしており、アルバムのオープニング曲での深くエモーショナルな歌声は、黒人奴隷解放の女性指導者であったハリエット・タブマンを称えるだけでなく、ミシェル自身の寛大な慈悲深い精神をよく表しています。 「水の中を歩け(Wade In The Water)」は、夜中に逃げる奴隷の人々の匂いを犬がかぎ分けるのを防ぐように、河のどこを歩けばよいのかを指示した曲であり、「カナンの地(Canaan's Land)」は、カナダへのルートについて歌われています。信じられないほどの抑圧と苦しみの中で生きた人々が希望を託した力強い音楽は、今という時代に新たな力を持つに違いありません。
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『デビュー』
ペンデレツキ:
弦楽三重奏曲
バラッバ:
弦楽三重奏曲 [ジャナキ弦楽三重奏団]発売日:2020年12月18日
LP価格:4,650円(税込、送料無料)
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発売日:2020年12月18日
LP価格:4,650円(税込、送料無料)
ベートーヴェンは4つの弦楽三重奏曲を残しており、そのすべてが初期の頃の作品ですが、27歳の頃に書かれたこのハ短調のOp.9-3には、すでに巨匠独自の劇的な側面が表れています。彼にとって最もドラマティックな調性であるハ短調で暗示的に開始され、すぐに楽し気なハ長調に移行していきますが、その暗い影は印象的に耳に残ります。 ジャナキ弦楽三重奏団は、コールマン室内楽コンクールとコンサート・アーティスト・ギルド国際コンクールで優勝した逸材で、カーネギーホールでのデビュー公演はニューヨーク・タイムズ紙でも高く評価されました。このLPは2006年に録音されたデビュー・アルバム(YR-62376)からのアナログ化第2弾。
収録作曲家:
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『BLUE』
ラース・ハンニバル作品集 [ラース・ハンニバル、ミカラ・ペトリ、アウニーテ・ハンニバル・ペトリ、アマーリエ・ハンニバル・ペトリ]発売日:2020年11月27日
LP価格:3,525円(税込、送料無料)
ペトリとの共演によるハンニバル作品集アナログ盤、2人の娘たちも参加!ギター奏者、リュート奏者、作曲家として精力的に活動しているラース・ハンニバルの音楽活動50周年を記念するアルバム。積年のパートナーであるリコーダーのミカラ・ペトリとのデュオを中心に、デンマークの自然の美しさや厳しさ、人々の優しさを感じさせる、たいへん聴きやすいオリジナル作品を収録しています。フォーク・ソングのスタイルで書かれた3つの歌では、彼らの次女アマーリエが柔らかく美しい歌声を聴かせるほか、長女のアウニーテも習い始めて2年目というチェロを披露。彼らの繋がりの温かさを感じるアルバムです。 スカンジナビア向けに制作されたアナログ盤には、同タイトルのCD版から編曲作品を除き、ハンニバルのオリジナル作品だけを収録。歌はCDの英語からデンマーク語へと差し替えられています。 ライナーノーツはデンマーク語のみ。ハンニバル本人がこだわった高音質録音を、コペンハーゲンの職人が一枚一枚ハンドプレスしたアナログ盤でお楽しみください。
収録作曲家:
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Suspended (Live at Flagey)
Antoine Pierre, URBEX ELECTRIC [vinyl version] [Antoine Pierre、 URBEX ELECTRIC]発売日:2020年09月11日
LP価格:2,850円(税込)
ベルギーの若きドラマー、アントワーヌ・ピエールと、彼のプロジェクトURBEXによる3枚目のアルバムは、ブリュッセルのフラジェでのライヴ。スピード感と心地よい緊張感のインプロビゼーションが魅力です。
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Russian Colours - ロシアン・カラーズ
ロシアの室内オーケストラ作品集[LP] [カメラータ・チャイコフスキー(室内オーケストラ)/ユーリ・ジスリン(ヴァイオリン、ヴィオラ&指揮)]発売日:2020年07月22日
LP価格:2,850円(税込)
ロシア出身のユーリ・ジスリンがロンドンで結成した室内オーケストラ、カメラータ・チャイコフスキーによる、19世紀から20世紀にかけてロシアで花開いたロマン派作品集。 ジスリンは演奏だけでなく、アレンスキーを除く全ての作品に編曲を施し、独自の響きを創り上げています。ヴィオラと弦楽オーケストラのために編曲されたグラズノフの「アルト・サクソフォン協奏曲」をメインとし、チャイコフスキーへのトリビュートともいえるアレンスキー、そしてチャイコフスキーとラフマニノフによるお馴染みの美しいメロディを楽しめる一枚。 ORCHID CLASSICS初のアナログ盤リリース。
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オライリー:
2つの声のためのホケット [ミーラ・オライリー(ヴォーカル)]O'REILLY, M.: Hockets for 2 Voices (M. O'Reilly)
