ビットナー(ジュリアス) Bittner, Julius
生没年 | 1874-1939 | 国 | オーストリア |
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辞書順 | 「ヒ」 | NML作曲家番号 | 84813 |
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ビットナー(1874-1939):
〈管弦楽作品集 第1集〉
交響詩「Vaterland - 祖国」
交響曲 第1番 ヘ短調 [ドミトリー・ヴァシリエフ(指揮)/シベリア交響楽団]BITTNER, J.: Orchestral Music, Vol. 1 (Siberian Symphony, Vasiliev)
発売日:2019年05月17日 NMLアルバム番号:TOCC0500
CD価格:2,175円(税込)
オーストリア出身のユリウス・ビットナー。後期ロマン派時代に活躍した多くの作曲家の中の一人ですが、現在ではほとんどその名前を記憶している人はいません。しかし存命当時は「ウィーンで最も成功したオペラとオペレッタ」の作曲家として人気を博していました。本業では弁護士だったビットナー、長く患っていた糖尿病の後遺症で体が不自由でしたが、彼の書く作品はどれもオーストリアのアルプス地方を舞台にした明るく楽しいものが多く、人々は親しみやすい彼の作品をとても愛していました。 このシリーズでは彼の知られざる管弦楽作品を収録。ブルックナーを思わせるシリアスな雰囲気を持つ交響詩「祖国」と荘厳な交響曲第1番のリリースは、彼の再評価を促すきっかけになることでしょう。
収録作曲家:
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〈20世紀のフォックストロット集 第1集〉
オーストリアとチェコ [ゴットリープ・ヴァリッシュ(ピアノ)]Piano Music - KRENEK, E. / BENATZKY, R. / MITTLER, F. / GROSZ, W. / EISLER, H. (20th Century Foxtrots, Vol. 1: Austria & Czechia) (G. Wallisch)
発売日:2020年02月21日 NMLアルバム番号:GP813
CD価格:1,950円(税込)
2つの世界大戦の狭間である1920年代から1930年代のいわゆる「不安の時代」、若い人たちはダンスで人生を楽しむ方法を見つけました。この頃、大流行していたのがジャズやタンゴのリズムであり、中でも全面的にジャズを用いたクシェネクの歌劇《ジョニーは演奏する》は人々にもてはやされたものの、退廃音楽の先駆的作品として、ナチス党信奉者からは排除されるなど、問題視されたことでも知られています。 今回のシリーズには、この時期に人々を魅了したジャズや、フォックストロット(ラグタイムに合わせて踊るダンス)、シミー(ジャズにあわせて肩を揺らすダンス)などを収録。第1作目は、前述の《ジョニーは演奏する》から採られたメロディを元にしたダンス曲や、アイスラー、マルティヌーなど、オーストリアとチェコの作曲家たちの作品を収録。名手ヴァリッシュの演奏による世界初録音も多数含まれる貴重な作品集です。