発売日:2020年07月10日 NMLアルバム番号:CA-21149
LP価格:3,675円(税込、送料無料)
ホケット(ホケトゥス=語源の意味は「しゃっくり」)とは、中世ヨーロッパで使用された、複数の演奏者がお互いに他が音を出さない時に言葉で音を出し、補完的に一つのリズムまたはメロディーラインを編み出す奏法。このアルバムでは、この方式に興味を持ったオライリーが、聴覚シーン分析に関する研究者アルバート・ブレグマンの研究と、聴覚と知覚に関する彼女自身の実験を通じて、まずコンピューターで作品を書き上げ、自身で2つのパートを実際に歌うという試みを行っています。 現在はこの録音のみが存在しますが、実際には、2人のパフォーマーで歌ったり、エレクトロニクスとのコラボで演奏することを意図して書かれた作品です。 *収録時間にご注意ください(Total Time: 10分10秒)。
収録作曲家:
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YUKO MABUCHI TRIO VOL.2 [馬渕侑子、 piano / Del Atkins、 bass / Bobby Breton、 drums]
発売日:2020年06月19日
LP価格:4,650円(税込、送料無料)
馬渕侑子デビュー盤の高音質アナログYarlung(ヤーラン)レーベル2018年のトップセラー、馬渕侑子のデビュー・アルバム(YR-80161)がアナログ盤で登場。 180g重量盤、45rpmというこだわりの高音質盤で、2枚に分けてのリリースです。
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YUKO MABUCHI TRIO [馬渕侑子、 piano / Del Atkins、 bass / Bobby Breton、 drums]
発売日:2020年06月19日
LP価格:4,650円(税込、送料無料)
馬渕侑子デビュー盤の高音質アナログYarlung(ヤーラン)レーベル2018年のトップセラー、馬渕侑子のデビュー・アルバム(YR-80161)がアナログ盤で登場。 180g重量盤、45rpmというこだわりの高音質盤で、2枚に分けてのリリースです。
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ジョドロフスキ(1971-):
ゴーストランド[LP] [ストラスブール・パーカッション・グループ]発売日:2019年12月27日
LP価格:2,850円(税込)
ジャンルを横断する実験音楽
ピエール・ジョドロフスキと、ストラスブール・パーカッション・グループの共演!PDS218GH のアナログ盤。 1971年にトゥールーズで生まれ、リヨン音楽院で学んだピエール・ジョドロフスキ。電子音楽に精通し、アコースティックとエレクトロニクスを組み合わせた作品を得意としており、この「ゴーストランド」でもロックのようなエレキギターやノイズにパーカッションを絡めた、実験的な音を聴かせています。 ストラスブール・パーカッション・グループの委嘱で作曲され、2017年9月19日、ポーランドの現代音楽祭「ワルシャワの秋」の一環としてATMスタジオで初演されました。収録作曲家:
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eRikm &
ストラスブール・パーカッション・グループ
DRUM-MACHINES [eRikm & ストラスブール・パーカッション・グループ]発売日:2019年12月27日
LP 2枚組価格:3,825円(税込、送料無料)
ノイズの増幅! フランスの実験ターンテーブリストeRikmと
ストラスブール・パーカッション・グループのコラボレーション!2016年10月7日、ストラスブール音楽祭で披露された“DRUM-MACHINES”は、奏者が発する音素材を元にeRikmが構成、ミックスして作品を作っていくというもの。今回の録音のために行われた2回目のセッションは、いわゆる現代音楽とエレクトロ・ミュージックをどのように融合させていくかという点において、ストラスブール・パーカッション・グループ50年の歴史で第4世代となる現メンバーにとって、大きなターニングポイントになったといいます。 少ない音から次第に増幅していくノイズが圧倒的に高まる作りですが、作品に一定のリズムが感じられるせいかどこか心地よく、パフォーマーたちの高いセンスが発揮されています。 A-C面は CD(PDS117DM)と同内容、D面はループ音源が5トラック収録されています。 -
RAINS ~ 日本の打楽器作品集[LP 2枚組]
(細川 俊夫、岸野 末利加、平 義久、武満 徹) [ストラスブール・パーカッション・グループ[LP]]発売日:2019年11月29日
LP 2枚組日本語解説付き価格:4,080円(税込、送料無料)
パーカッション・アンサンブルの雄、自主制作盤で邦人作品をリリース1962年の結成以来、メンバーチェンジを繰り返しながらも現在まで60年近い活動を続けているストラスブール・パーカッション・グループ。彼らの自主レーベルから満を持してリリースする、日本の作曲家による打楽器作品集です。 グループの委嘱作品であり、細川俊夫が20年ぶりに書いたという打楽器のみの編成による作品「祈雨(きう)」をはじめ、平義久「イエロフォニーV」、岸野未利加「散華」はいずれもストラスブール・パーカッション・グループによって初演されたもの。これに、大江健三郎の小説にイスパイアされた武満徹の傑作を収録した、理想的な内容のアルバムです。 メンバーの若返りもあり近年はエレクトロニクスにも接近している彼らですが、純粋に打楽器のみによる今回のアルバムは、広い層のファンが待ち望んだ一枚と言えるでしょう。140gアナログ盤2枚組。
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〈HAYDN 2032 第7集〉
劇場監督たち~宮廷劇場にまつわる交響曲集
ハイドン(1732-1809):
交響曲 第9番・第65番・第67番
モーツァルト(1756-1791):
劇付随音楽『エジプトの王タモス』 [ジョヴァンニ・アントニーニ(指揮)バーゼル室内管弦楽団]発売日:2019年11月22日
LP 2枚組価格:4,500円(税込、送料無料)
好調アントニーニのハイドン第7集にアナログ盤登場!ハイドン生誕300周年となる2032年へ向け、古楽演奏の異才ジョヴァンニ・アントニーニが着実に進行させつつある交響曲全曲収録シリーズ第7巻のテーマは「宮廷劇場とその監督」。 古楽器・現代楽器を使い分ける俊才集団バーゼル室内管弦楽団と自ら結成したイル・ジャルディーノ・アルモニコ、2団体を振り分けてゆく企画ですが今回のパートナーは前者。みずみずしい才気があふれる初期作と充実のきわみとも言える中期2作はいずれも、エステルハージ侯爵家の宮廷劇場での催しをとりしきった劇場監督の采配と関連づけられる、オペラやカンタータの音楽をもとにした作品……とのことで、同じ劇場監督の一人が上演に関わったという『エジプトの王タモス』にモーツァルトが添えた音楽(アーノンクールの単独録音も今は昔、の充実作)も併録されているのは密かな注目ポイント。 スタイリッシュかつ自発性あふれる音作りです。
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ケニー・ワーナー
『ソロ・イン・シュトゥットガルト』[LP 2枚組] [ケニー・ワーナー(ピアノ)]発売日:2019年11月08日
LP 2枚組価格:5,700円(税込、送料無料)
ケニー・ワーナーがシュトゥットガルト公演に臨んだの1992年は、ソロ・ピアノのプログラムについて追求し始めた頃。当時既にワーナーは、ジャズの本場ニューヨークにおいて高く評価されており、多くのミュージシャンから共演のオファーを受けていました。そしてその演奏スタイルは熟練の職人のようにエレガンスで洗練されており、伝統とピアノの可能性を自身の音楽に取り入れていました。 ワーナーがいかに高いポジションにいたかは、今回のアルバムに収録された公演のため、スタジオに持ち込んだレパートリーからも明らかでした。ほとんどの作品が、「グレイト・アメリカン・ソングブック(アメリカン・スタンダーズ)」をベースにしたもので、その親しみやすいメロディに乗せて、自身の演奏をクリエイティブに広げてみせたのです。
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『リフレクション』
クネーツ(1957-):
交響的作品集 [リー・ホールドリッジ指揮/ミュンヘン交響楽団]発売日:2019年11月08日
LP価格:4,125円(税込、送料無料)
ロシアの現代作曲家&プロデューサーであるユーリ・クネーツは、その作品の中で、クラシック、ジャズにポップスの要素を組み合わせます。前作「dedication」と同じく、再び、アメリカの指揮者・アレンジャーであるリー・ホールドリッジと、10回のグラミー賞受賞歴を誇る名レコード・プロデューサーのクリストファー・オールダーとタッグを組みアルバムを制作。クネーツ自身もピアノで録音に参加しています。 「私の音楽はとても叙情的なキャラクターを持っていると思います。なるべく自分自身の人生観や気分を伝えようとしているためです。それはつまり、哲学的な思想の反映であり、我々という存在を取り巻く自然などの小さな物語が我々の感情そのものに繋がっているということを示しています。」とクネーツ自身が語るように、アルバムには、クネーツの母国の美しさ、月の光の魔法、冬景色、ノスタルジー、スピリチュアリティなど、インスピレーションを刺激される多彩なイメージが盛り込まれています。
収録作曲家:
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発売日:2019年09月27日
LP価格:3,525円(税込、送料無料)
ノルウェーのジャズ・バンド『Jaga Jazzist』のメンバー、エーリク・ヨハネッセンとソングライター、作詞家であるマルティン・ハグフォースが企画したオーケストラが演奏する「子供むけの現代音楽」。現代音楽と言っても実はポップスやロックに近いものであり、クラシックが苦手な大人にもオススメしたい楽しい1枚です。“私の靴下が濡れている”と連呼する「Wet Socks」や、ハープの響きを伴う、しんみりとした曲調が魅力的な「The Woods At Night」など凝ったオーケストレーションが実に見事です。ノルウェー放送管弦楽団が絶妙の演奏を披露しています。
収録作曲家:
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「美しさゆえに愛するのなら」 第1集[LP]
ジョン・アダムス(1947-):
Am I in your light ?
マーラー(1860-1911):
リュッケルト歌曲集
ヘンデル(1685-1759):
オンブラ・マイ・フ [サーシャ・クック(メゾ・ソプラノ)、イェフダ・ギラード(指揮)、コルバーン管弦楽団]発売日:2019年08月30日
LP価格:4,640円(税込、送料無料)
こだわりのアナログ録音をハイスペック・レコードで2013年に発売されたアルバム「美しさゆえに愛するのなら」(YR-14148)のアナログが登場。ノイマンU-47マイク2本をメインとして、AKG C-12マイク2本をアシストとして用い、オリジナルのマイクロフォン・プリアンプからミキサーを通さずにダイレクトにアナログ・テープへと録音するシステムを採用したこだわりの録音を、回転数45rpmの180g重量盤レコードに落とし込みました。収録時間が短くなるため、オリジナルのCDに収録されていたショーソン「愛と海の詩」とヘンデル「アリオダンテ」は第2集として発売される予定です。歌詞カードは付属しません。 サーシャ・クックは、あのアダムスの問題作「ドクター・アトミック」でオッペンハイマーの妻キティを歌ったことで、強烈な印象を与えました。このアルバムにもアリア「Am I in Your Light?」が収録されていますが、緊迫感溢れる全曲中、ふんわりと優しいこのアリアはとりわけ心に残るものであり、このアルバムのプロデューサーも、これを聴いたからこそ彼女のデビュー・アルバムを制作したいと強く願ったのだそうです。 そんな製作者の強い思いを秘めたこの1枚は、確かに豊かな感情と色彩感に満ちたもので、しっとりとした彼女の歌声と、それを支えるオーケストラの響きは、聴き手に大いなる喜びを与えることでしょう。リュッケルト歌曲集の録音は2012年ニューポートで行われた博覧会において、オーディオ賞を獲得しています。
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The Mærsk Opera
SUPERFLEXによる3幕のオペラ [SUPERFLEX]発売日:2019年03月22日
LP 2枚組価格:5,440円(税込、送料無料)
“SUPERFLEX”は1993年に設立されたデンマークの芸術家たちによるグループ。多くの企業や専門家たちが彼らのプロジェクトを支援しており、2年に1回、各地で開催される美術展覧会「ビエンナーレ」への参加をはじめ、社会的に有益な活動をすることで知られています。 世界中で活躍する彼らが企画したこの「Mærsk Opera」は、26人の声楽家と合唱、オーケストラによって演じられる作品で、内容は建築時から物議をかもしていたコペンハーゲン・オペラハウスの建設についてのドキュメンタリーと言えるもの。デンマークの資産家モラー・マースクの関連財団の寄付により建築家ヘニング・ラーセンの設計で2001年から建設が開始されたこの建物を巡る、人々の権力関係が描かれています。 このLP盤は印象的なジャケットも含め、全てが“SUPERFLEX”のアイデアに拠っています。
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フラヌイはアルプスの牧草地[LP]
FRANUI ist eine Almwiese
発売日:2019年01月18日
LP価格:3,200円(税込、送料無料)
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〈HAYDN 2032 第6集〉
ハイドン(1732-1809):
交響曲集
ラメンタツィオーネ - 哀歌、およびグレゴリオ聖歌
[LP 2枚組] [ジョヴァンニ・アントニーニ指揮/バーゼル室内管弦楽団]発売日:2018年12月21日
LP 2枚組価格:4,800円(税込、送料無料)
ハイドン生誕300年にあたる2032年。この年までにハイドンの交響曲全曲を録音しよう! と2013年から始まったプロジェクト「HAYDN 2032」。イル・ジャルディーノ・アルモニコとジョヴァンニ・アントニーニの演奏で録音が開始されましたが、第5集からはバーゼル室内管弦楽団が演奏を担当、更に刺激的なハイドンを楽しむことができます。 第6集に収録されているのは、アルバム・タイトルにもなっている第26番「ラメンタツィオーネ」を始めとした、第3番、第30番、第79番の全4曲。グレゴリオ聖歌の旋律が用いられた第26番はシュトゥルム・ウント・ドラング(疾風怒濤)期の始まりを告げる作品とされ、ドラマティックな構成が愛されています。他の3曲も含めアントニーニのきめ細やかな解釈が光る闊達な演奏が素晴らしく、聴きどころもたっぷりです。
収録作曲家:
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ラング(1957-):
mystery sonatas[LP] [アウグスティン・ハーデリッヒ(ヴァイオリン)]LANG, D.: Mystery Sonatas (Hadelich)
発売日:2018年12月21日 NMLアルバム番号:CA-21142
LP価格:3,920円(税込、送料無料)
2014年、カーネギー・ザンケル・ホール(リサイタルホール)において、名ヴァイオリニスト、アウグスティン・ハーデリッヒがデヴィット・ラングの「ミステリー・ソナタ」を初演しました。この曲はタイトル通り、バロック時代の作曲家ハインリヒ・イグナツ・ビーバーの「ロザリオのソナタ(別名ミステリー・ソナタ)」の旋律がモティーフとして使われていますが、デヴィット・ラングは作品の核である「聖母マリアへの祈り」に心を配りながらも、全く違う独自の世界を描きだしています。 作品は「喜び」「哀しみ」「栄光」の3つの部分に分かれ、ヴァイオリン独奏のみで奏されます。演奏者が自身の内面と対話しながら無限に美しい旋律を紡ぎ出していく、厳しさと陶酔を併せ持つ21世紀の「祈り」の音楽と言えるでしょう。
収録作曲家:
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J.S.バッハ(1685-1750):
フーガの技法 BWV1080
(F.グレーフによる4本のサクソフォンのための編曲版) [ベルリン・サクソフォン四重奏団]発売日:2018年11月16日
LP 2枚組価格:4,400円(税込、送料無料)
ベルリン・サクソフォン四重奏団によるバッハの名作「フーガの技法」。バリトン・サクソフォンを担当するグレーフが編曲したこの演奏は、CD(999058)発売時に「様々な解釈が存在するこの作品に、また新たな光を当てた」として話題となりました。サクソフォンの音色に溶け合うバッハの幻想的な旋律は、聴き手を瞬時に魅了します。 今回は180gの重量盤ヴァイナルLPとして再登場、臨場感に溢れる音質をたっぷりお楽しみいただけます。
収録作曲家:
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スペイン古楽、ラテン音楽の「いま」と出会う
~ホアン・マヌエル・セラから黄金時代へ
[LP 2枚組] [カペラ・メディテラネア]発売日:2018年10月26日
LP 2枚組価格:4,800円(税込、送料無料)
地中海――イタリアのみならずスペインや南仏、さらにはモロッコやトルコなどさまざまな音楽伝統が入り乱れる、この大きな海の名を冠した古楽グループ「カペラ・メディテラネア」は、今や古楽の新たなる揺籃の地となりつつあるアルゼンチンから来た、欧州随一の古楽鍵盤奏者・合唱指揮者アラルコンが率いるラテン感満点のアンサンブル。 それぞれソリストとしても活躍を続けるラテン系の古楽器奏者・古楽歌手が多数加わるこのグループに、今回は『ブエノス・アイレス・マドリガル』(MA Reccordings)をはじめ数々の地方音楽フュージョン古楽を成功させてきた、リュートとギターの才人キート・ガートが参加。カタルーニャ出身の世界的名歌手ホアン(ジュアン)・マヌエル・セラのヒットナンバーを、そこにひそむスペイン古楽との親和性を活かしながら縦横無尽、古楽器集団との精妙なパフォーマンスに昇華してみせました。 ノンヴィブラートめのしなやかな古楽歌唱(ソロ録音も多いマリアナ・フロレスやウーゴ・オリヴェイラら、古楽界の超実力派が続々!)も痛快、16世紀の黄金時代の音楽から18世紀を生きたヴァイスやカバニリェス、さらにモンポウの「静かな音楽」まで、カタルーニャに軸足を置きながらラテンの音楽史をあざやかに見渡す自在なプログラムもきわめて魅力的。オーガニックなスペイン古楽ハープやバロックギターのサウンドにキート・ガートならではの迸る感性が彩りを添える、どこか切ない南国の夜をじわりと思い起こさせてくれる逸品です。
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発売日:2018年08月29日
LP価格:2,400円(税込)
ドイツの若手テオルボ奏者、ブルーノ・ヘルシュトロッファー。17世紀以前の音楽と現代の音楽を自由に弾きこなす逸材として知られています。 このアルバムは彼自身が「logbook=日誌」と呼ぶもので、ヨーロッパからアメリカまで、数千キロメートルに及ぶ旅の印象から生まれた自作と、様々な時代に書かれた小品が並べられており、聴き手の想像力を強く刺激します。現代の田舎と都市の風景、16世紀のイタリアの人々の歌、突然混じり合うサティの「グノシエンヌ」、そしてインドを思い描く曲までも聴くことができます。ヘルシュトロッファーの感性を通じて生まれた作品も聴きどころです。LP盤には、選りすぐりの作品がセンス良く並べられており、テオルボの深みのある音色が良く捉えられています。
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発売日:2018年08月29日
LP価格:3,200円(税込、送料無料)
インド生まれのケタン・バッティは、長い間ベルリンのブレイクダンス・グループ“Flying Steps”のために音楽を提供し、主としてニューエイジ・ミュージックの分野で知られています。しかし、激しいリズムに裏打ちされた、人間の根源に直接アプローチする彼の音楽は、ジャンルを超えて広く聞かれるべきものであり、彼自身もそれを望んでいます。 このアルバムではエンターテイメントとしての音楽と、アートとしての音楽の壁を崩し、異なるスタイルの融合が図られています。
収録作曲家:
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発売日:2018年07月27日
LP 2枚組
通常価格:4,500円→ 特価!:3,690円(税込、送料無料)以前発売された名演が高音質のLPにて復活!1875年から1876年にかけて、愛するわが子たちを相次いで失うという悲劇に見舞われたドヴォルザーク。沈痛な気持ちを慰めるために作曲されたのが、このスターバト・マーテル(悲しみの聖母)です。わが子イエス・キリストが十字架にかけられ死んだ際の聖母マリアの悲しみを歌った内容は、過去から現代まで様々な作曲家が音楽にしていますが、ドヴォルザークの曲はペルゴレージと並ぶ傑作とされています。 2012年のヘレヴェッヘの録音は、総譜の細部に目を配り、合唱の透明感溢れる響きと、素朴な情感を漂わせたオーケストラの音色が相俟った感動的な演奏として知られています。CD発売時よりGramophone誌のEditor’s Choiceなど数多くのメディアで高い評価を受けていますが、今回のリリースは、演奏に加え、更にLPならではの素晴らしい音が期待できます。
収録作曲家:
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ゴードン(1956-):
ソナトラ[LP] [ヴィッキー・チョウ]GORDON, M.: Sonatra (Vicky Chow)
発売日:2018年05月25日 NMLアルバム番号:CA-21125
LP価格:3,920円(税込、送料無料)
マイケル・ゴードンがフランク・シナトラへのオマージュとして作った「ソナトラ」。ゴードンは幼い頃に“ピアノを誤って弾いていた”のだそうで、この作品を書き始めた時に「生涯の間にピアノ曲を作曲するならまるで4人の奏者が弾いているかのように、ピアノの鍵盤を全て使った曲を書こう」と決意しました。出来上がった曲は、グリッサンドを多用し、指は常に鍵盤上を動いています。作品はわずか15分程度ですが、平均律と純正律の2つの音律で演奏されることで、独自のオーラを放ちます。ピアノを弾くヴィッキー・チョウはバング・オン・ア・カンのピアニストです。
収録作曲家:
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ショパン(1810-1849):
作品集[LP 2枚組] [ブルクハルト・シュリースマン]発売日:2018年04月27日
LP 2枚組価格:6,800円(税込、送料無料)
以前リリースされた、ドイツの中堅ピアニスト、シュリースマンによる3枚組のCD「Chronological Chopin」より選りすぐりの作品をLP化した2枚組。一曲一曲のの質感や形、そして詩情を浮かび上がらせた「味のある」演奏はアメリカの音楽賞「Global Music Awards」で銀メダルを獲得しました。24Bitの高音質で録音されており、このLPでは更に素晴らしい音質を楽しむことができます。
収録作曲家:
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発売日:2018年02月23日
LP価格:4,080円(税込、送料無料)
デンマーク中世のバラードを題材にしたゲーゼのカンタータ「妖精王の娘」。活動の初期にはデンマークで認められず、ライプツィヒでメンデルスゾーンの知遇を得ることで作曲家、指揮者として大成したゲーゼですが、1847年に恩人のメンデルスゾーンがこの世を去り、同時期に戦争が勃発したことでデンマークに帰国。1850年代にはコペンハーゲン音楽協会の総裁に就任するなど、ようやくデンマーク国内でも知名度を獲得しました。 この作品は、1854年頃に完成され、デンマークだけでなくヨーロッパ全体で数百回演奏されたというゲーゼの代表作の一つです。これまでドイツ風の作風を保っていたゲーゼが「デンマーク」を意識し、民族的要素と普遍的な要素をバランス良く融合させたカンタータとしても知られています。
収録作曲家:
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発売日:2018年02月23日
LP価格:4,640円(税込、送料無料)
CD盤(YAR25670)からの抜粋。より良い音を求めるため、180グラムの重量盤、かつ45回転というオーディオ・マニア向けに仕上げた1枚。
収録作曲家:
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発売日:2018年02月23日
LP価格:4,640円(税込、送料無料)
CD盤(YAR25670)からの抜粋。アイオワ生まれの作曲家マセソンの歌曲集「タイムズ・アローン」のライヴ録音です。声とピアノが織りなす神秘的な世界が広がります。
収録作曲家:
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発売日:2018年02月23日
LP価格:4,640円(税込、送料無料)
CD盤(YAR25670)からの抜粋。オーケストラの音色をフルに用いたマセソンの作品は、オーディオの追求にもふさわしいということで製作されたLP盤。すべてのパートの響きを余すことなく捉え、それを再現しようという意気込みが伝わります。
収録作曲家:
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発売日:2018年02月23日
LP価格:4,640円(税込、送料無料)
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発売日:2018年02月23日
LP価格:4,640円(税込、送料無料)
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発売日:2018年01月26日
LP 3枚組価格:8,720円(税込、送料無料)
チェロの演奏家なら一度は手掛けたいと願う「バッハ:無伴奏チェロ組曲」。そして多くのチェリストは、作品に自己の姿を反映し、解釈を施すことで「独自のバッハ」を創り上げています。 ドイツの名手ベルガーは、バッハ作品の前にジョン・ケージの作品を置き、新しいバッハを模索します。ケージの音楽の中でもとりわけ瞑想的で、バッハ作品と類似点の多い「ONE8」から3曲を選び、コラール部分を自身の息子インマヌエルに歌わせて、組曲への始まりとするというベルガーの試み、混沌としたケージの響きの中から突如立ち上がる決然としたバッハのメロディは聴き手に強い印象をもたらし、新しい音楽を予感させるとともに、魂の浄化も行おうとする崇高なものです。
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発売日:2017年11月29日
LP価格:3,760円(税込、送料無料)
アメリカの作曲家ショーン・ヒッキーが2015年に作曲した「Pacifying Weapon」。3楽章からなるこの協奏曲は、“武器を宥める”という意味を持つタイトル通り、度重なるテロ行為や、終わることのない戦争に心を痛めたヒッキーの「平和への祈り」が込められています。 第1楽章の冒頭はリコーダーの印象的なフレーズに始まり、第2楽章では追悼の鐘の音が響き渡ります。第3楽章はパーカッションとブラスによるリズムの応酬。これをリコーダーが複雑なメロディで彩ります。時折聞こえてくるのはスコットランド民謡でしょうか。様々な要素が組み込まれた作品です。クラウセンの「リコーダー・コンチェルティーノ」での目のくらむようなペトリの名技も聴きどころです。
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発売日:2017年09月22日
LP価格:4,400円(税込、送料無料)
シャロン・ブラウナーは1969年、当時の西ベルリンに生まれた女優&歌手であり、3歳から舞台、テレビで活躍。弱冠14歳で映画「Blutiger Schnee」で主演を務め、その後30作品を超える映画に出演、のみならず脚本、監督も手掛けるという才能の持ち主です。 このアルバムは、彼女のルーツでもあるイディッシュ(ユダヤ)民謡をテーマとしたもので、彼女の両親&家族に捧げられています。セクシーかつリリカルなブラウナーのヴォーカルが心に響く興味深い1枚です。イディッシュとはいいつつもトラック2「Chassene Waltz」の原曲はイヴァノヴィチの「ドナウ川のさざなみ」であったり、トラック4は情熱的なタンゴであったりと、東西文化の融合を存分に感じます。
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発売日:2017年09月22日
LP価格:4,400円(税込、送料無料)
山岳地帯で用いられるアルプホルンの名手エリアーナ・ブルキと、ラップランドのソプラノ、カロリーナ・カンテリネン。この2人の出会いから生まれた魅力的なアルバムです。 2人を見出したのはサンフランシスコ出身の音楽家ポール(ウェグマン)・テイラー。優れた音楽家の両親と祖父を持つ彼は、若いころからヴァイオリンとホルンを学び、世界中のオーケストラと合唱団を指導していましたが、1999年の夏に訪れたフィンランドでこの地の音楽に深い感銘を受け、とりわけカンテリネンの不思議な声に強く魅了されたといい、アルプホルンとソプラノのコラボレーションを思い付いたのだそうです。このジャズとも民謡とも違うユニークな音をお楽しみください。
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発売日:2017年09月22日
LP価格:4,400円(税込、送料無料)
ユーリ・クネッツはロシアの現代作曲家&プロデューサー。このアルバムはアメリカの指揮者ホールドリッジとイギリスの録音プロデューサー、アルダー、そしてクネッツ、3人のコラボレーションから生まれた交響的作品を収録した1枚。その音楽はクラシック、ジャズ、ポップスの要素を兼ね備えており、美しく抒情的な旋律はクネッツの内的エネルギーの反映です。
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発売日:2017年06月30日
LP価格:4,080円(税込、送料無料)
1983年にアンドレア・マルコンが主宰する古楽器グループ“ソナトーリ・デ・ラ・ジョイオーサ・マルカ”に参加、バロック・ヴァイオリンの奏法をじっくり研究したというカルミニョーラ。1994年に、彼らによる「ヴィヴァルディの四季」初録音となるこのアルバムがリリースされた際、そのあまりにも自由奔放な演奏は、多くの人が抱いていた「バロック音楽=穏やかで心地よい音楽」のイメージを打ち砕くほどの衝撃を与えました。自在なテンポと大胆な強弱に加え、鋭角的なリズムで切り込んだ鮮烈な「四季」は過激なバロック音楽演奏の先駆けであり、一つの頂点です。この名盤が180g重量盤LPとして復活。音の良さも衝撃的です。
収録作曲家:
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フリッツ・ヴンダーリヒ
オペレッタを歌う[LP]Vocal Recital (Tenor): Wunderlich, Fritz - MILLÖCKER, C. / MACKEBEN, T. / LORTZING, A. / LEHÁR, F. / STRAUSS II, J.
発売日:2017年05月19日
LP価格:4,240円(税込、送料無料)
不世出のテノール歌手フリッツ・ヴンダーリヒのオペレッタ・アリア集! LPにて発売!1930年ラインラント=プファルツ州クーゼルでチェロ奏者の父とヴァイオリン奏者の母の両親の下に生まれ、幼い頃から音楽に親しんできたフリッツ・ブンダーリヒ。戦争と父の死により苦しい生活を強いられたため、正式な音楽の勉強をする機会はなかなか訪れず、20歳の時にようやくフライブルク大学でホルンと声楽を学ぶことができました。その頃にはすでに彼の美声は評判となっており、24歳の時に学内の公演で《魔笛》の主役タミーノを歌うチャンスに恵まれます。その翌年、大学を卒業する年には既にシュトゥットガルト州立歌劇場と契約を交わし、以降、バイエルン州立歌劇場、ウィーン国立歌劇場と契約し、ザルツブルク音楽祭などの多くの音楽祭に出演するほどにその才能は傑出していました。しかし、1966年9月17日、友人の別荘の階段から転落、たった35歳という短い生涯を閉じてしまいます。メトロポリタン歌劇場のデビューを目前に控えた歌手として絶頂期の最中で、世界中の人々が彼の死を惜しみ、その名声は没後50年を経ても色褪せることがありません。 このアルバムは彼が1959年から1965年まで、バイエルン放送の人気番組「ミュンヘンの日曜日」に出演した際の録音と、いくつかのスタジオ録音のオペレッタからアリアを収録した1枚。甘美で情熱的な歌唱の全てが未発表音源です。
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GLASS ESSENTIALS
グラス(1937-):
80歳を記念してGLASS, P.: Glass Essentials (Horvath) (LP release)
発売日:2017年02月24日
LP価格:3,760円(税込、送料無料)
2017年はフィリップ・グラスの生誕80年の記念年です。 この特別なLPは、彼の「エチュード」と映画音楽「めぐりあう時間たち」の抜粋曲を中心に、グラスの音楽を象徴する作品で構成されています。グラスと同じく“ミニマル・ミュージックの旗手”であるスティーヴ・ライヒが「貨物列車のようだ」と評した「MUSIC IN FIFTHS-第5の音楽」や、2007年にポール・サイモンが“ガーシュウイン賞”を受賞した際、記念演奏会でグラスが演奏した「サウンド・オブ・サイレンス」の編曲版といった、興味深い作品を聴くことができます。
収録作曲家:
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バッロ・トルコ ‐
ヴェニスからイスタンブール[LP] [ペーラ・アンサンブル]BALLO TURCO - From Venice to Istanbul (Mazzulli, Pera Ensemble, Yeşilçay)
発売日:2016年10月21日
LP 2枚組価格:4,800円(税込、送料無料)
地中海は多くの偉大な文化の発祥地であり、また東洋と西洋の文化が融合する地でもあります。15世紀に東ローマ帝国を滅ぼし、コンスタンティノポリスを征服したオスマン帝国は、その後勢力を拡大し、17世紀にはアゼルバイジャンからモロッコ、イエメンからウクライナ、ハンガリーからチェコスロバキアに至る広大な領域を手中に収めます。当時、最盛を誇っていたキョプリュリュ家ですが、1683年に当家の婿であった首相カラ・ムスタファ・パシャが敢行した第二次ウィーン包囲が失敗、16年間の戦争状態を経て、1699年に結ばれたカルロヴィッツ条約において、史上初めてオスマン帝国の領土は削減され、以降覇権はオーストリアに奪われることとなります。 さて、そんな歴史的背景のもとに様々な文化交流が行われ、文学や絵画、そして音楽においても「東洋的なテイスト」が入り込んで来たことも良く知られています。このペーラ・アンサンブルによる意欲的なアルバムは、16世紀から17世紀、トルコからイタリア、またイタリアからトルコへと渡った様々な音楽が収録されています。想像以上に複雑に入り組んでいるこれらの多彩な音楽は、当時の文化を想像させるに余りあるものです。
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発売日:2015年05月27日
LP価格:3,040円(税込、送料無料)
ベートーヴェンの弟子であり親友であったフェルディナント・リース(1784-1837)。近年再評価の著しい作曲家で、その作品の持つ魅力にはまっている人も多いのではないでしょうか? cpoレーベルでは、その人気を鑑みて、以前CDとして発売していたリースの序曲集を、新たにLPレコードとしてリリースすることを決定いたしました。LPの容量の限界もあり、CDに収録されていた全曲をそのまま移行してはおりませんが、最良の音楽を最良の音質でお楽しみいただけるという、極めて画期的なアルバムとなっています。ユニークで素晴らしい音楽をお聴きください。
収録作曲家:
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■器楽曲(チェロ)
発売日:2015年01月28日
LP 2枚組価格:4,352円(税込、送料無料)
果たして、ベートーヴェン(1770-1827)はチェロという楽器にどれほどの愛着を注いでいたのか、今となってはそれを知る由はありません。しかし、彼の残したたった5曲のチェロ・ソナタは「チェロの新約聖書」と呼ばれるほどに、現代のチェロ奏者たちにとっても大切なレパートリーとなっていることは間違いありません。彼のチェロ・ソナタは初期のOp.5の2曲と、中期の傑作Op.69の第3番、そして後期のOp.102の2曲と、作曲年代は全生涯に渡っていて、ベートーヴェンの作曲技法と精神の全てを俯瞰できる名作なのです。 この2枚組は、チェロのマヤ・ウェーバーとピアノのペール・ルンドベリがアンサンブル「デュオ・レオノーレ」を結成し、渾身の演奏を聴かせます。ここではベートーヴェンの情熱を丁寧に映し込み、ベートーヴェンが心血を注いだ音による建築物を見事に再現しています。味わうほどに深みが増す素晴らしい演奏です。
収録作曲家:
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■協奏曲
発売日:2013年12月18日
2LP価格:5,216円(税込、送料無料)
「ヘンデルのピアノ協奏曲?」それは変でる? J.S.バッハのチェンバロ協奏曲をピアノで演奏しても不自然ではないのですから、ヘンデル(1685-1759)の作品をピアノで演奏してもよいのでは。と考えたのがドイツのピアニスト、マティアス・キルシュネライトでした。彼はヘンデルのOp.4のオルガン(曲によってはハープやチェンバロで演奏可能)協奏曲集に着眼し、各曲をピアノ独奏用に置き換えたのです。 もともとこれらの協奏曲はオラトリオなどの劇場作品の幕間に演奏されたものであり、ここで使われたオルガンは小さなもので、決して壮大なものではありません。そんなオルガン・パートをピアノに置き換えるには多少のテクニックが必要でしたが、この演奏では全く違和感ないものとして仕上がっています。777837-2(SACDハイブリッド)と同内容です。
収録作曲家: